JPH09202811A - 新規高性能アクリル酸エステル系重合体 - Google Patents
新規高性能アクリル酸エステル系重合体Info
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- JPH09202811A JPH09202811A JP3281596A JP3281596A JPH09202811A JP H09202811 A JPH09202811 A JP H09202811A JP 3281596 A JP3281596 A JP 3281596A JP 3281596 A JP3281596 A JP 3281596A JP H09202811 A JPH09202811 A JP H09202811A
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- Japan
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- methyl
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- carbon atoms
- polymer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F20/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F20/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
- C08F20/10—Esters
- C08F20/40—Esters of unsaturated alcohols, e.g. allyl (meth)acrylate
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- Organic Chemistry (AREA)
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な高性能重合体を提供する。
【解決手段】 エステル残基部分に炭素−炭素二重結合
を1以上有するアクリル酸エステル系重合体。
を1以上有するアクリル酸エステル系重合体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な高性能重合体に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル酸エステルを使用した
(メタ)アクリル酸エステル重合体に関しては種々の重
合体が知られ、光学材料、接着剤、繊維、紙、など種々
の製品の原料として広く用いられている。また、例え
ば、t−ブチル (メタ)アクリレートと4−ヒドロキ
シスチレンとの共重合体は活性化放射線に露光されると
ブレンステッド酸またはルイス酸を発生する物質(以
下、放射線感応性成分という)と溶剤に溶解して、フォ
トレジスト組成物として用いらることが知られている
(特開平6−266112号公報)。しかしながら、こ
のような(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、半導
体製造工程で付される熱によって分解・変形してしま
い、例えば前記公報のようにレジスト組成物として用い
る場合、熱によるパターンの変形(即ち、耐熱性不足)
という問題があった。
(メタ)アクリル酸エステル重合体に関しては種々の重
合体が知られ、光学材料、接着剤、繊維、紙、など種々
の製品の原料として広く用いられている。また、例え
ば、t−ブチル (メタ)アクリレートと4−ヒドロキ
シスチレンとの共重合体は活性化放射線に露光されると
ブレンステッド酸またはルイス酸を発生する物質(以
下、放射線感応性成分という)と溶剤に溶解して、フォ
トレジスト組成物として用いらることが知られている
(特開平6−266112号公報)。しかしながら、こ
のような(メタ)アクリル酸エステル系重合体は、半導
体製造工程で付される熱によって分解・変形してしま
い、例えば前記公報のようにレジスト組成物として用い
る場合、熱によるパターンの変形(即ち、耐熱性不足)
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
従来技術の下でエステル残基内に不飽和二重結合を有す
るある種のアクリル酸エステル化合物を用いると、エス
テル残基内の二重結合が反応することなくアクリル酸エ
ステル系重合体が得られ、これが熱に安定であることを
見いだし、本発明を完成するに到った。
従来技術の下でエステル残基内に不飽和二重結合を有す
るある種のアクリル酸エステル化合物を用いると、エス
テル残基内の二重結合が反応することなくアクリル酸エ
ステル系重合体が得られ、これが熱に安定であることを
見いだし、本発明を完成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、次式(1)で表される構造単位を1以上有するアク
リル酸エステル系重合体が提供される。
ば、次式(1)で表される構造単位を1以上有するアク
リル酸エステル系重合体が提供される。
【化3】 (式(1)中、でR1は水素原子、ハロゲン原子、メチ
ル基、エチル基、シアノ基を示し、Zは、次式(2)を
表す。)
ル基、エチル基、シアノ基を示し、Zは、次式(2)を
表す。)
【化4】 (式(2)中、R2〜R4はそれぞれ独立して水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜4の分岐してもよいアルキル
基、炭素数2〜5の置換可ビニル基、炭素数3〜8の置
換可アリル基、炭素数4〜10のジエニル基、炭素数6
〜20のトリエニル基、炭素数8〜20のテトラエニル
基、炭素数10〜20のペンタエニル基、を表す。また
−A−、−B−、−D−、−E−、−F−、−G−はそ
れぞれ単結合、またはハロゲン原子、水酸基、炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよい置換可メチレ
ンを表す。) このような本発明の重合体は、単独重合体であっても共
重合体であってもよく、共重合体の場合、アクリル酸誘
導体由来の構造単位が複数種あるものであっても、アク
リル酸誘導体由来の構造単位と他の構造単位とがそれぞ
れ1種類以上あるものであってもよい。
ハロゲン原子、炭素数1〜4の分岐してもよいアルキル
基、炭素数2〜5の置換可ビニル基、炭素数3〜8の置
換可アリル基、炭素数4〜10のジエニル基、炭素数6
〜20のトリエニル基、炭素数8〜20のテトラエニル
基、炭素数10〜20のペンタエニル基、を表す。また
−A−、−B−、−D−、−E−、−F−、−G−はそ
れぞれ単結合、またはハロゲン原子、水酸基、炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよい置換可メチレ
ンを表す。) このような本発明の重合体は、単独重合体であっても共
重合体であってもよく、共重合体の場合、アクリル酸誘
導体由来の構造単位が複数種あるものであっても、アク
リル酸誘導体由来の構造単位と他の構造単位とがそれぞ
れ1種類以上あるものであってもよい。
【0005】以下に、本発明を詳述する。 (A)必須構造単位 本発明のアクリル酸エステル系重合体の必須構造単位
は、前記式(1)で表される構造単位であり、通常、こ
の構造単位を与えるアクリル酸エステルモノマーが重合
体製造原料となる。このモノマーのエステル残基内には
不飽和二重結合が含まれていることが必須である。前記
式(1)および(2)において、R1は水素原子、ハロ
ゲン原子、メチル基、エチル基、シアノ基を示し、R2
〜R4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、iso−ブチル
基、t−ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル基;ビ
ニル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基などの炭素
数2〜5の置換可ビニル基;アリル基、2−プロペニル
基、2−ブテニル基などの炭素数3〜8の置換可アリル
基;1,3−ブタジエニル基、1,3−ペンタジエニル
基、1,3−ヘキサジエニル基、1,3−ヘプタジエニ
ル基、1,3−オクタジエニル基、1,3−ノナジエニ
ル基、1,3−デカジエニル基、2,5−ヘキサジエニ
ル基、2,5−ヘプタジエニル基、2,5−オクタジエ
ニル基、2,5−ノナジエニル基、2,5−デカジエニ
ル基などの炭素数4〜10のジエニル基;1,3,5−
ヘキサトリエニル基、2,5,8−ノナトリエニル基、
2,5,8−デカトリエニル基、2,5,8−ウンデカ
トリエニル基、2,5,8−ドデカトリエニル基、2,
5,8−トリデカトリエニル基、2,5,8−テトラデ
カトリエニル基、2,5,8−ペンタデカトリエニル
基、2,5,8−ヘキサデカトリエニル基、2,5,8
−ヘプタデカトリエニル基、2,5,8−オクタデカト
リエニル基などの炭素数6〜20のトリエニル基;2,
5,8,11−ドデカテトラエニル基、2,5,8,1
1−トリデカテトラエニル基、2,5,8,11−テト
ラデカテトラエニル基、2,5,8,11−ペンタデカ
テトラエニル基、2,5,8,11−ヘキサデカテトラ
エニル基、2,5,8,11−ヘプタデカテトラエニル
基、2,5,8,11−オクタデカテトラエニル基など
の炭素数8〜20のテトラエニル基;2,5,8,1
1,14−ペンタデカペンタエニル基などの炭素数10
〜20のペンタエニル基を表す。置換可ビニル基および
置換可アリル基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸
基のほか、炭素数が前記条件を超えない範囲でアルキル
基であってもよい。また、式(2)中、−A−、−B
−、−D−、−E−、−F−、−G−はそれぞれ単結
合、またはハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい置換可メチレンを表す。
−A−、−B−、−D−、−E−、−F−、−G−の7
つのうち、単結合であるものは1以上、好ましくは4以
上、より好ましくは6(即ち、B〜Gが単結合)であ
る。
は、前記式(1)で表される構造単位であり、通常、こ
の構造単位を与えるアクリル酸エステルモノマーが重合
体製造原料となる。このモノマーのエステル残基内には
不飽和二重結合が含まれていることが必須である。前記
式(1)および(2)において、R1は水素原子、ハロ
ゲン原子、メチル基、エチル基、シアノ基を示し、R2
〜R4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、iso−ブチル
基、t−ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル基;ビ
ニル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基などの炭素
数2〜5の置換可ビニル基;アリル基、2−プロペニル
基、2−ブテニル基などの炭素数3〜8の置換可アリル
基;1,3−ブタジエニル基、1,3−ペンタジエニル
基、1,3−ヘキサジエニル基、1,3−ヘプタジエニ
ル基、1,3−オクタジエニル基、1,3−ノナジエニ
ル基、1,3−デカジエニル基、2,5−ヘキサジエニ
ル基、2,5−ヘプタジエニル基、2,5−オクタジエ
ニル基、2,5−ノナジエニル基、2,5−デカジエニ
ル基などの炭素数4〜10のジエニル基;1,3,5−
ヘキサトリエニル基、2,5,8−ノナトリエニル基、
2,5,8−デカトリエニル基、2,5,8−ウンデカ
トリエニル基、2,5,8−ドデカトリエニル基、2,
5,8−トリデカトリエニル基、2,5,8−テトラデ
カトリエニル基、2,5,8−ペンタデカトリエニル
基、2,5,8−ヘキサデカトリエニル基、2,5,8
−ヘプタデカトリエニル基、2,5,8−オクタデカト
リエニル基などの炭素数6〜20のトリエニル基;2,
5,8,11−ドデカテトラエニル基、2,5,8,1
1−トリデカテトラエニル基、2,5,8,11−テト
ラデカテトラエニル基、2,5,8,11−ペンタデカ
テトラエニル基、2,5,8,11−ヘキサデカテトラ
エニル基、2,5,8,11−ヘプタデカテトラエニル
基、2,5,8,11−オクタデカテトラエニル基など
の炭素数8〜20のテトラエニル基;2,5,8,1
1,14−ペンタデカペンタエニル基などの炭素数10
〜20のペンタエニル基を表す。置換可ビニル基および
置換可アリル基の置換基としては、ハロゲン原子、水酸
基のほか、炭素数が前記条件を超えない範囲でアルキル
基であってもよい。また、式(2)中、−A−、−B
−、−D−、−E−、−F−、−G−はそれぞれ単結
合、またはハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい置換可メチレンを表す。
−A−、−B−、−D−、−E−、−F−、−G−の7
つのうち、単結合であるものは1以上、好ましくは4以
上、より好ましくは6(即ち、B〜Gが単結合)であ
る。
【0006】このような構造単位を与えるモノマーのな
かでも特に、1,1−ジメチル−2−プロペニル (メ
タ)アクリレート、1,1−ジメチル−2−プロペニル
(メタ)アクリレート、1−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、1−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、3−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、3−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレートなどのような(メタ)アクリレー
トの多置換アリルエステルは、二重結合が比較的末端に
位置しているため活性放射線照射による架橋反応を起こ
しやすく、重合体の熱安定性の点で好ましい例である。
かでも特に、1,1−ジメチル−2−プロペニル (メ
タ)アクリレート、1,1−ジメチル−2−プロペニル
(メタ)アクリレート、1−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、1−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、3−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレート、3−メチル−2−ブテニル
(メタ)アクリレートなどのような(メタ)アクリレー
トの多置換アリルエステルは、二重結合が比較的末端に
位置しているため活性放射線照射による架橋反応を起こ
しやすく、重合体の熱安定性の点で好ましい例である。
【0007】(B)共重合可能なモノマー 本発明の重合体においては、前記式(1)で表されるア
クリル酸誘導体由来の構造単位のほかに、前述のアクリ
ル酸エステルモノマーとの共重合が可能であるモノマー
成分由来の構造単位が含まれていても良い。このような
モノマー成分としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、4−メチルスチレン、4−メトキシスチレン,4−
t−ブトキシスチレン、4−t−アミルオキシスチレン
などのスチレン類、4−ヒドロキシスチレン、3−ヒド
ロキシスチレンなどのヒドロキシスチレン類、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレート、n−ブ
チル (メタ)アクリレート、t−ブチル (メタ)ア
クリレート、イソボルニル (メタ)アクリレート、1
−アダマンタン (メタ)アクリレート,2−アダマン
タン (メタ)アクリレートなどが好ましいものとして
例示される。
クリル酸誘導体由来の構造単位のほかに、前述のアクリ
ル酸エステルモノマーとの共重合が可能であるモノマー
成分由来の構造単位が含まれていても良い。このような
モノマー成分としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、4−メチルスチレン、4−メトキシスチレン,4−
t−ブトキシスチレン、4−t−アミルオキシスチレン
などのスチレン類、4−ヒドロキシスチレン、3−ヒド
ロキシスチレンなどのヒドロキシスチレン類、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレート、n−ブ
チル (メタ)アクリレート、t−ブチル (メタ)ア
クリレート、イソボルニル (メタ)アクリレート、1
−アダマンタン (メタ)アクリレート,2−アダマン
タン (メタ)アクリレートなどが好ましいものとして
例示される。
【0008】(C)製造方法 本発明の重合体の製造方法は、特に制限されないが、例
えば、上述してきたモノマー成分、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどを触媒として用いたラジカル重合で調製で
きる。本発明の重合体は、その分子量は重合体の使用目
的に応じて任意に設定することができる。このような方
法により得られる本発明の重合体が共重合体である場合
には、全構造単位に対して、アクリル酸エステル由来の
構造単位の割合は、フォトレジスト用途では、その下限
が10%以上、好ましくは15%以上、より好ましくは
25%以上であり、上限は70%以下、好ましくは60
%以下、より好ましくは50%以下である。また、分子
量や分散度は用途により任意に選択することができる
が、フォトレジスト用途として用いる場合は、解像度の
点から上限は好ましくはGPCによるポリスチレン換算
分子量で通常100,000、より好ましくは50,0
00であり、成膜性の点から下限は好ましくは1,00
0、より好ましくは2,000であり、GPC分析によ
る分散度(MwD)は、通常1.00〜3.00、好ま
しくは1.50〜2.50である。得られた重合体を常
法に従って分別し、分散度を調節することも可能であ
る。このほか、予め合成されたエステル化されていない
アクリル酸類のポリマー(アクリル酸ポリマー)に後か
ら前記式(2)で表されるエステル残基を導入すること
も可能である。
えば、上述してきたモノマー成分、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどを触媒として用いたラジカル重合で調製で
きる。本発明の重合体は、その分子量は重合体の使用目
的に応じて任意に設定することができる。このような方
法により得られる本発明の重合体が共重合体である場合
には、全構造単位に対して、アクリル酸エステル由来の
構造単位の割合は、フォトレジスト用途では、その下限
が10%以上、好ましくは15%以上、より好ましくは
25%以上であり、上限は70%以下、好ましくは60
%以下、より好ましくは50%以下である。また、分子
量や分散度は用途により任意に選択することができる
が、フォトレジスト用途として用いる場合は、解像度の
点から上限は好ましくはGPCによるポリスチレン換算
分子量で通常100,000、より好ましくは50,0
00であり、成膜性の点から下限は好ましくは1,00
0、より好ましくは2,000であり、GPC分析によ
る分散度(MwD)は、通常1.00〜3.00、好ま
しくは1.50〜2.50である。得られた重合体を常
法に従って分別し、分散度を調節することも可能であ
る。このほか、予め合成されたエステル化されていない
アクリル酸類のポリマー(アクリル酸ポリマー)に後か
ら前記式(2)で表されるエステル残基を導入すること
も可能である。
【0009】このようにして得られた本発明の重合体
を、例えば各種オニウム塩、各種ハロゲン化有機化合
物、キノンジアジド化合物、α,α−ビス(スルホニ
ル)ジアゾメタン系化合物、α−カルボニル−α−スル
ホニルジアゾメタン系化合物、スルホン化合物、有機酸
エステル化合物、有機酸アミド化合物、有機酸イミド化
合物などであって、活性化放射線に照射されると酸を生
成する放射線感応性成分(一般に、半導体製造用フォト
レジスト組成物に含有されている成分)や、必要に応じ
て界面活性剤、保存安定剤、増感剤、ストリエーション
防止剤など相溶性のある添加剤など共に溶剤に溶解させ
て放射線感応性組成物とすることができる。
を、例えば各種オニウム塩、各種ハロゲン化有機化合
物、キノンジアジド化合物、α,α−ビス(スルホニ
ル)ジアゾメタン系化合物、α−カルボニル−α−スル
ホニルジアゾメタン系化合物、スルホン化合物、有機酸
エステル化合物、有機酸アミド化合物、有機酸イミド化
合物などであって、活性化放射線に照射されると酸を生
成する放射線感応性成分(一般に、半導体製造用フォト
レジスト組成物に含有されている成分)や、必要に応じ
て界面活性剤、保存安定剤、増感剤、ストリエーション
防止剤など相溶性のある添加剤など共に溶剤に溶解させ
て放射線感応性組成物とすることができる。
【0010】溶剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン、シクロペンタノンなどのケト
ン類;n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタ
ノール、i−ブタノール、t−ブタノール、シクロヘキ
サノールなどのアルコール類;エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジオキサンなどのエーテル類;エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテルなどのアルコールエ
ーテル類;ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチ
ル、酪酸メチル、酪酸エチルなどのエステル類;2−オ
キシプロピオン酸メチル、2−オキシプロピオン酸エチ
ル、2−メトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシプ
ロピオン酸エチルなどのオキシカルボン酸エステル類;
セロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート、
エチルセロソルブアセテート、プロピルセロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ
エステル類;プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテルなどのプロピレングリコール
類;ジエチレンギリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテルなどのジエチレングリコール類;トリクロロエ
チレンなどのハロゲン化炭化水素類;トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドンなどの極性溶媒が挙げ
られ、これらは単独または2種類以上を混合して用いて
もよい。
トン、シクロヘキサノン、シクロペンタノンなどのケト
ン類;n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタ
ノール、i−ブタノール、t−ブタノール、シクロヘキ
サノールなどのアルコール類;エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、
ジオキサンなどのエーテル類;エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテルなどのアルコールエ
ーテル類;ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチ
ル、酪酸メチル、酪酸エチルなどのエステル類;2−オ
キシプロピオン酸メチル、2−オキシプロピオン酸エチ
ル、2−メトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシプ
ロピオン酸エチルなどのオキシカルボン酸エステル類;
セロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート、
エチルセロソルブアセテート、プロピルセロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ
エステル類;プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテルなどのプロピレングリコール
類;ジエチレンギリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテルなどのジエチレングリコール類;トリクロロエ
チレンなどのハロゲン化炭化水素類;トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドンなどの極性溶媒が挙げ
られ、これらは単独または2種類以上を混合して用いて
もよい。
【0011】
【発明の効果】かくして本発明によれば、新規なアクリ
ル酸エステル系重合体が提供され、加えて本発明による
重合体は重合体内に反応性二重結合を含むことにより活
性放射線照射による架橋反応を生じせしめることが可能
なため、成形、加工の後にさらなる耐熱性の付与、強度
の向上を図ることができるという素晴らしい特性を発揮
できる。このため、新たな高性能素材として各種分野で
有効に活用されるものと期待される。
ル酸エステル系重合体が提供され、加えて本発明による
重合体は重合体内に反応性二重結合を含むことにより活
性放射線照射による架橋反応を生じせしめることが可能
なため、成形、加工の後にさらなる耐熱性の付与、強度
の向上を図ることができるという素晴らしい特性を発揮
できる。このため、新たな高性能素材として各種分野で
有効に活用されるものと期待される。
【0012】
【実施例】以下に合成例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、各例中の部及び%は、特に断りのな
い限り重量基準である。
に説明する。なお、各例中の部及び%は、特に断りのな
い限り重量基準である。
【0013】(参考例1)3−メチル−2−ブテニル
メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オール43.9g(0.
51mol)、トリエチルアミン51.6g(0.51
mol)、ジクロロメタン300mlを1リットルのフ
ラスコに仕込み0℃に冷却した。これを0℃下で攪拌し
ながら、メタクリロイルクロライド52.28g(0.
50mol)を1時間かけて滴下し、さらに室温で5時
間攪拌を続けた。得られた反応液から固形分をろ過し、
3%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し、さらに、
3回の飽和食塩水洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し蒸
留(重合防止のため、パラメトキシフェノール5gを添
加)を行い、54.5gの3−メチル−2−ブテニル
メタクリレートを得た。
メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オール43.9g(0.
51mol)、トリエチルアミン51.6g(0.51
mol)、ジクロロメタン300mlを1リットルのフ
ラスコに仕込み0℃に冷却した。これを0℃下で攪拌し
ながら、メタクリロイルクロライド52.28g(0.
50mol)を1時間かけて滴下し、さらに室温で5時
間攪拌を続けた。得られた反応液から固形分をろ過し、
3%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し、さらに、
3回の飽和食塩水洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し蒸
留(重合防止のため、パラメトキシフェノール5gを添
加)を行い、54.5gの3−メチル−2−ブテニル
メタクリレートを得た。
【0014】(参考例2)1−メチル−2−ブテニル
メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに3−ペ
ンテン−2−オール43.9g(0.51mol)を用
いる他は、参考例1と同様の方法により42.5gの1
−メチル−2−ブテニル メタクリレートを得た。
メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに3−ペ
ンテン−2−オール43.9g(0.51mol)を用
いる他は、参考例1と同様の方法により42.5gの1
−メチル−2−ブテニル メタクリレートを得た。
【0015】(参考例3)1,1−ジメチル−2−プロ
ペニル メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに2−メ
チル−3−ブテン−2−オール43.9g(0.51m
ol)を用いる他は、参考例1と同様の方法により4
8.4gの1,1−ジメチル−2−プロペニル メタク
リレートを得た。
ペニル メタクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに2−メ
チル−3−ブテン−2−オール43.9g(0.51m
ol)を用いる他は、参考例1と同様の方法により4
8.4gの1,1−ジメチル−2−プロペニル メタク
リレートを得た。
【0016】(参考例4)3−メチル−2−ブテニル
アクリレートの合成 メタクリロイルクロライドの代わりにアクリロイルクロ
ライド45.3g(0.50mol)を用いる他は、参
考例1と同様の方法により49.1gの3−メチル−2
−ブテニル アクリレートを得た。
アクリレートの合成 メタクリロイルクロライドの代わりにアクリロイルクロ
ライド45.3g(0.50mol)を用いる他は、参
考例1と同様の方法により49.1gの3−メチル−2
−ブテニル アクリレートを得た。
【0017】(参考例5)1−メチル−2−ブテニル
アクリレートの合成 メタクリロイルクロライドの代わりにアクリロイルクロ
ライド45.3g(0.50mol)を用いる他は、参
考例2と同様の方法により35.2gの1−メチル−2
−ブテニル アクリレートを得た。
アクリレートの合成 メタクリロイルクロライドの代わりにアクリロイルクロ
ライド45.3g(0.50mol)を用いる他は、参
考例2と同様の方法により35.2gの1−メチル−2
−ブテニル アクリレートを得た。
【0018】(参考例6)1,1−ジメチル−2−プロ
ペニル アクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに2−メ
チル−3−ブテン−2−オール43.9g(0.51m
ol)を用いる他は、参考例1と同様の方法により4
3.4gの1,1−ジメチル−2−プロペニル アクリ
レートを得た。
ペニル アクリレートの合成 3−メチル−2−ブテン−1−オールの代わりに2−メ
チル−3−ブテン−2−オール43.9g(0.51m
ol)を用いる他は、参考例1と同様の方法により4
3.4gの1,1−ジメチル−2−プロペニル アクリ
レートを得た。
【0019】(実施例1)ポリ(3−メチル−2−ブテ
ニル メタクリレート)の合成 3−メチル−2−ブテニル メタクリレート77.1g
(0.50mol)、ジオキサン200ml、アゾビス
イソブチロニトリル1.64g(0.01mol)を1
リットルのセパラブルフラスコに仕込み、1時間窒素バ
ブリングを行った。その後、窒素バブリングを続けなが
ら、80℃で10時間攪拌を行った。得られた反応液を
5リットルのメタノールに投入し、生じた沈澱をろ過し
た。得られた固形分を乾燥後、250mlのTHFに溶
解し、4リットルのメタノールに投入し、生じた沈澱を
ろ過した(再沈操作)。この再沈操作を2回繰り返した
後、乾燥し、74.2gのポリ(3−メチル−2−ブテ
ニル メタクリレート)を得た。得られた重合体はGP
C分析の結果、Mw=24,500(ポリスチレン換
算)、MwD=2.31であった。
ニル メタクリレート)の合成 3−メチル−2−ブテニル メタクリレート77.1g
(0.50mol)、ジオキサン200ml、アゾビス
イソブチロニトリル1.64g(0.01mol)を1
リットルのセパラブルフラスコに仕込み、1時間窒素バ
ブリングを行った。その後、窒素バブリングを続けなが
ら、80℃で10時間攪拌を行った。得られた反応液を
5リットルのメタノールに投入し、生じた沈澱をろ過し
た。得られた固形分を乾燥後、250mlのTHFに溶
解し、4リットルのメタノールに投入し、生じた沈澱を
ろ過した(再沈操作)。この再沈操作を2回繰り返した
後、乾燥し、74.2gのポリ(3−メチル−2−ブテ
ニル メタクリレート)を得た。得られた重合体はGP
C分析の結果、Mw=24,500(ポリスチレン換
算)、MwD=2.31であった。
【0020】(実施例2〜6)各種重合体の合成 3−メチル−2−ブテニル メタクリレートの代わりに
参考例2〜6で得られたエステルをそれぞれ0.50m
ol用いるほかは合成例1と同様の方法により重合体を
得た。それぞれの結果を表1に示す。
参考例2〜6で得られたエステルをそれぞれ0.50m
ol用いるほかは合成例1と同様の方法により重合体を
得た。それぞれの結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(実施例7)4−ヒドロキシスチレン/3
−メチル−2−ブテニル メタクリレート共重合体の合
成 4−ヒドロキシスチレン72.1g(0.60mo
l)、参考例1で得られたメタクリル酸エステル92.
5g(0.60mol)、アゾビスイソブチロニトリル
1.48g(0.009mol)、ジオキサン400m
lを1リットルセパラブルフラスコに仕込み、1時間窒
素バブリングを行った。その後、窒素バブリングを続け
ながら、80℃で15時間攪拌を行った。得られた反応
液を5リットルのキシレンに投入し、生じた沈澱をろ過
した。得られた固形分を乾燥後、350mlのTHFに
溶解し、4リットルのn−ヘキサンに投入し、生じた沈
澱をろ過した(再沈操作)。この再沈操作を2回繰り返
した後、乾燥し、112.1gの4−ヒドロキシスチレ
ン/3−メチル−2−ブテニル メタクリレート共重合
体を得た。得られた重合体はGPC分析の結果、Mw=
8,800(ポリスチレン換算)、MwD=1.72で
あった。また、この樹脂を1H−NMRスペクトルで解
析したところ、共重合比率は、4−ヒドロキシスチレン
/3−メチル−2−ブテニル メタクリレート=51/
49であった。
−メチル−2−ブテニル メタクリレート共重合体の合
成 4−ヒドロキシスチレン72.1g(0.60mo
l)、参考例1で得られたメタクリル酸エステル92.
5g(0.60mol)、アゾビスイソブチロニトリル
1.48g(0.009mol)、ジオキサン400m
lを1リットルセパラブルフラスコに仕込み、1時間窒
素バブリングを行った。その後、窒素バブリングを続け
ながら、80℃で15時間攪拌を行った。得られた反応
液を5リットルのキシレンに投入し、生じた沈澱をろ過
した。得られた固形分を乾燥後、350mlのTHFに
溶解し、4リットルのn−ヘキサンに投入し、生じた沈
澱をろ過した(再沈操作)。この再沈操作を2回繰り返
した後、乾燥し、112.1gの4−ヒドロキシスチレ
ン/3−メチル−2−ブテニル メタクリレート共重合
体を得た。得られた重合体はGPC分析の結果、Mw=
8,800(ポリスチレン換算)、MwD=1.72で
あった。また、この樹脂を1H−NMRスペクトルで解
析したところ、共重合比率は、4−ヒドロキシスチレン
/3−メチル−2−ブテニル メタクリレート=51/
49であった。
【0023】(合成例8〜12)各種重合体の合成 3−メチル−2−ブテニル メタクリレートの代わりに
参考例2〜6で得られたエステルをそれぞれ0.60m
ol用いるほかは合成例1と同様の方法により重合体を
得た。それぞれの結果を表1に示す。
参考例2〜6で得られたエステルをそれぞれ0.60m
ol用いるほかは合成例1と同様の方法により重合体を
得た。それぞれの結果を表1に示す。
【0024】(試験例1)熱安定性試験 実施例7で用意した樹脂100重量部、放射線感応性成
分としてトリフェニルスルホニウム スルホネート5重
量部、フッ素系界面活性剤0.01部をプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート440部に溶解さ
せ、0.1μmのポリテトラフルオロエチレン製フィル
ター(ミリポア社製)で濾過してレジスト溶液を調製し
た。このレジスト溶液をシリコンウエハー上にスピンコ
ートした後、120℃で90秒間のベークを行うことに
より膜厚0.7μmのレジスト膜を形成した。このウエ
ハーをエキシマステッパー(NA=0.55)を用いて
露光を行った。露光後のウエハは90℃で60秒間のベ
ークを行い、その後、テトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド水溶液で1分間の浸漬現象を行い、1μmライン
のポジ型パターンを得た。このレジストパターンをUV
キュア処理(90℃/高圧水銀灯照射3分)を行い、未
処理のレジストパターンとの熱変形特性の把握を行っ
た。方法としては所定温度のホットプレート上で5分間
加熱処理をするというものである。その結果、未処理の
パターンでは135℃でレジストパターン形状の変形が
認められたが、UVキュア処理したものは180℃でも
形状変形が認められなかった。
分としてトリフェニルスルホニウム スルホネート5重
量部、フッ素系界面活性剤0.01部をプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート440部に溶解さ
せ、0.1μmのポリテトラフルオロエチレン製フィル
ター(ミリポア社製)で濾過してレジスト溶液を調製し
た。このレジスト溶液をシリコンウエハー上にスピンコ
ートした後、120℃で90秒間のベークを行うことに
より膜厚0.7μmのレジスト膜を形成した。このウエ
ハーをエキシマステッパー(NA=0.55)を用いて
露光を行った。露光後のウエハは90℃で60秒間のベ
ークを行い、その後、テトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド水溶液で1分間の浸漬現象を行い、1μmライン
のポジ型パターンを得た。このレジストパターンをUV
キュア処理(90℃/高圧水銀灯照射3分)を行い、未
処理のレジストパターンとの熱変形特性の把握を行っ
た。方法としては所定温度のホットプレート上で5分間
加熱処理をするというものである。その結果、未処理の
パターンでは135℃でレジストパターン形状の変形が
認められたが、UVキュア処理したものは180℃でも
形状変形が認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/038 501 G03F 7/038 501 // C08F 299/00 MRN C08F 299/00 MRN
Claims (7)
- 【請求項1】 次式(1)で表される構造単位を1以上
有するアクリル酸エステル系重合体。 【化1】 (式(1)中、でR1は水素原子、ハロゲン原子、メチ
ル基、エチル基、シアノ基を示し、Zは、次式(2)を
表す。) 【化2】 (式(2)中、R2〜R4はそれぞれ独立して水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜4の分岐してもよいアルキル
基、炭素数2〜5の置換可ビニル基、炭素数3〜8の置
換可アリル基、炭素数4〜10のジエニル基、炭素数6
〜20のトリエニル基、炭素数8〜20のテトラエニル
基、炭素数10〜20のペンタエニル基、を表す。また
−A−、−B−、−D−、−E−、−F−、−G−はそ
れぞれ単結合、またはハロゲン原子、水酸基、炭素数1
〜4のアルキル基で置換されていてもよい置換可メチレ
ンを表す。) - 【請求項2】 更に共重合可能なモノマー由来の構造単
位を有する請求項1記載の重合体。 - 【請求項3】 共重合可能なモノマーがスチレン類であ
ることを特徴とする請求項2記載の共重合体。 - 【請求項4】 共重合可能なモノマーがヒドロキシスチ
レン類であることを特徴とする請求項2記載の共重合
体。 - 【請求項5】 式(2)中のR2〜R4のうち水素原子で
ある基が0または1個である請求項1、2、3又は4記
載の重合体。 - 【請求項6】 式(2)中のB〜Gが単結合である請求
項1、2、3、4又は5記載の重合体。 - 【請求項7】 式(1)中のZが1,1−ジメチル−2
−プロペニルオキシカルボニル基、1−メチル−2−ブ
テニルオキシカルボニル基、3−メチル−2−ブテニル
オキシカルボニル基の中から任意に選択した1以上の基
であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281596A JPH09202811A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 新規高性能アクリル酸エステル系重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281596A JPH09202811A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 新規高性能アクリル酸エステル系重合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202811A true JPH09202811A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12369341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3281596A Pending JPH09202811A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 新規高性能アクリル酸エステル系重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202811A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11003077B2 (en) | 2017-07-04 | 2021-05-11 | Lg Chem, Ltd. | Positive photoresist composition, photoresist pattern using the same, and manufacturing method of the photoresist pattern |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP3281596A patent/JPH09202811A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11003077B2 (en) | 2017-07-04 | 2021-05-11 | Lg Chem, Ltd. | Positive photoresist composition, photoresist pattern using the same, and manufacturing method of the photoresist pattern |
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