JP4643242B2 - 焼却灰の灰分回収システム - Google Patents

焼却灰の灰分回収システム Download PDF

Info

Publication number
JP4643242B2
JP4643242B2 JP2004360128A JP2004360128A JP4643242B2 JP 4643242 B2 JP4643242 B2 JP 4643242B2 JP 2004360128 A JP2004360128 A JP 2004360128A JP 2004360128 A JP2004360128 A JP 2004360128A JP 4643242 B2 JP4643242 B2 JP 4643242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
medium
particles
recovery system
crusher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004360128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006167513A (ja
Inventor
治男 宮田
厚志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2004360128A priority Critical patent/JP4643242B2/ja
Publication of JP2006167513A publication Critical patent/JP2006167513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4643242B2 publication Critical patent/JP4643242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

この発明は、焼却炉から生産される焼却灰中の灰分を回収し、溶融処理するための前処理技術に関するものである。更に、詳細には、焼却灰中の灰分を細粒灰として回収する回収システムに関する。
従来は、焼却灰は廃棄処分されていたが、近年リサイクル技術が発達し、焼却灰をセメント原料等に利用するようになってきた。焼却灰をリサイクルするために、焼却後の灰の中に残留している土砂、ガラス、鉄及びその他の金属類等の異物を除去し、灰分を回収する必要がある。また、焼却炉は廃棄物等を高温で燃焼させるために、灰分が溶融後に凝固して大きな塊、いわゆる「クリンカ」として残留する場合があり、リサイクルが困難になる恐れがあった。従って、クリンカ等は破砕して細粒灰として回収し、溶融処理を容易にする必要があった。そこで、従来から焼却灰のリサイクルには溶融の前処理として異物を除去し,細粒灰を回収するシステムがリサイクルシステムの一部として組み込まれている。
このような回収システムとしては、特許文献1に開示されている技術(以下、従来技術1という)があり、ここに開示されている技術が本願発明と最も類似していると考えられる。以下に、この文献に記載されている技術について簡単に説明する。図5は従来技術1の破砕分級設備全体の構造を示す図であり、図6は従来技術1の流れを示した図である。また、図7は従来技術1の一部を変更した破砕分級設備(従来設備2)である。
公開特許公報、特開2002−28630号(焼却灰の破砕分級設備及びその方法)
図5において、ケーシング50の中にはローラコンベア51が焼却灰投入口の真下から排出口の真上に渡って設けられている。排出口は中・小粒灰(g)を排出する排出口53と粗大物(f)を排出する排出口54に分岐して設けられている。排出口53は破砕分級装置55の入口に接続されている。破砕分級装置55はケーシング56、回転子57を備えている。ケーシング56の入口側側面には複数の固定歯58が固設され、底部にはスリットを有する分級部59が設けられている。ケーシング56の出口側には回転して分級物を排出する羽根車60が設けられている。一方、回転子57の外周には固定歯58と歯合して破砕する破砕歯61が設けられている。回転子57は図示省略の回転手段によって図の矢印方向に回転駆動される。また、ケーシング56の下方出口からは細粒灰(t)が落下し、右側側面出口から金属類を主とした分級物(z)が排出される。
図6において、低温にされた焼却灰(d)は破砕分級設備Tに入るとローラコンベア51により中・小粒灰(g)と粗大物(f)に分級される。排出口53から放出された中・小粒灰(g)は図示省略(図5)の乾燥装置により乾燥され、分級装置55の左上側入口に供給され、固定歯58と破砕歯61によって破砕され、細粒灰(t)と分級物(z)になる。細粒灰(t)は下方出口から落下して灰溶融設備(M)に運搬される。また、分級物(z)は右下側出口から放出される。放出された分級物(z)は磁選装置(磁気選別装置)(R)によって鉄類等の磁性物(F)が選別されて、鉄分バンカ(m)に貯留される。非磁性物(n)は破砕分級装置55の入口に帰還される。一方、排出口54から放出された粗大物(f)は貯留手段に貯留され、その後にショベルローダによって荒破砕され、荒破砕物はケーシング50の投入口に帰還される。
図7は別の従来装置2を示す。従来装置2は、従来装置1の破砕と磁気選別の順序が入れ代わっている点に相違があるものの、その他に大きな相違は無い。
上記従来装置1又は2においては、焼却灰中の粗大物は全てショベルローダ(又はクリンカ破砕機)によって破砕され,破砕後に再びローラコンベア51(又は篩い分け装置)に帰還される。従って,焼却灰中にガラスの凝固体、或いは鉄塊のような硬い粗大物が混入しているとショベルローダ(又はクリンカ破砕機)が故障したりする不都合な事態が生じたり,或いは、硬い粗大物が破砕されずに繰り返し破砕処理され、処理量が異常に増えたりする課題があった。従来は,これを上手く処理するために手作業で除去していたため、作業が複雑、困難であり、課題であった。
本発明は上記した課題を解決するために、クリンカ等の柔らかい粗大物のみ破砕し、クリンカ破砕機で破砕されない粗大物を処理システムから除去する手段を採用した。具体的には以下の構成とした。
請求項1に記載の発明は、廃棄物焼却炉から排出される不燃焼物や焼却灰を破砕分級し、溶融処理するために細粒灰として灰分を回収するシステムにおいて、
前記不燃焼物や焼却灰を排出するダクト内及び該ダクト下部の上部から下部に向かって順に、
燃焼物排出口を開閉するダンパと、
前記不燃焼物や焼却灰中に含まれるクリンカを圧縮破砕する圧縮破砕機と、
該圧縮破砕機により破砕された焼却灰を中小粒物と大型物に分級する、振動篩からなる大型分級手段と、
該大型分級手段により大型物として分級された大型異物を上記回収システム外に排出する大型異物排出手段と、
前記大型分級手段の下方で前記中小粒物を受け止め灰溶融設備へ搬送するコンベヤを配設し、
前記圧縮破砕機は一方の壁に固定された固定歯と、反対側の壁に前記固定歯に接近離反自在な破砕歯を有するブロックと、底部にスリットを有するダンパとを具備し、クリンカの破砕に必要十分な所定圧で圧縮破砕するように構成され、
前記燃焼物排出口を開閉するダンパからバッチ方式で定量を供給された不燃焼物や焼却灰のうち、細かな焼却灰は前記圧縮破砕機のスリットから前記大型分級手段に落下し、
前記圧縮破砕機に残った焼却灰、異物、クリンカは該圧縮破砕機により中小粒物に破砕して前記スリットから落下させ、該圧縮破砕機のダンパ上に残った金属塊やその他の硬い大型異物は破砕を終えた後に該ダンパを開いて前記大型分級手段へ落下させ、
前記大型分級手段は、落下してきた金属塊やその他の硬い大型異物を前記大型異物排出手段を介して回収システム外に排出するように構成した
ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記灰分回収システムは、更に、
前記中小粒物を中粒物と細粒物に分級する振動篩である中小分級手段と、
該中小分級手段により細粒物として分級された細粒灰等を回収する回収手段と、
該中小分級手段により分級された中粒物の中から鉄分を選別して上記回収システム外に排出する第1磁気選別機とを具備したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記灰分回収システムは、更に、
前記第1磁気選別機により鉄分を除去された中粒物を破砕する第2次破砕機と、
第2次破砕機により破砕された第2次中小粒物の中から鉄分を選別して上記回収システム外に排出する第2磁気選別機を具備したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3に記載の発明において、前記灰分回収システムは、更に、前記第2磁気選別機により鉄分を除去された中小粒物を中粒物と細粒物に分級する分級手段と、該中粒物を上記回収システム外に排出する排出手段と、細粒物を回収する回収手段を具備したことを特徴としている。
本発明によれば、焼却灰を中小粒物と大型物に分級する大型分級手段の前段階において、圧縮破砕機を設けて大型物を破砕し、大型分級手段により分級し、破砕できない大型異物は灰分回収システムの外に排出するようにしているので、効率的な分級処理が可能になると共に、後続する処理装置における処理量を効率的に減少させるという効果が得られる。
図1は本発明を実施した最も簡単な実施形態である灰分回収システム(実施形態1)の全体構成図である。図2は本実施形態に使用する破砕機の詳細図である。図3は本発明を実施した最良と思われる実施形態の灰分回収システム(実施形態2)の全体構成図である。図4は、実施形態2の作業の流れを示すフローチャートである。
<実施形態1>
図1において,10は廃材等(建築等の廃材の他にゴミ類も含む)の焼却炉である。廃材等の被焼却物はホッパ8から投入され、ホッパ8から投入された廃材等はのど部9を経て焼却炉内部に供給される。焼却炉10は、内部に傾斜した燃焼床11を具備し、燃焼床11の上方に燃焼室12、更にその上方に再燃焼室13が設けられている。燃焼床11には空気を通過させる図示省略のスリットが設けられていると共にその下方には空気室14が設けられ、ブロワ15から空気が供給される。更に、空気室14の底部には灰搬出装置16が設けられている。燃焼室12の右側下端に設けられている燃焼物排出口17にはダンパ18が設けられている。ダンパ18の下側には不燃焼物や焼却灰を排出するダクト19が設けられると共に、ダクト19には順にクリンカ破砕機20、振動篩21が設けられている。
クリンカ破砕機20は図2にその斜視図を示すように、灰落しシュート19の途中に設けられている。クリンカ破砕機20は、一方の壁に固定された山形形状の固定歯31と、反対側の壁に接近離反自在なブロック33が設けられている。ブロック33の内側対面に固定歯31と歯合する破砕歯32が設けられており、ブロック33は図示省略の油圧源及び油圧シリンダによって、図の左右方向の移動が制御されている。即ち、固定歯31と破砕歯32との間の最接近距離が制御されると共に、固定歯31と破砕歯32の間に物が挟まれた場合の最大押圧力が制御されている。歯31,32の下側には上下に回動自在なダンパ34が設けられている。ダンパ34の上側表面には図の左右方向に延長した線状の突起34aと突起34aと平行に細長穴(スリット)34bが設けられている。なお、ブロック33はダクト19の側面に設けられた小室35内部に設けられている。また、クリンカ破砕機20は、クリンカの大きさ(略幅及び長さ:50mm〜300mm、高さ50mm〜150mm)を考慮して決定し、クリンカの最大押圧力はクリンカの硬さを考慮して決定する(例えば、100kg/cm2)。
振動篩21は石や鉄等の不燃粗大物と細かな焼却灰を分級して夫々排出口21a、21bから排出する。排出口21aから排出された細かな焼却灰はコンベア23によって灰溶融設備へ搬送され、排出口21bから排出された石や鉄等の不燃粗大物はコンベア22によって不適物コンテナへ搬送され、焼却灰の処理経路に戻されることはない。
実施形態1は以上の構成により以下のように機能する。即ち、投入された廃材等は焼却炉10内で燃焼され、燃焼後の焼却灰の一部は灰搬出装置16によりダクト19を介してクリンカ破砕機20に供給され、クリンカや燃焼されなかった石や鉄塊等の異物及び焼却灰の一部がダンパ18を介してクリンカ破砕機20に供給される。なお、灰搬出装置16やダンパ18はバッチ方式で定量をクリンカ破砕機20に供給する。クリンカ破砕機20に供給された細かな焼却灰はスリット34bから下方の振動篩21上に落下する。残った焼却灰、異物、クリンカ等がクリンカ破砕機20によって所定の圧力まで押圧され、クリンカが中・小粒に破砕される。しかし、金属塊やその他の硬い異物は破砕されずにダンパ34上に残る。
破砕後にダンパ34を開くとダンパ34上にあるものが全て振動篩21に落ちて細粒灰と異物に分級される。細粒灰はコンベア23によって灰溶融設備に送られ、所定の処理が行われる。一方、異物はコンベア22によって不適物コンテナに送られ、別個に処分される。
従って、実施形態1ではクリンカは最初にクリンカ破砕機20によって破砕され,その後に振動篩21によって分級されるので,必要な分級処理の回数が少なくなり、分級処理が容易になると共に、不適物として最終処分しなければならない物の量を少なくできるという効果が得られる。
<実施形態2>
実施形態2は本発明の好適な実施形態を示し,図3にその構成全体を示す。なお、実施形態1(図1、図2)で説明したものと同じ構成要素については同じ番号を付して詳細な説明は省略する。図3においては複数台(2台)の焼却炉10が並列に配置され、同時処理可能に構成されている。クリンカ破砕機20は焼却灰中の大型クリンカを中小粒灰に破砕し、大型の鉄塊等は破砕せずに残す。第1振動篩37は、大型粒物と中小粒物に分級する。なお、中小粒物とは、中粒物(幅、長さ、高さが略50mm以下のもの)と細粒物(幅、長さ、高さが略5mm以下の小粒物)とを併せたものを指している。大型粒物は大型異物と見なし、コンベア38、コンベア6によって不適物コンテナ39へ搬送し、貯留する。不適物コンテナ39に貯留された物は細粒灰回収経路から除外され、別途に処分する。中小粒灰及び中小粒物はコンベア40によって第2振動篩41へ搬送される。第2振動篩41へ細粒灰(又は小粒灰)と中粒物に分級し、細粒灰はコンベア42上に落下し、細粒灰貯留槽又は溶融設備43へ輸送する。中粒物(中粒灰も含む)はコンベア44によって第1磁気選別機45(以下,略して「磁選機」という)に搬送され、鉄等の磁性物は選別し、コンベア46上に落下し、鉄コンテナ47に貯留する。残った非磁性物は第2破砕機48に投入され、細粒物に破砕する。なお、第2破砕機48は細かく破砕するのに適した破砕機(例えば,回転歯を利用した破砕機)で構成されている。
第2破砕機48で破砕された細粒物は第2磁選機49に供給される。第2磁選機49は磁性物を選別し、コンベア46上に落下し、鉄コンテナ47に貯留する。また、残りの非磁性物は第3振動篩7に供給し、細粒灰と土石等の異物に分級する。細粒灰はコンベア42上に落下し、細粒灰貯留槽又は溶融設備43へ搬送される。一方、土石等の異物はコンベア5上に落下し、コンベア6により不適物コンテナ39に搬送され、貯留される。
実施形態2の機能を図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。図4において、ステップS1では、焼却炉10から所定量の焼却灰がダンパ18や灰搬出装置16によりクリンカ破砕機20に供給されるが、細粒物の一部がダンパ34のスリット穴34bから落下する。ステップS2ではクリンカ破砕機20の破砕歯32が所定位置及び所定圧力で固定歯31に向けて移動し、破砕を行う。ここでは、大型クリンカや柔らかい大型異物が所定のサイズ以下に破砕される。なお、鉄塊のように硬い大型異物は破砕されずにダンパ34上に残る。ステップS3ではダンパ34に残った物を全て第1振動篩37に落とし、その後でダンパ34は元の位置に戻される。ステップS4では第1振動篩37によって中小粒物と破砕されなかった大型異物とに分級され,大型異物はベルト38によって不適物コンテナ39に搬送され、貯留される。一方,中小粒物はコンベア40によって第2振動篩41に搬送される。ステップS5では、第2振動篩41によって中小粒物が細粒物と中粒物に分級され,細粒物はコンベア42に乗せられ,細粒灰貯留槽又は溶融設備43へ搬送される。
一方、中粒物は第1磁選機45に搬送され,そこで鉄類が選別されてベルト46に乗せられ,鉄コンテナ47に貯留される。残りの中粒物は第2破砕機48に供給される。ステップS7では、第2破砕機48は中粒物を細粒物に破砕する。但し,鉄類等の硬い中粒物は破砕されずに残る。破砕後は全て第2磁選機49により鉄類が除去され(ステップS8)、除去された鉄類は鉄コンテナ47に搬送、貯留される。残った中小粒物は第3振動篩7に供給される。ステップS9では第3振動篩7で分級された細粒灰はコンベア42により細粒灰貯留槽又は溶融設備43へ搬送される。残りはコンベア5、6により不適物コンテナ39に搬送され、貯留される。
実施形態2によれば、焼却灰中の大型クリンカを最初の破砕処理によって破砕しているので,クリンカが大型異物として最終処分ルートに移行する量を大幅に減少させることができる。即ち、処理不適物のみを焼却灰回収経路から除去しているので、後続の処理における処理量を減少させ、処理能力を高めるという効果が得られる。さらに、中粒の異物も逐次焼却灰回収経路から除去しているので、処理能力を一層効率的にしている。また、焼却灰中の灰分は全て細粒物に破砕しており、均一サイズの細粒灰が得られるという効果もある。また、中粒灰は破砕し、破砕後に磁選機で鉄類を除去しているので中粒灰中に混入していた鉄類を除去でき、鉄類の含有量を少なくした細粒灰が得られるという効果もある。
以上、この発明の実施形態、実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば,磁選機の他に更に従来技術を利用してアルミ類を除去する装置を設けても本発明の技術範囲に含まれる。
本発明を実施した実施形態1の構成図を示す。 本実施形態のクリンカ破砕装置の斜視図を示す。 本発明を実施した実施形態2の構成図を示す。 実施形態2のフローチャートを示す。 従来装置1の構成図を示す。 従来装置1のフローチャートを示す。 従来装置2のフローチャートを示す。
符号の説明
10 焼却炉
16 灰搬出装置
18 灰落とし用ダンパ
20 クリンカ破砕機
21 振動篩
31 固定歯
32 破砕歯
34 ダンパ
37、41、7 振動篩
39 不適物コンテナ
43 灰溶融設備(貯留槽)
45、49 磁選機
47 鉄コンテナ
48 破砕機

Claims (4)

  1. 廃棄物焼却炉から排出される不燃焼物や焼却灰を破砕分級し、溶融処理するために細粒灰として灰分を回収するシステムにおいて、
    前記不燃焼物や焼却灰を排出するダクト内及び該ダクト下部の上部から下部に向かって順に、
    燃焼物排出口を開閉するダンパと、
    前記不燃焼物や焼却灰中に含まれるクリンカを圧縮破砕する圧縮破砕機と、
    該圧縮破砕機により破砕された焼却灰を中小粒物と大型物に分級する、振動篩からなる大型分級手段と、
    該大型分級手段により大型物として分級された大型異物を上記回収システム外に排出する大型異物排出手段と、
    前記大型分級手段の下方で前記中小粒物を受け止め灰溶融設備へ搬送するコンベヤを配設し、
    前記圧縮破砕機は一方の壁に固定された固定歯と、反対側の壁に前記固定歯に接近離反自在な破砕歯を有するブロックと、底部にスリットを有するダンパとを具備し、クリンカの破砕に必要十分な所定圧で圧縮破砕するように構成され、
    前記燃焼物排出口を開閉するダンパからバッチ方式で定量を供給された不燃焼物や焼却灰のうち、細かな焼却灰は前記圧縮破砕機のスリットから前記大型分級手段に落下し、
    前記圧縮破砕機に残った焼却灰、異物、クリンカは該圧縮破砕機により中小粒物に破砕して前記スリットから落下させ、該圧縮破砕機のダンパ上に残った金属塊やその他の硬い大型異物は破砕を終えた後に該ダンパを開いて前記大型分級手段へ落下させ、
    前記大型分級手段は、落下してきた金属塊やその他の硬い大型異物を前記大型異物排出手段を介して回収システム外に排出するように構成した
    ことを特徴とする焼却灰の灰分回収システム。
  2. 前記灰分回収システムは、更に、
    前記中小粒物を中粒物と細粒物に分級する振動篩である中小分級手段と、
    該中小分級手段により細粒物として分級された細粒灰等を回収する回収手段と、
    該中小分級手段により分級された中粒物の中から鉄分を選別して上記回収システム外に排出する第1磁気選別機と
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の焼却灰の灰分回収システム。
  3. 前記灰分回収システムは、更に、
    前記第1磁気選別機により鉄分を除去された中粒物を破砕する第2次破砕機と、
    第2次破砕機により破砕された第2次中小粒物の中から鉄分を選別して上記回収システム外に排出する第2磁気選別機を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか1に記載の焼却灰の灰分回収システム。
  4. 前記灰分回収システムは、更に、前記第2磁気選別機により鉄分を除去された中小粒物を中粒物と細粒物に分級する分級手段と、該中粒物を上記回収システム外に排出する排出手段と、細粒物を回収する回収手段を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記載の焼却灰の灰分回収システム。
JP2004360128A 2004-12-13 2004-12-13 焼却灰の灰分回収システム Active JP4643242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004360128A JP4643242B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 焼却灰の灰分回収システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004360128A JP4643242B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 焼却灰の灰分回収システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006167513A JP2006167513A (ja) 2006-06-29
JP4643242B2 true JP4643242B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=36668814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004360128A Active JP4643242B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 焼却灰の灰分回収システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4643242B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849237B1 (ko) 2007-12-06 2008-07-29 신성복 컨베이어식 재 인출장치
KR101526949B1 (ko) * 2014-12-24 2015-06-17 공주대학교 산학협력단 파쇄 및 중력식 마쇄에 의한 건식 바텀애시를 활용한 저탄소 친환경 경량골재 및 그 제조방법
CN104772324B (zh) * 2015-04-09 2016-10-05 安徽中泰创展环境科技有限公司 一种垃圾处理装置
CN114130641B (zh) * 2021-10-26 2023-04-11 纽普兰能源科技(镇江)有限公司 一种振动筛选式气力输灰系统及其使用方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5159772A (ja) * 1974-10-25 1976-05-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd
JPS5778984A (en) * 1980-08-04 1982-05-17 Daido Steel Co Ltd Melt treating method
JP2003287207A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Kubota Corp 廃棄物処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5159772A (ja) * 1974-10-25 1976-05-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd
JPS5778984A (en) * 1980-08-04 1982-05-17 Daido Steel Co Ltd Melt treating method
JP2003287207A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Kubota Corp 廃棄物処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006167513A (ja) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2859576B2 (ja) 廃棄物の固形燃料化リサイクルプラント
US11629390B2 (en) Metal recovery system and method
JP6806615B2 (ja) 被処理物の処理方法
HU218834B (hu) Eljárás és elrendezés többféle műanyagot tartalmazó anyagkeverékek feldolgozására
CN101269379A (zh) 粉碎残渣的处理方法及其系统
JP4001194B2 (ja) 建設混合廃棄物の選別処理設備
JP3476439B2 (ja) ごみ固形燃料化プラント
JP4315953B2 (ja) 混合廃棄物処理装置
US5992776A (en) Process for processing ash
JP7471661B2 (ja) 空圧分離のための方法およびプラント
JP3580098B2 (ja) 廃棄物からの燃料製造方法
US20040251336A1 (en) Method and apparatus for grinding rubber
JP3411548B2 (ja) 焼却灰の破砕分級設備及びその破砕分級方法
JP4643242B2 (ja) 焼却灰の灰分回収システム
KR100523520B1 (ko) 공기분급기를 이용한 건식 모래 생산장치 및 그 방법
JP7172936B2 (ja) ごみ分別処理方法及び装置
JPH09234449A (ja) 廃棄物の固形燃料化リサイクルプラント
JP4964178B2 (ja) シュレッダダストの処理方法及びそのシステム
JP2917788B2 (ja) 廃棄物の分離回収方法とその設備
KR20020029059A (ko) 폐기물선별장치
WO2009066137A2 (en) Unit for separating glass from multi-materials
JP2021070001A (ja) 不燃物選別装置及びこれを備えた廃棄物処理設備
JP3050840B2 (ja) 建設混合廃棄物の選別方法及びそのシステム
JP2020089816A (ja) シュレッダーダストの処理方法及び処理設備
JPH05337456A (ja) 廃棄物の分離回収方法とその設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4643242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250