JPH0920848A - 自消性重合体組成物 - Google Patents

自消性重合体組成物

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JPH0920848A
JPH0920848A JP8061315A JP6131596A JPH0920848A JP H0920848 A JPH0920848 A JP H0920848A JP 8061315 A JP8061315 A JP 8061315A JP 6131596 A JP6131596 A JP 6131596A JP H0920848 A JPH0920848 A JP H0920848A
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polyolefin
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JP8061315A
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Pierpaolo Roma
ピエールパオロ,ローマ
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Enichem SpA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】a)少なくとも1種のビニル芳香族(共)
重合体、100重量部 b)0.1〜5重量部のフッ素化または過フッ素化ポリ
オレフィン、 c)2〜15重量部の、酸化アンチモン、および d)6〜30重量部の、所望により塩素化ポリオレフィ
ンと混合された、下記一般式(I) (式中、Rはアルキレンまたはシクロアルキレン基また
はアリーレン基を表し、XおよびX1 は、同一である
か、または異なるものであって、アルキレン基、アリー
レン基、−O−、−S−または−NH−を表し、Aは−
OH基、所望によりハロゲン置換したアルキルまたはア
ルコキシル基を表し、Yは臭素の様なハロゲンであり、
nはゼロまたは1、qは1〜5の整数)を有するハロゲ
ン化された難燃性付与添加剤を含む。 【効果】難燃性付与剤を重合体自体の物理的、機械的特
性を損なわない量加えた自消性重合体組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、自消性重合体組成物に関する。
より詳しくは、本発明は、ビニル芳香族(共)重合体を
基剤とする、自消性を有する重合体組成物に関する。ビ
ニル芳香族型のプラスト−エラストマー組成物、例えば
ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)重
合体、をグラフト化された重合体生成物、この場合はポ
リブタジエンゴム上に重合させたスチレンとアクリロニ
トリルの重合体、をSAN(スチレン−アクリロニトリ
ル)樹脂と呼ばれるスチレンおよびアクリロニトリルの
共重合体と混合することにより製造する方法は良く知ら
れている。これらの組成物は、機械的、物理化学的およ
び熱的特性の優れた組合せを有するために、多くの技術
分野に応用されている。しかし、これらの組成物の欠点
の一つは、非常に容易に燃焼して火炎を広げるために、
垂直UL94V法(Underwriters Laboratory Bulletin
94)の様な燃焼性試験には合格しないことである。
【0002】この欠点のために、これらの組成物の応用
分野が著しく制限されている。これらの組成物の燃焼性
を下げる、または抑制するための通常の技術は、重合工
程の最後に、ABS重合体の製造に関与する混合工程
で、一般的に難燃性付与剤と呼ばれるある種の添加剤を
添加することである。この目的には一般的に、ハロゲン
化された化合物、特に臭素化された化合物、例えばデカ
ブロモジフェニルおよびデカブロモジフェニルエーテ
ル、ポリトリブロモスチレン、ビス−トリブロモフェノ
キシエタン、ペンタブロモエチルベンゼン、オクタブロ
モジフェニル、オクタブロモジフェニルエーテル、等が
使用される。ある種のビニル芳香族(共)重合体、例え
ばABS、の場合、UL94試験におけるV−O区分
は、酸化アンチモンおよびハロゲン化化合物の組合せ作
用により、または大量のハロゲン化化合物の使用により
達成される。一般的に、使用するハロゲンの量は、金属
部品の腐食、毒性煙の発生などのある種の欠点を低減さ
せるために、できるだけ少ないのが好ましい。さらに、
大量のハロゲンは、それを添加する重合体組成物の特性
に悪影響を及ぼすことがある。事実、高濃度のハロゲン
含有難燃性付与剤を加えたビニル芳香族(共)重合体に
は、衝撃強度、伸長性、ならびに加工性および加工に対
する安定性の著しい低下および比重の著しい増加が観察
される。
【0003】ここで本発明者は、重合体混合物にフッ素
化有機物質を添加することにより、本発明の目的であ
る、難燃性付与剤の含有量が低いビニル芳香族(共)重
合体系の自消性重合体組成物が得られることを発見し
た。これらの、好ましくは高分子量を有するフッ素化物
質は、大量ではなく、従来の難燃性付与剤の量を著しく
下げるのに十分であり、(共)重合体自体の物理的−機
械的特性を損なわない量で重合体組成物に加える。そこ
で、本発明は、 a)少なくとも1種のビニル芳香族(共)重合体、 b)成分(a)100重量部に対して0.1〜5重量部
のフッ素化または過フッ素化ポリオレフィン、 c)成分(a)100重量部に対して2〜15重量部
の、少なくとも1種の酸化アンチモン、および d)成分(a)100重量部に対して6〜30重量部
の、所望により塩素化ポリオレフィンと混合された、一
般式(I)
【化2】 (式中、RはC1 〜C6 アルキレンまたはシクロアルキ
レン基またはC6 〜C12アリーレン基を表し、Xおよび
1 は、同一であるか、または異なるものであって、C
1 〜C4 アルキレン基、C6 〜C12アリーレン基、−O
−、−S−または−NH−を表し、Aは−OH基、所望
によりハロゲン置換したC1 〜C4 アルキルまたはアル
コキシル基を表し、Yは臭素の様なハロゲンであり、n
はゼロまたは1であり、qは1〜5の整数である)を有
するハロゲン化された難燃性付与添加剤を含んで成る自
消性重合体組成物に関する。
【0004】本発明または請求項で使用する用語「ビニ
ル芳香族(共)重合体」は、少なくとも50重量%の、
式(II)
【化3】 (式中、X2 は水素または1〜4個の炭素原子を有する
アルキル基を表し、pはゼロまたは1〜5の整数であ
り、Zはハロゲンまたは1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基を表す)を有する1種以上の芳香族化合物を含
むモノマー混合物の重合により得られる、所望により耐
衝撃性である、単独重合体または共重合体を意味する。
式(II)を有するビニル芳香族モノマーの例は、スチレ
ン、モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−およびペンタ−ク
ロロスチレンおよび対応するアルファメチルスチレン、
核中でアルキル化されたスチレンおよび対応するアルフ
ァメチルスチレン、オルト−、メタ−およびパラ−メチ
ルスチレン、オルト−およびパラメチル−アルファメチ
ルスチレン、等である。スチレンが好ましいビニル芳香
族モノマーである。ビニル芳香族モノマーは、単独で、
互いに混合して、または他の共重合可能なモノマー、例
えば無水マレイン酸またはアクリルまたはメタクリルモ
ノマー、と混合して使用することができる。アクリルモ
ノマーとは、第一に、および好ましくは、アクリロニト
リルを意味する。他のアクリルまたはメタクリルモノマ
ーは、メタクリロニトリル、アクリル酸またはメタクリ
ル酸、およびそれらの、アルキル基中に1〜8個の炭素
原子を含むアルキルエステルである。
【0005】耐衝撃性ビニル芳香族(共)重合体とは、
少なくとも50重量%の、1種以上の、一般式(II)を有
する化合物からなり、重合体マトリックス中に分散した
エラストマー相を含むすべての重合体である。エラスト
マー相は、ジエンゴム、例えばポリブタジエン、低粘度
の高または中シスポリブタジエン、ポリイソプレン、ブ
タジエンおよび/またはイソプレンとスチレンの共重合
体、またはオレフィンゴム、例えばエチレン−プロピレ
ン共重合体(EPM)またはエチレン−プロピレン−ジ
エンターポリマー(EPDM)でよい。耐衝撃性ビニル
芳香族(共)重合体中のエラストマー含有量は、0.1
〜20重量%、好ましくは4〜15重量%である。本発
明で使用できるビニル芳香族(共)重合体の例は、ポリ
スチレン、耐衝撃性ポリスチレン、SAN樹脂、ABS
樹脂、等である。これらのビニル芳香族(共)重合体、
特にゴムで補強したビニル芳香族(共)重合体は、連続
式またはバッチ式、エマルション中、塊状、溶液中、ま
たは塊状/懸濁液の組合せ法でよい、様々な重合方法で
製造することができる。所望により溶剤の存在下で、塊
状および連続式で行なう重合方法は公知であり、例えば
米国特許第2,694,692号、第3,243,48
1号および第3,658,946号、および公開ヨーロ
ッパ特許出願第400,479号に記載されている。他
方、エマルション中で行なう重合方法は、例えば米国特
許第1,948,703号、第3,160,613号、
第3,068192号、第3,201,375号、第
2,437,202号、第2,652,384号、第
3,170,964号、または英国特許第649,16
6号および第919,381号、等に記載されている。
【0006】本発明で特に好ましい共重合体は、 A)5〜97重量%の、 i) スチレン50〜90重量%を含む、アクリロニトリ
ルおよびスチレンの混合物10〜90重量%、 ii) ポリブタジエン90〜10重量%のグラフト共重合
により得られるグラフト重合体、および B)10〜90重量%の、 iii)アクリロニトリル50〜5重量%を含む、アクリロ
ニトリルとスチレンおよび/またはアルファ−メチルス
チレンの熱可塑性共重合体、または iv) アクリロニトリル50〜5重量%、およびスチレン
および/またはアルファメチルスチレン50〜95重量
%を含む、アクリロニトリルとスチレンおよび/または
アルファ−メチルスチレン、およびメタクリル酸メチル
および無水マレイン酸から選択された第三のモノマーの
熱可塑性ターポリマー、または v) 共重合体(iii) とターポリマー(iv)の混合物 からなるABS樹脂である。上記のABS樹脂は、ポリ
ブタジエン以外のゴムを含むこともできるが、ただし、
これらのゴムとポリブタジエンの混合物のガラス転移温
度が10℃未満であることを特徴とする。本発明の好ま
しいABS樹脂では、グラフト共重合体(A)は、公知
の方法で、上記の重量%の、ポリブタジエンの水性ラテ
ックス中のモノマー(スチレンおよびアクリロニトリ
ル)を、触媒(例えば過酸化物、ヒドロペルオキシド、
等)および通常の量および種類の乳化剤、pH調整剤、
等、の存在下で、重合させることにより製造することが
できる。
【0007】熱可塑性共重合体[B(iii)]または熱可塑
性ターポリマー[B(iv)]も、公知の方法で、水性エマ
ルション中、懸濁液中または塊状で、上記の比率のモノ
マーを、グラフト共重合体(A)の製造に使用したのと
同じ様な量および種類の触媒、乳化剤、等の存在下で、
重合させることにより製造することができる。共重合体
(A)および共重合体(B)の製造には、使用する製法
の種類に応じて重合温度を選択する。本発明の好ましい
ABS樹脂を構成する組成物(A)+(B)は、従来の
任意の混合方法により製造することができる。一般的に
混合は、溶融状態で、公知の混合装置、例えば1軸また
は2軸スクリュー押出し機、バンバリー型インターナル
ミキサー、加熱ローラー、等で、170℃〜250℃の
温度で行なう。本発明の組成物に使用するフッ素化また
は過フッ素化ポリオレフィンは、基本的にポリテトラフ
ルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/ペルフルオ
ロプロピレン共重合体、ポリペルフルオロアルキルビニ
ルエーテル、トリフルオロクロロエチレン/エチレン共
重合体、フッ化ビニリデン(50重量%)/ヘキサフル
オロプロペン(25%)/テトラフルオロエチレン(2
5%)ターポリマー、等からなる。本発明の好ましい酸
化アンチモンは三酸化アンチモンおよび三二酸化アンチ
モンである。一般式(I) を有するハロゲン化難燃性付与
添加剤は、文献で公知の物質であり、例えば米国特許第
3,883,479号に記載されている。一般式(I) を
有するハロゲン化難燃性付与添加剤は、塩素化ポリオレ
フィン、例えば約35重量%の塩素を含むクロロポリエ
チレン、と組み合わせることができる。塩素化ポリオレ
フィンの含有量は、一般的に、上記2種類のハロゲン化
添加剤の合計に対して30重量%未満である。
【0008】本発明の組成物は、上記の組成物(A)+
(B)と同様に、従来の任意の混合方法で製造すること
ができる。一般的に混合は、溶融状態で、室温で予備混
合した後、公知の混合装置、例えば1軸または2軸スク
リュー押出し機、バンバリー型インターナルミキサー、
加熱ローラー、等で、170℃〜250℃の温度で行な
う。本組成物は、材料に特別な性質を持たせるために、
十分に混合した他の添加剤、例えば安定剤、抗酸剤、可
塑剤、潤滑剤、流動性付与剤、染料、顔料、ガラス繊維
または他の無機充填材、等を含むこともできる。本発明
の組成物は、容易に加工することができ、良好な衝撃強
度と共に良好な耐熱性を有する製品の製造に適した特性
の組合せを有する。したがって、これらの混合物は、家
庭電化製品、電子工学、データ処理および工業製品の分
野で、シート、細片、テープ、棒、箱、フード、容器、
等の形態で使用される。
【0009】以下に記載する非限定的な実施例により、
本発明およびその実施態様を詳細に説明する。実施例
中、他に指示がない限り、部数および百分率はすべて重
量で表示する。実施例中、本発明の混合物の特性を測定
するために、下記の方法を使用した。難燃性 燃焼性は、"Underwriter's Laboratory"の「装置および
器具の部品に関するプラスチック材料の燃焼性試験標
準」、第3版、1980年1月20日、に記載されてい
る、UL94Vと呼ばれる垂直方法にしたがって、寸法
127x12.7x1.59mm(5″x0.5″x0.
625″)を有する試料に対して測定した。燃焼性は、
ASTM D2863の、「蝋燭試験」と呼ばれる酸素
インデックス法(L.O.I.)にしたがって、130
x6.5x3mmの試験試料に対して測定した。物理特性 比重は、ASTM D792による「勾配」カラム中で
測定した。機械的特性 IZOD抵抗(ノッチ付)を、ASTM D256にし
たがって、23℃(RCI 23℃PI)で厚さ6.4
および3.2mmを有する試験試料に対して測定した。曲
げ弾性率(M.E.F.)は、ASTM D790の方
法1(3点式)により、寸法127x12.7x6.4
mmを有する試験試料に対して測定した。熱的特性 VICAT B軟化温度(油中5kg)は、ASTM D
1525/Aにより、温度増加120℃/時間で測定し
た。レオロジー特性 メルトインデックス(M.F.I.)は、ASTM D
1238により、220℃および10kgで測定した。
【0010】実施例1〜7 下記の物質をバンバリー型ミキサー中、180℃で混合
した。 −表1に示す量の、ポリブタジエン18重量%、スチレ
ン65重量%およびアクリロニトリル17重量%からな
る耐衝撃性ビニル芳香族共重合体(ABS)、 −表1に示す量の、DOW からTyrin の商品名で製造販売
されているクロロポリエチレン、 −表1に示す量の、Nuova Solmine からStibitalの商品
名で製造販売されている三酸化アンチモン、 −表1に示す量の、Great Lakes からGreat Lakes FF-6
80の商品名で製造販売されているビス(トリブロモフェ
ノキシ)エタン、および −表1に示す量の、E.I. Du Pont de Nemours and Comp
any からTeflonの商品名で製造販売されているポリテト
ラフルオロエチレン。 こうして得られた混合物をCoumberland ミル中で粉砕
し、「グリット」を得た。特性を測定するために、「グ
リット」をGBF 111 プレスにて、200〜230℃の温
度で射出成形し、規定により要求される寸法を有する試
験試料を調製した。こうして得た試験試料で測定した特
性を表1に示す。
【0011】実施例8〜14 実施例1〜7と同じ手順を実行したが、表2に示す量
の、EniChem からEdistir SRL 600 の商品名で製造販売
されている、スチレン93%およびポリブタジエン7%
からなる耐衝撃性アリールポリオレフィン単独重合体
(HIPS)を使用した。
【0012】実施例15〜20 実施例3および5(15および16)と同じ手順を実行
したが、 −表3に示す量の、Great Lakes からGreat Lakes BA-5
9Pの商品名で製造販売されているテトラブロモビスフェ
ノールA、および −表3に示す量の、Great Lakes からGreat Lakes DE-8
3Rの商品名で製造販売されているデカブロモジフェニル
オキシドを使用した。
【0013】実施例21〜26 実施例10および12(21および22)と同じ手順を
実行したが、 −表4に示す量の、Great Lakes からGreat Lakes BA-5
9Pの商品名で製造販売されているテトラブロモビスフェ
ノールA、および −表4に示す量の、Great Lakes からGreat Lakes DE-8
3Rの商品名で製造販売されているデカブロモジフェニル
オキシドを使用した。
【0014】実施例27〜34 実施例3および5(27および28)および実施例10
および12(33および34)と同じ手順を実行した
が、 −表5に示す量の、EniChem からEdistir N 1280の商品
名で製造販売されている、スチレン100重量%からな
るアリールオレフィン単独重合体(PS)、および −表5に示す量の、EniChem からKostil AF1/PA の商品
名で製造販売されている、スチレン79%およびアクリ
ロニトリル21%からなるビニル芳香族共重合体(SA
N)を使用した。
【0015】実施例35〜43 実施例3および5(35および36)と同じ手順を実行
したが、 −表6に示す量の、E.I. Du Pont de Nemours からFEP
の商品名で製造販売されているテトラフルオロエチレン
/ペルフルオロプロピレン共重合体、 −表6に示す量の、AUSIMONTからHALAR の商品名で製造
販売されているクロロフルオロエチレン/エチレン共重
合体、 −表6に示す量の、E.I. Du Pont de Nemours からPFA
の商品名で製造販売されているポリペルフルオロメチル
ビニルエーテル、および −表6に示す量の、AUSIMONTからTECNOFLON の商品名で
製造販売されているフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロ
プロペン/テトラフルオロエチレンターポリマー(50
/25/25)を使用した。
【0016】実施例44〜45 実施例3および5と同じ手順を実行し、物理的−機械的
−熱的特性を評価し、表7に示す。 表1 組成 量 実施例 1 2 3 4 5 6 7 ABS % 100 100 100 100 100 100 100 CPE(1) ppc 5 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 9 9 6 6 6 6 6 BTBPE(2) ppc 27 20 20 20 20 20 20 PTFE(3) ppc 0 0 0 0.2 0.5 1 3 酸素イン 31 25 23 25 29 29 29 デックスUL 94(1.6mm) V-0 nc nc V-1 V-0 V-0 V-0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン)(3)ポリテトラフルオロエチレン 表2 組成 量 実施例 8 9 10 11 12 13 14 HIPS % 100 100 100 100 100 100 100 CPE (1) ppc 5 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 9 9 6 6 6 6 6 BTBPE(2) ppc 27 20 20 20 20 20 20 PTFE(3) ppc 0 0 0 0.2 0.5 1 3 酸素イン 33 27 22 24 29 30 31 デックスUL 94(1.6mm) V-0 V-0 nc V-2 V-0 V-0 V-0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン)(3)ポリテトラフルオロエチレン 表3 組成 量 実施例 15 16 17 18 19 20 ABS % 100 100 100 100 100 100 CPE(1) ppc 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 6 6 6 6 6 6 BTBPE(2) ppc 20 20 TBBPA(4) ppc 20 20 DBDPO(5) ppc 20 20 PTFE(3) ppc 0 0.5 0 0.5 0 0.5 酸素インデックス 22 29 26 36 31 41UL 94(1.6mm) nc V-0 nc V-0 V-1 V-0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン) (3)ポリテトラフルオロエチレン (4)テトラブロモビスフェノールA(5)デカブロモジフェニルオキシド 表4 組成 量 実施例 21 22 23 24 25 26 HIPS % 100 100 100 100 100 100 CPE (1) ppc 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 6 6 6 6 6 6 BTBPE(2) ppc 20 20 TBBPA(4) ppc 20 20 DBDPO(5) ppc 20 20 PTFE(3) ppc 0 0.5 0 0.5 0 0.5 酸素インデックス 23 29 27 37 30 39UL 94(1.6mm) nc V-0 V-2 V-0 V-2 V-0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン) (3)ポリテトラフルオロエチレン (4)テトラブロモビスフェノールA(5)デカブロモジフェニルオキシド 表5 組成 量 実施例 27 28 29 30 31 32 33 34 ABS % 100 100 San % 100 100 PS % 100 100 HIPS % 100 100 CPE (1) ppc 5 5 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 6 6 6 6 6 6 6 6 BTBPE (2) ppc 20 20 20 20 20 20 20 20 PTFE (3) ppc 0 0.5 0 0.5 0 0.5 0 0.5 酸素インデックス 22 29 27 30 25 32 23 29UL 94(1.6mm) nc V-0 V-2 V-0 nc V-0 nc V-0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン)(3)ポリテトラフルオロエチレン 表6 組成 量 実施例 35 36 37 38 39 40 41 42 43 ABS % 100 100 100 100 100 100 100 100 100 CPE (1) ppc 5 5 5 5 5 5 5 5 5 Sb2 3 ppc 6 6 6 6 6 6 6 6 6 PTFE (4) ppc 0 0.5 TFE/PFP 共重合体(3) ppc 1 3 PFAVE (6) ppc 1 3 TFCB (5) ppc 1 3 VDF/HFP/TFE 混合物 (7) ppc 5 酸素イン 23 29 26 28 27.5 29 27 28.5 26.5 デックス UL 94(1.6mm) nc V-0 V-1 V-0 V-1 V-1 V-1 V-0 V-1 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン) (3)テトラフルオロエチレン/ペルフルオロプロピレン共重合体 (4)ポリテトラフルオロエチレン (5)フルオロクロロエチレン/エチレン共重合体 (6)ペルフルオロアルキルビニルエーテル (7)フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/テトラフルオロエチレンの 混合物 表7 組成 量 実施例 44 45 ABS % 100 100 CPE (1) ppc 5 5 Sb2 3 ppc 9 6 BTBPE (2) ppc 27 20 PTFE (3) ppc 0 0.5 特性 単位 密度 g/cc 1.23 1.18 MI(220℃−10kg) g/10' 23 21 RCI 1/4" 23℃ PI J/m 95 110 RCI 1/8" 23℃ PI J/m 128 140 MEF MPa 2130 2200 Vicat (5kg-120℃/h) ℃ 85 87.5 酸素インデックス % 31 29UL 94 (1.6mm) V−0 V−0 (1)クロロポリエチレン (2)ビス(トリブロモフェノキシエタン)(3)ポリテトラフルオロエチレン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 27:12 23:28)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)少なくとも1種のビニル芳香族(共)
    重合体、 b)成分(a)100重量部に対して0.1〜5重量部
    のフッ素化または過フッ素化ポリオレフィン、 c)成分(a)100重量部に対して2〜15重量部
    の、少なくとも1種の酸化アンチモン、および d)成分(a)100重量部に対して6〜30重量部
    の、所望により塩素化ポリオレフィンと混合された、一
    般式(I) 【化1】 (式中、RはC1 〜C6 アルキレンまたはシクロアルキ
    レン基またはC6 〜C12アリーレン基を表し、Xおよび
    1 は、同一であるか、または異なるものであって、C
    1 〜C4 アルキレン基、C6 〜C12アリーレン基、−O
    −、−S−または−NH−を表し、Aは−OH基、所望
    によりハロゲン置換したC1 〜C4 アルキルまたはアル
    コキシル基を表し、Yは臭素の様なハロゲンであり、n
    はゼロまたは1であり、qは1〜5の整数である)を有
    するハロゲン化された難燃性付与添加剤を含んで成るこ
    とを特徴とする自消性重合体組成物。
  2. 【請求項2】フッ素化または過フッ素化ポリオレフィン
    が、基本的にポリテトラフルオロエチレン、テトラフル
    オロエチレン/ペルフルオロプロピレン共重合体、ポリ
    ペルフルオロアルキルビニルエーテル、トリフルオロク
    ロロエチレン/エチレン共重合体、またはフッ化ビニリ
    デン(50重量%)/ヘキサフルオロプロペン(25
    %)/テトラフルオロエチレン(25%)ターポリマー
    からなる、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】酸化アンチモンが三酸化アンチモンまたは
    三二酸化アンチモンである、請求項1または2に記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】塩素化ポリオレフィンが、約35重量%の
    塩素を含むクロロポリエチレンである、請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】塩素化ポリオレフィンの含有量が、2種類
    のハロゲン化添加剤の合計に対して30重量%未満であ
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
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