JPH09210206A - メタルガスケット - Google Patents

メタルガスケット

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JPH09210206A
JPH09210206A JP1731096A JP1731096A JPH09210206A JP H09210206 A JPH09210206 A JP H09210206A JP 1731096 A JP1731096 A JP 1731096A JP 1731096 A JP1731096 A JP 1731096A JP H09210206 A JPH09210206 A JP H09210206A
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JP
Japan
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metal
hole
cylinder head
metal plates
metal plate
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JP1731096A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Hida
哲也 飛弾
Shu Maeda
周 前田
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Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鳩目8等による結合部の存在に拘らず、突条
17、18が押し潰されて金属板5が面方向に変位した
場合でも、ボア孔2の内径が縮まる事を防止する。 【構成】 上記結合部の近傍でこの結合部と突条17、
18との間部分に、スリット状の透孔20を形成する。
突条17、18が押し潰されて金属板20が面方向に変
位すると、上記透孔20がその幅寸法を縮める事で、こ
の変位を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のメタルガスケットは、例
えば内燃機関のシリンダヘッド下面とシリンダブロック
上面との間に挟持し、両面間の気密及び液密を保持する
シリンダヘッドガスケットとして利用する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダヘッド下面とシリン
ダブロック上面との間にはシリンダヘッドガスケットを
挟持し、シリンダ内で発生する高圧の燃焼ガス、或はシ
リンダブロックとシリンダヘッドとの間を流通する冷却
水や潤滑油が外部に漏洩するのを防止する。この様なシ
リンダヘッドガスケットとして、複数枚の金属板を重ね
合わせたメタルシリンダヘッドガスケットも、従来から
広く知られている。
【0003】図5は、この様なメタルシリンダヘッドガ
スケット1の1例を示している。このメタルシリンダヘ
ッドガスケット1には、流通孔である、シリンダ頂部の
開口形状に合わせた円形のボア孔2、2、シリンダヘッ
ドをシリンダブロックに固定する為のボルトを挿通する
小孔3、3、冷却水又は潤滑油を通す為の水油孔4、4
を設けている。上記シリンダヘッドとシリンダブロック
とが、互いに接続すべき部材であり、シリンダヘッド下
面とシリンダブロック上面とが、シール性保持を図るべ
き2面である。
【0004】従来からこの様なメタルシリンダヘッドガ
スケット1は、図5〜7に示す様に、亜鉛メッキ鋼板、
ステンレス鋼板等の金属板5〜6を複数枚(図7の例で
は3枚)重ね合わせる事で構成している。これら複数枚
の金属板5〜6の外周縁複数箇所には舌片状の突出部
7、7を形成し、これら各突出部7、7部分で、上記複
数枚の金属板5〜6同士を結合している。メタルシリン
ダヘッドガスケット1の使用時にもこれら各突出部7、
7は、シリンダブロックの上面とシリンダヘッドの下面
との間で挟持されない。
【0005】これら突出部7、7同士の結合構造の第1
例としては、例えば図5〜7に示す様に、鳩目8による
方法が一般的に行なわれている。即ち、上記突出部7部
分に於いて各金属板5〜6に、互いに整合する通孔9、
9を穿設し、各通孔9、9に挿通し更にかしめ付けた鳩
目8によって、上記各金属板5〜6同士の分離防止を図
る結合部を構成している。メタルシリンダヘッドガスケ
ット1の使用時に各突出部7、7は、シリンダブロック
上面並びにシリンダヘッド下面の間から突出して、これ
ら両面同士の間で挟持される事はない。従って、上記鳩
目8の存在が上記両面同士のシール性を阻害する事はな
い。
【0006】又、上記結合構造の第2例として特開平6
−281011号公報には、図8〜11に示す様な構造
が記載されている。この第2例の構造の場合、金属板5
〜6の外周縁複数箇所で互いに整合する位置に形成した
複数の突出部7、7に、各金属板5〜6同士を結合する
為の結合部10、10を1個ずつ設ける。各結合部1
0、10は、互いに平行な2本1組の切目11、11
と、1組の切目11、11の間部分を重なり合った複数
枚の金属板5〜6ごと表裏方向に膨出させて塑性変形さ
せる事により形成された係止突部12とから成る。
【0007】上記各結合部10、10の形成作業は、図
12〜13に示す様なプレス加工装置13により一挙動
で行ない、係止突部12を膨出させるのと同時に、切目
11、11を形成する。上記プレス加工装置13は、ダ
イと呼ばれる雌型14と、ハネ出しと呼ばれるシリンダ
状の抑え金具15と、ポンチと呼ばれ、この抑え金具1
5の下端部から出入りする雄型16とから構成される。
【0008】上記切目11、11並びに係止突部12を
形成する際には、上記複数枚の金属板5〜6の突出部
7、7を重ね合わせた状態で、最も下側に位置する突出
部7の下面を上記雌型14の上面に突き合わせると共
に、上記抑え金具15の下面を、最も上側に位置する突
出部7の上面に突き合わせる。この様に、複数枚の突出
部7、7を雌型14と抑え金具15との間で挟持した状
態で、上記雄型16を下方に強く押圧する。この押圧の
結果、上記各突出部7、7の一部に、各金属板5〜6の
厚さ方向に亙る剪断力が加わって、上記各突出部7、7
に切目11、11が形成されると同時に、この切目1
1、11の間部分が同一方向に塑性変形して、上記係止
突部12が形成される。この様にして形成された結合部
10は、各係止突部12の両端縁と各切目11、11の
内側縁との間に作用する摩擦力に基づき、互いに重ね合
わされた複数枚の金属板5〜6同士が分離するのを防止
する。
【0009】更に、図示は省略したが、メタルシリンダ
ヘッドガスケットを構成する複数枚の金属板同士をスポ
ット溶接によって互いに溶接する事により、これら複数
枚の金属板同士を結合する結合部とする場合もある。何
れの構造の場合でも結合部(鳩目8設置部分、係止突部
12、12形成部分、スポット溶接部分)は、上記複数
枚の金属板が分離する事を防止するだけでなく、隣り合
う金属板同士が面方向にずれ動く事を阻止する。
【0010】尚、実際のメタルシリンダヘッドガスケッ
ト1の場合には、ボア孔2の周囲部分の気密保持を確実
に図ると共に、水油孔4、4内を流れる冷却水等の漏洩
を防止する為、図14〜15に示す様に、上記各金属板
5〜6に突条17、18や折り返し部19を形成する事
が一般的に行なわれている。このうちの突条17及び折
り返し部19は、上記ボア孔2の全周を囲む状態で形成
されている。そしてこれら突条17及び折り返し部19
は、シリンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間
でメタルシリンダヘッドガスケット1を挟持した状態
で、上記ボア孔2の周囲部分の当接圧を高め、このボア
孔2周囲部分の気密保持を確実に図る。又、残りの突条
18は、上記水油孔4、4とシリンダヘッドガスケット
1の外周縁との間に設けて、各水油孔4、4内を流れる
冷却水等が漏洩する事を防止する。この突条18は、各
水油孔4、4の周囲に、それぞれ独立したものを形成す
る場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成される
従来のメタルガスケットの場合、結合部の存在により金
属板の面方向への変位が阻止される事に伴って、次の
の様な問題を生じる。 ボア孔2の内周縁位置が直径方向内方にずれる。こ
の原因は、図14〜15に示した突条17、18がシリ
ンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間で押し潰
される事に伴って、この突条17、18を形成した金属
板5、5が面方向に広がる為である。この金属板5、5
が、上記ボア孔2の直径方向外側に変位可能であれば、
上記内周縁位置が直径方向内方にずれる事は殆どない。
ところが、結合部の存在により上記各金属板5、5が、
突条を形成していない金属板6に結合されている為、こ
れら各金属板5、5は直径方向外方には変位できず、上
記内周縁位置が直径方向内方にずれる。この様にボア孔
2の内周縁位置が直径方向内方にずれる量は僅かではあ
るが、エンジンの性能追求の上で問題となる。即ち、上
記各金属板5、5は少しでもシリンダ孔の内周面から突
出すると、この突出部分とピストンとが干渉する為、こ
の内周縁が突出する様な事態は絶対に避ける必要があ
る。一方、上記突条17、18が押し潰される事に伴
う、上記ボア孔2の内周縁位置の変位量を正確に予測す
る事は難しい。そこで、このボア孔2の内径をシリンダ
の内径よりも十分に大きくして、上記内周縁がシリンダ
孔の内周面から突出する可能性をなくす必要がある。と
ころが、この様にすると、シリンダ孔の上端部周囲部分
に、ボア孔2の内周縁とシリンダブロックの上面とシリ
ンダヘッドの下面とにより三方を囲まれる環状の隙間空
間が形成される。この隙間空間は、シリンダ内でのピス
トンの往復に拘らず容積が変化しない為、圧縮比を高く
してエンジンの性能を向上させる事に対する妨げとな
る。しかも、この内部に入り込んだ混合気は燃焼しにく
い為、排気を清浄化する点からも好ましくない。 折り返し部19の端縁と金属板5とが強く擦れ合う
可能性が生じる。ボア孔2の周囲には上記折り返し部1
9と突条17とを、ボア孔2の直径方向に近接させて形
成する為、突条17が押し潰されて上記金属板5がボア
孔2の直径方向内方に変位すると、この金属板5の一部
で上記突条17部分と折り返し部19の端縁とが当接す
る可能性がある。そして当接した場合には、この端縁と
金属板5とが強く擦れ合い、この金属板5に亀裂等の損
傷を発生し易くなる。しかも、突条17により当接圧を
上昇させた部分と折り返し部19により当接圧を上昇さ
せた部分とが一致する為、ラビリンス効果を得られなく
なって、ボア孔2周囲の気密性が低下する。本発明のメ
タルガスケットは、これらの問題を解消する為、結
合部の存在に拘らず、金属板がボア孔の内径を縮める方
向に変位する事を防止すべく発明したものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明のメタルガスケット
は、前述した従来のメタルガスケットと同様に、複数枚
の金属板を積層して成り、内側に流体を流通させる流通
孔と、少なくとも1枚の金属板の一部でこの流通孔の周
囲部分に、この流通孔の全周を囲む状態で設けられた突
条と、互いに接続すべき部材同士を結合する為のボルト
を挿通する小孔と、上記各金属板の一部で上記互いに接
続すべき部材と干渉しない部分に設けられ上記複数枚の
金属板同士を結合する結合部とを有する。そして、上記
互いに接続すべき部材の、シール性保持を図るべき2面
間に挟持して使用する。特に、本発明のメタルガスケッ
トに於いては、少なくとも上記何れかの金属板の一部で
上記結合部の近傍に位置し、且つこの結合部と上記流通
孔との間に位置する部分に、スリット状の透孔を形成し
ている。尚、この透孔を全部の金属板に形成しない場合
には、透孔を形成する金属板は、上記突条を形成した金
属板である事が望ましい。又、結合部が複数個所に存在
する場合には、総ての結合部に就いて、上記の条件を満
たす透孔を形成する事が望ましい。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本発明のメタルガスケッ
トの場合には、使用時に突条が押し潰されて、この突条
を形成した金属板が面方向に広がる方向に変位すると、
スリット状の透孔が幅寸法を変化させる方向に変形し
て、この変位を吸収する。即ち、上記透孔を突条を形成
した金属板に形成した場合には、この透孔が幅寸法を縮
め、同じく透孔を突条を形成した金属板以外に形成した
場合には、この透孔が幅寸法を広げて、上記変位を吸収
する。従って、結合部の存在に拘らず、上記突条を形成
した金属板が流通孔の直径方向外方に変位可能になる。
この結果、上記突条が押し潰された場合にも、この流通
孔の内周縁が、この流通孔の直径方向内方に変位する事
がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例として、本発明を、前記図5〜7に示した構造
を有するメタルシリンダヘッドガスケット1に適用した
場合に就いて示している。尚、本発明の特徴は、鳩目8
等の結合部の存在に拘らず、突条17、18(図14〜
15)を形成した金属板5、5が、流通孔であるボア孔
2(図4、5、8、14、15参照)の内径を縮める方
向に変位する事を防止する為の構造にある。その他の部
分の構造及び作用は、前述した従来構造と同様であるか
ら、同等部分に関する図示及び説明は省略若しくは簡略
にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0015】上記メタルシリンダヘッドガスケット1を
構成する3枚の金属板5、6のうち、上記突条17、1
8を形成した表裏2枚の金属板5、5の一部で、上記鳩
目8による結合部の近傍部分には、スリット状の透孔2
0、20を形成している。これら各透孔20、20は、
上記鳩目8による結合部と上記流通孔であるボア孔2と
の間部分に形成している。
【0016】尚、突条を形成していない中間の金属板6
には上記透孔20を形成しても良いが、必ずしも形成す
る必要はない。又、上記突条17、18が押し潰される
事による金属板5、5の面方向への変位量は僅かである
為、上記各透孔20、20の幅寸法(図2の左右方向寸
法)は小さいもので良い。又、上記鳩目8による結合部
を設けた突出部7は、メタルシリンダヘッドガスケット
1をシリンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間
に挟持する以前に各金属板5、6同士が分離する事を防
止する為にのみ設けている。従って、メタルシリンダヘ
ッドガスケット1をシリンダブロック上面とシリンダヘ
ッド下面との間に挟持した後は、この突出部7が欠落し
ても構わない。そこで、上記各透孔20、20の両端部
と各金属板5、5の外周縁との間に存在する連結部2
1、21の幅寸法は、可能な限り小さくする事が好まし
い。
【0017】上述の様に構成される本発明のメタルシリ
ンダヘッドガスケット1の場合には、使用時にシリンダ
ブロック上面とシリンダヘッド下面との間で突条17、
18が押し潰されて、これら両突条17、18を形成し
た金属板5、5が面方向に広がる方向に変位すると、上
記スリット状の透孔20、20が幅寸法を縮める方向に
変形して、この変位を吸収する。従って、上記鳩目8に
よる結合部の存在に拘らず、上記各突条17、18を形
成した金属板5、5がボア孔2の直径方向外方に変位可
能になる。この結果、上記各突条17、18が押し潰さ
れた場合にも、このボア孔2の内周縁が、このボア孔2
の直径方向内方に変位する事がなくなる。
【0018】ボア孔2の内径をシリンダ孔の内径との関
係で規制する事は容易である為、このボア孔2の内径が
シリンダブロック上面とシリンダヘッド下面との間への
装着作業に伴って変化しなくなれば、金属板5、5とピ
ストンとが干渉したり、シリンダ孔の上端部に無視でき
ない程の容積を有する隙間空間が形成される事を容易に
防止できる。
【0019】次に、図3は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例は、本発明を、前記図8〜11に
示した構造を有するメタルシリンダヘッドガスケット1
に適用した場合に就いて示している。即ち、本例の場合
には、メタルシリンダヘッドガスケット1を構成する複
数枚の金属板5、6(前記図2参照)のうち、突条1
7、18を形成した表裏2枚の金属板5の一部で、係止
突部12による結合部10の近傍部分に、スリット状の
透孔20を形成している。結合部の構造が異なった以外
の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様であ
る。
【0020】次に、図4は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合は、本発明を、前記図14
〜15に示した構造を有するメタルシリンダヘッドガス
ケット1に適用した場合に就いて示している。メタルシ
リンダヘッドガスケットの基本形状が異なる以外の構成
及び作用は、前述した第1例の場合と同様である。尚、
本例の場合には、鳩目8による結合部とボア孔2との間
に水油孔4が存在する。突条17、18を押し潰す事に
伴う金属板5の面方向への変位は、この水油孔4によっ
て或る程度吸収されるが、必ずしも十分に吸収できな
い。即ち、上記結合部は複数個所に存在する為、水油孔
4による変位吸収を全く得られない部分が存在する。
又、図4に示した様な位置関係で水油孔4が存在して
も、隣り合う水油孔4、4同士の間部分を通じて上記突
条17、18を押し潰す事に伴う変位のうちの相当の割
合部分が、上記ボア孔2の直径方向に亙って金属板5の
面方向に伝わる。従って、図4に示す様な部分にも、上
記透孔20を形成する事は、金属板5とピストンとの干
渉防止、シリンダ孔の上端部に無視できない程の容積を
有する隙間空間が形成される事の防止の面から有効であ
る。
【0021】尚、図示は省略したが、結合部がスポット
溶接部分である場合も、本発明を実施する事は可能であ
る。又、結合部は、必ずしも金属板の外周縁でシール性
保持を図るべき2面間から突出する部分に形成する必要
はない。例えば、結合部がスポット溶接部分である場合
には、結合部の厚さ寸法が特に大きくならないので、そ
のまま結合部を上記2面間に挟持される部分に位置させ
る事ができる。又、結合部が鳩目8或は係止突部12に
よる場合でも、上記2面の一方又は双方に凹部が存在す
れば、結合部を上記2面間に挟持される部分に位置させ
る事ができる。更に、本発明のメタルガスケットは、図
示の様なメタルシリンダヘッドガスケットに実施した場
合に最もその効果を発揮できるが、メタルシリンダヘッ
ドガスケットに限らず、各種部分のシール性保持に使用
するメタルガスケットでも実施できる。
【0022】
【発明の効果】本発明のメタルガスケットは以上に述べ
た通り構成され作用する為、エンジンの高性能化、排気
の清浄化を図る事が容易になる。又、金属板の一部に亀
裂等の損傷が発生する事を防止して、耐久性向上を図る
事もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、図5のA
部に相当する拡大平面図。
【図2】図1の拡大B−B断面図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す、図8のC
部に相当する拡大平面図。
【図4】同第3例を示す部分平面図。
【図5】従来のメタルシリンダヘッドガスケットの第1
例を示す部分平面図。
【図6】図5のA部拡大図。
【図7】図6の拡大D−D断面図。
【図8】従来のメタルシリンダヘッドガスケットの第2
例を示す、図5と同様の図。
【図9】図8のC部拡大図。
【図10】図9の拡大E−E断面図。
【図11】図10のF−F断面図。
【図12】切目及び係止突部を形成する状態を示す断面
図。
【図13】図12のG−G断面図。
【図14】従来のメタルシリンダヘッドガスケットの第
3例を示す部分平面図。
【図15】図14の拡大H−H断面図。
【符号の説明】
1 メタルシリンダヘッドガスケット 2 ボア孔 3 小孔 4 水油孔 5、6 金属板 7 突出部 8 鳩目 9 通孔 10 結合部 11 切目 12 係止突部 13 プレス加工装置 14 雌型 15 抑え金具 16 雄型 17、18 突条 19 折り返し部 20 透孔 21 連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の金属板を積層して成り、内側に
    流体を流通させる流通孔と、少なくとも1枚の金属板の
    一部でこの流通孔の周囲部分に、この流通孔の全周を囲
    む状態で設けられた突条と、互いに接続すべき部材同士
    を結合する為のボルトを挿通する小孔と、上記各金属板
    の一部で上記互いに接続すべき部材と干渉しない部分に
    設けられ上記複数枚の金属板同士を結合する結合部とを
    有し、上記互いに接続すべき部材の、シール性保持を図
    るべき2面間に挟持して使用するメタルガスケットに於
    いて、少なくとも上記何れかの金属板の一部で上記結合
    部の近傍に位置し、且つこの結合部と上記流通孔との間
    に位置する部分に、スリット状の透孔を形成した事を特
    徴とするメタルガスケット。
  2. 【請求項2】 スリット状の透孔が、突条を形成した金
    属板に形成されている、請求項1に記載したメタルガス
    ケット。
  3. 【請求項3】 スリット状の透孔が、総ての結合部の近
    傍に設けられている、請求項1又は請求項2に記載した
    メタルガスケット。
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