JPH09203269A - ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置

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JPH09203269A
JPH09203269A JP8011021A JP1102196A JPH09203269A JP H09203269 A JPH09203269 A JP H09203269A JP 8011021 A JP8011021 A JP 8011021A JP 1102196 A JP1102196 A JP 1102196A JP H09203269 A JPH09203269 A JP H09203269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドウガラス下降時にジャダーを生じな
いワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を提供する。 【解決手段】 上下一対のアウタチューブ7、8をそれ
ぞれガイド部5a、5b方向に付勢する上下一対のスプ
リングU、Lと、ドラム3から券回され各スプリング
U、L及び各アウタチューブ7、8を通り、ガイドレー
ル部材5に沿って配索されたワイヤ13と、ワイヤ13
に連結されガイドレール部材5に沿って上下動するキャ
リアプレート15と、を備える。下側のスプリングLが
全圧縮状態時に上側のスプリングUは前記上側のアウタ
チューブ7を付勢可能状態にあり、下側のスプリングL
の全圧縮荷重が、上側のスプリングUによる付勢力を加
えられて増大したウインドウガラス下降時におけるキャ
リアプレート15を牽引するワイヤ13の張力よりも常
に小さくなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
ウガラスを昇降させるワイヤ式ウインドウレギュレータ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤ式ウインドウレギ
ュレータ装置としては、図4に示したものや実開平6ー
32664号に記載されたものがある。即ち、図4に示
したようにワイヤ式ウインドウレギュレータ装置1は、
ベースプレート2に正転・逆転可能なドラム3が設けら
れた駆動部4と、上下方向に伸びると共に上下にそれぞ
れガイド部5a、5bを有するガイドレール部材5と、
該上下のガイド部5a、5bとベースプレート2との間
を伸びる上下一対の可撓性のアウタチューブ7、8と、
上下一対のアウタチューブ7、8とベースプレート2の
間にそれぞれ介挿され上下一対のアウタチューブ7、8
をそれぞれガイド部5a、5b方向に付勢する上下一対
の弾性体であるスプリング9、10と、前記ドラム3か
ら券回され各スプリング9、10及び各アウタチューブ
7、8を通り、ガイドレール部材5に沿って配索された
ワイヤ13と、ワイヤ13に連結されワイヤ13による
牽引でガイドレール部材5に沿って上下動するキャリア
プレート15と、を備えている。
【0003】上下一対のスプリング9、10は、その特
性、即ち弾性係数、ストローク量及び全圧縮荷重等が等
しく設定されており、ワイヤ13にかかる張力に応じて
伸縮し、ワイヤ13のたるみを吸収してワイヤ13がガ
イド部材5a、5bやドラム3の溝から飛び外れること
等を防止している。このように構成されたワイヤ式ウイ
ンドウレギュレータ装置は、そのベースプレート2がド
ア20に取り付けられると共にキャリアプレート15が
ウインドウガラス22に取り付けられ、キャリアプレー
ト15がガイドレール部材5に沿って上下動することに
よって、ウインドウガラス22をドア20側に設けられ
たシール部材であるグラスラン24及びウエストシール
26からの摺動抵抗に抗して昇降させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駆動部4の
負担を軽減し且つ昇降不良をなくすためには、グラスラ
ン24やウエストシール26から受ける摺動抵抗を小さ
くすることが望ましいが、経時変化によりグラスラン2
4やウエストシール26の摺動抵抗が必要以上に小さく
なることがある。この場合、ウインドウガラス下降時に
おいて下側のワイヤにかかる張力が小さくなるために、
下側のスプリング10は完全に圧縮しない状態にあり、
この状態で、さらに、ウエットまたはセミウエット時に
グラスラン24やウエストシール26の摺動抵抗が変動
すると、下側のスプリング10の伸縮が起こり、キャリ
アプレート15の速度変動を生じてウインドウガラス2
2の微小振動、いわゆるジャダーが生じるという問題が
ある。
【0005】図5に下側のスプリング10のワイヤ張力
に対するスプリング伸縮挙動を示す。ここでワイヤ張力
はグラスラン24やウエストシール26の摺動抵抗と、
ワイヤ13にかかる作動抵抗とを加えたものに、ウイン
ドウガラス22とキャリアプレート15の重量を減じた
ものになるが、摺動抵抗が小さく、ワイヤ張力が下側の
スプリングの全圧縮荷重よりも小さい状態では、摺動抵
抗の変動に応じて、下側のスプリングが振動してしま
い、ジャダーが生じてしまう。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、摺動抵抗が小さくなってもウインドウガラス下降
時にジャダーを生じないワイヤ式ウインドウレギュレー
タ装置を提供することを目的とする。また、上記目的に
加えて、ウインドウガラス上昇時に上昇速度が遅くなり
すぎないワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体側に取付可能なベース
プレートに正転・逆転可能なドラムが設けられた駆動部
と、上下方向に伸びると共に上下にそれぞれガイド部を
有するガイドレール部材と、該上下のガイド部に一方の
端末部がそれぞれ装着され、他方の端末部が前記ベース
プレートに伸びる上下一対の可撓性のアウタチューブ
と、前記上下一対のアウタチューブの他方の端末部とベ
ースプレートの間にそれぞれ介挿され前記上下一対のア
ウタチューブをそれぞれガイド部方向に付勢する上下一
対の弾性体と、前記ドラムから券回され各弾性体及び各
アウタチューブを通り、ガイドレール部材に沿って配索
されたワイヤと、ワイヤに連結されワイヤによる牽引で
前記ガイドレール部材に沿って上下動するキャリアプレ
ートと、を備えたワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
において、前記上下一対の弾性体のうち下側の弾性体が
全圧縮状態時に上側の弾性体は前記上側のアウタチュー
ブを付勢可能状態にあり、下側の弾性体の全圧縮荷重
が、上側の弾性体による付勢力を加えられて増大したウ
インドウガラス下降時におけるキャリアプレートを牽引
するワイヤの張力よりも常に小さくなるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】ウインドウガラス下降時にキャリアプレー
トを牽引するワイヤ張力は、グラスラン、ウエストシー
ル等からキャリアプレートに作用する摺動抵抗に、ワイ
ヤを駆動する際に発生するウインドウレギュレータ装置
自体の作動抵抗を加えたものから、キャリアプレートと
ウインドウガラスの各重量を減じ、さらに上側の弾性体
による付勢力を加えたものの合計となり、下側の弾性体
の全圧縮荷重が、ワイヤ張力よりも常に小さくなる。従
って、下側の弾性体は全圧縮状態にあり、摺動抵抗の変
動によって下側の弾性体が伸縮することはないため、ジ
ャダーの発生を防止することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上側の弾性体のストローク量を、下側の弾
性体のストローク量よりも大きくなるように設定する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものに
おいて、上側の弾性体の弾性係数を、前記下側の弾性体
の弾性係数よりも小さくなるように設定する。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、上下一対
の弾性体のうち下側の弾性体が全圧縮状態時に上側の弾
性体は前記上側のアウタチューブを付勢可能状態にあ
り、下側の弾性体の全圧縮荷重が、上側の弾性体による
付勢力を加えられて増大したウインドウガラス下降時に
おけるキャリアプレートを牽引するワイヤの張力よりも
常に小さくなるようにしたので、ウインドウガラス下降
時に下側の弾性体は全圧縮状態にあり、摺動抵抗の変動
によって下側の弾性体が伸縮することはないため、ジャ
ダーの発生を防止することができる。
【0011】また、ウインドウガラス全開時において
も、上側の弾性体からの付勢力が上側のワイヤに作用す
るために、上側のワイヤのたるみを十分に伸び取ること
が可能であり、上側のワイヤがガイド部材やドラムの溝
から飛び外れること等を確実に防止することができる。
さらに、ウインドウガラス全開時においてもワイヤに常
に張力が作用することで、従来のようにウインドウガラ
スを上昇させるときに急激にワイヤに張力が作用するよ
うなことを防ぐことができ、ワイヤの耐久性を向上させ
ることができる。
【0012】さらに、ウインドウガラス下降時における
ワイヤ張力をワイヤ式ウインドウレギュレータ装置自身
で確保するために、シール部材の摺動抵抗を下げること
ができ、シール部材の耐久性を向上させることもでき
る。請求項2記載の発明によれば、上側の弾性体のスト
ローク量を、下側の弾性体のストローク量よりも大きく
なるように設定することにより、下側の弾性体が全圧縮
状態時に上側の弾性体は前記上側のアウタチューブを付
勢可能状態にすることができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、ウインドウ
ガラス上昇時に、ワイヤに作用する上側の弾性体による
付勢力を抑えることができ、ウインドウガラスの上昇速
度が遅くなりすぎることを防止することができる。ま
た、ウインドウガラスの下降速度と上昇速度の速度差を
小さくすることができ、ウインドウガラス昇降動作バラ
ンスを向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明のワイヤ式ウインドウ
レギュレータ装置の実施の形態を示す部分断面図であ
り、従来と同一の部品は同一の符号を付している。即
ち、ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置1は、ドア2
0側に取付られるための取付孔2aを備えたベースプレ
ート2に正転・逆転可能なドラム3が設けられた駆動部
4と、上下方向に伸びると共に上下にそれぞれガイド部
5a、5bを有するガイドレール部材5と、該上下のガ
イド部5a、5bに一方の端末部7a、8aがそれぞれ
装着され、他方の端末部7b、8bがベースプレート2
に伸びる上下一対の可撓性のアウタチューブ7、8と、
上下一対のアウタチューブ7、8の他方の端末部7b、
8bとベースプレート2の間にそれぞれ介挿され上下一
対のアウタチューブ7、8をそれぞれガイド部5a、5
b方向に付勢する上下一対の弾性体であるスプリング
U、Lと、前記ドラム3から券回され各スプリングU、
L及び各アウタチューブ7、8を通り、ガイドレール部
材5に沿って配索されたワイヤ13と、ワイヤ13に連
結されワイヤ13による牽引でガイドレール部材5に沿
って上下動すると共にウインドウガラス22に取り付け
られるキャリアプレート15と、を備えている。
【0015】上側のスプリングUと下側のスプリングL
は、同じ特性ではなく、スプリングUがスプリングLよ
りもストローク量(全圧縮時の長さと自然長との差)が
大きくなるように設定されている。その一方で、上側の
スプリングUの全圧縮荷重が大きくなりすぎないよう
に、上側のスプリングUの弾性係数を大きくならないよ
うに設定している。
【0016】具体的には、上側のスプリングUの全圧縮
荷重を4.5kg重、弾性係数を0.21kg重/mm
とし、下側のスプリングLの全圧縮荷重を3.9kg
重、弾性係数を0.35kg重/mmとする。このよう
に設定したスプリングUとスプリングLのたわみ量と圧
縮荷重の関係を図2に示す。図2においてスプリングU
は図中左方向へ向かうにしたがってたわみ量が大きくな
り、スプリングLは図中右方向に向かうにしたがってた
わみ量が大きくなるように示している。即ち、ウインド
ウガラス下降時、下側のワイヤ13に張力がかかりスプ
リングLが縮もうとするときは、相対的にスプリングU
が伸びようとし、ウインドウガラス上昇時、上側のワイ
ヤ13に張力がかかりスプリングUが縮もうとするとき
には、相対的にスプリングLが伸びようとする。
【0017】図2から分かるように、ウインドウガラス
下降時に、スプリングLが全圧縮状態にあるときにスプ
リングUはまだ自然長となっておらず付勢可能状態にあ
る。このときのスプリングUの圧縮荷重F1分が、従来
のキャリアプレート15を牽引するワイヤ張力R’であ
る、グラスランやウエストシール等のシール部材からキ
ャリアプレート15に作用する摺動抵抗に、ワイヤ13
を駆動する際に発生するウインドウレギュレータ装置自
体の作動抵抗を加え、キャリアプレート15とウインド
ウガラス22の各重量を減じたものに、加えられて、キ
ャリアプレート15を牽引するワイヤ張力R(=R’+
F1)が増大し、このワイヤ張力RがスプリングLの全
圧縮荷重F2よりも大きければ(R>F2)、スプリン
グLは全圧縮状態を保持することができる。図3はこの
条件を満足するときのスプリングLのワイヤ張力に対す
るスプリング伸縮挙動を示しており、摺動抵抗が変動し
ても、ワイヤ張力はスプリングLの全圧縮荷重よりも常
に大きいので、従来の仮想線で示したものと異なり、ス
プリングLが全圧縮状態を保持することができ、ジャダ
ーの発生を抑えることができることがわかる。
【0018】一方、ウインドウガラス上昇時は、シール
部材からの摺動抵抗に、ウインドウガラス22とキャリ
アプレート15自身の重量が加えられるため、上側のワ
イヤ13にかかるワイヤ張力は十分大きくなる。従っ
て、上側のスプリングUは全圧縮状態を保持することが
でき、ジャダーの問題は発生しない。しかしながら、図
2に示したようにスプリングUの全圧縮荷重F3が大き
くなりすぎると、ウインドウガラス上昇時に、ワイヤ1
3に作用するスプリングUの付勢力が高くなるためワイ
ヤ13を駆動する際に働くウインドウレギュレータ装置
自体の作動抵抗が増大し、ウインドウガラス22の上昇
速度が遅くなりすぎる恐れがある。従って、スプリング
Uの圧縮荷重F1を確保しつつ、全圧縮荷重F3を抑え
るためには、図2におけるスプリングUの傾き、即ち、
スプリングUの弾性係数を低く抑えることが望ましく、
例えば、本例の如くスプリングLの弾性係数よりも小さ
く設定すると良い。
【0019】以上のように本例によれば、ジャダー発生
を防止することができると共に、ウインドウガラス下降
時においてワイヤ13に作用するワイヤ張力を高めるこ
とができるために、結果としてウインドウガラス上昇時
においてワイヤ13に作用するワイヤ張力との差が小さ
くなる。従って、ウインドウガラス22の下降速度と上
昇速度の速度差を小さくすることができ、動作バランス
を向上させることができる。
【0020】また、ウインドウガラス全開時において
も、スプリングUからの付勢力がワイヤ13に作用する
ために、ワイヤのたるみを十分に伸び取ることが可能で
あり、ワイヤ13がガイド部5aやドラム3の溝から飛
び外れること等を確実に防止することができる。さら
に、ウインドウガラス全開時においてもワイヤ13に常
に張力が作用することで、従来のようにウインドウガラ
ス22を上昇させるときに急激にワイヤ13に張力が作
用するようなことを防ぐことができ、ワイヤ13の耐久
性を向上させることができる。
【0021】さらに、ウインドウガラス下降時における
ワイヤ張力をワイヤ式ウインドウレギュレータ装置自身
で確保することになるために、グラスラン24及びウエ
ストシール26等のシール部材の摺動抵抗を下げること
ができ、これらシール部材の耐久性を向上させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
の実施の形態を示す部分断面図である。
【図2】上側のスプリングと下側のスプリングのたわみ
量と圧縮荷重の関係を示すグラフである。
【図3】ワイヤ張力に対する下側のスプリングのスプリ
ング伸縮挙動を示すグラフである。
【図4】従来のワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を
示す正面図である。
【図5】従来のワイヤ張力に対する下側スプリングのス
プリング伸縮挙動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 2 ベースプレート 3 ドラム 4 駆動部 5 ガイドレール部材 5a ガイド部 5b ガイド部 7 上側のアウタチューブ 7a 一方の端末部 7b 他方の端末部 8 下側のアウタチューブ 8a 一方の端末部 8b 他方の端末部 13 ワイヤ 15 キャリアプレート U 上側のスプリング L 下側のスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に取付可能なベースプレートに正
    転・逆転可能なドラムが設けられた駆動部と、上下方向
    に伸びると共に上下にそれぞれガイド部を有するガイド
    レール部材と、該上下のガイド部に一方の端末部がそれ
    ぞれ装着され、他方の端末部が前記ベースプレートに伸
    びる上下一対の可撓性のアウタチューブと、前記上下一
    対のアウタチューブの他方の端末部とベースプレートの
    間にそれぞれ介挿され前記上下一対のアウタチューブを
    それぞれガイド部方向に付勢する上下一対の弾性体と、
    前記ドラムから券回され各弾性体及び各アウタチューブ
    を通り、ガイドレール部材に沿って配索されたワイヤ
    と、ワイヤに連結されワイヤによる牽引で前記ガイドレ
    ール部材に沿って上下動するキャリアプレートと、を備
    えたワイヤ式ウインドウレギュレータ装置において、 前記上下一対の弾性体のうち下側の弾性体が全圧縮状態
    時に上側の弾性体は前記上側のアウタチューブを付勢可
    能状態にあり、下側の弾性体の全圧縮荷重が、上側の弾
    性体による付勢力を加えられて増大したウインドウガラ
    ス下降時におけるキャリアプレートを牽引するワイヤの
    張力よりも常に小さくなるようにしたことを特徴とする
    ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置。
  2. 【請求項2】 前記上側の弾性体のストローク量を、前
    記下側の弾性体のストローク量よりも大きくなるように
    設定した請求項1記載のワイヤ式ウインドウレギュレー
    タ装置。
  3. 【請求項3】 前記上側の弾性体の弾性係数を、前記下
    側の弾性体の弾性係数よりも小さくなるように設定した
    請求項1または2記載のワイヤ式ウインドウレギュレー
    タ装置。
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