JPH09207175A - 金型分割装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 １対の金型を分割する為に、クレーンにより
金型を９０度又は１８０度反転させるには、高価なクレ
ーン設備を使用するためにコスト的に不利であること、
分割された１対の金型を組合わせる際の位置決め作業を
必要とすること、作業能率が低く作業負荷も大きくなる
こと、等の問題がある。 【解決手段】 金型分割装置１には、ベースフレーム
２、固定盤３、可動盤４、ガイド機構５、移動駆動機構
６とが設けられており、一方の金型８を固定盤３の固定
面２０に固定し、他方の金型９を可動盤４の固定面４０
に固定した後、移動駆動機構６により可動盤４を固定盤
３から離隔する方向へ移動駆動すると、１対の金型８，
９を水平方向へ分割することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、合せ面を鉛直姿勢
にした１対の金型を水平方向へ分割する金型分割装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、横型射出成形用の１対の金型は、
合せ面を鉛直姿勢にして保管場所に保管されているが、
合せ面を鉛直姿勢にした１対の金型を分割して補修する
際、クレーンにより、先ず、１対の金型を組合わせた状
態で９０度反転させ、次に、上側の金型だけを吊上げて
１対の金型を上下に分割し、更に、上側の金型を補修可
能な姿勢にする為に１８０度反転させた後、１対の金型
に補修作業を行う。金型の補修作業終了後、同じくクレ
ーンにより、一方の金型を１８０度反転させ１対の金型
を組合わせた後、１対の金型を９０度反転させて保管場
所に保管する。

【０００３】一方、本出願人は、金型を固定可能な固定
板を有する回転ドラムと、回転ドラムを回転自在に支持
する支持機構と、回転ドラムを回転駆動する回転駆動機
構と、回転ドラム内に回転ドラムと独立に設けられた昇
降台と、昇降台を昇降駆動する昇降駆動機構等を備え、
合せ面を鉛直姿勢にした１対の金型を反転させ分割する
金型反転分割装置を提案している（特願開平６−３３４
１０２号参照）。

【０００４】この金型反転分割装置においては、１対の
金型を反転・分割する際、先ず、回転ドラムの固定板を
鉛直姿勢にした状態で、昇降台に載置された１対の金型
のうちの一方を固定板に固定し、昇降台を下降させた
後、固定板が上端に位置するまで回転ドラムを回動して
１対の金型を９０度反転させ、次に、昇降台を上昇させ
て下側の金型を載置した後、１対の金型の連結を解除し
てから、昇降台を下降させることで１対の金型を上下に
分割し、その後昇降台から金型を搬出した後、回転ドラ
ムを回動し、もう一方の金型を１８０度反転させるよう
構成してある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記クレーン
で金型を９０度又は１８０度反転させるには、高価なク
レーン設備を使用するため、コスト的に不利であるこ
と、分割された１対の金型を組合わせる際の位置決め作
業を必要とすること、作業能率が低く作業負荷も大きく
なること、等の問題がある。

【０００６】一方、前記金型分割反転装置においては、
クレーンによる作業に比べると、作業能率の向上及び作
業負荷の低減を図れるものの、１対の金型を反転させて
分割した後、更に一方の金型を１８０度反転させるこ
と、分割された１対の金型を組合わせる際の位置決め作
業が必要になること、等から作業能率をあまり低減する
ことができない。しかも、金型分割反転装置は種々の機
構を備えた複雑な構造になり、その製作コストもかなり
高価になる。本発明の目的は、作業負荷を低減するこ
と、作業能率を著しく向上させること、構造を簡単化す
ること、製作コストを低減すること、等である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の金型分割装置
は、合せ面を鉛直姿勢にした１対の金型を水平方向へ分
割する金型分割装置において、水平方向に延びる細長い
ベースフレームと、ベースフレームに立設状に固定され
一方の金型を固定可能な鉛直の固定面を有する固定盤
と、固定盤の固定面と対向状に設けられ他方の金型を固
定可能な鉛直の固定面を有し、ベースフレームに立設状
に配設された可動盤と、可動盤を固定盤に対して接近・
離隔自在に案内するガイド機構と、可動盤を移動駆動す
る移動駆動機構とを備えたものである。

【０００８】合せ面を鉛直姿勢した１対の金型を水平方
向へ分割する場合、固定盤の固定面と可動盤の固定面と
を１対の金型の大きさに応じて所定間隔空け、先ず、一
方の金型を固定盤の固定面に固定可能な状態で、１対の
金型を固定盤と可動盤との間にセットする。次に、移動
駆動機構により、可動盤の固定面が他方の金型に当接す
るまで可動盤を移動駆動した後、一方の金型を固定盤の
固定面に、他方の金型を可動盤の固定面に固定する。こ
こで、１対の金型を固定盤と可動盤との間にセットした
際に、一方の金型を固定盤の固定面に固定してもよい。

【０００９】その後、移動駆動機構により、可動盤を固
定盤から離隔する方向へ移動駆動すると、１対の金型が
水平方向へ分割され、可動盤が所定ストローク移動駆動
されると、１対の金型の間に補修可能な作業スペースが
確保され、１対の金型を固定面に夫々固定した状態で補
修することができる。補修作業終了後、移動駆動機構に
より、可動盤を固定盤に接近する方向へ移動駆動する
と、他方の金型を位置決めする必要もなく、水平方向へ
分割されていた１対の金型が組合わされる。その後、１
対の金型を固定面から夫々固定解除し、１対の金型を固
定盤と可動盤との間からセットオフして作業が終了す
る。

【００１０】請求項２の金型分割装置は、請求項１の発
明において、移動駆動機構が、ベースフレームに固定的
に配設され且つ可動盤の移動方向に所定ピッチで設けら
れた複数の係合部と、可動盤に固定的に装着され係合部
に係合する係合輪と、係合輪を回転駆動する電動モータ
とを備えたものである。即ち、電動モータで係合輪が回
転駆動されると、係合輪が係合部に順々に係合して可動
盤が移動駆動される。

【００１１】請求項３の金型分割装置は、請求項２の発
明において、複数の係合部が、ベースフレームに固定さ
れ可動盤の移動方向へ延びる１対の板状部材に架設され
た複数のピン部材で構成され、係合輪が、ピン部材に係
合可能なスプロケットで構成されたものである。即ち、
複数の係合部として、複数のピン部材を１対の板状部材
に架設して簡単に設けることができ、係合輪にも既存の
スプロケットを適用できるので、移動駆動機構の製作コ
ストを著しく低減できる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施形態に係る金型分割装置は、合せ面
を鉛直姿勢にした１対の金型を水平方向へ分割する装置
であり、主に、横型射出成形用の１対の金型を分割する
際に適用されるが、合せ面を水平姿勢にした縦型プレス
用の１対の金型を、一体的に９０度反転させてから分割
する際にも適用することもできる。

【００１３】図１〜図４に示すように、金型分割装置１
は、水平方向に延びる細長いベースフレーム２と、ベー
スフレーム２に立設状に固定され一方の金型８を固定可
能な鉛直の固定面２０を有する固定盤３と、固定盤３の
固定面２０と対向状に設けられ他方の金型９を固定可能
な鉛直の固定面３０を有し且つベースフレーム２に立設
状に配設された可動盤４と、可動盤４を固定盤３に対し
て接近・離隔自在に案内するガイド機構５と、可動盤４
を移動駆動する移動駆動機構６等で構成されている。

【００１４】ベースフレーム２は、左右方向に略等間隔
をあけ前後方向向きに配設された６本の板部材１０と、
板部材１０上に固着され左右方向向きに配設された前後
１対のガイド部材１１と、１対のガイド部材１１間中央
部において、小間隔をあけ左右方向向きに配設された板
状部材１２と、ガイド部材１１と板状部材１２とを連結
し補強する複数の補強部材１３とで構成されている。

【００１５】ベースフレーム２の左端部分には、矩形状
の固定板１５が、１対のガイド部材１１と１対の板状部
材１２上に固着して設けられており、この固定板１５
に、鉛直の固定面２０を有する固定盤３と、固定盤３を
支持する前後１対の支持体２５が立設されている。尚、
各支持体２５は、１対の板部材２６を複数の補強材で補
強した構造に構成されている。図２、図３に示すよう
に、固定盤３の略中央部には孔部２１が形成されてお
り、この孔部２１の外周側には、４箇所の金型固定部２
２が設けられている。各金型固定部２２は、固定盤３に
前後方向向きに形成された長さの異なる３本のＴ溝２３
ａ，２３ｂ，２３ｃを有しており、このうち少なくとも
１本のＴ溝（本実施形態ではＴ溝２３ａ）にクランプ装
置７を着脱自在に装着し、金型８の端部をクランプする
ことで、固定面２０に金型８が固定される。

【００１６】一方、鉛直の固定面３０を有する可動盤４
は、それを支持する前後１対の支持体３５とともに、矩
形状の可動板２９に立設され、前記固定盤３と同様に、
可動盤４の略中央部には孔部３１が形成され、この孔部
３１の外周側には、４箇所の金型固定部３２が設けられ
ている。各金型固定部３２は、可動盤４に前後方向向き
に形成された長さの異なる３本のＴ溝３３ａ，３３ｂ，
３３ｃを有しており、このうち少なくとも１本のＴ溝
（本実施形態ではＴ溝３３ａ）にクランプ装置７を着脱
自在に装着し、金型９の端部をクランプすることで、固
定面３０に金型９が固定される。尚、各支持体３５は、
１対の板部材３６を複数の補強材で補強した構造に構成
されている。

【００１７】ガイド機構５について説明すると、図１、
図２、図４に示すように、ガイド機構５は、１対のガイ
ド部材１１の上端部に夫々一体形成された断面凸型のガ
イドレール４０と、可動板２９の下面に固着されガイド
レール１１に摺動自在に係合する４つの係合部材４１と
で構成され、ガイド機構５により、可動盤４は、可動板
２９及び支持体３５とともに、固定盤３に対して接近・
離隔自在に案内される。ガイドレール４０は、ガイド部
材１１の固定盤３の少し右側から右端部分に亙って設け
られており、ガイド部材１１上においてガイドレール４
０の右端部には、係合部材４１のストッパ４２が固着さ
れている。

【００１８】移動駆動機構６について説明すると、図
１、図２、図４に示すように、移動駆動機構６は、ベー
スフレーム２に固定的に配設され且つ可動盤４の移動方
向に所定ピッチで設けられた複数のピン部材５０と、可
動盤４に固定的に装着されピン部材５０に係合するスプ
ロケット５１と、スプロケット５１を回転駆動する減速
機付きの電動モータ５２と、電動モータ５２による駆動
力をスプロケット５１に伝達する駆動力伝達機構５３と
で構成されている。複数のピン部材５０は、ベースフレ
ーム２に固定されて可動盤４の移動方向へ延びる１対の
板状部材１２に架設されている。電動モータ５２は、可
動盤４の後側おいて可動板２９に固定された載置台５５
に載置され、この載置台５５には、右方へ延びる３枚の
支持板５６，５７，５８が固定されている。

【００１９】駆動力伝達機構５３について説明すると、
駆動力伝達機構５３は、電動モータ５２の出力軸５２ａ
に装着された駆動スプロケット６０と、可動板２９に固
定された支持板５６と載置台の支持板５７，５８に回転
自在に支持された軸部材６１と、この軸部材６１に固着
された１対のスプロケット６２，６３と、駆動スプロケ
ット６０とスプロケット６２を連結するチェーン６４
と、載置台の支持板５７，５９に回転自在に支持されス
プロケット６６が固着された軸部材６５と、スプロケッ
ト６３，６６を連結するチェーン６７を有し、軸部材６
５の後端部に、ピン部材５０に係合するスプロケット５
１が固着されている。固定盤３の左側において固定板１
５上には、制御盤を有し電動モータ５２を駆動制御する
為の制御装置１６が載置されている。

【００２０】次に、金型分割装置１の作用について説明
する。合せ面を鉛直姿勢した１対の金型８，９を水平方
向へ分割する場合、固定盤３の固定面２０と可動盤４の
固定面３０とを１対の金型８，９の大きさに応じて所定
間隔空けて、先ず、一方の金型８を固定盤３の固定面２
０に固定可能な状態で、１対の金型８，９を固定盤３と
可動盤４との間にセットする。次に、移動駆動機構６に
より、可動盤４の固定面３０が他方の金型９に当接する
まで可動盤４を移動駆動した後、一方の金型８を固定盤
３の固定面２０に、他方の金型９を可動盤４の固定面３
０に固定する。尚、１対の金型８，９を固定盤３と可動
盤４間にセットした際に、一方の金型８を固定盤３の固
定面２０に固定してもよい。

【００２１】その後、移動駆動機構６により、可動盤４
を固定盤３から離隔する方向へ移動駆動すると、１対の
金型８，９が水平方向へ分割され、可動盤４が所定スト
ローク移動駆動されると、１対の金型８，９の間に補修
可能な作業スペースが確保され、１対の金型８，９を固
定面２０，３０に夫々固定した状態で補修することがで
きる。補修作業終了後、移動駆動機構６により、可動盤
４を固定盤３に接近する方向へ移動駆動すると、他方の
金型９を位置決めする必要もなく、水平方向へ分割され
ていた１対の金型８，９が組合わされる。その後、１対
の金型８，９を固定面２０，３０から夫々固定解除し、
１対の金型８，９を固定盤３と可動盤４との間からセッ
トオフして作業が終了する。

【００２２】即ち、この金型分割装置１によれば、一方
の金型８を固定盤３の固定面２０に固定し、他方の金型
９を可動盤４の固定面４０に固定した後、移動駆動機構
６により可動盤４を固定盤３から離隔する方向へ移動駆
動すると、１対の金型８，９を水平方向へ分割でき、し
かも、１対の金型８，９を固定面２０，３０から取外す
ことなく補修することができ、更に、補修作業終了後
も、可動盤４を固定盤３へ接近する方向へ移動駆動する
だけで、分割された１対の金型８，９を位置決めするこ
となく簡単に組合わせることができるので、作業負荷を
低減できるとともに、作業能率を著しく向上することが
できる。

【００２３】更に、この金型分割装置１は、ベースフレ
ーム２と、固定盤３と、可動盤４と、ガイド機構５と、
移動駆動機構６からなる簡単な構造で構成でき、製作コ
ストも低減することができる。また、移動駆動機構６
が、ベースフレーム２に固定的に配設され且つ可動盤４
の移動方向に所定ピッチで設けられた複数のピン部材５
０と、可動盤４に固定的に装着されピン部材５０係合す
るスプロケット５１と、スプロケット５１を回転駆動す
る電動モータ５２を有するので、電動モータ５２でスプ
ロケット５１を回転駆動すると、スプロケット５１がピ
ン部材５０に順々に係合して、可動盤４を移動駆動する
ことができる。更に、複数の係合部として、複数のピン
部材５０を１対の板状部材１２に架設して簡単に設ける
ことができ、ピン部材５０に係合するスプロケット５１
にも既存のスプロケットを適用できるので、移動駆動機
構６の製作コストを著しく低減できる。

【００２４】尚、可動盤４を固定盤３に対して接近・離
隔自在に案内するガイド機構５において、ガイドレール
１１に摺動自在に係合する係合部材４１の代わりに、可
動板２９の下面に、ガイドレール４０に転動するガイド
ローラを装着して、可動盤４をガイドするように構成し
てもよい。可動盤４を移動駆動する移動駆動機構６にお
いては、油圧シリンダ又はエアシリンダ、スクリュウ軸
及びそれに螺合するスクリュウナットを有するスクリュ
ウ機構等を適用してもよい。特に、本実施形態において
は、複数のピン部材５０の代わりに、スプロケット５１
に係合可能な既存のチェーンを、ベースフレーム２又は
その板状部材１２に固着して移動駆動機構を構成するこ
とができる。縦型プレス用の１対の金型を補修する際に
は、クレーンによるワイヤ吊持作業、又は、既存の金型
反転装置により１対の金型を組合わせた状態で９０反転
した後、この金型分割装置１に適用することができる。

【００２５】

【発明の効果】請求項１の金型分割装置によれば、一方
の金型を固定盤の固定面に固定し、他方の金型を可動盤
の固定面に固定した後、移動駆動機構により、可動盤を
固定盤から離隔する方向へ移動駆動すると、１対の金型
を水平方向へ分割でき、しかも、可動盤を所定ストロー
ク移動させることで、１対の金型の間に補修可能な作業
スペースが確保され、１対の金型を固定面から取外すこ
となく補修することができ、更に、補修作業終了後も、
可動盤を固定盤へ接近する方向へ移動駆動するだけで、
分割された１対の金型を位置決めすることなく簡単に組
合わせることができるので、作業負荷を低減でき、作業
能率を著しく向上できる。更に、この金型分割装置は、
ベースフレームと、固定盤と、可動盤と、ガイド機構
と、移動駆動機構からなる簡単な構造で構成でき、製作
コストも低減できる。

【００２６】請求項２の金型分割装置によれば、請求項
１と同様の効果を奏するが、前記移動駆動機構が、ベー
スフレームに固定的に配設され且つ可動盤の移動方向に
所定ピッチで設けられた複数の係合部と、可動盤に固定
的に装着され係合部に係合する係合輪と、係合輪を回転
駆動する電動モータとを備えたものであるので、電動モ
ータで係合輪を回転駆動すると、係合輪が係合部に順々
に係合して、可動盤を移動駆動することができる。

【００２７】請求項３の金型分割装置によれば、請求項
２と同様の効果を奏するが、複数の係合部が、ベースフ
レームに固定され可動盤の移動方向へ延びる１対の板状
部材に架設された複数のピン部材で構成され、係合輪
が、ピン部材に係合可能なスプロケットで構成されたも
のであるので、複数の係合部として、複数のピン部材を
１対の板状部材に架設して簡単に設けることができ、係
合輪にも既存のスプロケットを適用できるので、移動駆
動機構の製作コストを著しく低減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係る金型分割装置の平面図
である。

【図２】図１のII−II線断面図である。

【図３】図１のIII −III 線断面図である。

【図４】図１のIV−IV線断面図である。

【符号の説明】

１ 金型分割装置 ２ ベースフレーム ３ 固定盤 ４ 可動盤 ５ ガイド機構 ６ 移動駆動機構 ８，９ 金型 １２ 板状部材 ２０，３０ 固定面 ５０ ピン部材 ５１ スプロケット ５２ 電動モータ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 合せ面を鉛直姿勢にした１対の金型を水
   平方向へ分割する金型分割装置において、 水平方向に延びる細長いベースフレームと、 前記ベースフレームに立設状に固定され一方の金型を固
   定可能な鉛直の固定面を有する固定盤と、 前記固定盤の固定面と対向状に設けられ他方の金型を固
   定可能な鉛直の固定面を有し、ベースフレームに立設状
   に配設された可動盤と、 前記可動盤を固定盤に対して接近・離隔自在に案内する
   ガイド機構と、 前記可動盤を移動駆動する移動駆動機構と、 を備えたことを特徴とする金型分割装置。
2. 【請求項２】 前記移動駆動機構が、ベースフレームに
   固定的に配設され且つ可動盤の移動方向に所定ピッチで
   設けられた複数の係合部と、可動盤に固定的に装着され
   係合部に係合する係合輪と、係合輪を回転駆動する電動
   モータとを備えたことを特徴とする請求項１に記載の金
   型分割装置。
3. 【請求項３】 前記複数の係合部が、ベースフレームに
   固定され可動盤の移動方向へ延びる１対の板状部材に架
   設された複数のピン部材で構成され、前記係合輪が、ピ
   ン部材に係合可能なスプロケットで構成されたことを特
   徴とする請求項２に記載の金型分割装置。