JPH09200371A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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JPH09200371A
JPH09200371A JP8004579A JP457996A JPH09200371A JP H09200371 A JPH09200371 A JP H09200371A JP 8004579 A JP8004579 A JP 8004579A JP 457996 A JP457996 A JP 457996A JP H09200371 A JPH09200371 A JP H09200371A
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JP
Japan
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incoming call
line
signal
dial
facsimile
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Pending
Application number
JP8004579A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
章 山口
Satoshi Fukuda
聡 福田
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP8004579A priority Critical patent/JPH09200371A/ja
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤルイン契約の回線かどうかの設定が実
際の実際の回線の状態と異なっていても着呼時に通話や
通信などができる情報通信装置を提供する。 【解決手段】 着信検出手段と、呼出信号を計数する呼
出信号計数手段と、回線閉結手段と、回線の音声帯域信
号を解析する信号解析手段と、着信信号に基づき着信方
式を選択する着信方式選択手段と、前記着信方式選択手
段により選択された着信方式或いは操作者の操作によ
り、前記呼出信号計数手段の計数値がいくつになったと
きに前記回線閉結手段により回線を閉結するかを決定す
る回線閉結遅延手段とを備えた情報通信装置を実現し、
ダイヤルイン契約の回線かどうかの設定が実際の実際の
回線の状態と異なっていても着呼時に通話や通信を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤルイン契約
回線やダイヤルイン契約でない回線に対応できるように
した情報通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリのような情報通信装
置をダイヤルイン回線に接続して活用することが行なわ
れている。この種の情報通信装置では特開平5−145
682号や特開平6−284221号公報等に記載され
た発明のように、ダイヤルイン契約の回線での着信処理
は専用の独立したものであって、通常は予めダイヤルイ
ン契約の回線かどうかを設定しておき、着信時にはこの
設定内容に応じた着信処理を行なっていた。
【0003】すなわち、ダイヤルイン契約でない回線に
設定されている場合には、図14のタイムチャートに示
すシーケンスの着信処理を行なう。図14において、電
話の発呼動作が行なわれると、交換機から受信端末へ極
性反転信号が送付され、次いで同じく交換機から受信端
末へ呼出信号が送付される。受信端末では呼出信号によ
りリングトーンが発せられてこれに対する応答操作(例
えばオフフック操作)が行なわれる。すると受信端末か
ら交換機へ1次応答信号である直流ループが送付され、
これに対して交換機から受信端末へ極性復極信号が送付
され、通信(或いは通話)動作が実行される。
【0004】一方、ダイヤルイン契約の回線に設定され
ている場合には、図15のタイムチャートに示すシーケ
ンスの着信処理を行なう。図15において、電話の発呼
動作が行なわれると、交換機から受信端末へ極性反転信
号が送付され、次いで同じく交換機から受信端末へ呼出
信号が送付される。受信端末では、この時点でリングト
ーンを発することなく呼出信号に応答する形で交換機へ
1次応答信号である直流ループを送付する。交換機は、
この1次応答に基づき、受信端末へ向けてPB信号から
成る内線指定信号を送付する。すると受信端末は交換機
へ、直流ループを断操作させる内線指定受信完了信号を
送付し、さらに自機側において呼出信号が発せられてこ
れに対する応答操作が行なわれる。そして、受信端末か
ら交換機へ2次応答信号である直流ループが送付され、
これに対して交換機から受信端末へ極性復極信号が送付
され、通信動作が実行される。
【0005】図16は前記着信処理動作を説明するフロ
ー図である。この図において処理ステップ(以下単にス
テップという)ST201において、着信検出動作が開
始されると、ステップST202において回線がダイヤ
ルイン契約の回線であるか否かをチェックし、ダイヤル
イン契約の回線であればステップST203においてダ
イヤルイン着信処理を行ない、その後通話或いは通信動
作に入る。一方、ステップST202において回線がダ
イヤルイン契約の回線でないと判断された場合は、ステ
ップST205において通常の着信処理を行ない、その
後通話或いは通信動作に入る。このフロー図においてダ
イヤルイン着信処理は前述の説明において図15に示し
た動作であり、通常の着信処理は前述の説明において図
14に示した動作である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報通信装置にあっては、ダイヤルイン契約
の回線の着信処理とダイヤルイン契約でない回線の着信
処理は、それぞれ専用の独立したものであったので、情
報通信装置の使用者がダイヤルインかどうかの設定を誤
って行なったり、何らかの原因で設定内容が破壊された
りして、実際の回線と設定内容とが食い違っていた場
合、着呼時に通話やファクシミリ通信などができなくな
るという問題が発生していた。
【0007】例えば、図17に示すように、実際はダイ
ヤルイン契約の回線であるのに、端末がダイヤルイン契
約でない回線に設定されていて、しかも端末は着信後6
秒以内に回線を閉結しない着信方式である場合は、ダイ
ヤルイン契約の回線の交換機は極性反転信号を送出した
後6秒以内に直流ループがないと切断動作に入り、極性
復極信号を受信端末へ送出して、発呼側へは話中音(B
T)を送出するので、発呼元ではいくら電話をかけても
いつもお話し中になってしまうという問題が発生する。
【0008】また、例えば図18に示すように、実際は
ダイヤルイン契約の回線であるのに、端末がダイヤルイ
ン契約でない回線に接続されていて、端末は着信後6秒
以内に回線を閉結する着信方式である場合は、ダイヤル
イン契約の回線の交換機は極性反転信号を送出した後6
秒以内に直流ループを受信するので、次に内線指定信号
を送出するが、その後で受信端末が直流ループ断の信号
である内線指定受信完了信号を返送することはない。そ
して、交換機は、2.1秒以内に直流ループ断がないと
前記交換機は切断動作に入り、極性復極信号を受信端末
へ送出して、発呼側へは話中音(BT)を送出するの
で、発呼元では前記図17における事例と同様にいくら
電話をかけても、いつもお話し中になってしまい、また
着呼側では着信があって応答してもPB信号の後ですぐ
に切れてしまうという問題が発生する。
【0009】また、例えば図19に示すように、実際は
ダイヤルイン契約でない回線であるのに、端末がダイヤ
ルイン契約の回線に接続されている場合は、ダイヤルイ
ン契約でない回線の交換機は極性反転信号と呼出信号を
送出した後応答信号待ちの状態になるのに対して、受信
端末は先ず回線を閉結し、1次応答信号を送出した後内
線指定信号待ちの状態になる。そして前記交換機は受信
端末から送出された1次応答信号を通常の応答信号と認
識して極性復極信号を送出して通話中状態の設定を行な
う(ここで通信が確立され課金の対象となる)。しか
し、この間受信端末は前記内線指定信号待ちの状態のま
まであり、この内線指定信号が6秒以内に到達しないで
タイムアウトすると回線解放を行なって切断信号を送出
するので、交換機は回線断処理動作を行なって発呼側へ
は話中音(BT)を送出するので、発呼元ではいくら電
話をかけても、通じた途端に数秒で切れてしまい、着呼
側では着信鳴動音がないので全く電話がかかってこない
と思ってしまうという問題が発生する。しかもこのとき
発呼側では課金されているという不具合が生じる。
【0010】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ダイヤルイン契約の回線かどうかの設
定が実際の実際の回線の状態と異なっていても着呼時に
通話や通信などができなくなることを防止することがで
きる情報通信装置を提供することである。
【0011】本発明の第2の目的は、ダイヤルイン契約
の回線かどうかの設定をすることなしにダイヤルイン契
約の回線でもダイヤルイン契約でない回線でも着呼時に
自動的に対応して通話やファクシミリ通信ができるよう
にすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の情報通信装置は、交換局からの呼出信号を検
出する着信検出手段と、呼出信号を計数する呼出信号計
数手段と、回線を開閉する回線閉結手段と、回線の音声
帯域信号を解析する信号解析手段と、前記着信検出手段
により交換局からの呼出信号を検出したときに電話とし
てのみ動作するか、ファクシミリ/電話の自動切替とし
て動作するか、ファクシミリ/内蔵留守録自動切替とし
て動作するか、或いはファクシミリ専用として動作する
か等を選択する着信方式選択手段と、前記着信方式選択
手段により選択された着信方式或いは操作者の操作によ
り、前記呼出信号計数手段の計数値がいくつになったと
きに前記回線閉結手段により回線を閉結するかを決定す
る回線閉結遅延手段とを備えた情報通信装置を要旨とす
る。
【0013】本発明の別の態様に係る情報通信装置は前
記構成にさらに、回線閉結遅延手段により遅延中に交換
局からの呼出信号が終了したことを検出する着信終了検
出手段と、前記着信終了検出手段により着信終了を検出
したときの前記呼出信号計数手段の計数値が2であった
ときにこの事象が発生したことを計数し、2以外であっ
たとき或いは着信終了を検出しなかったときに前記事象
が発生したことの計数をクリアする呼出2回着信終了計
数手段とを備えている。
【0014】本発明の別の態様に係る情報通信装置は前
記構成にさらに、ダイヤルイン契約回線の着信手順を実
行するダイヤルイン着信制御手段、或いはダイヤルイン
の内線指定番号を記憶するか、或いはダイヤルインの内
線指定信号と併せてファクシミリまたは電話の端末種別
を記憶する内線番号記憶手段を備えている。
【0015】本発明のさらに他の態様に係る情報通信装
置は、交換局からの呼出信号を検出する着信検出手段
と、前記着信検出手段により交換局からの呼出信号を検
出したときに電話としてのみ動作するか、ファクシミリ
/電話の自動切替として動作するか、ファクシミリ/内
蔵留守録自動切替として動作するか、或いはファクシミ
リ専用として動作するか等を選択する着信方式選択手段
と、ダイヤルイン契約回線の着信手順を実行するダイヤ
ルイン着信制御手段と、ダイヤルインの内線指定番号を
記憶するか、或いはダイヤルインの内線指定番号と併せ
てファクシミリまたは電話の端末種別を記憶する内線番
号記憶手段と、回線がダイヤルイン契約かどうかを記憶
する回線種別記憶手段とを備えた構成を有している。
【0016】前述のような構成により、本発明の情報通
信装置は、回線閉結遅延手段の遅延回数が2未満に設定
されている場合には、前記回線閉結手段により回線を閉
結した後で前記着信方式選択手段により選択された着信
方式の動作と並行して前記信号解析手段によりダイヤル
インの内線指定信号検出を行なう。
【0017】また、前記回線閉結遅延手段の遅延回数が
2未満に設定されている場合において、着信検出手段に
より着信を検出しても操作者の操作なしには自動的に前
記回線閉結手段により回線を閉結しないように設定され
ている場合には、呼出2回着信終了計数手段の計数値が
N(Nは1以上)である場合に限り前記回線閉結遅延手
段の遅延回数を一時的に1にして動作すること、並びに
前記回線閉結手段により回線を閉結した後で前記着信方
式選択手段により選択された着信方式の動作と並行して
前記信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号検
出を行なう。
【0018】また、前記着信信号解析手段によりダイヤ
ルインの内線指定信号を検出した場合には前記ダイヤル
イン着信制御手段によりダイヤルインの着信処理を行な
い、前記着信信号解析手段によりダイヤルインの内線指
定信号を検出しなかった場合には前記ダイヤルイン着信
方式選択手段により選択された着信方式の動作を行な
う。そして、これらの動作によって、ダイヤルイン契約
の回線かどうかの設定が実際の実際の回線の状態と異な
っていても着呼時に通話や通信などができないといった
不都合はなくなり、さらにはダイヤルイン契約の回線か
どうかの設定をすることなしにダイヤルイン契約の回線
でもダイヤルイン契約でない回線でも着呼時に自動的に
対応して通話やファクシミリ通信ができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交換局からの呼出信号を検出する着信検出手段と、
呼出信号を計数する呼出信号計数手段と、回線を開閉す
る回線閉結手段と、回線の音声帯域信号を解析する信号
解析手段と、前記着信検出手段により交換局からの呼出
信号を検出したときに電話としてのみ動作するか、ファ
クシミリ/電話の自動切替として動作するか、ファクシ
ミリ/内蔵留守録自動切替として動作するか、或いはフ
ァクシミリ専用として動作するか等を選択する着信方式
選択手段と、前記着信方式選択手段により選択された着
信方式或いは操作者の操作により、前記呼出信号計数手
段の計数値がいくつになったときに前記回線閉結手段に
より回線を閉結するかを決定する回線閉結遅延手段とを
具備した構成とし、前記回線閉結遅延手段の遅延回数が
m回(mは2以下)未満に設定されている場合には、交
換局が1次応答信号の検出時間をタイムオーバーする前
に前記回線閉結手段により回線を閉結した後で前記着信
方式選択手段により選択された着信方式の動作と並行し
て前記信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号
検出を行なうものである。これにより、接続回線の誤り
によって発呼側においてお話し中の応答を受けることが
なく、接続誤りがリカバーされる。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、交換局
からの呼出信号を検出する着信検出手段と、呼出信号を
計数する呼出信号計数手段と、回線を開閉する回線閉結
手段と、回線の音声帯域信号を解析する信号解析手段
と、前記着信検出手段により交換局からの呼出信号を検
出したときに電話としてのみ動作するか、ファクシミリ
/電話の自動切替として動作するか、ファクシミリ/内
蔵留守録自動切替として動作するか、或いはファクシミ
リ専用として動作するか等を選択する着信方式選択手段
と、前記着信方式選択手段により選択された着信方式或
いは操作者の操作により、前記呼出信号計数手段の計数
値がいくつになったときに前記回線閉結手段により回線
を閉結するかを決定する回線閉結遅延手段と、この回線
閉結遅延手段により遅延中に交換局からの呼出信号が終
了したことを検出する着信終了検出手段と、前記着信終
了検出手段により着信終了を検出したときの前記呼出信
号計数手段の計数値が2であったときにこの事象が発生
したことを計数し、2以外であったとき或いは着信終了
を検出しなかったときに前記事象が発生したことの計数
をクリアする呼出2回着信終了計数手段とを具備した構
成としたものである。これにより、前記回線閉結遅延手
段の遅延回数がm回(mは2以下)未満に設定されてい
る場合には、前記着信検出手段により着信を検出しても
操作者の操作なしには自動的に前記回線閉結手段により
回線を閉結しないように設定されている場合には、呼出
2回着信終了計数手段の計数値がN(Nは1以上)であ
る場合に限り前記回線閉結遅延手段の遅延回数を一時的
に1にして動作すること、並びに前記回線閉結手段によ
り回線を閉結した後で前記着信方式選択手段により選択
された着信方式の動作と並行して前記信号解析手段によ
りダイヤルインの内線指定信号検出を行なう。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、交換局
からの呼出信号を検出する着信検出手段と、呼出信号を
計数する呼出信号計数手段と、回線を開閉する回線閉結
手段と、回線の音声帯域信号を解析する信号解析手段
と、前記着信検出手段により交換局からの呼出信号を検
出したときに電話としてのみ動作するか、ファクシミリ
/電話の自動切替として動作するか、ファクシミリ/内
蔵留守録自動切替として動作するか、或いはファクシミ
リ専用として動作するか等を選択する着信方式選択手段
と、前記着信方式選択手段により選択された着信方式或
いは操作者の操作により、前記呼出信号計数手段の計数
値がいくつになったときに前記回線閉結手段により回線
を閉結するかを決定する回線閉結遅延手段と、この回線
閉結遅延手段により遅延中に交換局からの呼出信号が終
了したことを検出する着信終了検出手段と、前記着信終
了検出手段により着信終了を検出したときの前記呼出信
号計数手段の計数値が2であったときにこの事象が発生
したことを計数し、2以外であったとき或いは着信終了
を検出しなかったときに前記事象が発生したことの計数
をクリアする呼出2回着信終了計数手段とを具備したも
のである。これにより、回線閉結遅延手段の遅延回数が
m回(mは2以下)未満に設定されている場合には、前
記回線閉結手段により回線を閉結した後で前記着信方式
選択手段により選択された着信方式の動作と並行して前
記信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号検出
を行ない、また、前記回線閉結遅延手段の遅延回数がm
回(mは2以下)未満に設定されている場合には、前記
着信検出手段により着信を検出しても操作者の操作なし
には自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結しない
ように設定されている場合には、呼出2回着信終了計数
手段の計数値がN(Nは1以上)である場合に限り前記
回線閉結遅延手段の遅延回数を一時的に1にして動作す
ること、並びに前記回線閉結手段により回線を閉結した
後で前記着信方式選択手段により選択された着信方式の
動作と並行して前記信号解析手段によりダイヤルインの
内線指定信号検出を行なう。
【0022】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載の情報通信装置において、ダ
イヤルイン契約回線の着信手順を実行するダイヤルイン
着信制御手段を具備したものである。これにより、前記
着信信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号を
検出した場合には前記ダイヤルイン着信制御手段により
ダイヤルインの着信処理を迅速に行ない、前記着信信号
解析手段によりダイヤルインの内線指定信号を検出しな
かった場合には前記ダイヤルイン着信方式選択手段によ
り選択された着信方式の動作を行なう。
【0023】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の情報通信装置において、ダイヤルインの内線指
定番号を記憶するか、或いはダイヤルインの内線指定信
号と併せてファクシミリまたは電話の端末種別を記憶す
る内線番号記憶手段を具備したものである。これによ
り、着信信号解析手段が検出したダイヤルインの内線指
定番号が前記内線番号記憶手段に「端末種別:ファクシ
ミリ」として記憶されている番号と一致した場合には前
記ダイヤルイン着信制御手段によりダイヤルインの着信
処理を継続してダイヤルインの2次応答後にファクシミ
リ受信動作を行ない、前記着信信号解析手段が検出した
ダイヤルインの内線指定番号が前記内線番号記憶手段に
「端末種別:電話」として記憶されている番号と一致し
た場合には前記ダイヤルイン着信制御手段によりダイヤ
ルインの着信処理を継続して着信音を鳴動させるか或い
はダイヤルインの2次応答後に内蔵留守録を行なう。
【0024】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の情報通信装置において、着信信号解析手段が検
出したダイヤルインの内線指定番号が前記内線番号記憶
手段に記憶されている番号と一致しない場合でも前記ダ
イヤルイン着信制御手段によりダイヤルインの着信処理
を継続し、また少なくともダイヤルインの内線指定受信
完了信号を送出するようにしたものであり、着信処理動
作をより完全に行なうことができる。
【0025】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の情報通信装置において、着信信号解析手段が検
出したダイヤルインの内線指定番号が前記内線番号記憶
手段に記憶されている番号と一致しない場合には前記ダ
イヤルイン着信制御手段によりダイヤルインの着信処理
を継続し、ダイヤルインの2次応答後にファクシミリ/
電話自動切替としての動作を行なうようにしたものであ
り、ファクシミリ機能の増大にともない着信処理をより
完全にすることができる。
【0026】本発明の請求項8に記載の発明は、交換局
からの呼出信号を検出する着信検出手段と、前記着信検
出手段により交換局からの呼出信号を検出したときに電
話としてのみ動作するか、ファクシミリ/電話の自動切
替として動作するか、ファクシミリ/内蔵留守録自動切
替として動作するか、或いはファクシミリ専用として動
作するか等を選択する着信方式選択手段と、ダイヤルイ
ン契約回線の着信手順を実行するダイヤルイン着信制御
手段と、ダイヤルインの内線指定番号を記憶するか、或
いはダイヤルインの内線指定番号と併せてファクシミリ
または電話の端末種別を記憶する内線番号記憶手段と、
回線がダイヤルイン契約かどうかを記憶する回線種別記
憶手段とを具備したものである。これにより、前記回線
種別記憶手段の内容がダイヤルイン契約の回線である場
合には前記着信検出手段により着信が検出されると前記
ダイヤルイン着信制御手段によるダイヤルイン着信処理
を行ない、前記回線種別記憶手段の内容がダイヤルイン
契約の回線でない場合には前記着信検出手段により着信
が検出されると前記着信方式選択手段により選択された
着信方式の動作を行ない、また前記回線種別記憶手段の
内容をダイヤルイン契約の回線からダイヤルイン契約で
ない回線へ変更したときには前記内線番号記憶手段の内
容を退避しておき、前記回線種別記憶手段の内容をダイ
ヤルイン契約でない回線からダイヤルイン契約の回線へ
変更したときに前記内線番号記憶手段の内容を復活させ
る。
【0027】(実施の形態1)以下本発明の実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態における情報通信装置の詳細な構成
を示すブロック図である。この図において、符号1は電
話回線(本発明では通常の電話回線であるかダイヤルイ
ン契約されている電話回線であるかを問わない。以下、
単に回線という)、2は回線1に接続されこの回線1か
らの呼出信号の着信を検出する着信検出回路(着信検出
手段)、3は着信検出回路2の検出結果に基づいて一次
応答動作をコントロールする一次応答制御部、4は一次
応答制御部3の制御により回線1を閉結する回線閉結手
段としてのスイッチ回路、5はスイッチ回路4を介して
回線に接続され着信処理に当たって回線1に一次応答信
号を送出する一次応答回路、6は一次応答回路5に接続
され回線1から送られてきた内線指定番号を検出する手
段であるDTMF(Dual-tone Multi Frequency)
受信部、7は電話機またはファクシミリの内線指定番号
を記憶する手段である内線番号記憶部、8はDTMF受
信部6によって検出された内線指定番号と内線番号記憶
部7からの内線指定番号とを照合する照合部である。
【0028】9はスイッチ回路10を介して回線1に接
続され通話動作を行なう電話回路、11は電話回路9に
接続された通話用のハンドセット、12は鳴動によって
電話の着信を受信側に伝えるスピーカ、13は電話回路
9に接続された留守番電話回路であり、これら電話回路
9、ハンドセット11、スピーカ12および留守番電話
回路13によって電話機を構成している。また、14は
スイッチ回路15を介して回線1に接続されファクシミ
リ通信動作を行なうファクシミリである。
【0029】16は電話回路9に通話動作をさせるため
の制御信号を前記電話回路9およびスイッチ回路10に
出力する電話操作部、17は電話回路9およびファクシ
ミリ14にファクシミリ/電話自動切替動作をさせるた
めの制御信号を前記電話回路9、ファクシミリ14、ス
イッチ回路10およびスイッチ回路15に出力するファ
クシミリ/電話自動切替操作部、18は留守番電話回路
13およびファクシミリ14にファクシミリ/留守番電
話自動切替動作をさせるための制御信号を前記留守番電
話回路13、ファクシミリ14、スイッチ回路10およ
びスイッチ回路15に出力するファクシミリ/留守録自
動切替操作部、19はファクシミリ14にファクシミリ
通信動作をさせるための制御信号を前記ファクシミリ1
4およびスイッチ回路15に出力するファクシミリ操作
部である。これら電話操作部16、ファクシミリ/電話
自動切替操作部17、ファクシミリ/留守録自動切替操
作部18、およびファクシミリ操作部19は照合部8に
接続されて、この照合部8における照合結果が電話回路
9またはファクシミリ14の選択信号として入力される
ようになっている。 本実施の形態においては、さら
に、着信検出回路2の出力である着信信号を入力してそ
の通信における着信方式を選択する通信方式選択部20
が着信検出回路2に接続され、その選択出力は前記電話
操作部16、ファクシミリ/電話自動切替操作部17、
ファクシミリ/留守録自動切替操作部18、およびファ
クシミリ操作部19に入力されるようになっている。こ
の通信方式選択部20は、着信があったときに電話とし
てのみ動作するか、ファクシミリ/電話の自動切替とし
て動作するか、ファクシミリ/留守録自動切替として動
作するか、或いはファクシミリ専用として動作するかと
いった事柄を選択したり、或いはまたこの着信による通
信が、通常の電話回線との間の通信か、ダイヤルイン契
約されている回線との間の通信か等を判断したりするも
のである。この通信方式選択部20と各操作部16、1
7、18、19との間の接続構成において、ファクシミ
リ/電話自動切替操作部17、ファクシミリ/留守録自
動切替操作部18の入力側にはセレクタ21が設けられ
ており、これらの操作部17、18の間では電話回路9
の設定状態(通話設定か、留守設定か)によっていずれ
か一方が動作するようになっている。そして、電話回路
9の状態設定が行なわれることによってセレクタ21に
は状態設定信号S1が入力される。
【0030】さらにまた、本実施の形態においては、回
線1に着信検出回路2に対して並列に接続され、この回
線1からの呼出信号の呼出回数を計測する呼出信号計数
部22と、呼出信号計数部22からの計数値が一定の値
(これを遅延回数とする)になったときにスイッチ回路
4による回線閉結動作を決定し、その決定信号をスイッ
チ回路4へ出力して回線閉結動作を実行させる回線閉結
遅延部23(回線閉結遅延手段)とが設けられている。
これらの機能部のうち呼出信号計数部22にはカウンタ
が用いられる。また、回線閉結遅延部23には遅延回数
設定信号S2が入力されることにより遅延回数が設定さ
れる。呼出信号は16Hzの信号から成り、発呼操作に
ともなう呼出時には3秒区切りで連続的に送出される信
号であるから、前記遅延回数が設定されると、発信側か
ら受信側へ呼出信号が発信されている時間が決定され
る。例えば遅延回数(mとする)として、 m=2 が設定されると、発信側から受信側へ呼出信号が発信さ
れている時間は6秒間ということになり、遅延時間は6
秒となる。なお、回線閉結遅延部23への遅延回数設定
信号S2は情報通信装置の操作部からオペレータによっ
て入力される。また、前記セレクタ21への状態設定信
号S1も情報通信装置の操作部から入力できるようにし
てもよい。
【0031】なお、図1中、符号24は本実施の形態に
よる情報通信装置全体の動作をコントロールするシステ
ム制御部であり、25は交換局である。システム制御部
24はCPU(或いはマイクロプロセッサ)から構成さ
れている。このCPUには、情報通信装置が接続されて
いる回線1が通常の電話回線であっても、或いはダイヤ
ルイン契約されている回線であっても不都合なく通信動
作ができるよう各種プログラムが内蔵されている。ま
た、CPUには、情報通信装置自体が通常の電話回線対
応に設定されていても、或いはダイヤルイン契約されて
いる回線対応に設定されていても不都合なく通信動作が
できるよう各種プログラムが内蔵されている。
【0032】かかる構成の情報通信装置において、交換
局25から回線1を介して受信された呼出信号は着信検
出回路2および呼出信号計数部22に送られる。着信検
出回路2で検出された着信信号は一次応答制御部3およ
び着信方式選択部20へ送られる。一次応答制御部3で
は、検出された着信信号に基づいて、スイッチ回路4の
開閉を制御する信号が生成されてスイッチ回路4経送ら
れる。また、一次応答制御部3は、検出された着信信号
に基づいて、一次応答手順を実行するようになってい
る。一次応答回路5は一次応答制御部3からの出力に基
づいて、スイッチ回路4が閉状態のときに回線1を閉結
し、受信された信号をDTMF受信部6へ送る。着信方
式選択部20では、検出された着信信号に基づいて、着
信方式を選択する。着信方式の事例(種類)については
既に例示した。なお、本発明は、前記各種着信方式の事
例のうち少なくとも2種類から一つを選択するようにな
っていれば成立する。
【0033】DTMF受信部6では、スイッチ回路4の
閉状態時(一次応答時)に、一次応答回路5で閉結され
た回線1から内線指定番号が送られてきた場合は、この
内線指定番号が検出される。前記内線指定番号は電話機
用、ファクシミリ用、ファクシミリ/電話自動切替型フ
ァクシミリ・電話装置用、或いはファクシミリ/留守番
電話自動切替型ファクシミリ・留守番電話装置用等、種
々の情報通信装置のいずれかに対応している。もちろ
ん、同一タイプの装置(例えば電話機)が複数接続され
ていてもよい。
【0034】DTMF受信部6で検出された内線指定番
号は照合8へ送られる。また、照合部8には内線番号記
憶部7から出力される内線指定番号が転送される。内線
番号記憶部7は、ダイヤルインの内線指定番号を記憶す
るか、或いはダイヤルインの内線指定信号と併せてファ
クシミリまたは電話の端末種別を記憶している。そし
て、照合部8では、内線番号記憶部7からの内線指定番
号とDTMF受信部6からの内線指定番号とが照合さ
れ、その結果が電話操作部16、ファクシミリ/電話自
動切替操作部17、ファクシミリ/留守録自動切替操作
部18、およびファクシミリ操作部19に入力されるよ
うになっている。したがって、照合部8では、検出され
た内線指定番号に対応する機器を判定し特定する。
【0035】特定された機器が電話機であり、この電話
機により通常の通話を行なう場合は、電話回路9はスピ
ーカ12を介して電話の着信(呼出)音を受信側に知ら
せる。受信側は、この着信音を確認した後、ハンドセッ
ト11をオフフックし、Kのハンドセットを介して送信
側と通話を行なう。留守番電話回路13は電話回路9が
留守状態に設定されているときに、回線1を介して送ら
れる情報(メッセージ)を電話回路に代わって受信し記
録する。電話操作部16は、着信信号が電話機用のもの
であると判定され着信方式選択部20で電話としてのみ
の動作が選択されたときに作動し、スイッチ回路10を
閉状態に制御する。ここで、受信待機状態のときはスイ
ッチ回路10およびスイッチ回路15はともに開状態に
ある。ファクシミリ/電話自動切替操作部17は、着信
信号がファクシミリ/電話自動切替機能を有するファク
シミリ用のものであると判定され着信方式選択部20で
ファクシミリ/電話の自動切替としての動作が選択され
たときに作動し、スイッチ回路10およびスイッチ回路
15を閉状態に制御する。ファクシミリ/留守録自動切
替操作部18は、着信信号がファクシミリ/留守番電話
自動切替機能を有するファクシミリ用のものであると判
定され着信方式選択部20でファクシミリ/内蔵留守録
自動切替としての動作が選択されたときに作動し、スイ
ッチ回路10およびスイッチ回路15を閉状態に制御す
る。ファクシミリ操作部19は、着信信号がファクシミ
リ専用のものであると判定され着信方式選択部20でフ
ァクシミリとしての動作が選択されたときに作動し、ス
イッチ回路15を閉状態に制御する。
【0036】かかる構成を有する情報通信装置について
以下着呼時における着信処理動作例を説明する。
【0037】(動作例1)図2はこの第1の実施の形態
に係る情報通信装置における着信処理動作を説明するフ
ロー図である。呼出信号が到達して着信が開始される
と、処理ステップ(以下単にステップという)ST1に
おいて、着信検出回路2で着信検出が行なわれる一方、
呼出信号計数部22で呼出信号の計数が開始される。こ
のとき、呼出信号計数部22のカウンタは予めリセット
されている。次にステップST2において回線閉結遅延
部23に設定されている遅延回数の値がm(ただし、m
は2以下)より小さいか否かをチェックし、この遅延回
数の設定値がm以上である場合は、この情報通信装置は
ダイヤルイン契約されていない装置と認識してステップ
ST3において通常の着信処理が実行され通話或いは通
信動作に移行する。また、ステップST2において設定
された遅延回数が所定の値mより小さいと判断された場
合は、この情報通信装置はダイヤルイン契約されている
装置と認識し、ステップST4において呼出信号の変化
点があるか否かをチェックし、あればステップST5に
おいて呼出信号計数部22のカウンタをインクリメント
(+1)した後ステップST6において呼出信号計数部
22における計数値が設定された遅延回数以上であるか
否かをチェックする。また、ステップST4において呼
出信号の変化点がないと判断されたときは呼出信号計数
部22のカウンタをインクリメントすることなくステッ
プST6の処理に移行する。
【0038】ステップST6において呼出信号計数部2
2における計数値が設定された遅延回数より小さい場合
は再度ステップST4の処理に戻る一方、計数値が設定
された遅延回数と等しいかまたはそれより大きいと判断
された場合はST7において回線閉結遅延部23からス
イッチ回路4へ動作指令信号が出力されてスイッチ回路
4が作動し回線1を閉結する。これまでの処理を検討す
ると、前記mの条件により回線閉結遅延部23に設定さ
れた遅延回数が2未満であり、呼出信号計数値がその遅
延回数に達するとスイッチ回路4が回線1を閉結動作す
るから、この実施の形態の情報通信装置においては、着
信開始があってから6秒以内に回線1の閉結が行なわれ
ることになる。そして、その後はステップST8におい
て通常の着信処理を行ない、またDTMF受信部6にお
いて内線指定番号を検出し通話或いは通信動作に移行す
る。
【0039】このような動作を行なうことにより、本実
施の形態の情報通信装置は、回線閉結遅延部23の遅延
回数が2未満に設定されている場合には、前記回線閉結
手段である切替スイッチ4により回線を閉結した後で着
信方式選択部20により選択された着信方式の動作と並
行して前記DTMF受信部6よりダイヤルインの内線指
定信号検出を行なうことができる。したがって、発呼元
ではいつも話中になったり、着呼側では着信があっても
すぐに(6秒で)着信が終了してしまったりという不具
合は生じない。
【0040】(実施の形態2)図3は本発明の他の実施
の形態における情報通信装置の構成を示すブロック図で
ある。この図に示された情報通信装置は、前記第1の実
施の形態に係る情報通信装置の構成に加えて、交換局2
5からの呼出信号が終了したことを検出する着信終了検
出部26と、着信終了を検出したときの呼出信号計数値
が「2」であったときにこの事象の発生を計数する呼出
2回着信終了計数部27とを備えている。着信終了検出
部26は、回線閉結遅延部23により遅延動作がされて
いるときに交換局25からの呼出信号が終了したことを
検出するものである。また、呼出2回着信終了計数部2
7はカウンタにより構成され、回線閉結遅延部23によ
り遅延動作がされているときに交換局25からの呼出信
号が終了し、且つ前記着信終了検出部26により着信終
了を検出したときの前記呼出信号計数部22の計数値が
「2」であったときに計数動作(カウントアップ)を行
なう。さらに、呼出2回着信終了計数部27は、回線閉
結遅延部23により遅延動作がされているときに交換局
25からの呼出信号が終了し、且つ前記着信終了検出部
26により着信終了を検出したときの前記呼出信号計数
部22の計数値が「2」以外であったとき、または着信
終了を検出しなかったときに前記カウントアップの計数
動作で得られた値をクリアする機能を有する。
【0041】また、この情報通信装置は、ダイヤルイン
契約をしている回線の着信処理を実行するダイヤルイン
着信制御部28を備えている。このダイヤルイン着信制
御部28は、DTMF受信部6によりダイヤルインの内
線指定信号を検出した場合にダイヤルインの着信処理を
行なう。
【0042】さらにまた、この情報通信装置は、システ
ム制御部24に接続され、回線1がダイヤルイン契約さ
れているかどうかを記憶する回線種別記憶部29を備え
ている。
【0043】かかる構成を有する情報通信装置について
以下着呼時における種々の着信処理動作を説明する。
【0044】(動作例2)図4はこの第2の実施の形態
に係る情報通信装置における着信処理動作を説明するフ
ロー図である。呼出信号が到達して着信が開始される
と、ST11において、着信検出回路2で着信検出が行
なわれる一方、呼出信号計数部22で呼出信号が計数開
始される。このとき、呼出信号計数部22のカウンタは
予めリセットされている。さらにステップST11にお
いて着信終了検出部26と呼出2回着信終了計数部27
も動作開始する。次にステップST12において回線閉
結遅延部23に設定されている遅延回数の値がm(ただ
し、mは2以下)以上であるか否か、或いは回線1が使
用者の操作なしには自動閉結しない設定になっているか
否かをチェックする。このチェック動作において遅延回
数がm以上でなくしかも使用者の操作がなくても自動閉
結する設定になっている場合は、この情報通信装置はダ
イヤルイン契約されていない装置と認識してステップS
T13において通常の着信処理が実行され通話或いは通
信動作(後出のステップST21)に移行する。
【0045】また、ステップST12において、設定さ
れた遅延回数が前記値m以上であるか或いは回線1が使
用者の操作なしには自動閉結しない設定になっていると
判断された場合は、この情報通信装置はダイヤルイン契
約されている装置と認識し、ステップST14において
呼出2回着信終了計数部27のカウント値がN(ただ
し、Nは1以上)以上であるか否かをチェックし、N以
上であればステップST15において回線閉結遅延部2
3に設定される遅延回数を一時的に「1」にして次のス
テップST16へ移行する。ステップST15の処理の
とき、呼出2回着信終了計数部27のカウンタをクリア
することにより呼出信号が2回で終わるのが連続してN
回発生する度にこの処理を行なうことができる。また一
方、ステップST14のチェック処理において呼出2回
着信終了計数部27のカウント値がN以上でないと判断
された場合は、ステップST15における処理を行なう
ことなく直接ステップST16に移行する。
【0046】ステップST16においては、呼出信号の
変化点があるか否かをチェックし、あればステップST
17において呼出信号計数部22のカウンタをインクリ
メント(+1)した後ステップST18において呼出信
号計数部22における計数値が設定された遅延回数以上
であるか否かをチェックする。また、ステップST16
において呼出信号の変化点がないと判断されたときは呼
出信号計数部22のカウンタをインクリメントすること
なくステップST18の処理に移行する。ステップST
18において呼出信号計数部22における計数値が設定
された遅延回数以上であると判断された場合はST19
において回線閉結遅延部23からスイッチ回路4へ動作
指令信号が出力されてスイッチ回路4が作動し回線1を
閉結する。これまでの処理を検討すると、前記mの条件
により回線閉結遅延部23に設定された遅延回数が2未
満であり、呼出信号計数値がその遅延回数に達するとス
イッチ回路4が回線1を閉結動作するから、この実施の
形態の情報通信装置においては、着信開始があってから
6秒以内に回線1の閉結が行なわれることになる。そし
て、その後はステップST20において通常の着信処理
を行ない、またDTMF受信部6において内線指定番号
を検出し、次いでステップST21で通話或いは通信動
作に移行する。
【0047】他方、ステップST18において呼出信号
計数部22における計数値が設定された遅延回数以上で
ないと判断された場合はST22において着信終了検出
部26の動作によって着信終了したか否かをチェック
し、終了していなければステップST16の処理に戻る
一方、着信終了していれば、ステップST23において
呼出信号計数部22の計数値が「2」であるか否かをチ
ェックする。そして呼出信号計数部22の計数値が
「2」である場合はステップST24において呼出2回
着信終了計数部27のカウンタをインクリメント(+
1)した後ステップST25において待機状態となる。
また一方ステップST23において呼出信号計数部22
の計数値が「2」でない場合はステップST26におい
て呼出2回着信終了計数部27のカウンタをクリアした
後ステップST25の待機状態へ移行する。
【0048】このように、前記回線閉結遅延部23に設
定された遅延回数が2未満に設定されている場合におい
て、着信検出回路2により着信を検出しても操作者の操
作なしには自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結
しないように設定されている場合には、呼出2回着信終
了計数部27の計数値がN(Nは1以上)である場合に
限り前記回線閉結遅延部23の遅延回数を一時的に1に
して動作すること、並びに前記回線閉結手段である切替
スイッチ4により回線を閉結した後で前記着信方式選択
部20により選択された着信方式の動作と並行して前記
信号解析手段であるDTMF受信部6によりダイヤルイ
ンの内線指定信号検出を行なうようにしている。したが
って、発呼元ではいつも話中になったり、着呼側では着
信があってもすぐに(6秒で)着信が終了してしまった
りという不具合は生じない。
【0049】(動作例3)図5はこの第2の実施の形態
に係る情報通信装置における図4の動作とは異なった着
信処理動作を説明するフロー図である。呼出信号が到達
して着信が開始されると、ST31において、着信検出
回路2で着信検出が行なわれる一方、呼出信号計数部2
2で呼出信号が計数開始される。このとき、呼出信号計
数部22のカウンタは予めリセットされている。さらに
ステップST31において着信終了検出部26と呼出2
回着信終了計数部27も動作開始する。次にステップS
T32において回線閉結遅延部23に設定されている遅
延回数の値がm(ただし、mは2以下)以上であるか否
か、或いは回線1が使用者の操作なしには自動閉結しな
い設定になっているか否かをチェックする。
【0050】このチェック動作において、設定された遅
延回数が前記値m以上であるか或いは回線1が使用者の
操作なしには自動閉結しない設定になっていると判断さ
れた場合は、この情報通信装置はダイヤルイン契約され
ている装置と認識し、ステップST33において呼出2
回着信終了計数部27のカウント値がN(ただし、Nは
1以上)以上であるか否かをチェックし、N以上であれ
ばステップST34において回線閉結遅延部23に設定
される遅延回数を一時的に「1」にして次のステップS
T35へ移行する。また一方、ステップST33のチェ
ック処理において呼出2回着信終了計数部27のカウン
ト値がN以上でないと判断された場合は、ステップST
34における処理を行なうことなく直接ステップST3
5に移行する。また、ステップST32のチェック動作
において遅延回数がm以上でなくしかも使用者の操作が
なくても自動閉結する設定になっている場合は、ステッ
プST33およびステップST34における処理を行な
うことなく直接ステップST35に移行する。
【0051】ステップST35においては、呼出信号の
変化点があるか否かをチェックし、あればステップST
36において呼出信号計数部22のカウンタをインクリ
メント(+1)した後ステップST37において呼出信
号計数部22における計数値が設定された遅延回数以上
であるか否かをチェックする。また、ステップST35
において呼出信号の変化点がないと判断されたときは呼
出信号計数部22のカウンタをインクリメントすること
なくステップST37の処理に移行する。ステップST
37において呼出信号計数部22における計数値が設定
された遅延回数以上であると判断された場合はST38
において回線閉結遅延部23からスイッチ回路4へ動作
指令信号が出力されてスイッチ回路4が作動し回線1を
閉結する。これまでの処理を検討すると、前記mの条件
により回線閉結遅延部23に設定された遅延回数が2未
満であり、呼出信号計数値がその遅延回数に達するとス
イッチ回路4が回線1を閉結動作するから、この実施の
形態の情報通信装置においては、着信開始があってから
6秒以内に回線1の閉結が行なわれることになる。そし
て、その後はステップST39において通常の着信処理
を行ない、またDTMF受信部6において内線指定番号
を検出し、次いでステップST40で通話或いは通信動
作に移行する。
【0052】他方、ステップST37において呼出信号
計数部22における計数値が設定された遅延回数以上で
ないと判断された場合はST41において着信終了検出
部26の動作によって着信終了したか否かをチェック
し、終了していなければステップST35の処理に戻る
一方、着信終了していれば、ステップST42において
呼出信号計数部22の計数値が「2」であるか否かをチ
ェックする。そして呼出信号計数部22の計数値が
「2」である場合はステップST43において呼出2回
着信終了計数部27のカウンタをインクリメント(+
1)した後ステップST44において待機状態となる。
また一方ステップST42において呼出信号計数部22
の計数値が「2」でないと判断された場合はステップS
T45において呼出2回着信終了計数部27のカウンタ
をクリアした後ステップST44の待機状態へ移行す
る。
【0053】このように、前記回線閉結遅延部23に設
定された遅延回数が2未満に設定されている場合におい
て、着信検出回路2により着信を検出しても操作者の操
作なしには自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結
しないように設定されている場合には、呼出2回着信終
了計数部27の計数値がN(Nは1以上)である場合に
限り前記回線閉結遅延部23の遅延回数を一時的に1に
して動作すること、並びに前記回線閉結手段である切替
スイッチ4により回線を閉結した後で前記着信方式選択
部20により選択された着信方式の動作と並行して前記
信号解析手段であるDTMF受信部6によりダイヤルイ
ンの内線指定信号検出を行なうようにしている。したが
って、発呼元ではいつも話中になったり、着呼側では着
信があってもすぐに(6秒で)着信が終了してしまった
りという不具合は生じない。
【0054】(動作例4)図6は前記第2の実施の形態
に係る情報通信装置において着信終了検出部26、呼出
2回着信終了計数部27を用いないで着信処理を行なう
とともに、ダイヤルインの着信処理に関してはダイヤル
イン着信制御部28を作動させて着信処理をおこなうと
きの動作を説明するフロー図である。図6において、呼
出信号が到達して着信が開始されると、ステップST5
1において、着信検出回路2で着信検出が行なわれる一
方、呼出信号計数部22で呼出信号の計数が開始され
る。このとき、呼出信号計数部22のカウンタは予めリ
セットされている。
【0055】次にステップST52において回線閉結遅
延部23に設定されている遅延回数の値がm(ただし、
mは2以下)より小さいか否かをチェックし、この遅延
回数の設定値がm以上である場合は、この情報通信装置
はダイヤルイン契約されていない装置と認識してステッ
プST53において通常の着信処理が実行され通話或い
は通信動作(後出のステップST60)に移行する。ま
た、ステップST52において設定された遅延回数が所
定の値mより小さいと判断された場合は、この情報通信
装置はダイヤルイン契約されている装置と仮に認識し、
ステップST54において呼出信号の変化点があるか否
かをチェックし、あればステップST55において呼出
信号計数部22のカウンタをインクリメント(+1)し
た後ステップST56において呼出信号計数部22にお
ける計数値が設定された遅延回数以上であるか否かをチ
ェックする。また、ステップST54において呼出信号
の変化点がないと判断されたときは呼出信号計数部22
のカウンタをインクリメントすることなくステップST
56の処理に移行する。
【0056】ステップST56において呼出信号計数部
22における計数値が設定された遅延回数より小さい場
合は、再度ステップST54の処理に戻る一方、計数値
が設定された遅延回数と等しいかまたはそれより大きい
と判断された場合はST57において回線閉結遅延部2
3からスイッチ回路4へ動作指令信号が出力されてスイ
ッチ回路4が作動し回線1を閉結する。これまでの処理
を検討すると、前記mの条件により回線閉結遅延部23
に設定された遅延回数が2未満であり、呼出信号計数値
がその遅延回数に達するとスイッチ回路4が回線1を閉
結動作するから、この実施の形態の情報通信装置におい
ては、着信開始があってから6秒以内に回線1の閉結が
行なわれることにな る。そして、ステップST58に
おいて通常の着信処理を行ない、またDTMF受信部6
において内線指定信号を検出し、次のステップST59
において内線指定信号を検出したか否かをチェックし内
線指定信号を検出していなければステップST60にお
いて着信方式選択部20で選択された着信方式にしたが
って通話或いは通信動作に移行する。他方、ステップS
T59のチェック処理において内線指定信号を検出した
場合は、ステップST61においてダイヤルイン制御部
28が動作せしめられ、ダイヤルインの着信処理が行な
われ、その後ステップST60において通話或いは通信
動作に移行する。
【0057】このような動作を行なうことにより、本実
施の形態の情報通信装置は、回線閉結遅延部23の遅延
回数が2未満に設定されている場合には、前記回線閉結
手段である切替スイッチ4により回線を閉結した後で着
信方式選択部20により選択された着信方式の動作と並
行して前記DTMF受信部6よりダイヤルインの内線指
定信号の検出を行ない内線指定信号を検出したときはダ
イヤルイン制御部28の動作によって着信処理を行なう
ことができる。したがって、発呼元ではいつも話中にな
ったり、着呼側では着信があってもすぐに(6秒で)着
信が終了してしまったりという不具合は生じない。また
ダイヤルインの着信があったときには迅速なる着信処理
が実行される。
【0058】(動作例5)図7は前記第2の実施の形態
に係る情報通信装置において着信終了検出部26、呼出
2回着信終了計数部27を用いて着信処理を行なうとと
もに、ダイヤルインの着信処理に関してはダイヤルイン
着信制御部28を作動させて着信処理をおこなうときの
動作を説明するフロー図である。図7において、呼出信
号が到達して着信が開始されると、ST71において、
着信検出回路2で着信検出が行なわれる一方、呼出信号
計数部22で呼出信号が計数開始される。このとき、呼
出信号計数部22のカウンタは予めリセットされてい
る。さらにステップST71において着信終了検出部2
6と呼出2回着信終了計数部27も動作開始する。次に
ステップST72において回線閉結遅延部23に設定さ
れている遅延回数の値がm(ただし、mは2以下)以上
であるか否か、或いは回線1が使用者の操作なしには自
動閉結しない設定になっているか否かをチェックする。
このチェック動作において遅延回数がm以上でなくしか
も使用者の操作がなくても自動閉結する設定になってい
る場合は、この情報通信装置はダイヤルイン契約されて
いない装置と認識してステップST73において通常の
着信処理が実行され通話或いは通信動作(後出のステッ
プST81)に移行する。
【0059】また、ステップST72において、設定さ
れた遅延回数が前記値m以上であるか或いは回線1が使
用者の操作なしには自動閉結しない設定になっていると
判断された場合は、この情報通信装置はダイヤルイン契
約されている装置と認識し、ステップST74において
呼出2回着信終了計数部27のカウント値がN(ただ
し、Nは1以上)以上であるか否かをチェックし、N以
上であればステップST75において回線閉結遅延部2
3に設定される遅延回数を一時的に「1」にして次のス
テップST76へ移行する。ステップST75の処理の
とき、呼出2回着信終了計数部27のカウンタをクリア
することにより呼出信号が2回で終わるのが連続してN
回発生する度にこの処理を行なうことができる。また一
方、ステップST74のチェック処理において呼出2回
着信終了計数部27のカウント値がN以上でないと判断
された場合は、ステップST75における処理を行なう
ことなく直接ステップST76に移行する。
【0060】ステップST76においては、呼出信号の
変化点があるか否かをチェックし、あればステップST
77において呼出信号計数部22のカウンタをインクリ
メント(+1)した後ステップST78において呼出信
号計数部22における計数値が設定された遅延回数以上
であるか否かをチェックする。また、ステップST76
において呼出信号の変化点がないと判断されたときは呼
出信号計数部22のカウンタをインクリメントすること
なくステップST78の処理に移行する。ステップST
78において呼出信号計数部22における計数値が設定
された遅延回数以上であると判断された場合はST79
において回線閉結遅延部23からスイッチ回路4へ動作
指令信号が出力されてスイッチ回路4が作動し回線1を
閉結する。
【0061】これまでの処理を検討すると、前記mの条
件により回線閉結遅延部23に設定された遅延回数が2
未満であり、呼出信号計数値がその遅延回数に達すると
スイッチ回路4が回線1を閉結動作するから、この実施
の形態の情報通信装置においては、着信開始があってか
ら6秒以内に回線1の閉結が行なわれることになる。そ
して、ステップST80において通常の着信処理を行な
い、またDTMF受信部6において内線指定信号を検出
し、次のステップST81において内線指定信号を検出
したか否かをチェックし、内線指定信号を検出していな
ければス テップST82において着信方式選択部20
で選択された着信方式にしたがって通話或いは通信動作
に移行する。他方、ステップST81のチェック処理に
おいて内線指定信号を検出した場合は、ステップST8
3においてダイヤルイン制御部28が動作せしめられ、
ダイヤルインの着信処理が行なわれ、その後ステップS
T82において通話或いは通信動作に移行する。
【0062】他方、ステップST78において呼出信号
計数部22における計数値が設定された遅延回数以上で
ないと判断された場合はST84において着信終了検出
部26の動作によって着信終了したか否かをチェック
し、終了していなければステップST76の処理に戻る
一方、着信終了していれば、ステップST85において
呼出信号計数部22の計数値が「2」であるか否かをチ
ェックする。そして呼出信号計数部22の計数値が
「2」である場合はステップST86において呼出2回
着信終了計数部27のカウンタをインクリメント(+
1)した後ステップST87において待機状態となる。
また一方ステップST85において呼出信号計数部22
の計数値が「2」でない場合はステップST88におい
て呼出2回着信終了計数部27のカウンタをクリアした
後ステップST87の待機状態へ移行する。
【0063】このように、前記回線閉結遅延部23に設
定された遅延回数が2未満に設定されている場合におい
て、着信検出回路2により着信を検出しても操作者の操
作なしには自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結
しないように設定されている場合には、呼出2回着信終
了計数部27の計数値がN(Nは1以上)である場合に
限り前記回線閉結遅延部23の遅延回数を一時的に1に
して動作すること、並びに前記回線閉結手段である切替
スイッチ4により回線を閉結した後で前記着信方式選択
部20により選択された着信方式の動作と並行して前記
信号解析手段であるDTMF受信部6によりダイヤルイ
ンの内線指定信号検出を行なうようにしている。したが
って、発呼元ではいつも話中になったり、着呼側では着
信があってもすぐに(6秒で)着信が終了してしまった
りという不具合は生じない。またダイヤルインの着信が
あったときには迅速なる着信処理が実行される。
【0064】(動作例6)図8は前記第2の実施の形態
に係る情報通信装置において着信終了検出部26、呼出
2回着信終了計数部27を用いて着信処理を行なうとと
もに、ダイヤルインの着信処理に関してはダイヤルイン
着信制御部28を作動させて着信処理をおこなうときの
図7の動作とは異なった着信処理動作を説明するフロー
図である。図8において、呼出信号が到達して着信が開
始されると、ST91において、着信検出回路2で着信
検出が行なわれる一方、呼出信号計数部22で呼出信号
が計数開始される。このとき、呼出信号計数部22のカ
ウンタは予めリセットされている。さらにステップST
91において着信終了検出部26と呼出2回着信終了計
数部27も動作開始する。次にステップST92におい
て回線閉結遅延部23に設定されている遅延回数の値が
m(ただし、mは2以下)以上であるか否か、或いは回
線1が使用者の操作なしには自動閉結しない設定になっ
ているか否かをチェックする。
【0065】このチェック動作において、設定された遅
延回数が前記値m以上であるか或いは回線1が使用者の
操作なしには自動閉結しない設定になっていると判断さ
れた場合は、この情報通信装置はダイヤルイン契約され
ている装置と認識し、ステップST93において呼出2
回着信終了計数部27のカウント値がN(ただし、Nは
1以上)以上であるか否かをチェックし、N以上であれ
ばステップST94において回線閉結遅延部23に設定
される遅延回数を一時的に「1」にして次のステップS
T95へ移行する。また一方、ステップST93のチェ
ック処理において呼出2回着信終了計数部27のカウン
ト値がN以上でないと判断された場合は、ステップST
94における処理を行なうことなく直接ステップST9
5に移行する。また、ステップST92のチェック動作
において遅延回数がm以上でなくしかも使用者の操作が
なくても自動閉結する設定になっている場合は、ステッ
プST93およびステップST94における処理を行な
うことなく直接ステップST95に移行する。
【0066】ステップST95においては、呼出信号の
変化点があるか否かをチェックし、あればステップST
96において呼出信号計数部22のカウンタをインクリ
メント(+1)した後ステップST97において呼出信
号計数部22における計数値が設定された遅延回数以上
であるか否かをチェックする。また、ステップST95
において呼出信号の変化点がないと判断されたときは呼
出信号計数部22のカウンタをインクリメントすること
なくステップST97の処理に移行する。ステップST
97において呼出信号計数部22における計数値が設定
された遅延回数以上であると判断された場合はST98
において回線閉結遅延部23からスイッチ回路4へ動作
指令信号が出力されてスイッチ回路4が作動し回線1を
閉結する。
【0067】これまでの処理を検討すると、前記mの条
件により回線閉結遅延部23に設定された遅延回数が2
未満であり、呼出信号計数値がその遅延回数に達すると
スイッチ回路4が回線1を閉結動作するから、この実施
の形態の情報通信装置においては、着信開始があってか
ら6秒以内に回線1の閉結が行なわれることになる。そ
して、ステップST99において通常の着信処理を行な
い、またDTMF受信部6において内線指定信号を検出
し、次のステップST100において内線指定信号を検
出したか否かをチェックし、内線指定信号を検出してい
なければステップST101において着信方式選択部2
0で選択された着信方式にしたがって通話或いは通信動
作に移行する。他方、ステップST100のチェック処
理において内線指定信号を検出した場合は、ステップS
T102においてダイヤルイン制御部28が動作せしめ
られ、ダイヤルインの着信処理が行なわれ、その後ステ
ップST101において通話或いは通信動作に移行す
る。
【0068】他方、ステップST97において呼出信号
計数部22における計数値が設定された遅延回数以上で
ないと判断された場合はST103において着信終了検
出部26の動作によって着信終了したか否かをチェック
し、終了していなければステップST95の処理に戻る
一方、着信終了していれば、ステップST104におい
て呼出信号計数部22の計数値が「2」であるか否かを
チェックする。そして呼出信号計数部22の計数値が
「2」である場合はステップST105において呼出2
回着信終了計数部27のカウンタをインクリメント(+
1)した後ステップST106において待機状態とな
る。また一方ステップST104において呼出信号計数
部22の計数値が「2」でないと判断された場合はステ
ップST107において呼出2回着信終了計数部27の
カウンタをクリアした後ステップST106の待機状態
へ移行する。
【0069】このように、前記回線閉結遅延部23に設
定された遅延回数が2未満に設定されている場合におい
て、着信検出回路2により着信を検出しても操作者の操
作なしには自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結
しないように設定されている場合には、呼出2回着信終
了計数部27の計数値がN(Nは1以上)である場合に
限り前記回線閉結遅延部23の遅延回数を一時的に1に
して動作すること、並びに前記回線閉結手段である切替
スイッチ4により回線を閉結した後で前記着信方式選択
部20により選択された着信方式の動作と並行して前記
信号解析手段であるDTMF受信部6によりダイヤルイ
ンの内線指定信号検出を行なうようにしている。したが
って、発呼元ではいつも話中になったり、着呼側では着
信があってもすぐに(6秒で)着信が終了してしまった
りという不具合は生じない。またダイヤルインの着信が
あったときには迅速なる着信処理が実行される。
【0070】(動作例7)図9は前記第2の実施の形態
に係る情報通信装置の動作例4、動作例5、および動作
例6におけるダイヤルイン着信制御部28による着信処
理動作を説明するフロー図である。図9において、ステ
ップST111においてDTMF受信部6が内線指定信
号を検出すると、ダイヤルイン着信制御部28は、ステ
ップST112において内線指定信号終了後0.3秒間
待ち動作を行なう。この0.3秒間待ちは、交換局25
が内線指定信号を端末装置である情報通信装置へ送出し
てから、情報通信装置からの内線指定受信完了信号を受
信する動作を開始するまでの時間が0.3秒以降である
ことに合わせて行なわれる動作である。次にステップS
T113において内線指定番号が「ファクシミリ」と一
致するか否かをチェックし、一致すればステップST1
14において内線指定受信完了信号を送出して回線1を
開放し、その後ステップST115において0.3秒間
待ち動作を行なう。次いでステップST116において
2次応答信号を回線1上へ送出して回線1を閉結し、さ
らにステップST117において一定の手順にしたがっ
てファクシミリ受信を開始し、その後ステップST11
8において通話/通信状態にする。
【0071】他方、ステップST113において内線指
定番号が「ファクシミリ」と一致しないと判断された場
合は、ステップST119において内線指定番号が「電
話」と一致するか否かをチェックし、一致すればステッ
プST120において内線指定受信完了信号を送出して
回線1を開放し、その後ステップST121において
0.3秒間待ち動作を行なう。次いで、ステップST1
22において電話回路9は在宅モードであるか否かをチ
ェックし、在宅モードであればステップST123にお
いて着信鳴動を起動させてスピーカ12から呼出音を出
力させる。そしてステップST124においてハンドセ
ット11を取り上げることによりフックオフがされたか
否かをチェックし、フックオフがされた場合はステップ
ST125において2次応答信号を回線1上へ送出して
回線1を閉結し、さらにステップST126において着
信鳴動を停止させてステップST118の通話/通信状
態にする。
【0072】他方、ステップST124においてフック
オフがされていないと判断された場合は、ステップST
127において発呼側先がけの操作であるか否かをチェ
ックし、発呼側先がけの操作でない場合はステップST
124に戻って再度フックオフされたか否かをチェック
する一方、発呼側先がけの操作であると判断された場合
はステップST128において着信鳴動停止を行ない、
その後ステップST129において待機状態にする。
【0073】また、ステップST122において在宅モ
ードでないと判断された場合は、ステップST130に
おいて2次応答信号を回線1上へ送出して回線1を閉結
し、さらにステップST131においてこの情報通信装
置が留守録状態に設定されている旨の音声応答として、
「ただいま留守にしております。電話の方はピーという
音の後にお話しください。」なるメッセージを送出し、
次いでステップST132において留守番電話回路13
を起動させて留守録操作を開始するとともにステップS
T118の通話/通信状態にする。
【0074】さらに、ステップST119において、内
線番号が「電話」と一致しないと判断されたときは、ス
テップST133において内線指定信号の受信終了後
2.1秒間待ち動作を行なう。この2.1秒間待ちは、
交換局25が内線指定信号を端末装置である情報通信装
置へ送出した後、情報通信装置からの内線指定受信完了
信号を受信するまでの待機時間として設定されている時
間が2.1秒間であることに合わせて行なわれる動作で
ある。次にステップST134において発呼側さきがけ
の操作待ち処理を行なった後、ステップST135にお
いて切断信号を送出して回線1を開放しステップST1
29の待機状態にする。
【0075】(動作例8)図10および図11は前記第
2の実施の形態に係る情報通信装置の動作例4、動作例
5、および動作例6におけるダイヤルイン着信制御部2
8による着信処理動作において、図9の場合と異なり、
内線指定番号が「電話」と一致しない場合でもファクシ
ミリ/電話自動切替、またはファクシミリ/留守録自動
切替を行なう動作を説明するフロー図である。まず図1
0において、ステップST141においてDTMF受信
部6が内線指定信号を検出すると、ダイヤルイン着信制
御部28は、ステップST142において内線指定信号
終了後0.3秒間待ち動作を行なう。この0.3秒間待
ちは、交換局25が内線指定信号を端末装置である情報
通信装置へ送出してから、情報通信装置からの内線指定
受信完了信号を受信する動作を開始するまでの時間が
0.3秒以降であることに合わせて行なわれる動作であ
る。次にステップST143において内線指定番号が
「ファクシミリ」と一致するか否かをチェックし、一致
すればステップST144において内線指定受信完了信
号を送出して回線1を開放し、その後ステップST14
5において0.3秒間待ち動作を行なう。次いでステッ
プST146において2次応答信号を回線1上へ送出し
て回線1を閉結し、さらにステップST147において
一定の手順にしたがってファクシミリ受信を開始し、そ
の後ステップST148において通信中の状態にする。
【0076】他方、ステップST143において内線指
定番号が「ファクシミリ」と一致しないと判断された場
合は、ステップST149において内線指定番号が「電
話」と一致するか否かをチェックし、一致すればステッ
プST150において電話回路9は在宅モードであるか
否かをチェックし、在宅モードであればステップST1
51において着信鳴動を起動させてスピーカ12から呼
出音声信号を出力させる。そしてステップST152に
おいてハンドセット11を取り上げることによりフック
オフがされたか否かをチェックし、フックオフがされた
場合はステップST153において2次応答信号を回線
1上へ送出して回線1を閉結し、さらにステップST1
54において着信鳴動を停止させてステップST155
の通話中の状態にする。
【0077】他方、ステップST152においてフック
オフがされていないと判断された場合は、ステップST
156において発呼側先がけの操作であるか否かをチェ
ックし、発呼側先がけの操作でない場合はステップST
152に戻って再度フックオフされたか否かをチェック
する一方、発呼側先がけの操作であると判断された場合
はステップST157において着信鳴動停止を行ない、
その後ステップST158において待機状態にする。
【0078】次に図11において、先のステップST1
50において在宅モードでないと判断された場合は、ス
テップST159において2次応答信号を回線1上へ送
出して回線1を閉結し、さらにステップST160にお
いて発呼側の非音声端末を表すコーリング・トーンすな
わちCNG信号の検出を行なったか否かをチェックし、
CNG信号を検出していれば先のステップST147の
処理に移行してファクシミリ受信動作を起動する。一
方、ステップST160においてCNG信号を検出して
いないと判断されれば次のステップST161において
CNG信号の検出時間がタイムアウトしたか否かをチェ
ックする。そして、CNG信号の検出時間がタイムアウ
トしていれば、ステップST162においてこの情報通
信装置がファクシミリ/留守録自動切替機能を有する装
置である旨の音声応答として、「ただいま留守にしてお
ります。電話の方はピーという音の後にお話しくださ
い。ファクシミリの方は送信してください。」なるメッ
セージを送出し、次いでステップST163において留
守番電話回路13を起動させて留守録操作を開始すると
ともにステップST164の通話中の状態にする。
【0079】さらに、先のステップST149におい
て、内線番号が「電話」と一致しないと判断されたとき
は、この動作例ではファクシミリ/電話が切替え可能で
あるから、ステップST165において情報通信装置
(ファクシミリ)が在宅モードであるか否かをチェック
し、在宅モードであればステップST166において2
次応答信号を回線1上へ送出して回線1を閉結し、さら
にステップST167において着信鳴動を起動させてス
ピーカ12から呼出音を出力させる。そしてステップS
T168においてCNG信号の検出を行なったか否かを
チェックし、CNG信号を検出していなければ次のステ
ップST169においてCNG信号の検出時間がタイム
アウトしたか否かをチェックする。そして、CNG信号
の検出時間がタイムアウトしていれば、ステップST1
70においてこの情報通信装置がファクシミリ/電話自
動切替機能を有する装置である旨の音声応答として、
「ただいま呼び出しております。しばらくお待ちくださ
い。」なるメッセージを送出する。
【0080】次にステップST171において再度CN
G信号の検出を行なったか否かをチェックし、CNG信
号を検出していなければ次のステップST172におい
てハンドセット11を取り上げることによりフックオフ
がされたか否かをチェックし、フックオフがされた場合
は先のステップST154(図10)の処理に移行す
る。一方ステップST172においてフックオフされて
いないと判断された場合は、ステップST173におい
て疑似RBT信号を送出するとともにステップST17
4において疑似RBT信号を計数するカウンタをインク
リメント(+1)し、さらにステップST175におい
て疑似RBTカウンタのカウント値がF/T呼出回数の
値以上か否かをチェックする。そして、このチェック動
作において前記疑似RBTカウンタのカウント値がF/
T呼出回数の値以上であればステップST176におい
て着信鳴動動作を停止させるとともに、ステップST1
77においてこの情報通信装置がファクシミリ/電話自
動切替機能を有する装置である旨の音声応答として、
「呼び出しましたがどなたもお出になりません。電話の
方は後ほどおかけ直しください。ファクシミリの方は送
信してください。」なるメッセージを送出し、次いでス
テップST178において再度フックオフがされたか否
かをチェックし、フックオフがされた場合はステップS
T179において通話中の状態にする一方、フックオフ
がされていない場合は先のステップST147(図1
0)の処理に移行してファクシミリ受信動作を起動す
る。またステップST172においてオフフックされた
と判断された場合は先のステップST154に移行して
着信鳴動を停止させる。さらに前記ステップST168
およびステップST171において、CNG信号の検出
を行なったと判断された場合はステップST180にお
いて着信鳴動を停止させ、その後先のステップST14
7(図10)の処理に移行してファクシミリ受信動作を
起動する。さらにまた、前記ステップST165におい
て在宅モードであると判断された場合はステップST1
59に移行してこの処理ステップ以降の処理を行なう。
【0081】(動作例9)図12は前記第2の実施の形
態に係る情報通信装置において回線種別記憶部29の内
容をダイヤルイン契約の回線からダイヤルイン契約でな
い回線へ設定変更した場合の情報通信装置内の動作を説
明するフロー図である。図12において、前記のような
回線の種別設定変更があると、ステップST191にお
いて内線指定番号および端末種別の内容を非ダイヤルイ
ン時退避情報としてバックアップし、その後処理を終了
する。
【0082】(動作例10)図13は前記第2の実施の
形態に係る情報通信装置において回線種別記憶部29の
内容をダイヤルイン契約でない回線からダイヤルイン契
約の回線へ設定変更した場合の情報通信装置内の動作を
説明するフロー図である。図13において、前記のよう
な回線の種別設定変更があると、ステップST195に
おいて非ダイヤルイン時の退避情報があるか否かをチェ
ックし、退避情報があればステップST196において
非ダイヤルイン時の退避情報の内容を内線指定番号およ
び端末種別として復活し、次いでステップST197に
おいて内線指定番号および端末種別の内容を設定し、そ
の後処理を終了する。
【0083】以上の種々の動作により、本発明の情報通
信装置はダイヤルイン契約されている回線に接続されて
も、或いはダイヤルイン契約されていない回線に接続さ
れても操作者を惑わせたり、不快な気持ちを持たせるこ
となく着信処理を滞りなく行なわせることができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明ように、本発明によれば、着信
検出手段と、呼出信号を計数する呼出信号計数手段と、
回線閉結手段と、回線の音声帯域信号を解析する信号解
析手段と、着信信号に基づき着信方式を選択する着信方
式選択手段と、前記着信方式選択手段により選択された
着信方式或いは操作者の操作により、前記呼出信号計数
手段の計数値がいくつになったときに前記回線閉結手段
により回線を閉結するかを決定する回線閉結遅延手段と
を備えた情報通信装置としたため、ダイヤルイン契約の
回線かどうかの設定が実際の実際の回線の状態と異なっ
ていても着呼時に通話や通信を可能にする。また、ダイ
ヤルイン契約の回線かどうかの設定をすることなしにダ
イヤルイン契約の回線でもダイヤルイン契約でない回線
でも着呼時に自動的に対応して通話やファクシミリ通信
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報通信装
置のブロック図
【図2】前記第1の実施の形態の情報通信装置の着信処
理動作の一例を説明するフロー図
【図3】本発明の第2の実施の形態における情報通信装
置のブロック図
【図4】前記第2の実施の形態の情報通信装置の着信処
理動作の一例を説明するフロー図
【図5】前記第2の実施の形態の情報通信装置の前記図
4とは異なった着信処理動作の一例を説明するフロー図
【図6】前記第2の実施の形態の情報通信装置において
着信終了検出部および呼出2回着信終了計数部を使用せ
ず、またダイヤルイン着信制御部を動作させて実行した
着信処理動作の一例を説明するフロー図
【図7】前記第2の実施の形態の情報通信装置において
着信終了検出部および呼出2回着信終了計数部を使用
し、またダイヤルイン着信制御部を動作させて実行した
着信処理動作の一例を説明するフロー図
【図8】前記第2の実施の形態の情報通信装置において
着信終了検出部および呼出2回着信終了計数部を使用
し、またダイヤルイン着信制御部を動作させて実行した
図7とは異なる着信処理動作の一例を説明するフロー図
【図9】前記第2の実施の形態の情報通信装置における
ダイヤルイン着信制御部の動作の一例を説明するフロー
【図10】前記第2の実施の形態の情報通信装置におけ
るダイヤルイン着信制御部の別の動作の一例を説明する
フロー図
【図11】前記第2の実施の形態の情報通信装置におけ
る図10に示したダイヤルイン着信制御部の動作の後半
部分を説明するフロー図
【図12】前記第2の実施の形態に係る情報通信装置に
おいて回線種別記憶部の内容をダイヤルイン契約の回線
からダイヤルイン契約でない回線へ設定変更した場合の
情報通信装置内の動作を説明するフロー図
【図13】前記第2の実施の形態に係る情報通信装置に
おいて回線種別記憶部29の内容をダイヤルイン契約で
ない回線からダイヤルイン契約の回線へ設定変更した場
合の情報通信装置内の動作を説明するフロー図
【図14】ダイヤルイン契約されていない回線との間に
おける情報通信装置の着信処理動作の一般的な例を説明
するタイムチャート図
【図15】ダイヤルイン契約されている回線との間にお
ける情報通信装置の着信処理動作の一般的な例を説明す
るタイムチャート図
【図16】従来における情報通信装置の着信処理動作に
際しての、回線がダイヤルイン恵沢されているか否かの
チェック動作の例を説明するフロー図
【図17】従来の情報通信装置の着信処理動作におい
て、実際はダイヤルイン契約の回線であるのに、端末が
ダイヤルイン契約でない回線に設定されていて、しかも
端末は着信後6秒以内に回線を閉結しない着信方式であ
る場合の着信処理動作の一例を説明するタイムチャート
【図18】従来の情報通信装置において、実際はダイヤ
ルイン契約の回線であるのに、端末がダイヤルイン契約
でない回線に接続されていて、端末は着信後6秒以内に
回線を閉結する着信方式である場合の着信処理動作の一
例を説明するタイムチャート図
【図19】従来の情報通信装置において、実際はダイヤ
ルイン契約でない回線であるのに、端末がダイヤルイン
契約の回線に接続されている場合の着信処理動作の一例
を説明するタイムチャート図
【符号の説明】
1 回線 2 着信検出回路 3 一次応答制御回路 4 DTF受信回路(解析手段) 5 一次応答回路 6 切替スイッチ(回線閉結合手段) 7 内線指定番号記憶部 8 照合回路 9 電話回路 13 留守番電話回路 14 ファクシミリ 20 着信方式選択部 22 呼出信号係数部 23 回線閉結遅延部 24 システム制御部 25 交換局 26 着信終了検出部 27 呼出2回着信終了計数部 28 ダイヤルイン着信制御部 29 回線種別記憶部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換局からの呼出信号を検出する着信検
    出手段と、呼出信号を計数する呼出信号計数手段と、回
    線を開閉する回線閉結手段と、回線の音声帯域信号を解
    析する信号解析手段と、前記着信検出手段により交換局
    からの呼出信号を検出したときに電話としてのみ動作す
    るか、ファクシミリ/電話の自動切替として動作する
    か、ファクシミリ/内蔵留守録自動切替として動作する
    か、或いはファクシミリ専用として動作するか等を選択
    する着信方式選択手段と、前記着信方式選択手段により
    選択された着信方式或いは操作者の操作により、前記呼
    出信号計数手段の計数値がいくつになったときに前記回
    線閉結手段により回線を閉結するかを決定する回線閉結
    遅延手段とを具備し、前記回線閉結遅延手段の遅延回数
    がm回(mは2以下)未満に設定されている場合には、
    前記回線閉結手段により回線を閉結した後で前記着信方
    式選択手段により選択された着信方式の動作と並行して
    前記信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号検
    出を行なうことを特徴とする情報通信装置。
  2. 【請求項2】 交換局からの呼出信号を検出する着信検
    出手段と、呼出信号を計数する呼出信号計数手段と、回
    線を開閉する回線閉結手段と、回線の音声帯域信号を解
    析する信号解析手段と、前記着信検出手段により交換局
    からの呼出信号を検出したときに電話としてのみ動作す
    るか、ファクシミリ/電話の自動切替として動作する
    か、ファクシミリ/内蔵留守録自動切替として動作する
    か、或いはファクシミリ専用として動作するか等を選択
    する着信方式選択手段と、前記着信方式選択手段により
    選択された着信方式或いは操作者の操作により、前記呼
    出信号計数手段の計数値がいくつになったときに前記回
    線閉結手段により回線を閉結するかを決定する回線閉結
    遅延手段と、この回線閉結遅延手段により遅延中に交換
    局からの呼出信号が終了したことを検出する着信終了検
    出手段と、前記着信終了検出手段により着信終了を検出
    したときの前記呼出信号計数手段の計数値が2であった
    ときにこの事象が発生したことを計数し、2以外であっ
    たとき或いは着信終了を検出しなかったときに前記事象
    が発生したことの計数をクリアする呼出2回着信終了計
    数手段とを具備し、前記回線閉結遅延手段の遅延回数が
    m回(mは2以下)未満に設定されている場合には、前
    記着信検出手段により着信を検出しても操作者の操作な
    しには自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結しな
    いように設定されている場合には、呼出2回着信終了計
    数手段の計数値がN(Nは1以上)である場合に限り前
    記回線閉結遅延手段の遅延回数を一時的に1にして動作
    すること、並びに前記回線閉結手段により回線を閉結し
    た後で前記着信方式選択手段により選択された着信方式
    の動作と並行して前記信号解析手段によりダイヤルイン
    の内線指定信号検出を行なうことを特徴とする情報通信
    装置。
  3. 【請求項3】 交換局からの呼出信号を検出する着信検
    出手段と、呼出信号を計数する呼出信号計数手段と、回
    線を開閉する回線閉結手段と、回線の音声帯域信号を解
    析する信号解析手段と、前記着信検出手段により交換局
    からの呼出信号を検出したときに電話としてのみ動作す
    るか、ファクシミリ/電話の自動切替として動作する
    か、ファクシミリ/内蔵留守録自動切替として動作する
    か、或いはファクシミリ専用として動作するか等を選択
    する着信方式選択手段と、前記着信方式選択手段により
    選択された着信方式或いは操作者の操作により、前記呼
    出信号計数手段の計数値がいくつになったときに前記回
    線閉結手段により回線を閉結するかを決定する回線閉結
    遅延手段と、この回線閉結遅延手段により遅延中に交換
    局からの呼出信号が終了したことを検出する着信終了検
    出手段と、前記着信終了検出手段により着信終了を検出
    したときの前記呼出信号計数手段の計数値が2であった
    ときにこの事象が発生したことを計数し、2以外であっ
    たとき或いは着信終了を検出しなかったときに前記事象
    が発生したことの計数をクリアする呼出2回着信終了計
    数手段とを具備し、前記回線閉結遅延手段の遅延回数が
    m回(mは2以下)未満に設定されている場合には、前
    記回線閉結手段により回線を閉結した後で前記着信方式
    選択手段により選択された着信方式の動作と並行して前
    記信号解析手段によりダイヤルインの内線指定信号検出
    を行ない、また、前記回線閉結遅延手段の遅延回数がm
    回(mは2以下)未満に設定されている場合には、前記
    着信検出手段により着信を検出しても操作者の操作なし
    には自動的に前記回線閉結手段により回線を閉結しない
    ように設定されている場合には、呼出2回着信終了計数
    手段の計数値がN(Nは1以上)である場合に限り前記
    回線閉結遅延手段の遅延回数を一時的に1にして動作す
    ること、並びに前記回線閉結手段により回線を閉結した
    後で前記着信方式選択手段により選択された着信方式の
    動作と並行して前記信号解析手段によりダイヤルインの
    内線指定信号検出を行なうことを特徴とする情報通信装
    置。
  4. 【請求項4】 ダイヤルイン契約回線の着信手順を実行
    するダイヤルイン着信制御手段を具備し、前記着信信号
    解析手段によりダイヤルインの内線指定信号を検出した
    場合には前記ダイヤルイン着信制御手段によりダイヤル
    インの着信処理を行ない、前記着信信号解析手段により
    ダイヤルインの内線指定信号を検出しなかった場合には
    前記ダイヤルイン着信方式選択手段により選択された着
    信方式の動作を行なうことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の情報通信装置。
  5. 【請求項5】 ダイヤルインの内線指定番号を記憶する
    か、或いはダイヤルインの内線指定信号と併せてファク
    シミリまたは電話の端末種別を記憶する内線番号記憶手
    段を具備し、前記着信信号解析手段が検出したダイヤル
    インの内線指定番号が前記内線番号記憶手段に「端末種
    別:ファクシミリ」として記憶されている番号と一致し
    た場合には前記ダイヤルイン着信制御手段によりダイヤ
    ルインの着信処理を継続してダイヤルインの2次応答後
    にファクシミリ受信動作を行ない、前記着信信号解析手
    段が検出したダイヤルインの内線指定番号が前記内線番
    号記憶手段に「端末種別:電話」として記憶されている
    番号と一致した場合には前記ダイヤルイン着信制御手段
    によりダイヤルインの着信処理を継続して着信音を鳴動
    させるか或いはダイヤルインの2次応答後に内蔵留守録
    を行なうことを特徴とする請求項4記載の情報通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記着信信号解析手段が検出したダイヤ
    ルインの内線指定番号が前記内線番号記憶手段に記憶さ
    れている番号と一致しない場合でも前記ダイヤルイン着
    信制御手段によりダイヤルインの着信処理を継続し、ま
    た少なくともダイヤルインの内線指定受信完了信号を送
    出することを特徴とする請求項5記載の情報通信装置。
  7. 【請求項7】 前記着信信号解析手段が検出したダイヤ
    ルインの内線指定番号が前記内線番号記憶手段に記憶さ
    れている番号と一致しない場合には前記ダイヤルイン着
    信制御手段によりダイヤルインの着信処理を継続し、ダ
    イヤルインの2次応答後にファクシミリ/電話自動切替
    としての動作を行なうことを特徴とする請求項6記載の
    情報通信装置。
  8. 【請求項8】 交換局からの呼出信号を検出する着信検
    出手段と、前記着信検出手段により交換局からの呼出信
    号を検出したときに電話としてのみ動作するか、ファク
    シミリ/電話の自動切替として動作するか、ファクシミ
    リ/内蔵留守録自動切替として動作するか、或いはファ
    クシミリ専用として動作するか等を選択する着信方式選
    択手段と、ダイヤルイン契約回線の着信手順を実行する
    ダイヤルイン着信制御手段と、ダイヤルインの内線指定
    番号を記憶するか、或いはダイヤルインの内線指定番号
    と併せてファクシミリまたは電話の端末種別を記憶する
    内線番号記憶手段と、回線がダイヤルイン契約かどうか
    を記憶する回線種別記憶手段とを具備し、前記回線種別
    記憶手段の内容がダイヤルイン契約の回線である場合に
    は前記着信検出手段により着信が検出されると前記ダイ
    ヤルイン着信制御手段によるダイヤルイン着信処理を行
    ない、前記回線種別記憶手段の内容がダイヤルイン契約
    の回線でない場合には前記着信検出手段により着信が検
    出されると前記着信方式選択手段により選択された着信
    方式の動作を行ない、また前記回線種別記憶手段の内容
    をダイヤルイン契約の回線からダイヤルイン契約でない
    回線へ変更したときには前記内線番号記憶手段の内容を
    退避しておき、前記回線種別記憶手段の内容をダイヤル
    イン契約でない回線からダイヤルイン契約の回線へ変更
    したときに前記内線番号記憶手段の内容を復活させるこ
    とを特徴とする情報通信装置。
JP8004579A 1996-01-16 1996-01-16 情報通信装置 Pending JPH09200371A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002708A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 サクサ株式会社 緊急通報システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021002708A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 サクサ株式会社 緊急通報システム

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