JPH09207245A - 折り畳み接着装置 - Google Patents

折り畳み接着装置

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JPH09207245A
JPH09207245A JP8038682A JP3868296A JPH09207245A JP H09207245 A JPH09207245 A JP H09207245A JP 8038682 A JP8038682 A JP 8038682A JP 3868296 A JP3868296 A JP 3868296A JP H09207245 A JPH09207245 A JP H09207245A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 折り畳み接着の処理の前に、折り状態の確認
が、折り畳み装置と接着装置の間を開口することなく、
容易に行える折り畳み接着装置を提供する。 【解決手段】 シ―トを折り畳む折り畳み装置20と、
折り畳まれたシ―トの所定カ所にあらかじめ塗布されて
いる感熱性接着剤または感圧性接着剤等に熱圧または強
圧等の接着条件を付与する圧着ローラを有する接着装置
50とを有するとともに、複数の強圧ロ―ラ51、5
2、53の間隔を調整駆動する間隔調整駆動部61と、
この間隔を記憶する記憶部62と、この記憶部62に記
憶されている間隔を指定するローラ間隔切り替え入力部
63と、間隔調整駆動部を駆動制御する制御部64とを
有するものであって、前記記憶部62には、折り畳まれ
たシ―ト1に接着条件を付与する間隔と、折り畳まれた
シ―トを通過させるのみで接着条件を付与しない間隔を
記憶してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定カ所に通常
の状態では接着することのない感熱性接着剤、または感
圧性接着剤等の接着剤が塗布されてなる葉書、封書、各
種カード用シ―ト(フォ―ム)等を所定形態に折り畳
み、その後、接着剤の接着条件である熱圧、または強圧
等を圧着ローラによって付与して所定カ所を接着して葉
書、封書、各種カード等を作成するところの折り畳み接
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子計算機に連動した印刷装置に
より、封筒と通知書とが一体としてなる封書用シ―ト、
あるいは葉書、各種カード用シ―トに宛名、通知事項あ
るいはフォ―マット等をも含む所望情報をプリントし、
その後、折り畳んで接着して通知事項入りの封書、葉
書、各種カード等を作成し発送する方法が多く採用され
てきた。
【0003】しかしながら、各種シ―トから、葉書、封
書、各種カード等の作成に際し、折り畳み装置でシ―ト
が折り畳まれ、さらに接着装置で接着される過程でシ―
トの折り状態がずれていたり、シワがよっていたりする
と、確実な接着ができず、非常に体裁の悪いものになっ
てしまうばかりか、折り状態のずれが著しい場合や、シ
ワがよりすぎていたりすると再度、葉書、封書、各種カ
ード用シートを作成して折り畳み接着の処理を行わなく
てはならなかった。
【0004】そのため、従来の折り畳み接着装置におい
ては、折り畳み装置と接着装置とを別々に駆動し、折り
畳み接着の処理の前に、折り畳み装置のみを駆動し、折
り状態を確認し、正確な折り状態となるように折り畳み
装置を調節設定していた。この折り状態の確認に際して
は、接着装置は、駆動していないので折り畳まれた各種
シ―トが折り畳み装置と接着装置の間に止まるのでそれ
を取り出して確認すればよいが、このような確認の処理
のために、折り畳み接着装置における折り畳み装置と接
着装置の間のスペースを大きめに構成しなくてはなら
ず、また、確認の都度、折り畳み装置と接着装置の間を
開口しなくてはならず、装置自体の設計に負荷が有るば
かりか、使い勝手の点でも不便なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、これらの
点に鑑み、折り畳み接着装置による葉書、封書、各種カ
ード等、各種シ―トにおける折り畳み接着の処理の前
に、これら各種シ―トの折り状態の確認の際、折り畳み
装置と接着装置の間を開口することなく、しかも容易に
折り状態の確認が行える折り畳み接着装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の折り畳み接着
装置は、シ―トを折り畳む折り畳み装置と、折り畳まれ
たシ―トの所定カ所にあらかじめ塗布されている感熱性
接着剤または感圧性接着剤等に熱圧または強圧等の接着
条件を付与する圧着ローラを含む接着装置とを有すると
ともに、前記接着装置の圧着ローラの間隔を調整駆動す
る間隔調整駆動部と、複数の圧着ローラ間隔を記憶する
記憶部と、この記憶部に記憶されている圧着ローラ間隔
を指定するローラ間隔切り替え入力部と、前記記憶部に
記憶されている圧着ローラ間隔から前記入力部の入力指
示に基づいて間隔調整駆動部を駆動制御する制御部とを
有する折り畳み接着装置であって、前記記憶部には、折
り畳まれたシ―トに接着条件を付与する間隔と、圧着ロ
ーラ間に折り畳まれたシ―トを通過させるのみで接着条
件を付与しない間隔を記憶してなるものである。
【0007】
【発明の実施形態】次に、この発明の一実施例を示す図
面に基づいてこの発明を説明する。図1は、この発明の
折り畳み接着装置に使用する封書用シ―ト1の一形態で
ある三ツ折り封書用シ―ト1を示すもので、図2に示す
折り状態説明断面図の如く、Z字状に折り重ねるもので
ある。この封書用シ―ト1は、上紙片2、中紙片3、下
紙片4の各紙片が連接してなり、連接部に折りミシン目
5、5′が設けられていると共に、各紙片の上辺と下
辺、および折りミシン目5の両脇と、下紙片4の折りミ
シン目5′側と反対側の辺に沿って、開封用ミシン目
6、6′が設けられ、中紙片3と下紙片4の開封用ミシ
ン目6、6′の外側、および上紙片2と中紙片3裏面の
折りミシン目5側を除く各三周辺に沿って、通常の状態
では接着することのなく、強圧を付与することにより接
着するところの感圧性接着剤7、7′が塗布されてな
る。
【0008】図3は、この発明に係る折り畳み接着装置
10の部分切欠説明図を示すもので、図4の断面説明図
に示すように、この装置は、シ―トを折りたたんで重ね
合わせる二ツ折、三ツ折、四ツ折など各種の折り形態が
可能で、駆動モ―タ22が内蔵されている折り畳み装置
20と、複数の強圧ロ―ラ51、52、53からなる移
送機構を有する接着装置50とを封書用シ―ト1を移送
ベルト31によって移送するフィ―ダ装置30を介して
設ける。そして、フィ―ダ装置30は、後段の接着装置
50の移送機構と同じ駆動源である、駆動モ―タ11の
駆動力を受けており、このフィ―ダ装置30と駆動モ―
タ11はチェ―ン12と駆動を断続するクラッチ33を
設けた停止機構35を介して移送ベルト31の駆動軸3
2に接続されている。そして、フィ―ダ装置30のシ―
ト移送通路の入口位置に、移送されるシ―トの光の透過
量により、シ―トの厚さを検出できる光電管センサ―に
よる投光器、受光器38を上下に配置した、厚さ感知装
置36を設け、この厚さ感知装置36は、移送されるシ
―トの厚さをチェックし、移送されるシ―トが設定厚さ
以上であるときは、厚さオ―バ―信号を発するととも
に、このオ―バ―信号を受けて、重ね合わせ装置20の
駆動モ―タ22が停止し、折り重ね作業を中断するとと
もに、フィ―ダ装置30は、停止機構35がクラッチ3
3を切り、フィ―ダ装置30の駆動を前記接着装置50
の移送機構と独立して即座に停止する構成になってい
る。
【0009】一方、接着装置50の圧着ローラである複
数の強圧ロ―ラ51、52、53の間隔を調整駆動する
間隔調整駆動部61と、これら強圧ロ―ラ51、52、
53の間隔を記憶する記憶部62と、この記憶部62に
記憶されている強圧ロ―ラ51、52、53の間隔を指
定するローラ間隔切り替え入力部63と、前記記憶部6
2に記憶されている強圧ロ―ラ51、52、53の間隔
に基づいて間隔調整駆動部を駆動制御する制御部64と
を有するものであって、前記記憶部62には、折り畳ま
れたシ―ト1に接着条件を付与する間隔と、強圧ロ―ラ
51、52、53それぞれのローラ間に折り畳まれたシ
―トを通過させるのみで接着条件を付与しない間隔を記
憶してなるものである。
【0010】この記憶部62には、通常、折り畳み接着
するシ―ト1のシート厚によって、折り畳まれたシ―ト
1に接着条件を付与する間隔として適正な強圧ロ―ラ5
1、52、53の複数のローラ間隔が記憶されており、
0.1mm〜0.5mm程度の範囲で設定されている。
また、折り畳まれたシ―ト1が強圧ロ―ラ51、52、
53それぞれのローラ間を通過させるのみで接着条件を
付与しない間隔として0.8mm〜1.2mm程度の範
囲で設定されて、記憶されている。この折り畳まれたシ
―ト1に接着条件を付与しないローラ間隔(間隙)の設
定は、折り畳み接着する各種シ―ト1のシート厚,折り
条件に関係なく一律1.0mm前後に設定してもよい
が、シ―ト1のシート厚および折り畳み条件毎に接着条
件を付与する間隔に0.7mm〜0.8mm程度プラス
するように設定記憶されるのが望ましい。
【0011】尚、65は、ローラ間隔切り替え入力部6
3から、折り畳み接着処理の開始または、折り状態確認
モードの切り替え等の指示、および入力された結果の表
示の外に、シ―ト1の厚みや二つ折り、三つ折り、およ
び折り寸法等の折り条件、処理スピード等の入力指示、
および入力された結果を表示する表示部である。また、
66は、折り畳み接着装置10の処理のコントローラで
制御部64と接続されている。
【0012】さらに、折り畳み接着装置10は、折り畳
み接着処理に先だって、折り状態の確認が容易となって
いるが、万一折り合わせのズレが発生した場合を考慮し
て、フィ―ダ装置30には、シ―トの移送方向の前後の
所定位置にシ―トの有無を検知する間隔調整自在な、光
電管センサ―40、40′と41、41′からなる幅感
知装置39を設け、フィ―ダ装置30で重ね合わせ装置
20から排送されてくる封書用シ―ト1の前後の折り合
わせのズレ等を検知するもので、この光電管センサ―4
0、40′と41、41′は、重ね合わされる封書用シ
―ト幅より若干広めに配置され折り合わされ、移送され
てくる封書用シ―トを前側の光電管センサ―40、4
0′が感知しているとき、後側の光電管センサ―41、
41′が封書用シ―ト1を感知すれば、この封書用シ―
ト1は幅が広いことになる。ことき、厚さ感知装置36
と同様に幅感知装置39は、折り合わせ不良として停止
信号を発するとともに、この信号を受けて折り畳み装置
20は、駆動モ―タ22を停止させ折り重ね作業を中断
するとともに、フィ―ダ装置30は、停止機構35がク
ラッチ33を切り、フィ―ダ装置30の駆動を前記接着
装置50の移送機構と独立して即座に停止する構成にな
っている。
【0013】次に、この発明の実施例における折り畳み
接着装置10の使用状態を説明すると、電子計算機の印
刷装置等によって宛名、通知事項あるいは、必要によっ
ては、フォ―マット等をあらかじめプリントした封書用
シ―ト1を重ね合わせ装置20の給紙台21に載せる。
そして、重ね合わせ装置を三ツ折のZ字状折り重ね形
態、および所望の折りサイズにセットし折り条件に合わ
せて折り畳み装置20を調節する。次にフィ―ダ装置3
0に設けた、厚さ感知装置36の投光器37からの光を
受ける受光器38の光透過量のレベルをZ字状に重ね合
わせた封書用シ―ト1の厚さに合わせる。さらに、フィ
―ダ装置30上のシ―トの移送方向の前後に設けた、幅
感知装置39の光電管センサ―40、40′と41、4
1′の間隔を、折り重ねられ移送される封書用シ―ト1
の前後幅に調整する。
【0014】折り畳み接着装置10の折り畳み接着処理
に先だって、入力部63から折り状態確認モードに切り
替える。すると記憶部62の記憶に基づいて、間隔調整
駆動部を駆動して、折り畳まれたシ―トを通過させるの
みで接着条件を付与しない間隔、1.0mm程度に各強
圧ロ―ラ51、52、53の間隔を設定する。
【0015】この状態で、折り畳み接着装置10を駆動
すると、封書用シ―ト1は、折り畳み装置20で折り畳
まれて、接着装置50の強圧ロ―ラ51、52、53の
間を封書用シ―ト1が接着されないで通過し、折り畳み
接着装置10から排出される。このように、折り状態を
確認するに際して、折り畳まれた封書用シ―ト1は、折
り畳み接着装置10内に止まることなく、接着されない
で折り畳み接着装置10外に排出されるので、容易に確
認できる。
【0016】折り状態を確認し、折り状態が良好であれ
ば、入力部63から折り状態確認モードを終了し、接着
装置50の各強圧ロ―ラ51、52、53の間隔を接着
条件を付与できる間隔に指定して、スタ―トボタンを押
して作業を開始すると、折り畳み接着装置10は、作動
し重ね合わせ装置20の給紙台21に載せられた封書用
シ―ト1は、1枚づつ引き込まれZ字状に折りたたまれ
重ね合わされて、フィ―ダ装置30へ排出される。
【0017】そして、排出された封書用シ―ト1は、フ
ィ―ダ装置30の移送ベルト31に載せられるまでに、
厚さ感知装置36によりその厚さをチェックされ移送さ
れ、さらに幅感知装置39により折り形態がチェックさ
れ、次いで後段の接着装置50へ移送されるが、仮に重
ね合わせ装置20から二通分以上重なって折りたたみ重
ね合わされたり、あるいは、折り重ねされる各片が折り
曲がって重ね合わされて、厚さ感知装置36を通過する
と、投光器37からの光を受ける受光器38の光透過量
のレベルは、設定レベル以下になり厚さ感知装置36
は、封書用シ―ト1の厚さオ―バ―信号を発する。そし
て、この厚さオ―バ―信号を受けて重ね合わせ装置20
とフィ―ダ装置30だけが停止する。また、重ね合わせ
装置20から排出された封書用シ―ト1が、移送方向に
ズレて重ねられたり、Z字状に三ツ折り重ねのものを二
ツ折りにしか折り重ねられていない時等は、正常の折り
幅より広いので幅感知装置39が重ね合わせ不良信号を
発し、重ね合わせ装置20とフィ―ダ装置30は、上記
厚さ感知装置36のオ―バ―信号の際と同様に停止する
ようになっている。
【0018】なお、この発明における他の実施例におい
ては、使用される封書用シ―トの封緘用の接着剤は、シ
ートのほぼ全面を接着するもの、再剥離可能な接着剤で
あってもよく、また、感圧性のものにかぎらず感熱性接
着剤を使用してもよくこの場合、接着装置は、圧着ロー
ラとともにヒ―タ部を有する感熱用接着装置を使用して
もさしつかえないが、ヒ―タ部は、ローラ圧を加えない
と接着しない程度のものが望ましい。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、この発明によれば、折
り畳み装置をシートの折り畳み条件に調節し、折り畳み
接着装置をスタートさせることにより、封書用シ―ト1
は、折り畳み装置で折り畳まれて、接着装置の圧着ロ―
ラの間を接着されないで通過し、折り畳み接着装置から
排出されるので、折り畳みシートは、折り畳み装置と接
着装置の間に止まるらないので、従来のように折り畳み
接着装置内部を開口して、折り畳みシートの取り出し作
業を必要とせず、容易に折り畳み状態を確認できる。し
かも、折り畳み接着装置における折り畳み装置と接着装
置の間のスペースを大きめに構成しなくてもよい。ま
た、折り畳み装置と接着装置の間に折り畳みシートの取
り出し用開口部を設けなくてもよく、装置自体の設計に
負担が無く、使い勝手の点でも便利な折り畳み接着装置
を提供できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み接着装置に使用する封書用シ
―トの表面平面図。
【図2】図1の封書用シ―トの折り状態説明図。
【図3】本発明に係る折り畳み接着装置の部分切欠説明
図。
【図4】図3の折り畳み接着装置の断面説明図。
【符号の説明】
1 …封書用シ―ト 10…折り畳み接着装置 20…重ね合わせ装置 30…フィ―ダ装置 33…クラッチ 36…厚さ感知装置 39…幅感知装置 50…接着装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ―トを折り畳む折り畳み装置と、折り
    畳まれたシ―トの所定カ所にあらかじめ塗布されている
    感熱性接着剤または感圧性接着剤等に熱圧または強圧等
    の接着条件を付与する圧着ローラを含む接着装置とを有
    するとともに、前記接着装置の圧着ローラの間隔を調整
    駆動する間隔調整駆動部と、複数の圧着ローラ間隔を記
    憶する記憶部と、この記憶部に記憶されている圧着ロー
    ラ間隔を指定するローラ間隔切り替え入力部と、前記記
    憶部に記憶されている圧着ローラ間隔から前記入力部の
    入力指示に基づいて間隔調整駆動部を駆動制御する制御
    部とを有する折り畳み接着装置であって、前記記憶部に
    は、折り畳まれたシ―トに接着条件を付与する間隔と、
    圧着ローラ間に折り畳まれたシ―トを通過させるのみで
    接着条件を付与しない間隔を記憶してなることを特徴と
    する折り畳み接着装置。
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