JPH09208948A - 長残光性蛍光体の製造方法 - Google Patents

長残光性蛍光体の製造方法

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JPH09208948A
JPH09208948A JP1801296A JP1801296A JPH09208948A JP H09208948 A JPH09208948 A JP H09208948A JP 1801296 A JP1801296 A JP 1801296A JP 1801296 A JP1801296 A JP 1801296A JP H09208948 A JPH09208948 A JP H09208948A
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phosphor
strontium
afterglow
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sodium
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JP1801296A
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English (en)
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Yasumitsu Aoki
康充 青木
Masumi Ishikawa
真澄 石川
Yoneichi Hirata
米一 平田
Hidehiko Kasai
秀彦 笠井
Takaya Ooishi
貴也 大石
Nobuyoshi Takeuchi
信義 竹内
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Nemoto and Co Ltd
Original Assignee
Nemoto and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長時間、高輝度の残光特性を有する新規な長残
光性蛍光体の製造方法を目的とする。 【構成】ストロンチウム化合物とアルミニウム化合物と
を、それぞれの金属元素の原子比で、1:2.1乃至
1:7の割合で混合し、付活剤として2価のユウロピウ
ムを添加し、付活助剤としてジスプロシウム、プラセオ
ジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウムからなる群か
ら選ばれる少なくとも一つ以上の元素を添加し、これら
を混合した後、反応を促進するフラックスとしてホウ
酸、ケイフッ化ナトリウム、フッ化アンモニウム、フッ
化ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カリウム、燐酸水
素ナトリウム、ケイフッ化亜鉛からなる群から選ばれる
少なくとも一つ以上の物質を添加・混合した後、還元性
雰囲気中で燒成し、化学式Sr4Al1425:Eu2+
もって表される物質に付活助剤が化学的に結合してなる
長残光性を有する蛍光体を生成する長残光性蛍光体の製
造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長時間、高輝度の残光
特性を有する新規な長残光性蛍光体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】長残光性を有する蛍光体として、従来か
ら、銅をもって賦活した硫化亜鉛蛍光体ZnS:Cuが
知られている。最近、特開平7−11250号公報に開
示されている「化学式MAl2 4 で表される化合物
で、Mは、カルシウム、ストロンチウム、バリウムから
なる群から選ばれる少なくとも一つ以上の金属元素から
なる化合物を母結晶にした蛍光体」が開発され、市場で
販売され、一般に使用されているが、特に、賦活剤とし
てユーロピウムEuを、賦活助剤としてジスプロシウム
Dyを、それぞれ添加したアルミン酸ストロンチュウム
蛍光体SrAl2 4 :Eu,Dyは、人間の比視感度
に対応した緑色に発光し(発光ピーク波長は520nm
である。)、従来の硫化亜鉛蛍光体と比較して、極めて
高輝度・長残光の特性を示すことから、種々の用途に使
用されている。一方、同様なアルミン酸塩からなる蛍光
体として、青緑色に発光(発光ピーク波長は490nm
である。)するSr4 Al1425:Eu蛍光体が知られ
ており、蛍光ランプ等に利用されている。この蛍光体
は、肉眼で長時間視認できるほどの残光はなく、結晶
は、ストロンチウムとアルミニュウムとの比が1:2〜
1:5の範囲で合成する時生成され、フラックスとして
酸化ホウ素系物質が有効であること等が特開昭58−2
13080号公報に開示されているが、均一なSr4
1425:Eu蛍光体結晶を得るには厳密な焼成条件の
制御が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の緑色に発光する硫化亜鉛蛍光体ZnS:Cu蛍光体
や、特開平7−11250号公報に開示されている長残
光性蛍光体とは異なる、青緑色に発光し極めて高輝度で
長い残光性を有する新規な長残光性蛍光体を合成する方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、2
価のユウロピウムをもって賦活したアルミン酸ストロン
チュウムに着目して、種々の実験を行った。その結果、
酸化ストロンチウム・炭酸ストロンチウム・水酸化スト
ロンチウム・硝酸ストロンチウム等のストロンチウム化
合物と酸化アルミニュウム等のアルミニュウム化合物と
を最も主要な原料物質とし、構成金属元素であるストロ
ンチウムとアルミニュウムとの原子比を1:2.1〜
1:7.0の範囲に調整し、賦活剤としてのユウロピウ
ムに加えて、賦活助剤として、ジスプロシウム、プラセ
オジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウムからなる群
から選ばれる少なくとも一つ以上の元素を添加し、フラ
ックスとして、ホウ酸、ケイフッ化ナトリウム、フッ化
アンモニウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、塩
化カリウム、燐酸水素ナトリウム、ケイフッ化亜鉛から
なる群から選ばれる少なくとも一つ以上の化合物を添加
して、還元性雰囲気中、1000°C以上の高温度にお
いて焼成・合成することにより、紫外線・可視光線等に
より発光ピーク波長490nmの青緑色光を発光し、励
起を停止した後も同色の残光を長時間にわたり継続して
発光する蛍光体結晶が得られることを発見した。
【0005】この蛍光体結晶の残光輝度は、従来市販さ
れている緑色長残光性蛍光体ZnS:Cu蛍光体と比べ
て極めて明るく、SrAl2 4 :Eu,Dyにも匹敵
する特性を示すことを見出した。また、得られた蛍光体
結晶は、X線回折の解析結果から、母結晶がSr4 Al
1425からなることが明らかとなった。なお、ここで、
本発明の開発のための実験において出発原材料として使
用したストロンチウム化合物及びアルミニュウム化合物
は、炭酸ストロンチウムとアルミナであるが、勿論それ
らに限定されるものではなく、焼成してSr4 Al14
25が得られる物であれば、何でも良く、例えば、ストロ
ンチウム化合物として、酸化ストロンチウム、水酸化ス
トロンチウム、硝酸ストロンチウム等を使用することも
可能である。
【0006】アルミン酸ストロンチュウム化合物には、
Sr4 Al1425の他、SrAl24 、SrAl12
19等が知られているが、本発明では、合成にあたり、前
記のフラックスを添加することにより、Sr4 Al14
25が選択的に生成され、また、この母結晶中に、賦活剤
としてユウロピウムを、賦活助剤としてジスプロシウ
ム、プラセオジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウム
を、それぞれ、導入することにより、極めて高輝度の青
緑色発光の残光を示す新規な長残光性蛍光体を実現した
ものである。
【0007】そして、前記の付活剤として添加するユウ
ロピウムの添加量は、金属ストロンチウムに対するモル
%で0.001%以上20%以下とすればよく、前記の
付活助剤として添加するジスプロシウム、プラセオジ
ム、ホルミウム、ネオジム、サマリウムの添加量は金属
ストロンチウムに対するモル%で0.001%以上50
%以下とすればよい。
【0008】さらに、前記のフラックスとして添加する
ホウ酸の添加量は、原料物質(SrCO3 、Al
2 3 、Eu2 3 及びDy2 3 等)の総量に対する
重量%で0.01%以上20%以下とすればよく、ケイ
フッ化ナトリウム、フッ化アンモニウム、フッ化ナトリ
ウム、フッ化カリウム、塩化カリウム、燐酸水素ナトリ
ウム、ケイフッ化亜鉛のそれぞれの添加量は、原料物質
(SrCO3 、Al2 3 、Eu2 3 及びDy2 3
等)の総量に対する重量%で0.01%以上20%未満
とすればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態に係る長残光性蛍光体の製造方法について、
さらに詳細に説明する。
【0010】実施例1 先ず、ストロンチウムとアルミニウムとの原子比が1:
3.5となるように混合・調整して生成された蛍光体に
ついて述べる。
【0011】試料1−(1)の生成と特性 試薬特級の炭酸ストロンチウムSrCO3 84.5gお
よびアルミナAl2 3 102g(ストロンチウム1原
子に対しアルミニウム3.5原子)に対し、付活剤とし
て酸化ユウロピウムEu2 3 を0.50g(ストロン
チウムに対するユウロピウムEu成分として0.5モル
%)添加し、付活助剤として酸化ジスプロシウムDy2
3 を0.11g(ストロンチウムに対するジスプロシ
ウムDy成分として0.1モル%)添加し、これらをボ
ールミル等の中で充分混合した後、さらに、反応を促進
するフラックスとしてホウ酸H3 BO3 を5.6g(原
料物質の総量に対して3重量%)添加・混合した試料を
電気炉を用いて窒素と水素との還元性雰囲気(N2 :H
2 =97:3)中で、1300°C、3時間燒成した。
その後、同雰囲気中で約1時間かけて室温まで冷却し、
洗浄後、得られた化合物粉体をふるいで分級し200メ
ッシュを通過したものを蛍光体試料1−(1)とした。
以下、試料の生成に当たり原材料の混合・燒成・冷却・
洗浄についての方法は、特に明記しないかぎり、試料1
−(1)の生成の場合と同一である。
【0012】図1参照 図1は、合成された蛍光体試料1−(1)の結晶構造を
XRD(X線回折)により解析した結果を示す。測定条
件は、電圧40kV、電流20mA、スキャンスピード
2°θ/分、フルスケール(100目盛り)5000c
psである。以下X線回折はこの条件である。図1中に
○印をもって表示したように、得られた蛍光体は、a=
4.9Å,b=24.8Å,c=8.5Åの格子定数を
有する斜方晶系構造のSr4 Al1425結晶からなる。
【0013】図2参照 図2は、蛍光体試料1−(1)の励起スペクトルと励起
中に発する蛍光スペクトル並びに刺激停止後の残光の発
光スペクトルを示す。この蛍光及び残光スペクトルのピ
ーク波長は約490nmの青緑色であり、この発光はE
2+の4f7-4f6 5d遷移による直接励起によるもの
と思われる。
【0014】図3参照 図3は、刺激停止後の経過時間に対する残光強度を示す
残光特性を示す図であり、横軸の経過時間(分)に対す
る縦軸の輝度(mCd/m2 )で表してある。蛍光体試
料1−(1)の残光特性を、ZnS:Cu長残光性蛍光
体(根本特殊化学(株)製の製品名GSSであり、発光
ピーク波長は530nmである。)の残光特性並びに特
開平7−11250号公報に開示されている長残光性蛍
光体の中のSrAl2 4 :Eu,Dyの残光特性と対
比して示してある。残光特性の測定は、蛍光体粉末0.
05gを内径8mmのアルミニュウム製試料皿に取り
(試料厚さは0.1g/cm2 である。)、約15時間
暗中に保管して残光を消去する前処理をなした後、D65
標準光源を用い、200ルックスの明るさで4分間刺激
し、その後の残光をトプコン社製輝度測定装置BM−5
Aを使用して測定したものである。
【0015】図3において、(I)は蛍光体試料1−
(1)の残光特性であり、(II)はZnS:Cu蛍光
体の残光特性であり、(III)はSrAl2 4 :E
u,Dy蛍光体の残光特性である。図3から明らかなよ
うに、本蛍光体試料1−(1)の残光輝度は極めて高く
その減衰も緩やかであり、ZnS:Cu蛍光体の残光特
性より著しく優れており、SrAl2 4 :Eu,Dy
蛍光体の残光特性に匹敵する特性を有している。なお、
破線は肉眼で充分に認識可能な残光輝度のレベル(約
0.3mCd/m2 )を示しており、試料1−(1)は
極めて長時間認識可能なレベル以上の残光輝度を保持し
うることを類推させる。
【0016】試料1−(2)、1−(3)の生成 次に、ユウロピウム並びにジスプロシウムの添加量を変
化させた試料1−(2)と試料1−(3)とを、前述と
同様の方法で調整した。共に、酸化ユウロピウムEu2
3 並びに酸化ジスプロシウムDy2 3 を用い、試料
1−(2)はストロンチウムに対するユウロピウムEu
成分の添加量を0.5モル%とし、ジスプロシウムDy
成分の添加量を0.001モル%とし、試料1−(3)
はストロンチウムに対するユウロピウムEu成分の添加
量を5.0モル%とし、ジスプロシウムDy成分の添加
量を50モル%としてある。各試料番号に対する成分配
合比を表1に示す。フラックスとして、ホウ酸H3 BO
3 を5.6g(原料物質の総量に対して3重量%)使用
している。なお、表1には試料1−(1)についても同
時に掲げてある。
【0017】
【表1】 試料1−(4)〜1−(7)の生成 次に、付活助剤としてジスプロシウムの代わりに、プラ
セオジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウムをそれぞ
れ使用した試料1−(4)〜試料1−(7)を調整し
た。付活剤として酸化ユウロピウムEu2 3 を用い、
付活助剤として、それぞれ、酸化プラセオジムPr2
3 、酸化ホルミウムHo2 3 、酸化ネオジムNd2
3 、酸化サマリウムSm2 3 を用いてある。
【0018】試料1−(4)においては、ストロンチウ
ムに対するユウロピウムEuの添加量を0.5モル%と
し、ストロンチウムに対するプラセオジムPrの添加量
を0.5モル%としてある。試料1−(5)において
は、ストロンチウムに対するユウロピウムEuの添加量
を0.5モル%とし、ストロンチウムに対するホルミウ
ムHoの添加量を0.5モル%としてある。試料1−
(6)においては、ストロンチウムに対するユウロピウ
ムEuの添加量を0.5モル%とし、ストロンチウムに
対するネオジムNdの添加量を0.5モル%としてあ
る。試料1−(7)においては、ストロンチウムに対す
るユウロピウムEuの添加量を0.5モル%とし、スト
ロンチウムに対するサマリウムSmの添加量を0.5モ
ル%としてある。
【0019】フラックスにはホウ酸H3 BO3 を5.6
gを使用している。各試料番号に対する成分配合比を表
2乃至表5に示す。
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】 試料1−(8)の生成 さらに、酸化ユウロピウムEu2 3 と酸化ジスプロシ
ウムDy2 3 を用い、フラックスとしては、ホウ酸で
はなくケイフッ化ナトリウムとフッ化アンモニウムとを
使用した試料1−(8)を調整した。その成分配合比を
表6に示す。
【0024】
【表6】 なお、試料1−(8)においては、ストロンチウムに対
するユウロピウムEuの添加量を0.5モル%としてあ
り、ストロンチウムに対するジスプロシウムDyの添加
量を1.0モル%としてある。フラックスとしてのケイ
フッ化ナトリウムNa2 SiF6 の添加量は原料物質総
量の1重量%とし、フラックスとしてのフッ化アンモニ
ウムNH4 Fの添加量は原料物質総量の10重量%とし
てある。
【0025】試料1−(2)〜1−(8)の特性 以上に述べた蛍光体試料1−(2)乃至1−(8)のそ
れぞれについて結晶構造をXRD(X線回折)を使用し
て解析したが、得られた蛍光体は、いずれも、a=4.
9Å、b=24.8Å、c=8.5Åの格子定数を有す
る斜方晶系構造のSr4 Al1425結晶から構成されて
いる。なお、フラックスが異なる試料1−(8)につい
て、そのX線回折を図4に示す。
【0026】図4参照 図4において、○印をもって示されている回折ピークか
ら、本蛍光体は歪みの少ないSr4 Al1425結晶から
なり、ホウ酸以外のフラックスを使用しても、Sr4
1425を母結晶とする蛍光体を製造することができる
ことを新たに見出した。
【0027】次に、これら蛍光体試料1−(2)乃至1
−(8)の残光特性について調査した。残光特性の測定
は、試料1−(1)の残光特性の測定において述べた試
料の前処理後、D65標準光源を用い、1000ルックス
の明るさで10分間刺激する照射条件において、5分
後、30分後、100分後の残光の輝度をトプコン社製
輝度測定装置BM−5Aを使用する方法でなしたもの
で、輝度の単位はmCd/m2 である。
【0028】調査した結果を、試料1−(1)について
調査した残光特性と合わせて表7に示す。
【0029】なお、調査は、特開平7−11250号公
報に開示されている長残光性蛍光体の中のSrAl2
4 :Eu,Dy蛍光体、並びに、付活助剤を添加しない
で生成した、従来技術に係るSr4 Al1425:Eu2+
蛍光体についても同時に行い、試料1−(1)乃至試料
1−(8)の残光特性と対比して示してある。
【0030】
【表7】 表7から明らかなように、本蛍光体試料1−(1)乃至
1−(8)のいずれも残光特性が優れており、Sr4
1425:Eu2+蛍光体の残光特性を凌駕している。付
活剤並びに付活助成剤が同一物質である試料1−(1)
乃至1−(3)を対比しながら、試料1−(2)につい
て見ると、付活助成剤ジスプロシウムDyの添加量は、
ストロンチウムの量の0.001モル%と微量である。
このように微量であると、その効果は少ない筈である
が、その効果はまだ大きく認められる。また、試料1−
(3)については、付活剤ユウロピウムEuの添加量、
付活助成剤ジスプロシウムDyの添加量は共に大きく、
ユウロピウムEuがストロンチウムの量の5.0モル
%、ジスプロシウムDyがストロンチウムの量の50モ
ル%と大きくされているので、残光輝度の値は非常に大
きい。なお、付活剤・付活助成剤の添加量を更に大きく
すれば、更に残光特性に対する効果があるものと思われ
る。しかし、ユウロピウムEuもジスプロシウムDyも
高価であることを考慮に入れると、ジスプロシウムDy
の添加量の上限値は、ストロンチウムの量の50モル%
が妥当であり、ユウロピウムEuの添加量の上限値は、
ストロンチウムの量の20モル%が妥当である。そし
て、試料1−(2)の例から見て、添加量の下限値は、
ユウロピウムEuもジスプロシウムDyも、共にストロ
ンチウムの量の0.001モル%が妥当である。
【0031】次に、試料1−(4)乃至1−(7)を見
ると、プラセオジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウ
ムのいずれを単独で付活助成剤として使用しても優れた
残光特性を有することが分かる。これらの元素の添加量
もジスプロシウムと同じ範囲が妥当である。
【0032】さらに、反応促進剤であるフラックスを変
化させた試料1−(8)について見ると、ホウ酸ではな
くて、ケイフッ化ナトリウムとフッ化アンモニウムであ
っても、充分高い残光輝度を有する優れた長残光性蛍光
体が得られることを示している。
【0033】図5参照 図5は、試料1−(8)の励起スペクトルと蛍光スペク
トルと残光スペクトルとを示しており、試料1−(1)
のスペクトルを示す図2と同じように、Sr4Al14
25:Eu蛍光体に特有な約490nmと同一波長にピー
クを有していることを示しており、図4に示す試料1−
(8)のX線回折と同様フラックスとして使用した物質
によって結晶構造が変化することは無いことが判る。
【0034】実施例2 本実施例においては、ストロンチウムとアルミニウムと
の原子比を変化させて混合・調整し、生成させた蛍光体
について述べる。
【0035】ストロンチウムとアルミニウムとの原子比
が表8に示す値になるように、炭酸ストロンチウムとア
ルミナとを混合した。付活剤として酸化ユウロピウム
を、付活助剤として酸化ジスプロシウムを、それぞれ、
ストロンチウムに対してユウロピウムが0.5%モル
に、ジスプロシウムが0.1%モルになるように添加・
混合し、フラックスとしてホウ酸を原料物質総量に対し
て3重量%添加し、試料1−(1)を製造する方法にお
いて述べた方法により焼成・冷却して生成した。
【0036】
【表8】 これらの蛍光体試料2−(1)乃至2−(7)のそれぞ
れについて、X線回折調査を行った結果、2−(1)乃
至2−(6)の試料については、その均一性に差はある
ものゝ、いずれもSr4 Al1425結晶の生成が確認さ
れた。また、いずれも490nmにピーク波長を有する
青緑色の発光を示し、その残光輝度も十分高いことか
ら、長残光性蛍光体Sr4 Al1425:Eu,Dyを生
成するためのストロンチウムとアルミニュウムとの原子
比は1:2.1乃至1:7.0が適当であることが明ら
かになった。
【0037】図6には、ストロンチウムとアルミニュウ
ムとの原子比を1:7.0で調整した試料2−(6)の
発光スペクトルを示し、図7には、ストロンチウムとア
ルミニュウムとの原子比が1:10である試料2−
(7)の発光スペクトルを示す。これらの図からも明ら
かなように、ストロンチウムとアルミニュウムとの原子
比を1:7.0で調整した場合は、490nmに発光ピ
ーク波長を有するSr4 Al1425:Eu,Dy蛍光体
が主として生成されるが、ストロンチウムとアルミニュ
ウムとの原子比を1:10で調整した試料は、発光ピー
ク波長が約400nmであり、Sr4 Al1425:E
u,Dy蛍光体の生成は全く認められない。X線回折調
査の結果から、本蛍光体の組成はSrAl1219である
ことが明らかになった。
【0038】これらのことからも、本蛍光体を生成する
ためのストロンチウムとアルミニュウムとの原子比は
1:7.0以下が適当であると考えられる。
【0039】実施例3 本実施例においては、ストロンチウムとアルミニウムと
の原子比を1:4とし、付活剤として酸化ユウロピウム
を、付活助剤として酸化ジスプロシウムを、それぞれ、
ストロンチウムに対してユウロピウムが0.5%モル
に、ジスプロシウムが0.1%モルになるようにして、
これらの条件は固定し、フラックスのみを種々変化させ
調整した試料を生成した。混合・焼成・冷却について
は、試料1−(1)で述べた方法により生成してある。
なお、蛍光体を生成した後、6規定塩酸6N−HClを
使用して洗浄してある。表9に本実施例に係るフラック
スの種類を変えた蛍光体試料について、生成条件を記載
する。
【0040】
【表9】 これらの本実施例3に係る蛍光体のX線回折調査をした
結果を図8から図12までに示す。
【0041】図8乃至図12参照 図8はフラックスとしてケイフッ化ナトリウムNa2
iF6 を使用した試料3−(1)のX線回折の結果であ
る。図9はフラックスとしてフッ化ナトリウムNaFを
使用した試料3−(2)のX線回折の結果である。図1
0はフラックスとしてフッ化カリウムKFを使用した試
料3−(3)のX線回折の結果である。図11はフラッ
クスとして塩化カリウムKClを使用した試料3−
(4)のX線回折の結果である。図12はフラックスと
して燐酸水素ナトリウムNa2 HPO 4 を使用した試料
3−(5)のX線回折の結果である。いずれの図におい
ても、○印を付したピークは、Sr4 Al1425:E
u,Dy蛍光体を示しており、どのフラックスを使用し
ても化学式Sr4 Al1425:Eu,Dyで示される蛍
光体が製造されることを示している。なお、図10乃至
図12において、▽印を付したピークは、SrAl12
19:Eu,Dy蛍光体を示している。
【0042】次に、前掲のフラックスについて、フラッ
クスの添加量を0.1重量%から20重量%まで段階的
に変化して、生成させた蛍光体について残光特性を調査
した。その内より代表的な結果を表10と表11とに示
す。それぞれのフラックスについて、D65標準光源を2
00lux、4min並びに1000lux、10mi
n照射し、それぞれ照射を終えてから、5分、10分、
100分後の残光輝度(mCd/m2 )を前記の輝度測
定装置を使用して測定してある。表10にはホウ酸H3
BO3 を使用したときの残光輝度のホウ酸添加量依存性
を示す。
【0043】
【表10】 表10にはケイフッ化ナトリウムNa2 SiF6 並びに
ケイフッ化亜鉛ZnSiF6 ・6H2 Oを使用したとき
の残光輝度のホウ酸添加量依存性を示す。
【0044】
【表11】 以上の結果により、フラックスとして有効な添加量とし
ては、ホウ酸H3 BO 3 については、原料物質の総量に
対して0.01重量%以上20重量%以下の範囲であ
り、ホウ酸を除く前記フラックスについては0.01重
量%を超え20重量%未満の範囲であることが判った。
【0045】最後に、本発明に係る長残光性蛍光体はい
ずれも酸化物系であることから、化学的にも安定した物
質であり、硫化亜鉛系蛍光体と比較すると、この面にお
いても優れていることを付記しておく。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る長残
光性蛍光体の製造方法を使用すれば、ストロンチウムと
アルミニュウムとを主要構成元素とし、2価のユウロピ
ウムを付活剤とし、さらに、3価のジスプロシウム、3
価のプラセオジム、3価のホルミウム、3価のネオジ
ム、3価のサマリウムからなる群から選ばれる少なくと
も一つ以上の元素を付活助剤として添加した、従来とは
異なる新規な長残光性蛍光体材料を生成することができ
る。そして、フラックスとして、ホウ酸、ケイフッ化ナ
トリウム、フッ化アンモニウム、フッ化ナトリウム、フ
ッ化カリウム、塩化カリウム、燐酸水素ナトリウム、ケ
イフッ化亜鉛からなる群から選ばれる物質を使用する
と、蛍光体の結晶構造を変更することなく、化学反応の
促進のみに寄与する。この結果、生成された長残光性蛍
光体は、ZnS:Cu蛍光体や、従来技術に係る、付活
助剤を添加されていないSr4 Al1425:Eu2+蛍光
体と比較し、遙かに長時間、高輝度の残光特性を有して
いる。しかも、酸化物系であることから、化学的にも安
定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】フッラクスにホウ酸H3 BO3 を使用した、本
発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍光体のX線
回折グラフである。
【図2】本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍
光体の励起スペクトルと蛍光スペクトル並びに刺激停止
後の残光の発光スペクトルを示すグラフである。
【図3】本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍
光体の残光特性を、ZnS:Cu蛍光体やSrAl2
4 :Eu,Dy蛍光体の残光特性と比較して示すグラフ
である。
【図4】フッラクスとしてケイフッ化ナトリウムNa2
SiF6 とフッ化アンモニウムNH4 Fとの混合物を使
用した、本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍
光体のX線回折グラフである。
【図5】フラックスにケイフッ化ナトリウムとフッ化ア
ンモニウムとを使用した、本発明に係るSr4 Al14
25:Eu,Dy蛍光体の励起スペクトルと蛍光スペクト
ル並びに刺激停止後の残光の発光スペクトルを示すグラ
フである。
【図6】本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍
光体(ストロンチウムとアルミニュウムとの比を1:
7.0として製造した例)の発光スペクトルを示すグラ
フである。
【図7】ストロンチウムとアルミニュウムとの比を1:
10として製造したアルミン酸ストロンチウムの発光ス
ペクトルを示すグラフである。
【図8】フッラクスにケイフッ化ナトリウムNa2 Si
6 を使用した、本発明に係るSr4 Al1425:E
u,Dy蛍光体のX線回折グラフである。
【図9】フッラクスとしてフッ化ナトリウムNaFを使
用した、本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍
光体のX線回折グラフである。
【図10】フッラクスにフッ化カリウムKFを使用し
た、本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍光体
のX線回折グラフである。
【図11】フッラクスに塩化カリウムKClを使用し
た、本発明に係るSr4 Al1425:Eu,Dy蛍光体
のX線回折グラフである。
【図12】フッラクスとして燐酸水素ナトリウムNa2
HPO4 を使用した、本発明に係るSr4 Al1425
Eu,Dy蛍光体のX線回折グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 米一 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本特 殊化学株式会社内 (72)発明者 笠井 秀彦 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本特 殊化学株式会社内 (72)発明者 大石 貴也 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本特 殊化学株式会社内 (72)発明者 竹内 信義 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本特 殊化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロンチウムの化合物とアルミニウム
    の化合物とを、それぞれの金属元素の原子比で、1:
    2.1乃至1:7.0の割合で混合し、 付活剤として、2価のユウロピウムを添加し、 付活助剤として、ジスプロシウム、プラセオジム、ホル
    ミウム、ネオジム、サマリウムからなる群から選ばれる
    少なくとも一つ以上の元素を添加し、 これらを混合した後、反応を促進するフラックスとし
    て、ホウ酸、ケイフッ化ナトリウム、フッ化アンモニウ
    ム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カリウ
    ム、燐酸水素ナトリウム、ケイフッ化亜鉛からなる群か
    ら選ばれる少なくとも一つ以上の物質を添加・混合した
    後、還元性雰囲気中で燒成し、 化学式Sr4 Al1425:Eu2+をもって表される物質
    に前記付活助剤が化学的に結合してなり長残光性を有す
    るようにされた蛍光体を生成することを特徴とする長残
    光性蛍光体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記付活剤として添加するユウロピウム
    の添加量は、金属ストロンチウムに対するモル%で、
    0.001%以上20%以下であることを特徴とする請
    求項1記載の長残光性蛍光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記付活助剤として添加するジスプロシ
    ウム、プラセオジム、ホルミウム、ネオジム、サマリウ
    ムのそれぞれの添加量は、金属ストロンチウムに対する
    モル%で、0.001%以上50%以下であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の長残光性蛍光体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フラックスとして添加するホウ酸の
    添加量は、原料物質総量の0.01重量%以上20重量
    %以下であり、ケイフッ化ナトリウム、フッ化アンモニ
    ウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カリウ
    ム、燐酸水素ナトリウム、ケイフッ化亜鉛のそれぞれの
    添加量は、原料物質総量の0.01重量%を超え20重
    量%未満であることを特徴とする請求項1、請求項2、
    または、請求項3記載の長残光性蛍光体の製造方法。
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