JPH09208556A - アミノエステル化合物の製造方法 - Google Patents

アミノエステル化合物の製造方法

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JPH09208556A
JPH09208556A JP1411996A JP1411996A JPH09208556A JP H09208556 A JPH09208556 A JP H09208556A JP 1411996 A JP1411996 A JP 1411996A JP 1411996 A JP1411996 A JP 1411996A JP H09208556 A JPH09208556 A JP H09208556A
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sulfuric acid
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hydrogen atom
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JP1411996A
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Masahiko Tatsuma
正彦 辰馬
Akihiro Ono
晃弘 小野
Shiyou Takahashi
召 高橋
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撥水撥油加工剤、ハロゲン化銀写真硬化剤、
界面活性剤等の中間体として有用なアミノエステル化合
物の改良された製法を提供する。 【解決手段】 一般式II HN(R1 )−W1 −SO2 CH2 CH2 OH
(II) 〔W1 はC2 〜C6アルキレン基を、R1 は水素又は−
1-SO2 CH2 CH2 OH等の基を表わす〕のアミノ
アルコール化合物又はそのN−アセチル化物を硫酸又は
発煙硫酸と、水と分離する有機溶媒中、常圧又は減圧下
に水又は水と酢酸とを該有機溶媒と共に留去しながら反
応させる一般式I HN(R2 )−W2 −SO2 CH2 CH2 OY
(I) 〔W2 はC2 〜C6アルキレン基を、R2 は水素他又は
−W2 −SO2 CH2 CH2 OY’等の基を、Y及び
Y’は水素又は−SO3 Hを表わす〕のアミノエステル
化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノエステル化
合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の工業製品、特に撥水撥油加工剤、
ハロゲン化銀写真硬化剤、界面活性剤、染料、医薬及び
農薬等の中間体として有用なアミノエステル化合物の製
法としては、従来、脂肪族のアミノアルコール化合物を
硫酸でエステル化するとき、アミノアルコール化合物
を大過剰の濃硫酸中でエステル化する方法、アミノア
ルコール化合物のN−アセチル化物を塩酸又は希硫酸中
で加水分解後、大過剰の濃硫酸中でエステル化する方
法、アミノアルコール化合物とクロルスルホン酸をN
−メチルピロリドン中で、10〜80℃で反応させる方法等
で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法では、原料である脂肪族のアミノアルコール化合
物の乾燥が必要なために操作が煩雑であるという問題点
があり、上記の方法では、脂肪族のアミノアルコール
化合物のN−アセチル化物の乾燥が必要なうえに目的化
合物であるアミノエステル化合物の取り出し収率が低
く、何れも工業的には有利とは言えなかった。又、上記
の方法では、反応液中の過剰のクロルスルホン酸を先
ず氷水で分解し、分解により得られた液を中和し、次い
で、中和された液からアミノエステル化合物をN−メチ
ルピロリドン以外の適当な溶媒により抽出する必要があ
るばかりでなく、例えば、蒸留といった方法を用いてN
−メチルピロリドンをも回収する必要があり、工業的に
有利であるとは言えなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アミノエ
ステル化合物の工業的にも有利な改良製法を鋭意検討し
た結果、アミノアルコール化合物又はそのN−アセチル
化物と、硫酸又は発煙硫酸とを、水と分離する有機溶媒
中、常圧又は減圧下にて、副生成物である水又は水と酢
酸を、該有機溶媒と共に留去しながら反応させると、煩
雑な操作を必要とせずに反応が行えること、及び、反応
生成物の取出し収率が著しく向上することを見出して、
本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、(i) 遊離の形で表すと、
下記一般式(II) H−N(R1 )−W1 −SO2 CH2 CH2 OH (II) 〔式中、W1 はハロゲン原子、ヒドロキシ基、スルファ
ート基、カルボキシ基、シアノ基若しくはスルホ基によ
り置換されていてもよく、−O−又は−NR3 −(ここ
で、R3 は水素原子又はC1 〜C4 アルキル基を表わ
す。)を含んでいてもよい直鎖状又は分枝状のC2 〜C
6 アルキレン基を表わし、R1 は水素原子、置換されて
いてもよいC1 〜C4 アルキル基、置換されていてもよ
いフェニル基又は−W1 −SO2 CH2 CH2 OHの基
を表わす。〕で示されるアミノアルコール化合物又はそ
のN−アセチル化物を、硫酸又は発煙硫酸と、水と分離
する有機溶媒中、常圧又は減圧下にて、水又は水と酢酸
とを該有機溶媒と共に留去しながら反応させることを特
徴とする、遊離の形で表すと、下記一般式(I) H−N(R2 )−W2 −SO2 CH2 CH2 OY (I) 〔式中、W2 はハロゲン原子、ヒドロキシ基、スルファ
ート基、カルボキシ基、シアノ基若しくはスルホ基によ
り置換されていてもよく、−O−又は−NR3 −(R3
は前記と同じ意味を表わす。)を含んでいてもよい直鎖
状又は分枝状のC 2 〜C6 アルキレン基を表わし、R2
は水素原子、置換されていてもよいC1 〜C4 アルキル
基、置換されていてもよいフェニル基又は−W2 −SO
2 CH2 CH2 OY’の基を表わし、Y及びY’は同一
又は相異なり、水素原子又は−SO 3 Hを表わすが、Y
及びY’は同時に水素原子であることはなく、又、R2
が水素原子、置換されていてもよいC1 〜C4 アルキル
基又は置換されていてもよいフェニル基である場合には
Yは水素原子であることはないものとする。〕で示され
るアミノエステル化合物の製造方法を提供し、
【0006】又、(ii)上記一般式(II)で示されるアミノ
アルコール化合物又はそのN−アセチル化物を、硫酸又
は発煙硫酸と、水と分離する有機溶媒中、常圧又は減圧
下にて、水又は水と酢酸とを該有機溶媒と共に留去しな
がら反応させ、次いで、得られた反応生成物を水又は氷
で処理することを特徴とする、前記一般式(I)で示さ
れるアミノエステル化合物の製造方法を提供する。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】一般式(II)で示されるアミノアル
コール化合物又はそのN−アセチル化物は遊離アミンで
もよく、硫酸塩等の鉱酸塩を用いてもよい。これらの遊
離アミン及び鉱酸塩は、含水状態のものでも乾燥状態の
ものでも使用可能である。又、一般式(II)で示されるア
ミノアルコール化合物又はそのN−アセチル化物はNaC
l、Na2SO4 等の無機塩を含んでいてもよい。本発明にお
いて一般式(II)で示されるアミノアルコール化合物のN
−アセチル化物を出発原料として用いる場合は、アセチ
ルアミノ基の加水分解により副生する酢酸を反応系外へ
除く必要がある。
【0008】反応に用いる硫酸濃度は特に制限されない
が、好ましくは20〜100%、より好ましくは40〜
98%の濃度に調整される。発煙硫酸を用いる場合、そ
の濃度は30%以下が好ましい。又、硫酸と発煙硫酸を
併用してもよい。硫酸又は発煙硫酸の使用量は100%
硫酸換算で、一般式(II)で示されるアミノアルコール化
合物又はそのN−アセチル化物1モルに対して好ましく
は1〜5モルであり、特に好ましくは1〜3.5モル量
である。一般式(II)で示されるアミノアルコール化合物
又はそのN−アセチル化物が2個以上のヒドロキシ基を
有する場合、硫酸又は発煙硫酸は100%硫酸換算で、
少なくとも1個のβ−ヒドロキシエチルスルホニル基を
β−スルファートエチルスルホニル基に変換することが
できる量を使用すればよいが、ヒドロキシ基1個当りの
理論量に対して1倍モル量を使用することがより好まし
い。尚、一般式(II)で示されるアミノアルコール化合物
又はそのN−アセチル化物がβ−ヒドロキシエチルスル
ホニル基のヒドロキシを含めて2個以上のヒドロキシ基
を有する場合であって、且つ、1個のβ−ヒドロキシエ
チルスルホニル基をスルファートエチルスルホニル基に
変換することができる硫酸又は発煙硫酸量を使用した場
合は、一部のヒドロキシ基が変換されないで残存した、
一般式(I)で示されるアミノエステル化合物が生成す
る。
【0009】本発明において、一般式(II)で示されるア
ミノアルコール化合物又はそのN−アセチル化物、及び
硫酸又は発煙硫酸の仕込順序は特に限定されるものでは
ない。反応温度は好ましくは50〜200 ℃の範囲であり、
より好ましくは70〜150 ℃の範囲である。水又は水及び
酢酸の反応系外への留去は、通常は常圧下に攪拌又は混
合することにより行われるが、場合により留去を容易に
するために、反応液中に窒素、空気及び炭酸ガス等の反
応に不活性なガスを吹き込む方法を採用してもよく、
又、減圧下に攪拌又は混合することにより行ってもよ
い。留去時に、攪拌又は混合を容易にするために不活性
物質、例えば珪藻土、活性炭、シリカゲル又は滑石等を
反応系に適宜加えてもよく、一般式(I)で示されるア
ミノエステル化合物を反応系に少量加えてもよい。水と
分離する有機溶媒としては、水と混合したときに分液す
ることができ、硫酸及び発煙硫酸に対して不活性なもの
であり、且つ反応温度において水又は水及び酢酸と共に
留去できる性質を有する有機溶媒が挙げられる。好まし
い有機溶媒としては、例えば、シクロヘキサン、ヘプタ
ン及びオクタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トル
エン、キシレン及びソルベントナフサ等の芳香族炭化水
素類、ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロプ
ロパン、トリクロロエチレン、テトラクロロエタン、パ
ークロロエチレン、クロロベンゼン及びジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ニトロベンゼン等のニト
ロ化炭化水素類、及びメチルイソブチルケトン等のケト
ン類等が挙げられる。有機溶媒の使用量は、一般式(II)
で示されるアミノアルコール化合物又はそのN−アセチ
ル化物に対して好ましくは0.1〜10倍重量であり、
特に好ましくは0.1〜5倍重量である。本発明のアミ
ノエステル化合物の製造方法は、通常の缶、槽及び釜等
の回分式又は連続式反応器を用いることにより行うこと
ができ、又、強い力で練り混ぜる回分式又は連続式の捏
和機を用いることにより行うことができる。
【0010】一般式(II)で示されるアミノアルコール化
合物は、公知の方法、例えば対応するクロロ又はブロモ
アルキルアミン類とメルカプトエタノールとを縮合さ
せ、次いで、得られたチオエーテル化合物を過酸化水素
を用いて酸化する方法により製造される。一般式(II)で
示されるアミノアルコール化合物のN−アセチル化物の
場合は、縮合で得られたチオエーテル化合物を無水酢酸
でアセチル化後、得られたアセチル化生成物を過酸化水
素を用いて酸化する方法により製造される。一般式(II)
で示されるアミノアルコール化合物及びそのN−アセチ
ル化物としては、例えば、遊離アミンの形で表すと、下
記のような化合物が例示される。
【0011】H2 NC2 4 SO2 2 4 OH H2 NC3 6 SO2 2 4 OH H2 NC4 8 SO2 2 4 OH H2 NC5 10SO2 2 4 OH H2 NC6 12SO2 2 4 OH H2 NC2 4 OC2 4 SO2 2 4 OH H2 NC2 4 OC3 6 SO2 2 4 OH HN(C2 4 SO2 2 4 OH)2 2 NC2 4 NHC2 4 SO2 2 4 OH CH3 CONHC2 4 SO2 2 4 OH CH3 CONHC3 6 SO2 2 4 OH CH3 CONHC4 8 SO2 2 4 OH HN(C6 5 )−C2 4 SO2 2 4 OH
【0012】一般式(I)で示されるアミノエステル化
合物の取出しは、好ましくは、反応終了後に得られた反
応生成物を水又は氷で処理することにより行われる。具
体的には、例えば氷水又は冷水等の中に、或いは、例え
ば重曹、炭酸水素カリウム、ソーダ灰、炭酸カリウム、
水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム等のアルカリを加
えた氷水又は冷水の中に、反応終了後に得られた反応生
成物を加えて、液体の状態で取り出すことができる。或
いは、反応終了後に得られた反応生成物中に、氷水又は
冷水を一挙に加えてもよい。氷水又は冷水の中に、前記
反応生成物を加えて液体の状態で取り出した場合、或い
は、反応生成物中に、氷水又は冷水を一挙に加えて液体
の状態で取り出した場合は、取り出した液体に、前記ア
ルカリを添加してもよい。又、これらの取り出した液体
から、分液、洗浄、濃縮、凍結乾燥及び濾過等の公知の
方法により一般式(I)で示されるアミノエステル化合
物を単離することもできる。一般式(I)で示されるア
ミノエステル化合物は遊離の形で存在してもよく、又、
硫酸等の鉱酸塩の形で存在してもよい。さらに、上記ア
ミノエステル化合物がフェノール性水酸基、スルファー
ト基、カルボキシ基及びスルホ基等の酸性の水溶性基を
有する場合は、これらの酸性基はアルカリ金属又はアル
カリ土類金属の塩の形で存在してもよい。
【0013】
【実施例】次に、本発明方法を実施例によって更に具体
的に説明する。例中の部および%は、それぞれ重量部お
よび重量%であることを表わす。
【0014】実施例1 98%硫酸24.0部と1,2−ジクロロエタン80.
8部を攪拌しながら80℃まで昇温し、続いて25%ア
ミノエチル−2−ヒドロキシエチルスルホン硫酸塩水溶
液121.2部を、1,2−ジクロロエタンと水を留去
して水を反応系外へ除きながら2時間かけて滴下した。
滴下終了後、80〜85℃で5時間還流して1,2−ジ
クロロエタンと水を留去して水を反応系外へ除き、反応
を終了させた。反応終了後、70℃に保温した反応生成物
を氷水中に注いで分液した。分液した水層をソーダ灰で
pH1〜2に中和した。アミノエチル−2−スルファー
トエチルスルホンの生成率は98%であった。
【0015】実施例2 98%硫酸30.0部、n−ヘプタン80.8部と25
%アミノプロピル−2−ヒドロキシエチルスルホン硫酸
塩水溶液132.4部を攪拌しながら400mmHgの
減圧下にて、75〜78℃でn−ヘプタンと水を留去し
て水を反応系外へ除きながら5時間還流して反応を終了
させた。反応終了後、70℃に保温した反応生成物を氷水
中に注いで分液した。分液した水層をソーダ灰でpH1
〜2に中和した。アミノプロピル−2−スルファートエ
チルスルホンの生成率は98%であった。
【0016】実施例3 実施例1又は2で用いた1,2−ジクロロエタン又はn
−ヘプタンの代わりに、オクタン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン、メチルイソブチルケトン、モノクロロ
ベンゼン又はオルトジクロロベンゼンを用いても、生成
率98%でアミノエチル−2−スルファートエチルスル
ホン又はアミノプロピル−2−スルファートエチルスル
ホンが得られた。
【0017】実施例4 N−エチル−〔2−(2−ヒドロキシエチルスルホニ
ル)エチル〕アミン硫酸塩の20%水溶液172.5部
に珪藻土20部とトルエン80部と98%硫酸16.5
部を加えて攪拌しながら110〜112℃まで昇温し、
トルエンと水を留去して水を反応系外へ除きながら、同
温度で6時間反応を続けた。反応終了後、70℃に保温し
た反応生成物を氷水中に注いだ後、濾過、分液し、得ら
れた水層をソーダ灰でpH1〜2に中和した。N−エチ
ル−〔2−(2−スルファートエチルスルホニル)エチ
ル〕アミンの生成率は97%であった。
【0018】実施例5 1分間に60回転で動いている二軸双腕型ニーダーに、
アセチルアミノエチル−2−ヒドロキシエチルスルホン
195部と珪藻土300部を入れる。次いで、これに9
8%硫酸105部を注入する。次いで、500mmHg
の減圧下でキシレン250部を滴下しつつ120〜12
5℃で酢酸及び水を留去しながら8時間混合して反応を
終了させた。得られた反応生成物を氷水中に注いだ後、
濾過、分液し、得られた水層をソーダ灰でpH3〜6に
中和した。アミノエチル−2−スルファートエチルスル
ホンの生成率は95%であった。
【0019】実施例6〜10 アミノプロピル−2−ヒドロキシエチルスルホン硫酸塩
に代えて、下表第2欄に記載の化合物の等モル量を用い
る以外は実施例2と同様にして、遊離の形で表すと、下
表の第3欄に記載の化合物を収率良く得た。
【0020】
【0021】参考例1 実施例4で得られた中和後の水溶液を凍結乾燥して固体
のN−エチル−〔2−(2−スルファートエチルスルホ
ニル)エチル〕アミンを収率96.5%で得た。これを、ト
リエチルアミンの存在下にポリフルオロ−1−オクタン
スルホニルフルオライドと反応させ、反応終了後、アル
カリを添加して下式 C8F17SO2N(C2H5)C2H4SO2CH=CH2 で示される撥水撥油加工剤(融点123 〜125 ℃)を得
た。
【0022】
【発明の効果】本発明の方法によれば、撥水撥油加工
剤、ハロゲン化銀写真硬化剤、界面活性剤等の中間体と
して有用な前記一般式(I)で示されるアミノエステル
化合物を工業的にも有利に製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離の形で表すと、下記一般式(II) H−N(R1 )−W1 −SO2 CH2 CH2 OH (II) 〔式中、W1 はハロゲン原子、ヒドロキシ基、スルファ
    ート基、カルボキシ基、シアノ基若しくはスルホ基によ
    り置換されていてもよく、−O−又は−NR3 −(ここ
    で、R3 は水素原子又はC1 〜C4 アルキル基を表わ
    す。)を含んでいてもよい直鎖状又は分枝状のC2 〜C
    6 アルキレン基を表わし、R1 は水素原子、置換されて
    いてもよいC1 〜C4 アルキル基、置換されていてもよ
    いフェニル基又は−W1 −SO2 CH2 CH2 OHの基
    を表わす。〕で示されるアミノアルコール化合物又はそ
    のN−アセチル化物を、硫酸又は発煙硫酸と、水と分離
    する有機溶媒中、常圧又は減圧下にて、水又は水と酢酸
    とを該有機溶媒と共に留去しながら反応させることを特
    徴とする、遊離の形で表すと、下記一般式(I) H−N(R2 )−W2 −SO2 CH2 CH2 OY (I) 〔式中、W2 はハロゲン原子、ヒドロキシ基、スルファ
    ート基、カルボキシ基、シアノ基若しくはスルホ基によ
    り置換されていてもよく、−O−又は−NR3 −(R3
    は前記と同じ意味を表わす。)を含んでいてもよい直鎖
    状又は分枝状のC 2 〜C6 アルキレン基を表わし、R2
    は水素原子、置換されていてもよいC1 〜C4 アルキル
    基、置換されていてもよいフェニル基又は−W2 −SO
    2 CH2 CH2 OY’の基を表わし、Y及びY’は同一
    又は相異なり、水素原子又は−SO 3 Hを表わすが、Y
    及びY’は同時に水素原子であることはなく、又、R2
    が水素原子、置換されていてもよいC1 〜C4 アルキル
    基又は置換されていてもよいフェニル基である場合には
    Yは水素原子ではないものとする。〕で示されるアミノ
    エステル化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の一般式(II)で示され
    るアミノアルコール化合物又はそのN−アセチル化物
    を、硫酸又は発煙硫酸と、水と分離する有機溶媒中、常
    圧又は減圧下にて、水又は水と酢酸とを該有機溶媒と共
    に留去しながら反応させ、次いで、得られた反応生成物
    を水又は氷で処理することを特徴とする、請求項1に記
    載の一般式(I)で示されるアミノエステル化合物の製
    造方法。
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