JP4012993B2 - 板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法 - Google Patents

板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法に係り、特に自動車用の窓用板ガラスを所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の窓用板ガラス等の板ガラスを曲げ成形する場合、所定の寸法形状に切断したガラス板を加熱炉内に設けられたリング状の曲げ型上に載置し、曲げ成形が可能なガラス板の軟化温度(通常550〜650°C程度)まで加熱する。これにより、板ガラスは自重により変形して曲げ型の形状に沿った形に曲げ成形される。
【0003】
従来、曲げ成形装置の加熱炉内を加熱する加熱方式としては、電気ヒータ方式とガスバーナ方式の2種類がある。
電気ヒータ方式は、通常、加熱炉内の天井面に設けた上部ヒータと、床面に設けた下部ヒータとで、板ガラスの上面と下面とを輻射加熱する方式である。一方、ガスバーナ方式は、加熱炉内にガスバーナの炎を吹き出し、加熱炉内のエアを温めて自然対流をおこすことにより加熱炉の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させ、この雰囲気温度により板ガラスを加熱する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電気ヒータ方式は、輻射熱により板ガラスを直接加熱するので板ガラス品温が曲げ成形温度まで上昇する時間が早いという長所がある反面、板ガラスに輻射熱吸収率の異なる例えばセラミックカラー組成物の黒色プリントを施した部分を有している場合には、黒色プリント部分の温度上昇が他の部分よりも速くなる。このため、黒色プリント部分が先に変形してしまうことによりガラス板に歪み(以下、この歪みを見切歪という)を生じ易いという欠点がある。
【0005】
一方、ガスバーナ方式は、電気ヒータ方式に比べて見切歪が生じにくいという長所がある反面、加熱炉内に温度分布ができ易いと共に、雰囲気温度による間接的な加熱なために板ガラス品温が曲げ成形温度まで上昇するまでの時間が遅いので、曲げ成形に要するタクト時間が長くなり生産効率が低下するという欠点がある。
また、近年、自動車用板ガラスは、その型式によって種々の形状や色のものが採用されており、自動車の車種の多様化に応じて、板ガラスも多品種化する傾向が見られる。特に、板ガラスの色は、従来の白色だけでなく、ブロンズ色、グリーン色が多く見られるようになってきている。
【0006】
このような、色付きの板ガラスは、当然その色によって熱吸収率が異なり、しかも、色だけでなく板ガラスの厚みが型式毎に異なることによって、色、厚み等の組合せの分だけ板ガラスの成形温度の条件にパターンがある。このように板ガラスの種類が多く異なる型式の板ガラスを成形する場合でも、その成形工程は断続的ではなく連続して行なわれる。このため、ある型式の板ガラスの成形の後に連続して別の型式の板ガラスを成形することがある。
【0007】
この場合、板ガラスの熱吸収率の違いにより成形温度を変更する必要が生ずる。ところが、従来の上記の電気ヒータ方式やガスバーナ方式ではこうした板ガラス毎に加熱炉内の温度条件の微調整が困難であり、しかも、瞬時に炉内温度を変化させることが困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、板ガラスに輻射熱吸収率の異なる部分を有している場合でも見切歪が発生せず、且つ曲げ成形に要するタクト時間を短縮することのできる板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、加熱炉内において曲げ型上に載置された板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形装置であって、供給されたエアを所定の曲げ成形温度まで上昇させるための加熱手段と、この加熱手段で加熱されたエアを前記板ガラスに向けて吹き出すため前記加熱炉内に設けられたエア吹出手段と、前記加熱炉内のエアを吸い込むため前記加熱炉内に設けられたエア吸込手段と、このエア吸込手段で吸い込まれたエアを前記加熱手段経由で前記エア吹出手段に戻す循環加熱装置とを備え、前記エア吹出手段は、前記曲げ型上に載置された板ガラスの上面全体の上方に設置された複数のチャンバからなる第1の吹出チャンバ群と、前記曲げ型上に載置された板ガラスの下面全体の下方に設置された複数のチャンバからなる第2の吹出チャンバ群とを有し、前記チャンバは、それぞれダンパを備えた枝ダクトと連通し、チャンバ毎に吹き出しエア量が調整可能であることを特徴とする。また、本発明は前記板ガラスの一部を加熱する局部加熱ヒータを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記目的を達成する為に、加熱炉内において曲げ型上に載置された板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形方法であって、所定の加熱手段で加熱したエアを前記加熱炉内に設けた吹出口から吹き出し、前記加熱炉内のエアを前記加熱炉内に設けた吸込口から吸い込んで前記加熱手段に戻し、前記加熱炉内に強制対流を発生させながら前記加熱炉内の雰囲気温度を所定の曲げ成形温度まで上昇させると共に、前記吹出口から吹き出された加熱エアを、前記板ガラスに対して、前記板ガラスの上下面全体に吹き付け、かつ、板ガラスの領域毎に吹き付けエア量を制御することを特徴とする。また、本発明は局部加熱ヒータで前記板ガラスの一部を加熱して深曲げ加工を行うことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、加熱炉内のエアを循環加熱させて加熱炉内に強制対流を発生させながら加熱炉内の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させることができるので、加熱炉内の雰囲気温度を均一化した状態で昇温させることができる。また、加熱エアを板ガラスの少なくとも表面と裏面に直接吹き付けるので、板ガラスへの熱供給量を大きくできる。これにより、板ガラスの品温を均一に且つ高速で曲げ成形温度まで上昇させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法の好ましい実施の形態について詳説する。
板ガラスを曲げ成形する工程は、加熱工程、成形工程、冷却工程の3工程から主に構成され、曲げ成形される板ガラスは各工程に順次搬送される。
【0012】
図1は、本発明の板ガラスの曲げ成形装置10の第1の実施の形態である加熱工程の加熱炉12について説明する正面断面図であり、図2は、図1の加熱炉12の上面断面図である。
図1及び図2に示すように、加熱炉12内の床16面には、板ガラス18の搬送方向にそって一対のレール20、20が敷設され、このレール20上に板ガラス18を搬送する台車22が移動自在に支持される。台車22の駆動機構については特に示さなかったが、台車22自体に自走動力を設けてもよく、レール20に沿って図示しないワイヤ等を走行させて、このワイヤに台車22を連結するようにしてもよい。
【0013】
台車22の台板24には、板ガラス18を載置する曲げ型26が着脱自在に取り付けられる。台板24及び曲げ型26の構造としては、後述する下側吹出チャンバ30から板ガラス18の下面に向かって吹き出すエアの通過を遮断しないように骨組みだけのリング構造が好ましい。曲げ型26は、板ガラス18の曲げ形状の相違により複数用意され、複数の用意された曲げ型26のうちから板ガラス18の所望の曲げ形状に合った曲げ型26が台板24に取り付けられる。
【0014】
また、曲げ型26に載置された板ガラス18の上方には、板ガラス18の搬送方向に沿って複数の上側吹出チャンバ28、28…が並列に設けられると共に、台車22の台板24と床16面との間には、上側吹出チャンバ28に対向するように複数の下側吹出チャンバ30、30…が設けられる。また、板ガラス18の左右両側にも、上側吹出チャンバ28及び下側吹出チャンバ30と平行に右側吹出チャンバ32(図1の右側)と左側吹出チャンバ34(図1の左側)が対向して設けられる。それぞれの吹出チャンバ28、30、32、34の板ガラス18側である吹出面には多数の吹出口(図示せず)が形成される。これらの吹出チャンバ28、30、32、34の吹出面と板ガラス18の距離は100〜150mm程度が好ましく、4つの吹出チャンバ28、30、32、34で板ガラス18をトンネル状に囲むように配置される。
【0015】
一方、加熱炉12内の左右の側壁面側にはそれぞれ右側吸込チャンバ36(図1の右側)と左側吸込チャンバ38(図1の左側)が設けられ、各吸込チャンバ36、38に形成された吸込口36A、38Aには網目スクリーンが装着されている。そして、右側吸込チャンバ36は、第1の連結ダクト40を介して第1のバーナ装置42に接続されると共に、第1のバーナ装置42はそれぞれ延設された上側給気ダクト44、44…により各上側吹出チャンバ28及び右側吹出チャンバ32に接続される。一方、左側吸込チャンバ38は、第2の連結ダクト48を介して第2のバーナ装置50に接続されると共に、第2のバーナ装置50はそれぞれ延設された下側給気ダクト52、52…により各下側吹出チャンバ30及び左側吹出チャンバ34に接続される。それぞれの吸込チャンバ36、38内には吸込口36A、38Aから加熱炉12内のエアを吸い込み、バーナ装置42、50を介して各吹出チャンバ28、30に送気する耐熱性のファン54、54が配設され、各ファン54は加熱炉12外に設けられた減速器56を介してモータ58に連結される。ファン54は、循環エア量を調整するために、ファン回転数が可変できるようになっている。循環エア量を調整する手段としては、ファン54の回転数に限ることはなく、例えば、図2に示したように、吸込チャンバ36、38とバーナ装置42、50を繋ぐ連結ダクト40、48にそれぞれバルブ60、60を設け、加熱炉12外からバルブ60の開度を調整するようにしてもよい。これにより、各吸込チャンバ36、38のファン54及び第1、第2のバーナ装置42、50を作動させると、バーナ装置42、50で加熱されたエアは、各吹出チャンバ28、30、32、34から加熱炉12内に吹き出され、加熱炉12内に吹き出されたエアは吸込チャンバ36、38内に吸い込まれて再びバーナ装置42、50に戻る循環加熱が行われる。また、各吹出チャンバ28、30、32、34から吹き出された加熱エアは、それぞれ板ガラス12の上面、下面、更には左右方向から板ガラス18に吹きつけられる。
【0016】
また、加熱炉12の屋根部分には、加熱炉12内のエアを排気する排気ダクト62が形成され、ダンパ64の開閉により加熱炉12内の熱を放出できるようになっている。
次に、上記の如く構成された本発明の板ガラスの曲げ成形装置の作用について説明する。
【0017】
曲げ成形装置の前工程である切断装置で、所定の寸法形状に切断された板ガラス18は、台車22に取り付けられた曲げ型26上に載置され、レール20に沿って加熱炉12内を移動する。そして、加熱炉12内を移動中にガラス板の曲げ成形温度(通常550〜650°C程度)まで加熱される。これにより、板ガラス18が軟化し、自重により曲げ型26の成形面に沿って曲げ成形される。
【0018】
この板ガラス18の加熱において、本発明では、バーナ装置42、50で加熱したエアを各吹出チャンバ28、30、32、34から加熱炉12内に吹き出し、加熱炉12内に吹き込んだエアを吸込チャンバ36、38内に吸い込みバーナ装置42、50に戻す循環加熱を繰り返すことにより、加熱炉12内の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させるようにした。これにより、加熱炉12内に強制対流を発生させながら加熱炉12内の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させることができるので、この強制対流により、加熱炉12内の雰囲気温度を均一に維持しながら昇温させることができる。また、加熱炉12内にエアの強制対流を発生させることにより板ガラス18の外周に形成される温度境界層が破壊されるので自然対流に比べて板ガラス18への熱伝達効率が良くなる。
【0019】
更に、各吹出チャンバ28、30、32、34で板ガラス18をトンネル状に囲むようにして、加熱エアを板ガラス18の表面と裏面に直接吹き付けると共に、両側面からも吹き付けるので、板ガラス18への熱供給量を大きくできる。
これにより、板ガラス18の品温を均一に且つ高速で曲げ成形温度まで昇温させることができる。
【0020】
従って、図3に示すように、板ガラス18の外周部分に例えば黒色プリントのように輻射熱吸収率の異なる部分があっても、板ガラス18全体の品温の上昇速度に差がでにくいようにすることができるので、見切歪の発生を防止できる。
また、板ガラス18の品温が曲げ成形温度に達するまでの時間を短縮することができるので、曲げ成形に要するタクト時間を大幅に短縮することができる。
【0021】
更に、本発明の板ガラスの曲げ成形装置は、加熱炉12内のエアを循環加熱して加熱炉内の雰囲気温度を上昇させる方式なので、板ガラス18の種類により曲げ成形温度が異なる場合でも、ファン54の回転数を可変するか或いはバルブ60で循環エア量を調整するだけで短時間で且つ精度良く加熱炉12内の雰囲気温度を可変することができる。
【0022】
図4は、本発明の板ガラスの曲げ成形装置の第2の実施の形態で成形工程の加熱炉70について説明する正面断面図、図5は図4のA−A線に沿った上面断面図である。尚、第1の実施の形態と同じ装置や部材には同符号を付して説明する。
図4及び図5に示すように、成形工程の加熱炉70には、曲げ成形温度まで加熱した板ガラス18を自重により曲げ加工する際に、板ガラス18の深曲げ部の曲げ加工がより容易になるように、板ガラス18と上側吹出チャンバ28、28…との間に複数の局部加熱ヒータ72、72…が設けられている。この局部加熱ヒータ72は、加熱炉70の側壁両面に形成された開口部74から加熱炉12内に挿入配置された作動アーム76の先端部に水平方向及び垂直方向に回動可能に支持される。また、作動アーム76の基端部は、開口部74を遮蔽するように設けられた軸支部材78により支持され、この軸支部材78は、作動アーム76の先端を上下左右及び加熱炉70内への抜き差し可能に支持する。そして、開口部74は、加熱炉70壁面の内側の開口径が外側の開口径より大きなラッパ状に形成され、作動アーム76の操作を容易にしている。局部加熱ヒータ72の駆動は、作動アーム76の基端側端部に設けられた操作ボックス80を操作することにより操作される。これにより、局部加熱ヒータ72を板ガラス18の深曲げ部に正確に位置決めした状態で深曲げ加工を行うことができる。
【0023】
また、加熱炉70内には、第1の実施の形態で述べた各吹出チャンバ28、30、32、34のうち、上側吹出チャンバ28と下側吹出チャンバ30とが設けられると共に、上側吹出チャンバ28と下側吹出チャンバ30を第1の実施の形態の場合よりも細長状にして数を多くしてある。これらの吹出チャンバ28、30への幹ダクト82には、循環エア調整のためのバルブ84が設けられる。
【0024】
上記の如く構成された第2の実施の形態の場合にも、加熱炉70内のエアを循環加熱させて加熱炉70内に強制対流を発生させながら加熱炉70内の雰囲気温度を曲げ成形温度まで上昇させると共に、加熱エアを板ガラス18の表面と裏面に直接吹き付けるので、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、図4に示すように各吹出チャンバ28、30の枝ダクト86、86…にも、それぞれダンパ88、88…が設けると、各吹出チャンバ28、30ごとに吹き出しエア量を個別に制御できるので、板ガラス18の一部を深曲げ加工する場合に、板ガラス18の深曲げ部位に応じて局部的に熱供給量を多くすることができる。従って、局部加熱ヒータ72での深曲げ加工を促進することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置および曲げ成形方法によれば、板ガラスの外周部分に例えば黒色プリントのように輻射熱吸収率の異なる部分があっても、板ガラス全体の品温の上昇速度に差がでにくいようにすることができるので、見切歪の発生を防止できる。
【0026】
また、板ガラスの品温が曲げ成形温度に達するまでの時間を短縮することができるので、曲げ成形に要するタクト時間を大幅に短縮することができる。
従って、板ガラスの品質を向上することができると共に、タクト時間が短縮されるので装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の第1の実施の形態を説明する正面断面図
【図2】図1の上面断面図
【図3】輻射熱吸収率の異なる部分がある板ガラスの説明図
【図4】本発明に係る板ガラスの曲げ成形装置の第2の実施の形態を説明する正面断面図
【図5】図4のA−A線に沿った上面断面図
【符号の説明】
10…板ガラスの曲げ成形装置
12、70…加熱炉
18…板ガラス
22…台車
26…曲げ型
28…上側吹出チャンバ
30…下側吹出チャンバ
32…右側吹出チャンバ
34…左側吹出チャンバ
36、38…吸込チャンバ
42、50…バーナ装置
54…ファン
58…モータ
60、84…バルブ
72…局部加熱ヒータ

Claims (4)

  1. 加熱炉内において曲げ型上に載置された板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形装置であって、
    供給されたエアを所定の曲げ成形温度まで上昇させるための加熱手段と、この加熱手段で加熱されたエアを前記板ガラスに向けて吹き出すため前記加熱炉内に設けられたエア吹出手段と、前記加熱炉内のエアを吸い込むため前記加熱炉内に設けられたエア吸込手段と、このエア吸込手段で吸い込まれたエアを前記加熱手段経由で前記エア吹出手段に戻す循環加熱装置とを備え、
    前記エア吹出手段は、前記曲げ型上に載置された板ガラスの上面全体の上方に設置された複数のチャンバからなる第1の吹出チャンバ群と、前記曲げ型上に載置された板ガラスの下面全体の下方に設置された複数のチャンバからなる第2の吹出チャンバ群とを有し、前記チャンバは、それぞれダンパを備えた枝ダクトと連通し、チャンバ毎に吹き出しエア量が調整可能であることを特徴とする板ガラスの曲げ成形装置。
  2. 前記板ガラスの一部を加熱する局部加熱ヒータを備えた請求項1に記載の板ガラスの曲げ成形装置。
  3. 加熱炉内において曲げ型上に載置された板ガラスを加熱して所定の曲げ形状に曲げ成形する板ガラスの曲げ成形方法であって、
    所定の加熱手段で加熱したエアを前記加熱炉内に設けた吹出口から吹き出し、前記加熱炉内のエアを前記加熱炉内に設けた吸込口から吸い込んで前記加熱手段に戻し、前記加熱炉内に強制対流を発生させながら前記加熱炉内の雰囲気温度を所定の曲げ成形温度まで上昇させると共に、前記吹出口から吹き出された加熱エアを、前記板ガラスに対して、前記板ガラスの上下面全体に吹き付け、かつ、板ガラスの領域毎に吹き付けエア量を制御することを特徴とする板ガラスの曲げ成形方法。
  4. 局部加熱ヒータで前記板ガラスの一部を加熱して深曲げ加工を行う請求項3に記載の板ガラスの曲げ成形方法。
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