JPH09210486A - ヒートポンプ式冷暖房装置 - Google Patents
ヒートポンプ式冷暖房装置Info
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- JPH09210486A JPH09210486A JP2255396A JP2255396A JPH09210486A JP H09210486 A JPH09210486 A JP H09210486A JP 2255396 A JP2255396 A JP 2255396A JP 2255396 A JP2255396 A JP 2255396A JP H09210486 A JPH09210486 A JP H09210486A
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Abstract
(57)【要約】
熱源機の効率低下を招いたり、熱源機の回転数低下を招
いたりすることなく冷暖房能力を制御することのできる
冷暖房装置を提供する。 【解決手段】 低温熱交換器８と中温熱交換器５，６と
を有する熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中
温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱
交換器、及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷
暖房するヒートポンプ式冷暖房装置において、冷暖房能
力の調整時に、低温側の熱媒体と高温側の熱媒体との間
で熱交換させる能力調整手段を設けたものである。
いたりすることなく冷暖房能力を制御することのできる
冷暖房装置を提供する。 【解決手段】 低温熱交換器８と中温熱交換器５，６と
を有する熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中
温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱
交換器、及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷
暖房するヒートポンプ式冷暖房装置において、冷暖房能
力の調整時に、低温側の熱媒体と高温側の熱媒体との間
で熱交換させる能力調整手段を設けたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源機を有するヒ
ートポンプ式冷暖房装置の改良に関する。
ートポンプ式冷暖房装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、低温熱交換器と中温熱交換器と
を有する熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中
温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱
交換器、及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷
暖房するヒートポンプ式冷暖房装置は知られている。こ
の種のものでは、一般に燃焼器を用いて熱源機を駆動し
ているが、この燃焼器を用いて駆動するものでは、圧縮
機を用いた通常の空気調和機に比べると冷暖房能力の調
整が困難になるという問題がある。
を有する熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中
温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱
交換器、及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷
暖房するヒートポンプ式冷暖房装置は知られている。こ
の種のものでは、一般に燃焼器を用いて熱源機を駆動し
ているが、この燃焼器を用いて駆動するものでは、圧縮
機を用いた通常の空気調和機に比べると冷暖房能力の調
整が困難になるという問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般的な能力制御にあ
っては、燃焼器の燃焼量制御であったり、熱源機内部の
作動ガス圧力制御であったりするが、いずれのものも熱
源機の効率低下を招いたり、熱源機の回転数低下を招い
たりして好ましくなく、この熱源機の回転数低下を招く
と、共振点通過により大きな振動が発生するなどの問題
がある。また、燃焼器の燃焼量を制御する場合には、燃
焼幅の大きな燃焼器が必要になり、製造に要するコスト
が増大するなどの問題がある。
っては、燃焼器の燃焼量制御であったり、熱源機内部の
作動ガス圧力制御であったりするが、いずれのものも熱
源機の効率低下を招いたり、熱源機の回転数低下を招い
たりして好ましくなく、この熱源機の回転数低下を招く
と、共振点通過により大きな振動が発生するなどの問題
がある。また、燃焼器の燃焼量を制御する場合には、燃
焼幅の大きな燃焼器が必要になり、製造に要するコスト
が増大するなどの問題がある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記課題を解消
し、熱源機の効率低下を招いたり、熱源機の回転数低下
を招いたりすることなく冷暖房能力を制御することので
きるヒートポンプ式冷暖房装置を提供することにある。
し、熱源機の効率低下を招いたり、熱源機の回転数低下
を招いたりすることなく冷暖房能力を制御することので
きるヒートポンプ式冷暖房装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
低温熱交換器と中温熱交換器とを有する熱源機を備え、
この熱源機の低温熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱
交換される熱媒体を、室外側熱交換器、及び室内側熱交
換器に循環させて被調和室を冷暖房するヒートポンプ式
冷暖房装置において、冷暖房能力の調整時に、低温側の
熱媒体と高温側の熱媒体との間で熱交換させる能力調整
手段を設けたことを特徴とするものである。
低温熱交換器と中温熱交換器とを有する熱源機を備え、
この熱源機の低温熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱
交換される熱媒体を、室外側熱交換器、及び室内側熱交
換器に循環させて被調和室を冷暖房するヒートポンプ式
冷暖房装置において、冷暖房能力の調整時に、低温側の
熱媒体と高温側の熱媒体との間で熱交換させる能力調整
手段を設けたことを特徴とするものである。
【０００６】請求項２記載の発明は、低温熱交換器と中
温熱交換器とを有する熱源機を備え、この熱源機の低温
熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体
を、室外側熱交換器、及び室内側熱交換器に循環させて
被調和室を冷暖房するヒートポンプ式冷暖房装置におい
て、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器に戻る低温熱
媒体と中温熱交換器に戻る高温熱媒体との間で熱交換さ
せる能力調整用熱交換器を設けたことを特徴とするもの
である。
温熱交換器とを有する熱源機を備え、この熱源機の低温
熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体
を、室外側熱交換器、及び室内側熱交換器に循環させて
被調和室を冷暖房するヒートポンプ式冷暖房装置におい
て、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器に戻る低温熱
媒体と中温熱交換器に戻る高温熱媒体との間で熱交換さ
せる能力調整用熱交換器を設けたことを特徴とするもの
である。
【０００７】請求項３記載の発明は、低温熱交換器と中
温熱交換器とを有する熱源機を備え、この熱源機の低温
熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体
を、室外側熱交換器、及び室内側熱交換器に循環させて
被調和室を冷暖房するヒートポンプ式冷暖房装置におい
て、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器から送り出さ
れる低温熱媒体と中温熱交換器から送り出される高温熱
媒体との間で熱交換させる能力調整用熱交換器を設けた
ことを特徴とするものである。
温熱交換器とを有する熱源機を備え、この熱源機の低温
熱交換器と中温熱交換器とを通じて熱交換される熱媒体
を、室外側熱交換器、及び室内側熱交換器に循環させて
被調和室を冷暖房するヒートポンプ式冷暖房装置におい
て、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器から送り出さ
れる低温熱媒体と中温熱交換器から送り出される高温熱
媒体との間で熱交換させる能力調整用熱交換器を設けた
ことを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を添
付図面に従って説明する。
付図面に従って説明する。
【０００９】図１は、ヒ−トポンプ式冷暖房装置の一実
施形態である空気調和機を構成する冷温水供給回路を示
している。この回路には熱源機として、ヴィルミエサイ
クルを利用した熱ガス機関１が使用されている。
施形態である空気調和機を構成する冷温水供給回路を示
している。この回路には熱源機として、ヴィルミエサイ
クルを利用した熱ガス機関１が使用されている。
【００１０】このヴィルミエサイクル熱ガス機関１自体
は公知であり、詳細な説明は省略するが、互いに直交配
置された高温側ピストン２と低温側ピストン３とを備
え、これらがヘリウム等の作動ガスを封入した容器内に
収納されている。容器内部は、高温室１２と中温室１
３、１４と低温室１５とに分かれている。また、加熱器
１６を有しており、加熱器１６は燃焼器１１により加熱
される。
は公知であり、詳細な説明は省略するが、互いに直交配
置された高温側ピストン２と低温側ピストン３とを備
え、これらがヘリウム等の作動ガスを封入した容器内に
収納されている。容器内部は、高温室１２と中温室１
３、１４と低温室１５とに分かれている。また、加熱器
１６を有しており、加熱器１６は燃焼器１１により加熱
される。
【００１１】両ピストン２，３は、例えば高温側ピスト
ン２が上死点へ向かう中間の位置へ到達するときには、
低温側ピストン３は、右死点に達する等のように、互い
に９０℃位相をずらして動作可能に、モータ９で駆動さ
れるクランク１０を介してつながれている。高温側ピス
トン２と低温側ピストン３とが動作すると、封入された
作動ガスが、高温再生器４と低温再生器７を通って移動
し、これらの再生器４，７を通過する際に、加熱された
り冷却されたりすることで作動ガスが昇圧されたり減圧
されたりする。例えば、高温室１２の作動ガスが高温再
生器４を通って中温室１３に移動するときには、作動ガ
スは高温再生器４に熱を蓄える。また、作動ガスが高温
再生器４から高温室１２に戻るとき、高温再生器４に蓄
えられた熱が作動ガスに戻される。
ン２が上死点へ向かう中間の位置へ到達するときには、
低温側ピストン３は、右死点に達する等のように、互い
に９０℃位相をずらして動作可能に、モータ９で駆動さ
れるクランク１０を介してつながれている。高温側ピス
トン２と低温側ピストン３とが動作すると、封入された
作動ガスが、高温再生器４と低温再生器７を通って移動
し、これらの再生器４，７を通過する際に、加熱された
り冷却されたりすることで作動ガスが昇圧されたり減圧
されたりする。例えば、高温室１２の作動ガスが高温再
生器４を通って中温室１３に移動するときには、作動ガ
スは高温再生器４に熱を蓄える。また、作動ガスが高温
再生器４から高温室１２に戻るとき、高温再生器４に蓄
えられた熱が作動ガスに戻される。
【００１２】また、外部との熱のやり取りは、中温室と
接続する中温熱交換器５，６及び低温室と接続する低温
熱交換器８が行う。例えば、加熱器１６が高温室１２の
作動ガスに熱を与え、中温室１３，１４の作動ガスが中
温熱交換器５，６において放熱するとともに、低温室１
５の作動ガスが低温熱交換器８において吸熱する。
接続する中温熱交換器５，６及び低温室と接続する低温
熱交換器８が行う。例えば、加熱器１６が高温室１２の
作動ガスに熱を与え、中温室１３，１４の作動ガスが中
温熱交換器５，６において放熱するとともに、低温室１
５の作動ガスが低温熱交換器８において吸熱する。
【００１３】すなわち、低温熱交換器８は本熱ガス機関
１の吸熱部を構成し、中温熱交換器５，６は本熱ガス機
関１の放熱部を構成する。
１の吸熱部を構成し、中温熱交換器５，６は本熱ガス機
関１の放熱部を構成する。
【００１４】この実施の形態によれば、熱ガス機関１の
低温熱交換器（吸熱部）８、及び中温熱交換器（放熱
部）５，６を利用してなる空気調和機１００が提供され
る。この空気調和機１００は、熱ガス機関１と室内機２
００と室外機３００とからなる。室内機２００内には室
内熱交換器２０１が配設され、室外機３００内には室外
熱交換器３００が配設されている。２０３は室内ファ
ン、３０３は室外ファンである。低温熱交換器（吸熱
部）８と室内熱交換器２０１は、管路２１と四方弁６１
と管路２２によりつながれ、さらに室内熱交換器２００
と低温熱交換器（吸熱部）８は、管路２３と四方弁６２
と管路２４によりつながれている。
低温熱交換器（吸熱部）８、及び中温熱交換器（放熱
部）５，６を利用してなる空気調和機１００が提供され
る。この空気調和機１００は、熱ガス機関１と室内機２
００と室外機３００とからなる。室内機２００内には室
内熱交換器２０１が配設され、室外機３００内には室外
熱交換器３００が配設されている。２０３は室内ファ
ン、３０３は室外ファンである。低温熱交換器（吸熱
部）８と室内熱交換器２０１は、管路２１と四方弁６１
と管路２２によりつながれ、さらに室内熱交換器２００
と低温熱交換器（吸熱部）８は、管路２３と四方弁６２
と管路２４によりつながれている。
【００１５】また、中温熱交換器（放熱部）５と室外熱
交換器３０１は、管路３１と四方弁６１と管路３２によ
りつながれ、さらに室外熱交換器３０１と中温熱交換器
（放熱部）６は、管路３３と四方弁６２と管路３４によ
りつながれている。また、中温熱交換器（放熱部）５と
６は、管路３５によりつながれている。管路を循環する
熱媒体としては、例えば水が用いられている。Ｐはポン
プである。
交換器３０１は、管路３１と四方弁６１と管路３２によ
りつながれ、さらに室外熱交換器３０１と中温熱交換器
（放熱部）６は、管路３３と四方弁６２と管路３４によ
りつながれている。また、中温熱交換器（放熱部）５と
６は、管路３５によりつながれている。管路を循環する
熱媒体としては、例えば水が用いられている。Ｐはポン
プである。
【００１６】このようなものにあって、この実施の形態
によれば、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器８に戻
る低温熱媒体（冷水）と中温熱交換器５，６に戻る高温
熱媒体（温水）との間で熱交換させる能力調整用熱交換
器１５０が設けられる。この能力調整用熱交換器１５０
は、第一の流量調整弁としての三方弁１５１を介して管
路２４につながり、第二の流量調整弁としての三方弁１
５２を介して管路３４につながる。なお、この場合の流
量調整弁は三方弁１５１，１５２に限定されるものでは
なく、流量をリニアに調整しながら切り換えるものでも
良い。。
によれば、冷暖房能力の調整時に、低温熱交換器８に戻
る低温熱媒体（冷水）と中温熱交換器５，６に戻る高温
熱媒体（温水）との間で熱交換させる能力調整用熱交換
器１５０が設けられる。この能力調整用熱交換器１５０
は、第一の流量調整弁としての三方弁１５１を介して管
路２４につながり、第二の流量調整弁としての三方弁１
５２を介して管路３４につながる。なお、この場合の流
量調整弁は三方弁１５１，１５２に限定されるものでは
なく、流量をリニアに調整しながら切り換えるものでも
良い。。
【００１７】つぎに、この実施の形態の作用について説
明する。冷房運転時には、燃焼器１１の点火により熱ガ
ス機関１が作動し、中温熱交換器（放熱部）５，６から
放熱されるとともに、低温熱交換器（吸熱部）８が吸熱
される。また、四方弁６１，６２は図１において実線で
示すように切り替えられる。この場合、低温熱交換器
（吸熱部）８で吸熱された冷水は、管路２１、四方弁６
１、管路２２を通じて室内熱交換器２０１に流れ、そこ
で熱交換を行い、室内ファン２０３を回転させることに
より室内に冷風を送り出した（冷房）後、管路２３、四
方弁６２、管路２４を通じて低温熱交換器（吸熱部）８
に戻る。
明する。冷房運転時には、燃焼器１１の点火により熱ガ
ス機関１が作動し、中温熱交換器（放熱部）５，６から
放熱されるとともに、低温熱交換器（吸熱部）８が吸熱
される。また、四方弁６１，６２は図１において実線で
示すように切り替えられる。この場合、低温熱交換器
（吸熱部）８で吸熱された冷水は、管路２１、四方弁６
１、管路２２を通じて室内熱交換器２０１に流れ、そこ
で熱交換を行い、室内ファン２０３を回転させることに
より室内に冷風を送り出した（冷房）後、管路２３、四
方弁６２、管路２４を通じて低温熱交換器（吸熱部）８
に戻る。
【００１８】このときには、中温熱交換器（放熱部）５
で放熱を受けた温水は、管路３１、四方弁６１、管路３
２を通じて室外熱交換器３０１に流れ、この室外熱交換
器３０１で室外ファン３０３を回転させることにより熱
交換を行った後、管路３３、四方弁６２、管路３４を通
じて中温熱交換器（放熱部）６に流れ、さらに管路３５
を通じて中温熱交換器５に戻る。
で放熱を受けた温水は、管路３１、四方弁６１、管路３
２を通じて室外熱交換器３０１に流れ、この室外熱交換
器３０１で室外ファン３０３を回転させることにより熱
交換を行った後、管路３３、四方弁６２、管路３４を通
じて中温熱交換器（放熱部）６に流れ、さらに管路３５
を通じて中温熱交換器５に戻る。
【００１９】暖房運転時には、燃焼器１１の点火により
熱ガス機関１が作動し、中温熱交換器（放熱部）５，６
から放熱されるとともに、低温熱交換器（吸熱部）８が
吸熱される。また、四方弁６１，６２は図１において点
線で示すように切り替えられる。この場合、中温熱交換
器（放熱部）５で放熱を受けた温水は、管路３１、四方
弁６１、管路２２を通じて室内熱交換器２０１に流れ、
そこで室内ファン２０３を回転させることにより熱交換
を行い、室内に温風を送り出した（暖房）後、管路２
３、四方弁６２、管路３４を通じて中温熱交換器（放熱
部）６に流れ、さらに管路３５を通じて中温熱交換器５
に戻る。
熱ガス機関１が作動し、中温熱交換器（放熱部）５，６
から放熱されるとともに、低温熱交換器（吸熱部）８が
吸熱される。また、四方弁６１，６２は図１において点
線で示すように切り替えられる。この場合、中温熱交換
器（放熱部）５で放熱を受けた温水は、管路３１、四方
弁６１、管路２２を通じて室内熱交換器２０１に流れ、
そこで室内ファン２０３を回転させることにより熱交換
を行い、室内に温風を送り出した（暖房）後、管路２
３、四方弁６２、管路３４を通じて中温熱交換器（放熱
部）６に流れ、さらに管路３５を通じて中温熱交換器５
に戻る。
【００２０】このとき、低温熱交換器（吸熱部）８で吸
熱された冷水は、管路２１、四方弁６１、管路３２を通
じて室外熱交換器３０１に流れ、そこで室外ファン３０
３を回転させることにより熱交換を行った後、管路３
３、四方弁６２、管路２４を通じて低温熱交換器（吸熱
部）８に戻る。
熱された冷水は、管路２１、四方弁６１、管路３２を通
じて室外熱交換器３０１に流れ、そこで室外ファン３０
３を回転させることにより熱交換を行った後、管路３
３、四方弁６２、管路２４を通じて低温熱交換器（吸熱
部）８に戻る。
【００２１】つぎに、冷房運転時を例にとって能力調整
について説明する。図２を参照して、まず、室内機２０
０側では温度設定が行なわれる（Ｓ１）。ついで、室内
機２００の出口空気温度が温度センサ２０５（図１）を
用いて計測され（Ｓ２）、この計測温度がＳ１の設定温
度と比較され（Ｓ３）、両者の温度が等しければ運転が
継続される（Ｓ４）。
について説明する。図２を参照して、まず、室内機２０
０側では温度設定が行なわれる（Ｓ１）。ついで、室内
機２００の出口空気温度が温度センサ２０５（図１）を
用いて計測され（Ｓ２）、この計測温度がＳ１の設定温
度と比較され（Ｓ３）、両者の温度が等しければ運転が
継続される（Ｓ４）。
【００２２】計測温度がステップＳ１の設定温度よりも
高い場合には（Ｓ５）、冷房運転を継続させるために、
ステップＳ６に移行し、第一の三方弁１５１と第二の三
方弁１５２とを切り換え、能力調整用熱交換器１５０を
バイパスさせて、能力調整用熱交換器１５０を用いない
通常の冷房運転を継続する。この場合には、冷房能力を
上昇させるため燃焼量を上昇させる（Ｓ６）。
高い場合には（Ｓ５）、冷房運転を継続させるために、
ステップＳ６に移行し、第一の三方弁１５１と第二の三
方弁１５２とを切り換え、能力調整用熱交換器１５０を
バイパスさせて、能力調整用熱交換器１５０を用いない
通常の冷房運転を継続する。この場合には、冷房能力を
上昇させるため燃焼量を上昇させる（Ｓ６）。
【００２３】計測温度がステップＳ１の設定温度よりも
低い場合には（Ｓ７）、冷房能力を減少させるために、
ステップＳ８に移行し、第一の三方弁１５１と第二の三
方弁１５２とを切り換え、低温熱交換器８に戻る低温熱
媒体（冷水）と中温熱交換器５，６に戻る高温熱媒体
（温水）とを、能力調整用熱交換器１５０に導いて、こ
の能力調整用熱交換器１５０で熱交換させる。このよう
にすれば低温熱交換器８に戻る低温熱媒体（冷水）の温
度は上昇し、中温熱交換器５，６に戻る高温熱媒体（温
水）の温度は下降するので、室内熱交換器２０１におけ
る熱交換量は減少し、結果的に、冷暖房能力が調整され
る（Ｓ８）。
低い場合には（Ｓ７）、冷房能力を減少させるために、
ステップＳ８に移行し、第一の三方弁１５１と第二の三
方弁１５２とを切り換え、低温熱交換器８に戻る低温熱
媒体（冷水）と中温熱交換器５，６に戻る高温熱媒体
（温水）とを、能力調整用熱交換器１５０に導いて、こ
の能力調整用熱交換器１５０で熱交換させる。このよう
にすれば低温熱交換器８に戻る低温熱媒体（冷水）の温
度は上昇し、中温熱交換器５，６に戻る高温熱媒体（温
水）の温度は下降するので、室内熱交換器２０１におけ
る熱交換量は減少し、結果的に、冷暖房能力が調整され
る（Ｓ８）。
【００２４】熱ガス機関（熱源機）１に戻る温水の温度
が下降して、冷水の温度が上昇すると、熱ガス機関１の
回転数は上昇するので、この場合には燃焼器１１の燃焼
量を絞って、当該回転数を減じる（Ｓ８）。これによれ
ば熱ガス機関１の回転数をほぼ一定に維持することがで
き、したがって、回転数及び燃焼量を大きく変動させる
ことなく、しかも熱ガス機関１の効率を低下させること
なく、能力調整を行うことができる。以上の能力制御は
コントローラ２１０が司る。
が下降して、冷水の温度が上昇すると、熱ガス機関１の
回転数は上昇するので、この場合には燃焼器１１の燃焼
量を絞って、当該回転数を減じる（Ｓ８）。これによれ
ば熱ガス機関１の回転数をほぼ一定に維持することがで
き、したがって、回転数及び燃焼量を大きく変動させる
ことなく、しかも熱ガス機関１の効率を低下させること
なく、能力調整を行うことができる。以上の能力制御は
コントローラ２１０が司る。
【００２５】なお、暖房運転時の能力調整においては、
上述とほぼ同様のステップＳ１〜Ｓ８を経て調整が行な
われる。ただし、この場合には、計測温度がステップＳ
１の設定温度よりも低い場合にＳ６に移行し、計測温度
がステップＳ１の設定温度よりも高い場合にＳ８に移行
する制御が行なわれる。
上述とほぼ同様のステップＳ１〜Ｓ８を経て調整が行な
われる。ただし、この場合には、計測温度がステップＳ
１の設定温度よりも低い場合にＳ６に移行し、計測温度
がステップＳ１の設定温度よりも高い場合にＳ８に移行
する制御が行なわれる。
【００２６】図３は別の実施の形態を示している。この
実施の形態によれば、冷暖房能力の調整時に、低温熱交
換器８から送り出される低温熱媒体（冷水）と、中温熱
交換器５，６から送り出される高温熱媒体（温水）との
間で熱交換させる能力調整用熱交換器１５０が設けられ
る。この能力調整用熱交換器１５０は、第三の流量調整
弁としての三方弁１５３を介して管路３１につながり、
第四の流量調整弁としての三方弁１５４を介して管路２
１につながる。なお、この場合の流量調整弁は三方弁１
５３，１５４に限定されるものではなく、流量をリニア
に調整しながら切り換えるものでも良い。
実施の形態によれば、冷暖房能力の調整時に、低温熱交
換器８から送り出される低温熱媒体（冷水）と、中温熱
交換器５，６から送り出される高温熱媒体（温水）との
間で熱交換させる能力調整用熱交換器１５０が設けられ
る。この能力調整用熱交換器１５０は、第三の流量調整
弁としての三方弁１５３を介して管路３１につながり、
第四の流量調整弁としての三方弁１５４を介して管路２
１につながる。なお、この場合の流量調整弁は三方弁１
５３，１５４に限定されるものではなく、流量をリニア
に調整しながら切り換えるものでも良い。
【００２７】すなわち、この実施の形態によれば、図１
のものと比較して、能力調整用熱交換器１５０を設ける
位置が異なっている。
のものと比較して、能力調整用熱交換器１５０を設ける
位置が異なっている。
【００２８】この場合、図２のＳ８（冷暖房運転時の能
力調整）では、第三の三方弁１５３と第四の三方弁１５
４とを切り換えて、低温熱交換器８から送り出される低
温熱媒体（冷水）と中温熱交換器５，６から送り出され
る高温熱媒体（温水）とを、能力調整用熱交換器１５０
に導いて、この能力調整用熱交換器１５０で熱交換させ
る。このようにすれば、図１に示したものと同様に、低
温熱交換器８から送り出される低温熱媒体（冷水）の温
度は上昇し、中温熱交換器５，６から送り出される高温
熱媒体（温水）の温度は下降するので、室内熱交換器２
０１における熱交換量は減少し、結果的に、冷暖房能力
が調整される。
力調整）では、第三の三方弁１５３と第四の三方弁１５
４とを切り換えて、低温熱交換器８から送り出される低
温熱媒体（冷水）と中温熱交換器５，６から送り出され
る高温熱媒体（温水）とを、能力調整用熱交換器１５０
に導いて、この能力調整用熱交換器１５０で熱交換させ
る。このようにすれば、図１に示したものと同様に、低
温熱交換器８から送り出される低温熱媒体（冷水）の温
度は上昇し、中温熱交換器５，６から送り出される高温
熱媒体（温水）の温度は下降するので、室内熱交換器２
０１における熱交換量は減少し、結果的に、冷暖房能力
が調整される。
【００２９】熱ガス機関（熱源機）１に戻る温水の温度
が下降して、冷水の温度が上昇すると、熱ガス機関１の
回転数は上昇するので、この場合には、図１に示したも
のと同様に、燃焼器１１の燃焼量を絞って（Ｓ８）、当
該熱ガス機関１の回転数を減じさせればよい。これによ
れば熱ガス機関１の回転数をほぼ一定に維持することが
でき、したがって回転数及び燃焼量を大きく変動させる
ことなく、かつ効率を低下させることなく能力調整を行
うことができる。
が下降して、冷水の温度が上昇すると、熱ガス機関１の
回転数は上昇するので、この場合には、図１に示したも
のと同様に、燃焼器１１の燃焼量を絞って（Ｓ８）、当
該熱ガス機関１の回転数を減じさせればよい。これによ
れば熱ガス機関１の回転数をほぼ一定に維持することが
でき、したがって回転数及び燃焼量を大きく変動させる
ことなく、かつ効率を低下させることなく能力調整を行
うことができる。
【００３０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱源機の回転数、及び燃焼器の燃焼量を大き
く変動させることなく、かつ熱源機の効率を低下させる
ことなく冷暖房能力の調整を行うことができる。
によれば、熱源機の回転数、及び燃焼器の燃焼量を大き
く変動させることなく、かつ熱源機の効率を低下させる
ことなく冷暖房能力の調整を行うことができる。
【図１】本発明によるヒートポンプ式冷暖房装置の一実
施形態を示す回路図である。
施形態を示す回路図である。
【図２】同じくフローチャートである。
【図３】別の実施形態を示す回路図である。
５，６ 中温熱交換器 ８ 低温熱交換器 １５０ 能力調整用熱交換器 １５１ 第一の三方弁 １５２ 第二の三方弁 １５３ 第三の三方弁 １５４ 第四の三方弁 ２０１ 室内熱交換器 ３０１ 室外熱交換器
Claims (3)
- 【請求項１】 低温熱交換器と中温熱交換器とを有する
熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中温熱交換
器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱交換器、
及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷暖房する
ヒートポンプ式冷暖房装置において、冷暖房能力の調整
時に、低温側の熱媒体と高温側の熱媒体との間で熱交換
させる能力調整手段を設けたことを特徴とするヒートポ
ンプ式冷暖房装置。 - 【請求項２】 低温熱交換器と中温熱交換器とを有する
熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中温熱交換
器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱交換器、
及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷暖房する
ヒートポンプ式冷暖房装置において、冷暖房能力の調整
時に、低温熱交換器に戻る低温熱媒体と中温熱交換器に
戻る高温熱媒体との間で熱交換させる能力調整用熱交換
器を設けたことを特徴とするヒートポンプ式冷暖房装
置。 - 【請求項３】 低温熱交換器と中温熱交換器とを有する
熱源機を備え、この熱源機の低温熱交換器と中温熱交換
器とを通じて熱交換される熱媒体を、室外側熱交換器、
及び室内側熱交換器に循環させて被調和室を冷暖房する
ヒートポンプ式冷暖房装置において、冷暖房能力の調整
時に、低温熱交換器から送り出される低温熱媒体と中温
熱交換器から送り出される高温熱媒体との間で熱交換さ
せる能力調整用熱交換器を設けたことを特徴とするヒー
トポンプ式冷暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2255396A JPH09210486A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ヒートポンプ式冷暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2255396A JPH09210486A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ヒートポンプ式冷暖房装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210486A true JPH09210486A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12086046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2255396A Pending JPH09210486A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | ヒートポンプ式冷暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107084461A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-22 | 刘宽 | 一种基于旋转导热的室温调节房 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP2255396A patent/JPH09210486A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107084461A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-22 | 刘宽 | 一种基于旋转导热的室温调节房 |
| CN107084461B (zh) * | 2017-05-19 | 2019-10-22 | 新沂市棋盘工业集中区建设发展有限公司 | 一种基于旋转导热的室温调节房 |
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