JP2001295940A - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

Info

Publication number
JP2001295940A
JP2001295940A JP2000114970A JP2000114970A JP2001295940A JP 2001295940 A JP2001295940 A JP 2001295940A JP 2000114970 A JP2000114970 A JP 2000114970A JP 2000114970 A JP2000114970 A JP 2000114970A JP 2001295940 A JP2001295940 A JP 2001295940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shim plate
sub
gasket
metal gasket
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000114970A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Yasuda
智伊 安田
Shiro Kawai
志郎 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000114970A priority Critical patent/JP2001295940A/ja
Publication of JP2001295940A publication Critical patent/JP2001295940A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 金属ガスケット1は、燃焼室孔4および
主ビード部2Aを有するガスケット基板2と、このガス
ケット基板2の上面に重合させた環状のシム板3とによ
って構成している。ガスケット基板2には、主ビード部
2Aの内外の隣接位置に環状のサブビード部2C、2D
をそれぞれ形成してあり、他方、シム板3の内周側およ
び外周側に下方にむけて膨出する環状突起3A、3Bを
形成している。そして、シム板3をガスケット基板2に
重合させる際に、シム板3の両環状突起3A、3Bをガ
スケット基板2の両サブビード部2C、2Dに係合させ
るようにしている。 【効果】 ガスケット基板2の上面にシム板3を容易に
位置決めすることができる。また、従来のものと比較し
て幅広いシール特性を備えた金属ガスケット1を提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ガスケットに関
し、より詳しくは、ガスケット基板およびそれに添設し
た環状のシム板とを備える金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ガスケットとして次のような
構成を備えたものは知られている。すなわち、シリンダ
ボアに合わせて穿設した燃焼室孔およびこの燃焼室孔を
囲繞して形成した主ビード部を有するガスケット基板
と、上記燃焼室孔を囲繞するように上記ガスケット基板
に添設される環状のシム板とを備えた金属ガスケットは
知られている(例えば実開平2−6855公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示された従来の金属ガスケットにおいては、上記シム
板の内径を上記ガスケット基板の燃焼室孔の内径と略一
致させて形成している。そして、シム板の内周部と上記
ガスケット基板における燃焼室孔とを一致させた状態に
おいて、シム板をガスケット基板に溶接していたもので
ある。このように、従来ではシム板の内周部と上記ガス
ケット基板における燃焼室孔とを一致させた状態でシム
板をガスケット基板に溶接する必要があるので、両部材
の溶接作業が煩雑となり、ひいては金属ガスケットの製
造コストが高くなっていたものである。しかも、上記従
来の金属ガスケットにおいては、主ビード部とシム板の
組み合わせのみで金属ガスケットの環状シール部が決定
されるので、幅広いシール特性が得られないという欠点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明は、シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室孔およ
びこの燃焼室孔を囲繞して下面側にむけて膨出させて形
成した主ビード部を有するガスケット基板と、上記燃焼
室孔を囲繞するように上記ガスケット基板に添設される
環状のシム板とを備えた金属ガスケットにおいて、上記
ガスケット基板に、上記燃焼室孔を囲繞して、かつ上記
主ビード部に隣接する内外の位置にそれぞれサブビード
部を形成し、さらに上記シム板を、上記ガスケット基板
の上面における両サブビード部の間の位置に重合させて
位置決めしたものである。
【0005】このような構成によれば、上記ガスケット
基板の上面にシム板を容易に位置決めすることができ
る。そのため、シム板はガスケット基板に対して数箇所
をスポット溶接するか、あるいは接着すればよい。した
がって、上記従来のものと比較すると金属ガスケットの
製造が容易になり、ひいては金属ガスケットの製造コス
トを低減させることができる。しかも、ガスケット基板
には主ビード部の他に2か所のサブビード部を形成して
あるので、上記従来のものと比較して幅広いシール特性
を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1ないし図2において、金属ガスケット
1は、金属製の薄板からなるガスケット基板2と、この
ガスケット基板2の上面に添設した複数の環状のシム板
3から構成している。金属ガスケット1は、図示しない
シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されて
それらの間をシールするようになっている。ガスケット
基板2には、シリンダブロックのシリンダボアに合わせ
て燃焼室孔4を穿設するとともに、各燃焼室孔4を囲繞
して下面側に膨出する主ビード部2Aを形成している。
また、ガスケット基板2の所定位置には、締結ボルトが
挿通される複数のボルト孔5を穿設するとともに、複数
の水孔6および油孔7を穿設している。また、ガスケッ
ト基板2には、上記複数の燃焼室孔4全体を囲繞する外
周ビード部2Bを形成している。
【0007】しかして、本実施例は、ガスケット基板2
およびシム板3を以下のように改良することにより、ガ
スケット基板2に対するシム板3の位置決めを容易にし
たものである。すなわち、図2に示すように、ガスケッ
ト基板2には、上記主ビード部2Aに隣接する内方側の
位置に燃焼室孔4を囲繞するサブビード部2Cを形成し
ている。また、主ビード部2Aに隣接する外方側の位置
にも燃焼室孔4を囲繞するサブビード部2Dを形成して
いる。これら両サブビード部2C、2Dは、下面側にむ
けて膨出させて形成してある。両サブビード部2C、2
Dの下面側への膨出量は同一寸法となるように設定して
いるが、両サブビード部2C、2Dの下面側への膨出量
は上記主ビード部2Aの膨出量よりも小さな寸法に設定
している。両サブビード部2C、2Dの幅はともに同じ
寸法にしているが、上記主ビード部2Aの幅よりも小さ
な寸法に設定している。
【0008】一方、本実施例のシム板3は、内周部側お
よび外周部側に下面側にむけて膨出し、かつ円周方向に
連続する環状突起3A、3Bをそれぞれ形成している。
各環状突起3A、3Bの膨出量および幅は、上記両サブ
ビード部2C、2Dに上方側から係合可能な寸法に設定
している。また、環状突起3A、3Bが隔てた寸法は、
両サブビード部2C、2Dが隔てた寸法と同じ寸法に設
定している。そして、本実施例では上記シム板3を上記
ガスケット基板2の燃焼室孔4の位置となる上面に上方
側から重合させるが、その際、シム板3の環状突起3
A、3Bをガスケット基板2のサブビード部2C、2D
に係合させる。これにより、ガスケット基板2の上面に
おける両サブビード部2C、2Dの間の位置にシム板3
を重合させて容易に位置決めすることができる。このよ
うにガスケット基板2の上面にシム板3を位置決めした
ら、シム板3における円周方向の数箇所をスポット溶接
して、ガスケット基板2とシム板3とを連結する様にし
ている。なお、このようにガスケット基板2とシム板3
とをスポット溶接する代わりに、シム板3と重合するガ
スケット基板2の上面に接着剤を塗布してからガスケッ
ト基板2の上面にシム板3を位置決めしても良い。この
場合には、位置決め完了時点でシム板3とガスケット基
板2とが接着剤によって接着されることになる。
【0009】上述したように本実施例によれば、ガスケ
ット基板2の上面における両サブビード部2C、2Dの
間の位置にシム板3を容易に位置決めすることができ
る。そして、シム板3はガスケット基板2に対して数箇
所をスポット溶接するか、あるいは接着すればよい。し
たがって、上記従来のものと比較すると金属ガスケット
1の製造が容易になり、ひいては金属ガスケット1の製
造コストを低減させることができる。しかも、ガスケッ
ト基板2には主ビード部2Aの他に2か所のサブビード
部2C、2Dを形成してあるので、これらの箇所を図示
しないシリンダブロックの上面と密着する環状シール部
として構成することができる。したがって、本実施例の
金属ガスケット1によれば、上記従来のものと比較して
幅広いシール特性を得ることができる。
【0010】(第2実施例)次に、図3は本発明の第2
実施例を示したものである。すなわち、この第2実施例
では、ガスケット基板2におけるサブビード部2C、2
Dを上面側に向けて膨出させて形成したものである。一
方、シム板3は平坦に形成してあり、シム板3の幅(図
面上の左右方向寸法)は、上記ガスケット基板2の両サ
ブビード部2C、2Dが隔てた寸法よりも僅かに小さな
寸法に設定している。この他の構成は上記図2に示した
第1実施例のものと同じである。この第2実施例におい
ては、シム板3をガスケット基板2の上面における両サ
ブビード部2C、2Dの間の位置に重合させることによ
り、ガスケット基板2上の両サブビード部2C、2Dの
間にシム板3を容易に位置決めすることができる。その
ように位置決めしたら、上述した第1実施例の場合と同
様にシム板3の円周方向数箇所をガスケット基板2にス
ポット溶接するか、あるいは接着すればよい。このよう
な構成の第2実施例であっても、上述した第1実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0011】(第3実施例)さらに、図4は、本発明の
第3実施例を示したものである。すなわち、この実施例
においては、ガスケット基板2のサブビード部2C、2
Dは上記図3の第2実施例と同様に上面側にむけて膨出
させて形成している。一方、シム板3は、その内周側お
よび外周側に円周方向に連続する環状凹部3A、3Bを
それぞれ形成している。両環状凹部3A、3Bの形状
は、上記ガスケット基板2のサブビード部2C、2Dの
形状に合わせて形成している。また、両環状凹部3A、
3Bが隔てた寸法は、上記ガスケット基板2のサブビー
ド部2C、2Dが隔てた寸法と一致させている。この第
3実施例においては、上記シム板3の内周側の環状凹部
3Aをガスケット基板2の内方側のサブビード部2Cに
係合させるとともに、上記シム板3の外周側の環状凹部
3Bをガスケット基板2の外方側のサブビード部2Dに
係合させて位置決めしている。これにより、ガスケット
基板2の上面における両サブビード部2C、2Dの間の
箇所と、シム板3の両環状凹部3A、3Bの隣接位置と
なる下面とが重合している。そして、このようにして位
置決めしたら、上述した第1実施例の場合と同様にシム
板3の円周方向数箇所をガスケット基板2にスポット溶
接するか、あるいは接着すればよい。このような構成の
第3実施例であっても、上述した各実施例と同様の作用
効果を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ガスケ
ット基板の上面にシム板を容易に位置決めすることがで
きるという効果が得られる。また、従来のものと比較し
て幅広いシール特性を得ることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…金属ガスケット 2…ガスケット基板 2A…主ビード部 2C…サブビード部 2D…サブビード部 3…シム板 3A…環状突起 3B…環状突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室
    孔およびこの燃焼室孔を囲繞して下面側にむけて膨出さ
    せて形成した主ビード部を有するガスケット基板と、上
    記燃焼室孔を囲繞するように上記ガスケット基板に添設
    される環状のシム板とを備えた金属ガスケットにおい
    て、 上記ガスケット基板に、上記燃焼室孔を囲繞して、かつ
    上記主ビード部に隣接する内外の位置にそれぞれサブビ
    ード部を形成し、 さらに上記シム板を、上記ガスケット基板の上面におけ
    る両サブビード部の間の位置に重合させて位置決めした
    ことを特徴とする金属ガスケット。
  2. 【請求項2】 上記両サブビード部はともに下面側にむ
    けて膨出させて形成してあり、 また、上記シム板の内周部側および外周部側に下面側に
    むけて膨出し、かつ円周方向に連続する環状突起をそれ
    ぞれ形成し、 上記シム板の内周部側の環状突起を上記内方側のサブビ
    ード部に上方側から係合させるとともに、上記シム板の
    外周部側の環状突起を上記外方側のサブビード部に上方
    側から係合させたことを特徴とする請求項1に記載の金
    属ガスケット。
  3. 【請求項3】 上記両サブビード部はともに上面側にむ
    けて膨出させて形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の金属ガスケット。
  4. 【請求項4】 上記シム板の内周部側および外周部側
    に、円周方向に連続する環状凹部をそれぞれ形成し、 上記シム板の内周部側の環状凹部を上記内方側のサブビ
    ード部に上方側から係合させるとともに、上記シム板の
    外周部側の環状凹部を上記外方側のサブビード部に上方
    側から係合させたことを特徴とする請求項3に記載の金
    属ガスケット。
JP2000114970A 2000-04-17 2000-04-17 金属ガスケット Withdrawn JP2001295940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114970A JP2001295940A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 金属ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000114970A JP2001295940A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 金属ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001295940A true JP2001295940A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18626690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000114970A Withdrawn JP2001295940A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 金属ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001295940A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10358919A1 (de) * 2003-12-16 2005-07-21 Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh Metallische Zylinderkopfdichtung ohne Distanzlage
JP2012526953A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 フェデラル−モーグル シーリング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シールビード及びエンボス加工を備える平形シール並びにその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10358919A1 (de) * 2003-12-16 2005-07-21 Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh Metallische Zylinderkopfdichtung ohne Distanzlage
DE10358919B4 (de) * 2003-12-16 2006-02-02 Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh Metallische Zylinderkopfdichtung ohne Distanzlage
JP2007514101A (ja) * 2003-12-16 2007-05-31 フェデラル−モーグル シーリング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング スペーサ層の無い金属製のシリンダヘッドガスケット
JP2012526953A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 フェデラル−モーグル シーリング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング シールビード及びエンボス加工を備える平形シール並びにその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4032270B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
US5664790A (en) Metal gasket assembly with shims
JP2001241551A (ja) シリンダヘッドガスケット
JP3628960B2 (ja) メタルガスケット
US7207572B2 (en) Gasket
JP4813500B2 (ja) 平形ガスケット
JP2007064449A (ja) シリンダーヘッド用積層型メタルガスケット
JP2001132844A (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケット
JPH11344117A (ja) 金属板ガスケット
JP4110256B2 (ja) 金属製ガスケット
JP2001295940A (ja) 金属ガスケット
EP1197688B1 (en) Metal laminate gasket with bore ring and engaging members thereof
JP2006125312A (ja) シリンダーヘッド用メタルガスケット
JP2000161494A (ja) シリンダヘッドガスケット
JP3965537B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JPH075320Y2 (ja) 金属ガスケット
JPH0516460Y2 (ja)
JP3098734B2 (ja) 金属積層形ガスケット
JP2002295681A (ja) 金属ガスケット
JPH03134376A (ja) ガスケット
JP4712165B2 (ja) 金属ガスケット
JPH0562672B2 (ja)
JPH08233105A (ja) シリンダーヘッドガスケット
JPH0744849Y2 (ja) シールリング付メタルシリンダヘッドガスケット
JPH018678Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703