JPH09201114A - 施肥装置付き乗用型苗植機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型苗植機

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JPH09201114A
JPH09201114A JP8298588A JP29858896A JPH09201114A JP H09201114 A JPH09201114 A JP H09201114A JP 8298588 A JP8298588 A JP 8298588A JP 29858896 A JP29858896 A JP 29858896A JP H09201114 A JPH09201114 A JP H09201114A
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JP
Japan
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fertilizer
seedling
tank
planting machine
seedling planting
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JP8298588A
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English (en)
Inventor
Seiji Sakai
誠二 酒井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後方向において傾斜した状態に設けた苗タ
ンクを備える苗植作業機を乗用型走行車体の後部に装着
し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タンクの後側に位置
するよう施肥装置を苗植作業機に取り付けた施肥装置付
き乗用型苗植機において、植付精度が安定し、機体後方
からの肥料の補給が容易となり、肥料移送部内での肥料
詰りが発生しにくいものとする。 【構成】 肥料タンク1をその上端部が苗タンク22上
端より低く位置するよう設け、前記肥料繰出部2…を施
肥条数と同数設け且つ各条の肥料繰出部2…がそれぞれ
に対応する各条の施肥個所に対して上下方向においては
上方で前後方向においては後方で左右方向においては略
同位置に位置するよう設け、該肥料繰出部2…から施肥
位置に肥料を導く肥料移送部3…を各条ごとに設けた構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗用型走行車体の後
部に装着される苗植作業機に施肥装置を取り付けた施肥
装置付き乗用型苗植機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、実開昭59−7732
8号公報に示されるように、前後方向において傾斜する
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機があった。
【0003】なお、このものは、肥料タンクをその上端
部が苗タンク上端より高く位置するよう設けているの
で、施肥装置が取り付けられる苗植作業機の重心が高く
なって機体姿勢が不安定になり、従って植付精度が安定
しない問題がある。また、肥料タンクが高すぎるので、
機体後部側が畦に接近する状態で停止して機体後方から
肥料タンクに肥料を補給するようにした場合に、肥料補
給作業がやりにくい問題がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は、上記従来
技術の問題点を解決すべく、前後方向において傾斜する
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機において、前記肥料タ
ンクをその上端部が苗タンク上端より低く位置するよう
設け、前記肥料繰出部を施肥条数と同数設け且つ各肥料
繰出部が背面視で各施肥位置の略上方に位置するよう設
け、該肥料繰出部から施肥位置に肥料を導く肥料移送部
を設けたことを特徴とする施肥装置付き乗用型苗植機と
した。
【0005】
【発明の効果】この発明は、前後方向において傾斜する
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機において、前記肥料タ
ンクをその上端部が苗タンク上端より低く位置するよう
設けたので、施肥装置が取り付けられる苗植作業機を低
重心に構成できて機体姿勢が安定し、従って植付精度が
安定する。また、機体後部側が畦に接近する状態で停止
して機体後方から肥料タンクに肥料を補給するようにし
た場合に、肥料タンクが高すぎないので肥料補給作業が
やりやすい。
【0006】更に、上記のように構成しつつ、前記肥料
繰出部を施肥条数と同数設け且つ各肥料繰出部が背面視
で各施肥位置の略上方に位置するよう設け、該肥料繰出
部から施肥位置に肥料を導く肥料移送部を設けたので、
肥料移送部を肥料繰出部から施肥位置に向かって左右方
向において大きく屈曲しないようにして設けられ、従っ
て、肥料詰りが起きにくく、また、肥料の移送距離も短
くなって施肥開始が素早くでき、施肥精度の向上が図れ
る。
【0007】
【実施例】6は乗用型走行車体であって、後部にリンク
機構7・油圧装置8を介して上下動自在に4条植苗植作
業機9を装着している。乗用型走行車体6は、前部に走
行ミッションケース10を設け、該走行ミッションケー
ス10より前方に向けてエンジンフレーム11を延設
し、該エンジンフレーム11上にエンジン12を搭載し
ている。また、走行ミッションケース10の後部左右両
側より後方斜め下方に向けてチェーンケース13L,1
3Rを延設し、該チェーンケース13L,13Rの先端
に左右駆動輪14L,14Rが設けられている。
【0008】15L,15Rは左右操向用駆動前輪、1
6は操向ハンドル、17は操縦席である。4条植苗植作
業機9は、植付部伝動ケース18、該植付部伝動ケース
18の後端より後方に向けて片持状に延設された左右副
伝動ケース19L,19R、該左右副伝動ケース19
L,19Rの各々の後端部の左右両側に上下往復動自在
に装着され、後記の苗タンク22の下部より1株分づつ
の苗を分割して圃場に植付ける苗植付装置21…、植付
部伝動ケース18に支持されて左右往復移動する苗タン
ク22、及び植付部伝動ケース18・左右副伝動ケース
19L,19Rの下方に各々その後部が軸支されその前
部がリンク機構23C,23L,23Rにより上下動す
べく装着され前記の苗植付装置21…が苗を植付ける土
面を整地する中央整地フロート24C・左右整地フロー
ト24L,24R等により構成されている。
【0009】5はエアタンクであって、前記エンジン1
2により駆動される送風機4により送風管25を通って
送られて来る圧風を溜めるべく設けられており、前記左
右副伝動ケース19L,19Rの各々の上面から上方に
向けて延設された左右支持柱26L,26Rにより左右
副伝動ケース19L,19Rに装着されている。1は肥
料タンクであって、上記エアタンク5に支持金具27…
を介して固定されており、その下部には一定量づつの肥
料を繰出す繰出ロール28を有する肥料繰出部2が一体
的に設けられている。
【0010】29は左右両側板により構成される作溝具
であって、苗植付装置21…が圃場に苗を植付ける植付
位置側方に配置すべく前記中央整地フロート24C・左
右整地フロート24L,24Rに固設されている。3は
合成樹脂製の管体よりなる肥料移送部であって、前記肥
料繰出部2から繰出される肥料を作溝具29の両側板間
に案内すべく設けられている。そして、該肥料移送部3
の中途部とエアタンク5とは導風管30により連通して
おり、エアタンク5内の圧風により肥料移送部3の下部
内の肥料は強制的に作溝具29に向けて送られるように
構成されている。
【0011】そして、図面にも明らかに示されるよう
に、この施肥装置付き乗用型苗植機は、前後方向におい
て傾斜する状態に設けた苗タンク22を備える苗植作業
機9を乗用型走行車体6の後部に装着し、肥料タンク1
と肥料繰出部2とが苗タンクの後側に位置するよう施肥
装置を苗植作業機9に取り付けた施肥装置付き乗用型苗
植機において、前記肥料タンク1をその上端部が苗タン
ク22上端より低く位置するよう設け、前記肥料繰出部
2を施肥条数と同数設け且つ各肥料繰出部2が背面視で
各施肥位置の略上方に位置するよう設け、該肥料繰出部
2から施肥位置に肥料を導く肥料移送部3を設けた構成
となっている。
【0012】次に、上例の作用について説明すると、エ
ンジン12を始動し、苗タンク22に苗を載置して、肥
料タンク1に粒状肥料を入れて、各部を駆動し機体を前
進せしめると、苗植作業と施肥作業が同時に行なわれる
のであるが、特に、肥料タンク1内から肥料繰出部2が
一定量づつ繰出す粒状肥料は、急傾斜に設けられた肥料
移送部3を通って、然もエアタンク5内からの圧風によ
り強制的に、苗植付位置の側方に設けられた作溝具29
にて圃場に形成された溝内に移送されるので、肥料詰り
等のトラブルを発生することなく良好なる施肥作業が行
なわれる。
【0013】また、肥料タンク1をその上端部が苗タン
ク22上端より低く位置するよう設けたので、施肥装置
が取り付けられる苗植作業機9を低重心に構成できて機
体姿勢が安定し、従って植付精度が安定する。また、機
体後部側が畦に接近する状態で停止して機体後方から肥
料タンク1に肥料を補給するようにした場合に、肥料タ
ンクが高すぎないので肥料補給作業がやりやすい。
【0014】更に、上記のように構成しつつ、前記肥料
繰出部2を施肥条数と同数設け且つ各肥料繰出部2が背
面視で各施肥位置の略上方に位置するよう設け、該肥料
繰出部2から施肥位置に肥料を導く肥料移送部3を設け
たので、肥料移送部3を肥料繰出部2から施肥位置に向
かって左右方向において大きく屈曲しないようにして設
けられ、従って、肥料詰りが起きにくく、また、肥料の
移送距離も短くなって施肥開始が素早くでき、施肥精度
の向上が図れる。
【0015】また、左右方向に長いエアタンク5に各肥
料タンク1…及び各肥料繰出部2…を装着してユニット
化したものであるから、苗植作業機9への着脱が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図。
【図2】要部の斜視図。
【図3】要部の断面図。
【符号の説明】
1:肥料タンク 2:肥料繰出部 3:肥料移送部 4:送風機 5:エアタンク 9:苗植作業機 18:植付部伝動ケース 19L,19R:副伝動ケース 21:苗植付装置 22:苗タンク 24C,24L,24R:整地フロート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 施肥装置付き乗用型苗植機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗用型走行車体の後
部に装着される苗植作業機に施肥装置を取り付けた施肥
装置付き乗用型苗植機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、実開昭59−2912
3号公報に示されるように、前後方向において傾斜した
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機があった。
【0003】なお、このものは、肥料タンクをその上端
部が苗タンク上端より高く位置するよう設けているの
で、施肥装置が取り付けられる苗植作業機の重心が高く
なって苗植作業機の姿勢が不安定になり、従って植付精
度が安定しない問題がある。また、肥料タンクが高すぎ
るので、機体後部側が畦に接近する状態で停止して機体
後方から肥料タンクに肥料を補給するようにした場合
に、肥料補給作業がやりにくい問題がある。
【0004】更に、上記従来機は、1個の肥料繰出部か
ら2条の施肥個所に肥料を繰り出すことができるようし
て施肥条数より少ない数の肥料繰出部とし、また、2条
の施肥個所に肥料を繰り出す肥料繰出部をその2条の施
肥個所の左右略中央位置の上方に配置し、従って、その
肥料繰出部はそれに対応する両施肥個所の位置に対して
左右にずれて配置されているので、肥料繰出部から施肥
個所に肥料を導く肥料移送部が左右に大きく屈曲し、よ
って、肥料移送部内での肥料詰りが発生しやすい問題が
あった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この発明は、上記従来
技術の問題点を解決すべく、前後方向において傾斜した
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機において、前記肥料タ
ンクをその上端部が苗タンク上端より低く位置するよう
設け、前記肥料繰出部を施肥条数と同数設け且つ各条の
肥料繰出部がそれぞれに対応する各条の施肥個所に対し
て上下方向においては上方で前後方向においては後方で
左右方向においては略同位置に位置するよう設け、該肥
料繰出部から施肥個所に肥料を導く肥料移送部を各条ご
とに設けたことを特徴とする施肥装置付き乗用型苗植機
とした。
【0006】
【発明の効果】この発明は、前後方向において傾斜した
状態に設けた苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行
車体の後部に装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タ
ンクの後側に位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り
付けた施肥装置付き乗用型苗植機において、前記肥料タ
ンクをその上端部が苗タンク上端より低く位置するよう
設けたので、施肥装置が取り付けられる苗植作業機を低
重心に構成できて苗植作業機の姿勢が安定し、従って植
付精度が安定する。また、機体後部側が畦に接近する状
態で停止して機体後方から肥料タンクに肥料を補給する
ようにした場合に、肥料タンクが高すぎないので肥料補
給作業がやりやすい。
【0007】更に、上記のように構成しつつ、前記肥料
繰出部を施肥条数と同数設け且つ各条の肥料繰出部がそ
れぞれに対応する各条の施肥個所に対して上下方向にお
いては上方で前後方向においては後方で左右方向におい
ては略同位置に位置するよう設け、該肥料繰出部から施
肥個所に肥料を導く肥料移送部を各条ごとに設けたの
で、各条の肥料移送部をそれぞれ肥料繰出部から施肥位
置に向かって左右方向において大きく屈曲しないように
して設けられ、従って、肥料移送部内での肥料詰りが発
生しにくく、また、肥料の移送距離も短くなって施肥開
始が素早くでき、施肥精度の向上が図れる。
【0008】
【実施例】6は乗用型走行車体であって、後部にリンク
機構7・油圧装置8を介して上下動自在に4条植苗植作
業機9を装着している。乗用型走行車体6は、前部に走
行ミッションケース10を設け、該走行ミッションケー
ス10より前方に向けてエンジンフレーム11を延設
し、該エンジンフレーム11上にエンジン12を搭載し
ている。また、走行ミッションケース10の後部左右両
側より後方斜め下方に向けてチェーンケース13L,1
3Rを延設し、該チェーンケース13L,13Rの先端
に左右駆動輪14L,14Rが設けられている。
【0009】15L,15Rは左右操向用駆動前輪、1
6は操向ハンドル、17は操縦席である。4条植苗植作
業機9は、植付部伝動ケース18、該植付部伝動ケース
18の後端より後方に向けて片持状に延設された左右副
伝動ケース19L,19R、該左右副伝動ケース19
L,19Rの各々の後端部の左右両側に上下往復動自在
に装着され、後記の苗タンク22の下部より1株分づつ
の苗を分割して圃場に植付ける苗植付装置21…、植付
部伝動ケース18に支持されて左右往復移動する苗タン
ク22、及び植付部伝動ケース18・左右副伝動ケース
19L,19Rの下方に各々その後部が軸支されその前
部がリンク機構23C,23L,23Rにより上下動す
べく装着され前記の苗植付装置21…が苗を植付ける土
面を整地する中央整地フロート24C・左右整地フロー
ト24L,24R等により構成されている。
【0010】5はエアタンクであって、前記エンジン1
2により駆動される送風機4により送風管25を通って
送られて来る圧風を溜めるべく設けられており、前記左
右副伝動ケース19L,19Rの各々の上面から上方に
向けて延設された左右支持柱26L,26Rにより左右
副伝動ケース19L,19Rに装着されている。1は肥
料タンクであって、上記エアタンク5に支持金具27…
を介して固定されており、その下部には一定量づつの肥
料を繰出す繰出ロール28を有する肥料繰出部2が一体
的に設けられている。
【0011】29は左右両側板により構成される作溝具
であって、苗植付装置21…が圃場に苗を植付ける植付
位置側方に配置すべく前記中央整地フロート24C・左
右整地フロート24L,24Rに固設されている。3は
合成樹脂製の管体よりなる肥料移送部であって、前記肥
料繰出部2から繰出される肥料を作溝具29の両側板間
に案内すべく設けられている。そして、該肥料移送部3
の中途部とエアタンク5とは導風管30により連通して
おり、エアタンク5内の圧風により肥料移送部3の下部
内の肥料は強制的に作溝具29に向けて送られるように
構成されている。
【0012】そして、図面にも明らかに示されるよう
に、この施肥装置付き乗用型苗植機は、前後方向におい
て傾斜した状態に設けた苗タンク22を備える苗植作業
機9を乗用型走行車体6の後部に装着し、肥料タンク1
と肥料繰出部2とが苗タンクの後側に位置するよう施肥
装置を苗植作業機9に取り付けた施肥装置付き乗用型苗
植機において、前記肥料タンク1をその上端部が苗タン
ク22上端より低く位置するよう設け、前記肥料繰出部
2を施肥条数と同数設け且つ各条の肥料繰出部2がそれ
ぞれに対応する各条の施肥個所に対して上下方向におい
ては上方で前後方向においては後方で左右方向において
は略同位置に位置するよう設け、該肥料繰出部2から施
肥位置に肥料を導く肥料移送部3を各条ごとに設けた構
成となっている。
【0013】次に、上例の作用について説明すると、エ
ンジン12を始動し、苗タンク22に苗を載置して、肥
料タンク1に粒状肥料を入れて、各部を駆動し機体を前
進せしめると、苗植作業と施肥作業が同時に行なわれる
のであるが、特に、肥料タンク1内から肥料繰出部2が
一定量づつ繰出す粒状肥料は、急傾斜に設けられた肥料
移送部3を通って、然もエアタンク5内からの圧風によ
り強制的に、苗植付位置の側方に設けられた作溝具29
にて圃場に形成された溝内に移送されるので、肥料詰り
等のトラブルを発生することなく良好なる施肥作業が行
なわれる。
【0014】また、肥料タンク1をその上端部が苗タン
ク22上端より低く位置するよう設けたので、施肥装置
が取り付けられる苗植作業機9を低重心に構成できて苗
植作業機9の姿勢が安定し、従って植付精度が安定す
る。また、機体後部側が畦に接近する状態で停止して機
体後方から肥料タンク1に肥料を補給するようにした場
合に、肥料タンクが高すぎないので肥料補給作業がやり
やすい。
【0015】更に、上記のように構成しつつ、前記肥料
繰出部2…を施肥条数と同数設け且つ各条の肥料繰出部
2…がそれぞれに対応する各条の施肥個所に対して上下
方向においては上方で前後方向においては後方で左右方
向においては略同位置に位置するよう設け、該肥料繰出
部2…から施肥位置に肥料を導く肥料移送部3…を各条
ごとに設けたので、各条の肥料移送部3…をそれぞれ肥
料繰出部2…から施肥位置に向かって左右方向において
大きく屈曲しないようにして設けられ、従って、肥料移
送部3…内での肥料詰りが発生しにくく、また、肥料の
移送距離も短くなって施肥開始が素早くでき、施肥精度
の向上が図れる。
【0016】また、左右方向に長いエアタンク5に各肥
料タンク1…及び各肥料繰出部2…を装着してユニット
化したものであるから、苗植作業機9への着脱が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図。
【図2】要部の斜視図。
【図3】要部の断面図。
【符号の説明】 1:肥料タンク 2:肥料繰出部 3:肥料移送部 9:苗植作業機 22:苗タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向において傾斜する状態に設けた
    苗タンクを備える苗植作業機を乗用型走行車体の後部に
    装着し、肥料タンクと肥料繰出部とが苗タンクの後側に
    位置するよう施肥装置を苗植作業機に取り付けた施肥装
    置付き乗用型苗植機において、前記肥料タンクをその上
    端部が苗タンク上端より低く位置するよう設け、前記肥
    料繰出部を施肥条数と同数設け且つ各肥料繰出部が背面
    視で各施肥位置の略上方に位置するよう設け、該肥料繰
    出部から施肥位置に肥料を導く肥料移送部を設けたこと
    を特徴とする施肥装置付き乗用型苗植機。
JP8298588A 1996-11-11 1996-11-11 施肥装置付き乗用型苗植機 Pending JPH09201114A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914716A (ja) * 1982-07-19 1984-01-25 井関農機株式会社 田植装置における施肥装置
JPS5929123B2 (ja) * 1980-09-30 1984-07-18 神鋼電機株式会社 緩衝クランプ装置
JPS5936932B2 (ja) * 1976-08-16 1984-09-06 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 熱可塑的方法によつて加工できる新規なセグメント化ポリエステル−ポリカ−ボネ−トの製造法およびその方法によつて得られた新規なポリエステル−ポリカ−ボネ−ト

Patent Citations (3)

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