JPH09207146A - 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体 - Google Patents

中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体

Info

Publication number
JPH09207146A
JPH09207146A JP8020057A JP2005796A JPH09207146A JP H09207146 A JPH09207146 A JP H09207146A JP 8020057 A JP8020057 A JP 8020057A JP 2005796 A JP2005796 A JP 2005796A JP H09207146 A JPH09207146 A JP H09207146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foamable
foamable molded
hollow structure
hollow chamber
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8020057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3020862B2 (ja
Inventor
Shoji Muto
省司 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neox Lab KK
Original Assignee
Neox Lab KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neox Lab KK filed Critical Neox Lab KK
Priority to JP8020057A priority Critical patent/JP3020862B2/ja
Publication of JPH09207146A publication Critical patent/JPH09207146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020862B2 publication Critical patent/JP3020862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/08Insulating elements, e.g. for sound insulation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発泡性成形体の肉厚の中心側での加熱不良を防
止して、均一に発泡させることができる中空構造物充填
用の発泡性成形体を提供する。 【解決手段】中空構造物2の中空室4を発泡充填するた
めに、中空室4内にセットされ中空構造物2側からの加
熱により加熱発泡される発泡性成形体10の肉厚の中心
側に、この発泡性成形体10よりも熱伝導性の大きい材
料からなる熱伝導性中子部材20を配設する。この状態
で中空構造物2を加熱すると、発泡性成形体の肉厚の中
心側は、熱伝導性中子部材20によっても加熱される。
このため、発泡性成形体10は、均一に発泡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける中空室を発泡性材料で充填する技術に関し、詳しく
は、中空室を均一に発泡充填することのできる発泡性成
形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のセンターピラー等の
中空構造物においては、遮音性、吸音性等を確保するた
めに、その中空室を発泡体等で充填することが行われて
いる。ここに、図10に示すように、発泡性成形体10
0を中空構造物110の中空室112内に配置してお
き、中空構造物110を加熱すると同時に、中空室11
2内の発泡性成形体100も間接的に加熱して発泡させ
ることにより、中空室112内の形状に沿った発泡体を
形成して中空室を発泡体で充填する方法がある。この方
法は、中空構造物110に必要とされる加熱工程を利用
して、中空室112内部を発泡体で充填することが可能
である点等で有用な方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、中空室112内にセットした発泡性成形体10
0の全体が肉厚であったり、あるいは部分的に肉厚部を
有していたりする場合には、かかる発泡性成形体100
の肉厚部の中心部120まで均一に加熱されにくく、中
心部120において発泡不良を起こすことがあった(図
11参照)。このような発泡不良が生じると、中心部1
20での発泡率が低下して、発泡させて得られた発泡体
130によって中空室112を確実に充填できなくなる
おそれがある。そこで、本発明では、発泡性成形体の肉
厚の中心側での加熱不良を防止して、均一に発泡させる
ことができる中空構造物充填用の発泡性成形体を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明者は以下の発明を完成した。すなわち、第
1の発明は、中空構造物の中空室を発泡充填するため
に、中空室内にセットされ中空構造物側からの加熱によ
り加熱発泡される発泡性成形体であって、前記発泡性成
形体の肉厚の中心側に、この発泡性成形体よりも熱伝導
性の大きい材料からなる熱伝導性中子部材を配設したこ
とを特徴とする中空構造物の中空室充填用の発泡性成形
体を創作した。この発明によれば、中空構造物側からの
熱が、発泡性成形体よりも効率よく熱伝導性中子部材に
伝導され、加熱される。加熱された熱伝導性中子部材に
より、かかる中子部材が配設された発泡性成形体の部位
が加熱される。このため、かかる部位では、中空構造物
側からの加熱の他に、中子部材による加熱が加わって効
率よく加熱される。この結果、この部位における加熱不
良が防止され、発泡性成形体は均一に発泡される。な
お、この発明において、肉厚とは、発泡性成形体の全体
あるいは一部分における成形体の厚みをいい、特に、そ
の方向は問わないものである。
【0005】この発明において、前記熱伝導性中子部材
は、金属製の筒体であることが好ましい態様である。特
に、この態様によれば、発泡充填後に、中空構造物の中
空室内に金属製の筒体が内在されることになるため、中
空構造物の剛性が向上される。また、筒体であるため、
中空構造物の重量に大きく影響しない。
【0006】また、この発明において、前記熱伝導性中
子部材が、発泡性成形体にインサート成形されているこ
とが好ましい態様である。特に、この態様によれば、熱
伝導性中子部材を発泡性成形体に配設する工程が簡略化
される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、詳細に説明する。本発明で用いる発泡性成形体の材
料としては、加熱により発泡する発泡性樹脂を挙げるこ
とができる。特に、遮音性等を考慮すると、独立気泡型
の発泡体を形成する発泡性成形体が好ましい。また、発
泡剤を樹脂に混入させておいて、加熱により発泡させる
ことのできる発泡性樹脂が好ましい。かかる発泡剤とし
ては、例えば、分解型あるいは揮発型の発泡剤を挙げる
ことができる。特に好ましくは、分解型の化学発泡剤を
樹脂に混入させてなり、発泡剤を加熱分解させて発泡さ
せることのできる発泡性樹脂が好ましい。なお、重合反
応の副生成物としての気体を発生させることにより発泡
させるものであってもよい。さらに、加熱により発泡す
るとともに、対金属接着性を有する発泡性樹脂を材料と
する発泡性成形体もより好ましいものとして挙げること
ができる。中空構造物が金属製である場合に、発泡体が
中空室内壁に強固に一体化され、遮断性が良好となるか
らである。
【0008】熱伝導性中子部材は、熱伝導性が発泡性成
形体よりも大きいことが必要である。かかる中子部材の
材料としては、具体的には、鉄、アルミニウム等の金属
や、金属等の熱伝導性の良好な素材を含んだ樹脂材を挙
げることができる。熱伝導性中子部材の形状は、特に問
わないで、図6(a),(b),(c),(d),
(e),(f),(g)及び(h)において示すよう
な、立方状体50、直方状体や球状体、棒状体52、筒
状体54、56、板状体57、58、ラセン状体60、
交差状体62等の各種形状のものを用いることができ
る。熱伝導面積を確保する点及び軽量化を図る点におい
て、筒状体が好ましい。また、棒状体をラセンに形成し
たものや、板状体を波状、凹凸状に形成したものや、交
差状に組み合わせたものも好ましい。熱伝導性中子部材
は、上記した材料及び形状を各種組み合わせて用いるこ
とができる。例えば、2種類以上の材料を用いたり、ラ
セン状体部と筒状体部とを併せ有する中子部材を形成す
ることもできる。
【0009】熱伝導性中子部材は、発泡性成形体の肉厚
の中心側に配設される。ただし、熱伝導性中子部材を発
泡性成形体の肉厚の中心側以外にも同時に配設されるこ
とを排除するものではない。また、必要に応じて、発泡
成形体の外周側にのみ配設される場合もある。熱伝導性
中子部材を配設するには、発泡性成形体の成形と同時に
インサート成形したり、あるいは、発泡性成形体を成形
後に取り付けすることができる。なお、熱伝導性中子部
材は、発泡性成形体に複数個配設することもできるのは
いうまでもない。
【0010】また、発泡性成形体の肉厚の中心側に配設
するとは、少なくとも、発泡性成形体の内部に熱伝導性
中子部材が配設されることを意味する。そして、発泡成
形体内部にのみ配設し、外部に露出されない場合や、あ
るいは部分的に外部にも露出される場合がありうる。熱
伝導性中子部材は、中空構造物側から効率よく熱が伝導
されるために、発泡性成形体の外部に一部露出するよう
に配設することが好ましい。なお、露出部分は、発泡後
には、発泡体にて被覆され、直接、中空構造部に当接し
ないようにすることが好ましい。遮断性、遮音性の観点
からである。
【0011】熱伝導性中子部材を配設した発泡性成形体
を中空構造物の中空室内にセットするには、任意の手段
を用いることができる。例えば、発泡性成形体に磁石を
取り付けて、中空室の内壁(中空構造物)にセットした
り、あるいは、発泡性成形体にクリップ部材を取り付け
て中空室側の突起物に留め付けたり、さらには、接着剤
等を用いて取り付けすることができる。
【0012】このようにして、熱伝導性中子部材を配設
した発泡性成形体を中空室内部に配した状態で中空構造
物を加熱する。中空構造物の加熱により、熱伝導性中子
部材が加熱され、この結果、かかる中子部材の周辺が効
率的に加熱され、肉厚の中心側の加熱不良が改善され
る。したがって、肉厚の全体にわたって均一に発泡され
る。また、発泡性成形体の発泡により、熱伝導性中子部
材は、発泡体に一体的に配設され固定されることにな
る。そして、発泡体による中空室の充填により、かかる
中子部材も中空室内に配設固定されることになる。
【0013】本発明の実施により、さらに以下の作用を
奏する。発泡性成形体の肉厚部に前記熱伝導性中子部材
を配設することにより、発泡性成形体の均一な発泡が得
られるため、発泡不良を考慮して大きめに形成していた
発泡性成形体の容積を小さくできる。この結果、高価な
発泡性樹脂材料の使用量を低減することができる。な
お、かかる熱伝導性中子部材の配設により、発泡性成形
体には、肉厚の厚い肉厚部がなくなるか、あるいは少な
くなることになる。この意味においても、加熱の均一性
や発泡の均一性を得られやすくなる。また、従来、発泡
性成形体の中心部にまで充分に加熱するために、長時間
の加熱工程を行う場合もあったが、本発明によって、短
時間で発泡性成形体を加熱して、均一に発泡させること
ができる。
【0014】さらに、熱伝導性中子部材が、剛性を有す
るものであれば、中空構造物内において、支柱材として
機能する。この結果、中空構造物の強度が向上される。
この場合、金属製の棒状体や板状体が好ましく、さら
に、軽量化を図る点では、金属製の筒体がより好まし
い。また、熱伝導性中子部材が、クッション性を有する
ものであれば、中空構造物内において、衝撃吸収材とし
て機能する。この結果、中空構造物の耐衝撃性が向上さ
れる。この場合、板バネ状体、ラセンバネ状体等が好ま
しい。なお、かかる金属製のバネ状体は、中空構造物の
剛性も向上させることもできる。加えて、かかる熱伝導
性中子部材を適数個を備えた発泡性成形体によれば、大
きな中空室も一個の発泡性成形体により発泡充填させる
ことができる。このため中空室に発泡性成形体をセット
する作業を簡略化させることができるようになる。
【0015】以上の実施の形態に基づき、本発明は、以
下の実施態様を採ることもできる。 (1)中空構造物の中空室を発泡充填するために、中空
室内にセットされ中空構造物側からの加熱により加熱発
泡される発泡性成形体であって、前記発泡性成形体の肉
厚の中心側に、この発泡性成形体よりも熱伝導性の大き
い材料からなり、金属製のラセンバネ状体の熱伝導性中
子部材を配設したことを特徴とする中空構造物の中空室
充填用の発泡性成形体。 この実施態様により、かかる発泡性成形体により中空室
が均一に発泡充填される。また、発泡充填により、かか
る熱伝導性中子部材が発泡体に一体的に配設され、固定
される。配設固定された中子部材により、中空構造物の
強度及び耐衝撃性が向上される。例えば、図7に示すよ
うに、発泡性成形体70の肉厚の中心側に、ラセンバネ
状の熱伝導性中子部材72を設けるようにすることがで
きる。 (2)加熱発泡された発泡体によって充填した中空室を
有する中空構造物であって、前記発泡体の内側には、支
柱材が前記発泡体に一体的に配設されていることを特徴
とする発泡体充填中空構造物。 この実施態様により、中空構造物の強度が向上される。
例えば、図8に示すように、中空構造物74の中空室7
6が、棒状の支柱材78が埋設された状態の発泡体80
によって充填されている。支柱材78は、発泡により、
発泡体80に一体に配設され、固定されている。したが
って、中空室76で一定位置に固定されている。 (3)加熱発泡された発泡体によって充填した中空室を
有する中空構造物であって、前記発泡体の内側には、衝
撃吸収材が前記発泡体に一体的に配設されていることを
特徴とする発泡体充填中空構造物。 この実施態様により、中空構造物の耐衝撃性が向上され
る。例えば、図9に示すように、中空構造部82の中空
室84が、金属製のラセン状体の衝撃吸収材86が埋設
された状態の発泡体88によって充填されている。衝撃
吸収材86は、発泡体88に一体に配設され、固定さ
れ、中空室84内の一定位置に固定されている。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるもの
では決してない。本実施例では、中空構造物の例として
自動車のセンターピラーを挙げて説明する。図1には、
センターピラー2の断面図が示されている。ピラー2
は、凹部を備えたピラー部材2a、2bを互いに突き合
わせて形成され、ほぼ断面4角状の中空室4を有してい
る。そして、この中空室4を構成する壁部の一部である
底部6には、発泡性成形体10を取り付け固定するため
の孔部8が開口されている。
【0017】本実施例の発泡性成形体10は、熱可塑性
の樹脂に分解型発泡剤を混入させてなる発泡性樹脂を材
料としている。図2に示すように、発泡性成形体10
は、中空室4の形状に合うように、ほぼ立方体形状に形
成されている。そして、図3に示すように、この発泡性
成形体10の底部には、中空室4の底部6に形成した孔
部8に差し込み固定するためのクリップ12が取付られ
ている。このクリップ12は、2個のクリップ部材12
aが弾性部材14を挾持するようにして形成されてお
り、クリップ部材12aを互いに押しつけるようにし
て、弾性部材14を収縮させることにより、クリップ1
2の幅を狭くすることができるようになっている。
【0018】また、この発泡性成形体10の中心部に
は、熱伝導性中子部材としての、筒体20が一体に形成
されている。筒体20は、アルミニウム製の円筒であ
り、発泡性成形体10の成形の際、成形型内に予め配置
セットされる等により、発泡性成形体10に一体となっ
ている。そして、そのほぼ全体が、発泡成形体10の内
部に埋設されるとともに、上部20aが、発泡性成形体
10の外部に露出されている。ただし、露出された筒体
20の上端は、発泡性成形体10を中空室4内にセット
した際に、壁部に当接しないような高さとなっている。
また、その下部20bは、発泡性成形体10の下方に突
出されないようになってる。
【0019】次に、このように形成した発泡性成形体1
0を、中空構造物2の中空室4内にセットして、加熱発
泡させる工程について説明する。まず、ピラー2の中空
室4が形成されるのに先立って、ピラー部材2bの壁部
6に開口された孔部8に、発泡性成形体10をクリップ
12を介して取り付けする。取り付けに際しては、クリ
ップ部材12aの間隔を押縮めるようにして、クリップ
12を孔部8に差し込み、そして、クリップ部材12a
を開放する。この結果、クリップ部材12aは、弾性部
材14により開拡されて、孔部8に固定され、発泡性成
形体10は、ピラー部材2bに取り付けされる(図4参
照)。なお、この際、発泡成形体10の下面や側面が、
ピラー部材2bに接触しないようにする。ピラー2が加
熱された際に、局部的に発泡性成形体10の下面側が加
熱されないようにするためである。
【0020】次に、ピラー部材2aをピラー部材2bに
対向配置して、一体に形成し、ピラー2を形成するとと
もに、中空室4を構成する。そして、このピラー2は、
加熱工程において、所定温度に加熱される。この工程に
おいて、ピラー2が加熱されることにより、内部の発泡
性成形体10も同時に間接的に加熱される。そして、熱
伝導性が、発泡性成形体10よりも大きい筒体20は、
効率的に加熱され、筒体20の外周側は、筒体20によ
り、さらに加熱されることになる。特に、本実施例で
は、筒体20がアルミニウム製であるために、効率よく
熱伝導される。したがって、筒体20の配設された発泡
性成形体10の中心側は、良好に加熱される。特に、本
実施例では、筒体20の上部20aが中空室4に露出さ
れているために、良好に加熱される。
【0021】このようにして発泡性成形体10が加熱さ
れる結果、図5に示すように、発泡体30は、均一に発
泡され、確実に中空室4を充填する。また、発泡体30
内部に、筒体20が一体に配設固定された状態となる。
なお、筒体20の上部20aは、ピラー部材2bに当接
されないように、発泡体30内に納まった状態となって
いる。本実施例によれば、中空室4は、発泡性成形体1
0の均一な発泡により、確実かつ均一に充填される。し
たがって、発泡性材料の無駄もなく、また、過剰な加熱
のためのコストもかからない。さらに、発泡体30に一
体に配設固定された筒体20により、ピラー2の強度の
向上されている。なお、本実施例の筒体20は、アルミ
ニウム製であり、しかも筒状であるために、ピラー2の
軽量化に寄与している。
【0022】
【発明の効果】本発明の発泡性成形体によれば、発泡性
成形体の肉厚の中心側での加熱不良が防止され、発泡性
成形体を均一に発泡させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の中空構造物である自動車のピラーの断
面構造を示す図である。
【図2】実施例の発泡性成形体の全体を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のIII −III 線断面を示す図である。
【図4】発泡性成形体をピラーの中空室内にセットした
状態を示す断面図である。
【図5】発泡性成形体を発泡させて、中空室を発泡体で
充填した状態を示す断面図である。
【図6】本発明に用いられる各種熱伝導性中子部材を示
す図である。
【図7】本発明の他の実施態様を示す図である。
【図8】本発明の他の実施態様を示す図である。
【図9】本発明の他の実施態様を示す図である。
【図10】従来の発泡性成形体を中空構造物の中空室に
セットした状態を示す断面図である。
【図11】従来の発泡成形体が、中空室を発泡充填した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ピラー(中空構造物) 4 中空室 10 発泡性成形体 20 筒体(熱伝導性中子部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 22:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空構造物の中空室を発泡充填するため
    に、中空室内にセットされ中空構造物側からの加熱によ
    り加熱発泡される発泡性成形体であって、 前記発泡性成形体の肉厚の中心側に、この発泡性成形体
    よりも熱伝導性の大きい材料からなる熱伝導性中子部材
    を配設したことを特徴とする中空構造物の中空室充填用
    の発泡性成形体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の発泡性成形体において、 前記熱伝導性中子部材は、金属製の筒体であることを特
    徴とする中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の発泡性成形体に
    おいて、 前記熱伝導性中子部材は、発泡性成形体にインサート成
    形されていることを特徴とする中空構造物の中空室充填
    用の発泡性成形体。
JP8020057A 1996-02-06 1996-02-06 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体 Expired - Fee Related JP3020862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020057A JP3020862B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020057A JP3020862B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09207146A true JPH09207146A (ja) 1997-08-12
JP3020862B2 JP3020862B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=12016459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8020057A Expired - Fee Related JP3020862B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020862B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507176B1 (ko) * 2002-11-21 2005-08-11 현대자동차주식회사 자동차용 포밍 팩
EP1593588A3 (en) * 2004-05-06 2007-03-07 Nitto Denko Corporation Foam filling member
JP2013193609A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Mitsubishi Motors Corp 車両の車体フレーム構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507176B1 (ko) * 2002-11-21 2005-08-11 현대자동차주식회사 자동차용 포밍 팩
EP1593588A3 (en) * 2004-05-06 2007-03-07 Nitto Denko Corporation Foam filling member
US7335413B2 (en) 2004-05-06 2008-02-26 Nitto Denko Corporation Foam filling member
JP2013193609A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Mitsubishi Motors Corp 車両の車体フレーム構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3020862B2 (ja) 2000-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6099948A (en) Encapsulation of pre-expanded elastomeric foam with a thermoplastic
US8361589B2 (en) Structural reinforcement system
JP5703019B2 (ja) 車両座席の構造
EP0917506B1 (en) Reinforced channel-shaped structural member and method of reinforcing a part
US8128780B2 (en) Reinforcement system utilizing a hollow carrier
CN112135768B (zh) 绝缘元件
US3000058A (en) Method of fabricating refrigerator doors
JPH11165355A (ja) 構造部材の補強方法
KR20020070267A (ko) 열팽창형 포옴 물질을 갖는 관형 구조 보강 부재
JP2002512144A (ja) 自動車ランニングボード
JP3516816B2 (ja) 中空構造物における中空室遮断具とその製造方法
JPH09207146A (ja) 中空構造物の中空室充填用の発泡性成形体
JPH0731569U (ja) 中空構造物における発泡性材料の取り付け構造及び発泡性材料の取り付け用加工体
JP2704859B2 (ja) 一体発泡成形用ガイド部材及び方法
JP3748938B2 (ja) 中空構造物の中空部遮断方法および中空部遮断用部材
US20030006519A1 (en) Method for treating foamed plastic particles that are present in pourable form and device for carrying out said method
JP4414810B2 (ja) 発泡充填部材
JPS6220926B2 (ja)
GB2419316A (en) Seat cushion with integral cover attachment
KR200255473Y1 (ko) 매직테이프를 부착한 발포 폼을 성형하는 데 사용되는 발포 폼용 금형
JPH0592086A (ja) 自動車用ヘツドレストの製造方法
JP3002949B2 (ja) 硬質発泡合成樹脂材における補助材の組込み成形方法及び補強材入り硬質発泡合成樹脂材の成形物
JPH03244778A (ja) 複合断熱部材の製造方法
JP2688880B2 (ja) 構築物の断熱構造
JPH0514146Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees