JP3301558B2 - 平板状固体電解質燃料電池 - Google Patents
平板状固体電解質燃料電池Info
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- JP3301558B2 JP3301558B2 JP19565893A JP19565893A JP3301558B2 JP 3301558 B2 JP3301558 B2 JP 3301558B2 JP 19565893 A JP19565893 A JP 19565893A JP 19565893 A JP19565893 A JP 19565893A JP 3301558 B2 JP3301558 B2 JP 3301558B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状固体電解質燃料
電池に係わり、特に電池本体とマニホールド間のガス封
止を改善するためのマニホールドの取付構造に関する。
電池に係わり、特に電池本体とマニホールド間のガス封
止を改善するためのマニホールドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、炭化水素等の燃料ガスと空
気等の酸化剤ガスの持つ化学エネルギーを電気化学的な
反応によって直接電気エネルギーに変換する装置であ
り、そのうち、固体電解質燃料電池(SOFC)は、電
解質が常態または作動条件下で液状となるリン酸型(P
AFC)や溶融炭酸塩型(MCFC)と異なり、電解質
による周辺材料の腐食、電解質自体の分解、蒸発等がな
く電池構造を簡素化でき、また、動作温度が1000℃
程度と高いため、燃料として水素の他、メタンや天然ガ
スを改質することなくそのまま使用することができると
共に、排熱をガスタービンや蒸気タービンに導くことに
より、高いエネルギー利用効率を得ることができる。固
体電解質燃料電池は、構造の違いにより円筒型、モノリ
シック型(またはハニカム型)および平板型に大別さ
れ、このうち平板型は、高出力密度、低コスト、コンパ
クト化の観点から注目されている。
気等の酸化剤ガスの持つ化学エネルギーを電気化学的な
反応によって直接電気エネルギーに変換する装置であ
り、そのうち、固体電解質燃料電池(SOFC)は、電
解質が常態または作動条件下で液状となるリン酸型(P
AFC)や溶融炭酸塩型(MCFC)と異なり、電解質
による周辺材料の腐食、電解質自体の分解、蒸発等がな
く電池構造を簡素化でき、また、動作温度が1000℃
程度と高いため、燃料として水素の他、メタンや天然ガ
スを改質することなくそのまま使用することができると
共に、排熱をガスタービンや蒸気タービンに導くことに
より、高いエネルギー利用効率を得ることができる。固
体電解質燃料電池は、構造の違いにより円筒型、モノリ
シック型(またはハニカム型)および平板型に大別さ
れ、このうち平板型は、高出力密度、低コスト、コンパ
クト化の観点から注目されている。
【0003】図4および図5に円筒状一体型マニホール
ドを備えた平板状固体電解質燃料電池を従来型の1例と
して示す。図4は全体斜視図、図5は横断面図である。
図4において、電解質板1の両面には、多孔性電極材料
からなるアノードおよびカソードが形成されており、電
解質板1の両面にはガス通路と電気的接合体を兼ねたセ
パレータ2が配設され、最上部および最下部の電解質板
1には、上部端子板3および下部端子板4が配設されて
いる。セパレータ2の両面には、酸化剤ガス通路5と燃
料ガス通路6が形成され、また、上部端子板3および下
部端子板4の片面には、それぞれ燃料ガス通路6と酸化
剤ガス通路5とが形成され、電解質板1とこの電解質板
1を挟む燃料ガス通路6と酸化剤ガス通路5とにより燃
料電池の単位セルが構成されている。
ドを備えた平板状固体電解質燃料電池を従来型の1例と
して示す。図4は全体斜視図、図5は横断面図である。
図4において、電解質板1の両面には、多孔性電極材料
からなるアノードおよびカソードが形成されており、電
解質板1の両面にはガス通路と電気的接合体を兼ねたセ
パレータ2が配設され、最上部および最下部の電解質板
1には、上部端子板3および下部端子板4が配設されて
いる。セパレータ2の両面には、酸化剤ガス通路5と燃
料ガス通路6が形成され、また、上部端子板3および下
部端子板4の片面には、それぞれ燃料ガス通路6と酸化
剤ガス通路5とが形成され、電解質板1とこの電解質板
1を挟む燃料ガス通路6と酸化剤ガス通路5とにより燃
料電池の単位セルが構成されている。
【0004】そして、このような単位セルを多数積層し
て電池本体10を構成し、電池本体10の燃料ガス通路
6に燃料ガスを供給し、酸化剤ガス通路5に空気を供給
するために、電池本体10は、円筒形のマニホールド7
内に装着される。これにより、電池本体の4つの側面と
マニホールド7の間で4つのガス通路が形成されること
になり、マニホールド7の下部には、燃料ガス供給管8
a、燃料ガス戻り管8b、酸化剤ガス供給管9a、酸化
剤ガス戻り管9bが接続される。そして、燃料ガス通路
6に燃料ガスを供給し、酸化剤ガス通路5に空気を供給
し、上部および下部端子板3、4を図示しない外部回路
に接続すると、酸素は燃料ガスと反応しようとしてイオ
ン化して電解質板1を通して流れ、このとき、カソード
側では酸素が電子を取り込んで酸素イオンとなり、アノ
ード側ではこの酸素イオンと燃料ガスが反応して電子を
放出するので、外部回路にはカソードを正極、アノード
を負極として下部端子板4から上部端子板3へ電流が流
れる。
て電池本体10を構成し、電池本体10の燃料ガス通路
6に燃料ガスを供給し、酸化剤ガス通路5に空気を供給
するために、電池本体10は、円筒形のマニホールド7
内に装着される。これにより、電池本体の4つの側面と
マニホールド7の間で4つのガス通路が形成されること
になり、マニホールド7の下部には、燃料ガス供給管8
a、燃料ガス戻り管8b、酸化剤ガス供給管9a、酸化
剤ガス戻り管9bが接続される。そして、燃料ガス通路
6に燃料ガスを供給し、酸化剤ガス通路5に空気を供給
し、上部および下部端子板3、4を図示しない外部回路
に接続すると、酸素は燃料ガスと反応しようとしてイオ
ン化して電解質板1を通して流れ、このとき、カソード
側では酸素が電子を取り込んで酸素イオンとなり、アノ
ード側ではこの酸素イオンと燃料ガスが反応して電子を
放出するので、外部回路にはカソードを正極、アノード
を負極として下部端子板4から上部端子板3へ電流が流
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
燃料電池においては、図5に示すように、電池本体10
の4隅とマニホールド7の接触箇所は、アルミナ製の封
止部材51が取り付けられ、封止部材51と電池本体1
0およびマニホールド7間には、作動温度(約1000
℃)で軟化するガラスを挟み込んで封止している。この
場合、電池本体10とマニホールド7および封止部材5
1は、熱膨張差により応力が生じないように、各部材間
に熱膨張量の差だけの隙間を空ける必要があるが、この
間隔の幅を予め正確に設定することは困難であり、その
結果、この隙間が局所的なガスリークの原因となり、電
池出力が低下するという問題を有している。
燃料電池においては、図5に示すように、電池本体10
の4隅とマニホールド7の接触箇所は、アルミナ製の封
止部材51が取り付けられ、封止部材51と電池本体1
0およびマニホールド7間には、作動温度(約1000
℃)で軟化するガラスを挟み込んで封止している。この
場合、電池本体10とマニホールド7および封止部材5
1は、熱膨張差により応力が生じないように、各部材間
に熱膨張量の差だけの隙間を空ける必要があるが、この
間隔の幅を予め正確に設定することは困難であり、その
結果、この隙間が局所的なガスリークの原因となり、電
池出力が低下するという問題を有している。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、電池本体とマニホールド間のガスリークを防止し、
高い燃料利用率下で電池出力を向上させることができる
平板状固体電解質燃料電池のマニホールド取付構造を提
供することを目的とする。
て、電池本体とマニホールド間のガスリークを防止し、
高い燃料利用率下で電池出力を向上させることができる
平板状固体電解質燃料電池のマニホールド取付構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の平板
状固体電解質燃料電池は、両面に電極が設けられた固体
電解質板をセパレータを介して複数積層してなる電池本
体の4側面に、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給および
排出通路を形成したマニホールドを装着してなる、作動
温度900〜1000℃の固体電解質燃料電池であっ
て、前記電池本体と各マニホールド間に設けられるガス
ケットと、各マニホールドに窒化ケイ素からなるバネ部
材を介して配設される押さえ板と、対向する押さえ板を
締め付け加圧するボルト・ナットを備えたことを特徴と
する。
状固体電解質燃料電池は、両面に電極が設けられた固体
電解質板をセパレータを介して複数積層してなる電池本
体の4側面に、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給および
排出通路を形成したマニホールドを装着してなる、作動
温度900〜1000℃の固体電解質燃料電池であっ
て、前記電池本体と各マニホールド間に設けられるガス
ケットと、各マニホールドに窒化ケイ素からなるバネ部
材を介して配設される押さえ板と、対向する押さえ板を
締め付け加圧するボルト・ナットを備えたことを特徴と
する。
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明における平板状固体電解質燃料
電池の1実施例を示す斜視図、図2は、燃料電池の単位
セルを示す分解斜視図である。
明する。図1は、本発明における平板状固体電解質燃料
電池の1実施例を示す斜視図、図2は、燃料電池の単位
セルを示す分解斜視図である。
【0011】図2において、平板状電解質板11の両面
には、電極としてのアノード12およびカソード13が
形成される。電解質板11は、酸素イオン伝導性を有す
る電解質、例えば、部分安定化ジルコニア、安定化ジル
コニアなど公知の固体電解質材料で作った板状物からな
り、厚さは0.05〜0.3mm程度、より好ましくは
0.08〜0.25mm程度が適当である。0.05m
mより薄いと強度上問題があり、0.3mmを越えると
電流路が長くなり好ましくない。
には、電極としてのアノード12およびカソード13が
形成される。電解質板11は、酸素イオン伝導性を有す
る電解質、例えば、部分安定化ジルコニア、安定化ジル
コニアなど公知の固体電解質材料で作った板状物からな
り、厚さは0.05〜0.3mm程度、より好ましくは
0.08〜0.25mm程度が適当である。0.05m
mより薄いと強度上問題があり、0.3mmを越えると
電流路が長くなり好ましくない。
【0012】カソード13は、酸素通路側なので高温下
で酸素に対して耐食性のある導電性材料、例えば、La
XSr1-XMnO3などの導電性複合酸化物粉末を電解質
板片面に塗布し、ガス透過性となるように多孔質状に形
成する。塗布の手法としては、はけ塗り法、スクリーン
印刷法があり、その他、多孔状膜の作製方法としてはC
VD法、プラズマCVD法、スパッタ法、溶射法等が可
能である。
で酸素に対して耐食性のある導電性材料、例えば、La
XSr1-XMnO3などの導電性複合酸化物粉末を電解質
板片面に塗布し、ガス透過性となるように多孔質状に形
成する。塗布の手法としては、はけ塗り法、スクリーン
印刷法があり、その他、多孔状膜の作製方法としてはC
VD法、プラズマCVD法、スパッタ法、溶射法等が可
能である。
【0013】アノード12は、水素通路側なので高温下
で水素に対して耐食性のある導電性材料(例えば、Ni
/ZrO2サーメットなど)を用い、ガス透過性となる
ように多孔質状に形成する。また、アノード12、カソ
ード13は多孔性の板状化が可能であれば、それを電解
質と付着させて使用することも可能である。
で水素に対して耐食性のある導電性材料(例えば、Ni
/ZrO2サーメットなど)を用い、ガス透過性となる
ように多孔質状に形成する。また、アノード12、カソ
ード13は多孔性の板状化が可能であれば、それを電解
質と付着させて使用することも可能である。
【0014】各セルの両面にアノード12とカソード1
3を形成した電解質板11は、ガス通路と電気的接合体
(集電体)を兼ねたセパレータ14を介して積層され
る。セパレータ14は、金属または例えばLaXSr1-X
CrO3などの導電性セラミックスで形成する。セパレ
ータ14の両面には、燃料ガス流路14aと酸化剤ガス
流路14bを構成する溝が形成されている。それぞれの
溝に燃料ガスと酸化剤ガスを供給できれば、溝の形状、
配置は任意であるが、最も簡単な構成は図2に示すよう
に、セパレータ14の上面、下面に形成する溝を直角方
向に配置することである。
3を形成した電解質板11は、ガス通路と電気的接合体
(集電体)を兼ねたセパレータ14を介して積層され
る。セパレータ14は、金属または例えばLaXSr1-X
CrO3などの導電性セラミックスで形成する。セパレ
ータ14の両面には、燃料ガス流路14aと酸化剤ガス
流路14bを構成する溝が形成されている。それぞれの
溝に燃料ガスと酸化剤ガスを供給できれば、溝の形状、
配置は任意であるが、最も簡単な構成は図2に示すよう
に、セパレータ14の上面、下面に形成する溝を直角方
向に配置することである。
【0015】電解質板11、セパレータ14を積層して
組み立てるときには、電解質板11とセパレータ14の
間でガスリークしないように封止する必要がある。これ
は例えば軟化点が約800℃のガラスペーストまたはガ
ラス薄板で封止すればよく、このガラスペーストまたは
ガラス薄板は、電池の作動温度(900〜1000℃)
では十分に軟化してガスを封止する。
組み立てるときには、電解質板11とセパレータ14の
間でガスリークしないように封止する必要がある。これ
は例えば軟化点が約800℃のガラスペーストまたはガ
ラス薄板で封止すればよく、このガラスペーストまたは
ガラス薄板は、電池の作動温度(900〜1000℃)
では十分に軟化してガスを封止する。
【0016】このようにして組み立てた電池本体21が
図1に示され、燃料ガスの入口・出口、酸化剤ガスの入
口・出口の合計4面にそれぞれ箱型状セラミックス製の
マニホールド22が装着される。電池本体21とマニホ
ールド22は、ガラスシールを介してベース部材28に
固定されるとともに、電池本体21とマニホールド22
との間はガスケットでガスシールされる。ガスケットと
しては、例えばAl2O3を主成分とした無機質紙、電気
炉の断熱材として通常使用されているものを0.1〜
2.0mm程度の厚さにスライスしたもの、1000℃
で軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用す
る。
図1に示され、燃料ガスの入口・出口、酸化剤ガスの入
口・出口の合計4面にそれぞれ箱型状セラミックス製の
マニホールド22が装着される。電池本体21とマニホ
ールド22は、ガラスシールを介してベース部材28に
固定されるとともに、電池本体21とマニホールド22
との間はガスケットでガスシールされる。ガスケットと
しては、例えばAl2O3を主成分とした無機質紙、電気
炉の断熱材として通常使用されているものを0.1〜
2.0mm程度の厚さにスライスしたもの、1000℃
で軟化するガラス或いはこれらを組み合わせて使用す
る。
【0017】各マニホールド22には、ベース部材28
を貫通して燃料ガス供給配管27a、燃料ガス排出配管
27b、酸化剤ガス供給配管27c、酸化剤ガス排出配
管27dが接続されている。各マニホールド22の外周
には、それぞれ押さえ板23が配設されている。押さえ
板23とマニホールド22との間には、バネ部材26が
配設され、対向する押さえ板23を締め付け加圧用ボル
ト・ナット24で固定している。バネ部材26は、電池
本体21内の各部材およびマニホールド22の熱膨張差
による応力の発生を吸収するために設けられ、熱膨張差
により発生する応力を緩和し、予め熱膨張差を見込んだ
間隙を設ける必要がなく、常温で間隙を設けずに組立が
可能となる。バネ部材26としては、高温型燃料電池の
作動温度1000℃でもバネ機能に劣化がない窒化珪素
からなるコイルバネを用いる。
を貫通して燃料ガス供給配管27a、燃料ガス排出配管
27b、酸化剤ガス供給配管27c、酸化剤ガス排出配
管27dが接続されている。各マニホールド22の外周
には、それぞれ押さえ板23が配設されている。押さえ
板23とマニホールド22との間には、バネ部材26が
配設され、対向する押さえ板23を締め付け加圧用ボル
ト・ナット24で固定している。バネ部材26は、電池
本体21内の各部材およびマニホールド22の熱膨張差
による応力の発生を吸収するために設けられ、熱膨張差
により発生する応力を緩和し、予め熱膨張差を見込んだ
間隙を設ける必要がなく、常温で間隙を設けずに組立が
可能となる。バネ部材26としては、高温型燃料電池の
作動温度1000℃でもバネ機能に劣化がない窒化珪素
からなるコイルバネを用いる。
【0018】
【0019】図1の実施例の場合、電池本体21とマニ
ホールド22の間のガスケット面にかかる圧力は、0.
1〜10kgf/cm2 、好ましくは0.5〜2kgf
/cm2 とする。
ホールド22の間のガスケット面にかかる圧力は、0.
1〜10kgf/cm2 、好ましくは0.5〜2kgf
/cm2 とする。
【0020】[製造例]図2のセル集合様式に従い10
段直列セルの固体電解質燃料電池を製作した。電解質板
11には、イットリアを3モル%添加したジルコニアで
ある部分安定化ジルコニアを用い、またセパレータ14
にはインコネル600を用いた。固体電解質板は、寸法
100×100×0.2mmの板状物を用い、酸素通路
側にLa0.9Sr0.1MnO3粉末(平均粒径約5μm)
をはけ塗り法で厚さ0.3mmに塗布してカソード13
とし、水素通路側にNi/ZrO2(10/1重量比)
のサーメット混合粉末を、はけ塗り法で厚さ0.3mm
に塗布してアノード12とした。セパレータ14の寸法
は、100×100mmで厚さ2.4mm、溝の深さを
0.5mmとした。この電解質板11とセパレータ14
を図2に示す如く積層し、電解質板11とセパレータ1
4の周辺部に軟化点が約800℃のガラス板を挟んでガ
ス封止用とした。前記のように、このガラス板は、電池
の作動温度1000℃で軟化してガスを封止する。
段直列セルの固体電解質燃料電池を製作した。電解質板
11には、イットリアを3モル%添加したジルコニアで
ある部分安定化ジルコニアを用い、またセパレータ14
にはインコネル600を用いた。固体電解質板は、寸法
100×100×0.2mmの板状物を用い、酸素通路
側にLa0.9Sr0.1MnO3粉末(平均粒径約5μm)
をはけ塗り法で厚さ0.3mmに塗布してカソード13
とし、水素通路側にNi/ZrO2(10/1重量比)
のサーメット混合粉末を、はけ塗り法で厚さ0.3mm
に塗布してアノード12とした。セパレータ14の寸法
は、100×100mmで厚さ2.4mm、溝の深さを
0.5mmとした。この電解質板11とセパレータ14
を図2に示す如く積層し、電解質板11とセパレータ1
4の周辺部に軟化点が約800℃のガラス板を挟んでガ
ス封止用とした。前記のように、このガラス板は、電池
の作動温度1000℃で軟化してガスを封止する。
【0021】こうして積層した電池本体21にマニホー
ルド22を図1に示すように設置し、マニホールド22
と電池本体間にはアルミナを主成分とした無機質紙を挟
み込みガスケット25とした。電気の取り出し部には白
金リード線を溶接し電気的に接続した。このようにして
作製して組み立てた固体電解質燃料電池を、室温から1
50℃まで加熱し塗布電極の溶媒を蒸発させた。次いで
150℃〜350℃まで昇温し、350℃以上では水素
通路側にアノードの酸化を防止するため窒素ガスを流
し、1000℃まで昇温した。
ルド22を図1に示すように設置し、マニホールド22
と電池本体間にはアルミナを主成分とした無機質紙を挟
み込みガスケット25とした。電気の取り出し部には白
金リード線を溶接し電気的に接続した。このようにして
作製して組み立てた固体電解質燃料電池を、室温から1
50℃まで加熱し塗布電極の溶媒を蒸発させた。次いで
150℃〜350℃まで昇温し、350℃以上では水素
通路側にアノードの酸化を防止するため窒素ガスを流
し、1000℃まで昇温した。
【0022】1000℃になった後にガス出口流量を膜
流量計で測定したところ、アノード側、カソード側とも
外部リーク量は1〜2%程度であった。その後、100
0℃に保持してアノード側に水素を、カソード側に酸素
を流し発電を開始した。開放電圧は12.5Vであっ
た。放電特性を下記の表1に示す。ガスクロスリーク量
は水素の0.1%以下であった。次に最大燃料利用率を
測定したところ82%となった。
流量計で測定したところ、アノード側、カソード側とも
外部リーク量は1〜2%程度であった。その後、100
0℃に保持してアノード側に水素を、カソード側に酸素
を流し発電を開始した。開放電圧は12.5Vであっ
た。放電特性を下記の表1に示す。ガスクロスリーク量
は水素の0.1%以下であった。次に最大燃料利用率を
測定したところ82%となった。
【0023】
【表1】
【0024】これに対して、図4および図5に示すマニ
ホールド容器内に上記製造例と同様にして組み立てた1
0段直列セルを収納し同様の測定を行った。外部リーク
量は1%程度、開放電圧は11.5Vでガスクロスリー
ク量は3%程度、最大燃料利用率は60%と低かった。
このセルの放電特性は次の表2に示すようになった。
ホールド容器内に上記製造例と同様にして組み立てた1
0段直列セルを収納し同様の測定を行った。外部リーク
量は1%程度、開放電圧は11.5Vでガスクロスリー
ク量は3%程度、最大燃料利用率は60%と低かった。
このセルの放電特性は次の表2に示すようになった。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、バネ部材により電池本体内の各部材およびマニ
ホールドの熱膨張差による応力の発生を吸収し、予め熱
膨張差を見込んだ間隙を設ける必要がなく、常温で間隙
を設けずに組立が可能となる。また、電池本体とマニホ
ールド間のガスリークを防止し、高い燃料利用率で電池
出力を向上させることができる。また、作動温度900
〜1000℃でもバネ機能の劣化を防ぐことができる。
よれば、バネ部材により電池本体内の各部材およびマニ
ホールドの熱膨張差による応力の発生を吸収し、予め熱
膨張差を見込んだ間隙を設ける必要がなく、常温で間隙
を設けずに組立が可能となる。また、電池本体とマニホ
ールド間のガスリークを防止し、高い燃料利用率で電池
出力を向上させることができる。また、作動温度900
〜1000℃でもバネ機能の劣化を防ぐことができる。
【図1】本発明における平板状固体電解質燃料電池の1
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明における燃料電池の単位セルを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】平板状固体電解質燃料電池の従来例を示す斜視
図である。
図である。
【図4】図3の横断面図である。
11…電解質板、12、13…電極、14…セパレー
タ、21…電池本体 22…マニホールド、23…押さえ板、24…ボルト・
ナット
タ、21…電池本体 22…マニホールド、23…押さえ板、24…ボルト・
ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保科 孝幸 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社総合研究所内 (72)発明者 大森 敬朗 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社総合研究所内 (72)発明者 吉田 利彦 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番 1号 東燃株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 平2−15574(JP,A) 特開 平3−233867(JP,A) 特開 平4−73869(JP,A) 実開 昭61−66866(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/24
Claims (1)
- 【請求項1】両面に電極が設けられた固体電解質板をセ
パレータを介して複数積層してなる電池本体の4側面
に、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給および排出通路を
形成したマニホールドを装着してなる、作動温度が90
0〜1000℃の固体電解質燃料電池であって、前記電
池本体と各マニホールド間に設けられるガスケットと、
各マニホールドに窒化ケイ素からなるバネ部材を介して
配設される押さえ板と、対向する押さえ板を締め付け加
圧するボルト・ナットを備えたことを特徴とする平板状
固体電解質燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19565893A JP3301558B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 平板状固体電解質燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19565893A JP3301558B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 平板状固体電解質燃料電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757760A JPH0757760A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3301558B2 true JP3301558B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=16344845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19565893A Expired - Fee Related JP3301558B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 平板状固体電解質燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3301558B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017083743A1 (en) * | 2015-11-13 | 2017-05-18 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Insulation and compression of a high temperature device |
| JP2020087659A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社東芝 | 燃料電池 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19565893A patent/JP3301558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0757760A (ja) | 1995-03-03 |
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