JPH09204926A - 平板状固体電解質型燃料電池 - Google Patents
平板状固体電解質型燃料電池Info
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- JPH09204926A JPH09204926A JP8044554A JP4455496A JPH09204926A JP H09204926 A JPH09204926 A JP H09204926A JP 8044554 A JP8044554 A JP 8044554A JP 4455496 A JP4455496 A JP 4455496A JP H09204926 A JPH09204926 A JP H09204926A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マニホールドと電池本体及びガス配管の間のガ
スリークを防止し、或いはマニホールド底面からのガス
リークを防止する。 【解決手段】電池本体11を支持するベース部材12
と、電池本体11とマニホールド13間に設けられたガ
スケット14と、前記マニホールドの外周にベース部材
上に立設された支持壁21と、該支持壁と前記マニホー
ルド間に設けられた弾性部材22と、前記マニホールド
の底部に形成され作動ガスを給排するための開口15
と、該開口に対向して前記ベース部材に形成された開口
16と、前記ベース部材の開口周縁とマニホールドの開
口周縁との間に介在されたリング状の球面軸受17とを
備える。また、マニホールドに荷重を掛けることによ
り、マニホールド底面からのガスリークを防止する。
スリークを防止し、或いはマニホールド底面からのガス
リークを防止する。 【解決手段】電池本体11を支持するベース部材12
と、電池本体11とマニホールド13間に設けられたガ
スケット14と、前記マニホールドの外周にベース部材
上に立設された支持壁21と、該支持壁と前記マニホー
ルド間に設けられた弾性部材22と、前記マニホールド
の底部に形成され作動ガスを給排するための開口15
と、該開口に対向して前記ベース部材に形成された開口
16と、前記ベース部材の開口周縁とマニホールドの開
口周縁との間に介在されたリング状の球面軸受17とを
備える。また、マニホールドに荷重を掛けることによ
り、マニホールド底面からのガスリークを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状固体電解質
型燃料電池のガス封止を改善するための技術分野に属す
る。
型燃料電池のガス封止を改善するための技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、炭化水素等の燃料ガスと空
気等の酸化剤ガスの持つ化学エネルギーを電気化学的な
反応によって直接、電気エネルギーに変換する装置であ
り、そのうち、固体電解質型燃料電池は、電解質が常態
または作動条件下で液状となるリン酸型や溶融炭酸塩型
と異なり、電解質による周辺材料の腐食、電解質自体の
分解、蒸発等がなく電池構造を簡素化でき、また、動作
温度が1000℃程度と高いため、燃料として水素の
他、メタンや天然ガスを改質することなくそのまま使用
することができると共に、排熱をガスタービンや蒸気タ
ービンに導くことにより、高いエネルギー利用効率を得
ることができる。固体電解質型燃料電池は、構造の違い
により円筒型、モノリシック型(またはハニカム型)及
び平板型に大別され、このうち平板型は、高出力密度、
低コスト、コンパクト化の観点から注目されている。
気等の酸化剤ガスの持つ化学エネルギーを電気化学的な
反応によって直接、電気エネルギーに変換する装置であ
り、そのうち、固体電解質型燃料電池は、電解質が常態
または作動条件下で液状となるリン酸型や溶融炭酸塩型
と異なり、電解質による周辺材料の腐食、電解質自体の
分解、蒸発等がなく電池構造を簡素化でき、また、動作
温度が1000℃程度と高いため、燃料として水素の
他、メタンや天然ガスを改質することなくそのまま使用
することができると共に、排熱をガスタービンや蒸気タ
ービンに導くことにより、高いエネルギー利用効率を得
ることができる。固体電解質型燃料電池は、構造の違い
により円筒型、モノリシック型(またはハニカム型)及
び平板型に大別され、このうち平板型は、高出力密度、
低コスト、コンパクト化の観点から注目されている。
【0003】ところで、従来の平板状固体電解質型燃料
電池においては、電池本体にガスを供給、排気するマニ
ホールドを接続する場合、電池本体とマニホールド間に
アルミナ製の封止部材を設け、封止部材と電池本体及び
マニホールド間には、作動温度(約1000℃)で軟化
するガラスを挟み込んで封止している。この場合、電池
本体とマニホールド及び封止部材は、熱膨張差により応
力が生じないように、各部材間に熱膨張量の差だけの隙
間を空ける必要があるが、この間隔の幅を予め正確に設
定することは困難であり、その結果、この隙間が局所的
なガスリークの原因となり、電池出力が低下するという
問題を有している。
電池においては、電池本体にガスを供給、排気するマニ
ホールドを接続する場合、電池本体とマニホールド間に
アルミナ製の封止部材を設け、封止部材と電池本体及び
マニホールド間には、作動温度(約1000℃)で軟化
するガラスを挟み込んで封止している。この場合、電池
本体とマニホールド及び封止部材は、熱膨張差により応
力が生じないように、各部材間に熱膨張量の差だけの隙
間を空ける必要があるが、この間隔の幅を予め正確に設
定することは困難であり、その結果、この隙間が局所的
なガスリークの原因となり、電池出力が低下するという
問題を有している。
【0004】この問題を解決するために特開平7−22
058号公報においては電池本体とマニホールド間の熱
膨張差により発生する応力を吸収させる方式を提案して
いる。これを図7により説明すると、電池本体51の4
側面には、燃料ガスの入口・出口及び酸化剤ガスの入口
・出口を構成する箱型状のマニホールド52がそれぞれ
装着される。電池本体51とマニホールド52は、ガラ
スシール53を介してベース部材54に固定されると共
に、電池本体51とマニホールド52の間はガスケット
55でガスシールされる。各マニホールド52には、ベ
ース部材54を貫通してガス供給管56とガス排出管5
7が接続されている。各マニホールド52の外周には、
押さえ部材58が立設され、この押さえ部材58と各マ
ニホールド52との間には、弾性部材59が配設されて
いる。
058号公報においては電池本体とマニホールド間の熱
膨張差により発生する応力を吸収させる方式を提案して
いる。これを図7により説明すると、電池本体51の4
側面には、燃料ガスの入口・出口及び酸化剤ガスの入口
・出口を構成する箱型状のマニホールド52がそれぞれ
装着される。電池本体51とマニホールド52は、ガラ
スシール53を介してベース部材54に固定されると共
に、電池本体51とマニホールド52の間はガスケット
55でガスシールされる。各マニホールド52には、ベ
ース部材54を貫通してガス供給管56とガス排出管5
7が接続されている。各マニホールド52の外周には、
押さえ部材58が立設され、この押さえ部材58と各マ
ニホールド52との間には、弾性部材59が配設されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−22058号公報においては、マニホールド5
2がベース部材54に対して移動する構造となるため、
マニホールド52とガス配管56、57との接続部分に
大きな力が作用し、シール53が破壊しガスがリークし
てしまう結果、接続部の耐圧性が低下してしまうという
問題を有している。
開平7−22058号公報においては、マニホールド5
2がベース部材54に対して移動する構造となるため、
マニホールド52とガス配管56、57との接続部分に
大きな力が作用し、シール53が破壊しガスがリークし
てしまう結果、接続部の耐圧性が低下してしまうという
問題を有している。
【0006】また、マニホールド52とベース部材54
間はガラスシール53により封止されているが、マニホ
ールド52の設置の際、或いは運転中、マニホールド5
2の自重だけでは底面の封止状態が良好ではなく、ま
た、設置時には良好でも運転中はガラスシール53が収
縮或いは溶解することによって隙間が発生し、マニホー
ルド52の底面からガスがリークし、そのリークガスの
燃焼に伴う熱によりマニホールド52が破損してしまう
という問題を有している。
間はガラスシール53により封止されているが、マニホ
ールド52の設置の際、或いは運転中、マニホールド5
2の自重だけでは底面の封止状態が良好ではなく、ま
た、設置時には良好でも運転中はガラスシール53が収
縮或いは溶解することによって隙間が発生し、マニホー
ルド52の底面からガスがリークし、そのリークガスの
燃焼に伴う熱によりマニホールド52が破損してしまう
という問題を有している。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、第1の目的は、マニホールドと電池本体及びガス配
管の間のガスリークを防止し、マニホールドとガス配管
との接続部の耐圧性を向上させることであり、第2の目
的は、マニホールド底面からのガスリークを防止し、リ
ークガスの燃焼に伴うマニホールドの破損を防止するこ
とである。
て、第1の目的は、マニホールドと電池本体及びガス配
管の間のガスリークを防止し、マニホールドとガス配管
との接続部の耐圧性を向上させることであり、第2の目
的は、マニホールド底面からのガスリークを防止し、リ
ークガスの燃焼に伴うマニホールドの破損を防止するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、(1)本発明の請求項1記載の平板状固体電
解質型燃料電池は、固体電解質板をセパレータを介して
複数積層してなる電池本体と、該電池本体を支持するベ
ース部材と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニ
ホールドと、前記電池本体とマニホールド間に設けられ
たガスケットと、前記マニホールドの外周にベース部材
上に立設された支持壁と、該支持壁と前記マニホールド
間に設けられた弾性部材と、前記マニホールドの底部に
形成され作動ガスを給排するための開口と、該開口に対
向して前記ベース部材に形成された開口と、前記ベース
部材の開口周縁とマニホールドの開口周縁との間に介在
されたリング状の球面軸受とを備えたことを特徴とす
る。なお、マニホールドと球面軸受の当接面及び球面軸
受とベース部材の当接面に、電池の作動温度で軟化する
封止材を介在させてもよい。
るために、(1)本発明の請求項1記載の平板状固体電
解質型燃料電池は、固体電解質板をセパレータを介して
複数積層してなる電池本体と、該電池本体を支持するベ
ース部材と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニ
ホールドと、前記電池本体とマニホールド間に設けられ
たガスケットと、前記マニホールドの外周にベース部材
上に立設された支持壁と、該支持壁と前記マニホールド
間に設けられた弾性部材と、前記マニホールドの底部に
形成され作動ガスを給排するための開口と、該開口に対
向して前記ベース部材に形成された開口と、前記ベース
部材の開口周縁とマニホールドの開口周縁との間に介在
されたリング状の球面軸受とを備えたことを特徴とす
る。なお、マニホールドと球面軸受の当接面及び球面軸
受とベース部材の当接面に、電池の作動温度で軟化する
封止材を介在させてもよい。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために、
(2)本発明の請求項2記載の平板状固体電解質型燃料
電池は、固体電解質板をセパレータを介して複数積層し
てなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部材
と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホールド
と、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封止
材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材に形成され前記マニホールド
の上面に係止させた係止片と、前記押さえ部材の上下を
貫通するシャフトと、該シャフトの両端で押さえ部材を
締め付けるための弾性部材及びナットとを備えたことを
特徴とする。
(2)本発明の請求項2記載の平板状固体電解質型燃料
電池は、固体電解質板をセパレータを介して複数積層し
てなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部材
と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホールド
と、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封止
材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材に形成され前記マニホールド
の上面に係止させた係止片と、前記押さえ部材の上下を
貫通するシャフトと、該シャフトの両端で押さえ部材を
締め付けるための弾性部材及びナットとを備えたことを
特徴とする。
【0010】さらに上記第2の目的を達成するために、
(3)本発明の請求項3記載の平板状固体電解質型燃料
電池は、固体電解質板をセパレータを介して複数積層し
てなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部材
と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホールド
と、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封止
材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材の上下を貫通するシャフト
と、該シャフトの両端で押さえ部材を締め付けるための
弾性部材及びナットと、前記マニホールドの上面に支柱
を介して支持させた重りとを備えたことを特徴とする。
(3)本発明の請求項3記載の平板状固体電解質型燃料
電池は、固体電解質板をセパレータを介して複数積層し
てなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部材
と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホールド
と、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封止
材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材の上下を貫通するシャフト
と、該シャフトの両端で押さえ部材を締め付けるための
弾性部材及びナットと、前記マニホールドの上面に支柱
を介して支持させた重りとを備えたことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の好ましい実施の態様とし
て、(4)球面軸受としてNi基合金を用いた(1)項
記載の平板状固体電解質型燃料電池、(5)Ni基合金
としてNi−Cr−Co−Fe−Mo系合金を用いた
(4)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、(6)球
面軸受としてアルミナ、ムライトから選ばれる材料を用
いた(1)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、
(7)保持板と押さえ部材が一体に形成されている
(2)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、が挙げら
れる。
て、(4)球面軸受としてNi基合金を用いた(1)項
記載の平板状固体電解質型燃料電池、(5)Ni基合金
としてNi−Cr−Co−Fe−Mo系合金を用いた
(4)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、(6)球
面軸受としてアルミナ、ムライトから選ばれる材料を用
いた(1)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、
(7)保持板と押さえ部材が一体に形成されている
(2)項記載の平板状固体電解質型燃料電池、が挙げら
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【0013】
【実施の形態その1】先ず、請求項1に記載された発明
の実施の形態について説明する。図1及び図2は、本発
明における平板状固体電解質型燃料電池の1例を示し、
図1(A)は全体構造を示す断面図、図1(B)は図1
(A)の平面図、図2は図1(A)の主要部の拡大断面
図、図3は、本発明が適用される平板状固体電解質型燃
料電池の単位セルを示す分解斜視図である。
の実施の形態について説明する。図1及び図2は、本発
明における平板状固体電解質型燃料電池の1例を示し、
図1(A)は全体構造を示す断面図、図1(B)は図1
(A)の平面図、図2は図1(A)の主要部の拡大断面
図、図3は、本発明が適用される平板状固体電解質型燃
料電池の単位セルを示す分解斜視図である。
【0014】図3において、固体電解質板1の上面及び
下面には、電極としてのカソード2及びアノード3が一
体形成されており、この固体電解質板1の複数をセパレ
ータ4を介して接合積層し、上下端に端子板5、6を積
層して構成されている。電解質板1、セパレータ4を積
層して組み立てるときには、電解質板1とセパレータ4
の間でガスリークしないように封止材にてガスシールさ
れる。セパレータ4の上下面にはそれぞれ燃料ガス通路
7及び酸化剤ガス通路8が形成され、また、上部端子板
5及び下部端子板6の片面には、それぞれ酸化剤ガス通
路8と燃料ガス通路7が形成され、固体電解質板1とこ
の固体電解質板1を挟む燃料ガス通路7と酸化剤ガス通
路8とにより燃料電池の単位セル9が構成されている。
下面には、電極としてのカソード2及びアノード3が一
体形成されており、この固体電解質板1の複数をセパレ
ータ4を介して接合積層し、上下端に端子板5、6を積
層して構成されている。電解質板1、セパレータ4を積
層して組み立てるときには、電解質板1とセパレータ4
の間でガスリークしないように封止材にてガスシールさ
れる。セパレータ4の上下面にはそれぞれ燃料ガス通路
7及び酸化剤ガス通路8が形成され、また、上部端子板
5及び下部端子板6の片面には、それぞれ酸化剤ガス通
路8と燃料ガス通路7が形成され、固体電解質板1とこ
の固体電解質板1を挟む燃料ガス通路7と酸化剤ガス通
路8とにより燃料電池の単位セル9が構成されている。
【0015】そして、このような単位セル9を多数直列
に積層して電池本体を構成し、燃料ガス通路7に燃料ガ
スを供給し、酸化剤ガス通路8に空気を供給し、上部及
び下部端子板5、6を図示しない外部回路に接続する
と、酸素は燃料ガスと反応しイオン化して固体電解質板
1を通して流れ、このとき、カソード2側では酸素が電
子を取り込んで酸素イオンとなり、アノード3側ではこ
の酸素イオンと燃料ガスが反応して電子を放出するの
で、外部回路にはカソードを正極、アノードを負極とし
て下部端子板6から上部端子板5へ電流が流れる。
に積層して電池本体を構成し、燃料ガス通路7に燃料ガ
スを供給し、酸化剤ガス通路8に空気を供給し、上部及
び下部端子板5、6を図示しない外部回路に接続する
と、酸素は燃料ガスと反応しイオン化して固体電解質板
1を通して流れ、このとき、カソード2側では酸素が電
子を取り込んで酸素イオンとなり、アノード3側ではこ
の酸素イオンと燃料ガスが反応して電子を放出するの
で、外部回路にはカソードを正極、アノードを負極とし
て下部端子板6から上部端子板5へ電流が流れる。
【0016】図1には、このようにして組み立てた電池
本体11が示されている。電池本体11はベース部材1
2に載置、固定され、電池本体11の外周4側面には、
燃料ガスの供給及び排気用、酸化剤ガスの供給及び排気
用の合計4つの箱型状のマニホールド13が装着され
る。マニホールド13の材料としては、セラミックス、
合金を用い、合金としてはNi−Cr合金等が挙げられ
る。電池本体11とマニホールド13との間はガスケッ
ト14でガスシールされる。ガスケット14としては、
例えばアルミナを主成分とした無機質紙、電気炉の断熱
材として通常使用されているものを0.1〜2.0mm
程度の厚さにスライスしたもの、電池の作動温度(90
0〜1000℃)では十分に軟化するガラス或いはこれ
らを組み合わせて使用する。
本体11が示されている。電池本体11はベース部材1
2に載置、固定され、電池本体11の外周4側面には、
燃料ガスの供給及び排気用、酸化剤ガスの供給及び排気
用の合計4つの箱型状のマニホールド13が装着され
る。マニホールド13の材料としては、セラミックス、
合金を用い、合金としてはNi−Cr合金等が挙げられ
る。電池本体11とマニホールド13との間はガスケッ
ト14でガスシールされる。ガスケット14としては、
例えばアルミナを主成分とした無機質紙、電気炉の断熱
材として通常使用されているものを0.1〜2.0mm
程度の厚さにスライスしたもの、電池の作動温度(90
0〜1000℃)では十分に軟化するガラス或いはこれ
らを組み合わせて使用する。
【0017】各マニホールド13の底部には開口15が
形成され、ベース部材12には、前記開口15に対向し
て開口16が形成されている。そして、ベース部材12
の開口16周縁とマニホールド13の開口15周縁との
間に、リング状の球面軸受17を介在させている。ま
た、ベース部材12の開口16に連通するようにガス供
給用のガス配管19とガス排出用のガス配管20が連結
されている。さらに、各マニホールド13の外周には、
ベース部材12上に支持壁21が立設されており、この
支持壁21と各マニホールド13との間には、スプリン
グからなる弾性部材22が配設されている。
形成され、ベース部材12には、前記開口15に対向し
て開口16が形成されている。そして、ベース部材12
の開口16周縁とマニホールド13の開口15周縁との
間に、リング状の球面軸受17を介在させている。ま
た、ベース部材12の開口16に連通するようにガス供
給用のガス配管19とガス排出用のガス配管20が連結
されている。さらに、各マニホールド13の外周には、
ベース部材12上に支持壁21が立設されており、この
支持壁21と各マニホールド13との間には、スプリン
グからなる弾性部材22が配設されている。
【0018】この弾性部材22としては、高温型燃料電
池の作動温度でもバネ機能に劣化がない例えば窒化珪素
バネを用いることが好ましいが、スプリングの代わりに
耐熱性弾性材を用いることも可能である。この耐熱性弾
性材としては、高温における酸化および還元雰囲気にお
いて安定である材料、例えばインコネルのようなNi基
耐熱合金、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ、炭化
珪素、窒化珪素等のセラミックス、これら合金とセラミ
ックスの複合材などが挙げられ、このような材料をスポ
ンジ状やフェルト状構造にして用いる。
池の作動温度でもバネ機能に劣化がない例えば窒化珪素
バネを用いることが好ましいが、スプリングの代わりに
耐熱性弾性材を用いることも可能である。この耐熱性弾
性材としては、高温における酸化および還元雰囲気にお
いて安定である材料、例えばインコネルのようなNi基
耐熱合金、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ、炭化
珪素、窒化珪素等のセラミックス、これら合金とセラミ
ックスの複合材などが挙げられ、このような材料をスポ
ンジ状やフェルト状構造にして用いる。
【0019】従って、電池本体11内の各部材とマニホ
ールド13との熱膨張差による応力が発生し、電池本体
11又はマニホールド13が移動しても、弾性部材22
がこれを吸収し、ガスケット14が破れることがないの
で、予め熱膨張差を見込んだ間隙を設ける必要がなく、
マニホールド13を電池本体11に対して常温で間隙を
設けずに組立が可能になると共に、電池本体11とマニ
ホールド13間のガスリークを防止し、高い燃料利用率
で電池出力を向上させることができる。
ールド13との熱膨張差による応力が発生し、電池本体
11又はマニホールド13が移動しても、弾性部材22
がこれを吸収し、ガスケット14が破れることがないの
で、予め熱膨張差を見込んだ間隙を設ける必要がなく、
マニホールド13を電池本体11に対して常温で間隙を
設けずに組立が可能になると共に、電池本体11とマニ
ホールド13間のガスリークを防止し、高い燃料利用率
で電池出力を向上させることができる。
【0020】次に、図2により本発明の詳細について説
明する。前述の如くベース部材12の開口16周縁とマ
ニホールド13の開口15周縁との間に、リング状の球
面軸受17を介在させている。リング状の球面軸受17
は、下面が平坦で、上面が中心O、半径Rとした球面に
形成されており、この球面に接するように、マニホール
ド13の開口15周縁も同形状の球面に形成されてい
る。そして、球面軸受17の下面はベース部材12に形
成された凹部23に載置され、球面軸受17の上面はマ
ニホールド13の開口15周縁を移動可能に支持する構
造となっている。
明する。前述の如くベース部材12の開口16周縁とマ
ニホールド13の開口15周縁との間に、リング状の球
面軸受17を介在させている。リング状の球面軸受17
は、下面が平坦で、上面が中心O、半径Rとした球面に
形成されており、この球面に接するように、マニホール
ド13の開口15周縁も同形状の球面に形成されてい
る。そして、球面軸受17の下面はベース部材12に形
成された凹部23に載置され、球面軸受17の上面はマ
ニホールド13の開口15周縁を移動可能に支持する構
造となっている。
【0021】前記球面軸受17の材質としては、電池の
作動温度(900〜1000℃)で十分に耐熱性を有
し、且つ、マニホールド13の材質であるセラミックス
及びベース部材12の材質であるニッケルクロム合金に
対して凝着、焼結しない材料として、アルミナ、ムライ
ト又はNi基合金を採用する。このうちNi基合金が耐
衝撃性に優れる点で好ましく、最も好ましいものはNi
基合金のうちNi−Cr−Co−Fe−Mo系合金であ
り、高温における非凝縮性に優れている点で好ましい。
作動温度(900〜1000℃)で十分に耐熱性を有
し、且つ、マニホールド13の材質であるセラミックス
及びベース部材12の材質であるニッケルクロム合金に
対して凝着、焼結しない材料として、アルミナ、ムライ
ト又はNi基合金を採用する。このうちNi基合金が耐
衝撃性に優れる点で好ましく、最も好ましいものはNi
基合金のうちNi−Cr−Co−Fe−Mo系合金であ
り、高温における非凝縮性に優れている点で好ましい。
【0022】従って、マニホールド13が移動してもマ
ニホールド13は球面軸受17に沿って移動するため、
マニホールド13とベース部材12間のガスリークを防
止することができると共に、マニホールド13とガス配
管19、20との接続部の耐圧性を向上させることがで
きる。
ニホールド13は球面軸受17に沿って移動するため、
マニホールド13とベース部材12間のガスリークを防
止することができると共に、マニホールド13とガス配
管19、20との接続部の耐圧性を向上させることがで
きる。
【0023】なお、上記の例においては、マニホールド
13とベース部材12の間を球面軸受17のみによりガ
スシールしているが、マニホールド13と球面軸受17
の当接面U及び球面軸受17とベース部材12の当接面
Dに、封止材を介在させてもよく、その場合にはガスシ
ールがさらに改善されることになる。封止材としては、
ガスケット14と同様に例えばアルミナを主成分とした
無機質紙、電気炉の断熱材として通常使用されているも
のを0.1〜2.0mm程度の厚さにスライスしたも
の、電池の作動温度(900〜1000℃)では十分に
軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用する。
13とベース部材12の間を球面軸受17のみによりガ
スシールしているが、マニホールド13と球面軸受17
の当接面U及び球面軸受17とベース部材12の当接面
Dに、封止材を介在させてもよく、その場合にはガスシ
ールがさらに改善されることになる。封止材としては、
ガスケット14と同様に例えばアルミナを主成分とした
無機質紙、電気炉の断熱材として通常使用されているも
のを0.1〜2.0mm程度の厚さにスライスしたも
の、電池の作動温度(900〜1000℃)では十分に
軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用する。
【0024】[実施例]固体電解質板1には、イットリ
アを8モルパーセント添加した安定化ジルコニアを用
い、寸法200mm×200mm×0.2mmの板状物
とし、その片面にはカソード材料としてLa0.8Sr0.2
MnO3 粉末を厚さ100〜200μmで塗布し、他面
にはアノード材料としてニッケルジルコニアサーメット
を厚さ100〜200μmで塗布した。さらに、ガラス
を封止材料に用いこれをペースト状にして厚さ0.1m
m、幅3mmで所定端縁部に塗布した。これを200m
m×200mm、厚さ5mmの溝付きランタンクロマイ
ト集電体で挟み単セルとした。
アを8モルパーセント添加した安定化ジルコニアを用
い、寸法200mm×200mm×0.2mmの板状物
とし、その片面にはカソード材料としてLa0.8Sr0.2
MnO3 粉末を厚さ100〜200μmで塗布し、他面
にはアノード材料としてニッケルジルコニアサーメット
を厚さ100〜200μmで塗布した。さらに、ガラス
を封止材料に用いこれをペースト状にして厚さ0.1m
m、幅3mmで所定端縁部に塗布した。これを200m
m×200mm、厚さ5mmの溝付きランタンクロマイ
ト集電体で挟み単セルとした。
【0025】この単セルを10段集積し、アルミナ製マ
ニホールド13を図1のように設置した。ベース部材1
2には耐熱合金インコネル600を用い、マニホールド
13とベース部材12の間にはNi−Cr−Co−Fe
−Mo系合金製の球面軸受17を介在させた。
ニホールド13を図1のように設置した。ベース部材1
2には耐熱合金インコネル600を用い、マニホールド
13とベース部材12の間にはNi−Cr−Co−Fe
−Mo系合金製の球面軸受17を介在させた。
【0026】このようにして組み立てた燃料電池を10
00℃まで昇温し、アノード3側に窒素ガス、カソード
2側に空気を流し封止性能の測定を行った。アノード側
及びカソード側ともに、ガス流量に対する漏れ量の比は
0.5%以下であり封止性は良好であった。次に、アノ
ード3側に水素水蒸気の混合気、カソード2側に空気を
流し発電を行った。開放電圧は0.91V/1段であ
り、ネルンストの式による電気化学電位の値から推計す
ると、ガスリークは測定限界以下であり十分封止されて
いた。また、球面軸受17としてアルミナ製のものを用
いた場合も十分封止されていることを確認した。
00℃まで昇温し、アノード3側に窒素ガス、カソード
2側に空気を流し封止性能の測定を行った。アノード側
及びカソード側ともに、ガス流量に対する漏れ量の比は
0.5%以下であり封止性は良好であった。次に、アノ
ード3側に水素水蒸気の混合気、カソード2側に空気を
流し発電を行った。開放電圧は0.91V/1段であ
り、ネルンストの式による電気化学電位の値から推計す
ると、ガスリークは測定限界以下であり十分封止されて
いた。また、球面軸受17としてアルミナ製のものを用
いた場合も十分封止されていることを確認した。
【0027】[比較例]セル積層部の構造は図1に従
い、ベース部材12とマニホールド13間に軸受を設け
ず、平面同士による接触構造とし、間に厚さ0.1mm
のガラス封止材を介在させた。固体電解質板1には、イ
ットリアを8モルパーセント添加した安定化ジルコニア
を用い、寸法200mm×200mm×0.2mmの板
状物とし、その片面にはカソード材料としてLa0.8S
r0.2MnO3 粉末を厚さ100〜200μmで塗布
し、他面にはアノード材料としてニッケルジルコニアサ
ーメットを厚さ100〜200μmで塗布した。さら
に、ガラスを封止材料に用いこれをペースト状にして厚
さ0.1mm、幅3mmで所定端縁部に塗布した。これ
を200mm×200mm、厚さ5mmの溝付きランタ
ンクロマイト集電体で挟み単セルとした。この単セルを
10段集積しアルミナ製マニホールド13を図1のよう
に設置した。ベース部材12には耐熱合金インコネル6
00を用いた。
い、ベース部材12とマニホールド13間に軸受を設け
ず、平面同士による接触構造とし、間に厚さ0.1mm
のガラス封止材を介在させた。固体電解質板1には、イ
ットリアを8モルパーセント添加した安定化ジルコニア
を用い、寸法200mm×200mm×0.2mmの板
状物とし、その片面にはカソード材料としてLa0.8S
r0.2MnO3 粉末を厚さ100〜200μmで塗布
し、他面にはアノード材料としてニッケルジルコニアサ
ーメットを厚さ100〜200μmで塗布した。さら
に、ガラスを封止材料に用いこれをペースト状にして厚
さ0.1mm、幅3mmで所定端縁部に塗布した。これ
を200mm×200mm、厚さ5mmの溝付きランタ
ンクロマイト集電体で挟み単セルとした。この単セルを
10段集積しアルミナ製マニホールド13を図1のよう
に設置した。ベース部材12には耐熱合金インコネル6
00を用いた。
【0028】このようにして組み立てた燃料電池を10
00℃まで昇温し、アノード3側に窒素ガス、カソード
2側に空気を流し封止性能の測定を行った。アノード側
のガス流量に対する漏れ量の比は3%、カソード側は5
%であった。
00℃まで昇温し、アノード3側に窒素ガス、カソード
2側に空気を流し封止性能の測定を行った。アノード側
のガス流量に対する漏れ量の比は3%、カソード側は5
%であった。
【0029】
【実施の形態その2】次に、請求項2及び請求項3に記
載された発明の実施の形態について説明する。図4は、
本発明の平板状固体電解質型燃料電池の他の例を示し、
図4(A)は斜視図、図4(B)は図4(A)の押さえ
部材の側面図である。
載された発明の実施の形態について説明する。図4は、
本発明の平板状固体電解質型燃料電池の他の例を示し、
図4(A)は斜視図、図4(B)は図4(A)の押さえ
部材の側面図である。
【0030】電池本体11の外周4側面には、燃料ガス
の入口・出口及び酸化剤ガスの入口・出口を構成する箱
型状のマニホールド13がそれぞれベース部材12上に
装着されている。各マニホールド13及び電池本体11
とベース部材12の間には、封止材が設けられている。
封止材としては、例えばアルミナを主成分とした無機質
紙、電気炉の断熱材として通常使用されているものを
0.1〜2.0mm程度の厚さにスライスしたもの、電
池の作動温度で十分に軟化するガラス或いはこれらを組
み合わせて使用する。
の入口・出口及び酸化剤ガスの入口・出口を構成する箱
型状のマニホールド13がそれぞれベース部材12上に
装着されている。各マニホールド13及び電池本体11
とベース部材12の間には、封止材が設けられている。
封止材としては、例えばアルミナを主成分とした無機質
紙、電気炉の断熱材として通常使用されているものを
0.1〜2.0mm程度の厚さにスライスしたもの、電
池の作動温度で十分に軟化するガラス或いはこれらを組
み合わせて使用する。
【0031】各マニホールド13の底部には、ベース部
材12がありそのベース部材12にガス供給管19とガ
ス排出管20が接続されている。対向する一対のマニホ
ールド13の外側には、複数の押さえ部材25が配設さ
れる。押さえ部材25は、セラミックス又はNi−Cr
合金等を用い、切削加工により水平方向に突出する係止
片25aが一体に形成され、また、上部及び下部にシャ
フト貫通孔25bが形成されている。そして、押さえ部
材25の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ
掛けて、対向する押さえ部材25の上下を貫通してシャ
フト26を挿入し、シャフト26の両端では、押さえ部
材25にスプリング(弾性部材)27をナット28によ
り締め付け、これにより、対向する一対のマニホールド
13を電池本体11に締付固定している。なお、本例に
おいては、係止片25aを押さえ部材25と一体に形成
しているが、係止片25aを接着により押さえ部材25
に固定してもよく、その場合、接着剤としては熱膨張率
が同じものを用いる。
材12がありそのベース部材12にガス供給管19とガ
ス排出管20が接続されている。対向する一対のマニホ
ールド13の外側には、複数の押さえ部材25が配設さ
れる。押さえ部材25は、セラミックス又はNi−Cr
合金等を用い、切削加工により水平方向に突出する係止
片25aが一体に形成され、また、上部及び下部にシャ
フト貫通孔25bが形成されている。そして、押さえ部
材25の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ
掛けて、対向する押さえ部材25の上下を貫通してシャ
フト26を挿入し、シャフト26の両端では、押さえ部
材25にスプリング(弾性部材)27をナット28によ
り締め付け、これにより、対向する一対のマニホールド
13を電池本体11に締付固定している。なお、本例に
おいては、係止片25aを押さえ部材25と一体に形成
しているが、係止片25aを接着により押さえ部材25
に固定してもよく、その場合、接着剤としては熱膨張率
が同じものを用いる。
【0032】上記構造の燃料電池は、押さえ部材25の
係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛ける構
造とし、マニホールド13の底面にその自重と押さえ部
材25との合計重量を作用させるため、マニホールド1
3底面とベース部材12の接触が密になってガスリーク
が皆無となり、リークガスの燃焼に伴うマニホールド1
3の破損を防止することができる。また、押さえ部材2
5の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛け
た状態で容易に組み立てることができるため、従来は数
人の人手が必要であった押さえ板の位置決め及び組立作
業が1人でもできるという利点を有する。さらに、図1
に示した燃料電池と比較して、弾性部材27がマニホー
ルド13に接触していないため、高温下でのバネ力の劣
化が少なくなると共に、狭い隙間にバネをセット(図1
(A)参照)するのとは違い、熱膨張差を考慮した上で
予めバネ長を決定することにより、バネの最大荷重を利
用することができる。
係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛ける構
造とし、マニホールド13の底面にその自重と押さえ部
材25との合計重量を作用させるため、マニホールド1
3底面とベース部材12の接触が密になってガスリーク
が皆無となり、リークガスの燃焼に伴うマニホールド1
3の破損を防止することができる。また、押さえ部材2
5の係止片25aをマニホールド13の上面に引っ掛け
た状態で容易に組み立てることができるため、従来は数
人の人手が必要であった押さえ板の位置決め及び組立作
業が1人でもできるという利点を有する。さらに、図1
に示した燃料電池と比較して、弾性部材27がマニホー
ルド13に接触していないため、高温下でのバネ力の劣
化が少なくなると共に、狭い隙間にバネをセット(図1
(A)参照)するのとは違い、熱膨張差を考慮した上で
予めバネ長を決定することにより、バネの最大荷重を利
用することができる。
【0033】[実施例]図1の実施例と同様の材料を用
い単セルを10段集積し、アルミナ製マニホールド13
を図4のように設置し、燃料電池を1000℃まで昇温
し、アノード3側に窒素ガス、カソード2側に空気を流
し封止性能の測定を行った。アノード側及びカソード側
ともに、ガス流量に対する漏れ量の比は0.5%以下で
あり封止性は良好であった。次に、アノード3側に水素
水蒸気の混合気、カソード2側に空気を流し発電を行っ
た。開放電圧は水蒸気が多いため0.73V/1段と絶
対値は低いが、ネルンストの式による電気化学電位の値
から推計すると、ガスリークは測定限界以下であり十分
封止されていた。また、リークする箇所に熱電対を配置
し測定したところ、その温度は999〜1002℃であ
り、炉内温度1000℃と同程度であった。また、実験
終了後、その部位からリークがあった跡は見られなかっ
た。
い単セルを10段集積し、アルミナ製マニホールド13
を図4のように設置し、燃料電池を1000℃まで昇温
し、アノード3側に窒素ガス、カソード2側に空気を流
し封止性能の測定を行った。アノード側及びカソード側
ともに、ガス流量に対する漏れ量の比は0.5%以下で
あり封止性は良好であった。次に、アノード3側に水素
水蒸気の混合気、カソード2側に空気を流し発電を行っ
た。開放電圧は水蒸気が多いため0.73V/1段と絶
対値は低いが、ネルンストの式による電気化学電位の値
から推計すると、ガスリークは測定限界以下であり十分
封止されていた。また、リークする箇所に熱電対を配置
し測定したところ、その温度は999〜1002℃であ
り、炉内温度1000℃と同程度であった。また、実験
終了後、その部位からリークがあった跡は見られなかっ
た。
【0034】[比較例]図1の比較例の燃料電池につい
て、リークするであろう数カ所に熱電対を配置し測定し
たところ、その温度は1030〜1050℃であり、炉
内温度1000℃以上であったことから、リークが発生
していると考えられる。また、実験終了後、その部位か
らリークがあったらしい跡が見られた。
て、リークするであろう数カ所に熱電対を配置し測定し
たところ、その温度は1030〜1050℃であり、炉
内温度1000℃以上であったことから、リークが発生
していると考えられる。また、実験終了後、その部位か
らリークがあったらしい跡が見られた。
【0035】図5は、本発明の平板状固体電解質型燃料
電池の他の例を示し、図5(A)は荷重載荷構造を示す
分解斜視図、図5(B)は図5(A)で重りを除いた平
面図、図5(C)は組立状態を示す斜視図である。本例
は、マニホールド13及び電池本体11に別部材からな
る荷重を載荷するものであるが、電池本体11及びマニ
ホールド13の上面には複数本のシャフト26が交差し
ており、重りを載せることが困難な構造となっているた
め、特別の工夫をする必要がある。
電池の他の例を示し、図5(A)は荷重載荷構造を示す
分解斜視図、図5(B)は図5(A)で重りを除いた平
面図、図5(C)は組立状態を示す斜視図である。本例
は、マニホールド13及び電池本体11に別部材からな
る荷重を載荷するものであるが、電池本体11及びマニ
ホールド13の上面には複数本のシャフト26が交差し
ており、重りを載せることが困難な構造となっているた
め、特別の工夫をする必要がある。
【0036】電池本体11及びマニホールド13の上面
には、支柱a〜iによって複数の重りA〜Iが支持され
る。図5(A)は荷重の掛かり具合を見やすくするため
に支柱を切って示している。それぞれの重りには上段の
重りを支持する支柱を貫通させるための開口29が形成
されている。重りA、B、C、Dは、それぞれ3本の支
柱a、b、c、dにより三点支持され(図5(B)にお
いて三点支持の状態をハッチングで示している)、4つ
のマニホールド13に荷重を掛けている。また、重り
E、F、G、H、Iは、それぞれ中央の支柱eと3本の
支柱f、g、h、iにより三点支持され、電池本体11
に荷重を掛けている。各重りA〜I同士の間隔は、熱膨
張による接触を避けながら可能な限り狭くすることが望
ましい(例えば1mm〜10mm)。このようにして、
電池本体11及びマニホールド13の上面には、9組の
支柱a〜iによって9枚の重りA〜Iが支持されること
になる。なお、図示しないが各重りA〜Iの外周には移
動を防止するための機構が設けられる。
には、支柱a〜iによって複数の重りA〜Iが支持され
る。図5(A)は荷重の掛かり具合を見やすくするため
に支柱を切って示している。それぞれの重りには上段の
重りを支持する支柱を貫通させるための開口29が形成
されている。重りA、B、C、Dは、それぞれ3本の支
柱a、b、c、dにより三点支持され(図5(B)にお
いて三点支持の状態をハッチングで示している)、4つ
のマニホールド13に荷重を掛けている。また、重り
E、F、G、H、Iは、それぞれ中央の支柱eと3本の
支柱f、g、h、iにより三点支持され、電池本体11
に荷重を掛けている。各重りA〜I同士の間隔は、熱膨
張による接触を避けながら可能な限り狭くすることが望
ましい(例えば1mm〜10mm)。このようにして、
電池本体11及びマニホールド13の上面には、9組の
支柱a〜iによって9枚の重りA〜Iが支持されること
になる。なお、図示しないが各重りA〜Iの外周には移
動を防止するための機構が設けられる。
【0037】本例においては、重りAと支柱aの荷重、
重りBと支柱bの荷重、重りCと支柱cの荷重、重りD
と支柱dの荷重がそれぞれ分割、独立して4つのマニホ
ールド13の上面に載荷される構造となり、マニホール
ド13に均一に荷重を作用させることにより、マニホー
ルド13底面とベース部材12の接触が密になってガス
リークが皆無となり、リークガスの燃焼に伴うマニホー
ルド13の破損を防止することができる。
重りBと支柱bの荷重、重りCと支柱cの荷重、重りD
と支柱dの荷重がそれぞれ分割、独立して4つのマニホ
ールド13の上面に載荷される構造となり、マニホール
ド13に均一に荷重を作用させることにより、マニホー
ルド13底面とベース部材12の接触が密になってガス
リークが皆無となり、リークガスの燃焼に伴うマニホー
ルド13の破損を防止することができる。
【0038】また、重りEと支柱eの荷重、重りFと支
柱fの荷重、重りGと支柱gの荷重、重りHと支柱hの
荷重、重りIと支柱iの荷重がそれぞれ分割、独立して
電池本体11の上面に載荷される構造となり、セルに均
一に荷重を作用させることにより、接触抵抗のバラツキ
を低減させ、電流集中による温度差の影響によるセルの
破損を防止することができる。
柱fの荷重、重りGと支柱gの荷重、重りHと支柱hの
荷重、重りIと支柱iの荷重がそれぞれ分割、独立して
電池本体11の上面に載荷される構造となり、セルに均
一に荷重を作用させることにより、接触抵抗のバラツキ
を低減させ、電流集中による温度差の影響によるセルの
破損を防止することができる。
【0039】なお、本発明は上記の例に限定されるもの
ではなく、種々の変更が可能である。例えば、重りは2
枚以上であれば何枚でもよく、また、支柱の数は限定さ
れるものではない。
ではなく、種々の変更が可能である。例えば、重りは2
枚以上であれば何枚でもよく、また、支柱の数は限定さ
れるものではない。
【0040】図6は、図5の平板状固体電解質型燃料電
池の変形例を示し、図6(A)は荷重載荷構造を示す模
式図、図6(B)は図6(A)で重りを除いた平面図で
ある。本例においては、電池本体11及びマニホールド
13の上面にシャフト26を避けながら複数の支柱pを
配置し、支柱p上に弾性部材30を装着し、弾性部材3
0上に一つの重りAを支持するようにしている。
池の変形例を示し、図6(A)は荷重載荷構造を示す模
式図、図6(B)は図6(A)で重りを除いた平面図で
ある。本例においては、電池本体11及びマニホールド
13の上面にシャフト26を避けながら複数の支柱pを
配置し、支柱p上に弾性部材30を装着し、弾性部材3
0上に一つの重りAを支持するようにしている。
【0041】なお、図5及び図6の例は、図1に示した
燃料電池或いは電池本体を円筒形のマニホールド内に装
着するタイプの燃料電池に適用してもよいことは勿論で
ある。
燃料電池或いは電池本体を円筒形のマニホールド内に装
着するタイプの燃料電池に適用してもよいことは勿論で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、マニホールドが移動してもマニ
ホールドは球面軸受に沿って移動するため、マニホール
ドとベース部材間のガスリークを防止することができる
と共に、マニホールドとガス配管との接続部の耐圧性を
向上させることができる。
1記載の発明によれば、マニホールドが移動してもマニ
ホールドは球面軸受に沿って移動するため、マニホール
ドとベース部材間のガスリークを防止することができる
と共に、マニホールドとガス配管との接続部の耐圧性を
向上させることができる。
【0043】また、請求項2及び請求項3記載の発明に
よれば、マニホールドに荷重を掛けることにより、マニ
ホールド底面からのガスリークを防止し、リークガスの
燃焼に伴うマニホールドの破損を防止することができ
る。さらに、係止板と押さえ部材を一体化させて形成す
ることにより、大型セル組立時での作業性が大幅に向上
し、一人でも作業が可能となる。
よれば、マニホールドに荷重を掛けることにより、マニ
ホールド底面からのガスリークを防止し、リークガスの
燃焼に伴うマニホールドの破損を防止することができ
る。さらに、係止板と押さえ部材を一体化させて形成す
ることにより、大型セル組立時での作業性が大幅に向上
し、一人でも作業が可能となる。
【図1】本発明における平板状固体電解質型燃料電池の
1例を示し、図1(A)は全体構造を示す断面図、図1
(B)は図1(A)の平面図である。
1例を示し、図1(A)は全体構造を示す断面図、図1
(B)は図1(A)の平面図である。
【図2】図1(A)の主要部の拡大断面図である。
【図3】本発明が適用される平板状固体電解質型燃料電
池の単位セルを示す分解斜視図である。
池の単位セルを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の平板状固体電解質型燃料電池の他の例
を示し、図4(A)は斜視図、図4(B)は図4(A)
の押さえ部材の側面図である。
を示し、図4(A)は斜視図、図4(B)は図4(A)
の押さえ部材の側面図である。
【図5】本発明の平板状固体電解質型燃料電池の他の例
を示し、図5(A)は荷重載荷構造を示す分解斜視図、
図5(B)は図5(A)で重りを除いた平面図、図5
(C)は組立状態を示す斜視図である。
を示し、図5(A)は荷重載荷構造を示す分解斜視図、
図5(B)は図5(A)で重りを除いた平面図、図5
(C)は組立状態を示す斜視図である。
【図6】図5の平板状固体電解質型燃料電池の変形例を
示し、図6(A)は荷重載荷構造を示す模式図、図6
(B)は図6(A)で重りを除いた平面図である。
示し、図6(A)は荷重載荷構造を示す模式図、図6
(B)は図6(A)で重りを除いた平面図である。
【図7】従来の平板状固体電解質型燃料電池の例を示す
断面図である。
断面図である。
1…固体電解質板、4…セパレータ、11…電池本体、
12…ベース部材 13…マニホールド、15、16…開口、17…球面軸
受、22…弾性部材 25…押さえ部材、25a…係止片、26…シャフト、
27…弾性部材 28…ナット、A〜I…重り、a〜i、p…支柱
12…ベース部材 13…マニホールド、15、16…開口、17…球面軸
受、22…弾性部材 25…押さえ部材、25a…係止片、26…シャフト、
27…弾性部材 28…ナット、A〜I…重り、a〜i、p…支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田利彦 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内 (72)発明者 大森敬朗 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】固体電解質板をセパレータを介して複数積
層してなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部
材と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホール
ドと、前記電池本体とマニホールド間に設けられたガス
ケットと、前記マニホールドの外周にベース部材上に立
設された支持壁と、該支持壁と前記マニホールド間に設
けられた弾性部材と、前記マニホールドの底部に形成さ
れ作動ガスを給排するための開口と、該開口に対向して
前記ベース部材に形成された開口と、前記ベース部材の
開口周縁とマニホールドの開口周縁との間に介在された
リング状の球面軸受とを備えたことを特徴とする平板状
固体電解質型燃料電池。 - 【請求項2】固体電解質板をセパレータを介して複数積
層してなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部
材と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホール
ドと、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封
止材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材に形成され前記マニホールド
の上面に係止させた係止片と、前記押さえ部材の上下を
貫通するシャフトと、該シャフトの両端で押さえ部材を
締め付けるための弾性部材及びナットとを備えたことを
特徴とする平板状固体電解質型燃料電池。 - 【請求項3】固体電解質板をセパレータを介して複数積
層してなる電池本体と、該電池本体を支持するベース部
材と、前記電池本体の外周側面に装着されたマニホール
ドと、前記ベース部材とマニホールド間に設けられた封
止材と、前記マニホールドの底部に接続されたガス配管
と、対向する一対のマニホールドの外側に配設された押
さえ部材と、該押さえ部材の上下を貫通するシャフト
と、該シャフトの両端で押さえ部材を締め付けるための
弾性部材及びナットと、前記マニホールドの上面に支柱
を介して支持させた重りとを備えたことを特徴とする平
板状固体電解質型燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04455496A JP3672273B2 (ja) | 1995-11-21 | 1996-03-01 | 平板状固体電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30283995 | 1995-11-21 | ||
JP7-302839 | 1995-11-21 | ||
JP04455496A JP3672273B2 (ja) | 1995-11-21 | 1996-03-01 | 平板状固体電解質型燃料電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204926A true JPH09204926A (ja) | 1997-08-05 |
JP3672273B2 JP3672273B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=26384497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04455496A Expired - Fee Related JP3672273B2 (ja) | 1995-11-21 | 1996-03-01 | 平板状固体電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3672273B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6410177B1 (en) | 1997-10-28 | 2002-06-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel cell having gas manifold |
JP2007122999A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 燃料電池 |
CN112768740A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-05-07 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种电堆固定支架 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP04455496A patent/JP3672273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6410177B1 (en) | 1997-10-28 | 2002-06-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel cell having gas manifold |
JP2007122999A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 燃料電池 |
CN112768740A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-05-07 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种电堆固定支架 |
CN112768740B (zh) * | 2021-01-12 | 2022-12-09 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种电堆固定支架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3672273B2 (ja) | 2005-07-20 |
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