JPH09210629A - 面位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

面位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

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JPH09210629A
JPH09210629A JP8040468A JP4046896A JPH09210629A JP H09210629 A JPH09210629 A JP H09210629A JP 8040468 A JP8040468 A JP 8040468A JP 4046896 A JP4046896 A JP 4046896A JP H09210629 A JPH09210629 A JP H09210629A
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JP
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grating
image
wafer
fzp
surface position
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JP8040468A
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Masanori Hasegawa
雅宣 長谷川
Kyoichi Miyazaki
恭一 宮崎
Minoru Yoshii
実 吉井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ面の光軸方向の面位置情報を高精度に
検出することができる面位置検出装置及びそれを用いた
デバイスの製造方法を得ること。 【解決手段】 照明手段で照明された集光作用を有する
第1格子からの光束を結像素子で集光して被検物体面に
対して斜め方向から入射させて、該被検物体面上に該第
1格子の像を形成し、該被検物体面上の第1格子の像を
再結像素子で集光作用を有する第2格子上に結像させて
モアレ縞を形成し、該モアレ縞による集光点位置を光検
出器で検出することにより該被検物体面の面位置情報を
得ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面位置検出装置及び
それを用いたデバイスの製造方法に関し、特にレチクル
(マスク)面上に形成されているIC,LSI等の微細
な電子回路パターンを投影レンズ(投影光学系)により
ウエハ面上に投影し露光するときに該ウエハ面の該投影
レンズの光軸方向の面位置及び傾き等の面位置情報を検
出し、該ウエハを投影光学系の最良結像面に位置させる
ことにより高集積度のデバイスを製造する際に好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用の縮小投影型
の露光装置では、第1物体としてのレチクルの回路パタ
ーンを投影レンズ系により第2物体としてのウエハ上に
投影し露光している。このとき投影露光に先立って面位
置検出装置を用いてウエハ面の光軸方向の位置を検出し
て、該ウエハ面を投影レンズの最良結像面に位置するよ
うにしている。
【0003】面位置検出装置としては、従来より、投影
レンズによってマスクパターンが転写される位置に設け
た半導体ウエハ面に対して斜め方向から入射光を照射
し、その半導体ウエハ表面から斜めに反射する反射光を
検出して、その表面位置を検出する斜め入射方式の面位
置検出装置が多く用いられている。
【0004】図6は従来の面位置検出装置の概略図であ
る。同図はレチクル71面上のパターンを投影レンズ7
2によってウエハ73面に投影露光する露光装置に適用
した場合を示している。
【0005】同図において、光ファイバ75から射出さ
れた照明光は、集光レンズ76を経てパターン形成板7
7を照明している。パターン形成板77に設けたパター
ンを透過した照明光は、レンズ78、ミラー79、及び
照射対物レンズ80を経て、ウエハ73の露光面に該パ
ターンの像を投影している。このときウエハ73の露光
面にはパターン形成板77上に設けたパターンの像が投
影レンズ72の光軸AXに対して斜め方向から投影結像
される。ウエハ73で反射された照明光は、集光対物レ
ンズ81、ミラー82、及び結像レンズ83を経て受光
器84の受光面に入射し、このとき受光器84の受光面
85にはパターン形成板77上のパターンの像が再結像
されている。図中、ウエハ73が上下方向(光軸AX方
向)に動くと、パターンの像は受光面84上を左右に移
動することになり、そのパターンの位置を演算回路86
により算出することによってウエハ73の光軸AX方向
の面位置を検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す面位置検出
装置において、ウエハ73上に投影されるパターンの像
は有限の大きさを有している。このとき、そのパターン
を投影している領域内でウエハ面の反射率が局所的に異
なっていると、受光面85上のパターンの光量重心がシ
フトするため、ウエハ73の面位置検出をする際に検出
誤差が発生してくる。この誤差を低減するためには、パ
ターン像を小さくする方法があるが、あまり小さくする
とウエハ73の表面は平坦ではないため、反射光が結像
レンズ83の受光NAからけられてしまい、パターン像
からの反射光を検出することができないといった問題点
が生じてくる。
【0007】このときの検出誤差要因を多点計測による
平均化効果により軽減しようといった試みが特開平6−
283403号公報で提案されている。しかしながら、
計測面全面にわたってパターンの像を投影し、そのパタ
ーンの数だけ受光器を配置することは製造加工上大変困
難である。
【0008】本発明は斜め入射方式により物体面の面位
置情報を検出する際に、該物体面に所定のパターンを斜
方向から投影する投影手段と、該物体面に形成したパタ
ーンを斜方向から所定面上に再結像させる再結像手段の
各要素を適切に設定することにより、物体面の反射率む
らや表面形状に投影されずに面位置情報を高精度にしか
も容易に検出することができる面位置検出装置及びそれ
を用いたデバイスの製造方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の面位置検出装置
は、 (1−1)照明手段で照明された集光作用を有する第1
格子からの光束を結像素子で集光して被検物体面に対し
て斜め方向から入射させて、該被検物体面上に該第1格
子の像を形成し、該被検物体面上の第1格子の像を再結
像素子で集光作用を有する第2格子上に結像させてモア
レ縞を形成し、該モアレ縞による集光点位置を光検出器
で検出することにより該被検物体面の面位置情報を得て
いることを特徴としている。
【0010】特に、(1−1−1)前記第1格子と第2
格子は互いに焦点距離が異なる1次元ゾーンプレート又
は2次元ゾーンプレートであることを特徴としている。
【0011】本発明の投影露光装置は、 (2−1)第1物体面上のパターンを投影光学系により
第2物体面上に投影露光する際、照明手段で照明された
集光作用を有する第1格子からの光束を結像素子で集光
して該第2物体面に対して斜め方向から入射させて、該
第2物体面上に該第1格子の像を形成し、該第2物体面
上の第1格子の像を再結像素子で集光作用を有する第2
格子上に結像させてモアレ縞を形成し、該モアレ縞によ
る集光点位置を光検出器で検出することにより該第2物
体面の面位置情報を得て、これより第2物体面を該投影
光学系の光軸方向に位置調整していることを特徴として
いる。
【0012】特に、(2−1−1)前記第1格子と第2
格子は互いに焦点距離が異なる1次元ゾーンプレート又
は2次元ゾーンプレートであることを特徴としている。
【0013】本発明のデバイスの製造方法は、構成(1
−1)の面位置検出装置又は構成(2−1)の投影露光
装置を用いてレチクル面上の回路パターンをウエハ面上
に露光する工程を介してデバイスを製造していることを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の面位置検出装置の
実施形態1の要部斜視図である。本実施形態では物体と
してデバイス製造用のウエハを用いて、そのウエハ面の
垂直方向(Z方向)の面位置情報を検出する場合を示し
ている。
【0015】図1において、光源手段8から射出された
光束はコリメータレンズ9により平行光束にされ、入射
側のフレネルゾーンプレート(以下、「FZP」とい
う。)41が描画されている入射側のパターン板(第1
格子)51を照射している。光源手段8とコリメータレ
ンズ9は照明手段の一要素を構成している。パターン板
51は水晶等からなり、FZP41はその上にクロム等
で描画されている。FZP41は焦点距離f1をもつ集
光性のフレネルゾーンプレートより成っている。FZP
41とウエハ面56はレンズ系(結像素子)12に関し
て共役になっており、FZP41の像はウエハ面56上
の領域21に投影される。
【0016】15はレンズ系(再結像素子)である。5
2は射出側のパターン板(第2格子)であり、パターン
板51と同じようなガラス板より成り、その面上には焦
点距離f2をもつ集光性のフレネルゾーンプレートFZ
P42が描画されている。領域21に形成されたFZP
41の像はレンズ系15により、領域21と共役な位置
にあるパターン板52面上にFZP像43として再結像
している。尚、FZP41,42はいずれも2次元な集
光作用を有している。
【0017】レンズ系12とレンズ系15は実際には複
数のレンズで構成されている。ガラス板52上では投影
された入射側のFZP41のFZP像43と出射側のF
ZP42によってモアレ縞ZP44が形成される。26
はモアレ縞ZP44による光束の集光点(スポット)で
ある。31はセンサー面であり、スポット26の位置情
報を検出している。ガラス板52上に投影されたFZP
41のFZP像43は、ウエハ面56への光束の入射角
度が小さい場合、ウエハ面56の+ΔZ方向(ウエハ面
56と垂直方向)の変位に対しガラス板52上で約−k
ΔZだけ変位する(レンズ系15がk倍の結像系の場
合)。ウエハ面56とガラス板52が共役のウエハ共役
系の場合は、この−kがウエハ面56の面位置情報の検
出倍率となる。
【0018】本実施形態ではセンサー面31上でのスポ
ット26の変位よりウエハ面56の面位置情報を検出し
ている。このため本実施形態では、これにモアレによる
倍率βを乗算した−kβが最終的な検出倍率となってい
る。モアレの倍率βは2つのFZP41,42の焦点距
離f1とf2とから、 β=1/|1−f1/f2| により算出される。
【0019】例えば、f1=100mm,f2=102
mmとすると、β=50となる。即ち、本実施形態の面
位置検出系では通常のウエハ共役系の面位置検出系と比
べて50倍の検出感度が得られるという特徴がある。
【0020】又、レンズ系15を等倍結像系(k=1)
とすると、ウエハ面56がZ方向に+1μm変位したと
き、スポット26はセンサー面31上を−50μm変位
する。スポット26の変位を検出する検出器としては、
CCDやPSDのような位置検出センサーが使用可能で
ある。センサー31からの出力信号は、例えばステップ
アンドリピート方式の半導体露光装置においては、ステ
ージの高さ、傾斜を修正するための補正信号として、ま
たステップアンドスキャン方式の露光装置においては、
それらを制御するための目標値信号として利用してい
る。
【0021】本実施形態では以上のように、2つのFZ
P41,42を利用することにより、ウエハ面56の面
位置情報を高精度に検出している。又、本実施形態では
センサー31面上のスポット26にとってウエハ表面5
6と瞳面と共役になっている。ウエハ共役系において
は、ウエハ表面56の反射率むらは直接検出光の輝度む
らとなるため、ウエハ面の高さ検出エラーを原理的にな
くすことが難しい。ところが本実施形態においては、ウ
エハ面と参照パターン面は共役になっているため、再結
像したFZP像43は反射率むらが生じるが、最終的な
センサー31面上でのスポット26の発生する位置はF
ZP像43の位置と出射側のFZP42の位置のみの関
数で表わされるため、ウエハ面の反射率むらの影響を原
理的に受けないといった利点がある。
【0022】又、本実施形態では被測定面の面情報が計
測スポット26の位置情報に集約されるため(平均化さ
れるため)、測定点の数だけスリットやセンサーを配置
することなく、面位置検出用の計測系の配置が容易であ
るといった効果もある。
【0023】またこのようにウエハ面の反射率むらや表
面形状に影響を受けにくい信号がセンサー面31に投影
されるため、その面位置検出のための複雑な処理が不要
となり、ステップアンドスキャンのように高速な処理が
要求される面位置検出装置にとっては特に好適である。
【0024】図2は本発明の面位置検出装置の実施形態
2の要部斜視図である。本実施形態は、図1の実施形態
1に比べて2次元的なゾーンプレートを用いる代わりに
Z方向にのみパワーを有する1次的なゾーンプレート4
6,47を用いていること、出射側のFZP47の後方
にX方向にパワーを有するシリンドリカルレンズ19を
設けていること、そしてこれによりウエハ面56の面位
置情報の検出をしている点が異なっているだけであり、
モアレ縞を利用した検出原理や検出倍率等、その他の基
本的な構成は同じである。
【0025】本実施形態ではシリンドリカルレンズ19
のレンズ作用によりX方向の高さ情報を積分し、結果と
してウエハ面56上の2次元の計測エリア22の平均高
さをラインセンサ32上の計測スポット27の位置の関
数として求めている。FZP46,47を1次元化する
ことのメリットは検出方向(Z)以外の方向への敏感度
をなくせることと、矩形のエリアを照明しやすいことで
ある。特にステップアンドスキャンの露光装置において
は、露光光の照明領域が矩形に近い形になるため、面位
置検出装置の検出領域もそれに近い形となることが望ま
しい。
【0026】図3は本発明の面位置検出装置をデバイス
製造用のステップアンドリピート方式又はステップアン
ドスキャン方式の投影露光装置に適用したときの実施形
態3の要部概略図である。
【0027】同図においては、露光照明系3からの露光
光でレチクルステージ2に載置したレチクル1を照明
し、レチクル1面上の回路パターンを投影光学系4でウ
エハチャック6に載置したウエハ5面上にステップアン
ドリピート方式又はステップアンドスキャン方式で順次
投影露光している。ステップアンドスキャン方式のとき
はレチクルステージ2又は/及びウエハステージ7を同
期させて光軸と直交する方向に走査させて行っている。
面位置検出装置は図1又は図2に示す構成より成り、ウ
エハ5面の光軸方向(Z方向)の面位置情報を検出し、
該検出結果に基づいて駆動手段(不図示)でXYZステ
ージ7を駆動させて、これによりウエハ5を投影光学系
4の最良結像面に位置合わせをしている。
【0028】面位置検出装置としての構成は、図1又は
図2に示す構成を用いている。即ち、光源手段8とコリ
メータレンズ9より成る照明手段からの光束でパターン
板51(53)のFZP41(46)を照明している。
レンズ系12はFZP41(46)をミラー11,13
を介してウエハ5面上に斜方向から結像している。レン
ズ系15はウエハ5面上のFZP41(46)の像を斜
方向からミラー14,16を介してFZP52(47)
面上に再結像し、これによりモアレ縞を形成している。
センサー31(32)はモアレ縞から生じるスポットの
位置を検出している。シリンドリカルレンズ19は1次
元のFZP46,47を用いたときに光路中に装着して
いる。
【0029】本実施形態では以上の各要素を用いること
により、図1又は図2に示す面位置検出原理に基づいて
ウエハ5の光軸方向(Z方向)の面位置情報を検出して
いる。
【0030】図4はステップアンドリピート方式の投影
露光装置において、ウエハ面上の露光領域57に対する
面位置情報の検出領域S1〜S5を示す説明図である。
【0031】本実施形態は従来のスリット像投影検出方
式と比べて検出領域が拡がっている。面位置検出は5点
の平均値を算出している。またX方向の傾きωxの検出
は領域S1+領域S2と領域S4+領域S5からの出力
を比較することによって行っている。またY方向の傾き
ωyは領域S1+領域S4と領域S2+領域S5からの
出力を比較することによって行っている。尚、図4
(B)のように各計測エリアを更に拡げて各計測領域が
オーバーラップするようにしても良い。
【0032】図5はステップアンドスキャン方式の投影
露光装置において、ウエハ面上の露光領域56に対する
面位置情報の検出領域S1〜S3を示す説明図である。
【0033】本実施形態のステップアンドスキャン方式
の投影露光装置の場合、露光領域56が矩形になるので
面位置検出領域も矩形になるようにしている。面位置検
出は領域S1〜S3までの平均値を算出することによっ
て行っている。X方向の傾きωxの計測は領域S1と領
域S3との比較によって行っている。Y方向の傾きωy
はスキャン方向(この場合はX方向)に面位置を制御す
ることにより自動的に補償されるため本実施形態ではあ
えて記載していない。図5(B)は図5(A)の計測領
域を一部オーバーラップさせた場合、図5(C)はAF
(オートフォーカス)計測時とステージを所望の高さ、
傾きに制御するまでにディレイがある場合、その間ステ
ージが走行する距離dだけAF計測点をずらして配置し
た場合を示している。この場合、ステージ移動方向はX
の正の方向である。
【0034】図4,図5では測定点が5点と3点となっ
ているが、目的に応じて計測点数と配置は当然変わり得
るものである。また面位置情報の検出値として各点の平
均値を算出するとしたが、露光像面が平面でない場合な
どは各点の値を参照しながら最適像面にウエハ面を合わ
せ込むようにしても良い。
【0035】以上説明した各実施形態では、本発明を縮
小型の投影露光装置に適用した場合を示したが、本発明
は図3に示した装置以外のタイプの露光装置、例えば投
影ミラー系によりパターン像を投影する装置や、レンズ
及びミラーで構成した投影光学系によりパターン像を投
影する装置等にも適用できる。また本発明は光学式の露
光装置以外の、例えば電子ビームと電子レンズとを使用
して、回路パターンを描画したり或いは回路パターンを
投影したりする電子ビーム露光装置やX線露光装置にも
同様に適用することができる。また本発明は露光装置以
外の面位置検出が要求される光学機器にも同様に適用す
ることができる。
【0036】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施例を説明する。
【0037】図7は半導体デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造の
フローを示す。
【0038】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0039】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0040】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0041】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0042】図8は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。
【0043】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0044】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0045】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製造
することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、斜め入射
方式により物体面の面位置情報を検出する際に、該物体
面に所定のパターンを斜方向から投影する投影手段と、
該物体面に形成したパターンを斜方向から所定面上に再
結像させる再結像手段の各要素を適切に設定することに
より、物体面の反射率むらや表面形状に投影されずに面
位置情報を高精度にしかも容易に検出することができる
面位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法を
達成することができる。
【0047】特に本発明によれば、入射側のパターン板
上の第1焦点距離を有する第1のゾーンプレートの像を
ウエハ面上に投影し、その像をさらに射出側のパターン
板上の第2の焦点距離を有する第2のゾーンプレート上
に導き、第1のゾーンプレートの像と第2のゾーンプレ
ートによって発生するモアレ縞ゾーンプレートの集光点
位置を検出することにより、ウエハ面の反射率むらや表
明形状の影響を受けにくい高速処理が可能な面位置検出
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面位置検出装置の実施形態1の要部斜
視図
【図2】本発明の面位置検出装置の実施形態2の要部斜
視図
【図3】本発明の面位置検出装置を投影露光装置に適用
したときの実施形態3の要部概略図
【図4】本発明をステップアンドリピート方式の露光装
置に適用した場合の計測点配置の例
【図5】本発明をステップアンドスキャン方式の露光装
置に適用した場合の計測点配置の例
【図6】従来の面位置検出装置の概略図
【図7】本発明のデバイスの製造方法のフローチャート
【図8】本発明のデバイスの製造方法のフローチャート
【符号の説明】
1 レチクル 2 レチクルスキャンステージ 3 露光光源 4 縮小投影レンズ 5 ウエハ 6 ウエハチャック 7 レチクルスキャンステージ 8 光源手段 9 コリメータレンズ 11,13,14,16 ミラー 12,15 レンズ系 19 シリンドリカルレンズ 31 2次元センサー 32 1次元センサー 41 入射側2次元ゾーンプレート 42 出射側2次元ゾーンプレート 46 入射側1次元ゾーンプレート 47 出射側1次元ゾーンプレート 51,53 入射側パターン板 52,54 出射側パターン板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段で照明された集光作用を有する
    第1格子からの光束を結像素子で集光して被検物体面に
    対して斜め方向から入射させて、該被検物体面上に該第
    1格子の像を形成し、該被検物体面上の第1格子の像を
    再結像素子で集光作用を有する第2格子上に結像させて
    モアレ縞を形成し、該モアレ縞による集光点位置を光検
    出器で検出することにより該被検物体面の面位置情報を
    得ていることを特徴とする面位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1格子と第2格子は互いに焦点距
    離が異なる1次元ゾーンプレート又は2次元ゾーンプレ
    ートであることを特徴とする請求項1の面位置検出装
    置。
  3. 【請求項3】 第1物体面上のパターンを投影光学系に
    より第2物体面上に投影露光する際、照明手段で照明さ
    れた集光作用を有する第1格子からの光束を結像素子で
    集光して該第2物体面に対して斜め方向から入射させ
    て、該第2物体面上に該第1格子の像を形成し、該第2
    物体面上の第1格子の像を再結像素子で集光作用を有す
    る第2格子上に結像させてモアレ縞を形成し、該モアレ
    縞による集光点位置を光検出器で検出することにより該
    第2物体面の面位置情報を得て、これより第2物体面を
    該投影光学系の光軸方向に位置調整していることを特徴
    とする投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1格子と第2格子は互いに焦点距
    離が異なる1次元ゾーンプレート又は2次元ゾーンプレ
    ートであることを特徴とする請求項3の投影露光装置。
  5. 【請求項5】 レチクル面上の回路パターンをウエハ面
    上に露光する工程を介してデバイスを製造する際、請求
    項1又は2の面位置検出装置を用いてウエハ面上の面位
    置情報を検出する工程を利用していることを特徴とする
    デバイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 レチクル面上の回路パターンをウエハ面
    上に露光する工程を介してデバイスを製造する際、請求
    項3又は4の投影露光装置を用いていることを特徴とす
    るデバイスの製造方法。
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