JPS5936932B2 - 熱可塑的方法によつて加工できる新規なセグメント化ポリエステル−ポリカ−ボネ−トの製造法およびその方法によつて得られた新規なポリエステル−ポリカ−ボネ−ト - Google Patents

熱可塑的方法によつて加工できる新規なセグメント化ポリエステル−ポリカ−ボネ−トの製造法およびその方法によつて得られた新規なポリエステル−ポリカ−ボネ−ト

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JPS5936932B2
JPS5936932B2 JP52085173A JP8517377A JPS5936932B2 JP S5936932 B2 JPS5936932 B2 JP S5936932B2 JP 52085173 A JP52085173 A JP 52085173A JP 8517377 A JP8517377 A JP 8517377A JP S5936932 B2 JPS5936932 B2 JP S5936932B2
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の主題は、結合したカルボキシル基含有セグメン
トを含み熱可塑的方法により加工できる新規な高分子量
ポリエステル−ポリカーボネートの製造法であり、この
方法はカルボキシル基を含み平均分子量Mn(カルボキ
シル基を含有するセグメントの酸価によつて決定された
分子量の数平均値)が600より大、好ましくは800
より大、とくに1000〜20000であるセグメント
をジフエノールおよびホスゲンと既知の2相境界ポリ縮
合法によりPH9〜14および0〜80℃、好ましくは
15〜40℃の温度において反応させ、そして得られた
反応生成物を40〜170℃の温度で約5分ないし24
時間熱処理するか、または130〜250℃の温度で重
合体1Kfあたり0.2〜0.7KW時のせん断力を加
えるか、または有機溶媒の溶液中でゲル化することを特
徴とする。
また、本発明は、本発明によつて得ることができ、ポリ
カーボネート構成成分と末端カルボキシル基をもつセグ
メント成分とから生ずる少なくとも2相を含むポリエス
テル−ポリカーボネートに関する。本発明の方法は予測
できなかつたものである。
なぜなら、匹敵する条件において、600より小さい分
子量YAnをもつジカルボン酸、たとえばテレフタル酸
、フタル酸またはアジピン酸の大部分は共縮合しないか
らである。非水性媒体中のいわゆる「ピリジン法」によ
るジカルボン酸の反応は、知られている(ドイツ国公開
明細書1495912、米国特許3030331、ドイ
ツ国公開明細書1420476および米国特許3220
976)。
いわゆる「エステル交換法」によるジカルボン酸の反応
も知られている(ドイツ国公開明細書1420475、
米国特許3169121および米国特許3207814
)。
不活性有機液体を用いるいわゆる「けん濁法」によるジ
カルボン酸の反応も知られている(ドイツ国公開明細書
1495906および米国特許3290409)。
2相境界法によるジカルボン酸ハライドの反応も知られ
ている(米国特許3207814、第6欄第60〜65
行)。
ポリカーボネート中にエステル基を結合させるこれらの
変法のすべて&糺これらの方法の条件またはこれらの方
法によつて得られるポリエステルーカーボネートの性質
のため、欠点をもつ。
ポリエステル−カーボネートを純粋に脂肪族のカルボキ
シル基を含有するセグメント、ジフエノールおよびホス
ゲンからつくるとき、熱可塑的方法により加工できかつ
本発明の方法によつて得られる高分子量のセグメント化
ポリエステルーポリカーボネートは、ポリカーボネート
構成成分の結晶化度に依存して、透明ないし不透明であ
りかつ高度に弾性であり、そして顕著な破断点伸びを示
す。脂肪族一芳香族カルボキシル基または純粋に芳香族
のカルボキシル基を含むセグメント、ジフエノールおよ
びホスゲンから得られ、かつ本発明の方法に従つて得ら
れるポリエステル−ポリカーボネート11′$,透明な
いし不透明であり、純粋に脂肪族のカルボキシル基を含
むセグメントから得られたポリエステル−ポリカーボネ
ートと比べて、より低い弾性をもつ〇カルボキシル基、
すなわちCOOHを含み、600より大、好ましくは8
00より大、ことに1000〜20000の分子量Mn
(数平均)をもち、そして本発明において適当なセグメ
ント11ζ少なくとも1個のCOOH基、好ましくは1
〜4個のCOOH基、ことに2個のCOOH基を含む化
合物であると理解され、次の種類の化合物に関係する:
1.C00H末端基をもち、たとえば、文献から知られ
ている、多価アルコール、好ましくは2価のアルコール
および必要に応じて追加の3価のアルコールと多塩基性
カルボン酸、好ましくは二塩基性カルボン酸との反応に
よつて製造される。
対応するポリカルボン酸無水物または低級アルコールの
ポリカルボン酸エステルも、これらのポリエステルの製
造に遊離のポリカルボン酸のかわりに使用できる。多塩
基性カルボン酸は脂肪族、環式脂肪族、芳香族および/
または複素環式であることができ、そして、たとえばハ
ロゲン原子で置換されていることができ、および/また
は不飽和であることができる。
述べることのできるこのような酸の例は、コハク酸、ア
ジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリチン酸
、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキ
サヒドロフタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物
、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グルタ
ル酸無水物、マレイン酸、マレイン酸無水物、フマル酸
、必要に応じて単量体の脂肪酸と混合した、二量体およ
び三量体の脂肪酸、たとえばオレイン酸である。使用で
きる多価アルコールの例は、エチレングリコール、プロ
ピレン1,2−および1,3−グリコール、ブチレン1
,4−および2,3−グリコール、ヘキサン−1,6−
ジオール、オクタン−1,8−ジオール、ネオペンチル
グリコール、シクロヘキサンジメタノール(1,4−ビ
ス−ヒドロキシメチルシクロヘキサン)、2−メチル−
1,3−プロパンジオール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ヘキサン−1,2,6−トリオール、ブタ
ン−1,2,4−トリオール、トリメチロールエタン、
ペンタエリスリトール、キニトールならびにジエチレン
グリコール、チオジグリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ジブチレングリコールおよびポリブチレングリコー
ルである。カルボキシル末端基の含量、したがつて「平
均」分子量は規定した酸の過剰の選択によつて決定され
る。好ましく&虱脂肪族出発成分から得られたポリエス
テルを用いる。2.ラクトン、たとえばε一カプロラク
トンの重合により、またはヒドロキシカルボン酸、たと
えばω−ヒドロキシカプロン酸とカルボキシル基含有出
発物質との縮合反応によつて製造されるポリエステル。
Mnは1に記載したように計算によつて得られる。3.
ヒドロキシル基を含み、たとえば文献から知られている
方法により前記1に述べた反応成分を用いるが過剰量の
多価アルコールを使用して製造でき、そして少なくとも
1個、好ましくは1〜4個、とくに2個のヒドロキシル
基を含み、環式ジカルボン酸無水物との反応により、C
OOH基を含みかつ本発明において適当なポリエステル
に変えられるポリエステル。
ヒドロキシル基を含むポリエステルの平均分子量Mn4
@Sこれらのポリエステルの0H価によつて決定でき、
カルボキシ基を含み、600より大きいMnをもち、本
発明に従つて使用すべきポリエステルが環式ジカルボン
酸無水物によるアシル化後得られるように選択する。ヒ
ドロキシル基を含むポリエステルに適する環式ジカルボ
ン酸無水物の例屯マレイン酸無水物、コハク酸無水物、
グルタル酸無水物、フタル酸無水物、テトラヒドロフタ
ル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、テトラクロ
ロフタル酸無水物およびエンドメチレンテトラヒドロフ
タル酸無水物である。
I.エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシド、テトラヒドロフラン、スチレンオキシド、ま
たはエピクロロヒドリンのようなエポキシドの、たとえ
ばBF,の存在下の陰イオン性まP.は陽イオン性単独
重合により、あるいはこれらの化合物の、必要に応じて
、有効には、反応性水素原子をもつ出発成分、たとえば
アルコールまたはアミンとの混合物、すなわち、たとえ
ば、水、エチレングリコール、プロピレン1,3−グリ
コール、プロピレン1,2−グリコール、トリメチロー
ルプロパン、4,4−ジヒドロキシジフエニルプロパン
、アニリン、アンモニア、エタノールアミンまたはN−
メチルエタノールアミンとの混合物としての付加反応に
よつて製造されるポリエーテル。
このような製造されたポリエーテルは少なくとも1つの
ヒドロキシル基、好ましくは1〜4個のヒドロキシル基
、とくに2個のヒドロキシル基をもつ。ポリエーテルの
分子量は、既知の方法により、カルポキシル基を含み、
600より大きい分子量Mnをもち、本発明により使用
すべき化合物が上の3に記載したように環式ジカルボン
酸によるアシル化後得られるように、調節する。
5.チオグリコーノレそれ自体またはチオグリコールと
他のジオール、たとえばヘキサン−1,6−ジオールと
の混合物を酸性縮合反応させて製造され、少なくとも1
個のヒドロキシル基、好ましくは1〜4個のヒドロキシ
ル基、とくに2個のヒドロキシル基をもつポリチオエー
テル。
ポリチオエーテルの分子量は、既知の方法により、カル
ボキシル基を含み、600より大きいMnをもち、かつ
本発明に従つて使用すべき化合物が上の3に記載したよ
うに環式ジカルボン酸無水物によるアシル化後に得られ
るように、調節する。3.ジオール、たとえばジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ブタン−1,
4−ジオールまたはヘキサン−1,6−ジオールを脂肪
族アルデヒド、たとえばホルムアルデヒドまたはアセト
アルデヒドとを酸性縮合反応させて製造されるポリアセ
タール。
ポリアセタールの分子量は、既知の方法により、カルボ
キシル基を含み、600より大きい1Vnをもち、かつ
本発明に従つて使用すべき化合物が上の3に記載したよ
うに環式ジカルボ7酸無水物によるアシル化後に得られ
るように、調節する。7.グリコール、たとえばジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチ
レングリコール、ヘキサン−1,6−ジオール、ブタン
−1,4−ジオールまたはドデカン−1,12一ジオー
ルから、ジエチルカーボネートまたはジフエニルカーボ
ネートとのエステル交換により、あるいはホスゲンとの
反応により製造され、少なくとも1個のヒドロキシル基
、好ましくは1〜4個のヒドロキシル基、とくに2個の
ヒドロキシル基をもつ脂肪族ポリカーボネート。
脂肪族ポリカーボネートの分子量11ち既知の方法によ
り、カルボキシル基を含み、600より大きいMnをも
ち、本発明に従つて使用すべき化合物が上の3に記載し
たように環式ジカルボン酸無水物によるアシル化後得ら
れるように、調節する。本発明の方法に対して適するジ
フエノール&亀次のとおりである:ヒドロキノン、レゾ
ルシノール、ジヒドロキシジフエニル、ビス一(ヒドロ
キシフエニル)−アルカン、ビス一(ヒドロキシフエニ
ル)−シクロアルカン、ビス一(ヒドロキシフエニル)
スルフィド、ビス一(ヒドロキシフエニル)エーテル、
ビス一(ヒドロキシフエニル)ケトン、ビス一(ヒドロ
キシフエニル)スルホキシド、ビス一(ヒドロキシフエ
ニル)スルホンおよびα,α−ビス−(ヒドロキシフエ
ニル)−ジイソプロピルベンゼンならびに核がアルキル
化またはハロゲン化されたそれらの化合物。
これらの化合物およびほかの適当な芳香族ジヒドロキシ
化合物&虱たとえば米国特許明細書3028365、2
999835、3148172、3271368、29
91273、3271367、3280078、301
4891および2999846に記載されている。好ま
しいジフエノールの例&翫次のとおりである:4,4′
−ジヒドロキシジフエニル、2,2ービス−(4−ヒド
ロキシフエニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフエニル)−2一メチルプタン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフエニル)−シクロヘキサン、α,
α−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−p−ジイソプ
ロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−クロロ−4ーヒ
ドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビスー(3,
5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニル)−プロパンお
よび2,2−ビス−(3,5−ジプロモー4−ヒドロキ
シフエニル)−プロパン。
とくに好ましいジフエノールの例は、2,2ービス−(
4−ヒドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス−
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニル)−プロ
パン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフエニル)−プロパンおよび1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−シクロヘキサン。前述のジフエ
ノールの任意の混合物を使用することもできる。
加工中よりすぐれた流れ特性をもつ枝分れした生成物は
、少量の3官能性であるかまたは4以上の官能基をもつ
化合物、ことに3以上のフエノール性ヒドロキシル基を
もつ化合物を、好ましくは0.05〜2.0モル%(使
用したジフエノールに関して)の量で加えることによつ
て得られる。
3官・能性であるかまたは4以上の官能基をもつ適当な
化合物の例&糺次のとおりである:フロログルシノール
、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロ
キシフエニル)−ヘプト−2−エン、4,6−ジメチル
−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフエニル)−ヘ
プタン、1,3,5−トリ一(4−ヒドロキシフエニル
)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフ
エニル)一エタン、トリ一(4−ヒドロキシフエニル)
−フエニルエタン、2,2−ビス−〔4,4−(4,4
′一ジヒドロキシジフエニル)−シクロヘキシル〕−プ
ロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフエニルイソ
プロピル)−フエノール、2,6−ビス−(2′−ヒド
ロキシ−5′−メチルベンジル)一4−メチルーフエノ
ール、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2−(4−ヒド
ロキシフエニル)−2一(2,4−ジヒドロキシフエニ
ル)−プロパンおよび1,4−ビス−(4′,f−ジヒ
ドロキシトリフエニルーメチル)−ベンゼン、さらに3
,3−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−2−オキソ
一2,3−ジヒドロインドール。
枝分れした生成物は、もちろん、3以上のCOOH基を
もつ前述のカルボキシル基含有セグメントからも得るこ
とができる。
ポリエステル−ポリカーボネートの連鎖の長さは、連鎖
停止斉kたとえば1官能性フエノール、たとえばフエノ
ール、2,6−ジメチルフエノールまたはp一第3ブチ
ルフエノールを加えることによつて調節でき、そしてジ
フエノール1モルあたり0.1〜10モル%を使用でき
る。
ポリエステル−ポリカーボネートの連鎖の長さは、もち
ろん、1個のCOOH基を含む前述のセグメントによつ
ても調節できる。
熱可塑的方法によつて加工できる高分子量のセグメント
化ポリエステル−ポリカーボネートは、2相境界ポリ縮
合法によつて製造される。
この目的に対し、前述のジフエノールの1種、または前
述のジフエノールの混合物を、水性アルカリ性相中に溶
かす。前述のCOOH含有セグメントまたはそれらの混
合物を、同様に水と不混和性の有機溶媒中に溶かし、こ
の溶液を最初の溶液に加える。次いで、ホスゲンを0〜
80℃、好ましくは15〜40℃の温度およびPH値9
〜14において通入する。ホスゲン化後、ポリ縮合反応
はジフエノールのモル量に関して0.2〜5モル%の第
3脂肪族アミンを加えることによつて実施する。この方
法を用いる場合、5分ないし3時間、ことに10分ない
し2時間をホスゲン化に必要とし、そして3分ないし3
時間、好ましくは5〜60分をポリ縮合反応に必要とす
る。得られた有機溶媒中のポリエステル−ポリカーボネ
ートの溶液は、2相境界法によつて製造された熱可塑性
ポリカーボネートの溶液と同様に処理する;ポリエステ
ル−ポリカーボネートは、a)既知の方法により、たと
えばメタノールまたはエタノールによる沈殿によつて単
離し、次いで乾燥し、熱処理するか、またはせん断力を
加え、あるいは有機溶媒に溶かすとき、ゲル化するか、
あるいはb)たとえば脱蔵押出し機(DevOlati
lisataiextrvder)中で、単離中すでに
せん断力を加えるか、あるいはc)単離前に、2相境界
法によるポリエステル−ポリカーボネートの製造に使用
する溶媒中でゲル化する。
2相境界法に適当な有機溶媒は、水不混和性塩素化炭化
水素、たとえば塩化メチレン、クロロホルムおよび1,
2−ジクロロエタン、ならびに塩素化芳香族化合物、た
とえばクロロベンゼン、ジクロロベンゼンおよびクロロ
トルエン、またはそれらの混合物である。
水性アルカリ相として適当な溶液&@SLi(0H)2
、NaOH..KOH.Ca(0H),および/または
Ba(0H)2の水溶液である。
適当な第3脂肪族アミンは、炭素数3〜15のもの、た
とえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、n−トリ
プロピルアミンおよびn−トリブチルアミンである。ポ
リエステル−ポリカーボネートは、次のようにして単離
できる:a)特定の濃度になるまで有機溶媒を蒸留する
ことによつて、高濃度(約30〜40重量%)の重合体
溶液を得る。
残留溶媒を引き続いてゆつくり蒸発すると、ポリエーテ
ル−ポリカーボネートはゲル化する。b)有機溶媒でポ
リエステル−ポリカーボネートを有機相から沈殿させる
沈殿を行なうために適当な溶媒の例&糺メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、アセトン、脂肪族炭化水
素および環式脂肪族炭化水素である。ポリエステル−ポ
リカーボネートを脱蔵押出し機中で単離する場合、これ
はポリカーポネートの押出しについて知られた条件下に
約160〜240℃の温度でせん断力を加えながら実施
できる。
ポリエステル−ポリカーボネートのゲル化は高濃度の重
合体溶液を冷却することによつて行う。このゲル化は、
生成物を単離しないで2相反応混合物の処理した有機相
中で、あるいはあらかじめ単離したポリエステル−ポリ
カーボネートの有機溶媒中の別の溶液中で、実施できる
。ゲル化には、ポリエステル構成成分またはポリカーボ
ネート構成成分に応じて、0〜40℃の温度で5分ない
し12時間を必要とする。ゲル化生成物を処理して粒状
混合物とすることができ、生じたポリエステル−ポリカ
ーボネートは真空中で50℃で48時間、そして100
℃で24時間乾燥する。
単離したポリエステル−ポリカーボネートを別個にゲル
化するために適当な溶媒く塩化メチレン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼンおよびほかの有機溶
媒である。
単離したポリエステル−ポリカーボネートの熱処理は、
40〜170℃において5分〜24時間実施する。
単離したポリエステル−ポリカーボネートに、重合体1
Kfあたり0.2〜0.7KW時のせん断力を、130
〜25『Cの温度において5〜30分間加える。
本発明に従うCOOH含有セグメント、ジフエノールお
よびホスゲンの2相境界法による反応は実質的に定量的
に起こるので、ポリエステル−ポリカーボネートの組成
は反応成分の比(重量%=COOH含有セグメント対ジ
フエノールで表わす)を選択することによつて決定でき
る。
したがつて、たとえば、本発明に従うポリエステル一(
ビスフエノール一Aポリカーボネート)の製造に対して
、COOH含有セグメント対ビスフエノールAの反応成
分の比は一般に70〜5重量%対27〜85重量%、好
ましくは65〜20重量%対31.5〜72重量%であ
る。
ジカルボン酸対ホスゲンの反応成分のモル比は1:5、
好ましくはl二3である。
ホスゲンの量は使用するジカルボン酸、使用するジフエ
ノール、かきまぜ効果および0〜8『Cであることがで
きる反応温度に依存する。
ホスゲンに対するビスフエノールの反応成分モル比は、
一般に1.5である。
したがつて、所望の性質のスペクトルに依存して、本発
明の方法に従つて製造したポリエステル−ポリカーボネ
ート中のポリカーボネート含量は30〜95重量%、好
ましくは35〜80重量%であり、ポリカーボネート含
量が増加するにつれて、硬さと熱たわみ温度は増加し、
そして弾性と破断点伸びは低下する。
熱可塑的方法によつて加工できかつ本発明に従う方法に
よつて製造される高分子量の統計的セグメント化ポリエ
ステル−ポリカーボネート&ζポリエステル構成成分が
非晶質であり、示差熱分析で則定した凍結点−100〜
+100℃、好ましくは−80〜+20℃をもつこと、
そしてポリカーボネート構成成分が部分的に結晶性であ
り、結晶性ポリカーボネート構成成分が少なくとも16
0℃、好ましくは165〜250℃の微結晶融点をもつ
こと、そして非晶質ポリカーボネート構成成分の凍結点
が80℃以上、好ましくは100℃以上であることによ
つて特徴づけられる。
このポリエステル構成成分の凍結点とポリカーボネート
構成成分の凍結点および微結晶融点との間の差違は、ポ
リエステル構成成分とポリカーボネート構成成分との間
の相分離の特有の表示である。
本発明によるポリエステル−ポリカーボネートは、分散
光度計を用いる光散乱法で測定した平均分子量Mw(重
量平均)が25000〜200000、好ましくは35
000〜100000であるべきである。
相対溶液粘度ηRel(100me0CH2C12中0
.5tについて25℃において測定した)は1.3〜2
.4、好ましくは1.4〜1.8であるべきである。
部分的結晶性は本発明に従つて製造【一たポリカーボネ
ート構成成分の測定できる溶融エンタルピーによつて明
らかにすることができ、このエンタルピーは重合体1t
あたり少なくとも1〜8カロリーである。この部分的結
晶性は.延伸および前述した引き続く40〜170℃に
おける熱処理(5分〜25時間)によつて、あるいは多
軸押出し機中の熱可塑的加工中の前述のせん断力の作用
によつて、さらに50%だけ増加できる。これによつて
生成物の熱たわみ温度は増加し、そして外観は透明から
くもりないし不透明に変化する。部分的に結晶性の弾性
ポリエステルーポリカーボネート&ζすべて、結晶性ポ
リカーボネート構成成分の微結晶融点範囲以下または範
囲内の130〜250℃の温度において熱可塑的方法に
より加工でき、結晶性の有意の比率の損失はない。結晶
性ポリカーボネート構成成分の微結晶融点より高い加工
温度では、非晶質の透明な製品が得られる。したがつて
、本発明によるポリエステルーポリカーポネートが実際
的目的に対してすぐれた熱たわみ温度をもつように、こ
のポリエステル−ポリカーボネートのポリカーボネート
構成成分中の結晶性ポリカーボネートの比率を変えるこ
とができ、この比率は重合体1rあたり約1〜8ca1
,好ましくは2.5〜5.5ca1である。本発明に従
つて製造されたポリエステル−ポリカーボネートの紫外
線に対する安定性および加水分解に対する安定性は、紫
外線安定剤、たとえば置換されたベンゾフエノンまたは
ベンズトリアゾール熱可塑性ポリカーボネートに対して
普通の量で使用することにより、加水分解に対して保護
を与える薬剤、たとえばモノカーボジイミド、なかでも
ポリカーポジイミド(W.Neumarln,J.Pe
ter,H.HOltschmlldtおよびW.Ka
llert,PrOceedingOfthe4thR
ubberTechnOlgyCOnference,
LOndOn,1962年5月22日〜25日、738
−751ページ参照)をポリエステルーポリカーボネー
トに関して0.2〜5重量%の量で使用することにより
、そして熱可塑性ポリエステルおよび熱可塑性ポリカー
ボネートの化学において知られている老化防止剤を使用
することにより、改良できる。
本発明の生成物を変性するために、たとえばカーボンブ
ラツク、ケイソウ土、カオリン、粘土、CaF2、Ca
cO3、アルミニウム酸化物、さらに普通のガラス繊維
のような物質を各場合全重量に関して2〜40重量%の
量で、そして無機顔料を充填剤および核化剤として加え
ることができる。
耐燃生成物を望む場合、ポリエステル−ポリカーボネー
トに関して約5〜15重量%の量で、熱可塑性ポリエス
テルおよび熱可塑性ポリカーボネートの化学において知
られている防炎斉したとえば三酸化アンチモン、テトラ
ブロモフタル酸無水物、ヘキサブロモシクロドデカン、
テトラクロロビスフエノール、テトラプロモビスフエノ
ールまたはトリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフ
エートを混入でき、そしてポリエステルーポリカーポネ
ートのポリカーボネートプロツク中に統計的に結合した
テトラクロロビスフエノールとテトラプロモビスフエノ
ールも耐燃特性を付与する。さらに、熱可塑性ポリエス
テルおよび熱可塑性ポリカーボネートの化学において知
られた加工助剤、たとえば離型助剤を効果的に使用でき
る。本発明の方法によつて得られたポリエステル−ポリ
カーボネート&虱硬さ(ポリカーボネートセグメントに
よる)および弾性(カルボキシル基含有セグメントによ
る)および、とくに低温柔軟性(純粋に脂肪族のカルボ
キシル基を含有するセグメント)の組み合わせが望まれ
るところ、たとえば車体構造工学、車両の低圧タイヤの
製造、ホース、板および管の外装、および柔軟な伝導プ
ーリ一に、有利に使用できる。実施例 A1〜Al4 COOHを含むセグメントの製造 COOHを含むセグメントを技術的にふつうの方法でつ
くる。
ポリエステルは溶融物中の縮合反応によつて製造するこ
とが好ましい。
縮合の水はまず常圧下に、次いで減圧下に蒸留する。連
行斎したとえばベンゼン、トルエンなどを使用して水を
エステル化平衡から除去することもできる。
ふつうの触媒を、とくに平均分子量が4000より大き
いポリエステルを製造するとき、使用することは有用で
あることがある。
平均分子量&ζ反復構造単位により、そして規定した酸
の過剰により決定される:nモルのジオールおよび(n
+1)モルのジカルボン酸を2官能性ポリエステル1モ
ルあたりに使用する。エステル化が完了したと仮定する
と、計算された分子量Mnは〔Nx(ジオールの分子量
+ジカルボン酸の分子量一36)+ジカルボン酸の分子
量〕である。Mnは次の等式に従つてCOOH含有セグ
メントの分析的に決定した酸価から決定される:平均分
子量Mnは次めようにして酸価から決定できる:f=官
能基の数Mnはヒドロキシル基を含むセグメント(ポリ
エステル、ポリエーテル、ポリチオエーテル、ポリアセ
タールおよび脂肪族ポリカーポネート)の分析的に決定
したヒドロキシル価からも同じ方法で決定され、0H価
は酸価のかわりに使用する。
次の説明において、COOH含有セグメントのいくつか
を例示として記載する。A−1 2124t(18モル)のヘキサン−1,6−ジオール
を2920t(20モル)のアジピン酸と混合し、この
混合物を窒素雰囲気中で加熱した。
150℃以上において、縮合の水がカラムから留出しは
じめた。
温度を5時間にわたつて20『Cに上昇させ、この混合
物をこの温度にさらに2時たのち、窒素の供給を停止し
、圧力を3時間にわたつて15uHgに徐々に低下させ
た。200℃および15uHgにおいてさらに15時間
後、縮合反応は終了した。
軟化点が44〜48℃、酸価が54そして0H価が1.
5であり、平均分子量Mn約2000に相当するワツク
スが得られた。A−22124t(18モル)のヘキサ
ン−1,6−ジオールを、A−1に記載した方法で35
04f(24モル)のアジピン酸と縮合反応させ、酸価
が136そして0H価が1.0(平均分子量Vln約8
20に相当する)であるポリエステルが得られた。
A−3 1800r(20モル)のブタン−1,4−ジオールを
、次のようにして3212f(22モル)のアジピン酸
と縮合反応させた;常圧において150℃で5時間、1
00uHgにおいて5時間、温度を徐々に200℃に上
げ、そして20『C/15uHgにおいて15時間。
ポリエステルの0H価はここで2であつた。白色ワツク
スが得られた(軟化点キ40℃)。酸価は61.2(M
nキ1780)であつた。A−4 A−1と同様にして、2065V(17.5モル)のヘ
キサン−1,6−ジオールおよび3066f(21モル
)のアジピン酸から、酸価が89.5そして0H価が1
.5であるヘキサンジオール−ポリアジペートをつくつ
た(Mnキ1230)。
A−51364V(22モル)のエチレングリコールを
、A−3と同様にして、3504f(24モル)のアジ
ピン酸と縮合反応させ、30巧のチタン酸テトラブチル
エステルを触媒として加えた。
酸価が56.8そして0H価が2である(Mnキ190
0)ワツクス様ポリエステルが得られた。A−6 1520t(20モル)のプロピレン−1,2一グリコ
ールおよび3512t(22モル)のアジピン酸から、
200℃および157uHfにおいて、溶融物中の縮合
反応により、酸価63および0H価0,5(Mnキ17
50)の粘稠なポリエステルを得た。
A−7 2210V(21.25モル)のネオペンチルグリコー
ルを3465f(23.75モル)のアジピン酸と混合
した。
500dのトルエンを加えたのち、この混合物を加熱沸
騰させ、共沸蒸留物として留去する縮合の水を水分離器
により分離し?縮合温度はトルエンの添加または除去に
より160〜180℃に保持した。
24時間後、エステル化反応は終了した。
溶媒を留去したのち、酸価56.7および0H価0.5
(Mnキ1940)の粘稠なポリエステルが得られた。
A−8 ジヤケツト加熱、アンカーかきまぜ機、充填カラム(高
さ1.5m1直径20CIIL)、蒸留ブリツジと受器
を備える2501の,Aかまた、24.8V4(400
モル)のエチレングリコール、36!(400モル)の
ブタン−1,4−ジオールと128.48Kf(880
モル)のアジピン酸を入れた。
温度を10時間にわたつて200℃にし、この時間中に
25!の縮合の水が留去した。水リングポンプをここで
接続し、内圧を段階的に二ードル弁を経て8時間にわた
つて81!1kHgに下げる。20『C/8uHgにお
いてさらに20時間後、酸価58および0H価1(Mn
キ1850)の液状コポリエステルが得られた。
A−9 1830t(17.6モル)のネオペンチルグリコール
、2077f(17.6モル)のヘキサン−1,6−ジ
オールおよび5373f(36.8モル)のアジピン酸
を、A−1と同様にして、縮合反応させると、酸価27
.8および0H価1(Mnキ4000)の粘稠なコポリ
エステルが得られる。
A−1058.4t(0.4モル)のアジピン酸を36
60r(26.4モル)のε一カプロラクトンおよび0
.8fのチタン酸テトラブチルエステルと混合し、この
混合物を200℃に加熱し、その間窒素雰囲気を保つた
重合は50℃における屈折率の測定により追跡した。こ
の屈折率は47時間後一定となつた。少量の残留モノマ
ーを120℃/111J1tHgで除去した。酸価11
.4(Mnキ9800)のポリ一ε一カプロラクトンが
得られた。A−11 2500Vの市販のポリ一(テトラメチレンオキシド)
グリコール(Mnキ2000;デユポン社からのTer
acOll−200)を370Vのフタル酸無水物ど混
合し、この混合物を窒素雰囲気中で140℃において6
時間かきまぜた。
COOH末端基と酸価49(Mn+2300)をもつポ
リ−(テトラメチレンオキシド)グリコールが得られた
。A−12 4880r(40モル)のチオジグリコールを20tの
リンの酸と混合し、この混合物を窒素雰囲気中で加熱し
た。
150℃以上において、縮合の水が塔から蒸留されはじ
めた。
180℃において2時間後、窒素の供給を停止し、圧力
を徐々に15uHgに低下した。
18『C/15藺Hgにおいてさらに30時間後、縮合
反応は終了した。
平均分子量Mn=1600に相当する0H価70のポリ
チオエーテルが得られた。92tのフタル酸無水物を5
00Vのこのポリチオエーテルに加え、この混合物を窒
素雰囲気中で138℃において4時間かきまぜた。
COOH末端基と酸価58(Mn=1930)をもつポ
リチオエーテルが得られた。A−13 1800t(20モル)のブタン−1,4−ジオールを
600tのパラホルムアルデヒド(約2・0モルのホル
ムアルデヒドに相当する)および31のp−トルエンス
ルホン酸と混合した。
11のベンゼンを加えたのち、この混合物を加熱沸騰さ
せ、共沸蒸留物として留去される水を水分離器によつて
分離した。
20時間後、齢反応は終了した。
この反応混合物をまだ熱いうちにかきまぜ、101の炭
酸バリウム粉末を加えた。固体をP過したのち、溶媒を
15W1J!IHgにおいて蒸留した。0H価168(
Mn=668)の粘稠なポリホルマールが得られた。
500fのこのポリホルマールを151fのコハク酸無
水物と混合し、この混合物を窒素雰囲気中で124℃に
おいて2時間かきまぜtら末端COOH基をもち、酸価
118(Mn=950)のポリホルマールがこのように
して得られた。
A−142500tの市販されている平均YAn2OO
Oのヘキサン−1,6−ジオールの脂肪族ポリカーボネ
ート(バィエル社からのDesmOphen2O2O)
を200tのフタル酸無水物および51のマレイン酸無
水物と混合した。
140℃において1時間かきまぜたのち、さらに161
tのフタル酸無水物をこの混合物に加えた。
140℃において9時間かきまぜたのち、この混合物を
室温に冷却した。
末端COOH基をもち、酸価(Mn23OO)のヘキサ
ン−1,6−ジオールポリカーボネートが得られた。次
の実施例において、溶液相対粘度ηRelは、100m
eの塩化メチレン中の0.5tのポリエステル−ポリカ
ーボネートの25゜Cにおける粘度によつて規定する。
引き裂き強さと破断点伸びはDIN53455に従つて
決定する。ゲルクロマトグラフイ一による試験は、 Styragel(スチラゲル)カラム(分離範囲:0
01.5X105A11X105、3X104Aおよ び2×103A)を用いテトラヒドロフラン中で室温に
おいて実施した。
ビスフエノールAポリカーボネートによる標準化をこの
決定に使用し1ら光散乱法によつて決定したMwと比較
して偏りは見出されなかつた。示差熱分析(DTA)は
7/DuPOnt,MOdel9OOI装置を用いて実
施した。
凍結点の解釈に対して、接線法により決定した軟化点範
囲の近似中心を選び、そして微結晶融点に対して、融点
曲線の吸熱ピークの近似中心を選んだ。実施例 1 91.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフエ
ニル)−プロパンを32重量部の水酸化ナトリウムおよ
び800重量部の蒸留水中に溶かす。
末端COOH基をもつポリエステルA1の101.7重
量部および1850重量部の塩化メチレンの溶液をこの
溶液に加える。この混合物に119重量部のホスゲンを
、かきまぜながら窒素雰囲気中で20〜25℃において
1時間にわたつて、通す。ホスゲンを通入する間、29
6重量部の45%濃度の水酸化ナトリウム溶液を同時に
PH値がPHl3の一定値にとどまるような速度で滴下
する。ホスゲンを通入したのち、0.4重量部のトリエ
チルアミンを加え、この混合物を30分間かきまぜる。
PHを7〜8に調節したのち、有機相を分離したのち、
2%濃度のリン酸、最後に蒸留水で連続して洗つて、電
解質が含まれないようにする。水を分離したのち、有機
相を分割し、次のように処理する:1a)ある濃度に到
達するまで塩化メチレンを蒸留するか、あるいはクロロ
ベンゼンを有機相に加え、そして塩化メチレンのすべて
を蒸留することによつて、高濃度の重合体溶液を得る。
引き続いて残留する塩化メチレン、またはクロロベンゼ
ンをゆつくり蒸発させると、ポリエステル−ポリカーボ
ネートはゲル化し、さらに処理して粉末/粒状混合物を
得ることができる。ポリエステル−ポリカーボネートを
50℃において48時間、100℃において24時間真
空乾燥する。1b)溶媒を留去し、残留物を真空乾燥室
内で乾燥し、引き続いて摩砕する。
1c)たとえばメタノール、エタノール、アセトン、脂
肪族または環式脂肪族の炭化水素で重合体を溶液から沈
殿させ、引き続いて真空乾燥室内で乾燥する。
1d)ポリエステル−ポリカーボネートを濃縮および脱
蔵押出し機で処理すると、ηRel=1.62。
塩化メチレンからキヤストしたフイルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:32.8(MPa
) 破断点伸び :385% 示差熱分析(DTA)によると、粒状生成物のポリエス
テル構成成分のガラス転移点は−36℃であり、この生
成物の結晶性ポリカーボネート構成成分の微結晶融点は
約19『Cである。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融のエンタルピー
は重合体17あたり2.5〜5.5ca1である。得ら
れたポリエステルポリカーボネートの分子量1Vwは5
8000であつた。実施例 2 91.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフエ
ニル)−プロパンを32重量部の水酸化ナトリウムおよ
び800重量部の蒸留水中に溶かす。
末端COOH基をもつA2によるポリエステル101.
7重量部および1850重量部の塩化メチレンの溶液を
、この溶液に加える。この混合物にかきまぜながら窒素
雰囲気中で20〜25℃において119重量部のホスゲ
ンを1時間にわたつて通入し、同時に289重量部の4
5%濃度の水酸化ナトリウム溶液を滴下して一定のPH
値13を維持する。ホスゲンを通入したのち、0.4重
量部のトリエチルアミンを加える。このバツチはより粘
稠となる。30分後、有機相を分離し、ポリエステル−
ポリカーボネートを実施例1に記載するように単離する
(1bに従つて処理する)。
ポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.30
である。塩化メチレンからキヤストしたフイルムの機械
的性質&虱次のとおりである:引き裂き強さ:26.6
(MPa) 破断点伸び :323(%) DTAに従うと、粒状生成物のポリエステル部分のガラ
ス転移点は−36℃であり、そしてこの生成物の結晶性
ポリカーボネートの微結晶融点は約205℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融のエンタルピー
は実施例1におけるそれに相当する。得られたポリエス
テルポリカーボネートの分子量Mwは28000であつ
た。実施例 391.3重量部の2,2−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−プロパンを、32重量部の水酸
化ナトリウムおよび800重量部の蒸留水中に溶かす。
末端COOH基をもつA3によるポリエステル101.
7重量部および1850重量部の塩化メチレンの溶液を
この溶液に加える。この混合物に128重量部のホスゲ
ンをかきまぜながら窒素雰囲気中で20〜25゜Cにお
いて1時間にわたつて通入し、同時に340重量部の4
5%濃度の水酸化ナトリウム溶液を滴下してPHを13
の一定に保つ。ホスゲンを通入したのち、0.4重量部
のトリエチルアミンを加える。このバツチはより粘稠に
なる。30分後、有機相を分離し、ポリエステルーポリ
カーボネートを実施例1に記載するように単離する(1
aに従う処理)。
このポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.
63である。
DTAによると、粒状生成物のポリエステル構成成分の
ガラス転移点は−38℃であり、そしてこの生成物のポ
リカーボネート部分の微結晶融点は約189〜190℃
である。結晶性ポリカーボネートの溶融エンタルピーは
実施例1のそれに相当する。実施例 4 228.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを178重量部の45%濃度の水酸
化ナトリウムおよび3000重量部の蒸留水中に溶かす
1685重量部の1,4ービス−(4′,4〃−ジヒド
ロキシトリフエニルメチル)−ベンゼンおよび15重量
部の5%濃度の水酸化ナトリウム溶液を、この溶液に加
え、次いで末端COOH基をもつA−4によるポリエス
テル254.3重量部および5000重量部の塩化メチ
レンの溶液をこの混合物に加える。
この混合物に419重量部のホスゲンをかきまぜながら
窒素雰囲気中で20〜25℃において2時間にわたつて
通入し、同時に、1184重量部の45%濃度の水酸化
ナトリウム溶液を滴下して一定のPHl3を維持する。
ホスゲンを通入したのち、108重量部のトリエチルア
ミンを加える。このバツチはより粘稠となる。30分後
、有機相を分離し、ポリエステル−ポリカーボネートを
実施例1におけるように単離する(1cの処理)。
このポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.
53である。
ゲルクロマトグラフイ一の決定によれば、この重合体は
54000に最大値をもつ。塩化メチレンからキヤスト
したフイルムの機械的性質は、次のとおりである:引き
裂き強さ:25.9(MPa) 破断点伸び :410(%) DTAに従えば、粒状生成物のポリエステル部分のガラ
ス転移点は−36℃であり、そしてこの生成物の結晶性
ポリカーボネート構成成分の微結晶融点は約205℃で
ある。
ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは実施例
1のそれに相当する。得られたポリエステルポリカーボ
ネートの分子量Mwは59000であつた実施例 5 182.6重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを142重量部の45%濃度の水酸
化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留水中に溶
かす。
1.08重量部の1,4ービス−(4′,4〃−ジヒド
ロキシトリフエニルメチル)−ベンゼンおよび9.8重
量部の5%濃度の水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶
液に加え、次いで末端COOH基をもつA−5によるポ
リエステル203.4重量部および5000重量部の塩
化メチレンの溶液をこの混合物に加える。
この混合物に248.7重量部のホスゲンを20〜25
℃においてかきまぜながら、窒素雰囲気中で1時間15
分間にわたつて通入し、同時に680重量部の45重量
%濃度の水酸化ナトリウム溶液を滴下してPHを13の
一定値に保つ。ホスゲンを通人後、0.81重量部のト
リエチルアミンを加える。バツチは粘稠になる。30分
後、有機相を分離し、ポリエステルカーボネートを実施
例1記載のように単離する(処理1a)。
このポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.
42である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、この重合体は
32300において最大値をもつ。塩化メチレンからキ
ヤストしたフィルムの機械的性質仄次のとおりである:
引き裂き強さ:48.8(MPa) 破断点伸び :431(%) DTAによると、粒状生成物の軟質セグメントのガラス
転移点は−29℃であり、そしてこの生成物の結晶性ポ
リカーボネート部分の微結晶融点は約200℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
実施例1のそれに相当する。実施例 6 182.6重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロ神;二
;:ぷン呻重:―。
重量部の蒸留水中に溶かす。
1.08重量部の1,4−ビス−(4′,4〃−ジヒド
ロキシトリフエニルメチル)−ベンゼンおよび9.8重
量部の5%濃度の水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶
液に加え、次いでCOOH末端基をもつ203.4重量
部のポリエステルA−6および5000重量部の塩化メ
チレンの溶液をこの混合物に加える。
この混合物に254.3重量部のホスゲンを20〜25
℃においてかきまぜながら、窒素雰囲気中で1時間15
分間にわたつて通入し、同時に740重量部の45%濃
度の水酸化ナトリウム溶液を滴下してPHを13の一定
値に保持する。ホスゲンを通人したのち、0、81重量
部のトリエチルアミンを加える。このバツチは粘稠にな
る。30分後、有機相を分離し、ポリエステル−ポリカ
ーボネートを実施例1に記載するように単離する(処理
1a)。
このポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.
37である。ゲルクロマトグラフイ一による測定に従う
と、この重合体は328000において最大をもつ。
塩化メチレンからキヤストしたフィルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:43.2(MPa
) 破断点伸び :397(%) DTAによれば、粒状生成物の軟質セグメントのガラス
転移点は−27℃であり、この生成物の結晶性ポリカー
ボネート部分の微結晶融点は約245℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
実施例1のそれに相当する。実施例 7 228.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを、178重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留中に溶
かす。
1685重量部の1,4−(4′−4〃−ジヒドロキシ
トリフエニルメチル)ーベンゼンおよび15重量部の5
%濃度の水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶液に加え
、次いで末端COOH基をもつ254.3重量部のポリ
エステルA−7および5000重量部の塩化メチレンの
溶液をこの混合物に加える。
この混合物に310.5重量部のホスゲンを20〜25
℃において2時間にわたつてかきまぜながら、窒素雰囲
気中で通入し、同時に755重量部の45%濃度の水酸
化ナトリウム溶液を滴下してPHを130一定値に保つ
。ホスゲンを通入したのち、0.101重量部のトリエ
チルアミンを加える。バツチは粘稠となる。30分後、
有機相を分離し、ポリエステル−ポリカーボネートを実
施例1記載のように単離する(処理1a)。
ポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.58
0である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、重合体は38
000に最大値をもつ。
塩化メチレンからキヤストしたフィルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:35.9(MPa
) 破断点伸び .360(%) DTAによれば、粒状生成物中のポリエステルのガラス
転移点は−26℃であり、そしてこの生成物の結晶質ポ
リカーポネートの微結晶融点は約190℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
、実施例1のそれに相当する。実施例 8 228.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを、178重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留水中に
溶かす。
1.685重量部の1,4−ビス−(4′,4〃−ジヒ
ドロキシトリフエニルメチル)−ベンゼンおよび15重
量部の5%濃度の水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶
液に加え、次いで末端COOH基をもつ254.3重量
部のポリエステルA−8および5000重量部の塩化メ
チレンをこの混合物に加える。
この混合物に313.5重量部のホスゲンを20〜25
℃においてかきまぜながら、窒素雰囲気中で2時間にわ
たつて通入し、同時に814重量部の45%濃度の水酸
化ナトリウム溶液を滴下してPHを一定の13の値に保
つ。ホスゲンを通入後、0.101重量部のトリエチル
アミンを加える。このバツチはより粘稠となる。30分
後、有機相を分離し、ポリエステル−ポリカーボネート
を実施例1記載のように単離する(処理1a)。
ポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.36
である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、この重合体は
38000に最大値をもつ。
DTAによれば、粒状生成物中のポリエステルのガラス
転移点は−41℃であり、そしてこの生成物の結晶性ポ
リカーボネートの微結晶融点は約185℃である。結晶
性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは実施
例1のそれに相当する。実施例 9 182.6重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを、142重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液と3000重量部の蒸留水中に溶か
す。
末端COOH基をもつ203.4重量部のポリエステル
A−9および5000重量部の塩化メチレンの溶液をこ
の溶液に加える。222.7重量部のホスゲンをこの混
合物に20〜25℃において1時間にわたつてかきまぜ
ながら、窒素雰囲気中で通入し、同時に592重量部の
45%濃度の水酸化ナトリウム溶液に滴下してPH!I
:13の一定値に保つ。
ホスゲンを通入後、0.82重量部のトリエチルアミン
を加える。バツチは粘稠となる。30分後、有機相を分
離し、ポリエステルポリカーボネートを実施例1記載の
ZOように単離する(処理1d)。
ポリエステルーポリカーボネートのηRelは1.82
である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、この重合体は
93000において最大値をもつ。
塩化メチレンからキヤストしたフイルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:43.7(MPa
) 破断点伸び :381(%) DTAによれば、粒状生成物のポリエステル部分のガラ
ス転移点は−37℃であり、この生成物の非晶質ポリカ
ーボネート部分の凍結点は125℃であり、そしてこの
生成物の結晶性ポリカーボネート部分の微結晶融点は約
195℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
実施例1におけるそれに相当する。実施例 10 143.6重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンおよび4.72重量部のp一第3ブ
チルフエノールを、111.3重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留水中に
溶かす。
160重量部のポリカプロラクトンA−10の溶液と5
000重量部の塩化メチレンの溶液をこの溶液に加える
163.7重量部のホスゲンを20〜25゜Cにおいて
かきまぜながら、窒素雰囲気中で45分間通入し、同時
に399,6重量部の45%濃度の水酸化ナトリウム溶
液に滴下してPHを一定の13の値に保つ。
ホスゲンを通人後、0.66重量部のトリエチルアミン
を加える。バツチはより粘稠になる。1時間後、有機相
を分離し、ポリエステル−ポリカーボネートを実施例1
記載のように単離する(処理1a)。
ポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.46
0である。
ゲルクロマトグラフィ一の測定によると、重合体は32
800に最大値をもつ。
塩化メチレンからキヤストしたフィルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:47.9(MPa
) 破断点伸び :488(%) DTAによると、粒状生成物のポリカーボネートのガラ
ス転移点は−10℃であり、そしてこの生成物の結晶性
ポリカーボネートの微結晶融点は約240℃である。
結晶性構成成分の溶融エンタルピーは実施例1のそれに
相当する。実施例 11 228.3重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを、178重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留水に溶
かす。
1.685重量部の1,4−ビス−(4′,4〃−ジヒ
ドロキシフエニルメチル)−ベンゼンおよび15重量部
の5%水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶液に加え、
次いで末端COOH基をもつポリエーテルA−11およ
び5000重量部の塩化メチレンの溶液をこの混合物に
加える。
314.5重量部のホスゲンをこの混合物に20〜25
℃において2時間にわたつてかきまぜながら、窒素雰囲
気中で通入し、同時に700重量部の45%濃度の水酸
化ナトリウム溶液を滴下してPH値を一定の13に保つ
ホスゲンを通人後、0.101重量部のトリエチルアミ
ンを加える。このバツチは粘性となる。30分後、有機
相を分離し、ポリエステルーポリガーボネートを実施例
1に記載するように単離する(処理1a)。
ポリエステル−ポリカーボネートのηRelは1.37
である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、重合体は44
000に最大値をもつ。
塩化メチレンからキャストしたフイルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:11.1(MPa
) 破断点伸び :215(%) DTAによると、粒状生成物の軟質セグメントのガラス
転移温度は−75℃であり、そしてこの生成物の結晶質
ポリカーボネート構成成分の微結晶融点は約200℃で
ある。
結晶質ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
実施例1のそれに相当する。実施例 12 182.6重量部の2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパンを、142重量部の45%濃度の水
酸化ナトリウム溶液および3000重量部の蒸留水中に
溶かす。
1.08重量部の1,4−ビス−(4′,4〃−ジヒド
ロキシトリフエニルメチル)−ベンゼンおよび9.8重
量部の5%濃度の水酸化ナトリウム溶液の溶液をこの溶
液に加え、次いで末端COOH基の203.4重量部の
脂肪族ポリカーボネートA−14および5000重量部
の塩化メチレンの溶液をこの混合物に加える。
249.7重量部のホスゲンをこの混合物に20〜25
℃において1時間15分間にわたつてかきまぜながら窒
素雰囲気中で加え、同時に680重量部の45%濃度の
水酸化ナトリウム溶液を滴下してPHを13の一定値に
保つ。
ホスゲンを通入後、0.81重量部のトリエチルアミン
を加える。バツチはより粘稠となる。30分後、有機相
を分離し、ポリエステルーポリカーボネートを実施例1
(処理1a)記載のように単離する。ポリエステルーポ
リカーボネートのηRelは1.32である。
ゲルクロマトグラフイ一の測定によると、重合体は31
000に最大値をもつ。
塩化メチレンからキヤストしたフイルムの機械的性質は
、次のとおりである:引き裂き強さ:43.8(MPa
) 破断点伸び 二313(%) DTAによると、粒状生成物の軟質セグメントのガラス
転移点は−20℃であり、そしてこの生成物の結晶性ポ
リカーボネート部分の微結晶融点は約250℃である。
結晶性ポリカーボネート構成成分の溶融エンタルピーは
実施例1のそれに相当する。比較例 13.7重量部の2,2−ビス−( 4 −ヒドロキシ
フエニル)−プロパンを、4.8重量部の水酸化ナトリ
ウムおよび140重量部の蒸留水中に溶かす。
5.84重量部のアジピン酸および185重量部の塩化
メチレンの懸濁液をこの溶液に加え、これらの条件下で
アジピン酸は溶液中にはいる。34.5重量部のホスゲ
ンをこの混合物に20〜25℃においてかきまぜながら
窒素雰囲気中で30分間にわたつて通入し、同時に11
8重量部の45%濃度の水酸化ナトリウム溶液を滴下し
てPHを13の一定値に保つ。
ホスゲンを通入後、0.101重量部のトリエチルアミ
ンを加える。このバツチはより粘稠となる。30分後、
有機相は水性アルカリ性相から分離する。有機相を酸性
にし、次いで水洗して中性とする。次いで、生成物をメ
タノールで沈殿させる。
この生成物の赤外スペクトルは、2,2−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−プロパンポリカーボネートの比
較スペクトルと完全に同一であり、ほかのバンドを示さ
ない。水性アルカリ性相を希リン酸で酸性にする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カルボキシル基を含み平均分子量@M@nが600
    より大きいセグメントを1種または2種以上のビスフェ
    ノール、ホスゲンおよびジフェノールのモル量に関し0
    .2〜5モル%の第3級脂肪族アミンと2相境界ポリ縮
    合法によりpH9〜14および0〜80℃の温度におい
    て反応させ、そして得られた反応生成物を40〜170
    ℃の温度で約15分ないし24時間熱処理するか、また
    は130〜250℃の温度で重合体1Kgあたり0.2
    〜0.7KW時のせん断力を加えるか、または有機溶媒
    の溶液中でゲル化することを特徴とする結合したカルボ
    キシル基含有セグメントを含み熱可塑的方法によつて加
    工できる高分子量ポリエステル−ポリカーボネートの製
    造法。 2 カルボキシル基を含むセグメントは800より大き
    い@M@nをもつ特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 カルボキシル基を含むセグメントは1000〜20
    000の@M@nをもつ特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 4 2相境界ポリ縮合法は15〜40℃の温度で実施す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 カルボキシル基含有セグメントは2個のCOOH基
    をもつ特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方
    法。
JP52085173A 1976-08-16 1977-07-18 熱可塑的方法によつて加工できる新規なセグメント化ポリエステル−ポリカ−ボネ−トの製造法およびその方法によつて得られた新規なポリエステル−ポリカ−ボネ−ト Expired JPS5936932B2 (ja)

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