JPH09210284A - 配管コネクタ用キャップ - Google Patents

配管コネクタ用キャップ

Info

Publication number
JPH09210284A
JPH09210284A JP3543296A JP3543296A JPH09210284A JP H09210284 A JPH09210284 A JP H09210284A JP 3543296 A JP3543296 A JP 3543296A JP 3543296 A JP3543296 A JP 3543296A JP H09210284 A JPH09210284 A JP H09210284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
pipe connector
hole
cap
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3543296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Shiyuugai
雅彦 集貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP3543296A priority Critical patent/JPH09210284A/ja
Publication of JPH09210284A publication Critical patent/JPH09210284A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト通し孔と管状接続部とのセンタピッチ
が異なる各種の配管コネクタに対して1種類の配管コネ
クタ用キャップで対応することができるようにした。 【解決手段】 配管コネクタ用キャップ1を、配管コネ
クタ50の接合面に着脱可能に装着されるキャップ本体
10と、ボルト通し孔53に挿入される弾性突起部20
と、管状接続部52を包み込む収容部40と、配管コネ
クタ用キャップ1を配管コネクタ50から取り外すため
の取手54とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配管コネクタ用キ
ャップに関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒圧縮機等の流体機器に配管を接続す
るための配管コネクタは、コネクタ本体と、流体機器の
流通ポートに接続される管状接続部と、コネクタ本体を
流体機器に固定するためのボルトが挿通されるボルト通
し孔とを備えている。
【0003】配管コネクタを運搬の際、管状接続部から
の塵埃等の侵入や、管状接続部の先端の破損を防ぐた
め、配管コネクタには配管コネクタ用キャップが組み付
けられる。
【0004】この配管コネクタ用キャップは、配管コネ
クタの接合面に装着される配管コネクタ用キャップキャ
ップ本体と、ボルト通し孔に挿入される突起部と、管状
接続部を包み込む収容部とを備えている。
【0005】配管コネクタ用キャップを配管コネクタに
組み付けるには、配管コネクタ用キャップの収容部を管
状接続部へ被せ、配管コネクタ用キャップの突起部をボ
ルト通し孔に挿入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配管コネク
タの管状接続部、ボルト通し孔間のセンタピッチ(管状
接続部の中心からボルト通し孔の中心までの寸法)は、
配管コネクタの種類毎に変わる。
【0007】したがって、配管コネクタを運搬するに
は、配管コネクタの種類に応じて各種の配管コネクタ用
キャップを用意しなければならなかった。そのため配管
コネクタの種類毎に型を作製し、しかも配管コネクタ用
キャップの種類毎に管理しなければならず、煩雑で費用
も嵩むという問題があった。
【0008】また、ほぼ同じ外形の配管コネクタ用キャ
ップを各種用意すると、配管コネクタに配管コネクタ用
キャップを組み付ける際、誤って組み付けてしまうとい
う問題が生じる。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はセンタピッチが異なる各種のコネ
クタに対して1種類の配管コネクタ用キャップで対応す
ることができるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の配管コネクタ用キャップは、コネ
クタ本体と、このコネクタ本体に設けられ、かつ流体機
器の流通ポートに接続される管状接続部と、前記コネク
タ本体に設けられ、かつ前記コネクタ本体を前記流体機
器に固定するためのボルトが挿通されるボルト通し孔と
を有するコネクタをカバーする配管コネクタ用キャップ
において、前記コネクタの接合面に着脱可能に装着され
るキャップ本体と、前記キャップ本体に設けられ、前記
ボルト通し孔に挿入される弾性突起部と、前記キャップ
本体に設けられ、前記管状接続部を包み込む収容部とを
備え、前記キャップ本体を前記コネクタの接合面に装着
したとき、前記ボルト通し孔に挿入された前記弾性突起
部が弾性変形して前記ボルト通し孔の内周面に接触する
ことを特徴とする。
【0011】前述のように弾性突起部がボルト通し孔に
挿入されたとき、弾性突起部が弾性変形してボルト通し
孔の内周面に接触し、その弾性力によってキャップ本体
がコネクタの接合面に保持される。
【0012】請求項2記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップは、請求項1記載の発明の配管コネクタ用キャップ
において、前記収容部の中心と前記弾性突起部の中心と
を結ぶ直線方向の前記弾性突起部の寸法が、前記直線方
向と直交する方向の前記弾性突起部の寸法よりも小さ
く、前記直線方向と直交する方向の前記弾性突起部の寸
法が、前記ボルト通し孔の直径よりもやや大きいことを
特徴とする。
【0013】弾性突起部がボルト通し孔に挿入されたと
き、弾性突起部が弾性変形してボルト通し孔の内周面
に、収容部の中心と弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向
と直交する方向で接触し、その接触時の弾性力によって
キャップ本体がコネクタの接合面に保持される。収容部
の中心から弾性突起部の中心までの寸法と、配管コネク
タの管状接続部の中心からボルト通し孔の中心までの寸
法との差が一定範囲を越えているときには、弾性突起部
がボルト通し孔の内周面に、収容部の中心と弾性突起部
の中心とを結ぶ直線方向においても、接触する。
【0014】請求項3記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップは、請求項1又は2記載の発明の配管コネクタ用キ
ャップにおいて、前記弾性突起部が、円筒部と、この円
筒部の外周面に周方向に所定間隔で設けられた複数の突
起とを備えていることを特徴とする。
【0015】弾性突起部がボルト通し孔に挿入されたと
き、突起が弾性変形してボルト通し孔の内周面に複数箇
所で接触する。
【0016】請求項4記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップは、請求項1,2又は3記載の発明の配管コネクタ
用キャップにおいて、前記キャップ本体に、前記弾性突
起部を包囲するように弾性薄肉部が設けられていること
を特徴とする。
【0017】収容部の中心から弾性突起部の中心までの
寸法と、配管コネクタの管状接続部の中心からボルト通
し孔の中心までの寸法との差が一定範囲を越えている場
合、弾性突起部がボルト通し孔に挿入されたとき、弾性
薄肉部が伸縮し、弾性突起部が収容部の中心と弾性突起
部の中心とを結ぶ直線方向にほぼ平行移動してボルト通
し孔の内周面に接触する。
【0018】請求項5記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップは、請求項1又は2記載の発明の配管コネクタ用キ
ャップにおいて、前記弾性突起部が、円筒部と、この円
筒部の外周面に形成された孔を通じて進退可能に突き出
た複数の湾曲アームとを備え、前記弾性突起部が前記ボ
ルト通し孔に挿入されたとき、前記複数の湾曲アームが
弾性変形して前記円筒部内へ後退し、前記複数の湾曲ア
ームの中間部が前記円筒部内で互いに押し合い、前記収
容部の中心と前記弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向に
前記円筒部が弾性変形することを特徴とする。
【0019】前述のように弾性突起部が前記ボルト通し
孔に挿入されたとき、複数の湾曲アームが弾性変形して
円筒部内へ後退する。このとき弾性突起部の湾曲アーム
の先端はボルト通し孔の内周面に接触している。また、
収容部の中心から弾性突起部の中心までの寸法と、配管
コネクタの管状接続部の中心までボルト通し孔の中心ま
での寸法との差が一定範囲を越えているときには、複数
の湾曲アームの中間部が円筒部内で互いに押し合い、収
容部の中心と弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向に円筒
部が弾性変形し、円筒部もボルト通し孔の内周面に面接
触する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】図1はこの発明の第1実施形態に係る配管
コネクタ用キャップの説明図であって、図1(a)は配
管コネクタ用キャップの平面図、図1(b)は図1
(a)のA−A線に沿う断面図、図2はこの発明の第1
実施形態に係る配管コネクタ用キャップと配管コネクタ
とを説明するための図であって、図2(a)は配管コネ
クタの平面図、図2(b)は配管コネクタ用キャップの
平面図である。
【0022】冷媒圧縮機等の流体機器に配管を接続する
ための配管コネクタ50は、図1及び図2(a)に示す
ように、コネクタ本体51と、流体機器の流通ポートに
接続される管状接続部52と、コネクタ本体51を流体
機器に固定するための図示しないボルトが挿通されるボ
ルト通し孔53とを備えている。
【0023】配管コネクタ50に組み付けられる配管コ
ネクタ用キャップ1は、図1及び図2(b)に示すよう
に、配管コネクタ50の接合面に着脱可能に装着される
キャップ本体10と、ボルト通し孔53に挿入される弾
性突起部20と、管状接続部52を包み込む収容部40
と、キャップ本体10を配管コネクタ50から取り外す
ための取手60とを備えている。
【0024】弾性突起部20、収容部40及び取手60
は、キャップ本体10に一体に形成されている。
【0025】弾性突起部20は、断面がほぼ楕円の円筒
部21と、この円筒部21の外周面に周方向に等間隔に
設けられた4つの突起22〜25とを備えている。円筒
部21と突起22〜25とは弾性材料で一体に形成され
ている。
【0026】4つの突起22〜24のうち突起24,2
5は、円筒部21の中心と収容部40の中心とを結ぶ仮
想直線上に位置する。突起22,23は、前記仮想線直
線と直交し、かつ円筒部21の中心を通る仮想直線上に
位置する。図1(a)に示すように、突起22,23は
突起24,25より長く、突起22の先端から突起23
の先端までの長さはボルト通し孔53の内径より若干長
い。突起24の先端から突起25の先端までの長さはボ
ルト通し孔53の内径より若干短い。
【0027】図3は配管コネクタ用キャップ1を配管コ
ネクタ50に組み付けたときの弾性突起部20とボルト
通し孔53との関係を説明するための図である。
【0028】配管コネクタ50の管状接続部52の中心
からボルト通し孔53の中心までの寸法(センタピッ
チ)Bが、配管コネクタ用キャップ1の収容部40の中
心から弾性突起部20の中心までの寸法(センタピッ
チ)Cと等しい場合、弾性突起部20がボルト通し孔5
3に挿入されたとき、図3(a)に示すように、突起2
2,23が弾性変形してボルト通し孔53の内周面に2
箇所で接触する。このとき突起24,25はボルト通し
孔53の内周面から離れている。
【0029】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBが配管コネクタ用キャップ
1の収容部40と弾性突起部20とのセンタピッチCよ
り短い場合、弾性突起部20がボルト通し孔53に挿入
されたとき、図3(b)に示すように、突起22,2
3,25が弾性変形してボルト通し孔53の内周面に3
箇所で接触する。このとき突起24だけがボルト通し孔
53の内周面から離れている。
【0030】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBが配管コネクタ用キャップ
1の収容部40と弾性突起部20とのセンタピッチCよ
り長い場合、図3(c)に示すように、突起22,2
3,24が弾性変形してボルト通し孔53の内周面に3
箇所で接触する。このとき突起25だけがボルト通し孔
53の内周面から離れている。
【0031】この第1実施形態の配管コネクタ用キャッ
プによれば、センタピッチBとセンタピッチCとが一致
する場合(図3(a)の状態)、弾性突起部20がボル
ト通し孔53に挿入されたとき、弾性突起部20の突起
22,23が弾性変形してボルト通し孔53の内周面に
接触し、その弾性力によってキャップ本体10が配管コ
ネクタ50の接合面に保持され、センタピッチBとセン
タピッチCとが一致しない場合(図3(b)及び(c)
の状態)、弾性突起部20の突起22,23の他に突起
24又は突起25がボルト通し孔53の内周面に接触
し、キャップ本体10が配管コネクタ50の接合面に保
持されるので、配管コネクタ50の種類に応じて各種の
配管コネクタ用キャップを用意する必要がない。したが
って、配管コネクタの種類毎に型を作製したり、配管コ
ネクタ用キャップを種類毎に管理したりする必要がなく
なり、製造作業等の簡素化と費用の削減とを図ることが
できる。
【0032】更に、配管コネクタ50に配管コネクタ用
キャップ1を組み付ける際、誤って組み付けることもな
くなるので、運搬中の配管コネクタ用キャップの離脱を
防ぐことができる。
【0033】また、弾性突起部20がボルト通し孔53
の内周面に常に複数箇所で接触するので、配管コネクタ
50の接合面に対する配管コネクタ用キャップ1の保持
力が大きい。
【0034】図4はこの発明の第2実施形態に係る配管
コネクタ用キャップの平面図、図5は弾性突起部の拡大
平面図である。第1実施形態と同一部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0035】第2実施形態では、弾性突起部120が、
円筒部121と、この円筒部121の外周面に形成され
た孔121a,121bを通じて進退可能に突き出た複
数の湾曲アーム70,71とを備えている。
【0036】円筒部121の外径寸法は、湾曲アーム7
0の先端から湾曲アーム71までの先端までの寸法より
も小さい。湾曲アーム70の先端から湾曲アーム71ま
での寸法は、ボルト通し孔53の直径よりもやや大き
い。
【0037】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBと、配管コネクタ用キャッ
プ1の収容部40と弾性突起部120とのセンタピッチ
Cとが一致している場合、弾性突起部120が配管コネ
クタ50のボルト通し孔53に挿入されたとき、図6
(a)に示すように、2つの湾曲アーム71,72が弾
性変形して円筒部121内へ後退する。このとき湾曲ア
ーム70,71の中間部70a,71aは互いに接触す
るが、円筒部121は弾性変形せず、円形を保つ。
【0038】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBが配管コネクタ用キャップ
1の収容部40と弾性突起部120のセンタピッチCよ
り短い場合、弾性突起部120が配管コネクタ50のボ
ルト通し孔53に挿入されたとき、図6(b)に示すよ
うに、2つの湾曲アーム70,71が円筒部121内へ
大きく後退し、湾曲アーム70,71の中間部70a,
71aの押し合いによってアーム70の先端が時計方向
へ、湾曲アーム71の先端は反時計方向へそれぞれ移動
する。湾曲アーム70,71の先端の移動によって円筒
部121には矢印aに示す力が作用するため、円筒部1
21は卵型に弾性変形する。その結果、弾性変形した湾
曲アーム70,71と、卵型に弾性変形した円筒部12
1の一部とが、ボルト通し孔53の内周面に4箇所で接
触する。
【0039】配管コネクタ50の管状接続部52とボル
ト通し孔53とのセンタピッチBが配管コネクタ用キャ
ップ1の収容部40と弾性突起部120のセンタピッチ
Cより長い場合、図6(c)に示すように、2つの湾曲
アーム70,71が円筒部121内へ大きく後退し、湾
曲アーム70,71の中間部70a,71aの押し合い
によってアーム70の先端が反時計方向へ、湾曲アーム
71の先端は時計方向へそれぞれ移動する。湾曲アーム
70,71の先端の移動によって円筒部121には矢印
bに示す力が作用するため、円筒部121は卵型に弾性
変形する。このとき卵型に弾性変形した円筒部121の
向きは、センタピッチBがセンタピッチCより短い場合
の逆になる。その結果、弾性変形した湾曲アーム70,
71と、卵型に弾性変形した円筒部121の一部とが、
ボルト通し孔53の内周面に4箇所で接触する。
【0040】この第2実施形態によれば、配管コネクタ
50の管状接続部52とボルト通し孔53とのセンタピ
ッチBと、配管コネクタ用キャップの収容部40と弾性
突起部120とのセンタピッチCとの差が一定範囲を越
えているときには、各湾曲アーム70,71の中間部7
0a,71aが円筒部121内で互いに押し合い、収容
部40の中心と弾性突起部120の中心とを結ぶ直線方
向に伸びるように円筒部121が弾性変形し、湾曲アー
ム70,71の先端はボルト通し孔53の内周面に接触
するとともに、弾性変形した円筒部121がボルト通し
孔53の内周面に面接触するので、第1実施形態の場合
よりも接触箇所が多く、接触面積が大きくなり、配管コ
ネクタ50に組み付けたときの配管コネクタ用キャップ
の保持力が向上し、運搬中に配管コネクタ用キャップが
一層外れ難くなる。
【0041】図7はこの発明の第3実施形態に係る配管
コネクタ用キャップの平面図、図8は図7のB−B線に
沿う断面図、図9は弾性薄肉部の変形状態を示す断面図
である。第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0042】この第3実施形態では、キャップ本体21
0に、弾性突起部220を包囲するように弾性薄肉部3
5が設けられている。弾性突起部20の周囲に形成され
た弾性薄肉部35の断面形状は、図8に示すようにU字
形である。弾性突起部220は、円筒部221と、この
円筒部221の外周面に周方向に所定間隔で設けられた
4つ突起222〜225とを備えている。突起222の
先端から突起223の先端までの寸法と突起224の先
端から突起225の先端までの寸法とは等しく、しかも
ボルト通し孔53の直径より僅かに大きい。
【0043】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBと、配管コネクタ用キャッ
プ1の収容部40と弾性突起部120のセンタピッチC
とが一致している場合、弾性突起部120が配管コネク
タ50のボルト通し孔53に挿入されたとき、突起22
2〜225はそれぞれ弾性変形し、4点でボルト通し孔
53に圧接する。この場合、図8に示すように、弾性薄
肉部35は変形しない。
【0044】コネクタ50の管状接続部52とボルト通
し孔53とのセンタピッチBが配管コネクタ用キャップ
1の収容部40と弾性突起部120のセンタピッチCよ
り短い場合、弾性突起部220がボルト通し孔53に挿
入されたとき、突起222〜225はそれぞれ弾性変形
し、4点でボルト通し孔53に圧接するとともに、薄肉
部35の一部(収容部40に最も近い部分)が収縮し、
薄肉部35の一部(収容部40に最も遠い部分)が伸
び、弾性突起部220が収容部40に近付く方向へ移動
する。
【0045】これに対し、コネクタ50の管状接続部5
2とボルト通し孔53とのセンタピッチBが配管コネク
タ用キャップ1の収容部40と弾性突起部120のセン
タピッチCより長い場合、弾性突起部220がボルト通
し孔53に挿入されたとき、突起222,225はそれ
ぞれ弾性変形し、4点でボルト通し孔53に圧接すると
ともに、薄肉部35の一部(収容部40に最も遠い部
分)が収縮し、薄肉部35の一部(収容部40に最も近
い部分)が伸び、弾性突起部220が収容部40から遠
ざかる方向へ移動する。
【0046】この第3実施形態によれば、第1、第2実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0047】なお、第3実施形態では、弾性突起部22
0を、円筒部221と、この円筒部221の外周面に設
けられた4つ突起222〜225とで構成した場合につ
いて述べたが、これに代え、弾性突起部を、ボルト通し
孔53の直径よりわずかに大きい外径の円筒部だけで構
成するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の配管コネクタ用キャップによれば、弾性突起部の中
心から収容部の中心までの寸法と、配管コネクタの管状
接続部の中心からボルト通し孔の中心までの寸法とが異
なるときでも、弾性突起部が弾性変形してボルト通し孔
の内周面に接触し、その弾性力によってキャップ本体が
コネクタの接合面に保持されるので、従来のように管状
接続部の中心からボルト通し孔の中心までの寸法が異な
る配管コネクタ毎に各種の配管コネクタ用キャップを用
意する必要がなくなり、同時に誤組付のおそれもなくな
る。すなわち、センタピッチが異なる各種のコネクタに
対して1種類の配管コネクタ用キャップで対応できるの
で、配管コネクタの種類毎に型を作製したり、配管コネ
クタ用キャップを種類毎に管理したりする必要がなくな
り、製造作業等の簡素化と費用の削減とを図ることがで
きるとともに、誤って組み付けることもなくなるので、
運搬中に配管コネクタ用キャップが外れるのを防ぐこと
ができる。
【0049】請求項2記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップによれば、収容部の中心から弾性突起部の中心まで
の寸法と、配管コネクタの管状接続部の中心からボルト
通し孔の中心までの寸法との差が一定範囲を越えている
ときには、弾性突起部がボルト通し孔の内周面に、収容
部の中心と弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向と直交す
る方向で接触するとともに、収容部の中心と弾性突起部
の中心とを結ぶ直線方向においても接触するので、弾性
突起部がボルト通し孔の内周面に複数箇所で接触し、キ
ャップ本体がコネクタの接合面に強固に保持される。
【0050】請求項3記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップによれば、弾性突起部がボルト通し孔に挿入された
とき、突起が弾性変形してボルト通し孔の内周面に複数
箇所で接触するので、弾性突起部がボルト通し孔の内周
面に複数箇所で接触し、キャップ本体がコネクタの接合
面に強固に保持される。
【0051】請求項4記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップによれば、弾性突起部がボルト通し孔に挿入された
場合、収容部の中心から弾性突起部の中心までの寸法
と、配管コネクタの管状接続部の中心からボルト通し孔
の中心までの寸法との差が一定範囲を越えているときに
は、弾性薄肉部が伸縮し、弾性突起部が収容部の中心と
弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向にほぼ平行移動して
ボルト通し孔の内周面に接触するので、請求項1〜4記
載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
【0052】請求項5記載の発明の配管コネクタ用キャ
ップによれば、ボルト通し孔の内周面に対する弾性突起
部の接触箇所が多く、接触面積が大きくなるので、配管
コネクタに組み付けたときの配管コネクタ用キャップの
保持力が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る配管コネ
クタ用キャップの説明図である。
【図2】図2はこの発明の第1実施形態に係る配管コネ
クタ用キャップと配管コネクタとを説明するための図で
ある。
【図3】図3は弾性突起部とボルト通し孔との関係を説
明するための図である。
【図4】図4はこの発明の第2実施形態に係る配管コネ
クタ用キャップの平面図である。
【図5】図5は弾性突起部の拡大平面図である。
【図6】図6はこの発明の第2実施形態に係る配管コネ
クタ用キャップと配管コネクタとを説明するための図で
ある。
【図7】図7はこの発明の第3実施形態に係る配管コネ
クタ用キャップの平面図である。
【図8】図8は図7のB−B線に沿う断面図である。
【図9】図9は弾性薄肉部の変形状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 配管コネクタ用キャップ 10 キャップ本体 20,120,220 弾性突起部 21,121,221 円筒部 22〜25,222〜225 突起 26、27 湾曲アーム 35 弾性薄肉部 40 収容部 50 配管コネクタ 51 コネクタ本体 52 管状接続部 53 ボルト通し孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体と、このコネクタ本体に設
    けられ、かつ流体機器の流通ポートに接続される管状接
    続部と、前記コネクタ本体に設けられ、かつ前記コネク
    タ本体を前記流体機器に固定するためのボルトが挿通さ
    れるボルト通し孔とを有するコネクタをカバーする配管
    コネクタ用キャップにおいて、 前記コネクタの接合面に着脱可能に装着されるキャップ
    本体と、 前記キャップ本体に設けられ、前記ボルト通し孔に挿入
    される弾性突起部と、 前記キャップ本体に設けられ、前記管状接続部を包み込
    む収容部とを備え、 前記キャップ本体を前記コネクタの接合面に装着したと
    き、前記ボルト通し孔に挿入された前記弾性突起部が弾
    性変形して前記ボルト通し孔の内周面に接触することを
    特徴とする配管コネクタ用キャップ。
  2. 【請求項2】 前記収容部の中心と前記弾性突起部の中
    心とを結ぶ直線方向の前記弾性突起部の寸法が、前記直
    線方向と直交する方向の前記弾性突起部の寸法よりも小
    さく、前記直線方向と直交する方向の前記弾性突起部の
    寸法が、前記ボルト通し孔の直径よりもやや大きいこと
    を特徴とする請求項1記載の配管コネクタ用キャップ。
  3. 【請求項3】 前記弾性突起部が、円筒部と、この円筒
    部の外周面に周方向に所定間隔で設けられた複数の突起
    とを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    配管コネクタ用キャップ。
  4. 【請求項4】 前記キャップ本体に、前記弾性突起部を
    包囲するように弾性薄肉部が設けられていることを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の配管コネクタ用キャッ
    プ。
  5. 【請求項5】 前記弾性突起部が、円筒部と、この円筒
    部の外周面に形成された孔を通じて進退可能に突き出た
    複数の湾曲アームとを備え、前記弾性突起部が前記ボル
    ト通し孔に挿入されたとき、前記複数の湾曲アームが弾
    性変形して前記円筒部内へ後退し、前記複数の湾曲アー
    ムの中間部が前記円筒部内で互いに押し合い、前記収容
    部の中心と前記弾性突起部の中心とを結ぶ直線方向に前
    記円筒部が弾性変形することを特徴とする請求項1又は
    2記載の配管コネクタ用キャップ。
JP3543296A 1996-01-30 1996-01-30 配管コネクタ用キャップ Withdrawn JPH09210284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3543296A JPH09210284A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 配管コネクタ用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3543296A JPH09210284A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 配管コネクタ用キャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09210284A true JPH09210284A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12441701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3543296A Withdrawn JPH09210284A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 配管コネクタ用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09210284A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122946A1 (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 被取付体の開口部の仮封止用器具
WO2012039401A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社 豊田自動織機 シールキャップ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122946A1 (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 被取付体の開口部の仮封止用器具
WO2012039401A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社 豊田自動織機 シールキャップ
JP2012067648A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toyota Industries Corp シールキャップ
CN103119298A (zh) * 2010-09-22 2013-05-22 株式会社丰田自动织机 密封帽
US9133934B2 (en) 2010-09-22 2015-09-15 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Seal cap

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1258952B1 (en) Terminal integrated seal member
KR0162154B1 (ko) 2개의 유체관을 연결하기 위한 압입 연결기
US7484898B2 (en) Optical connector excellent in maintenance of a connected state
JPH1027645A (ja) コネクタ
JP3775709B2 (ja) 端子金具
CA1249643A (en) Coaxial cable connector
WO2015053295A1 (ja) メス端子
US6773040B2 (en) Spacer-less type pipe joint and packing ring used for the same
JPH09210284A (ja) 配管コネクタ用キャップ
JPH0533891A (ja) 管継手
JPH11126649A (ja) キャップ部材のロック構造
US6154963A (en) Saw guide for annularly corrugated cables
JP2004011699A (ja) 回転部材の固着構造
US5785560A (en) Ignition cable connection terminal
JPH09161889A (ja) 可動コネクタ
JPH0125497Y2 (ja)
JP4267192B2 (ja) 同軸ケーブルコネクタ
JP3375280B2 (ja) シールドコネクタ
JP2002340249A (ja) 配管接続構造
JPH09115617A (ja) アース付レセプタクルコネクタ
KR200194963Y1 (ko) 고압호스 연결용 피팅
JPH082934Y2 (ja) ガイド装置付コネクタ
JPH0334068Y2 (ja)
JPH026627Y2 (ja)
JPS6114353Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030401