JPH0810746A - 廃棄物分別処理方法及び装置 - Google Patents

廃棄物分別処理方法及び装置

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JPH0810746A
JPH0810746A JP6168985A JP16898594A JPH0810746A JP H0810746 A JPH0810746 A JP H0810746A JP 6168985 A JP6168985 A JP 6168985A JP 16898594 A JP16898594 A JP 16898594A JP H0810746 A JPH0810746 A JP H0810746A
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waste
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Kazuo Haruhara
春原一夫
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に生活系廃棄物から有用資源を高効率で分
別できる廃棄物分別処理方法及び装置を提供する。 【構成】 廃棄物を比重選別によって重いものと軽いも
のとに分別する工程と、分別された重いものからカレッ
トを回収する工程と、粗大廃棄物を破砕する工程と、破
砕された廃棄物と分別された軽いものとカレットが除去
された分別された重いものとを造粒する工程と、造粒さ
れたものを重量物と可燃物と残渣とに分別する工程と、
残渣を磁性物と可燃物と残渣細粒重量物とに分別する工
程と、磁性物が除去された重量物をアルミニウムと可燃
物とに分別する工程と、分別された磁性物を回収する工
程と、分別されたアルミニウムを回収する工程と、分別
された可燃物を回収する工程と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、資源として再利用可能
な種々の材料が混在している廃棄物を材料別に分別する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生活系廃棄物の中にはガラス、鉄、アル
ミニウム、可燃物等の再利用可能な材料が種々含まれて
いるが、これらを有効に再利用するにはこれらの材料を
その種類毎に分別する必要がある。
【0003】従来、この廃棄物に含まれる資源を再利用
するため、廃棄物を回収する段階で材料毎に分けて回収
するいわゆる分別回収が一部で行われている。例えば、
空き缶、空き瓶を他の生活系廃棄物から分けて回収した
り、さらに空き缶についてはスチール缶とアルミ缶を分
けて回収することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、廃棄物
をその材料毎に分けてする分別回収によれば、回収され
た資源については高効率で再利用を図ることができる。
ところが、分別回収は廃棄物を出す個々の人が資源再利
用にある程度の関心を抱いていることが前提であり、ま
た、各個人に廃棄物を分けて出すという負担を強いるも
のであるため、廃棄物全体としてみた場合に有用資源の
再利用の効率は高くない。
【0005】一方、有用資源が混在する廃棄物から必要
な資源を機械によって選別して回収する試みもなされて
いる。しかし、これは目標の資源を選別して取り出すこ
とを目的とするものであり、目標資源以外のものは回収
されない。つまり、これも廃棄物全体としてみると資源
の再利用を有効に図っているとは言えない。
【0006】本発明は上述に鑑みて成されたものであ
り、廃棄物、特に生活系廃棄物から有用資源を高効率で
分別できる廃棄物分別処理方法及び装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明にかかる廃棄物分別処理方法は、廃棄物を再
利用可能な材料毎に分別する廃棄物分別処理方法におい
て、廃棄物を比重選別によって重いものと軽いものとに
分別する工程と、前記分別された重いものをカレットと
磁性物と非磁性物(カレットを除く)とに分別する工程
と、前記分別されたカレットを回収する工程と、粗大廃
棄物を破砕する工程と、前記破砕された廃棄物と、前記
分別された軽いものと、同じく前記分別された重いもの
から分別された磁性物及び非磁性物とを造粒する工程
と、前記造粒されたものを重量物と可燃物と残渣とに分
別する工程と、前記分別された重量物を磁性物とそれ以
外のものとに分別する工程と、前記磁性物が除去された
前記重量物をアルミニウムと可燃物とに分別する工程
と、前記分別された残渣を残渣軽量物と残渣超軽量物と
残渣重量物と残渣細粒重量物とに分別する工程と、前記
残渣重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別する工程
と、前記残渣細粒重量物を磁性物とそれ以外のものとに
分別する工程と、前記分別されたアルミニウムを回収す
る工程と、前記造粒されたものから分別された可燃物と
前記重量物から分別された可燃物と前記残渣軽量物、残
渣超軽量物とを可燃物として回収する工程と、前記重量
物から分別された磁性物と前記残渣重量物から分別され
た磁性物とを回収する工程と、前記磁性物が除去された
前記残渣細粒重量物を回収する工程と、を有することを
特徴とする。
【0008】また、前記造粒する工程に、前記磁性物が
除去された前記残渣重量物を含ませて再処理を行う。
【0009】上述の目的を達成するための本発明にかか
る廃棄物分別処理装置は、廃棄物を再利用可能な材料毎
に分別する廃棄物分別処理装置において、廃棄物を重い
ものと軽いものとに分別する比重選別手段と、前記比重
選別手段によって分別された重いものをカレットとそれ
以外のものとに分別する手段と、前記分別されたカレッ
トを回収する手段と、粗大廃棄物を破砕する破砕手段
と、前記破砕手段によって破砕された廃棄物と、前記比
重選別手段によって分別された軽いものと、同じく前記
比重選別手段によって分別されカレットが除去された重
いものとを造粒する造粒手段と、前記造粒されたものを
重量物と可燃物と残渣とに分別する手段と、前記重量物
を磁性物とそれ以外のものとに分別する手段と、前記磁
性物が除去された前記重量物をアルミニウムと可燃物と
に分別する手段と、前記分別された残渣を残渣軽量物と
残渣超軽量物と残渣重量物と残渣細粒重量物とに分別す
る手段と、前記残渣重量物を磁性物とそれ以外のものと
に分別する手段と、前記残渣細粒重量物を磁性物とそれ
以外のものとに分別する手段と、前記分別されたアルミ
ニウムを回収する手段と、前記造粒されたものから分別
された可燃物と前記重量物から分別された可燃物と前記
残渣軽量物、残渣超軽量物とを可燃物として回収する手
段と、前記重量物から分別された磁性物と前記残渣重量
物から分別された磁性物とを回収する手段と、前記磁性
物が除去された前記残渣細粒重量物を回収する手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】また、前記造粒手段では、さらに前記磁性
物が除去された前記残渣重量物も造粒する。
【0011】好適には、前記残渣軽量物と残渣超軽量物
と残渣重量物と残渣細粒重量物とに分別する手段は、多
数の孔が穿設されると共に振動往復運動をする傾斜した
選別板と、前記選別板の下方から上方へ向けて送風する
送風手段と、前記選別板の上方に設けられた吸入装置と
を有する比重差選別機である。
【0012】
【作用】廃棄物は先ず、比重選別によって重いものと軽
いものとに分別され、分別された重いものはさらにカレ
ットと磁性物と非磁性物(カレットを除く)とに分別さ
れ、カレットが回収される。
【0013】一方、破砕された粗大廃棄物と、前記分別
された軽いものと、同じく前記分別された重いものから
分別された磁性物及び非磁性物とが後の処理が容易なよ
うに、造粒される。ここで、粗大廃棄物は破砕されるこ
とで、造粒時の爆発等が防止される。
【0014】次に、前記造粒されたものは重量物と可燃
物と残渣とに分別され、前記分別された重量物はさら
に、磁性物とそれ以外のものとに分別され、その重量物
から分別された磁性物が回収される。
【0015】前記磁性物が除去された前記重量物はアル
ミニウムと可燃物とに分別され、そのアルミニウムが回
収される。また、前記造粒されたものから分別された可
燃物及び前記重量物から分別された可燃物も回収され
る。
【0016】さらに、前記分別された残渣もさらに分別
され、残渣細粒重量物、磁性物、可燃物が回収され、残
りは再処理される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例にかかる廃棄物分
別処理装置の構成図、図2は図1の続きである。
【0018】図1に示すように、図面左上から、ゴミ回
収車(廃棄物回収車)11によって廃棄物が搬入され
る。廃棄物は先ず粗選別ヤード12において粗選別され
る。ここでは不燃ゴミの中に混入している粗大系のゴミ
や、例えば50cm以上の家電類、その他電線、線状物
等の選別に障害を引き起こすものを除去する。粗選別さ
れた瓶類、缶類、プラスチック系統のゴミ、紙類、ズッ
ク等の廃棄物はショベルローダ13によって供給コンベ
ア14の受入ホッパ15に投入される。また、ここで排
除された粗大系のゴミ及び処理困難なゴミは後述する粗
大ゴミの受入ホッパ37に投入され、破砕処理される。
【0019】受入ホッパ15に投入された廃棄物は供給
コンベア14によって運ばれ、第二の供給コンベア16
に移行する。第二の供給コンベア16の入口部には破袋
機17が配設されていて、廃棄物はこの破袋機17によ
ってゴミ袋から出される。廃棄物は袋から出された状態
で第二の供給コンベア16から続く振動コンベア18を
通り、そこで振動をかけられることによって定量供給が
できるように均等にならされて比重選別機19に送られ
る。
【0020】比重選別機19は、搬送方向の直角方向に
傾斜したコンベア20と、この傾斜の低い側から高い側
へ風を送るブロワ21とを有するものである。廃棄物は
この傾斜コンベア20上に投入され、そのコンベア搬送
過程において、コンベアの傾斜によって落下しようとす
ると同時に送風によって落下を阻止されようとする。こ
れにより、ガラス瓶類、金属類、靴、瀬戸物、岩石、土
砂類等の見かけ比重の大きいものは送風抵抗に打ち勝っ
てコンベア側部からカレット搬送コンベア22上に落下
する一方、プラスチック系のフィルム状のもの、パック
類、空き缶類等の見かけ比重の小さいものは送風によっ
て落下を阻止されてコンベアの終端まで運ばれてそこか
ら搬送コンベア23上に落下する。
【0021】カレット搬送コンベア22の搬送路上には
吊り下げ式の磁気選別機24が配設されている。磁気選
別機24は磁石を内蔵し、廃棄物中の磁性物をその磁力
によって吸着して取り出すようになっている。磁気選別
機24によって選別された鉄等の磁性物は、前記搬送コ
ンベア23上に投入される。尚、ここで一旦磁気選別さ
れた磁性物を他のゴミが混在する搬送コンベア23に投
入して再び混ぜてしまうのは、このコンベア22には多
くのゴミが搬送されているため、ここで選別された磁性
物には他の異物が抱き込まれており、選別精度が良くな
いからである。
【0022】さらに、カレット搬送コンベア22の途中
には、人手によってガラス(カレット)を除く非磁性物
を取り除くための非磁性物除去ヤード25が設けられ、
そこで取り除かれたアルミ缶類、アルミ製の鍋釜、銅製
品、金属製のおもちゃ類、靴類、中身の入った缶類等の
非磁性物もまた前記搬送コンベア23に送られる。
【0023】従って、前記カレット搬送コンベア22に
は最終的にカレットだけが残り、それが第二及び第三の
カレット搬送コンベア26、27に送られ、さらにそこ
からカレットは手選別コンベア28に送られ、そこに設
けられた手選別ヤード29において人手によって白、
茶、黒、その他の色別に分けられ、それぞれ白カレット
回収箱30、茶カレット回収箱31、黒カレット回収箱
32、その他の混カレット回収箱33に回収される。そ
して、色別に分けられた各カレットは適宜そこから搬出
される。
【0024】一方、前記搬送コンベア23に送られたカ
レットを除く廃棄物は第二の搬送コンベア34を介して
造粒機35に送られ、そこで後の処理が容易なように、
異物が分離されると共に、適当な大きさの粒状形状とさ
れる。
【0025】一方、図1で右上に示すように、ショベル
ローダ36によって粗大ゴミ(粗大廃棄物)が受入ホッ
パ37に投入され、投入された粗大ゴミは粗大ゴミ供給
コンベア38によって破砕機39に入れられ、破砕機3
9によってある程度の大きさに破砕される。ここで、ガ
スボンベ等の密封容器は基本的には受入ホッパ37へ投
入されずに別途処理されるが、見落とされて受入ホッパ
37に投入されたものはこの破砕機39で破砕されて密
封状態が解除され、内部に残留するガスが排出されると
共にその後の造粒機35での圧縮による爆発が回避され
る。
【0026】破砕された粗大ゴミは、破砕物コンベア4
0によって運ばれ、これもまた前述の造粒機35に送ら
れる。
【0027】一方、粗大ゴミの内、破砕不適物は粗大可
燃物コンベア41を介して貯留ホッパ42に貯留され、
適宜処理される。貯留ホッパ42にはサイクロン43が
連結され、バグフィルタ44を通じて、内部の汚れた空
気を吸引し清浄にして外部に排出するようになってい
る。
【0028】次に、造粒機35から排出された粒状化さ
れた廃棄物は振動コンベア45を通り、そこで振動によ
って定量供給ができるように均等にならされて、造粒物
搬送コンベア46、47によって複合選別機48に送ら
れる。また、この振動コンベア45のところにも前記サ
イクロン43が連結されている。
【0029】複合選別機48においては、コンベア47
から投入された廃棄物は先ず、回転駆動される回転ハン
マによって破砕された後、風力によって送られながら回
転する篩にかけられる。回転する篩では吸引装置による
吸引によって空気流が発生しており、篩に送り込まれた
廃棄物はその空気流によって流される。その過程で先
ず、金属類、靴、固形物当の重いプラスチック類等の重
量物が最初に重量物回収部49に落下する。また、砂、
土砂、ガラスの破片、その他30mm以下の小片等から
なる残渣は篩の網目を通り抜け、残渣回収部50に落下
する。さらに、ビニール、紙、シート類等の軽い可燃物
は、篩を通過して可燃物回収部51に落下する。
【0030】この複合選別機48及び前記造粒機35に
は集塵装置52が接続され、内部の汚れた空気を集塵し
てから、清浄にして外部に排出する。
【0031】このように分別された重量物、可燃物、残
渣は、それぞれ重量物搬送コンベア53、可燃物コンベ
ア54、残渣回収コンベア55に送られる。
【0032】複合選別機48によって分別された重量物
は重量物搬送コンベア53によって運ばれ、その途中で
前述と同様の磁気選別機56によって鉄類等の磁性物が
分離され、磁性物以外のものがアルミ選別機57に送ら
れる。
【0033】アルミ選別機57は、投入口の下方に高速
作動する搬送ベルトを有し、この搬送ベルトの前側のド
ラムが隣合う磁極が相互に異なるように円周方向に配列
された複数の永久磁石を有するマグネットドラムとなっ
ている。重量物搬送コンベア53からの廃棄物はアルミ
選別機57の搬送ベルト上に投入され、その高速回転す
る磁界の電磁誘導によって加速されてアルミ缶は最も前
方のアルミ回収部58から落下し、残渣はその後方に位
置する残渣回収部59から落下する。尚、アルミ選別機
57では磁性物も別途分別されるが、磁性物は前の処理
工程で磁気選別機56で除去されているので、ここで回
収されるのは少量である。
【0034】このようにアルミ選別機57で分別された
アルミ缶はアルミ回収部58からアルミプレス機60に
投入され、そこでプレスされて例えば約20kgのプレ
ス品として搬出され、有価な再資源として利用される。
【0035】一方の分別された可燃物は残渣回収部59
から第二の可燃物コンベア61を介して前記可燃物コン
ベア54に送られる。
【0036】複合選別機48及びアルミ選別機57から
排出された可燃物は、この可燃物コンベア54から可燃
物手選別コンベア62に送られ、そこに設けられた焼却
不適物除去ヤード63において人手によって、岩石、陶
磁器、炉床に溶けてフリンカーとなるアルミ缶、鉄缶、
その他の金属等の焼却不適物が除去され、焼却不適物は
その回収箱64に回収される。焼却不適物が除去された
可燃物は可燃物回収コンベア65によって搬送されて、
可燃物バンカ66に投入され、そこからトラック67で
適宜搬出され、火力発電所の燃料等として利用される。
【0037】また、前記重量物搬送コンベア53の途中
で磁気選別機56によって分離された鉄類等の磁性物
は、鉄類回収コンベア68によって搬送されて、鉄類バ
ンカ69に投入され、そこからトラック70で適宜搬出
され、有価な再資源として利用される。
【0038】一方、複合選別機48から排出された不燃
残渣は残渣回収コンベア55によって搬送されて、図2
に示すコンベア71に至る。図2に示すように、コンベ
ア71により搬送された残渣は、振動コンベア72を通
り、そこで振動をかけられることによって定量供給がで
きるように均等にならされて比重差選別機73に送ら
れ、そこで4種類に分別される。
【0039】比重差選別機73は、上下、左右、前後に
振動往復運動をする傾斜した選別板(パンチングメタ
ル)74を有し、選別板74には適宜な大きさの多数の
孔が穿設されている。選別板74の下方には残渣細粒重
量物用スクリュウコンベア75が配設されると共に、選
別板74の前方下方には残渣軽量物用搬送コンベア76
が、選別板74の後方下方には残渣重量物用搬送コンベ
ア77がそれぞれ配設されている。また、送風機78か
らの送風が選別板74の下方から上方へ送られるように
なされ、選別板74の上方には吸入装置79の吸入口8
0が設けられている。
【0040】振動コンベア72から比重差選別機73の
選別板74上に不燃残渣廃棄物が投入されると、選別板
74に開けられている孔よりも小さいガラス、瀬戸物の
細粒等の残渣細粒重量物は、選別板74の孔を通り抜け
てその下方の残渣細粒重量物用スクリュウコンベア75
上に落下する。
【0041】また、選別板74の振動及び下から上に向
かう送風によって比重差に応じて木片、プラスチック等
の残渣軽量物は前方へ、鉄、大きいプラスチック等の残
渣重量物は後方へ振り分けられ、それぞれ残渣軽量物用
搬送コンベア76、残渣重量物用搬送コンベア77上に
落下する。
【0042】さらに、ちり、ほこり、カセットテープ等
の残渣超軽量物は送風によって吹き上げられて、吸入口
80から吸入装置79に吸引され、残渣超軽量物用コン
ベア81上に落下する。尚、吸入装置79にはバグフィ
ルタ82が接続され、比重差選別機73内の汚れた空気
を吸引し清浄にして外部に排出している。
【0043】残渣細粒重量物はスクリュウコンベア75
からドラム磁気選別機83に送られ、そこで鉄類等の磁
性物が分離され、磁性物は残渣鉄回収箱84に回収さ
れ、磁性物以外のガラス、瀬戸物等の細かい粒状の不燃
残渣は残渣回収箱85に回収される。この不燃残渣回収
箱85に回収された残渣は、例えば適当に固められて歩
車道分離ブロック等の建設資材等に再利用される。
【0044】また、残渣軽量物用搬送コンベア76及び
残渣超軽量物用コンベア81によってそれぞれ搬送され
る残渣軽量物及び残渣超軽量物は共通コンベア86上に
移行し、それらは共に図1に示す可燃物バンカ66に送
られて前述の可燃物回収コンベア65上の可燃物と同じ
ように処理される。
【0045】一方、残渣重量物用搬送コンベア77の上
方には前述と同様の吊り下げ式の磁気選別機87が配設
され、それによってコンベア77を搬送される重量廃棄
物か磁性物(主として鉄)が分離されて、鉄類コンベア
88によって搬送されて、図1に示す鉄類バンカ69に
送られて前述の鉄類回収コンベア68上の鉄類と同じよ
うに処理される。
【0046】磁気選別機87を通過した残渣重量物用搬
送コンベア77上の廃棄物は再処理コンベア89へ移行
し、図1に示す再処理バンカ90に投入され、そこから
トラック91で適宜搬出され、再度造粒機35に入れて
再分別を行う。
【0047】このように本分別処理方法、装置によれ
ば、粗大ゴミを含む廃棄物をカレット、鉄類(磁性
物)、アルミニウム、可燃物、焼却不適物、及び残渣に
分別することができ、さらに残渣を鉄類、可燃物、ガラ
ス細粉等の残渣細粒重量物に分別することができ、分別
されたそれぞれの資源を容易に有効に再利用することが
可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上、一実施例を挙げて詳細に説明した
ように本発明によれば、粗大廃棄物を含む廃棄物をカレ
ット、磁性物、アルミニウム、可燃物、及び残渣に分別
し、さらに残渣を鉄類、可燃物、ガラス細粉等の残渣細
粒重量物に分別することができるようにしたので、廃棄
物、特に生活系廃棄物から有用資源を高効率で分別で
き、有限な資源を有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる廃棄物分別処理装
置の構成図
【図2】 図1の続きの構成図
【符号の説明】
17 破袋機 19 比重選別機 24、56、83、87 磁気選別機 25 非磁性物除去ヤード 29 手選別ヤード 30、31、32、33 カレット回収箱 35 造粒機 39 破砕機 48 複合選別機 55 残渣回収コンベア 57 アルミ選別機 60 アルミプレス機 63 焼却不適物除去ヤード 64 焼却不適物回収箱 65 可燃物回収コンベア 66 可燃物バンカ 68 鉄類回収コンベア 69 鉄類バンカ 73 比重差選別機 74 選別板 78 送風機 79 吸入装置 84 残渣鉄回収箱 85 不燃残渣回収箱 90 再処理バンカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を再利用可能な材料毎に分別する
    廃棄物分別処理方法において、 廃棄物を比重選別によって重いものと軽いものとに分別
    する工程と、 前記分別された重いものをカレットと磁性物と非磁性物
    (カレットを除く)とに分別する工程と、 前記分別されたカレットを回収する工程と、 粗大廃棄物を破砕する工程と、 前記破砕された廃棄物と、前記分別された軽いものと、
    同じく前記分別された重いものから分別された磁性物及
    び非磁性物とを造粒する工程と、 前記造粒されたものを重量物と可燃物と残渣とに分別す
    る工程と、 前記分別された重量物を磁性物とそれ以外のものとに分
    別する工程と、 前記磁性物が除去された前記重量物をアルミニウムと可
    燃物とに分別する工程と、 前記分別された残渣を残渣軽量物と残渣超軽量物と残渣
    重量物と残渣細粒重量物とに分別する工程と、 前記残渣重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別する
    工程と、 前記残渣細粒重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別
    する工程と、 前記分別されたアルミニウムを回収する工程と、 前記造粒されたものから分別された可燃物と前記重量物
    から分別された可燃物と前記残渣軽量物、残渣超軽量物
    とを可燃物として回収する工程と、 前記重量物から分別された磁性物と前記残渣重量物から
    分別された磁性物とを回収する工程と、 前記磁性物が除去された前記残渣細粒重量物を回収する
    工程と、を有することを特徴とする廃棄物分別処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記造粒する工程に、前記磁性物が除去
    された前記残渣重量物を含ませる請求項1記載の廃棄物
    分別処理方法。
  3. 【請求項3】 廃棄物を再利用可能な材料毎に分別する
    廃棄物分別処理装置において、 廃棄物を重いものと軽いものとに分別する比重選別手段
    と、 前記比重選別手段によって分別された重いものをカレッ
    トとそれ以外のものとに分別する手段と、 前記分別されたカレットを回収する手段と、 粗大廃棄物を破砕する破砕手段と、 前記破砕手段によって破砕された廃棄物と、前記比重選
    別手段によって分別された軽いものと、同じく前記比重
    選別手段によって分別されカレットが除去された重いも
    のとを造粒する造粒手段と、 前記造粒されたものを重量物と可燃物と残渣とに分別す
    る手段と、 前記重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別する手段
    と、 前記磁性物が除去された前記重量物をアルミニウムと可
    燃物とに分別する手段と、 前記分別された残渣を残渣軽量物と残渣超軽量物と残渣
    重量物と残渣細粒重量物とに分別する手段と、 前記残渣重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別する
    手段と、 前記残渣細粒重量物を磁性物とそれ以外のものとに分別
    する手段と、 前記分別されたアルミニウムを回収する手段と、 前記造粒されたものから分別された可燃物と前記重量物
    から分別された可燃物と前記残渣軽量物、残渣超軽量物
    とを可燃物として回収する手段と、 前記重量物から分別された磁性物と前記残渣重量物から
    分別された磁性物とを回収する手段と、 前記磁性物が除去された前記残渣細粒重量物を回収する
    手段と、を有することを特徴とする廃棄物分別処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記造粒手段は、さらに前記磁性物が除
    去された前記残渣重量物を造粒する請求項3記載の廃棄
    物分別処理装置。
  5. 【請求項5】 前記残渣軽量物と残渣超軽量物と残渣重
    量物と残渣細粒重量物とに分別する手段は、多数の孔が
    穿設されると共に振動往復運動をする傾斜した選別板
    と、前記選別板の下方から上方へ向けて送風する送風手
    段と、前記選別板の上方に設けられた吸入装置とを有す
    る比重差選別機である請求項3記載の廃棄物分別処理装
    置。
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