JPH09206689A - 廃棄物の分別方法 - Google Patents

廃棄物の分別方法

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JPH09206689A
JPH09206689A JP8015895A JP1589596A JPH09206689A JP H09206689 A JPH09206689 A JP H09206689A JP 8015895 A JP8015895 A JP 8015895A JP 1589596 A JP1589596 A JP 1589596A JP H09206689 A JPH09206689 A JP H09206689A
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sorting
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aluminum
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JP8015895A
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Mikiyuki Asano
幹之 浅野
Katsumi Ubusawa
勝美 生澤
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Yasushi Akiyasu
慶志 秋保
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発泡トレーが混入した資源ごみに対しても有効
かつ適切な選別回収を可能とすること。 【解決手段】廃棄物から重量物、中重量物及び軽量物と
の重量別3種に選別する第1次風力選別工程と、上記工
程で選別された中重量物から発泡トレーを選別する第2
次風力選別工程とからなる廃棄物の分別方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空缶やプラスチッ
ク等の再生利用可能な有価物を含むごみ中から、前記有
価物を選別・回収するためのごみの資源化システムにお
ける廃棄物の分別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ごみ中から有価物を選別するため
のシステムとしては、特開平5−269453に見られ
るように、一般家庭で排出される際に資源化物として分
別回収された空瓶、空缶等のごみを図5に示すような工
程を経て有価物としてガラス瓶、スチール缶、アルミニ
ウム缶及びペットボトルに分別して回収することを目的
としたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な選別工程においては、食料品を包装するための発泡ト
レイの選別を考慮したものはない。そのため、家庭から
排出される発泡トレーは、空瓶、空缶と同様の資源化物
として分別回収されず、その多くは焼却処理されたり、
埋立て処理されているのが現状である。
【0004】ところで、発泡トレーは発熱量が大きいた
め、焼却炉に対する負荷が高く、炉内損傷や炉寿命を縮
める原因となっている。また、非常にかさばるため、埋
立て処理をする場合にも、最終処分場の埋立て寿命を縮
める大きな要因になっている。また、資源の有効利用の
立場からも発泡トレーが選別回収されて、再生利用する
ことが望ましい。
【0005】しかし、従来方法では発泡トレーの選別手
段を持たないために、社会的には発泡トレーの処分が焼
却や埋立てに依存してしまうという問題を有しており、
また、分別システムに発泡トレーが混入した場合には、
アルミニウム缶やペットボトルの中に混入して、これら
資源化物の再生利用を困難にする要因となっている。本
発明は上記のような問題点を解消できるようにした廃棄
物の分別方法を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物の分別方
法は、廃棄物から重量物、中重量物及び軽量物との重量
別3種に選別する第1次風力選別工程と、上記工程で選
別された中量物から発泡トレーを選別する第2次風力選
別工程とから構成されている。
【0007】また、第1次風力選別工程の前段に廃棄物
の袋を破る破袋工程を有し、第2次風力選別工程の後段
にに磁力選別工程と、アルミニウム選別工程とが組合わ
せられている。
【0008】上記構成による作用について説明する。 1)破袋工程にて、ごみ袋中からガラス瓶、スチール
缶、ペットボトル及び発泡トレー等を取り出す。
【0009】2)1次風力選別工程で、重量物としてガ
ラス瓶;中重量物としてスチール缶、アルミニウム缶、
ペットボトル及び発泡トレー;軽量物としてごみ袋等の
フィルム類を回収する。
【0010】3)1次風力選別工程で、中重量物として
回収されたスチール缶、アルミニウム缶、ペットボトル
及び発泡トレーを2次風力選別工程にかけることによ
り、軽量物側に発泡トレーが回収される。
【0011】4)2次風力選別工程で発泡トレーが取り
除かれた中重量物に磁選工程をかけることによりスチー
ル缶を回収する。また、さらにアルミニウム選別工程を
かけることにより、アルミニウム缶とペットボトルを選
別回収する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施態様におけ
るごみの選別フローチャートを示す。図1に示すよう
に、発泡トレーを含んだ分別ごみを1次風力選別にかけ
ると、重量物としてガラス瓶;中重量物としてスチール
缶、アルミニウム缶、ペットボトル及び発泡トレー;軽
量物としてごみ袋等のフィルム類が選別される。
【0013】この1次選別を行うための装置としては、
図3に示すようなフィルム回収機構を有する高速噴流を
用いた風力選別装置が適している。この風力選別装置1
は、投入コンベヤ6により投入されたごみをノズルヘッ
ダ2から吹き出す高速噴流により重量別に選別し、ガラ
ス瓶をノズルヘッダ2に最も近い重量物シュート3に;
スチール缶、アルミニウム缶、ペットボトル及び発泡ト
レーを下流側の中重量物シュート4に;フィルム類を回
動している無限軌道式網目状スクリーン5に張り付かせ
て軽量物として捕集する機構を有している。
【0014】ノズルヘッダ2には30mmピッチで、穴
径3mmのノズルが1列に配置され、斜め45°上向き
に150〜200m/s程度の流速の高速噴流を吹き出
している。
【0015】風力選別装置1の中重量物シュート4に分
別されたスチール缶、アルミニウム缶、ペットボトル及
び発泡トレーは2次風力選別をかけることにより、発泡
トレーだけが選別される。
【0016】この2次風力選別装置に用いられる風力選
別装置は図4に示す横型の風力選別装置が適している。
この風力選別装置11は、投入コンベヤ12とノズルヘ
ッダ13と、このノズルヘッダ13に近い側に缶及びペ
ットボトル用シュート14、ノズルヘッダの下流側に発
泡トレー回収用のシュート15が配置されている。
【0017】ノズルヘッダ13には30mmピッチで、
穴径3mmのノズルが1列に配置され、水平方向に50
〜100m/s程度の噴流が吹き出している。図2に、
これら発泡トレー回収工程を組み込んだ分別の選別シス
テムを示す。
【0018】1)資源ごみとしてガラス瓶、スチール
缶、アルミニウム缶、ペットボトル及び発泡トレー等が
投入される。現状のごみの収集形態は袋詰め収集が主流
なので公知の破袋機を使って破袋し、中身を取り出す。
【0019】2)破袋機から出てきたごみは必要に応じ
て篩い分級を行って残渣等を取り除いた後、前述した1
次風選を行う。 3)1次風選を行うことにより、重量物、中重量物及び
軽量物の3種に分別される。
【0020】4)重量物は磁選をかけて鉄類を回収し、
残りはガラス瓶として回収される。 5)軽量物にはフィルム類が回収される。 6)中重量物にはスチール缶、アルミニウム缶、ペット
ボトル及び発泡トレー等が混在する。
【0021】7)これら中重量物に前述した2次風選を
行う。 8)発泡トレー類が軽量物側に回収される。 9)2次風選を行いトレー類が取り除かれたスチール
缶、アルミニウム缶、ペットボトルに磁選をかけること
によりスチール缶が回収される。
【0022】10)スチール缶が取り除かれた後、アル
ミニウム選別を行うとアルミニウム缶、ペットボトルに
分別される。アルミニウム選別は誘導磁界を利用した公
知のものを使用する。
【0023】11)以上のように発泡トレーの混入した
収集ごみからでもそれぞれの回収純度を低下させること
なくガラス瓶、スチール缶、アルミニウム缶、ペットボ
トル、発泡トレー及びフィルム類に選別して回収するこ
とが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明により、発泡トレーが混入した資
源ごみに対しても有効かつ適切な選別回収が可能となっ
た。本発明により、これまで焼却や埋立処分されていた
発泡トレーを空缶、空瓶同様分別回収することが可能と
なり、焼却炉や最終処分場の負荷を低減すると同時に、
発泡トレーを資源として有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の一例におけるごみの選別フ
ローチャート。
【図2】実施態様の他の例におけるごみの選別フローチ
ャート。
【図3】1次風力選別を行うための装置の一例の説明
図。
【図4】2次風力選別を行うための装置の一例の説明
図。
【図5】従来のごみの選別フローチャート。
【符号の説明】
1…1次風力選別装置,11…2次風力選別装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋保 慶志 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物から重量物、中重量物及び軽量物
    との重量別3種に選別する第1次風力選別工程と、上記
    工程で選別された中重量物から発泡トレーを選別する第
    2次風力選別工程とからなる廃棄物の分別方法。
  2. 【請求項2】 第1次風力選別工程の前段に廃棄物の袋
    を破る破袋工程を有し、第2次風力選別工程の後段にに
    磁力選別工程と、アルミニウム選別工程とを組合わせた
    請求項1に記載の廃棄物の分別方法。
JP01589596A 1996-01-31 1996-01-31 廃棄物の分別方法 Expired - Fee Related JP3327095B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177890A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Nippon Steel Corp 風力選別装置
KR100450614B1 (ko) * 2001-06-12 2004-10-06 (주)수도권환경 비산 먼지 차단용 송풍시스템과 이를 이용한 건설 폐기물재생시스템
JP2009095793A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃プラスチック風力選別方法

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JP2002177890A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Nippon Steel Corp 風力選別装置
KR100450614B1 (ko) * 2001-06-12 2004-10-06 (주)수도권환경 비산 먼지 차단용 송풍시스템과 이를 이용한 건설 폐기물재생시스템
JP2009095793A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃プラスチック風力選別方法

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