JPH1054930A - ジェリー充填装置 - Google Patents
ジェリー充填装置Info
- Publication number
- JPH1054930A JPH1054930A JP8227850A JP22785096A JPH1054930A JP H1054930 A JPH1054930 A JP H1054930A JP 8227850 A JP8227850 A JP 8227850A JP 22785096 A JP22785096 A JP 22785096A JP H1054930 A JPH1054930 A JP H1054930A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- section
- jelly
- low
- upstream
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルコアに能率よくジェリーを充填し、
漏出のムダを排す。する。 【解決手段】 ジェリー10を塗布充填すべきケーブル
コア1を走行させるようにほぼ中空円柱状をなし、ジェ
リーの走行方向に沿って上流側から順に上流側冷却シー
ル部5A、上流側低圧塗布部4A、高圧充填部2、下流
側低圧塗布部4Bおよび下流側冷却シール部5Bに区分
され、高圧充填部2と上流側低圧塗布部4Aおよび下流
側低圧塗布部4Bとのそれぞれの境界部には軸長ダイス
3配設されて成り、ジェリー10は循環用ポンプ6によ
って高圧充填部2内に加圧供給されるとともに、上流側
低圧塗布部5Aおよび下流側低圧塗布部4Bから回収さ
れるようにされていることを特徴とするジェリー充填装
置である。
漏出のムダを排す。する。 【解決手段】 ジェリー10を塗布充填すべきケーブル
コア1を走行させるようにほぼ中空円柱状をなし、ジェ
リーの走行方向に沿って上流側から順に上流側冷却シー
ル部5A、上流側低圧塗布部4A、高圧充填部2、下流
側低圧塗布部4Bおよび下流側冷却シール部5Bに区分
され、高圧充填部2と上流側低圧塗布部4Aおよび下流
側低圧塗布部4Bとのそれぞれの境界部には軸長ダイス
3配設されて成り、ジェリー10は循環用ポンプ6によ
って高圧充填部2内に加圧供給されるとともに、上流側
低圧塗布部5Aおよび下流側低圧塗布部4Bから回収さ
れるようにされていることを特徴とするジェリー充填装
置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はジェリー充填装
置、さらに詳しく言えば外部シースをかける前の一般の
ケーブルコアにジェリー状の防水コンパウンドを付着、
充填する装置に関するものである。
置、さらに詳しく言えば外部シースをかける前の一般の
ケーブルコアにジェリー状の防水コンパウンドを付着、
充填する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ心線の入った複数本のルース
チューブを張力部材の周囲に撚り合わせて成るケーブル
コア1に外部シースをかける前に防水性を確保するため
にこのケーブルコア1を通常ジェリーと呼ばれる防水性
コンパウンド中に浸漬してその周囲にこのジェリーを付
着させることが実施される。
チューブを張力部材の周囲に撚り合わせて成るケーブル
コア1に外部シースをかける前に防水性を確保するため
にこのケーブルコア1を通常ジェリーと呼ばれる防水性
コンパウンド中に浸漬してその周囲にこのジェリーを付
着させることが実施される。
【0003】図2はこのために使用する従来の充填装置
101を示すものであって、これは両端部にケーブルコ
ア1の走行を許すがジェリー10の漏れを防ぐダイス1
08を配設した中空円柱状の容器であって、周囲には加
熱装置106が設けられ、また温度低下を防ぐために断
熱層107によって囲まれている。なお符号108Aは
ジェリー10の流動性を低下させるべく冷却するための
冷却フィンを示す。
101を示すものであって、これは両端部にケーブルコ
ア1の走行を許すがジェリー10の漏れを防ぐダイス1
08を配設した中空円柱状の容器であって、周囲には加
熱装置106が設けられ、また温度低下を防ぐために断
熱層107によって囲まれている。なお符号108Aは
ジェリー10の流動性を低下させるべく冷却するための
冷却フィンを示す。
【0004】ケーブルコア1はこの充填装置101の中
心軸線位置を走行させつつジェリー10中に浸漬する。
なおジェリー10は適宜の圧力をもってポンプ109か
ら充填装置内に圧送され、これにより充填装置101内
が所望の圧力に保持されるとともにジェリー10の消費
分は絶えず補充されるわけである。なお符号100はジ
ェリー10をオーバーフローさせる管である。
心軸線位置を走行させつつジェリー10中に浸漬する。
なおジェリー10は適宜の圧力をもってポンプ109か
ら充填装置内に圧送され、これにより充填装置101内
が所望の圧力に保持されるとともにジェリー10の消費
分は絶えず補充されるわけである。なお符号100はジ
ェリー10をオーバーフローさせる管である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
よる従来のジェリー充填方法による場合は、素線条体の
撚り合わせまたは単にまとめ集合の際生じる素線条体間
の空隙部にジェリーが十分に行き渡らない欠点があっ
た。またジェリーを十分に充填しようとするために圧力
を高めるときはダイスとの隙間を通るジェリーの漏れが
激しく充填効率の割にその浪費が著しい欠点があった。
よる従来のジェリー充填方法による場合は、素線条体の
撚り合わせまたは単にまとめ集合の際生じる素線条体間
の空隙部にジェリーが十分に行き渡らない欠点があっ
た。またジェリーを十分に充填しようとするために圧力
を高めるときはダイスとの隙間を通るジェリーの漏れが
激しく充填効率の割にその浪費が著しい欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
による解決手段は、ジェリーを塗布充填すべきケーブル
コアを走行させるようにほぼ中空円柱状をなし、ジェリ
ーの走行方向に沿って上流側から順に上流側冷却シール
部、上流側低圧塗布部、高圧充填部、下流側低圧塗布部
および下流側冷却シール部に区分され、前記高圧充填部
と上流側低圧塗布部および下流側低圧塗布部とのそれぞ
れの境界部には軸長ダイスが配設されて成り、前記ジェ
リーは循環用ポンプによって前記高圧充填部内に加圧供
給されるとともに、前記上流側低圧塗布部および下流側
低圧塗布部を経て回収循環するようにされていることを
特徴とするジェリー充填装置である。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
による解決手段は、ジェリーを塗布充填すべきケーブル
コアを走行させるようにほぼ中空円柱状をなし、ジェリ
ーの走行方向に沿って上流側から順に上流側冷却シール
部、上流側低圧塗布部、高圧充填部、下流側低圧塗布部
および下流側冷却シール部に区分され、前記高圧充填部
と上流側低圧塗布部および下流側低圧塗布部とのそれぞ
れの境界部には軸長ダイスが配設されて成り、前記ジェ
リーは循環用ポンプによって前記高圧充填部内に加圧供
給されるとともに、前記上流側低圧塗布部および下流側
低圧塗布部を経て回収循環するようにされていることを
特徴とするジェリー充填装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
装置を説明する。ケーブルコア1を走行させる中空円柱
状の塗布充填室はたとえば蒸気ジヤケットのような適宜
の加熱装置および必要に応じて断熱材(図示していな
い)によって囲まれており、その内部をケーブルコア1
が図で左から右に向かって走行する。
装置を説明する。ケーブルコア1を走行させる中空円柱
状の塗布充填室はたとえば蒸気ジヤケットのような適宜
の加熱装置および必要に応じて断熱材(図示していな
い)によって囲まれており、その内部をケーブルコア1
が図で左から右に向かって走行する。
【0008】この中空円柱状室の各部をケーブルコア1
の走行する上流側から順に説明すると、まず上流側冷却
シール部5Aが設けられる。これは適宜の冷媒、たとえ
ば水を循環するようにしたジャケット51に囲まれてお
り、ここに到達したジェリー10を冷却することによっ
てその流動性を著しく低下させ、これによってジェリー
のそれ以上の外部への流出を防止するシール効果を持た
せた部分である。これと全く同一の構成を持ち同一の効
果を果たす要素が最下流側に下流側冷却シール部5Bと
して設けられる。
の走行する上流側から順に説明すると、まず上流側冷却
シール部5Aが設けられる。これは適宜の冷媒、たとえ
ば水を循環するようにしたジャケット51に囲まれてお
り、ここに到達したジェリー10を冷却することによっ
てその流動性を著しく低下させ、これによってジェリー
のそれ以上の外部への流出を防止するシール効果を持た
せた部分である。これと全く同一の構成を持ち同一の効
果を果たす要素が最下流側に下流側冷却シール部5Bと
して設けられる。
【0009】上流側冷却シール部5Aに次いで上流側低
圧塗布部4A、高圧充填部3および下流側低圧塗布部4
Bがこの順に設けられる。中央に位置することになる高
圧充填部3内には、歯車ポンプのような循環用ポンプ6
の吐出口61に直通する圧入管21が連通開口し、そこ
からジェリー10がたとえば3〜4kg/cm2 程度の
比較的高圧をもって加圧供給される。
圧塗布部4A、高圧充填部3および下流側低圧塗布部4
Bがこの順に設けられる。中央に位置することになる高
圧充填部3内には、歯車ポンプのような循環用ポンプ6
の吐出口61に直通する圧入管21が連通開口し、そこ
からジェリー10がたとえば3〜4kg/cm2 程度の
比較的高圧をもって加圧供給される。
【0010】高圧充填部2の、上流側低圧塗布部4Aお
よび下流側低圧塗布部4Bとのそれぞれの境界部には軸
方向に比較的長い軸長ダイス3が嵌められ、前記の境界
間のジェリーの漏れ出しをある程度防止する。高圧充填
部2は上述のような比較的高圧のゆえにジェリー10を
ケーブルコア1内の空隙部に十分浸透させる。
よび下流側低圧塗布部4Bとのそれぞれの境界部には軸
方向に比較的長い軸長ダイス3が嵌められ、前記の境界
間のジェリーの漏れ出しをある程度防止する。高圧充填
部2は上述のような比較的高圧のゆえにジェリー10を
ケーブルコア1内の空隙部に十分浸透させる。
【0011】上流側低圧塗布部4Aと下流側低圧塗布部
4Bは、安全弁7によっていずれも1kg/cm2 程度
の圧力に制御される。ここでは主としてジェリー10の
ケーブルコア1表面への付着が計られる。しかして高圧
充填部2から漏れ出してきたジェリー10はこれら両低
圧塗布部4A,4Bから還流路41を経由して先に述べ
た循環用ポンプ6の吸込口62に戻されるのである。
4Bは、安全弁7によっていずれも1kg/cm2 程度
の圧力に制御される。ここでは主としてジェリー10の
ケーブルコア1表面への付着が計られる。しかして高圧
充填部2から漏れ出してきたジェリー10はこれら両低
圧塗布部4A,4Bから還流路41を経由して先に述べ
た循環用ポンプ6の吸込口62に戻されるのである。
【0012】なお圧入管21の分岐管22は作業が終了
した場合に高圧充填部2内部にあるジェリー10を元に
戻すための排出管となるものであって、このときは開閉
弁23を開くことになる。またジェリー10の使用によ
る減少分は適宜補充用ジェリー槽9から循環用ポンプ6
の吸込口62を経て補充される。
した場合に高圧充填部2内部にあるジェリー10を元に
戻すための排出管となるものであって、このときは開閉
弁23を開くことになる。またジェリー10の使用によ
る減少分は適宜補充用ジェリー槽9から循環用ポンプ6
の吸込口62を経て補充される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば上述したように、 比較
的低圧の低圧塗布部と比較的高圧の高圧充填部によって
ケーブルコア1の表面に十分ジェリーを塗布し、また細
隙部にも十分ジェリーを充填させることができる効果が
あり、しかも高圧充填部から低圧塗布部に循環する回路
によってジェリーのいたずらな流出浪費が防止される利
点もある。
的低圧の低圧塗布部と比較的高圧の高圧充填部によって
ケーブルコア1の表面に十分ジェリーを塗布し、また細
隙部にも十分ジェリーを充填させることができる効果が
あり、しかも高圧充填部から低圧塗布部に循環する回路
によってジェリーのいたずらな流出浪費が防止される利
点もある。
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】従来の充填装置の一例を示す側断面図である。
1 ケーブルコア 2 高圧充填部 21 圧入管 3 軸長ダイス 4A,4B 低圧塗布部 5A,5B 冷却シール部 6 循環用ポンプ 61 吐出口 62 吸込口 7 安全弁 8 圧力計 9 補充用ジェリー槽 10 ジェリー
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 広行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 ジェリー(10)を塗布充填すべきケー
ブルコア(1)を走行させるようにほぼ中空円柱状をな
し、ジェリーの走行方向に沿って上流側から順に上流側
冷却シール部(5A)、上流側低圧塗布部(4A)、高
圧充填部(2)、下流側低圧塗布部(4B)および下流
側冷却シール部(5B)に区分され、前記高圧充填部
(2)と上流側低圧塗布部(4A)および下流側低圧塗
布部(4B)とのそれぞれの境界部には軸長ダイス
(3)が配設されて成り、前記ジェリー(10)は循環
用ポンプ(6)によって前記高圧充填部(2)内に加圧
供給されるとともに、前記上流側低圧塗布部(4A)お
よび下流側低圧塗布部(4B)を経て回収循環するよう
にされていることを特徴とするジェリー充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8227850A JPH1054930A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジェリー充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8227850A JPH1054930A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジェリー充填装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1054930A true JPH1054930A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16867360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8227850A Pending JPH1054930A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジェリー充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1054930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109188627A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8227850A patent/JPH1054930A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109188627A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
CN109188628A (zh) * | 2016-04-14 | 2019-01-11 | 杭州富通通信技术股份有限公司 | 光缆制造方法 |
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