JPH09202087A - ボールペン - Google Patents
ボールペンInfo
- Publication number
- JPH09202087A JPH09202087A JP8028745A JP2874596A JPH09202087A JP H09202087 A JPH09202087 A JP H09202087A JP 8028745 A JP8028745 A JP 8028745A JP 2874596 A JP2874596 A JP 2874596A JP H09202087 A JPH09202087 A JP H09202087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- refill
- ball
- relay core
- tapered part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中継芯の圧入力が変化してもボールと中継芯
先端との距離が一定となり位置決めが可能で、インキが
ボールに円滑に供給され、常に良好な品質を維持する事
が可能な水性ボールペンのチップと中継芯を提供する。 【構成】 チップ圧入側に先端角を有する中継芯のテー
パ部に段を設けると同時に、チップ内孔に当該中継芯の
段を受ける構造を特徴としたこと。
先端との距離が一定となり位置決めが可能で、インキが
ボールに円滑に供給され、常に良好な品質を維持する事
が可能な水性ボールペンのチップと中継芯を提供する。 【構成】 チップ圧入側に先端角を有する中継芯のテー
パ部に段を設けると同時に、チップ内孔に当該中継芯の
段を受ける構造を特徴としたこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水性ボールペンの特にチ
ップと中継芯の組み付け構造に関するものであって、主
にチップと中継芯の組立性を大幅に簡便化し、且つ、イ
ンキの誘導状態を安定させることに多大な効果がある。
ップと中継芯の組み付け構造に関するものであって、主
にチップと中継芯の組立性を大幅に簡便化し、且つ、イ
ンキの誘導状態を安定させることに多大な効果がある。
【０００２】
【従来の技術】従来の水性ボールぺンに於ける中継芯の
構造は、例えば実公平２−２６２８号公報に開示された
ように、チップ内孔の先端角に対して、同一角か、鈍角
となる先端角を有し、テーパ部とストレート部とからな
る中継芯が一般的である。また、これを圧入するチップ
の内孔も後端方向に対して孔径が大きくなるテーパとな
っている。
構造は、例えば実公平２−２６２８号公報に開示された
ように、チップ内孔の先端角に対して、同一角か、鈍角
となる先端角を有し、テーパ部とストレート部とからな
る中継芯が一般的である。また、これを圧入するチップ
の内孔も後端方向に対して孔径が大きくなるテーパとな
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の中継芯は
チップと中継芯を圧入し組立た時に、中継芯のテーパ部
がチップ内孔の先端角により支えられた構造となってい
る。しかし、組立時の挿入力やテーパ角度のバラツキに
よって、中継芯先端角の頂点とボールとの距離が近すぎ
て、中継芯の先端がボールに接してボールが回転せず筆
記不能となる場合もある。逆に距離が離れすぎていて中
継芯より誘導されたインキがボールに導通せず、筆記時
に良好なインキ流出が得られない為に筆記不能に至って
しまう。そのためチップや中継芯の形状の寸法精度を安
定化させると同時に組立工程の圧入量を常に調整且つ確
認する必要があった。
チップと中継芯を圧入し組立た時に、中継芯のテーパ部
がチップ内孔の先端角により支えられた構造となってい
る。しかし、組立時の挿入力やテーパ角度のバラツキに
よって、中継芯先端角の頂点とボールとの距離が近すぎ
て、中継芯の先端がボールに接してボールが回転せず筆
記不能となる場合もある。逆に距離が離れすぎていて中
継芯より誘導されたインキがボールに導通せず、筆記時
に良好なインキ流出が得られない為に筆記不能に至って
しまう。そのためチップや中継芯の形状の寸法精度を安
定化させると同時に組立工程の圧入量を常に調整且つ確
認する必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記、目的を達成するた
めに案出された本発明の筆記具の中継芯は、中継芯のテ
ーパ部に段を設け、更にチップ内孔のテーパ部に中継芯
の段を受ける為の段を設ける。中継芯の先端からテーパ
部に於ける段までの距離と、チップボール部から内孔テ
ーパ部の段までの距離を一定にすることにより圧入力が
変化してもボールと中継芯先端との距離が一定となり上
記問題点を解消するものである。
めに案出された本発明の筆記具の中継芯は、中継芯のテ
ーパ部に段を設け、更にチップ内孔のテーパ部に中継芯
の段を受ける為の段を設ける。中継芯の先端からテーパ
部に於ける段までの距離と、チップボール部から内孔テ
ーパ部の段までの距離を一定にすることにより圧入力が
変化してもボールと中継芯先端との距離が一定となり上
記問題点を解消するものである。
【０００５】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示したもので、以
下図面に基づき詳説する。図２はチップ断面であり、内
孔１のテーパ部に段８の通り段を形成する。
下図面に基づき詳説する。図２はチップ断面であり、内
孔１のテーパ部に段８の通り段を形成する。
【０００６】ここで図３に示す通り中継芯６のテーパ部
に段７を設ける。段の形状は研磨部を大きくすれば、圧
入力による中継芯の変形を緩和することが出来るが、イ
ンキの流出量が小さくなる場合もあり適宜最適な形状を
選択する。
に段７を設ける。段の形状は研磨部を大きくすれば、圧
入力による中継芯の変形を緩和することが出来るが、イ
ンキの流出量が小さくなる場合もあり適宜最適な形状を
選択する。
【０００７】次に、図１に本発明の通り、図３の中継芯
を図２に圧入した場合のチップ断面を図示した。以上の
如く構成された水性ボールペンペン先に於て、中継芯を
強い力で圧入しても中継芯が破損しない限り、中継芯の
テーパ部先端から段７迄の長さが一定で、チップボール
部から内孔テーパ部の段８までの距離を一定にすること
により圧入力が変化してもボールと中継芯先端との距離
が一定となり位置決めが可能となる。また、中継芯先端
角の頂点とボールとの距離が近すぎ、ボールが回転しな
かったり、逆に距離が離れすぎていて中継芯より誘導さ
れたインキがボールに接せず筆記時の良好なインキ流出
が得られず筆記不能に至ってしまう事がなく、中継芯に
よって誘導されたインキはチップのボールに円滑に供給
され、筆記に際してかすれや描線切れを起こすような事
は無くなる。
を図２に圧入した場合のチップ断面を図示した。以上の
如く構成された水性ボールペンペン先に於て、中継芯を
強い力で圧入しても中継芯が破損しない限り、中継芯の
テーパ部先端から段７迄の長さが一定で、チップボール
部から内孔テーパ部の段８までの距離を一定にすること
により圧入力が変化してもボールと中継芯先端との距離
が一定となり位置決めが可能となる。また、中継芯先端
角の頂点とボールとの距離が近すぎ、ボールが回転しな
かったり、逆に距離が離れすぎていて中継芯より誘導さ
れたインキがボールに接せず筆記時の良好なインキ流出
が得られず筆記不能に至ってしまう事がなく、中継芯に
よって誘導されたインキはチップのボールに円滑に供給
され、筆記に際してかすれや描線切れを起こすような事
は無くなる。
【０００８】
【発明の効果】チップは金属であっても、合成樹脂より
なる成型品であってもよく、材質による問題は無い。ま
た、中継芯は毛細多孔質の繊維束芯を用いた場合、中継
芯の繊維径や気孔率、材質に本発明の効果が左右される
事はない。また、合成樹脂の成形芯でも効果があり、内
部のインキ流通溝のパターン形状や材質によって本発明
の効果が左右されることは無い。本発明の構成及び作用
は以上の通りであり、チップにたいする中継芯の圧入力
が変化してもボールと中継芯先端との距離が一定となり
位置決めが可能となり、中継芯によって誘導されたイン
キはチップのボールに円滑に供給され筆記に際してかす
れや描線切れを起こすような事は無くなり、常に良好な
品質を維持する事が可能となる。
なる成型品であってもよく、材質による問題は無い。ま
た、中継芯は毛細多孔質の繊維束芯を用いた場合、中継
芯の繊維径や気孔率、材質に本発明の効果が左右される
事はない。また、合成樹脂の成形芯でも効果があり、内
部のインキ流通溝のパターン形状や材質によって本発明
の効果が左右されることは無い。本発明の構成及び作用
は以上の通りであり、チップにたいする中継芯の圧入力
が変化してもボールと中継芯先端との距離が一定となり
位置決めが可能となり、中継芯によって誘導されたイン
キはチップのボールに円滑に供給され筆記に際してかす
れや描線切れを起こすような事は無くなり、常に良好な
品質を維持する事が可能となる。
【図１】図２チップへ図３中継芯を圧入した縦断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明のチップ先端部の縦断面図である。
【図３】本発明の中継芯先端部の縦断面図である。
１ 内孔 ２ ボール ３ ボール受座 ４ インキ誘導孔 ５ チップ ６ 中継芯 ７ 中継芯の段 ８ チップ内孔 ９ チップの中継芯受け部
Claims (1)
- 【請求項１】 チップ圧入側に先端角を有する中継芯の
テーパ部に段を設けると同時に、チップ内孔に当該中継
芯の段を受ける構造を特徴とした水性インキボールペ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028745A JPH09202087A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | ボールペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028745A JPH09202087A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | ボールペン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09202087A true JPH09202087A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12256965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8028745A Withdrawn JPH09202087A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | ボールペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09202087A (ja) |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP8028745A patent/JPH09202087A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |