JP3946299B2 - 金属ガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在される金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の金属ガスケットにおいては、例えば実開平3−5955号公報に記載されるように、金属ガスケットにおけるシリンダを囲む位置に縁板を付加することにより、シリンダ周りのシール圧を高くする手段が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術によれば、基板に対する縁板の結合をハトメにより行っているため、リベットを用いた場合も同様であるが、結合作業に手間がかかるという不具合の外に、基板及び縁板とは別の部材が金属ガスケットの構成要素となるために、部品点数の増加と、その増加した部材の品質管理が必要になるという不具合がある。また、結合部材がガスケットの表裏両面から突出しているために、結合部材の位置がシリンダブロック及びシリンダヘッドの両方に凹部がある場所限定されるという不具合もある。一方、かかる結合手段として周知の点溶接により行うには設備費が嵩むたという別の不具合がある。
【0004】
これに対して、特開平6−281011号公報には、金属ガスケットを構成する複数の金属板をプレス加工により行う方法が開示されている。この方法では、積層された金属板に複数本の互いに独立した切断線を形成すると同時に、前記切断線間の金属板部分を積層方向に突出させて突出部を形成し、前記切断線の両側での被切断側端面と突出部端面との当たりによって、板面内でのずれのうち切断線の延びる方向と交叉する方向のずれを防止している。しかしながら、この方法によると、板面内でのずれを全ての方向において防止するためには切断線を三本以上形成する必要があり、そうするとかかるプレス加工をするためにはかなり複雑な構造の金型が必要になって、金型の製造コストが高く且つ壊れやすくなるという不具合がある。
【0005】
この発明は、かかる従来技術の不具合を解決するためになされたものであり、その目的は、結合作業が容易な金属ガスケットを提供することにあり、またその目的は、結合のための部品点数が増加しない金属ガスケットを提供することにあり、またその目的は、簡単なプレス金型により複数の金属板を強固に結合できる金属ガスケットを提供することにあり、またその目的は結合のための設備が簡便な金属ガスケットを提供することにあり、またその目的は、基板より厚みの小さい縁板を用いたときにも、縁板がデッキ面との摩擦等により劣化や変形が抑制される金属ガスケットを提供することにあり、またその目的は、デッキ面内での設置位置の安定性が高い金属ガスケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シリンダブロックのデッキ面とシリンダヘッドのデッキ面との間に介在されて両デッキ面間をシールする金属ガスケットにおいて、前記シリンダブロックのシリンダを囲むように配置される縁板を、内側の縁が前記シリンダの縁に位置し、外側の縁がシリンダ周縁の水孔におけるシリンダ側の縁から同水孔における反シリンダ側の縁までの間に位置するように形成して、この縁板を前記両デッキ面間に延在し且つ前記縁板より厚みの大きな2枚の基板の間に挟んで積層し、前記シリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔の位置で結合手段により結合して3枚の金属板からなる金属ガスケットとし、前記結合手段は、前記積層した各板を二本の互いに独立した主切断線において切断するとともに、当該主切断線間の積層板を積層板厚より大きな段差で水孔方向に突出させて突出部を形成するものであり、前記突出部を、いずれかの板の表面から最も高く突出した中央部分と、この中央部分から前記板の表面に向けて傾斜した一対の斜面部分とで構成し、前記各主切断線のうち前記斜面部分を形成する計4つの斜面形成線を、周方向で隣合うもの同士が両基板の面内で異なる方向を向くように形成してなる。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1において、前記結合手段を、前記斜面部分に、前記主切断線とは別の副切断線を形成して、前記両板に前記斜面部分に隣接し且つ前記斜面部よりも低い低位部を形成したものとしている。
【0008】
さらに、請求項3の発明は、請求項1において、前記結合手段の突出部を、前記シリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔の中に突出させて、前記水孔により突出部を拘束したものとしている。
【0009】
いずれの発明においても、縁板は、ストッパ,シム板或いは副板と称される金属板であって、デッキ面間でシリンダの周縁に配置されるものをいい、これらの発明においては基板より厚みの小さいものを用いる。この縁板は、エンジンのシリンダの縁に沿って配置され、そのシリンダ側の内側の縁はシリンダの縁に位置する。またシリンダから離れる側である外側の縁は、必ずしも同一の弧に沿う必要はなく外側に向けて凹凸が形成されるものであってもよいが、少なくともシリンダの外側にある水孔のシリンダ側の縁から、当該水孔における前記シリンダから遠い側の縁までの位置にあるものとする。なお、シリンダが複数並設されるエンジンに使用される金属ガスケットの場合であって、縁板における隣接するシリンダ間の部分については、縁板の幅方向両側は両シリンダの縁に位置する。
【0010】
かくして、シリンダブロックにおけるシリンダの縁から水孔のシリンダ側の縁までのデッキ面にわたって前記縁板が覆うようになっているが、縁板の内側の縁は、シリンダの内壁面とデッキ面との角に形成される面取り等に応じて少しシリンダから離れる側にあってもよい。また、同様に、水孔とそれよりシリンダ側のデッキ面との角に面取りが形成される場合には、縁板の外側の縁は、幅が狭い部分では水孔から少しシリンダ側に離れる側にあってもよい。
【0011】
水孔は、シリンダの周囲に点在する形式のものであってもよいし、シリンダの周囲の広範囲に連続して形成される、所謂ウォータージャケットでもよい。
前記縁板を基板に結合する手段が、重ね合わせてなる積層板の上下いずれかの面に突出する部分が形成される結合手段であるため、縁板の全体又は一部を水孔の上まで広げて、前記突出する部分をシリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔内に突出させればよい。ここで、前記突出する部分の大きさを、前記水孔の開口部の大きさに近づけておけば、突出する部分が水孔の開口部周縁に当たるため、金属ガスケットのデッキ面における位置決めが容易になる。
【0012】
シリンダブロックとシリンダヘッドとがボルトにより締めつけられると、シリンダブロックとシリンダヘッドとの両デッキ面では、前記金属ガスケットの縁板によって、シリンダの縁から水孔のシリンダ側の縁までのシール圧が他の位置におけるシール圧よりも高くなり、且つシリンダの縁から水孔のシリンダ側の縁までの間のシール圧は、シリンダ側及び水孔側のいずれにおいても均一になる。
【0013】
また、前記シール圧を均一にする縁板を支持する部材として基板を兼用させたから、前記支持するための格別の部材を必要とすることがない。さらに、厚みの小さい縁板を、これよりも厚みの大きい基板の間に挟み、この縁板はシリンダの周りだけにあるので、上下のデッキ面の面方向への相対移動により基板間に相対移動が生じても縁板に皺が寄ったり摩耗等による棄損を生じるおそれもない。なお,上下のデッキ面の面方向への相対移動は、エンジンの運転状態における燃料混合気体の爆発力によって、シリンダヘッドのシリンダ頂部が上昇する方向に弾性変形し、これに伴ってシリンダヘッドのシリンダ周縁部がシリンダ側に引き寄せられ、前記爆発後には各部が前記変形が復元することにより発生することは周知の通りである。
【0014】
この発明では、縁板の幅を、外側においても水孔の上にまで広げている。幅を広げるのは縁板の全体又は一部のいずれでもよい。
而して、アルミニウム合金のシリンダブロックに、シリンダを形成する鋳鉄スリーブが鋳ぐるみ又は嵌入して担持される形式のものにおいては、シリンダと水孔との間のデッキ面に表れるアルミニウム合金部分と鋳鉄部分とに均等にシール圧が負荷される。また、熱の影響により鋳鉄スリーブが縮小してその上面がデッキ面に対して下降しても、縁板によるシール圧はアルミニウム合金部分に負荷されるからシール性が低下することはない。
【0015】
また、水孔よりシリンダ側の部分全体を鋳鉄スリーブによって形成する、所謂ウェットライナー式の構造の場合には、鋳鉄スリーブが熱の変化により伸縮しても、その上面全体に均一にシール圧が負荷されるから、鋳鉄スリーブに部分的な変形が起こらない。
【0016】
また、この発明で用いる結合手段によれば、二本の主切断線で板面内の全ての方向における板間のずれが防止される。また、隣合う斜面形成線を板の面内において異なる方向に延在させているから、突出部の大きさに対して主切断線を長くとることができるため、板面内での板間のずれが確実に防止される。また、主切断線が長くなれば、突出部における中央部分を大きくすることができるため、板の被切断端部と突出部の切断端部との重なり合いを十分に確保することができ、積層方向における板同士の抜け防止がより確実に行われる。
【0017】
特に、主切断線における切断を引張りによる切断とすれば、主切断線を挟む突出部の端部と被切断側の端部とが重なり合い、積層方向における前記板同士の抜け防止が十分になる。とりわけ、切断直後に被切断側の前記端部を、引張り方向に曲がっている状態から板の面の方向に押し広げれば、前記重なりがさらに十分になり前記の抜け防止はさらに確実になる。
【0018】
請求項2の前記発明によれば、さらに副切断線において斜面部と低位部との切断面が係合するため、板の面方向への板間のずれの防止が確実になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は第1の実施形態を示す図であり、この実施形態における結合手段3の斜視図が図6に示される。そのうち図1は金属ガスケット101を部分的に破断した平面図であり、図2は金属ガスケット101の縁板102を部分的に破断した平面図であり、図3は図1の▲3▼−▲3▼線断面拡大図である。なお、図1,図2においては縁板102と上側の基板112とが図示されており、下側の基板112は省略されている。
【0020】
まず、金属ガスケット101は、図3に示すエンジンのシリンダブロック103とシリンダヘッド104の相互に対向する各デッキ面105,106に介在して、両デッキ面105,106間をシールするものである。シリンダブロック103にはシリンダ107が形成されていて、この内部で周知の通り、燃料と空気の混合気体を爆発させることによりピストンを昇降させて動力を発生させる。
【0021】
シリンダブロック103はアルミニウム合金からなり、またシリンダブロック103にはシリンダ107の周壁を形成する鋳鉄スリーブ108がシリンダブロック103の一部として装着されて所謂アルミエンジンを形成している。なお、この鋳鉄スリーブ108は段部108aが形成されているものであって、前記段部108aをシリンダブロック103の段部103aの上面に支持させる形態のものが図示されているが、鋳鉄スリーブ108としては、鋳ぐるみによりシリンダブロック103に装着されるものであってもよい。
【0022】
またシリンダブロック103のうち前記シリンダ107の外周には周知のウォータージャケット109が形成されて、ここに冷却水が通過することにより主としてシリンダブロック103を冷却するようになっている。このウォータージャケット109はこの発明において称する水孔の一例である。シリンダヘッド104にも図3に示すように前記ウォータージャケット109に連通する水孔111が形成されて、これによってシリンダヘッド104を冷却するようになっている。ウォータージャケット109はシリンダ107の外周に沿って広範囲に形成され、これに比較して水孔111が形成される範囲は狭い。
【0023】
金属ガスケット101は、この実施形態では、両デッキ面105,106の大体において全体に延在し、したがって両デッキ面105,106と殆ど同一の外形をしている2枚の基板112と、これらの間に介在されてシリンダ107を囲むようにシリンダ107の周囲にのみ配置された縁板102との3枚の金属板からなる。基板112には、デッキ面105,106間をシリンダ107側とウォータージャケット109側との間でシールするビード113が形成され、またウォータージャケット109側と外部側との間をシールするビード114が形成される。この実施形態ではビード113はフルビードであり、ビード114はハーフビードであるが、ビード113,114をフルビードとハーフビードとのいずれにするか、或いはいずれの種類のビードも形成しないかは設計するシール性によって選択するものとする。
【0024】
また、基板112にはウォータージャケット109と水孔111とを連通する貫通孔115,115aが開口されて、冷却水をウォータージャケット109から水孔111へと供給するようになっており、貫通孔115は水孔111に対して適量の冷却水を供給するように開口面積が決定されていて、これにより冷却水の絞り作用もするようになっている。したがって、平面視においては、面積が、ウォータージャケット109,水孔111,貫通孔115の順で小さくなっていて、後述の結合手段3が、この貫通孔115の近くで且つ水孔111にその突出部3bを入り込ませて設けられる。
【0025】
また、シリンダブロック103とシリンダヘッド104には、図示しないが、潤滑液の通路が相互に連通するように形成されており、したがって金属ガスケット101の基板112にも前記の連通を確保するために潤滑液用の孔116が開口されるとともに、シリンダブロック103とシリンダヘッド104とを相互に締めつけるためのボルトが通過するボルト用の孔117も開口されている。なお、118はシリンダ用の孔である。
【0026】
また、2枚の基板112の間には縁板102が挟まれ積層されて配置される。この縁板102にも、基板112のシリンダ用の孔118に対応してシリンダ用の孔119が開口している。
【0027】
縁板102は内側の縁、すなわちシリンダ用の孔119の内周面がシリンダ107の縁にあり、また外側の縁がウォータージャケット109の上面における前記シリンダ107から遠い側の縁の近くにある。また、縁板102における、基板112の貫通孔115に重なる位置では、縁板102の外側の部分が当該貫通孔115と同形状に凹欠されて、前記貫通孔115における冷却水の通過を確保している。したがって、この実施形態における縁板102は、内側の縁はシリンダ107の縁と一致しているが、外側の縁は、基板112の貫通孔115に沿う凹欠部102aの縁と、この凹欠部102aがなくて前記内側の縁と同心の円弧をなす縁とにより形成される。かくして、縁板102には、前記凹欠部102aがある幅狭部102bと、それのない幅広部102cとが形成され、さらに、2つのシリンダ用の孔119の間には、両側の縁がシリンダ用の孔119の外周の一部をなす孔間部102dが形成される。
【0028】
前記縁板102の内側の縁は、シリンダ107の縁、すなわち鋳鉄スリーブ108の内周面の上端位置よりも、少しウォータージャケット109側に位置していてもよいし、また縁板102の外側である凹欠部102a側の縁は、ウォータージャケット109におけるシリンダ107側の縁よりも少しシリンダ107側に位置していてもよい。なぜなら、シリンダ107又はウォータージャケット109とデッキ面105との角部が面取りしてある場合等に、デッキ面105のうち、シリンダ107とウォータージャケット109との間の部分105bの幅と縁板102の幅狭部102bの幅とを一致させるのが好適だからである。
【0029】
また、縁板102における幅広部102cの外側の縁は、デッキ面105のうち、ウォータージャケット109よりもシリンダ107から遠い側の部分105aには重ならない位置にあり、この実施形態ではウォータージャケット109の上方であって、前記部分105aに近い位置にある。なお、さらに縁板102には、基板112の貫通孔115aと重なって連通する貫通孔102eが開口されている。
【0030】
前記縁板102は基板112に対して結合手段3により結合されている。この結合手段3は、縁板102の幅広部102cにおけるウォータージャケット109の上側位置で、シリンダヘッド104と水孔111の下側になる位置に設けられる。この位置の場合には、下側がウォータージャケット109であり、上側が水孔111であるから、ここにはデッキ面105,106が存在しない。結合手段3の一例としては次のようなものを示すことができる。
【0031】
まず、図6は金属ガスケット101の前記結合手段3の上からの斜視図であり、結合手段3は上層の基板112の上面から突出している。かかる結合手段3は図7に示された雄型1と雌型2とによりプレス成型される。この図7においては両型1,2を斜視図で示しているが、説明の便宜のために両型1,2の係合面11,21が見えるように両型1,2の斜視方向を相違させている。
【0032】
図8〜10は雄型を示し、図8は雌型との係合面側を示す平面図であり、図9は図8のA−A線断面図、図10は図8のB−B線断面図である。
前記雄型と雌型とは、プレス時には相互に対向して配置されるものであるが、この実施の形態においては、別段の区別をしない限り、各型とも相互に対向する係合面11,21が上方を向いたものとして、その形態を説明する。
【0033】
まず雄型1について図7〜図10に基づいて説明すると、この雄型1は、縦断面が略台形である係合凸部10を円柱の端面である係合面11の中央部に形成したものであり、この係合凸部10は、係合面11の中央から寸法Tで突出した小円形の突出面12と、この突出面12から係合面11に向けて傾斜した一対の斜面13aとを有している。なお、寸法Tは結合される前記の板112,102,112の厚さ合計より大きな寸法である。また、この斜面13aは、突出面12の小円弧12aから係合面11上の大円弧11bに向けて、裾を広げつつ180°離れた側に傾斜している。
【0034】
さらに、前記各斜面13aには、前記大円弧11b側から係合面11と同一高さの低位部13cが入り込んでいて、その結果、各斜面13aは前記低位部13cを挟んで左右に二股状になっている。
【0035】
また、斜面13aの幅方向外形線は、平面視において、係合面11をなす円の中心11aを中心として90°間隔で放射状に伸びる放射状部分14aと、この放射状部分14aと突出面12の小円弧12aの各端点とを結ぶ円弧部分14bとで構成されている。この放射状部分14aおよび円弧部分14bと、突出面12の斜面13aが連続しない円弧12bとからなる突出線K(放射状部分14a、円弧部分14b、円弧12b、円弧部分14b、および放射状部分14aの順に連続する線)に沿って、メインカットラインP1 が形成されている。
【0036】
さらに、各大円弧11bから前記円の中心11aに向けて、各斜面13aに湾入するようにして入り込んでいる前記低位部13cは、前記の通り係合面11と同一高さになっていて、斜面13aの縁から係合面11までは垂直に近い角度で落ち込んでおり、よって、斜面13aにおける低位部13c側の縁に沿って、サブカットラインR1 が形成されている。この実施形態ではサブカットラインR1 は低位部13cの輪郭に沿うU字型をなしているが、低位部13cの平面形状に応じて、角形をした凹状にするなど他の形状をなすものであってもよい。
【0037】
図11〜図13は雌型を示し、図11は雄型との係合面側を示す平面図であり、図12はそのC−C線断面図、図13はD−D線断面図である。
これらの図に示すように、この雌型2は、円柱の端面を係合面21とし、この係合面21に、前述の雄型1の係合凸部10を受ける係合凹部20を有するものである。この係合凹部20は、円柱の軸方向に垂直な断面形状が係合凸部10の平面形状に等しく、軸方向に連続する穴として形成され、底面を有していない。そして、雄型1の突出線K(メインカットラインP1 に同じ)に対応する係合面21上の線H(放射状部分24a、円弧部分24b、円弧22b、円弧部分24b、および放射状部分24aの順に連続)に沿ってメインカットラインP2 が形成されている。
【0038】
また、前述の雄型1の低位部13cの平面形状に対応させて、雌型2には前記係合凹部20に内に入り込む突出部21cが、係合凹部20の中心21aに向けて突出しており、その上面は係合面21と面一の平面状になっている。そして、前記突出部21cの係合凹部20側の縁に、雌型側のサブカットラインR2 が形成されている。
【0039】
前記の線Hの放射状部分24aは、雄型1との係合時に、突出線Kの放射状部分14aとの間に隙間が生じない(剪断に必要な通常の隙間は有する)ように形成され、また雄型1の前記サブカットラインR1 と雌型2の前記サブカットラインR2 との間にも、両型1,2の係合時に前記同様に隙間を生じないようになっているが、円弧部分24bおよび円弧22bは、雄型1との係合時に、突出線Kの円弧部分14bおよび円弧12bとの間に所定の隙間(剪断ではなく引張切断されるための隙間)が生じるように、円弧22bを含む円の直径A(図12に表示)を雄型1の円弧12bを含む円の直径a(図9に表示)より所定寸法だけ大きくしてある。
【0040】
また、この雌型2は、平面視で係合凹部20の円弧部分24bおよび円弧22bを内周線25aとし、係合面21と中心21aが同じで円弧22bより少し外側の円弧を外周線25bとし、突出面を係合面21と平行にした押圧凸部25を有している。すなわち、この押圧凸部25は、雌型2の係合凹部20の両メインカットラインP2 に沿って形成されている。また、この凸部25の係合面21からの突出高さtは前記雄型1の係合凸部10の高さTより十分に小さく設定し、これらの高さt,Tと、結合される積層金属板の厚さLとは、下記の(1)式の関係に設定してある。
【0041】
(T−t)>L ……(1)
このような雄型1の係合面11と雌型2の係合面21との間に金属ガスケット101を挟んで、図14に示すように、雄型1を、これに対向する雌型2に挿入することにより、図6,図15に示すような、二本の互いに独立した、前記メインカットラインP1,1,2,2 に沿う主切断線3aと、前記サブカットラインR1,1,2,2 に沿う副切断線3cと、これらの切断線3a,3a,3c,3c間の金属板部分が積層厚より大きな段差で積層方向に突出された突出部3bと、で構成される結合手段3が形成される。また、突出部3bは、被切断側の金属板表面から最も高く突出した中央部分32と、この中央部分32から前記表面に向けて裾を広げつつ傾斜した一対の斜面部分33とで構成されている。なお、図15は結合構造3の平面図、図16は図15(a)のF−F線断面図、図17は図15のG−G線断面図に相当する。
【0042】
また、図15に示すように、各主切断線3aにおける、斜面部分33をなす斜面形成線34aは、平面視で中央部分32の中心点32Aから90°間隔で放射状に伸びるため、積層された板112,102,112同士の主切断線3a両端での被切断側端面と斜面部分33の端面との当たりによって、金属ガスケット101の板面の全ての方向における板間のずれが防止される。さらに、雄型1の低位部13cと雌型2の突出部21cとのそれぞれの縁により形成される副切断線3cに沿う斜面部分33と被切断端面との当たりによっても、金属ガスケット101の板面上の全ての方向における金属板間のずれが防止される。この両副切断線3cは図示の実施形態においては相互に対向する向きをしていずれもU字状をしているため、防止するずれの方向は積層金属板の面における各方向となる。すなわち、図15(b)に示すように、各斜面形成線34aと各副切断線3cとにより矢印で示す8方向におけるすべてのずれを防止できる。
【0043】
図14は、図8のA−A線断面に沿った面での雄型1の雌型2への挿入直前状態と挿入状態を示す断面図であり、図14(a)は挿入直前状態を、図14(b)は挿入状態を示す。
【0044】
これらの図が示すように、雄型1の係合凸部10の突出面12部でのメインカットラインP1 間隔(寸法a)が、これに対応する雌型2の係合凹部20のメインカットラインP2 間隔(寸法A)より小さいため、突出部の中央部分32の両端は、係合凸部10の進入によって、雄型1と雌型2とのメインカットラインP1 ,P2 の寸法差(A−a)のために生じる隙間M内で積層方向に伸ばされて引張切断される。これにより、中央部分32の切断端部32aは抜け方向に大きな抵抗となるギザギザの断面になる。これに加えて、雄型1の係合面11が金属ガスケット101の上面S1 に達した後は、雌型2の凸部25の上面と雄型1の係合面11との間で金属ガスケット101が加圧されることによって、中央部分32を切り離した金属ガスケット101の被切断端部36が押しつぶされて隙間M内に広がるため、切断端部32aと被切断端部36との重なり部分が十分に得られる。これによって、積層方向への抜けが確実に防止される。
【0045】
なお、前記の方法では、円形の中央部分32から一対の斜面部分33が裾を広げて傾斜する結合手段3を形成しているが、形成する結合手段3の平面形状は他のものであってもよい。
【0046】
また、前述のプレス用金型においては、雌型2の係合面21に押圧凸部25を設けているが、この押圧凸部25は雄型1の係合面11の対応する位置に設けてもよく、雄型1および雌型2の両方に設けてあってもよい。また、この押圧凸部25は、係合時に雄型1の突出面12を受ける雌型2の係合凹部20にある両メインカットラインP2 に必ずしも一致する位置に形成する必要はなく、両メインカットラインP2 に一致する部分に凹部26を設けることによって、両メインカットラインP2 の外側に押圧凸部25を設けてもよい。これにより、金属ガスケット101は前述の隙間Mによって積層方向に引張切断された後に、この凹部26内で図14の場合よりも多く横方向に伸ばされるため、金属板を積層方向により抜け難くすることができる。さらに押圧凹部25は、雄型1又は雌型2の前記サブカットラインR1,2 に沿う位置に設けることも可能である。
【0047】
上記の金属ガスケット101を、シリンダブロック103のデッキ面105とシリンダヘッド104のデッキ面106との間に介在させた状態で、シリンダブロック103に対して、シリンダヘッド104を図示しないボルトにより、図1におけるボルト用の孔117の位置で締めつける。これによって、金属ガスケット101が両デッキ面105,106間をシールすることになる。
【0048】
両デッキ面105,106間では金属ガスケット101が上下から圧縮されてビード113,114が潰れる方向に変形され、その変形からのビード113,114の復元力によって、これらの位置ではデッキ面105,106に対する金属ガスケット101の押圧力が向上してシール力が増大する。
【0049】
また、縁板102が介在しているデッキ面105の、シリンダ107とウォータージャケット109との間にある部分105bでは、金属ガスケット101の厚みが他の位置よりも縁板102の分だけ大になっているから、この部分のデッキ面105,106間のシール力はビード113による前記シール力に加えてさらに増大する。特に、縁板102のあるシリンダ107の周囲部分は金属ガスケット101の厚みが大であるために、前記のボルトの締めつけにより、デッキ面105の前記部分105aに対向するデッキ面106の部分は、前記部分105aからの距離が大きくなり、これに対して、デッキ面105のウォータージャケット10より外側の部分105aに対向するデッキ面106の部分は、前記部分105aからの距離が小さくなる。かくして、デッキ面106は、シリンダ107に近い周囲部分が高く且つシリンダ107から遠い部分が低くなって傾斜することになりる。
【0050】
かかるシリンダヘッド104の弾性変形に基づく弾性復元力によって、金属ガスケット10において縁板102が結合された部分は、デッキ面105におけるウォータージャケット109よりシリンダ107側の部分105bを高いシール圧によりシールする。そして、前記部分105bにおいては、内側から外側までの幅方向全体に、金属ガスケット101の基板112に縁板102が重ねられているため、鋳鉄スリーブ108の上面とこれ以外の部分の上面とのいずれにも同一のシール圧が負荷される。このため、鋳鉄スリーブ108にのみ前記の高いシール圧が負荷されることはない。
【0051】
また、シリンダ107における熱の変化により鋳鉄スリーブ108の上端が低下したときには、前記部分105bにおけるアルミニウム合金部分(鋳鉄スリーブ108以外の部分)において前記の高いシール圧を支持するから、前記部分105b全体としてのシール力を低下させることがないし、この場合には鋳鉄スリーブ108へのシール圧の負荷が低下するから、鋳鉄スリーブ108の変形をもたらすこともない。なお、熱の変化により鋳鉄スリーブ108の上端が上昇する寸法を見込んで、アルミニウム合金部分に対して、予め鋳鉄スリーブ108上端の位置を下げて設定しておけば、鋳鉄スリーブ108の上面のみがデッキ面105から突出することはない。
【0052】
図4は、第2の実施形態を示すものであって、前記第1の実施形態におけるシリンダブロック103に代えて、所謂ウェットライナー方式のシリンダブロック103とした例である。この第2の実施形態では、鋳鉄スリーブ108はウォータージャケット109の下部においてシリンダブロック103に支持されている。このため、シリンダ107とウォータージャケット109との間には鋳鉄スリーブ108しか存在しない。したがってデッキ面105の一部をなす鋳鉄スリーブ108の上面108bは幅が狭い。しかしながら、鋳鉄スリーブ108の上面108bには基板112と縁板102とによる大きなシール圧が負荷されても、そのシール圧は鋳鉄スリーブ108の上面108bに平均して負荷される。また、鋳鉄スリーブ108が熱の影響により伸縮して前記上面108bが上下に移動しても、当該上面108aには鋳鉄スリーブ108の内外方向に偏ることのないシール圧が負荷される。したがって、鋳鉄スリーブ108には倒れ等の変形が生じるおそれはない。
【0053】
図5は、第3の実施形態を示すものであって、前記第1,2の実施例における鋳鉄スリーブ108に代えて、この実施形態の鋳鉄スリーブ108はシリンダブロック103に鋳ぐるみして装着してある。また金属ガスケット101として、上側の基板112のビード113は下向きに突出しており、下側の基板112のビード113は上向きに突出していて、これらビード113の頂部が縁板102に上下から当たっていおり、さらにこれらビード113はデッキ面105における部分105の上側の位置にある。
【0054】
かかる構成の実施形態においては、鋳鉄スリーブ108の上に過大な荷重が負荷されるときや、鋳鉄スリーブ108とアルミニウム合金からなるシリンダブロック103との間に高温時の熱膨張差が発生したときに、両者108,103間に隙間が発生して鋳鉄スリーブ108に沈み込み、デッキ面106の部分105b,105c間に段差が発生しても、この実施形態においてはアルミニウムである部分105bに高面圧が負荷されるため、デッキ面105,106間のシール性は確保される。
【0055】
以上の各実施形態は、シリンダブロック103側の水孔としてウォータージャケット109が形成された、所謂オープンデッキ形式のシリンダブロック103について説明したが、シリンダ107周りに複数の水孔が点在する、所謂クローズドデッキ形式のシリンダブロックについて前記のいずれかの金属ガスケット101を適用することもできる。この場合には、シリンダブロックの前記水孔に金属ガスケット101の結合手段3の突出部3bを入り込ませて、前記突出部3bを前記水孔の開口部により拘束してもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、シリンダブロックとシリンダヘッドとがボルトにより締めつけられると、シリンダブロックとシリンダヘッドとの両デッキ面では、前記金属ガスケットの縁板によって、シリンダの縁から水孔のシリンダ側の縁までのシール圧が他の位置におけるシール圧よりも高くなり、且つシリンダの縁から水孔のシリンダ側の縁までの間のシール圧は、シリンダ側及び水孔側のいずれにおいても均一になる。このため、シール圧によってシリンダの変形等の不具合が発生することを防止することができる。また、前記シール圧を均一にする縁板を支持する部材として基板を兼用させたから、前記支持するための格別の部材を必要とすることがなく、したがって、部品点数の減少によるコストダウンを図ることができる。
【0057】
特に請求項1の発明においては、金属ガスケットを3枚の金属板により構成したから前記部品点数の減少によるコストダウンをこの点からも促進することができるし、また、二本の主切断線のうち4つの斜面形成線を、周方向で隣り合うもの同士が基板の面内で異なる方向に延在させているから、突出部の大きさに対して主切断線を長くとることができるため、板面内での板間のずれが確実に防止される。また、主切断線を長くすることができることに基づき、突出部における中央部分を大きくすることができるため、板の被切断端部と突出部の切断端部との重なり合いを十分に確保することができ、積層方向における板同士の抜け防止がより確実に行われる。さらに、この発明では、厚みの小さい縁板を、これよりも厚みの大きい基板の間に挟み、この縁板はシリンダの周りだけにあるので、上下のデッキ面の面方向への相対移動により基板間に面方向の相対移動が生じても縁板に皺が寄ったり摩耗等による棄損を生じるおそれがなく、したがって寿命の長い金属ガスケットとすることができるという効果がある
【0058】
また、請求項2の発明においては、請求項1の発明の前記効果に加えて、さらに副切断線において斜面部と低位部との切断面が係合するため、板の面方向への板間のずれの防止がさらに確実になり、複数の金属板の結合をさらに強固にすることができる。
【0059】
さらに、請求項3の発明においては、請求項1の発明の前記効果に加えて、前記結合手段の突出部をシリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔の中に突出させて拘束したため、デッキ面において金属ガスケットが移動することを防止することができ、位置の安定性の高い金属ガスケットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属ガスケットの第1の実施形態を示す一部を省略した破断平面図。
【図2】図1の縁板を示す破断平面図。
【図3】エンジンを図1の▲3▼−▲3▼線に相当する位置で切断した状態の拡大図。
【図4】金属ガスケットの第2の実施形態を示す、図3と同様の拡大断面図。
【図5】金属ガスケットの第3の実施形態を示す、図3と同様の拡大断面図。
【図6】金属ガスケットの結合手段の上面からの斜視図。
【図7】結合手段を形成するための金型(雄型と雌型)の例を示す斜視図。
【図8】雄型の平面図。
【図9】図7のA−A線断面図。
【図10】図7のB−B線断面図。
【図11】雌型の平面図。
【図12】図10のC−C線端面図。
【図13】図10のD−D線断面図。
【図14】図8のA−A線に沿った雄型と雌型との係合状態を示す断面図であって、(a)は雄型の雌型への挿入直前状態を示し、(b)は同挿入状態を示す。
【図15】結合手段の底面図を示すものであり、(a)は結合手段の各構成の説明図、(b)は主切断線の斜面形成線及び副切断線の各作用を示す説明図。
【図16】図15(a)のE−E線断面図。
【図17】図15(a)のG−G線断面図。
【符号の説明】
1 雄型
2 雌型
3 結合手段
3a 主切断線
3b 突出部
3c 副切断線
32 中央部分
33 斜面部分
34a 斜面形成線
101 金属ガスケット
102 縁板
102a 凹欠部
102b 幅狭部
102c 幅広部
102d 孔間部
103 シリンダブロック
104 シリンダヘッド
105,106 デッキ面
105a,105b デッキ面の部分
107 シリンダ
108 鋳鉄スリーブ
109 ウォータージャケット
112 基板
113,114 ビード
115 貫通孔
117 ボルト用の孔
118,119 シリンダ用の孔

Claims (3)

  1. シリンダブロックのデッキ面とシリンダヘッドのデッキ面との間に介在されて両デッキ面間をシールする金属ガスケットにおいて、前記シリンダブロックのシリンダを囲むように配置される縁板を、内側の縁が前記シリンダの縁に位置し、外側の縁がシリンダ周縁の水孔におけるシリンダ側の縁から同水孔における反シリンダ側の縁までの間に位置するように形成して、この縁板を前記両デッキ面間に延在し且つ前記縁板より厚みの大きな2枚の基板の間に挟んで積層し、前記シリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔の位置で結合手段により結合して3枚の金属板からなる金属ガスケットとし、前記結合手段は、前記積層した各板を二本の互いに独立した主切断線において切断するとともに、当該主切断線間の積層板を積層板厚より大きな段差で水孔方向に突出させて突出部を形成するものであり、前記突出部を、いずれかの板の表面から最も高く突出した中央部分と、この中央部分から前記板の表面に向けて傾斜した一対の斜面部分とで構成し、前記各主切断線のうち前記斜面部分を形成する計4つの斜面形成線を、周方向で隣合うもの同士が両板の面内で異なる方向を向くように形成したことを特徴とする金属ガスケット。
  2. 前記結合手段は、前記斜面部分に、前記主切断線とは別の副切断線を形成して、前記両板に前記斜面部分に隣接し且つ前記斜面部よりも低い低位部を形成したことを特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
  3. 前記結合手段の突出部を、前記シリンダブロック又はシリンダヘッドの水孔の中に突出させて、前記水孔により突出部を拘束したことを特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
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