JPH09203829A - ジェリー充填装置 - Google Patents
ジェリー充填装置Info
- Publication number
- JPH09203829A JPH09203829A JP8032637A JP3263796A JPH09203829A JP H09203829 A JPH09203829 A JP H09203829A JP 8032637 A JP8032637 A JP 8032637A JP 3263796 A JP3263796 A JP 3263796A JP H09203829 A JPH09203829 A JP H09203829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jelly
- cable core
- filling
- coating
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルコアに能率よくジェリーを付着、充
填する。 【解決手段】 ほぼ中空円柱状をなし、その軸線方向に
走行するケーブルコア1にジェリー10を塗布充填する
塗布充填部2を有し、その塗布充填部2にはその下流寄
り下部にジェリー10を圧入するジェリー圧入口21が
設けられるとともに、その上流側上部に空気溜め部22
が形成され、さらに空気溜め部22に連通して反対側端
部が外部に開口する排気・排出管4が設けられている。
填する。 【解決手段】 ほぼ中空円柱状をなし、その軸線方向に
走行するケーブルコア1にジェリー10を塗布充填する
塗布充填部2を有し、その塗布充填部2にはその下流寄
り下部にジェリー10を圧入するジェリー圧入口21が
設けられるとともに、その上流側上部に空気溜め部22
が形成され、さらに空気溜め部22に連通して反対側端
部が外部に開口する排気・排出管4が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はジェリー充填方
法、さらに詳しく言えば外部シースをかける前の一般の
ケーブルコアにジェリー状の防水コンパウンドを付着、
充填する方法に関するものである。
法、さらに詳しく言えば外部シースをかける前の一般の
ケーブルコアにジェリー状の防水コンパウンドを付着、
充填する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すものは光ファイバ心線13の
入った複数本のルースチューブ12を張力部材14の周
囲に撚り合わせて成るケーブルコア1の断面であるが、
これに外部シースをかける前に防水性を確保するために
このケーブルコア1を通常ジェリーと呼ばれる防水性コ
ンパウンド中に浸漬してその周囲にこのジェリーを付着
させることが実施される。
入った複数本のルースチューブ12を張力部材14の周
囲に撚り合わせて成るケーブルコア1の断面であるが、
これに外部シースをかける前に防水性を確保するために
このケーブルコア1を通常ジェリーと呼ばれる防水性コ
ンパウンド中に浸漬してその周囲にこのジェリーを付着
させることが実施される。
【0003】図4はこのために使用する従来の充填槽1
01を示すものであって、これは両端部にケーブルコア
1の走行を許すがジェリー10の漏れを防ぐダイス10
8を配設した中空円柱状の容器であって、周囲には加熱
装置106が設けられ、また温度低下を防ぐために断熱
層107によって囲まれている。
01を示すものであって、これは両端部にケーブルコア
1の走行を許すがジェリー10の漏れを防ぐダイス10
8を配設した中空円柱状の容器であって、周囲には加熱
装置106が設けられ、また温度低下を防ぐために断熱
層107によって囲まれている。
【0004】ケーブルコア1はこの充填槽101の中心
軸線位置を走行させつつジェリー10中に浸漬する。な
おジェリー10は適宜の圧力をもってポンプ109から
充填槽内に圧送され、これにより充填槽101内が所望
の圧力に保持されるとともにジェリー10の消費分は絶
えず補充されるわけである。なお符号100はジェリー
10をオーバーフローさせる管である。
軸線位置を走行させつつジェリー10中に浸漬する。な
おジェリー10は適宜の圧力をもってポンプ109から
充填槽内に圧送され、これにより充填槽101内が所望
の圧力に保持されるとともにジェリー10の消費分は絶
えず補充されるわけである。なお符号100はジェリー
10をオーバーフローさせる管である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
よる従来のジェリー充填方法による場合は、図2に符号
Gで示した撚り合わせ、または単にまとめ集合の際生じ
る素線条体間の空隙部にジェリーが十分に行き渡らない
欠点があった。
よる従来のジェリー充填方法による場合は、図2に符号
Gで示した撚り合わせ、または単にまとめ集合の際生じ
る素線条体間の空隙部にジェリーが十分に行き渡らない
欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
による解決手段は、ほぼ中空円柱状をなし、その軸線方
向に走行するケーブルコアにジェリーを塗布充填する塗
布充填部を有するジェリー充填装置において、前記塗布
充填部にはその下流寄り下部に前記ジェリーを圧入する
ジェリー圧入口が設けられるとともに、その上流側上部
に空気溜め部が形成され、さらに前記空気溜め部に連通
して反対側端部が外部に開口する排気・排出管が設けら
れたことを特徴とするジェリー充填装置である。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
による解決手段は、ほぼ中空円柱状をなし、その軸線方
向に走行するケーブルコアにジェリーを塗布充填する塗
布充填部を有するジェリー充填装置において、前記塗布
充填部にはその下流寄り下部に前記ジェリーを圧入する
ジェリー圧入口が設けられるとともに、その上流側上部
に空気溜め部が形成され、さらに前記空気溜め部に連通
して反対側端部が外部に開口する排気・排出管が設けら
れたことを特徴とするジェリー充填装置である。
【0007】また請求項2に示す発明による解決手段
は、前記排気・排出管の前記空気溜め部と反対側端部
を、大気圧以下に排気されているジェリー・空気分離部
に連通させてあることを特徴とする請求項1記載のジェ
リー充填装置である。
は、前記排気・排出管の前記空気溜め部と反対側端部
を、大気圧以下に排気されているジェリー・空気分離部
に連通させてあることを特徴とする請求項1記載のジェ
リー充填装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
装置を説明する。中空円柱状の塗布充填部2はたとえば
蒸気ジヤケットのような適宜の加熱装置3および必要に
応じて断熱材(図示していない)によって囲まれてお
り、その内部をケーブルコア1が図で右から左に向かっ
て走行する。
装置を説明する。中空円柱状の塗布充填部2はたとえば
蒸気ジヤケットのような適宜の加熱装置3および必要に
応じて断熱材(図示していない)によって囲まれてお
り、その内部をケーブルコア1が図で右から左に向かっ
て走行する。
【0009】塗布充填部2のケーブルコア1の入口側お
よび出口側にはそれぞれジェリー受箱7A、7Bが設け
られ、それらとの境にはケーブルコア1の走行は許すが
ジェリーの漏出をできるだけ防止するためのダイス6が
装着される。
よび出口側にはそれぞれジェリー受箱7A、7Bが設け
られ、それらとの境にはケーブルコア1の走行は許すが
ジェリーの漏出をできるだけ防止するためのダイス6が
装着される。
【0010】塗布充填部2の下流側下部にはジェリー1
0を圧送するためのジェリー圧入口21が設けられ、ま
た上流側上方には空気溜め部22が設けられる。この空
気溜め部22は塗布充填部2の一部が膨れ出した形でよ
い。
0を圧送するためのジェリー圧入口21が設けられ、ま
た上流側上方には空気溜め部22が設けられる。この空
気溜め部22は塗布充填部2の一部が膨れ出した形でよ
い。
【0011】この空気溜め部22に連通して上方に延び
る排気・排出管4が設けられ、その端部は下方に曲げら
れてそこにジェリー受箱5が配置される。
る排気・排出管4が設けられ、その端部は下方に曲げら
れてそこにジェリー受箱5が配置される。
【0012】図2に示すものはこの発明の変形実施例で
あって、これがさきに述べた実施例装置と異なる点は、
この変形実施例では排気・排出管4の先端がジェリー・
空気分離箱8内に開口している点だけである。
あって、これがさきに述べた実施例装置と異なる点は、
この変形実施例では排気・排出管4の先端がジェリー・
空気分離箱8内に開口している点だけである。
【0013】ジェリー・空気分離箱8は概して中空円柱
状をなし、その下端はジェリー受箱5の上に開口し、ま
た上端側には排気ポンプ9が連通接続する。すなわちこ
の構成によって排気・排出管4によってジェリー・空気
分離箱8内に搬送されてきたジェリー・空気混合物から
空気とジェリー10を分離し、ジェリー10はジェリー
受箱5内に落とし、一方空気は排気ポンプ9に吸わせて
しまうわけである。
状をなし、その下端はジェリー受箱5の上に開口し、ま
た上端側には排気ポンプ9が連通接続する。すなわちこ
の構成によって排気・排出管4によってジェリー・空気
分離箱8内に搬送されてきたジェリー・空気混合物から
空気とジェリー10を分離し、ジェリー10はジェリー
受箱5内に落とし、一方空気は排気ポンプ9に吸わせて
しまうわけである。
【0014】つぎにこの発明装置の作動を説明する。ケ
ーブルコア1が塗布充填部2内に進入すると、これに伴
われた空気は気泡となって既にその塗布充填部2内に充
満しているジェリー10内に浮き上がり、空気溜め部2
2に溜まった後排気・排出管4から排気される。
ーブルコア1が塗布充填部2内に進入すると、これに伴
われた空気は気泡となって既にその塗布充填部2内に充
満しているジェリー10内に浮き上がり、空気溜め部2
2に溜まった後排気・排出管4から排気される。
【0015】ケーブルコア1が塗布充填部2の下流側に
進んできた時点では、前述のようにケーブルコア1の周
囲および内部の空気が除かれることになるため、そのケ
ーブルコア1にはジェリー10の付着が支障なくおこな
われ、また内部の間隙へのジェリー充填も万全となるわ
けである。
進んできた時点では、前述のようにケーブルコア1の周
囲および内部の空気が除かれることになるため、そのケ
ーブルコア1にはジェリー10の付着が支障なくおこな
われ、また内部の間隙へのジェリー充填も万全となるわ
けである。
【0016】もちろんジェリー10は塗布充填部2内に
加圧流入しているわけだから、あらかじめ設定すべき均
衡状態を外れて、走行するケーブルコア1に付着・充填
されて外部に運ばれる量より流入量が多くなった場合は
ジェリー10が排気・排出管4を通って外部に排出され
ることがあり得る。ジェリー受箱5はこの場合に備えた
ものである。
加圧流入しているわけだから、あらかじめ設定すべき均
衡状態を外れて、走行するケーブルコア1に付着・充填
されて外部に運ばれる量より流入量が多くなった場合は
ジェリー10が排気・排出管4を通って外部に排出され
ることがあり得る。ジェリー受箱5はこの場合に備えた
ものである。
【0017】もちろんダイス6のジェリー10に対する
密閉性は完全ではないから、ここを通って上流側および
下流側のジェリー受箱7A,7Bに若干漏出し、それら
のジェリーは排出管により適宜排出される。
密閉性は完全ではないから、ここを通って上流側および
下流側のジェリー受箱7A,7Bに若干漏出し、それら
のジェリーは排出管により適宜排出される。
【0018】なお図示してはいないが、図1および図2
について図解した実施例装置において塗布充填部2を下
流側に向けて下方に傾斜させ、上流側に位置する空気溜
め部22を塗布充填部2の最上部に位置させる効果をさ
らに際立たせる構成は好ましい。
について図解した実施例装置において塗布充填部2を下
流側に向けて下方に傾斜させ、上流側に位置する空気溜
め部22を塗布充填部2の最上部に位置させる効果をさ
らに際立たせる構成は好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば上述したように、ケーブ
ルコア1に随伴してくる空気をまず塗布充填部2の入口
付近で除去するようにしてあるため、ジェリーのケーブ
ルコア表面への塗布も、さらに内部間隙部への充填も効
率的になされる効果がある。
ルコア1に随伴してくる空気をまず塗布充填部2の入口
付近で除去するようにしてあるため、ジェリーのケーブ
ルコア表面への塗布も、さらに内部間隙部への充填も効
率的になされる効果がある。
【図1】この発明の一実施例装置を示す簡略側断面図で
ある。
ある。
【図2】この発明の変形実施例装置を示す簡略側断面図
である。
である。
【図3】この発明の対象となるケーブルコアの一例を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図4】従来のジェリー充填装置の一例を示す側断面図
である。
である。
1 ケーブルコア 2 塗布充填部 21 ジェリー圧入口 22 空気溜め部 3 加熱装置 4 排気・排出管 5 ジェリー受箱 6 ダイス 7A 上流側ジェリー受箱 7B 下流側ジェリー受箱 8 ジェリー・空気分離箱 9 排気ポンプ 10 ジェリー
Claims (2)
- 【請求項1】 ほぼ中空円柱状をなし、その軸線方向に
走行するケーブルコア(1)にジェリー(10)を塗布
充填する塗布充填部(2)を有するジェリー充填装置に
おいて、前記塗布充填部(2)にはその下流寄り下部に
前記ジェリー(10)を圧入するジェリー圧入口(2
1)が設けられるとともに、その上流側上部に空気溜め
部(22)が形成され、さらに前記空気溜め部(22)
に連通して反対側端部が外部に開口する排気・排出管
(4)が設けられたことを特徴とするジェリー充填装
置。 - 【請求項2】 前記排気・排出管(4)の前記空気溜め
部(22)と反対側端部を、大気圧以下に排気されてい
るジェリー・空気分離部(8)に連通させてあることを
特徴とする請求項1記載のジェリー充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032637A JPH09203829A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | ジェリー充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032637A JPH09203829A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | ジェリー充填装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203829A true JPH09203829A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12364378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032637A Pending JPH09203829A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | ジェリー充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203829A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000221370A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-11 | Alcatel | 通信ケ―ブルの伝送要素を緩衝するための可撓性の熱可塑性ポリオレフィンエラストマ― |
CN106019511A (zh) * | 2016-07-15 | 2016-10-12 | 天津市立孚光电线缆开发有限公司 | 一种具有充气功能的光缆上膏装置 |
CN109188627A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8032637A patent/JPH09203829A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000221370A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-11 | Alcatel | 通信ケ―ブルの伝送要素を緩衝するための可撓性の熱可塑性ポリオレフィンエラストマ― |
CN109188627A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
CN109188628A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
CN106019511A (zh) * | 2016-07-15 | 2016-10-12 | 天津市立孚光电线缆开发有限公司 | 一种具有充气功能的光缆上膏装置 |
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