JPH09207676A - 車両用トノカバー装置 - Google Patents

車両用トノカバー装置

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JPH09207676A
JPH09207676A JP4042096A JP4042096A JPH09207676A JP H09207676 A JPH09207676 A JP H09207676A JP 4042096 A JP4042096 A JP 4042096A JP 4042096 A JP4042096 A JP 4042096A JP H09207676 A JPH09207676 A JP H09207676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
frame
cover sheet
tonneau cover
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP4042096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shinomiya
明夫 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の後方からトノカバーを引出すとき、手
が届かず、不便である。また、構造が複雑であり、コス
ト高である。 【解決手段】 車室11後部に設けられて荷物20など
を搭載する空間の一方の側壁12、車両の前後方向に向
けてフレーム14を取付け、このフレーム14に車両の
左右方向に出入(移動)自在なカバーシート15を収納
装着し、前記空間の他方の側壁13に前記カバーシート
15の端末を係止する係止部材16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用トノカバー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の車両用トノカバー装置につ
いて説明する。
【0003】従来の車両用の巻取式トノカバー10は図
7に示すように、後部座席後方に設けられた荷物室3に
フレーム14が車両の左右方向に取付けられており、こ
のフレーム14にカバーシート15が車両の前後方向に
移動自在に装着されている。そして、カバーシート15
を後方に引出して荷物室3後部に取付けられたフック1
6などに係止して荷物などのカバーとして用いられる。
【0004】上記のようなトノカバー10の他に、図8
に示すように、後席シートバック2のリクライニングに
合わせてこのシートバック2と干渉しないようにフレー
ム14の取付け部4を前後二個所に設けて移動するよう
にしたものや、図9のように後席1のシートバック2と
トノカバー10との隙間を塞ぐための別のカバーシート
5をフック5aを介して設けたものもある。さらに、図
10のように後席1のシートバック2内に巻取式トノカ
バー10を内蔵してカバーシート15を出入自在に収納
装着し、リクライニングに対応させたトノカバー10も
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、車両寸法によっては車両の後方からトノ
カバー10に手が届かないことがあり、特に荷物が多い
ときは不便となる虞がある。また、シートバック2のリ
クライニングを行うときにトノカバー10を移動するの
は、それに対応する機構を必要とする上に操作が煩雑で
あり、また、シートバック2との隙間を塞ぐ別のカバー
5を設けたり、シートバック2内にトノカバー10を内
蔵したものは構造複雑になり、コストアップとなる虞が
ある。
【0006】また、トノカバー10のフレーム14が荷
物室3を横切って左右方向に取付けられていると、荷物
20を満載しようとするときにはトノカバー10を外さ
なければならないので、トノカバー10着脱のために図
11のような鉄クリップ19aなどを備えた着脱機構1
9が必要となり、これもコストアップにつながる。さら
に、トノカバー取外し中の不用意な落下にも耐え、且つ
持ち運び易くするため軽量化が必要となる。
【0007】また、車体へのトノカバー10の取付け部
4の寸法は、トノカバー10のフレーム14の全長に加
えて、部品製造のばらつきや車両走行中の車体6のゆが
みなどを吸収できる寸法構造でなければならない。この
ため部品の寸法管理が難しく、且つ車体6のゆがみによ
るフレームのずれなどによって図11のトノカバー取付
け部4の接触面などに低級音が発生し、音消しテープな
どを追加すればコストアップが懸念される。
【0008】これに対して図12に示すように、荷物室
3の床面の略中央部に逆凹形の左右一対の起倒枠7を起
倒回動自在に取付け、各起倒枠7の水平部8と荷物室3
の両側壁12、13とにわたってカバーシート9を取付
けたトノカバー装置もあるが、この場合は、トノカバー
を使用しないときにカバーシート9の垂れ下がり部が荷
物と車体6との間に挟まれて起倒枠7が回動できないこ
とが考えられ、また、起倒枠7やその回動機構の構造が
複雑である。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、構造が簡単で操作が容易であり、コストが安い車両
用トノカバー装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の車両用トノカバー装置は、車室後部に設けら
れて荷物などを搭載する空間の一方の側壁に、車両の前
後方向に向けてフレームを取付け、このフレームに車両
の左右方向に移動自在なカバーシートを装着し、前記空
間の他方の側壁に前記カバーシートの端末を係止する係
止部を設けた構成を有している。
【0011】ここで、車室後部に荷物などを搭載する空
間が設けられており、この空間の一方の側壁に車両の前
後方向に向けてフレームが取付けられていている。そし
て、フレームの両端には長穴が形成されており、この長
穴にビスが挿通されて側壁に固定されている。また、こ
のフレームは車両の左右方向に移動自在なカバーシート
が装着されており、空間の他方の側壁にはカバーシート
の端末を係止する係止部が設けられている。
【0012】このトノカバー装置のカバーシートの端末
は車室の他方の側壁に係止されるので、荷物が搭載して
あるときでも車両の内外からトノカバーの引出し端末に
手が届いて操作ができ、荷物を満載するときはトノカバ
ーを一方の側壁のフレーム巻取っておけばよいので、荷
物の出入れ等の邪魔になることがない。
【0013】また、フレームは長穴を介してビスによっ
て機械止めされているので、この長穴によって部品の製
造ばらつきが吸収されて、車体や部品の寸法管理が容易
になる。さらに、車両走行中の車体のゆがみはカバーシ
ートの引出し量で対応できるので、車体のゆがみの影響
を受けることがなく、フレーム取付け部のずれによる低
級音の発生もない。
【0014】また、カバーシートをフレームに装着する
場合、このフレームは、筒状体を呈して、カバーシート
を収納可能とする場合と、異なる支軸状体として、カバ
ーシートをむき出しにする場合が考えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態につい
て、図面を参照しながら説明する。尚、従来例で示した
部品と同じ部品には同符号を付してある。図1の(a)
は本発明の車両用トノカバー装置を備えた車室の斜視
図、(b)は同装置を構成するカバーシートのみを示す
斜視図、図2はトノカバー装置の側面図、図3はトノカ
バー装置を備えた車室の後面図である。
【0016】図において、11は車室で、この車室11
後部に荷物などを搭載する空間が設けられており、この
空間の一方の側壁12に車両の前後方向に向けてフレー
ム14が取付けられていている。前記フレーム14の両
端には長穴17が形成されており、この長穴17にビス
18が挿通されて側壁12に固定されている。また、こ
のフレーム14には車両の左右方向に出入(移動)自在
なカバーシート15が収納装着されており、空間の他方
の側壁13にはカバーシート15の端末の係止部15a
を係止する係止部材16が設けられている。そして、係
止部15aは、図1(b)に示すように、カバーシート
15の端末に棒材等を突出取着して形成されている。な
お、係止部材16に変えて、側壁13に係止部を直接形
成するようにしてもよい。この場合、図6(a)に示す
ように、カバーシート15の端末に2つの取手穴15b
1 ,15b2 を有する取手部15bを取付け(図6
(b)参照)、この取手部15bの両側部に係止部15
aを突設し、この係止部15aを側壁13に直接形成さ
れた係止部材16に係止することが考えられる。
【0017】シート1のリクライニング時はシートバッ
ク2がトノカバー10に干渉するが、カバーシート15
は柔らかいので押されるだけであるので、カバーシート
15を余分に出すことによってシートバック2ががぶつ
かることもなく、従ってぶつかりを防止するクリアラン
スを用意する必要がない。
【0018】また、前記カバーシート15の端末は車室
11の他方の側壁13に係止されるので、荷物が搭載し
てあるときでも車両の内外からカバーシート15の引出
し端末に手が届いて操作ができる。また、荷物20を満
載するときは図4のようにトノカバー10を一方の側壁
12のフレーム14に巻取っておけばよいので、荷物2
0の出入れ等の邪魔になることがなく、従ってトノカバ
ーフレーム14着脱の必要がない。
【0019】また、前記フレーム14は長穴17を介し
てビス18によって機械止めされているので、長穴17
によって部品の製造ばらつきが吸収されて、車体6や部
品の寸法管理が容易になる。また、車両走行中の車体6
のゆがみ(図3の矢印方向にゆがんで破線状態になる現
象をいう)はカバーシート15の引出し量で対応できる
ので、車体6のゆがみの影響を受けることがなく、フレ
ーム14取付け部4のずれによる低級音の発生もない。
【0020】また、図5に示すように、上級車に多く採
用されている方法として、リアピラートリム(ガーニッ
シュ)21とラゲージトリム22との合わせ部からトノ
カバー10を引出すようにすると、フレーム14などが
外部に露出せずに見栄えが良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、車室後部に設け
られて荷物などを搭載する空間の一方の側壁に、車両の
前後方向に向けてフレームを取付け、このフレームに車
両の左右方向に移動自在なカバーシートを装着し、前記
空間の他方の側壁に前記カバーシートの端末を係止する
係止部を設けることにより、荷物が搭載してあるときで
も車両の内外からカバーシートの引出し端末に手が届い
て操作ができ、荷物を満載するときはカバーシートを一
方の側壁のフレーム巻取ることにより、荷物の出入れ等
の邪魔になることがない。また、フレームは長穴を介し
てビスによって固定されているので、部品の製造ばらつ
きが吸収されて、車体や部品の寸法管理が容易になる。
また、車両走行中の車体のゆがみはカバーシートの引出
し量で対応できるので、フレームのずれによる低級音の
発生もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の一形態における車両用ト
ノカバー装置を備えた車室の斜視図である。 (b)同装置を構成するカバーシートのみを示す斜視図
である。
【図2】同トノカバー装置の側面図である。
【図3】同トノカバー装置を備えた車室の後面図であ
る。
【図4】同トノカバー装置を備えた車室の荷物搭載時の
斜視図である。
【図5】(a)本発明の他の実施の形態における車両用
トノカバー装置の斜視図である。 (b)同トノカバー装置の断面図である。
【図6】(a)本発明の更に他の実施の形態における車
両用トノカバー装置を備えた車室の斜視図である。 (b)同装置を構成するカバーシートのみを示す斜視図
である。
【図7】従来の車両用トノカバー装置を備えた車室の側
面図である。
【図8】同移動型トノカバー装置を備えた車室の側面図
である。
【図9】(a)同別カバー型トノカバー装置の側面図で
ある。 (b)同別カバー型トノカバー装置のリクライニング時
の側面図である。
【図10】(a)同内蔵型トノカバー装置の斜視図であ
る。 (b)同内蔵型トノカバー装置の部分詳細図である。
【図11】従来の車両用トノカバー装置の着脱部の分解
斜視図である。
【図12】従来の起倒型トノカバー装置を備えた車室の
斜視図である。
【符号の説明】 11 車室 12 一方の側壁 13 他方の側壁 14 フレーム 15 カバーシート 16 係止部材(係止部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室後部に設けられて荷物などを搭載す
    る空間の一方の側壁に、車両の前後方向に向けてフレー
    ムを取付け、このフレームに車両の左右方向に移動自在
    なカバーシートを装着し、前記空間の他方の側壁に前記
    カバーシートの端末を係止する係止部を設けたことを特
    徴とする車両用トノカバー装置。
JP4042096A 1996-02-02 1996-02-02 車両用トノカバー装置 Pending JPH09207676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042096A JPH09207676A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 車両用トノカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4042096A JPH09207676A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 車両用トノカバー装置

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JPH09207676A true JPH09207676A (ja) 1997-08-12

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ID=12580177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4042096A Pending JPH09207676A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 車両用トノカバー装置

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JP (1) JPH09207676A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005014928A1 (de) * 2005-04-01 2006-10-05 Audi Ag Laderaumabdeckung zum Abdecken eines Laderaums eines Kraftfahrzeugs
WO2018055942A1 (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 本田技研工業株式会社 車両用トノカバー

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