JP2007122999A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストを実現できる燃料電池を提供する。
【解決手段】空気供給マニホールド51、燃料供給マニホールド61および燃料排出マニホールド71は、セルスタックと独立して形成されている。これにより、従来のように各セパレータにマニホールドを加工する必要がないので、低コスト化を実現することができる。また、従来のように各セパレータにマニホールドを加工していた場合と比べて気密封止をする部分が少ないので、燃料ガスおよび酸化剤ガスが漏出する可能性が小さくなり、歩留まりの向上や高コスト化の防止を実現することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、燃料電池に関するものである。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cells:SOFC)は、固体酸化物からなる電解質層と、この電解質層の表裏面にそれぞれ形成した空気極および燃料極とで単セルを形成し、燃料極と空気極に燃料ガスと酸化剤ガスをそれぞれ給排気する通路を有するセパレータと単セルとを交互に複数個積層して電気的に直列に接続することにより燃料電池セルスタック(以下、「セルスタック」という。)を形成し、上記通路を介して各単セルの各極に燃料ガスと酸化剤ガスを供給することにより発電を行うようにした燃料電池である。このような従来の固体酸化物型燃料電池のセルスタック(以下、「SOFCセルスタック」という。)を図10〜12に示す。
図10〜12に示すように、従来のSOFCセルスタック100は、直方体の形状を有するベース110と、このベース上面にベースシール材111を介して配設されボルト116によりベース110に固定された略直方体の形状を有するベースセパレータ112と、このベースセパレータ112上に配設された略直方体の形状を有するアノードセパレータ120と、このアノードセパレータ120上に平面視略コの字状の空気シール材130を介して配設された略直方体の形状を有するカソードセパレータ140とを備える。アノードセパレータ120、空気シール材130およびカソードセパレータ140は、この順番で1つずつ設けられたものを1組として、複数組重ねて設けられる。これらは、最上部のカソードセパレータ140上に設置された圧縮ばねと、この圧縮ばね上に設置されたプレートと、このプレート、ベースシール材111,ベースセパレータ112,アノードセパレータ120,空気シール材130およびカソードセパレータ140を上下方向に貫通して設けられた4つの支持穴をそれぞれ貫通し、一端がベース110に螺着された4本のロッドと、このロッドの他端に螺着されたナットとで構成される加圧機構により、上下方向に加圧された状態でベース110上に固定される。これにより、SOFCセルスタック100は、全体として略立方体または略直方体の形状を有するように構成される。
このようなSOFCセルスタック100において、その1側面側には、ベースセパレータ112、アノードセパレータ120およびカソードセパレータ140を上下方向に貫通する断面略矩形の空気供給マニホールド151が形成されている。
また、SOFCセルスタック100の空気供給マニホールド151が形成された側面と隣接する一側面側には、ベースセパレータ112、アノードセパレータ120、空気シール材130およびカソードセパレータ140を上下方向に貫通する断面略矩形の燃料供給マニホールド152が形成されている。
また、SOFCセルスタック100の燃料供給マニホールド152が形成された側面側と対向する側面側には、ベースセパレータ112、アノードセパレータ120、空気シール材130およびカソードセパレータ140を上下方向に貫通する断面略矩形の燃料排出マニホールド153が形成されている。
また、アノードセパレータ120の上面側には、アノード集電体161および単セル162を収容する開口が形成されている。アノードセパレータ120の下面側には、燃料供給マニホールド152と上記開口とを連通する第1の溝と、燃料排出マニホールド153と上記開口とを連通する第2の溝とが形成されている。
一方、カソードセパレータ140の上面側には、一端が燃料供給マニホールド152に接続された第3の溝と、一端が燃料排出マニホールド153に接続された第4の溝とが形成されている。
このように形成されたアノードセパレータ120の下面とカソードセパレータ140の上面とを重ね合わせると、上記第1の溝と上記第3の溝は、燃料供給マニホールド152と上記開口とを連通する燃料供給口121を構成する。同様に、上記第2の溝と上記第4の溝は、上記開口と燃料排出マニホールド153とを連通する燃料排出口122を構成する。
また、単セル162の上面で、空気シール材130の間隙に相当する部分には、メッシュ状のカソード集電体163が配置される。このカソード集電体163が配置されるアノードセパレータ120、空気シール材130およびカソードセパレータ140により構成される空隙の一端側は、空気供給マニホールド151に接続され、カソード集電体163と空気供給マニホールド151とを連通する空気供給口131として機能する。また、上記空隙の他端側は、SOFCセルスタック100の外部に接続され、カソード集電体163とSOFCセルスタック100外部とを連通する空気排出口132として機能する。
このようなSOFCセルスタック100は、以下の通りに動作する。
まず、空気等の酸化剤ガスは、ベース110に設けられた空気供給穴113から空気供給マニホールド151を介して各空気供給口131に導かれ、カソード集電体163から単セル162の空気極に供給される。この単セル162の空気極で未反応の空気は、空気排出口132からSOFCセルスタック100外部に放出される。
一方、水素等の燃料ガスは、ベース110に設けられた燃料供給穴114から燃料供給マニホールド152を介して各燃料供給口121に導かれアノード集電体161から単セル162の燃料極に供給される。この単セル162の燃料極で未反応の燃料ガスと空気極上で発生する水蒸気は、燃料排出口122から燃料排出マニホールド153を介して燃料排出穴115に導かれて回収される。
このように、従来のSOFCセルスタック100では、アノードセパレータ120、空気シール材130およびカソードセパレータ140等を貫通して形成された空気供給マニホールド151および燃料供給マニホールド152を介して、各単セル162に酸化剤ガスまたは燃料ガスを供給する。また、これらと同様に各セパレータを貫通して形成された燃料排出マニホールド153を介して各単セルから未反応の燃料ガスを回収する。
上述したように空気および燃料ガスが所定の温度下において単セル162に供給されると、単セル162の空気極と燃料極との間に起電力が発生する。単セル162の空気極は、カソード集電体163を介してカソードセパレータ140と電気的に接続され、単セル162の燃料極はアノード集電体161を介してアノードセパレータ120に電気的に接続されている。また、アノードセパレータ120とカソードセパレータ140とは、それぞれ隣接するカソードセパレータ140またはアノードセパレータ120に電気的に接続されている。したがって、SOFCセルスタック100の上端のカソードセパレータ140と下端のアノードセパレータ120とを端子として負荷回路を構成することにより、SOFCセルスタック100は、所定の電圧レベルの電力を発生させることができる。
第9回SOFC研究発表会講演要旨集 2000年 東京ガスにおける平板型SOFCの開発研究 (42〜43頁)
上述したような従来のSOFCセルスタックでは、以下のような問題がある。
まず、空気供給マニホールド、燃料供給マニホールドおよび燃料排出マニホールドは、セルスタックのアノードセパレータ、カソードセパレータおよび空気シール材を貫通するように構成されているため、全ての部材を個々に加工する必要があるので、加工に要する費用が高価である。
また、各マニホールドがアノードセパレータ、カソードセパレータおよび空気シール材を貫通するように構成されているので、各部材間の継ぎ目が多いため、各部材間を気密封止するのが困難であった。特に、SOFCセルスタックは、駆動時の温度の影響により各部材に微小な反りが生じ、各部材間に隙間が生じやすい。これを防ぐために、アノード集電体やカソード集電体に靭性や弾性を持たせ、上下から圧力を加えたり、SOFCセルスタックを構成する各部材の検査基準を厳しくし、反りの少ない部材のみを使用したりすると、SOFCセルスタックの歩留まりの低下や製作コストの上昇という新たな問題を招いてしまう。
さらに、従来のSOFCセルスタックでは、アノードセパレータ、カソードセパレータおよび空気シール材に貫通孔を形成することによりマニホールドを形成するため、マニホールドの流路断面を大きくすることに物理的な限界があった。このため、燃料ガスまたは空気の流量が所定の値より大きくなると、マニホールド内の部位によって供給圧力に不均一が生じ、各単セルへの燃料ガスが不足し、結果として、セルの破壊や発電効率の低下が発生していた。これを防ぐために、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給量に比べてマニホールドの体積を十分に大きくし、供給圧力の不均一を低減すると、マニホールドの断面積が大きくなるために、各部材間を気密封止する部分がさらに大きくなり、結果として燃料ガスおよび酸化剤ガスが漏出する可能性がさらに高まってしまう。
そこで、本願発明は上述したような課題を解決するためになされたものであり、低コストを実現できる燃料電池を提供することを第1の目的とする。
また、気密封止を容易に行うことができる燃料電池を提供することを第2の目的とする。
また、発電効率を向上させることができる燃料電池を提供することを第3の目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明にかかる燃料電池は、単セルと、この単セルの燃料極側に配置されたアノードセパレータと、単セルの空気極側に配置されたカソードセパレータとからなるセルスタックと、このセルスタックに絶縁板を介して接続されるマニホールドとを備えたことを特徴とする。
上記燃料電池において、セルスタックは、単セルに連通する連通孔を有し、マニホールドは、絶縁板に形成された穴を介して連通孔に接続される開口を有するようにしてもよい。
上記燃料電池において、セルスタックは、単セル、アノードセパレータおよびカソードセパレータからなる複数のユニットが積層され、かつ、単セル毎に形成された複数の連通孔を有し、絶縁板の穴は、連通孔毎に形成され、マニホールドの開口は、穴毎に形成されるようにしてもよい。ここで、マニホールドは、燃料ガスの給気および排気の少なくとも何れか一方を行うようにしてもよい。このとき、マニホールドは、燃料ガスを供給する燃料供給マニホールドと燃料ガスを排気する燃料排出マニホールドとを含み、燃料供給マニホールドと燃料排出マニホールドとをセルスタックに押圧して固定する固定手段をさらに備えるようにしてもよい。
また、上記燃料電池において、セルスタックは、単セル、アノードセパレータおよびカソードセパレータからなる複数のユニットが積層され、かつ、単セル毎に形成された複数の連通孔を有し、絶縁板の穴は、複数の連通孔と接続されるようにしてもよい。ここで、マニホールドは、酸化剤ガスの給気および排気の少なくとも何れか一方を行うようにしてもよい。このとき、マニホールドは、酸化剤ガスを供給する空気供給マニホールドを含み、空気供給マニホールドをセルスタックに押圧して固定する固定手段をさらに備えるようにしてもよい。また、マニホールドは、酸化剤ガスを排気する空気排出マニホールドをさらに含み、固定手段は、空気供給マニホールドと空気排出マニホールドとをセルスタックに押圧して固定するようにしてもよい。
上記燃料電池において、単セルは、平板および円盤の何れか一方の形状を有するようにしてもよい。
上記燃料電池において、単セルとカソードセパレータとの間に配設され、Cr、Fe、Siのうち少なくとも1つを主原料とするステンレス系金属の不織布、メッシュおよび綿状マットのうちの何れか1つからなるカソード集電体をさらに備えるようにしてもよい。
上記燃料電池において、単セルとアノードセパレータとの間に配設され、発泡ニッケルのマット、Ni系金属の不織布およびNi系金属のメッシュのうちの何れか1つからなるアノード集電体をさらに備えるようにしてもよい。
上記燃料電池において、ユニットを積層した方向にセルスタックを加圧する加圧手段をさらに備えるようにしてもよい。
本発明によれば、マニホールドをセルスタックと独立して設けることにより、セルスタックの各部材を個々に加工しなくてよいため、加工の要する費用が低下し、結果として低コストを実現することができる。
また、本発明によれば、マニホールドをセルスタックと独立して設けることにより、セルスタックの各部材間の継ぎ目が少なくなるので、気密封止を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、セルスタックと独立したマニホールドを設けることにより、マニホールドの流路断面を大きくできるので、各単セルへ燃料ガスおよび酸化剤ガスを均一に供給することができ、結果として、発電効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1〜3に示すように、SOFCセルスタック1は、ベース11と、このベース11の上面にベースシール材12を介して配設されボルト13によりベース11に固定されたベースセパレータ14と、このベースセパレータ14上に配設され単セル2およびアノード集電体3を収容するアノードセパレータ20と、このアノードセパレータ20上に空気シール材30を介して配設されアノードセパレータ20および空気シール材30と協働してカソード集電体4を収容するカソードセパレータ40とを備える。アノードセパレータ20、2つの空気シール材30およびカソードセパレータ40は、この順番で1つずつ設けられ、内部にアノード集電体3、単セル2およびカソード集電体4を収容したものを1組(以下、「単セルユニット」と呼ぶ。)として、これを複数組重ねることによりセルスタック10が構成される。なお、本実施の形態では、10組の単セルユニットが積層されている。なお、以下において、図1を正面視したとき、上下方向を「上下方向」、左右方向を「水平方向」という。
また、図4〜6に示すように、セルスタック10の一側面には、空気供給マニホールド用絶縁板50を介して空気供給マニホールド51が配設されている。また、セルスタック10の空気供給マニホールド51が設けられた側面に隣接する側面には、燃料供給マニホールド用絶縁板60を介して燃料供給マニホールド61が配設されている。また、セルスタック10の燃料供給マニホールド61が設けられた側面の反対側の側面には、燃料排出マニホールド用絶縁板70を介して燃料排出マニホールド71が配設されている。
ベース11上のセルスタック10は、最上部のカソードセパレータ40上に設置された圧縮ばね80と、この圧縮ばね80上に設置されたプレート81と、このプレート81、ベースシール材12,ベースセパレータ14,アノードセパレータ20,空気シール材30およびカソードセパレータ40を上下方向に貫通して設けられた4つの支持穴82をそれぞれ貫通し、一端がベース11に螺着された4本のロッド84と、このロッド84の他端に螺着されたナット85とで構成される加圧機構により、上下方向に加圧された状態でベース11上に固定される。なお、加圧機構によりセルスタック10に加えられる荷重は、各ロッド84に螺着されているナット85を締め付けるまたは弛めて圧縮ばね80の弾発力を変えることによって適宜自由に調整することができる。
空気供給マニホールド51の空気供給マニホールド用絶縁板50が設けられた反対側の面には、固定プレート86が設けられている。この固定プレート86は、ボルト87により下端に形成された鍔がベース11に固定されている。また、固定プレート86は、上端近傍に形成された穴にボルト88が挿着されており、このボルト88は、一端がロッド84に挿着された部材89の他端に螺着されている。ボルト88を締め付けることにより、空気供給マニホールド51は、セルスタック10の一側面側に、空気供給マニホールド用絶縁板50を介して圧着され、セルスタック10に密着して固定されるので、空気供給マニホールド51とセルスタック10との間の気密性が確保される。
燃料供給マニホールド61および燃料排出マニホールド71の燃料供給マニホールド用絶縁板60または燃料排出マニホールド用絶縁板70が設けられた反対側の面には、固定プレート90,91が配置されている。この固定プレート90,91には、両側辺の上端および下端近傍に形成された穴に4本のロッド92が挿通されており、このロッド92の両端にナット93を螺着することにより、燃料排出マニホールド61および燃料排出マニホールド71を狭持するような状態でセルスタック10に固定される。ナット93をロッド92にねじ込んでいくと、燃料供給マニホールド61および燃料排出マニホールド71は、セルスタック10の一側面に、燃料供給マニホールド用絶縁板60または燃料排出マニホールド用絶縁板70を介してセルスタック10を狭持するような状態でセルスタック10に密着して固定される。これにより、燃料供給マニホールド61および燃料排出マニホールド71とセルスタック10との間の気密性がそれぞれ確保される。
次に、SOFCセルスタック1の各部の構成等を図1〜9に基づいて詳述する。
単セル2は、全体として円盤の形状を有し、燃料極と、この燃料極上に積層形成された平板型固体酸化物からなる電解質層および空気極とからなる。このような単セル2の構成材料としては、一般に開発が行われている全ての材料系を適用することができる。電解質層の材料としては、例えば、Sc23およびAl23を添加した安定化ZrO2(SASZ)やイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのジルコニア系材料を用いることができる。また、燃料極の材料としては、例えば、上記ジルコニア系材料と酸化ニッケルとの混合サーメットを用いることができる。また、空気極の材料としては、例えば、ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、ランタンニッケルフェライト(LNF)、ランタンストロンチウムコバルト(LSCo)などの用いることができる。
アノード集電体3は、円盤の形状を有し、単セル2の下面側に配設される。このようなアノード集電体3の構成材料としては、ニッケルの多孔体や発泡体、メッシュ等を用いることができる。また、銀の多孔体、発泡体、メッシュ等を用いるようにしてもよい。
カソード集電体4は、円盤の形状を有し、単セル2の上面側に配設される。このようなカソード集電体4の構成材料としては、Cr,Fe,Si等を主原料とするステンレス系金属の不織布、メッシュ、綿状マット、多孔体、発泡体などを用いることができる。また、金、銀、白金などの貴金属の多孔体、発泡体、メッシュ等を用いるようにしてもよい。
このようなアノード集電体3およびカソード集電体4を設けることにより、単セル2の燃料極および空気極とアノードセパレータ20またはカソードセパレータ40との電気的な接続を行うことができる。
ベース11は、図1〜5によく示されるように、略直方体の形状を有し、ベース11を上下方向に貫通する空気供給孔15,燃料供給孔16および燃料排出孔17が形成されている。空気供給孔15は、ベース11の下面に接続される空気供給ノズル94から供給される酸化剤ガスを空気供給マニホールド51に導入する。燃料供給孔16は、ベース11の下面に接続される燃料供給ノズル95から供給される燃料ガスを燃料供給マニホールド61に導入する。燃料排出孔17は、ベース11の下面に接続される燃料排出ノズル96に燃料排出マニホールド71から排出される未反応の燃料ガスや水蒸気を導出する。これら空気供給孔15,燃料供給孔16および燃料排出孔17は、ベースシール材12にも形成されている。このようなベース11の材料としては、SUS430等のフェライト系ステンレス材料をはじめとする各種耐熱金属材料等を用いることができる。
アノードセパレータ20は、図1,2,7によく示されるように、略直方体の形状を有し、その上面にはアノード集電体3および単セル2を収容する開口21が形成されている。また、下面には、開口21の底面と燃料供給マニホールド61と対向する側面とを連通する第1の溝22と、開口21の底面と燃料排出マニホールド71側の側面とを連通する第2の溝23とが形成されている。
空気シール材30は、図1,2,7によく示されるように、略直方体の形状を有する。この空気シール材30は、1つの単セルユニットに対して2つ配設される。
カソードセパレータ40は、図1,2,7によく示されるように、略直方体の形状を有し、上面の略中央部から燃料供給マニホールド61と対向する側面にかけて第3の溝41が形成され、上面の略中央部から燃料排出マニホールド71と対向する側面にかけて第4の溝42が形成されている。
アノードセパレータ20およびカソードセパレータ40の材料としては、SUS430等のフェライト系ステンレスをはじめとする各種耐熱金属材料等を用いることができる。また、空気シール材30の材料としては、例えば、ほう珪酸ガラスなどの絶縁材料を用いることができる。
図7に示すように、1つの単セルユニットは、アノードセパレータ20の開口21にアノード集電体3および単セル2を収容し、単セル2の上面にカソード集電体4を配置し、アノードセパレータ20の上面の燃料排出マニホールド用絶縁板60および燃料排出マニホールド用絶縁板70側の端部にカソード集電体4を挟み込むような状態で2つの空気シール材30を載置し、カソード集電体4および空気シール材30の上面にカソードセパレータ40を配置することにより構成される。このとき、カソード集電体4が配置されるアノードセパレータ20、空気シール材30およびカソードセパレータ40で形成される空隙の一端側は、単セルユニットの空気供給マニホールド51側の側面に露出し、カソード集電体4と空気供給マニホールド51とを接続する連通孔として機能する空気供給口5を構成する。また、上記空隙の他端側は、SOFCセルスタック1の外部に露出し、カソード集電体4とSOFCセルスタック1外部とを接続する連通孔として機能する空気排出口6を構成する。また、アノードセパレータ20の第1の溝22とカソードセパレータ40の第3の溝41は、燃料供給マニホールド61と開口21とを接続する連通孔として機能する燃料供給口7を構成する。また、アノードセパレータ20の第2の溝23とカソードセパレータ40の第4の溝42は、燃料排出マニホールド71と開口21とを接続する連通孔として機能する燃料排出口8を構成する。
このような単セルユニットは、必要な段数積層されることによりセルスタック10を構成する。このセルスタック10は、上述した加圧機構によって所定の荷重がかけられる。加圧機構によってセルスタック10を加圧すると、カソードセパレータ40は各カソード集電体4を各単セル2の空気極に押しつけ、各単セル2の燃料極がアノード集電体3をアノードセパレータ20の開口21の底面に押しつける。このため、積層されている全ての単セル2の空気極とカソード集電体4、および単セル2の燃料極とアノード集電体3がそれぞれ密着して電気的に接続され、これにより発電時に高い電圧が得られる。
なお、ベースセパレータ14の上面には、第3の溝41および第4の溝42と同等の溝が形成されている。また、最上部のカソードセパレータ40の上面には、第3の溝41および第4の溝42は形成されない。
空気供給マニホールド用絶縁板50は、図8(a)に示すように、平面視略矩形の板状の形状を有し、その略中央部に平面視略矩形の穴50aが形成されている。この穴50aの上辺は、セルスタック10の最上部の空気供給口5の上辺に対応し、穴50aの下辺は、セルスタック10の最下部の空気供給口5の下辺に対応し、穴50aの側辺は、セルスタック10の全ての空気供給口5の側辺に対応する。したがって、空気供給マニホールド用絶縁板50をセルスタック10の空気供給口5が設けられた側面に当接させると、全ての空気供給口5が穴50aから露出する。
燃料供給マニホールド用絶縁板60は、図8(b)に示すように、平面視略矩形の板状の形状を有し、上下方向に所定間隔離間して形成された孔60aが形成されている。この孔60aは、燃料供給口7の断面形状に対応する同等の形状を有し、燃料供給マニホールド用絶縁板60をセルスタック10の燃料供給口7が設けられた側面に当接させると、各燃料供給口7と対応する孔60aとが一致し、燃料供給口7を介して単セル2と孔60aとを接続する一つの連通孔を構成する位置に形成される。
同様に、燃料排出マニホールド用絶縁板70も、平面視略矩形の板状の形状を有し、上下方向に所定間隔離間して形成された孔70aが形成されている。この孔70aは、燃料排出口8の断面形状に対応する同等の形状を有し、燃料排出マニホールド用絶縁板70をセルスタック10の燃料排出口8が設けられた側面に当接させると、各燃料排出口8と対応する孔70aとが一致し、燃料排出口8を介して単セル2と孔70aとを接続する一つの連通孔を構成する位置に形成される。
上述した空気供給マニホールド用絶縁板50、燃料供給マニホールド用絶縁板60および燃料排出マニホールド用絶縁板70の構成材料としては、電気絶縁性、気密性、弾性に優れた材料で構成され、例えば、マイカ(雲母)や、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)、カルシニア(CaO)、マグネシア(MgO)、シリカ(SiO2)等を主成分とするセラミックスや複合セラミックスなどが用いられる。
空気供給マニホールド51は、図9(a)に示すように、一側面に開口51aを有する筐体の形状を有し、底面には空気供給孔15から供給される酸化剤ガスを内部に導入するの空気導入穴51bが形成される。開口51aは、空気供給マニホールド用絶縁板50の穴50aと同等の形状を有する。したがって、セルスタック10の空気供給口5が設けられた側面に当接した空気供給マニホールド用絶縁板50に空気供給マニホールド51を当接させると、開口51aが孔50aと一致し、孔50aおよび全ての空気供給孔5を介して開口51aと全ての単セル2とを接続する複数の連通孔を構成する。
燃料供給マニホールド61は、図9(b)に示すように、一側面に複数の開口61aを有する筐体の形状を有し、底面には燃料供給孔16から供給される酸化剤ガスを内部に導入する燃料導入穴61bが形成される。各開口61aは、対応する燃料供給マニホールド用絶縁板60の孔60aと同じ形状および同じ位置に形成される。したがって、セルスタック10の燃料供給口7が設けられた側面に当接した燃料供給マニホールド用絶縁板60に燃料供給マニホールド61の開口61aが形成された一側面を当接させると、孔60aと開口61aとが一致する。これにより、燃料供給口7、この燃料供給口7に対応する孔60aおよびこの孔60aに対応する開口61aによって、燃料供給マニホールド61と単セル2の燃料極とを連通する1つの連通孔が構成される。
同様に、燃料排出マニホールド71は、一側面に複数の開口71aを有する筐体の形状を有し、底面には燃料排出孔17に未反応の燃料ガスや水蒸気を排出する燃料導出穴71bが形成される。各開口71aは、対応する燃料排出マニホールド用絶縁板70の孔70aと同じ形状および同じ位置に形成される。したがって、セルスタック10の燃料排出口8が設けられた側面に当接した燃料排出マニホールド用絶縁板70に燃料排出マニホールド71の開口71aが形成された一側面を当接させると、孔70aと開口71aとが一致する。これにより、燃料排出口8、この燃料供給口8に対応する孔70aおよびこの孔70aに対応する開口71aによって、燃料排出マニホールド71と単セル2の燃料極とを連通する1つの連通孔が構成される。
上述した空気供給マニホールド61、燃料供給マニホールド71および燃料排出マニホールド81の構成材料としては、SUS430等のフェライト系ステンレスをはじめとする各種耐熱金属材料等を用いることができる。
次に、上述したSOFCセルスタック1の動作について説明する。
まず、空気等の酸化剤ガスは、コンプレッサ等により加圧され、空気供給ノズル94からベース11の空気供給孔15および空気供給マニホールド51の空気導入穴51bを介して筐体の形状を有する空気供給マニホールド51内部に導入される。空気供給マニホールド51内部に導入された酸化剤ガスは、空気供給マニホールド51の開口51aから空気供給マニホールド用絶縁板50の穴50aを介して各単セルユニットの空気供給口5に導かれ、カソード集電体4から単セル2の空気極に供給される。この単セル2の空気極で未反応の酸化剤ガスは、空気排出口6からSOFCセルスタック1外部に放出される。
一方、水素や一酸化炭素等の燃料ガスは、コンプレッサ等により加圧され、燃料供給ノズル95からベース11の燃料供給孔16および燃料供給マニホールド61の燃料導入穴61bを介して筐体の形状を有する燃料供給マニホールド61内部に導入される。燃料供給マニホールド61内部に導入された燃料ガスは、燃料供給マニホールド61の各開口61aから対応する燃料供給マニホールド用絶縁板60の孔60aを介して各単セルユニットの対応する燃料供給口7に導かれ、アノード集電体3から単セル2の燃料極に供給される。この単セル2で未反応の燃料ガスと空気極で発生する水蒸気は、各燃料排出口8から燃料排出マニホールド用絶縁板70の対応する孔70aを介して筐体の形状を有する燃料排出マニホールド71の対応する開口71aから燃料排出マニホールド71内部に導かれる。燃料排出マニホールド71内部に導かれた未反応の燃料ガスと水蒸気は、燃料排出マニホールド71の燃料導出穴71bからベース11の燃料排出孔17を介して燃料排出ノズル95に導かれて回収される。
上述したように酸化剤ガスおよび燃料ガスが所定の温度下において単セル2に供給されると、単セル2の空気極と燃料極との間に起電力が発生する。単セル2の空気極は、カソード集電体4を介してカソードセパレータ40と電気的に接続され、単セル2の燃料極はアノード集電体3を介してアノードセパレータ20に電気的に接続されている。また、アノードセパレータ20とカソードセパレータ40とは、それぞれ隣接するカソードセパレータ40またはアノードセパレータ20に電気的に接続されている。したがって、SOFCセルスタック1の上端のカソードセパレータ40と下端のアノードセパレータ20とを端子として負荷回路を構成することにより、SOFCセルスタック1は、所定の電圧レベルの電力を発生させることができる。
本実施の形態において、空気供給マニホールド51、燃料供給マニホールド61および燃料排出マニホールド71は、セルスタック10と独立して形成されている。これにより、従来のように各セパレータにマニホールドを加工する必要がないので、低コスト化を実現することができる。
また、本実施の形態では、各マニホールドをセルスタック10と独立して設けているので、従来のように各セパレータにマニホールドを加工していた場合と比べて気密封止をする部分が少ないので、燃料ガスおよび酸化剤ガスが漏出する可能性が小さくなり、歩留まりの向上や高コスト化の防止を実現することができる。また、マニホールドとセパレータとが分離して構成されるので、セパレータのみを加圧機構で加圧することができるので、単セルに最適な条件で各セパレータを加圧することができる。
また、本実施の形態では、マニホールドをセパレータと独立して形成することにより、マニホールドの形状を任意に設定して、マニホールドの流路断面の面積を十分に大きくすることができる。これにより、燃料ガスおよび酸化剤ガスの流量に対してマニホールドの体積を十分に大きくして、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給圧力の不均一を低減できるので、セルの破壊や発電効率の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、絶縁板を介して各マニホールドをセルスタックに押圧して固定することにより、絶縁板によりマニホールドとセルスタックとの間の気密性が確保される。1つのマニホールドに対して1つの絶縁板でそのマニホールドの気密性を確保でき、構造が単純なため、低コスト化を実現することができる。
なお、本実施の形態において、空気排出口の側にもマニホールドを設けるようにしてもよい。この場合、ベース11に空気供給孔15と同等の空気排出穴を設け、この空気排出穴に空気排出口6から排出される未反応の酸化剤ガスを回収する空気排出ノズルを接続し、セルスタック10の空気排出口6が設けられた側面で、かつ、上記空気排出穴が形成されたベース11の上面に空気供給マニホールド51と同等の空気排出マニホールドを配設し、この空気排出マニホールドの空気排出穴と上記空気排出穴とを接続することにより実現することができる。このとき、空気供給マニホールド51と空気排出マニホールドとは、燃料供給マニホールド61と燃料排出マニホールド71の場合と同じように、固定プレート90,91、ロッド92およびナット93により、セルスタック10を狭持するような状態でセルスタック10に密着して固定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、単セル2は、円盤の形状を有するようにしたが、単セル2の形状はこれに限定されず、例えば平板型など適宜自由に設定することができる。また、単セルユニットの形状も、平面視略矩形の形状を有するようにしたが、単セルユニットの形状はこれに限定されず、例えば平面視略円形など適宜自由に設定することができる。
また、本実施の形態では、単セルユニットを10組積層するようにしたが、積層する単セルユニットの数量は10組に限定されず、単数や複数を問わず適宜自由に設定することができる。
また、本実施の形態において、各マニホールドは、断面略矩形の筐体の形状を有するようにしたが、各マニホールド用絶縁板を介してセルスタック10の側面に密着して当接させることができるならば、各マニホールドの形状は上記断面略矩形の筐体の形状に限定されず、例えば円、半円、多角形等の断面形状を有する筐体など適宜自由に設定することができる。また、セルスタック10の形状も、各マニホールドの開口を有する面と密着して当接することができるのであれば、直方体形状に限定されず、例えば、円や多角形等の断面形状を有する立体形状など適宜自由に設定することができる。
また、本実施の形態において、各マニホールドは絶縁板を介してセルスタックに密着して固定するようにしたが、各マニホールドと絶縁板との間や絶縁板とセルスタックとの間にシール部材などさらに部材を挟んで固定するようにしてもよい。これにより、気密性等をさらに向上させることが可能となる。また、各マニホールドの開口の縁部をセルスタック側に突出させるようにしてもよい。これにより、マニホールドと単セルとを接続する連通孔の気密性を確保するのがより容易となる。
本発明は、燃料電池のマニホールドに適用することができる。
本発明のSOFCセルスタックの内部構成を示す正面図である。 本発明のSOFCセルスタックの内部構成を示す側面図である。 本発明のSOFCセルスタックの内部構成を示す平面図である。 本発明のSOFCセルスタックの構成を示す正面図である。 本発明のSOFCセルスタックの構成を示す側面図である。 本発明のSOFCセルスタックの構成を示す平面図である。 単セルユニットの構成を示す分解斜視図である。 (a)空気供給マニホールド用絶縁板、(b)燃料供給マニホールド用絶縁板および燃料排出マニホールド用絶縁板の構成を示す斜視図である。 (a)空気供給マニホールド、(b)燃料供給マニホールドおよび燃料排出マニホールドの構成を示す斜視図である。 従来のSOFCセルスタックの内部構成を示す正面図である。 従来のSOFCセルスタックの内部構成を示す側面図である。 従来のSOFCセルスタックの内部構成を示す平面図である。
符号の説明
1…SOFCセルスタック、2…単セル、3…アノード集電体、4…カソード集電体、5…空気供給口、6…空気排出口、7…燃料供給口、8…燃料排出口、10…セルスタック、11…ベース、12…ベースシール材、13…ボルト、14…ベースセパレータ、15…空気供給孔、16…燃料供給孔、17…燃料排出孔、20…アノードセパレータ、21…開口、22…第1の溝、23…第2の溝、30…空気シール材、40…カソードセパレータ、41…第3の溝、42…第4の溝、50…空気供給マニホールド用絶縁板、50a…穴、51…空気供給マニホールド、51a…開口、51b…空気導入穴、60…燃料供給マニホールド用絶縁板、60a…孔、61…燃料供給マニホールド、61a…開口、61b…燃料導入穴、70…燃料排出マニホールド用絶縁板、70a…孔、71…燃料排出マニホールド、71a…開口、71b…燃料導出穴、80…圧縮ばね、81…プレート、82…支持穴、84…ロッド、85…ナット、86…固定プレート、87,88…ボルト、89…部材、90,91…固定プレート、92…ロッド、93…ナット、94…空気供給ノズル、95…燃料供給ノズル、96…燃料排出ノズル。

Claims (13)

  1. 単セルと、この単セルの燃料極側に配置されたアノードセパレータと、前記単セルの空気極側に配置されたカソードセパレータとからなるセルスタックと、
    このセルスタックに絶縁板を介して接続されるマニホールドと
    を備えたことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記セルスタックは、前記単セルに連通する連通孔を有し、
    前記マニホールドは、前記絶縁板に形成された穴を介して前記連通孔に接続される開口を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記セルスタックは、前記単セル、前記アノードセパレータおよび前記カソードセパレータからなる複数のユニットが積層され、かつ、前記単セル毎に形成された複数の連通孔を有し、
    前記絶縁板の前記穴は、前記連通孔毎に形成され、
    前記マニホールドの前記開口は、前記穴毎に形成される
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
  4. 前記マニホールドは、前記燃料ガスの給気および排気の少なくとも何れか一方を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の燃料電池。
  5. 前記マニホールドは、前記燃料ガスを供給する燃料供給マニホールドと前記燃料ガスを排気する燃料排出マニホールドとを含み、
    前記燃料供給マニホールドと前記燃料排出マニホールドとを前記セルスタックに押圧して固定する固定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項4記載の燃料電池。
  6. 前記セルスタックは、前記単セル、前記アノードセパレータおよび前記カソードセパレータからなる複数のユニットが積層され、かつ、前記単セル毎に形成された複数の連通孔を有し、
    前記絶縁板の前記穴は、複数の前記連通孔と接続される
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
  7. 前記マニホールドは、前記酸化剤ガスの給気および排気の少なくとも何れか一方を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の燃料電池。
  8. 前記マニホールドは、前記酸化剤ガスを供給する空気供給マニホールドを含み、
    前記空気供給マニホールドを前記セルスタックに押圧して固定する固定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7記載の燃料電池。
  9. 前記マニホールドは、前記酸化剤ガスを排気する空気排出マニホールドをさらに含み、
    前記固定手段は、前記空気供給マニホールドと前記空気排出マニホールドとを前記セルスタックに押圧して固定する
    ことを特徴とする請求項8記載の燃料電池。
  10. 前記単セルは、平板および円盤の何れか一方の形状を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の燃料電池。
  11. 前記単セルと前記カソードセパレータとの間に配設され、Cr、Fe、Siのうち少なくとも1つを主原料とするステンレス系金属の不織布、メッシュおよび綿状マットのうちの何れか1つからなるカソード集電体
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の燃料電池。
  12. 前記単セルと前記アノードセパレータとの間に配設され、発泡ニッケルのマット、Ni系金属の不織布およびNi系金属のメッシュのうちの何れか1つからなるアノード集電体
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の燃料電池。
  13. 前記ユニットを積層した方向に前記セルスタックを加圧する加圧手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3乃至12の何れか1項に記載の燃料電池。
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