JPH09210510A - 吸収式熱源装置における不凝縮性ガスの抽気装置 - Google Patents

吸収式熱源装置における不凝縮性ガスの抽気装置

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JPH09210510A
JPH09210510A JP2073296A JP2073296A JPH09210510A JP H09210510 A JPH09210510 A JP H09210510A JP 2073296 A JP2073296 A JP 2073296A JP 2073296 A JP2073296 A JP 2073296A JP H09210510 A JPH09210510 A JP H09210510A
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JP
Japan
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gas
absorber
storage tank
gas storage
liquid
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Pending
Application number
JP2073296A
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English (en)
Inventor
Takashi Onishi
尚 大西
Yukio Hiranaka
幸男 平中
Nobuo Hatanaka
宣夫 幡中
Tetsuji Horie
哲治 堀江
Katsuo Iwata
克男 岩田
Masaharu Kodera
雅晴 古寺
Akio Iwamoto
皓夫 岩本
Takeshi Yano
猛 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニアガスを処理する処理装置を必要と
しない吸収式熱源装置における不凝縮性ガスの抽気装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 吸収式冷凍装置の吸収器1内にて発生す
る不凝縮性ガスである水素ガスを抽気する抽気装置であ
って、ガス貯溜タンク11と、このガス貯溜タンク11内に
配置されるとともにガス排出管12を介して吸収器1内の
水素ガスを吸引するエジェクタ13と、このエジェクタ13
に駆動液として吸収器1から再生器に移送される濃吸収
液を供給する分岐管4と、上記ガス貯溜タンク11内に溜
った濃吸収液を吸収器1に戻すための戻し管17とから構
成し、かつ上記濃吸収液の一部を、ガス貯溜タンク11内
の上部に設けられた液分散管18から落下させるように構
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式熱源装置に
おける不凝縮性ガスの抽気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸収式熱源装置には、冷媒液を
蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気
を吸収液に吸収する吸収器と、この吸収器で冷媒蒸気を
吸収して濃度が濃くなった濃吸収液を加熱して冷媒蒸気
を分離するとともに希吸収液を得る再生器と、この再生
器で分離された冷媒蒸気を凝縮させて冷媒液を得る凝縮
器が具備されている。
【0003】ところで、この吸収式熱源装置の吸収液と
しては、臭化リチウム水溶液またはアンモニア水溶液が
使用されており、このため、水の水酸化イオンと鉄製管
壁の鉄分とが反応して酸化鉄が生成する。
【0004】したがって、吸収液の移動系内で、特に吸
収器内で水素イオンが増加し、不凝縮性ガスである水素
ガスが徐々に溜ってしまうという問題があり、このた
め、この不凝縮性ガスである水素ガスを抽気するための
抽気装置が具備されていた。
【0005】従来、この抽気装置は、図2に示すよう
に、ガス貯溜タンク61と、このガス貯溜タンク61内
に配置されるとともにガス排出管62を介して吸収器5
1内の不凝縮性ガスである水素ガスを吸引するエジェク
タ63と、上記ガス貯溜タンク61の上部に接続される
とともに途中に電磁弁64および真空ポンプ65が設け
られたガス抜出管66とから構成されており、またエジ
ェクタ63を駆動するための液体としては、吸収器51
から再生器(図示せず)に移送される濃吸収液が使用さ
れる。すなわち、途中に溶液ポンプ52を有して吸収器
51から再生器に濃吸収液を移送する濃吸収液移送管5
3の途中とエジェクタ63とが分岐管54により接続さ
れている。なお、ガス貯溜タンク61内の溜ったアンモ
ニア水溶液は、戻し管55により吸収器51内に戻され
る。
【0006】したがって、吸収器51内の水素ガスを抽
気する場合、溶液ポンプ52により移送される濃吸収液
を分岐管54を介してエジェクタ63に供給することに
より、吸収器51内の水素ガスを、一旦、ガス貯留タン
ク61内に導く。ここで、水素ガスと一緒に導かれたア
ンモニア水が分離されて下方に溜められる。この状態
で、電磁弁64が開かれて真空ポンプ65を駆動して、
ガス抜出管66からガス貯溜タンク61内の水素ガスが
外部に放出されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の抽気装置に
よると、ガス貯溜タンク61内から水素ガスを抜き出す
際に、どうしてもアンモニアガス(アンモニア蒸気)も
一緒に抜き出されるため、アンモニアガスを処理しなけ
ればならず、処理装置を必要とする問題があった。
【0008】そこで、本発明は、アンモニアガスを処理
する処理装置を必要としない吸収式熱源装置における不
凝縮性ガスの抽気装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の吸収式熱源装置における不凝縮性ガスの抽
気装置は、吸収器、蒸発器、凝縮器、再生器を有すると
ともに吸収液としてアンモニア水溶液を使用する吸収式
熱源装置の上記吸収器内にて発生する不凝縮性ガスを抽
気する抽気装置であって、ガス貯溜タンクと、このガス
貯溜タンク内に配置されるとともにガス排出管を介して
吸収器内の不凝縮性ガスを吸引するエジェクタと、この
エジェクタに駆動液として吸収器から再生器に移送され
る濃吸収液を供給するための駆動液供給管と、上記ガス
貯溜タンク内に溜った濃吸収液を吸収器に戻すための戻
し管とから構成し、かつ上記濃吸収液の一部を、ガス貯
溜タンク内の上部に設けられた液分散管から落下させる
ように構成したものである。
【0010】上記の構成によると、ガス貯溜タンク内の
上部に濃吸収液を分散落下させるようにしたので、吸収
器からガス貯溜タンク内に排出されたガス中に含まれる
アンモニアガスが濃吸収液に吸収される。このため、ガ
ス貯溜タンクから不凝縮性ガスを抜き出す際に、アンモ
ニアガスは殆ど含まれない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る抽気装置を、図面に基づき説明する。本実施の形態に
おける抽気装置は、吸収式冷凍機(吸収式熱源装置の一
例)に具備されるものについて説明する。
【0012】なお、吸収式冷凍機には、冷媒液(例えば
アンモニア)を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸発
された冷媒蒸気(アンモニア蒸気)を吸収液に吸収する
吸収器と、この吸収器で冷媒蒸気を吸収して濃度が濃く
なった濃吸収液を加熱して冷媒蒸気を分離して濃度の薄
い希吸収液を得るための再生器と、この再生器で分離さ
れた冷媒蒸気を凝縮させて冷媒液を得る凝縮器とが具備
され、蒸発器における気化熱により、被冷却流体を冷却
するようにしたものである。なお、加熱源として使用す
る場合には、吸収器および凝縮器の熱が利用される。
【0013】そして、この吸収式冷凍機には、例えば吸
収器内で発生した不凝縮性ガスすなわち水素ガスを、抽
気するための抽気装置が具備されている。この抽気装置
は、図1に示すように、ガス貯溜タンク11と、このガ
ス貯溜タンク11内に配置されるとともにガス排出管1
2を介して吸収器1内の不凝縮性ガスである水素ガスを
吸引するエジェクタ13と、上記ガス貯溜タンク11の
上部に接続されるとともに途中に電磁弁14および真空
ポンプ15が設けられたガス抜出管16とから構成され
ている。
【0014】また、上記エジェクタ13を駆動するため
の液体としては、吸収器1から再生器(図示せず)に移
送される濃吸収液が使用される。すなわち、途中に溶液
ポンプ2を有して吸収器1から再生器に濃吸収液を移送
する濃吸収液移送管3の途中とエジェクタ13とが分岐
管(駆動液供給管)4により接続されている。なお、ガ
ス貯溜タンク11内に溜ったアンモニア水溶液は、戻し
管17により吸収器1内に戻される。
【0015】そして、さらに上記ガス貯溜タンク11内
の上部には、液体を分散落下させるための液分散管18
が配置されるとともに、この液分散管18と上記分岐管
4とが接続管19により接続され、さらにこの接続管1
9の途中には、濃吸収液をブラインにより冷却するため
の冷却器20が設けられている。
【0016】したがって、吸収器1内の不凝縮性ガスで
ある水素ガスを抽気する場合、溶液ポンプ2により移送
される濃吸収液を分岐管4を介してエジェクタ13に供
給することにより、吸収器1内の水素ガスを、一旦、ガ
ス貯留タンク11内に導く。このとき、接続管19を介
して供給されるとともに冷却器20で冷却された濃吸収
液が液分散管18から、ガス貯溜タンク11内に分散落
下される。
【0017】そして、この分散落下された濃吸収液は、
ガス貯溜タンク11内のアンモニアガス(アンモニア蒸
気)を吸収して、下部に溜ることになる。すなわち、ガ
ス貯溜タンク11内のアンモニアガスが吸収除去され
る。
【0018】したがって、この状態で、電磁弁14を開
くとともに真空ポンプ15を駆動すれば、ガス貯溜タン
ク11内に残った水素ガスだけを外部に抜き出すことが
できる。すなわち、従来のように、アンモニアガスが外
部に殆ど放出されることが無くなるので、アンモニアガ
スの処理装置などを必要としない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ガ
ス貯溜タンク内の上部に濃吸収液を分散落下させるよう
にしたので、吸収器からガス貯溜タンク内に排出された
ガス中に含まれるアンモニアガスが濃吸収液に吸収さ
れ、したがってガス貯溜タンクから不凝縮性ガスを抜き
出す際に、アンモニアガスは殆ど含まれないので、アン
モニアガスの処理装置などを不要にし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における抽気装置の概略構
成を示す図である。
【図2】従来例における抽気装置の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 吸収器 3 濃吸収液移送管 4 分岐管 11 ガス貯溜タンク 12 ガス排出管 13 エジェクタ 14 電磁弁 15 真空ポンプ 16 ガス抜出管 17 戻し管 18 液分散管 19 接続管 20 冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平中 幸男 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 幡中 宣夫 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 堀江 哲治 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 岩田 克男 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 古寺 雅晴 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岩本 皓夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 矢野 猛 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収器、蒸発器、凝縮器、再生器を有する
    とともに吸収液としてアンモニア水溶液を使用する吸収
    式熱源装置の上記吸収器内にて発生する不凝縮性ガスを
    抽気する抽気装置であって、ガス貯溜タンクと、このガ
    ス貯溜タンク内に配置されるとともにガス排出管を介し
    て吸収器内の不凝縮性ガスを吸引するエジェクタと、こ
    のエジェクタに駆動液として吸収器から再生器に移送さ
    れる濃吸収液を供給するための駆動液供給管と、上記ガ
    ス貯溜タンク内に溜った濃吸収液を吸収器に戻すための
    戻し管とから構成し、かつ上記濃吸収液の一部を、ガス
    貯溜タンク内の上部に設けられた液分散管から落下させ
    るように構成したことを特徴とする吸収式熱源装置にお
    ける不凝縮性ガスの抽気装置。
JP2073296A 1996-02-07 1996-02-07 吸収式熱源装置における不凝縮性ガスの抽気装置 Pending JPH09210510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002006740A1 (fr) * 2000-07-13 2002-01-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Éjecteur et machine à réfrigérer
CN108413665A (zh) * 2018-04-26 2018-08-17 东南大学 氨水吸收式制冷系统中不凝性气体与氨气的分离装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002006740A1 (fr) * 2000-07-13 2002-01-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Éjecteur et machine à réfrigérer
US6622495B2 (en) 2000-07-13 2003-09-23 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Ejector and refrigerating machine
CN108413665A (zh) * 2018-04-26 2018-08-17 东南大学 氨水吸收式制冷系统中不凝性气体与氨气的分离装置

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