JPH09208244A - 板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法 - Google Patents

板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法

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JPH09208244A
JPH09208244A JP1385296A JP1385296A JPH09208244A JP H09208244 A JPH09208244 A JP H09208244A JP 1385296 A JP1385296 A JP 1385296A JP 1385296 A JP1385296 A JP 1385296A JP H09208244 A JPH09208244 A JP H09208244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板ガラスに見切歪が発生せず、且つ曲げ成形に
要するタクト時間を短縮できる板ガラスの曲げ成形装置
および方法を提供する。 【解決手段】加熱炉12内のエアを循環加熱させて加熱
炉12内に強制対流を発生させながら加熱炉12内の雰
囲気温度を板ガラス18の曲げ成形温度まで上昇させる
と共に、加熱エアを板ガラスの少なくとも表面と裏面に
直接吹き付けて板ガラス18の品温を均一に且つ高速で
曲げ成形温度まで上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板ガラスの曲げ成形
装置および曲げ成形方法に係り、特に自動車用の窓用板
ガラスを所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ
成形装置および曲げ成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の窓用板ガラス等の板ガ
ラスを曲げ成形する場合、所定の寸法形状に切断したガ
ラス板を加熱炉内に設けられたリング状の曲げ型上に載
置し、曲げ成形が可能なガラス板の軟化温度(通常55
0〜650°C程度)まで加熱する。これにより、板ガ
ラスは自重により変形して曲げ型の形状に沿った形に曲
げ成形される。
【0003】従来、曲げ成形装置の加熱炉内を加熱する
加熱方式としては、電気ヒータ方式とガスバーナ方式の
2種類がある。電気ヒータ方式は、通常、加熱炉内の天
井面に設けた上部ヒータと、床面に設けた下部ヒータと
で、板ガラスの上面と下面とを輻射加熱する方式であ
る。一方、ガスバーナ方式は、加熱炉内にガスバーナの
炎を吹き出し、加熱炉内のエアを温めて自然対流をおこ
すことにより加熱炉の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上
昇させ、この雰囲気温度により板ガラスを加熱する方式
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気ヒ
ータ方式は、輻射熱により板ガラスを直接加熱するので
板ガラス品温が曲げ成形温度まで上昇する時間が早いと
いう長所がある反面、板ガラスに輻射熱吸収率の異なる
例えばセラミックカラー組成物の黒色プリントを施した
部分を有している場合には、黒色プリント部分の温度上
昇が他の部分よりも速くなる。このため、黒色プリント
部分が先に変形してしまうことによりガラス板に歪み
(以下、この歪みを見切歪という)を生じ易いという欠
点がある。
【0005】一方、ガスバーナ方式は、電気ヒータ方式
に比べて見切歪が生じにくいという長所がある反面、加
熱炉内に温度分布ができ易いと共に、雰囲気温度による
間接的な加熱なために板ガラス品温が曲げ成形温度まで
上昇するまでの時間が遅いので、曲げ成形に要するタク
ト時間が長くなり生産効率が低下するという欠点があ
る。また、近年、自動車用板ガラスは、その型式によっ
て種々の形状や色のものが採用されており、自動車の車
種の多様化に応じて、板ガラスも多品種化する傾向が見
られる。特に、板ガラスの色は、従来の白色だけでな
く、ブロンズ色、グリーン色が多く見られるようになっ
てきている。
【0006】このような、色付きの板ガラスは、当然そ
の色によって熱吸収率が異なり、しかも、色だけでなく
板ガラスの厚みが型式毎に異なることによって、色、厚
み等の組合せの分だけ板ガラスの成形温度の条件にパタ
ーンがある。このように板ガラスの種類が多く異なる型
式の板ガラスを成形する場合でも、その成形工程は断続
的ではなく連続して行なわれる。このため、ある型式の
板ガラスの成形の後に連続して別の型式の板ガラスを成
形することがある。
【0007】この場合、板ガラスの熱吸収率の違いによ
り成形温度を変更する必要が生ずる。ところが、従来の
上記の電気ヒータ方式やガスバーナ方式ではこうした板
ガラス毎に加熱炉内の温度条件の微調整が困難であり、
しかも、瞬時に炉内温度を変化させることが困難であっ
た。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、
板ガラスに輻射熱吸収率の異なる部分を有している場合
でも見切歪が発生せず、且つ曲げ成形に要するタクト時
間を短縮することのできる板ガラスの曲げ成形装置およ
び曲げ成形方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、加熱炉内において曲げ型上に載置された板
ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラ
スの曲げ成形装置であって、加熱手段で加熱したエアを
前記加熱炉内に設けた吹出口から吹き出し、前記加熱炉
内のエアを前記加熱炉内に設けた吸込口から吸い込んで
前記加熱手段に戻す循環加熱装置を設け、前記循環加熱
により加熱炉内に強制対流を発生させながら加熱炉内の
雰囲気温度を所定の曲げ成形温度まで上昇させると共
に、前記吹出口から吹き出される加熱エアを前記板ガラ
スの少なくとも表面と裏面に向かって吹き付けるように
したことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、曲げ型上に板ガラスを載置して加熱炉内に搬送し、
該板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板
ガラスの曲げ成形方法であって、前記加熱炉内に強制対
流を発生させながら前記加熱炉内の雰囲気温度を所定の
曲げ成形温度まで上昇させると共に、加熱エアを前記板
ガラスの少なくとも表面と裏面に向かって吹き付けるよ
うにしたことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、加熱炉内のエアを循環加
熱させて加熱炉内に強制対流を発生させながら加熱炉内
の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させることができ
るので、加熱炉内の雰囲気温度を均一化した状態で昇温
させることができる。また、加熱エアを板ガラスの少な
くとも表面と裏面に直接吹き付けるので、板ガラスへの
熱供給量を大きくできる。これにより、板ガラスの品温
を均一に且つ高速で曲げ成形温度まで上昇させることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法の好まし
い実施の形態について詳説する。板ガラスを曲げ成形す
る工程は、加熱工程、成形工程、冷却工程の3工程から
主に構成され、曲げ成形される板ガラスは各工程に順次
搬送される。
【0012】図1は、本発明の板ガラスの曲げ成形装置
10の第1の実施の形態である加熱工程の加熱炉12に
ついて説明する正面断面図であり、図2は、図1の加熱
炉12の上面断面図である。図1及び図2に示すよう
に、加熱炉12内の床16面には、板ガラス18の搬送
方向にそって一対のレール20、20が敷設され、この
レール20上に板ガラス18を搬送する台車22が移動
自在に支持される。台車22の駆動機構については特に
示さなかったが、台車22自体に自走動力を設けてもよ
く、レール20に沿って図示しないワイヤ等を走行させ
て、このワイヤに台車22を連結するようにしてもよ
い。
【0013】台車22の台板24には、板ガラス18を
載置する曲げ型26が着脱自在に取り付けられる。台板
24及び曲げ型26の構造としては、後述する下側吹出
チャンバ30から板ガラス18の下面に向かって吹き出
すエアの通過を遮断しないように骨組みだけのリング構
造が好ましい。曲げ型26は、板ガラス18の曲げ形状
の相違により複数用意され、複数の用意された曲げ型2
6のうちから板ガラス18の所望の曲げ形状に合った曲
げ型26が台板24に取り付けられる。
【0014】また、曲げ型26に載置された板ガラス1
8の上方には、板ガラス18の搬送方向に沿って複数の
上側吹出チャンバ28、28…が並列に設けられると共
に、台車22の台板24と床16面との間には、上側吹
出チャンバ28に対向するように複数の下側吹出チャン
バ30、30…が設けられる。また、板ガラス18の左
右両側にも、上側吹出チャンバ28及び下側吹出チャン
バ30と平行に右側吹出チャンバ32(図1の右側)と
左側吹出チャンバ34(図1の左側)が対向して設けら
れる。それぞれの吹出チャンバ28、30、32、34
の板ガラス18側である吹出面には多数の吹出口(図示
せず)が形成される。これらの吹出チャンバ28、3
0、32、34の吹出面と板ガラス18の距離は100
〜150mm程度が好ましく、4つの吹出チャンバ2
8、30、32、34で板ガラス18をトンネル状に囲
むように配置される。
【0015】一方、加熱炉12内の左右の側壁面側には
それぞれ右側吸込チャンバ36(図1の右側)と左側吸
込チャンバ38(図1の左側)が設けられ、各吸込チャ
ンバ36、38に形成された吸込口36A、38Aには
網目スクリーンが装着されている。そして、右側吸込チ
ャンバ36は、第1の連結ダクト40を介して第1のバ
ーナ装置42に接続されると共に、第1のバーナ装置4
2はそれぞれ延設された上側給気ダクト44、44…に
より各上側吹出チャンバ28及び右側吹出チャンバ32
に接続される。一方、左側吸込チャンバ38は、第2の
連結ダクト48を介して第2のバーナ装置50に接続さ
れると共に、第2のバーナ装置50はそれぞれ延設され
た下側給気ダクト52、52…により各下側吹出チャン
バ30及び左側吹出チャンバ34に接続される。それぞ
れの吸込チャンバ36、38内には吸込口36A、38
Aから加熱炉12内のエアを吸い込み、バーナ装置4
2、50を介して各吹出チャンバ28、30に送気する
耐熱性のファン54、54が配設され、各ファン54は
加熱炉12外に設けられた減速器56を介してモータ5
8に連結される。ファン54は、循環エア量を調整する
ために、ファン回転数が可変できるようになっている。
循環エア量を調整する手段としては、ファン54の回転
数に限ることはなく、例えば、図2に示したように、吸
込チャンバ36、38とバーナ装置42、50を繋ぐ連
結ダクト40、48にそれぞれバルブ60、60を設
け、加熱炉12外からバルブ60の開度を調整するよう
にしてもよい。これにより、各吸込チャンバ36、38
のファン54及び第1、第2のバーナ装置42、50を
作動させると、バーナ装置42、50で加熱されたエア
は、各吹出チャンバ28、30、32、34から加熱炉
12内に吹き出され、加熱炉12内に吹き出されたエア
は吸込チャンバ36、38内に吸い込まれて再びバーナ
装置42、50に戻る循環加熱が行われる。また、各吹
出チャンバ28、30、32、34から吹き出された加
熱エアは、それぞれ板ガラス12の上面、下面、更には
左右方向から板ガラス18に吹きつけられる。
【0016】また、加熱炉12の屋根部分には、加熱炉
12内のエアを排気する排気ダクト62が形成され、ダ
ンパ64の開閉により加熱炉12内の熱を放出できるよ
うになっている。次に、上記の如く構成された本発明の
板ガラスの曲げ成形装置の作用について説明する。
【0017】曲げ成形装置の前工程である切断装置で、
所定の寸法形状に切断された板ガラス18は、台車22
に取り付けられた曲げ型26上に載置され、レール20
に沿って加熱炉12内を移動する。そして、加熱炉12
内を移動中にガラス板の曲げ成形温度(通常550〜6
50°C程度)まで加熱される。これにより、板ガラス
18が軟化し、自重により曲げ型26の成形面に沿って
曲げ成形される。
【0018】この板ガラス18の加熱において、本発明
では、バーナ装置42、50で加熱したエアを各吹出チ
ャンバ28、30、32、34から加熱炉12内に吹き
出し、加熱炉12内に吹き込んだエアを吸込チャンバ3
6、38内に吸い込みバーナ装置42、50に戻す循環
加熱を繰り返すことにより、加熱炉12内の雰囲気温度
を曲げ成形温度まで上昇させるようにした。これによ
り、加熱炉12内に強制対流を発生させながら加熱炉1
2内の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させることが
できるので、この強制対流により、加熱炉12内の雰囲
気温度を均一に維持しながら昇温させることができる。
また、加熱炉12内にエアの強制対流を発生させること
により板ガラス18の外周に形成される温度境界層が破
壊されるので自然対流に比べて板ガラス18への熱伝達
効率が良くなる。
【0019】更に、各吹出チャンバ28、30、32、
34で板ガラス18をトンネル状に囲むようにして、加
熱エアを板ガラス18の表面と裏面に直接吹き付けると
共に、両側面からも吹き付けるので、板ガラス18への
熱供給量を大きくできる。これにより、板ガラス18の
品温を均一に且つ高速で曲げ成形温度まで昇温させるこ
とができる。
【0020】従って、図3に示すように、板ガラス18
の外周部分に例えば黒色プリントのように輻射熱吸収率
の異なる部分があっても、板ガラス18全体の品温の上
昇速度に差がでにくいようにすることができるので、見
切歪の発生を防止できる。また、板ガラス18の品温が
曲げ成形温度に達するまでの時間を短縮することができ
るので、曲げ成形に要するタクト時間を大幅に短縮する
ことができる。
【0021】更に、本発明の板ガラスの曲げ成形装置
は、加熱炉12内のエアを循環加熱して加熱炉内の雰囲
気温度を上昇させる方式なので、板ガラス18の種類に
より曲げ成形温度が異なる場合でも、ファン54の回転
数を可変するか或いはバルブ60で循環エア量を調整す
るだけで短時間で且つ精度良く加熱炉12内の雰囲気温
度を可変することができる。
【0022】図4は、本発明の板ガラスの曲げ成形装置
の第2の実施の形態で成形工程の加熱炉70について説
明する正面断面図、図5は図4のA−A線に沿った上面
断面図である。尚、第1の実施の形態と同じ装置や部材
には同符号を付して説明する。図4及び図5に示すよう
に、成形工程の加熱炉70には、曲げ成形温度まで加熱
した板ガラス18を自重により曲げ加工する際に、板ガ
ラス18の深曲げ部の曲げ加工がより容易になるよう
に、板ガラス18と上側吹出チャンバ28、28…との
間に複数の局部加熱ヒータ72、72…が設けられてい
る。この局部加熱ヒータ72は、加熱炉70の側壁両面
に形成された開口部74から加熱炉12内に挿入配置さ
れた作動アーム76の先端部に水平方向及び垂直方向に
回動可能に支持される。また、作動アーム76の基端部
は、開口部74を遮蔽するように設けられた軸支部材7
8により支持され、この軸支部材78は、作動アーム7
6の先端を上下左右及び加熱炉70内への抜き差し可能
に支持する。そして、開口部74は、加熱炉70壁面の
内側の開口径が外側の開口径より大きなラッパ状に形成
され、作動アーム76の操作を容易にしている。局部加
熱ヒータ72の駆動は、作動アーム76の基端側端部に
設けられた操作ボックス80を操作することにより操作
される。これにより、局部加熱ヒータ72を板ガラス1
8の深曲げ部に正確に位置決めした状態で深曲げ加工を
行うことができる。
【0023】また、加熱炉70内には、第1の実施の形
態で述べた各吹出チャンバ28、30、32、34のう
ち、上側吹出チャンバ28と下側吹出チャンバ30とが
設けられると共に、上側吹出チャンバ28と下側吹出チ
ャンバ30を第1の実施の形態の場合よりも細長状にし
て数を多くしてある。これらの吹出チャンバ28、30
への幹ダクト82には、循環エア調整のためのバルブ8
4が設けられる。
【0024】上記の如く構成された第2の実施の形態の
場合にも、加熱炉70内のエアを循環加熱させて加熱炉
70内に強制対流を発生させながら加熱炉70内の雰囲
気温度を曲げ成形温度まで上昇させると共に、加熱エア
を板ガラス18の表面と裏面に直接吹き付けるので、第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。ま
た、図4に示すように各吹出チャンバ28、30の枝ダ
クト86、86…にも、それぞれダンパ88、88…が
設けると、各吹出チャンバ28、30ごとに吹き出しエ
ア量を個別に制御できるので、板ガラス18の一部を深
曲げ加工する場合に、板ガラス18の深曲げ部位に応じ
て局部的に熱供給量を多くすることができる。従って、
局部加熱ヒータ72での深曲げ加工を促進することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る板ガ
ラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法によれば、板ガ
ラスの外周部分に例えば黒色プリントのように輻射熱吸
収率の異なる部分があっても、板ガラス全体の品温の上
昇速度に差がでにくいようにすることができるので、見
切歪の発生を防止できる。
【0026】また、板ガラスの品温が曲げ成形温度に達
するまでの時間を短縮することができるので、曲げ成形
に要するタクト時間を大幅に短縮することができる。従
って、板ガラスの品質を向上することができると共に、
タクト時間が短縮されるので装置の小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の第1の
実施の形態を説明する正面断面図
【図2】図1の上面断面図
【図3】輻射熱吸収率の異なる部分がある板ガラスの説
明図
【図4】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の第2の
実施の形態を説明する正面断面図
【図5】図4のA−A線に沿った上面断面図
【符号の説明】
10…板ガラスの曲げ成形装置 12、70…加熱炉 18…板ガラス 22…台車 26…曲げ型 28…上側吹出チャンバ 30…下側吹出チャンバ 32…右側吹出チャンバ 34…左側吹出チャンバ 36、38…吸込チャンバ 42、50…バーナ装置 54…ファン 58…モータ 60、84…バルブ 72…局部加熱ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱炉内において曲げ型上に載置された板
    ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラ
    スの曲げ成形装置であって、 加熱手段で加熱したエアを前記加熱炉内に設けた吹出口
    から吹き出し、前記加熱炉内のエアを前記加熱炉内に設
    けた吸込口から吸い込んで前記加熱手段に戻す循環加熱
    装置を設け、前記循環加熱により加熱炉内に強制対流を
    発生させながら加熱炉内の雰囲気温度を所定の曲げ成形
    温度まで上昇させると共に、前記吹出口から吹き出され
    る加熱エアを前記板ガラスの少なくとも表面と裏面に向
    かって吹き付けるようにしたことを特徴とする板ガラス
    の曲げ成形装置。
  2. 【請求項2】前記循環加熱装置には、循環エア量を調整
    する循環量調整手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1の板ガラスの曲げ成形装置。
  3. 【請求項3】曲げ型上に板ガラスを載置して加熱炉内に
    搬送し、該板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成
    形する板ガラスの曲げ成形方法であって、 前記加熱炉内に強制対流を発生させながら前記加熱炉内
    の雰囲気温度を所定の曲げ成形温度まで上昇させると共
    に、加熱エアを前記板ガラスの少なくとも表面と裏面に
    向かって吹き付けるようにしたことを特徴とする板ガラ
    スの曲げ成形方法。
  4. 【請求項4】前記板ガラスが輻射熱吸収率の異なる部分
    を有する板ガラスであって、該板ガラスに向けて前記加
    熱エアを吹き付けることを特徴とする請求項3の板ガラ
    スの曲げ成形方法。
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