JPH09209277A - ゴム補強用ポリエステル繊維 - Google Patents

ゴム補強用ポリエステル繊維

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JPH09209277A
JPH09209277A JP1633496A JP1633496A JPH09209277A JP H09209277 A JPH09209277 A JP H09209277A JP 1633496 A JP1633496 A JP 1633496A JP 1633496 A JP1633496 A JP 1633496A JP H09209277 A JPH09209277 A JP H09209277A
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JP
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rubber
polyester fiber
treatment liquid
compound
fiber
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Application number
JP1633496A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Sato
康裕 佐藤
Masamichi Okada
正道 岡田
Hiromitsu Shoji
宏光 東海林
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴムの加硫時やゴム中で長時間高温にさらさ
れた時の繊維劣化が改善され、繊維の強度保持率および
耐久性がすぐれたゴム補強用ポリエステル繊維を提供す
る。 【解決手段】 ポリエステル繊維の表面を、ポリエポキ
シド化合物、ブロックドイソシアネート化合物および/
またはエチレン尿素化合物、ゴムラテックスおよびケイ
酸塩化合物を接着剤マトリックス成分とする第1処理液
で処理した後、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物およ
びエチレン系不飽和酸で変性されたゴムラテックスを接
着剤マトリックス成分とする第2処理液で処理したゴム
補強用ポリエステル繊維であって、前記第1処理液に含
有されるケイ酸塩化合物が、ケイ素とマグネシウムを主
たる構成元素とし、かつこのケイ素/マグネシウムの重
量比が1/(0.1〜1.0)であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ、ゴムホー
スおよびベルトなどのゴム製品の補強材として有用なゴ
ム補強用ポリエステル繊維に関するものである。さらに
詳しくは、ゴムの加硫時やゴム中で長時間さらされた時
の劣化が改善され、繊維の強度保持率および耐久性にす
ぐれたゴム補強用ポリエステル繊維に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維はすぐれた機械的強度
と低伸長性を有するために、タイヤ、ベルト、ホースな
どのゴム製品の補強材として従来から広く使用されてい
る。
【0003】そして、これらゴム補強用ポリエステル繊
維は、補強材としてゴム製品中に埋込まれて使用される
ため、その耐久性はゴム中に配合される種々の化合物の
影響をも受けることになる。
【0004】例えば、ゴム中にはチラウム系、スルフェ
ンアミド系、あるいはグアニジン系などの加硫促進剤
や、アミン系老化防止剤などが配合されることが多い
が、これらの添加剤化合物は、自動車タイヤでの製造時
における加硫工程中や高速走行中に、またホースの製造
時の加硫工程中やエンジンルーム内の高温雰囲気下で使
用される時に、ポリエステル繊維の劣化を誘発させて、
ゴム補強用繊維としての性能の著しい低下を招き易いと
いう問題があった。
【0005】また、特にスチームを用いてゴムの加硫を
行なう場合には、ゴム中のポリエステル繊維がスチーム
による加水分解の影響をも受けるために、著しく劣化し
てしまうという問題もあった。
【0006】このために、近年では上記の欠点の改善を
目的として、種々の検討がなされており、例えばポリエ
ステル繊維に対して劣化を与えることが少ない加硫促進
剤や老化防止剤などをゴムへ配合する技術などが検討さ
れているが、このような方法ではゴムの配合組成が著し
く制約されるため、目的とする諸性能を満足した加硫ゴ
ムが得られ難いという問題点があった。
【0007】一方、ポリエステル繊維自体の改良によっ
て上記の欠点を改良する試みも数多くなされており、例
えばポリエステル繊維中に含まれる末端カルボキシル基
量を減少させる方法などが提案されているが、この方法
でもなおゴム中の繊維の劣化を実用上のレベルまで抑制
する効果は得られ難いのが実情である。
【0008】また、上記の欠点の改良を目的として、主
に繊維処理剤の面からの種々の検討も行われており、例
えばアクリル酸および/またはメタクリル酸からなる重
合体を付与してなるゴム補強用ポリエステル繊維(特開
昭55−166235号公報)、および下式(I)およ
び(II)の化合物から選ばれた一種または二種以上を含
む繊維処理剤を付与してなるゴム補強用ポリエステル繊
維(特開昭57−89670号公報)が提案されてい
る。 HOOC(R1 )C=C(R2 )COOH …… (I)
【化1】 を繰返し単位として含む重合体(ただしR1 〜R4 は水
素もしくは炭素数4以下のアルキル基である。)
【0009】しかしながら、これらの方法のうち、アク
リル酸および/またはメタクリル酸からなる重合体を含
む繊維処理剤を付与したポリエステル繊維は、処理剤の
大量付与を必要とするため、繊維の物性を損い易いとい
う問題があった。
【0010】また、上記式(I)および/または(II)
の化合物を含む繊維処理剤を付与したポリエステル繊維
は、ゴム加硫時におけるポリエステル繊維の劣化抑制効
果が未だ不十分であるという問題があった。
【0011】さらに、ポリエステル繊維の耐熱接着性を
向上させるために、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂
と、エチレン系不飽和酸単量体を共重合体ゴム中に0.
1〜25重量%共重合させてなる共役ジエン−ビニルピ
リジン系共重合体ゴムラテックスとを接着剤マトリック
ス成分とする処理剤組成物で処理することが、特開昭6
1−26629号公報により提案されているが、この接
着剤を用いたポリエステル繊維は、確かに耐熱接着性は
向上するものの、ゴム加硫時におけるポリエステル繊維
の劣化を問題のないレベルまで向上させることは不可能
であり、特にスチームを用いて加硫を行なう場合の劣化
に対しては、ほとんど効果を見出すことができなかっ
た。
【0012】さらにまた、キレート化薬剤を付与および
または含有してなるゴム補強用ポリエステル繊維が特開
昭64−40671号公報により提案されているが、こ
のポリエステル繊維もまた、確かに乾熱下での加硫後強
力保持率は向上するものの、スチームを用いて加硫を行
なう場合の劣化に対しては、効果が著しく小さく、未だ
に実用レベルまでに至っていない。
【0013】このように、ゴム中での高温劣化が十分に
抑制できるゴム補強用ポリエステル繊維は未だ実現して
いないのが実情である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
なされたものである。
【0015】したがって、本発明の主たる目的は、ゴム
加硫時やゴム中で長時間高温にさらされた時に生じ易い
繊維劣化が改善され、繊維の強力保持率および耐久性が
すぐれたゴム補強用ポリエステル繊維を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のゴム補強用ポリエステル繊維は、ポリエ
ステル繊維の表面を、ポリエポキシド化合物、ブロック
ドイソシアネート化合物および/またはエチレン尿素化
合物、ゴムラテックスおよびケイ酸塩化合物を接着剤マ
トリックス成分とする第1処理液で処理した後、レゾル
シン・ホルマリン初期縮合物およびエチレン系不飽和酸
で変性されたゴムラテックスを接着剤マトリックス成分
とする第2処理液で処理したゴム補強用ポリエステル繊
維であって、前記第1処理液に含有されるケイ酸塩化合
物が、ケイ素とマグネシウムを主たる構成元素とし、か
つこのケイ素/マグネシウムの重量比が1/(0.1〜
1.0)であることを特徴とする。
【0017】そして、上記第2処理液は、さらにクロロ
フェノール系化合物を含有することが、また上記第2処
理液に含有されるエチレン系不飽和酸で変性されたゴム
ラテックスは、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン
−エチレン系不飽和酸共重合体ラテックスであること
が、それぞれ望ましい。
【0018】また、上記ケイ酸塩化合物中のマグネシウ
ムの含有量は5%以上であることが望ましく、さらにケ
イ酸塩化合物は、その1%水分散液の光透過率Tが70
%以上で、かつ2%水分散液のチクソトロピー指数が
2.0〜10.0であって、具体的にはスメクタイト、
特に親水性スメクタイトであり、第1処理液の接着剤マ
トリックス成分に対する配合量が1〜15重量%である
場合に、一層望ましい効果を得ることができる。
【0019】そして、上記第1および第2処理液に含有
される各接着剤マトリックス成分の付着量が、ポリエス
テル繊維に対し固形分換算でそれぞれ1.0〜2.0重
量%である場合に、一層すぐれた効果を得ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳述する。
【0021】本発明に用いるポリエステル繊維は、テレ
フタル酸を主たる二官能カルボン酸とし、エチレングリ
コールを主たるグリコール成分とするポリエステルを溶
融紡糸延伸してなる繊維であることが望ましいが、テレ
フタル酸を一部あるいは全部2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、4,4−ジカルボキシフェノキシエタン、イソ
シアネート基などに置き換えたもの、またエチレングリ
コールを一部あるいは全部ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブタンジオールなどに置き換えたポ
リエステルからなる繊維であっても使用することができ
る。
【0022】また、上記ポリエステルは、少量であれ
ば、トリメシン酸、トリメリット酸、ほう酸、りん酸、
グリセリン、およびトリメチロールプロパンなどの三官
能化合物を共重合したものであってもよい。
【0023】また、ポリエステル繊維は、各種改質剤、
例えばカルボジイミド化合物、エポキシ化合物、イソシ
アネート化合物、およびオキサゾリン化合物などの末端
カルボキシル基封鎖剤により改質されていてもよい。
【0024】ポリエステル繊維の製糸方法とは、紡糸・
延伸を二段階に分けて行なう方法であっても、またこの
両工程を一段階で行なう方法であってもよい。
【0025】なお、本発明で用いるポリエステル繊維と
は、上記ポリエステルを素材としてなるフィラメント糸
の他、このフィラメント糸からなるコード、織物および
織布などの形態をも含むものであり、下記に述べる処理
液による処理は、その任意の形態のポリエステル繊維に
対して施されればよい。
【0026】本発明の第1浴処理液に使用されるケイ酸
塩化合物とは、ケイ素、マグネシウム、ナトリウムおよ
びリチウムを構成元素とし、フッ素および/またはアル
ミニウムをさらに構成元素に含むかまたは含まない無機
化合物であり、一般にはスメクタイトと称される合成無
機化合物である。
【0027】このケイ酸塩化合物中のマグネシウムの含
有量は5%以上であることが望ましく、さらに1%水分
散液の光透過率Tが50%以上、とくに70%以上であ
ることが重要であり、かつ、1%水分散液のチクソトロ
ピー指数が2.0〜10.0、とくに3.0〜9.0の
範囲にあり、さらには比表面積が100〜500、とく
に150〜400の範囲にあることがそれぞれ望まし
い。
【0028】なお、本発明でいう光透過率T、チクソト
ロピー指数および比表面積とは、次の方法により求めた
値である。
【0029】[光透過率]ケイ酸塩化合物の1%水分散
液をよく撹拌した後、1昼夜静置し、沈降分離していな
い水分散液のみを10mmのセルに入れ、U−3000
型分光光度計(日立製作所社製)を用いて、波長500
nmにおける光透過率を測定した値である。 [チクソ
トロピー指数]ケイ酸塩化合物の2%水分散液をよく撹
拌した後、1昼夜静置し、沈降分離していない水分散液
の粘度をB型粘度計(芝浦システム社製)で測定し、次
式により算出した値である。ローターはNo.3を使用
し、6rpm、60rpmともに測定前2分間静置し、
1分間回転後の指示を読んだ値である。 TI=(6rpmでの粘度)/(60rpmでの粘度)
【0030】[比表面積]比表面積カンタンソープ(ユ
アサアイオニクス社製)の専用セルを秤量した後、この
セルにケイ酸塩化合物を1/2程度(約0.15g)詰
めて秤量し、常法によりカンタンソープで測定して、次
式により算出した値である。 比表面積(m2 /g)=(A/AC)×(V×2.81
/サンプル量g) A:セルを液体窒素から外し室温の水に浸漬した後の積
算計の値 AC:純液体窒素ガスを注入後の積算計の値 V:A/1300
【0031】上記ケイ酸塩化合物、なかでも合成スメク
タイトは、水に分散させるとチキソトロピックな分散液
となり、安定な粘性が得られ、比表面積を増大させる機
能を有する。
【0032】したがって、ケイ酸塩化合物は浸透抑制剤
および柔軟化剤として作用し、ケイ酸塩化合物を配合し
たゴム・繊維用接着剤組成物は、合成繊維に対する付着
量を少なくしても、安定してすぐれたゴムとの接着性が
得られるばかりか、処理コードが柔軟になり、コード強
力の低下が効果的に防止されることになる。
【0033】すなわち、ケイ酸塩化合物は表面に水酸基
を多く持っていることから、接着剤組成物中の水分子を
吸着して繊維コード内部へ浸透し、エポキシ化合物、イ
ソシアネート化合物およびゴムラテックスなどの接着剤
マトリックス成分の繊維コード内部への浸透が抑制され
るため、この状態で繊維コードに熱処理を施すと、繊維
コードの表層部で前記接着剤マトリックス成分が固化
し、繊維コードの内層部には主としてケイ酸塩化合物が
残り、コード内層における繊維単糸間の自由度が大きく
なる結果、繊維コードの柔軟性が改良され、繊維コード
自体の高強力が維持されるのである。
【0034】また、ケイ酸塩化合物の配合によって、接
着剤組成物におけるとくにゴムラテックスなどの接着剤
マトリックス成分の凝集が抑制され、各接着剤マトリッ
クス成分が均一に混合されて安定化し、接着剤マトリッ
クスがすぐれた凝集力のもとに繊維表面に均一に付着す
ることになるため、少量の付着量であっても、すぐれた
ゴムとの接着性を得ることができるのである。
【0035】本発明の第1処理液は、接着剤マトリック
ス成分がポリエポキシド化合物、ブロックドポリイソシ
アネート化合物および/またはエチレン尿素化合物、ゴ
ムラテックスおよびケイ酸塩化合物を主たる接着剤マト
リックス成分として構成されている接着剤組成物であ
り、ポリエステル繊維コードに対し付与された後、さら
にレゾルシン・ホルマリン初期縮合物、エチレン系不飽
和酸で変性されたゴムラテックス、またはこれとクロロ
フェノール系化合物を主たる接着剤マトリックス成分と
して含有する第2処理液の付与を必要とする。
【0036】本発明の第1浴処理液に使用されるポリエ
ポキシド化合物とは、1分子中に2個以上のエポキシ基
を含有する化合物であり、具体例としては、グリセロー
ル、ペンタエリスリトール、ソルビトール、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ールなどの多価アルコール類と、エピクロルヒドリンの
ようなハロゲン含有エポキシド類との反応生成物、レゾ
ルシン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタ
ン、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂およびレゾルシ
ン・ホルムアルデヒド樹脂などの多価フェノール類と、
前記ハロゲン含有エポキシド類との反応生成物、ビス−
(3,4−エポキシ−6−メチル−ジシクロヘキシルメ
チル)アジペートおよび3,4−エポキシシクロヘセン
エポキシドなどの不飽和結合部分を酸化して得られるポ
リエポキシド化合物、ビスフェノールA型エポキシ化合
物およびビスフェノールA型ウレタン変性エポキシ化合
物などが挙げられ、これらはそれぞれ1種または2種以
上を混合しようすることができる。なかでも好ましいポ
リエポキシド化合物は、多価アルコール類とエピクロル
ヒドリンの反応生成物(多価アルコールのポリグリシジ
ルエーテル化合物)である。
【0037】同じく、上記第1処理液に使用されるブロ
ックドポリイソシアネート化合物とは、熱によりブロッ
ク剤が遊離して活性なイソシアネート化合物を生じる化
合物であり、具体的にはトリレンジイソシアネート、メ
タフェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートおよび
トリフェニールメタントリイソシアネートなどのポリイ
ソシアネート化合物と、フェノール、クレゾール、レゾ
ルシンなどのフェノール類、ε−カプロラクタム、バレ
ロラクタムなどのラクタム類、アセトキシム、メチルエ
チルケトンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオ
キシム類およびエチレンイミンなどから選ばれたブロッ
ク剤との反応生成物などが挙げられる。
【0038】これらブロックドポリイソシアネート化合
物のなかでは、特にε−カプロラクタムでブロックされ
た芳香族ポリイソシアネート化合物およびジフェニルメ
タンジイソシアネートの芳香族化合物の使用が良好な結
果を与える。
【0039】同じく第1処理液におけるエチレン尿素化
合物とは、加熱によりエチレンイミン環が開環して反応
し、接着性を向上させる化合物であり、その具体例とし
ては、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートおよ
びトリフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族、
脂肪族イソシアネートと、エチレンイミンとの反応生成
物などが挙げられる。
【0040】これらエチレン尿素化合物のなかでは、と
くにジフェニルメタンジエチレン尿素の芳香族エチレン
尿素化合物の使用が良好な結果を与える。
【0041】なお、上記第1処理液は、上記ブロックド
ポリイソシアネート化合物およびエチレン尿素化合物の
いずれか一方または両方を含むことができる。
【0042】同じく、上記第1処理液に必要に応じて含
まれるゴムラテックスとしては、被着ゴムにあわせたビ
ニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体ラテック
ス(VPラテックス)、スチレン−ブタジエン系ゴムラ
テックス(SBRラテックス)、アクリロニトリル−ブ
タジエン系ゴムラテックス(NBRラテックス)、クロ
ロプレン系ゴムラテックス(CRラテックス)、クロロ
スルホン化ポリエチレンラテックス(CSMラテック
ス)、アクリレート系ゴムラテックスおよび天然ゴムラ
テックス(NRラテックス)または、これらのラテック
スにエチレン系不飽和酸を共重合させたラテックスなど
が、適宜単独または混合して使用される。上記第1処理
液におけるポリエポキシド化合物・ブロックドポリイソ
シアネート化合物および/またはエチレン尿素化合物・
ゴムラテックスの配合比は、10〜25重量%・20〜
35重量%・0〜70重量%、とくに10〜20重量%
・20〜30重量%・0〜70重量%の割合が好まし
い。
【0043】ここで、ポリエポキシド化合物とブロック
ドポリイソシアネート化合物および/またはエチレン尿
素化合物の配合量が、上記の割合よりも少ない場合に
は、処理した合成繊維の初期接着力が低下する傾向とな
るため好ましくない。
【0044】上記第1処理液は、接着剤マトリックス成
分の総固形分濃度が2〜10重量%、特に4〜7重量%
の溶液(分散液を含む)として使用するのが好適であ
る。
【0045】上記ケイ酸塩化合物は、上記第1処理液に
対し配合され、その配合量は処理液に含まれる接着剤マ
トリックス成分に対し、1〜15重量%、特に3〜10
重量%の範囲が好ましい。
【0046】第1処理液の接着剤マトリックス成分に対
するケイ酸塩化合物の配合量が1.0重量%以下では、
処理繊維コードの強力低下を十分に抑制することができ
ず、また15.0重量%以上では、処理繊維コードのゴ
ムに対する接着力が低下する傾向になるため好ましくな
い。
【0047】上記第1処理液に次いでポリエステル繊維
に付与する第2処理液としては、レゾルシン・ホルマリ
ン初期縮合物、エチレン系不飽和酸で変性されたゴムラ
テックス、またはこれらとクロロフェノール系化合物を
主たる接着剤マトリックス成分として含有する処理液が
用いられる。
【0048】上記第2処理液に使用するレゾルシン・ホ
ルマリン初期縮合物は、アルカリ触媒下で、レゾルシン
とホルムアルデヒドを縮合させたものである。
【0049】このレゾルシン・ホルマリン初期縮合物に
おけるレゾルシンとホルマリンとのモル比は、1:0.
3〜1:5、特に1:0.75〜1:2.0の範囲であ
ることが望ましい。
【0050】また、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物
と共に、2−6ビス(2,4−ジヒドロキシフェニルメ
チル)−4−クロロフェノールで代表されるクロロフェ
ノール系化合物を併用する場合には、ポリエステル繊維
の劣化をより抑制することができる。この2−6ビス
(2,4−ジヒドロキシフェニルメチル)−4−クロロ
フェノールの具体例としては、“バルカボンド”E(バ
ルナックス社製)、“デナボンド”、“デナボンド”A
または“デナボンド”K(長瀬化成社製)などを挙げる
ことができる。
【0051】本発明の第2処理液に使用するエチレン系
不飽和酸で変性されたゴムラテックスとしては、ビニル
ピリジン−スチレン−ブタジエン−エチレン系不飽和酸
の共重合体ラテックス、スチレン−ブタジエン−エチレ
ン系不飽和酸の共重合体ラテックス、アクリロニトリル
−ブタジエン−エチレン系不飽和酸の共重合体ラテック
スおよび2−クロロ−1,3−ブタジエン−エチレン系
不飽和酸の共重合体ラテックスなどが挙げられる。
【0052】ここで用いられるエチレン系不飽和酸とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮
酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ブテントリカ
ルボン酸などの不飽和カルボン酸、イタコン酸モノエチ
ルエステル、フマル酸モノブチルエステル、マレイン酸
モノブチルエステルなどの不飽和ジカルボン酸のモノア
ルキルエステル、アクリル酸スルホエチルナトリウム
塩、メタクリル酸スルホプロピルナトリウム塩、アクリ
ルアミドプロパンスルホン酸などの不飽和スルホン酸ま
たはそのアルカリ塩などが挙げられ、これらは一種もし
くは二種以上を組合せて使用することができる。
【0053】なお、カルボキシル基はエチレン性不飽和
酸エステル単量体またはエチレン系不飽和酸無水物単量
体を共重合した後に加水分解することによってゴムラテ
ックスに導入してもよい。この場合のエチレン系不飽和
酸エステル単量体やエチレン系不飽和酸無水物単量体と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ
皮酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ブテントリ
カルボン酸などの不飽和カルボン酸のモノ、ジ、および
トリエステル、マレイン酸無水物などが例示され、これ
らの一種または二種以上が使用される。
【0054】本発明の第2処理液は、通常固形分濃度5
〜20%で使用される。
【0055】本発明においては、次の手順でゴム補強用
ポリエステル繊維が製造される。
【0056】まず、上記第1処理液をポリエステル繊維
コードに浸漬し、70〜150℃の温度で乾燥した後、
200〜255℃の温度で熱処理を施す。
【0057】引続き前記第2処理液を付与し、上記第1
処理液の場合と同様に、70〜150℃で乾燥した後、
200〜255℃で熱処理を施す。
【0058】処理液付与後70℃以下の乾燥では、レゾ
ルシン・ホルムアルデヒド・変性ゴムラテックスが固化
せずにローラーに付着し、編組物への付着量が減少する
とともに、付着ムラが生じゴムとの接着性が悪くなる。
【0059】また、熱処理温度が250℃以上の高温に
なると、レゾルシン・ホルムアルデヒド・変性ゴムラテ
ックスが劣化し、ゴムとの接着性が低下するとともに、
ゴム中耐熱強力保持率も低下する。
【0060】一方、熱処理温度が200℃以下になる
と、ゴムとの接着性が低下する傾向を生じる。
【0061】ポリエステル繊維コードに対する第1処理
液の付着量は、固形分換算で1.0〜2.0重量%、と
くに1.2〜1.7重量%の範囲が好ましい。
【0062】また、ポリエステル繊維コードに対する第
2処理液の付着量は、固形分換算で1.0〜2.0重量
%、とくに1.2〜1.7重量%の範囲が好ましい。
【0063】本発明のゴム補強用ポリエステル繊維を用
いて補強されるゴムとしては、天然ゴム(NR)、スチ
レン−ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(I
R)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム
(X−IIR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン
プロピレンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NB
R)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム(CSM)、アクリルゴム(AC
M)、ヒドリンゴム(CHC)あるいはこれら各種のゴ
ムを混合物などが挙げられ、いかなるゴム種であっても
よい。
【0064】本発明のゴム補強用ポリエステル繊維は、
種々の加硫促進剤を使用した加硫系ゴムに対する補強に
ついて有効である。すなわち、N−シクロヘキシル−2
−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシジエ
チレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどの
スルフェンアミド系加硫促進剤、テトラメチルチウラム
ジサルファイド、テトラエチルチウラムジサルファイ
ド、テトラエチルチウラムジサルファイド、テトラブチ
ルチウラムジサルファイド、テトラメチルチウラムモノ
サルファイドなどのチウラムサルファイド系加硫促進
剤、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチ
ルジチオカルバミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸
セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルルなどのジチ
オカルバメート系加硫促進剤、2−メルカプトベンゾチ
アゾール、ジベンゾチアゾルジサルファイドなどなどの
チアゾール系加硫促進剤などのいかなる加硫促進剤を含
有するゴム系であっても、制限なく適用することが可能
である。
【0065】かくして、本発明のゴム補強用ポリエステ
ル繊維は、ゴムの加硫時やゴム中で長時間高温にさらさ
れた時の劣化が改善され、繊維の強度保持率および耐久
性がすぐれているため、このポリエステル繊維で補強さ
れたゴム製品は、タイヤ、ベルトおよびホースなどとし
てきわめて有用である。
【0066】
【実施例】次に、実施例により、本発明を具体的に説明
する。
【0067】なお、実施例における各物性の測定値は、
以下の方法により求めたものである。 (1)コード強
力 “テンシロン”を使用してJIS L−1017(19
83)に準じて測定した。
【0068】(2)ゴム中耐蒸熱性 下記の組成を有するゴムを加硫し、1.0mmの厚さの
ゴムシートを作製する。次に処理コードを前記ゴムシー
トではさみ、オートクレーブで150℃で10時間処理
する。次いでゴムからコードを取り出し、処理前後のコ
ード強力を測定し、ゴム中耐蒸熱性を次式より求め、ゴ
ム中耐蒸熱性を評価した。 強力保持率=(蒸気処理後のコード強力/蒸気処理前の
コード強力)×100(%) [ゴム配合処方] EPDM 100重量部 亜鉛華 5.0 〃 ステアリン酸 1.0 〃 カーボンブラック 80.0 〃 加工油 0.3 〃 硫黄 1.5 〃 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.5 〃 テトラメチルチラウムジスルフィド 1.0 〃
【0069】(3)接着性 上記と同様の配合ゴムと処理コードを用いて、幅25m
mの試験片を作製し、JIS K−6328(199
5)に記載の剥離試験方法に準じて処理コード/ゴム間
剥離力を測定した。すなわち、直径10cm、長さ6c
mのアルミニウム製のパイプに未加硫ゴムを貼りつけた
後、処理コードを円周方向に連続して隙間なく巻きつけ
る。さらに、前記未加硫ゴムを貼りつけた後、ラッピン
グクロス(東レ社製,35mm)を巻きつけ、オートク
レーブを用いて150℃で30分間加硫した後、JIS
K−6328(1995)に記載の剥離試験方法に準
じて処理コード/ゴム間剥離力を測定した。
【0070】(4)コード硬さ 処理コードを真直ぐな状態にして2cmにカットし、テ
ンシロンの引張り試験機のブリッヂ(1cm間隔,φ:
0.6mm)上にのせ、コードと直角のフックバー
(φ:0.6mm)をコード中央に掛けて下降(2cm
/分)させた時の最大応力を求め、その値をコード硬さ
とした。
【0071】(5)樹脂付着量 JIS L−1017(1983)に準じ、質量法で求
めた。
【0072】[実施例1〜3]ポリエポキシド化合物/
ブロックドイソシアネート化合物/ゴムラテックスを、
固形分で11.0重量%/23.0重量%/66.0重
量%の割合で混合してなる混合液100重量部に対し、
表1に記載したケイ酸塩化合物AまたはBの水溶液(重
量%)を、それぞれ表3に示した割合で添加し、各混合
液の固形分を6重量%にすることにより、第1処理液と
した。
【0073】
【表1】
【0074】また、アルカリ触媒下でレゾルシン1モル
に対しホルマリン1.5モルを、固形分濃度10%で6
時間熟成させ得られた初期縮合物を、ビニルピリジン−
スチレン−ブタジエン−エチレン系不飽和酸共重合体ラ
テックス100重量部に対し、12.5重量部添加し、
固形分濃度を30重量%(RFL)とし、25℃で24
時間熟成した。
【0075】その後、“バルカボンド”E(アクゾノー
ベル社製)を、上記RFL100重量部に25重量部添
加し、固型分濃度を10%にし、25℃で24時間熟成
することにより、第2処理液とした。
【0076】一方、ポリエチレンテレフタレートを溶融
紡糸、高速引取りし、延伸して得られた1000デニー
ルのマルチフィラメント(固有粘度:0.95)を2本
引き揃え、9回/10cmの撚数で撚糸して生コードを
得た。
【0077】次いで、コンピュートリータ処理機(リッ
ツラー社製)を用いて、上記生コードに対し表3に示し
た組成からなる第1処理液を付与し、エアワイパーで液
切りを行ない、120℃で100秒間乾燥し、続いて2
40℃で60秒間熱処理した。
【0078】さらに、上記第1処理液付与後の生コード
に対して、表3に示した組成からなる第2処理液を付与
し、120℃で100秒間乾燥し、続いて240℃で6
0秒間熱処理した。
【0079】このコードの処理液付着量、コード硬さ、
接着性、コード強力およびゴム中耐蒸熱性を測定し、そ
の結果を表3に併せて示した。
【0080】[実施例4]実施例1において、第2処理
液にバルカボンドEを添加する代りに、デナボンド(長
瀬化成社製)を添加する以外は、実施例1と同様の操作
を行ない、処理コードを得た。この処理コードの評価結
果を表3に併せて示した。
【0081】[実施例5]実施例1において、第2処理
液にバルカボンドEを添加しない以外は、同様の操作を
行ない、処理コードを得た。この処理コードの評価結果
を表3に併せて示した。
【0082】なお、上記実施例1〜5および以下の比較
例1〜3におけるゴムラテックスの記号AおよびBは、
それぞれ表2に示したものを意味する。
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】[比較例1〜2]ケイ酸塩化合物を、表1
に示した No.C(ベントナイト)に変更した第1処理液
を用いた場合(比較例1)、およびケイ酸塩を添加しな
い第1処理液を用いた場合(比較例2)について、実施
例1と同様な操作により処理コードを得た。
【0086】この処理コードの評価結果を表4に示し
た。
【0087】[比較例3]実施例1において、第2処理
液にビニルピリジン−スチレン−ブタジエン−エチレン
系不飽和酸共重合体ラテックスを添加する代りに、ビニ
ルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
を添加する以外は、実施例1と同様な操作により処理コ
ードを得た。
【0088】この処理コードの評価結果を表4に示し
た。
【0089】
【表4】
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴム補強
用ポリエステル繊維は、ゴム加硫時やゴム中で長時間高
温にさらされた時の劣化が大幅に改善され、繊維の強度
保持率および耐久性がすぐれているため、このポリエス
テル繊維で補強されたゴム製品は、タイヤ、ベルトおよ
びホースなどとしてきわめて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 13/322 D06M 13/34 15/00 13/42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル繊維の表面を、ポリエポ
    キシド化合物、ブロックドイソシアネート化合物および
    /またはエチレン尿素化合物、ゴムラテックスおよびケ
    イ酸塩化合物を接着剤マトリックス成分とする第1処理
    液で処理した後、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物お
    よびエチレン系不飽和酸で変性されたゴムラテックスを
    接着剤マトリックス成分とする第2処理液で処理したゴ
    ム補強用ポリエステル繊維であって、前記第1処理液に
    含有されるケイ酸塩化合物が、ケイ素とマグネシウムを
    主たる構成元素とし、かつこのケイ素/マグネシウムの
    重量比が1/(0.1〜1.0)であることを特徴とす
    るゴム補強用ポリエステル繊維。
  2. 【請求項2】 前記ケイ酸塩化合物中のマグネシウム
    の含有量が5%以上であることを特徴とする請求項1又
    は記載のゴム補強用ポリエステル繊維。
  3. 【請求項3】 第1処理液に含有されるケイ酸塩化合
    物の1%水分散液の光透過率Tが50%以上であり、か
    つ、2%水分散液のチクソトロピー指数が2.0〜1
    0.0であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のゴム補強用ポリエステル繊維。
  4. 【請求項4】 第1処理液に含有されるケイ酸塩化合
    物が、さらにナトリウム、リチウムおよびフッ素から選
    ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のゴム補強用ポリエステ
    ル繊維。
  5. 【請求項5】 第1処理液に含有されるケイ酸塩化合
    物がスメクタイトであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のゴム補強用ポリエステル繊維。
  6. 【請求項6】 ケイ酸塩化合物の配合量が、第1処理
    液の接着剤マトリックス成分に対し1〜15重量%であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のゴム補強用ポリエステル繊維。
  7. 【請求項7】 第2処理液に含有されるエチレン系不
    飽和酸で変性されたゴムラテックスが、ビニルピリジン
    −スチレン−ブタジエン−エチレン系不飽和酸共重合体
    ラテックスであることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のゴム補強用ポリエステル繊維。
  8. 【請求項8】 第1処理液および第2処理液に含有さ
    れる各接着剤マトリックス成分の付着量が、ポリエステ
    ル繊維に対し固形分換算でそれぞれ1.0〜2.0重量
    %であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載のゴム補強用ポリエステル繊維。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110662798A (zh) * 2017-05-08 2020-01-07 倍耐力轮胎股份公司 用于自行车车轮的轮胎
CN110662798B (zh) * 2017-05-08 2022-01-04 倍耐力轮胎股份公司 用于自行车车轮的轮胎

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