JPH09208692A - アニオンラクタム重合用液状多成分系 - Google Patents

アニオンラクタム重合用液状多成分系

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JPH09208692A
JPH09208692A JP9011058A JP1105897A JPH09208692A JP H09208692 A JPH09208692 A JP H09208692A JP 9011058 A JP9011058 A JP 9011058A JP 1105897 A JP1105897 A JP 1105897A JP H09208692 A JPH09208692 A JP H09208692A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性剤溶液と触媒溶液を別々に使用しなけれ
ばならない従来のアニオンラクタム重合法の問題点を解
決し、該重合法を簡単化する。 【解決手段】 特定の液状溶媒和成分30〜80重量
部、触媒5〜40重量部、活性剤5〜40重量部および
所望による添加剤0〜50重量部含有するアニオンラク
タム重合用液状多成分系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアニオンラクタム
重合用液状多成分系、ポリラクタム製成形体を製造する
ための該多成分系の使用法および該方法によって製造さ
れる成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】関連する従来技術によれば、ポリアミド
は温度約200〜320℃の溶融ラクタムからの加水分
解重合によって主として製造されている。この場合、ラ
クタム環を開くための水を添加した加圧相を介在させる
ことが多い。この反応はゆっくりと進行する。反応生成
物(好ましくは粒状物)は次の工程において、例えば射
出成形法または押出法によって有用な製品に変換され
る。
【0003】例えば、金属ラクタメートを生成する強塩
基もラクタムをポリアミドに変換させる。対応する重合
反応はゆっくりと進行するので活性化アニオンラクタム
重合がこれに代わるようになった。この重合反応は非常
に速く進行し、重合温度もポリマーの融点以下にするこ
とができるが、触媒と活性剤は溶融ラクタムに別々に添
加される。この場合、通常は、触媒は固体、例えばアル
カリラクタメートまたはアルカリ土類ラクタメートの形
態で存在させる。また、多くの活性剤(または共触
媒)、例えばカルボジイミドやブロック化イソシアネー
トは固体である。多くが液状である遊離のイソシアネー
トの難点は毒性が高いことである。
【0004】アニオンラクタム重合、活性化アニオンラ
クタム重合およびその他のポリアミド合成法並びにこれ
らの応用例は、例えばハンセル(C.Hanser)発行
(ミュンヘン)、「プラスチックス・マニュアル」第6
巻、「ポリアミド」に記載されている。活性化アニオン
ラクタム重合は一般的には寸法の大きないわゆるキャス
ト製品または半製品、例えば異形材を、好ましくはいわ
ゆる2−タンク法によって製造するために利用されてい
る。この場合、触媒と共触媒をそれぞれ含有する同体積
のラクタム溶融物を一緒にして激しく撹拌する。これに
よって重合が開始し、溶融物は直ちに、例えばいわゆる
単量体注型法によって完成品に加工される。
【0005】この方法においては、(i)ラクタム溶融物
に水と酸素が含まれていないこと、(ii)混合と加工工程
が不活性ガス中でおこなわれること、および(iii)加工
時間が制限されるので溶融物、特に触媒含有溶融物が迅
速に加工されることが可能な限りチェックされなければ
ならない。いわゆる液状触媒系は、触媒、例えばマグネ
シウムラクタメートまたはナトリウムラクタメートのラ
クタム溶融物中への迅速かつ均一な分散を容易にするた
めに開発された。固体状触媒、例えば金属ラクタメート
を活性剤含有ラクタム溶融物に添加することによっても
たらされる問題点については独国特許公報DE−22
30 732 C3号を参照されたい。触媒の迅速な溶解
と均一な分散がおこなわれないと不均質なポリマーが生
成する。
【0006】このような問題点を解決するために、低揮
発性アミンを0.3〜5.0重量%含有する液状で90℃
で保存可能なアルカリラクタメートのラクタム溶液が提
案されている(独国特許公報DE−A−14 95 13
2号参照)。N−ジ置換尿素、特にN−メチルピロリド
ンに金属ラクタメートを加えた触媒溶液が米国特許第
3,575,938号明細書に記載されている。活性化ラ
クタム溶融物中へのこの触媒溶液の添加と分散の改良に
よってミネラル充填製品の製造が可能となった。
【0007】独国特許公報DE−22 30 732 C
3号の教示内容によれば、アルカリラクタメートの2−
ピロリドン触媒溶液によって急速に発生して重合を妨げ
るクラストの形成を高級アルコールの添加によって防止
することが必要である。低温での貯蔵で高い安定性を示
す触媒溶液がヨーロッパ特許公報EP0 438 762
B1号に記載されている。該触媒溶液を用いることに
よって迅速な反応により、抽出可能な成分の含有量の比
較的少ないポリアミドが得られる。該触媒溶液はラクタ
ム、例えば2−ピロリドン、特殊なグリコールおよび炭
化水素から成り、また所望によりアミンを含有する。
【0008】前記の従来技術においては、活性化アニオ
ンラクタム重合をおこなうためには、活性剤溶液と触媒
溶液を別々に使用しなければならない。この場合には、
活性剤と所望による別の添加剤を無水ラクタム溶融物に
加えた均一溶液を最初に調製し、次いで触媒溶液を該均
一溶液に添加して反応を開始させるのが好ましい。従っ
て、従来技術によるこの方法の本質的な問題点は、(i)
活性剤溶液と触媒溶液をラクタム溶融物へ別々に不連続
的に添加しなければならないこと、および(ii)貯蔵寿命
の制限された活性剤含有ラクタム溶融物と触媒含有ラク
タム溶融物を別々に保有する2種の貯蔵容器を使用しな
ければならないことである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来技術
の上記問題点を適当な触媒/活性剤系を用いて解決し、
ラクタム重合を簡単化するためになされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、下記の成分
(a)〜(d)を含有する少なくとも1種の基礎組成物から成
るアニオンラクタム重合用液状多成分系によって解決さ
れた: (a)脂肪族、脂環式または芳香族のヘテロ原子または
縮合しないヘテロ基を有する炭化水素化合物である液状
溶媒和成分であって、酸アミド、ラクタム、アルキル化
ラクタム、環状であってもよいN,N'−ジアルキル化尿
素、カルボン酸エステル、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシドおよびブチレンオキシドのセグメントを有す
る分子量(Mn)250〜2000のポリエーテルエス
テルまたは対応するコポリマーもしくはブロックコポリ
マー、ヒンダードフェノール、リンのエステル、N−ア
ルキル化アミンもしくはポリアミン、N−ジアルキル化
カルバミン酸エステル、ジメチルスルホキシドおよびア
ルキルオキサゾリンから選択される少なくとも1種の液
状溶媒和成分30〜80重量部、(b)少なくとも1種
の触媒5〜40重量部、(c)少なくとも1種の活性剤
5〜40重量部、および(d)製造および/または用途
に応じた添加剤0〜50重量部[成分(a)〜(c)は100
重量部まで配合される]。貯蔵安定性があり、活性剤と
触媒の両方を含有する液状多成分系を用いることによ
り、活性剤と触媒を別々に使用する必要性がなくなるの
で、該多成分系の使用、配合およびプロセスが改良され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による多成分系において
は、ヘテロ原子または縮合反応しないヘテロ基を有する
脂肪族、脂環式または芳香族の炭化水素化合物は触媒と
活性剤(共触媒)を溶媒和し得る成分として適当であ
る。この種のヘテロ原子またはヘテロ基としては、−C
ONR−、R',R''N−CO−OR、−NO−、−O
−、RR'NCONR''R'''、フェノール性−OH、−
S−、−SO2、−NRR''''、P(−OR)3、−CO−
および−COORが例示される。式中、R、R'、
R''、R'''およびR''''は少なくとも1個のC原子ま
たはHを有する同一または異なった基を示し、ヘテロ原
子は縮合反応ができないほど十分にアルキル化されてい
るか、または立体障害を示す。好ましいヘテロ原子は
N、S、PおよびOである。炭化水素化合物(a)は溶媒
和力を有するいくつかのこれらの構造要素を含んでいる
のが好ましい。ヘテロ原子またはヘテロ基に結合した
R'、R''、R'''およびR''''のうちの2つの基が環を
形成して相互に結合した炭化水素化合物が特に好まし
い。
【0012】本発明による多成分系は酸素とエイジング
に対して予想外に良好な安定性を示す。この理由は明ら
かではないが、例えば次のように考えられる。即ち、エ
イジング耐性は触媒と活性剤との付加化合物の形成に起
因し、一方、酸素や水分に対する安定性は、活性剤また
は基礎成分(a)中の疎水性基に起因するものと推定され
る。
【0013】成分(a)はラクタム、アルキル化ラクタム
(アルキル基は特に炭素原子数1〜8の線状または環状
のアルキル基であってもよい)、線状または環状N−ア
ルキル化尿素、カルボン酸エステル、エチレンオキシ
ド、ブチレンオキシドおよびプロピレンオキシド構造要
素を有する分子量(Mn)250〜2000のポリエー
テルエステル、立体障害のあるフェノール、リンのエス
テル、N−アルキル化アミン、アルキルオキサゾリンお
よびヘテロ原子を含む類似の環構造を有する化合物から
成る群から選択される。成分(a)の好ましい化合物は隣
接カルボン酸エステル基を有するもの、立体障害のある
フェノール、フェノールエステルおよび立体障害のある
フェノールエステルである。
【0014】別の化合物はリンの長鎖トリエステル(例
えばトリノニルフェニルホスファイト)、ラクタム類
(例えば、ブチロラクタム、バレロラクタム、カプロラ
クタム、エナントラクタムおよびラウリンラクタム)お
よびこれらのN−アルキル化誘導体、特にN−アルキル
化C5ラクタム、N−アルキル化C6ラクタム(例え
ば、N−メチルカプロラクタム)、N−アルキルピロリ
ドン(例えば、N−メチルピロリドンおよびN−オクチ
ルピロリドン)および環状カルボンアミドの混合物等で
ある。さらに別の化合物はN,N'−ジアルキル化尿素、
例えばテトラメチル尿素、テトラブチル尿素、環状尿
素、N,N'−ジメチルエチレン尿素、N,N'−ジメチル
プロピレン尿素である。
【0015】さらにまた、炭素原子数1〜18のアルコ
ールとフタル酸、シュウ酸、アジピン酸、マロン酸、コ
ハク酸またはマレイン酸とのエステル(この場合、アル
コール成分としては炭素原子数1〜8のものが好まし
く、該アルコール成分は所望により二重結合、側鎖また
はヘテロ原子を有していてもよい)、および完全にエス
テル化されたアシル化ヒドロキシ酸(例えばクエン酸)
のエステル(この場合、アルコール残基は2−エチルヘ
キシル基であってもよい)も含まれる。炭素原子数1〜
8の短鎖アルコールまたはポリオール(例えば、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコールおよびグリセリ
ン)とカルボン酸のエステルが特に適当である。
【0016】また、炭素原子数1〜18の線状ジカルボ
ン酸のポリエーテルエステルおよび分子量(Mn)25
0〜2000のポリエーテルグリコールも適当である。
その他の化合物は立体障害のあるN−ジアルキル化され
たアミン、ジアミンおよびポリアミン(アミノ基は短鎖
アルキル基によって分離される)および脂肪アルキル基
を有するこの種のアミンである。アルキル化フェノー
ル、長鎖アルコールまたはこれらの混合物とリン酸から
調製されるエステルも含まれる。さらに、炭素原子数が
少なくとも6であってヘテロ原子またはヘテロ基を含ん
でいてもよいアルキル基を有するアルキルオキサアルキ
ルオキサゾリンも例示される。
【0017】本発明による多成分系の溶媒和性基礎成分
は該系の粘度の低減下に寄与し、これによってラクタム
溶融物中への該系の均一な分散が可能となる。成分(a)
は必要な溶媒和のほかに、多成分系において予想外の付
加的な作用もする。例えば、成分(a)が基Rとして比較
的長いアルカン鎖を例えば、N原子、CONR、エステ
ル基またはリンのエステル上に有する場合には、該成分
(a)は離型剤として作用し、多成分系への湿気の侵入を
防止する。炭素原子数が8〜18のアルキル基を有する
ものとしては脂肪アルキルオキサゾリン、フタル酸エス
テル、アルキルピロリドン、トリスノニルフェニルホス
ファイト、天然脂肪から誘導される脂肪アルキル基を有
するポリアミン、および−CH2−CH2−または−CH
2−CH2−CH2−ブリッジを介して結合されたN原子
を有するポリアミンが例示される。
【0018】成分(a)はまた、長期間使用する最終製品
を安定化する。例えば、HALS構造を有する化合物は
光安定剤として作用し、立体障害のあるフェノールは熱
安定剤として作用し、また、還元フェノール性リン酸エ
ステルは痕跡量の酸素の捕捉剤として作用する。このよ
うな分子構造を有する多くの分子は可能化作用および/
または増強作用も発揮する。この種の化合物としてはN
−置換アミド、フタル酸エステルおよび他のエステル化
合物、例えばポリエーテルエステルおよびリンのエステ
ルが例示される。
【0019】成分(a)の化合物は溶媒和剤としての作用
のほかに、ポリラクタム系において多くの付加的な作用
をするので、該化合物の混合物は多くの用途において非
常に重要である。しかしながら、系に高い溶融流れ特性
を付与する溶媒和分子は系において基礎的な作用をする
ので、該系はラクタム溶融物中に容易かつ十分に分散さ
れ、さらに、該溶媒和分子は補助的に種々の付加的な作
用をする。
【0020】触媒(b)は好ましくはアルカリラクタメー
ト、アルカリ土類ラクタメート、テトラアルキルアンモ
ニウムラクタメートおよびこれらの混合物である。
【0021】活性剤(c)はラクタムまたはヒドロキシ脂
肪アルキルオキサゾリンでブロックされたポリイソシア
ネート、ジイソシアネートおよびイソシアネート、カル
ボジイミド並びにポリカルボジイミドから成る群から選
択される。
【0022】用途に応じた添加剤(d)としては離型剤、
安定剤、色素、トレーサーおよび可塑剤を使用するのが
有利である。重合過程と分子量分布に影響をもたらす添
加剤(d)としてはアルコール、ポリアルコール、ポリエ
ーテルポリオール、アミンおよびフェノールが例示され
る。
【0023】本発明には、複合材料製であってもよい成
形体をアニオンラクタム重合法によってポリラクタムか
ら製造するための本発明による液状多成分系の使用法が
含まれる。この場合、多成分系はラクタムに対して0.
5〜15重量%の割合で使用される。好ましい変形態様
は不連続的なプロセスにおける用法である。連続的なプ
ロセスにおいては、二軸スクリュー押出機を用いるのが
有利である。複合材料を用いる場合には、引抜成形法が
好ましい。好ましいラクタムはポリカプロラクタム、ポ
リエナントラクタム、ポリラウリンラクタムおよびこれ
らの任意の混合物である。
【0024】本発明による多成分系はポリラクタムマト
リックスに強化用繊維を含む複合材料の製造、または強
化もしくは非強化チューブ、異形材、プレート、ペレッ
化し得るストランド、中空体およびキャスト体の製造に
使用するのが特に好ましい。強化用繊維としては延伸繊
維を用いるのが好ましい。高容量の強化用繊維を用いる
のが特に有利である。繊維含有グラニュールは射出成形
法のような熱可塑的成形法によって成形体に加工するこ
とができる。
【0025】別の好ましい変形態様においては、純粋な
無水ラクタムを貯蔵容器から取り出して混合装置へ供給
し、多成分系を好ましくは0.5〜15重量%添加して
これを溶融物中に均一に分散させる。次いで活性化ラク
タム溶融物を熱を加える成形加工処理に付す。特別な態
様においては、乾燥フィラーと強化材を沈降防止剤と共
に該溶融物に添加することによって寸法安定性を改良し
て最終製品の収縮を抑制する。
【0026】重合過程は、触媒と活性剤の系中の含有
量、多成分系の添加量および溶融物の温度を適宜選定す
ることによって各々の用途に適合させる。ラクタム12
の場合は、溶融物の温度を200〜300℃に高めるこ
とによって重合を著しく促進させることができるので、
多量の未反応ラクタムを除去することなく重合は60〜
300秒で終了する。連続法を利用する場合には、多成
分系を無水ラクタム溶融物に連続的に添加して均一に混
合し、該混合物を適当な送給手段によって連続的に送給
する。この過程中においては、多成分系の添加量、溶融
物の温度および滞留時間を適宜選択することによって十
分な重合をおこなうことができるので、溶融物を成形装
置へ直接供給するか、または、該溶融物から冷却後にペ
レット化し得るストランドを形成させることができる。
送給手段としては、多様な変形態様を可能にする二軸ス
クリュー押出機が適当である。
【0027】高度に重合した溶融物に液状および/また
は固体状添加剤を添加するのが好ましい場合が多い。適
当な添加剤としては可塑剤(例えば、ポリアミドに常用
されているエステル型もしくはポリエーテル型可塑剤ま
たはスルホンアミド可塑剤)、ガラス繊維、ミネラル、
難燃剤、耐衝撃性等を改良する他のポリマーおよびポリ
アミドに常用されているような加工助剤や安定剤が挙げ
られる。これらの混合材料と添加剤は、特に重合がほぼ
終了した後に添加する場合には任意の組合せで使用する
ことができる。
【0028】別の好ましい変形態様においては、注型用
金型内に活性化ラクタム溶融物を充填し、注型品をポリ
ラクタムの融点よりも低い温度でゆっくりと重合させ
る。ポリカプロラクタムの場合、この方法によってラク
タムの残存量が少なくて応力のない製品が得られる。こ
の種の注型品は優れた特性を有し、強靭で、耐摩耗性お
よび耐衝撃性がある。
【0029】十分に乾燥したフィラーおよび強化用材
料、例えばガラス繊維やミネラルは剛性の増大と収縮の
低減のために使用するのが好ましい。別の態様において
は、活性化溶融物を回転成形法によって成形する。この
場合は、耐衝撃性が高く、封止性、特に燃料、グリース
およびオイルに対する封止性が良好な中空体が得られ
る。
【0030】本発明による多成分系は複合材料の連続的
または不連続的な製造に有用である。特に有利な点は、
多成分系で活性化した直後のラクタム溶融物は予備成形
されたフィラメント構造物、例えばブレード、組織物、
ニット、刺繍品およびロービングに十分に含浸されてこ
れを湿潤させた後、加熱下で重合して引張り強さの高い
マトリックスを形成し、該マトリックスを熱的な二次成
形処理に付すことができることである。フィラメント構
造物は乾燥されていなければならず、また重合を妨げる
ような表面構造を有していてはならない。
【0031】上記の用途には樹脂トランスファー成形
法、引抜成形法、プレート用フラット繊維構造物への含
浸および長繊維充填グラニュールの使用が含まれる。好
ましいフィラメント構造物はE−ガラス繊維製または炭
素繊維製のものである。このようにして製造される成形
体も本発明に包含される。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。実施例1〜11 実施例1〜5は液状系の調製に関する。液状系の調製は
保護ガス雰囲気下でおこなわなければならない。内部温
度測定手段を備えた容器内に成分(a)を入れ、30〜7
0℃に加熱する。次いで、成分(c)を撹拌下で添加し、
均一に混合する。透明な溶液が生成した後、成分(b)を
添加し、さらに所望により添加剤(d)を添加する。この
間の温度は70℃を越えないように制御する。得られた
溶液は室温で液体であり、貯蔵安定性を示す。得られた
液状多成分系の配合処方と性状を以下の表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1中の括弧内の数字は各成分の配合量
(重量部)を示す。また、表1中の略号等の意義は以下
の通りである。 「NMP」:N−メチル−2−ピロリドン 「Irganox 1135」(商標):チバ・ガイギー社(バー
ゼル、スイス国)製のフェノール性抗酸化剤 「TNPP」:チバ・ガイギー社製のトリスノニルフェ
ニルホスファイト「Irganox TNPP」(商標) 「BBSA」:バイエル社製のブチルベンゼンスルホン
アミド「Della Toll」(商標) 「DMPU」:N,N'−ジメチルプロピレン尿素 「TMP」:ダウ社(ホルゲン、スイス国)製のトリプ
ロピレングリコールメチルエーテル「Dowanol TP
M」(商標) 「DMSO」:ジメチルスルホキシド 「Na−CL」:パカスト社(ザルガンス、スイス国)
製のナトリウムカプロラクタメート(約3〜5のNa) 「CD」:ライン・ヘミー社(マイハイム、ドイツ国)
製の置換ジアリールカルボジイミド「Stabaxol」(商
標) 「CD−MDI」:エムス・ヘミー社(ドマート/エム
ス、スイス国)製のカプロラクタムでブロックされたメ
チレンジイソシアネート「Grilbond IL6」 「Bis−Ox」:ヘンケル社(デュッセルドルフ、ドイ
ツ国)製のリシニルビスオキサゾリン「Loxamid 85
23」(商標) 「CL−MDI」:バイエル社製のカプロラクタムでブ
ロックされたイソホロンジイソシアネート「Crelan U
I」(商標) 「PCD」:ライン・ヘミー社製のポリカルボジイミド
「Stabaxol P」
【0035】実施例12〜22 液状系を用いる活性アニオンラクタム重合は次の一般的
手順に従っておこなった。内部温度計を備えた容器(窒
素雰囲気)内にラクタム溶融物を入れ、液状系を撹拌下
で温度を制御しながら添加する。溶融物が撹拌できなく
なるまでの時間を重合経過を示すための比較時間(t)
とする。溶融物は次いで175℃で60分間重合させ
る。活性アニオンラクタム重合の結果を以下の表2に示
す。表2中の括弧内の数字はラクタムまたは液状系の配
合量(重量部)を示す。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、活性剤溶液と触媒溶液
を別々に使用しなければならない従来の活性化アニオン
ラクタム重合法の前記問題点を効果的に解決し、該重合
法を簡単化することができる。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(a)〜(d)を含有する少なくと
    も1種の基礎組成物から成るアニオンラクタム重合用液
    状多成分系: (a)脂肪族、脂環式または芳香族のヘテロ原子または
    縮合しないヘテロ基を有する炭化水素化合物である液状
    溶媒和成分であって、酸アミド、ラクタム、アルキル化
    ラクタム、環状であってもよいN,N'−ジアルキル化尿
    素、カルボン酸エステル、エチレンオキシド、プロピレ
    ンオキシドおよびブチレンオキシドのセグメントを有す
    る分子量(Mn)250〜2000のポリエーテルエス
    テルまたは対応するコポリマーもしくはブロックコポリ
    マー、ヒンダードフェノール、リンのエステル、N−ア
    ルキル化アミンもしくはポリアミン、N−ジアルキル化
    カルバミン酸エステル、ジメチルスルホキシドおよびア
    ルキルオキサゾリンから選択される少なくとも1種の液
    状溶媒和成分30〜80重量部、 (b)少なくとも1種の触媒5〜40重量部、 (c)少なくとも1種の活性剤5〜40重量部、および (d)製造および/または用途に応じた添加剤0〜50
    重量部[成分(a)〜(c)は100重量部まで配合され
    る]。
  2. 【請求項2】 成分(a)が数種の溶媒和成分を含有する
    請求項1記載の多成分系。
  3. 【請求項3】 カルボン酸エステルが相互に隣接したエ
    ステル基を有する請求項1記載の多成分系。
  4. 【請求項4】 N−アルキル化アミンおよび/またはポ
    リアミンが立体的に障害があるか、またはN−ジアルキ
    ル化されたアミンである請求項1から3いずれかに記載
    の多成分系。
  5. 【請求項5】 ラクタムがブチロラクタム、バレロラク
    タム、カプロラクタム、エナントラクタム、ラウリンラ
    クタムおよびこれらのN−アルキル化誘導体から選択さ
    れる化合物である請求項1から4いずれかに記載の多成
    分系。
  6. 【請求項6】 N−アルキル化ラクタムがN−アルキル
    化ラクタム5およびN−アルキル化ラクタム6から選択
    される化合物である請求項5記載の多成分系。
  7. 【請求項7】 N,N'−アルキル化尿素がテトラメチル
    尿素およびテトラブチル尿素である請求項1から6いず
    れかに記載の多成分系。
  8. 【請求項8】 環状尿素がN,N'−ジメチルエチレン尿
    素およびN,N'−ジメチルプロピレン尿素である請求項
    1から7いずれかに記載の多成分系。
  9. 【請求項9】 カルボン酸エステルが、フタル酸、シュ
    ウ酸、アジピン酸、マロン酸、コハク酸またはリンゴ酸
    と炭素原子数1〜18の二重結合とヘテロ原子を有して
    いてもよいアルコールとのエステルまたは完全にエステ
    ル化されたアシル化ヒドロキシ酸である請求項1から8
    いずれかに記載の多成分系。
  10. 【請求項10】 カルボン酸エステルが炭素原子数1〜
    8のアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリ
    コールおよびグリセリンから選択される短鎖アルコール
    から誘導されるエステルである請求項1から9いずれか
    に記載の多成分系。
  11. 【請求項11】 ポリエーテルエステルが炭素原子数1
    〜18の線状ジカルボン酸から誘導されたエステルであ
    る請求項1から10いずれかに記載の多成分系。
  12. 【請求項12】 リンのエステルがアルキル化フェノー
    ル、長鎖アルコールまたはこれらの混合物を有するエス
    テルである請求項1から11いずれかに記載の多成分
    系。
  13. 【請求項13】 アルキルオキサゾリンが少なくとも6
    個の炭素原子を有し、ヘテロ原子もしくはヘテロ基を有
    するかもしくは有さないアルキル置換基を有するもので
    ある請求項1から12いずれかに記載の多成分系。
  14. 【請求項14】 触媒(b)がアルカリカチオン、アルカ
    リ土類カチオン、テトラアルキルアンモニウムカチオン
    またはこれらの混合カチオンを有するラクタメートであ
    る請求項1から13いずれかに記載の多成分系。
  15. 【請求項15】 活性剤(c)がラクタムまたはヒドロキ
    シ脂肪アルキルオキサゾリンでブロック化されたカルボ
    ジイミドもしくはポリカルボジイミド、イソシアネー
    ト、ジイソシアネートおよびポリイソシアネートから選
    択される化合物である請求項1から14いずれかに記載
    の多成分系。
  16. 【請求項16】 添加剤が離型剤、安定剤、色素、トレ
    ーサーおよび可塑剤から選択される添加剤である請求項
    1から15いずれかに記載の多成分系。
  17. 【請求項17】 活性化アニオンラクタム重合によって
    ポリラクタム成形体を製造するための請求項1から16
    いずれかに記載の液状多成分系の使用方法。
  18. 【請求項18】 ポリラクタムがポリカプロラクタム、
    ポリエナントラクタム、ポリラウリンラクタムまたはこ
    れらの混合物である請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 重合を不連続的におこなう請求項17
    または18記載の方法。
  20. 【請求項20】 重合を二軸スクリュー押出機を用いて
    連続的におこなうか、または複合材料と共に引抜成形法
    によっておこなう請求項17または18記載の方法。
  21. 【請求項21】 成形体が強化用繊維構造とポリラクタ
    ムマトリックスとの複合材料製である請求項17または
    18記載の方法。
  22. 【請求項22】 成形体が強化用繊維を含むか、または
    含まないチューブ、異形材、プレート、モノフィラメン
    ト、グラニュール、中空体またはキャスト体である請求
    項17から20いずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 活性化アニオンラクタム重合により請
    求項1から16いずれかに記載の液状多成分系を用いて
    製造される成形体。
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