JPH09198915A - 蛍光ランプ装置および照明器具 - Google Patents

蛍光ランプ装置および照明器具

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JPH09198915A
JPH09198915A JP8008709A JP870996A JPH09198915A JP H09198915 A JPH09198915 A JP H09198915A JP 8008709 A JP8008709 A JP 8008709A JP 870996 A JP870996 A JP 870996A JP H09198915 A JPH09198915 A JP H09198915A
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JP
Japan
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fluorescent lamp
moisture resistance
lamp device
cover
circuit
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JP8008709A
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English (en)
Inventor
Toshiya Tanaka
敏也 田中
Etsuo Matsunoshita
悦夫 松野下
Kenichi Asami
健一 浅見
Kazuhisa Ogishi
和久 尾岸
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿性の弱い電気部品14の耐湿性を確保した
上で、軽量化する。 【解決手段】 口金4を有するカバー2を設ける。カバ
ー2内に、複数の電気部品14で構成される点灯回路12を
収納する。点灯回路12に接続される蛍光ランプ21をカバ
ー2から突設する。点灯回路12の複数の電気部品14のう
ち、少なくとも耐湿性の弱い電気部品を耐湿性を有する
被覆体18で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電球形の蛍光ラン
プ装置およびこの蛍光ランプ装置を用いる照明器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光ランプ装置では、バルブを鞍
形やU字形などに屈曲して1本の屈曲形の放電路を形成
した蛍光ランプを使用する電球形の蛍光ランプ装置があ
る。
【0003】このような電球形の蛍光ランプ装置では、
例えば、実公昭63−6848号公報に記載されている
ように、一端に口金を取り付けたカバーを備え、このカ
バーに点灯回路を収容するとともに、カバーの他端に屈
曲形の蛍光ランプを取り付けている。
【0004】点灯回路としては、軽量化が可能となるイ
ンバータ点灯回路などの電子点灯回路を用い、この電子
点灯回路を構成する複数の電気部品を回路基板上に半田
付け実装している。
【0005】ところで、電子点灯回路を用いた蛍光ラン
プ装置では、耐湿性に弱い電解コンデンサ、半導体およ
び磁性部などの電気部品を使用するため、湿気や水滴が
作用しやすい風呂などの水まわりや屋外での使用が困難
であった。
【0006】そのため、水まわりや屋外での使用を考慮
すると、点灯回路全体を耐湿性を有する被覆体で覆っ
て、電気部品の耐湿性を確保しなければならない。
【0007】なお、前記公報に記載された蛍光ランプ装
置では、複数の電気部品が半田付け接続された回路基板
の半田付け部分を合成樹脂製の被覆体で覆っているが、
主に組立時における半田付け部分の機械的保護を目的と
しており、電気部品の耐湿性は確保されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、水まわ
りや屋外での使用を考慮すると、点灯回路全体を耐湿性
を有する被覆体で覆うことになるため、被覆体の使用量
が多く、軽量な電子点灯回路を使用しても製品の重量が
重くなり、電子点灯回路を使用した蛍光ランプ装置の商
品性が損なわれる問題がある。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、耐湿性の弱い電気部品の耐湿性を確保した上で、
軽量にできる蛍光ランプ装置およびこの蛍光ランプ装置
を用いる照明器具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ラン
プ装置は、口金を有するカバーと;カバーに収容され、
複数の電気部品で構成される点灯回路と;点灯回路に接
続される蛍光ランプと;点灯回路の複数の電気部品のう
ち、少なくとも耐湿性の弱い電気部品を覆う耐湿性を有
する被覆体と;を具備していることを特徴とする。
【0011】耐湿性の弱い電気部品では、電界コンデン
サ、トランジスタおよびダイオードなどでの半導体素
子、コイルなどの磁性部品などが含まれ、湿気によって
絶縁が損なわれるなどして部品が壊されたり、特性が著
しく低下するものを意味する。
【0012】耐湿性を有する被覆体とは、例えばシリコ
ン系樹脂によって形成することができるが、これに限ら
ない。
【0013】点灯回路の少なくとも耐湿性の弱い電気部
品を耐湿性を有する被覆体で覆うことにより、耐湿性の
弱い電気部品の耐湿性を確保し、かつ、被覆体による重
量の増加を最小限に抑えて軽量にする。
【0014】請求項2記載の蛍光ランプ装置は、請求項
1記載の蛍光ランプ装置において、点灯回路は、複数の
電気部品を実装する回路基板を有し、回路基板上に少な
くとも耐湿性の弱い電気部品を近接配置して被覆体で覆
ったことを特徴とする。
【0015】回路基板上に少なくとも耐湿性の弱い電気
部品を近接配置して被覆体で覆うことにより、被覆体の
使用量を少なくし、より軽量化する。
【0016】請求項3記載の蛍光ランプ装置は、請求項
1記載の蛍光ランプ装置において、点灯回路は、複数の
電気部品を分割して実装する複数の回路基板を有し、少
なくとも1つの回路基板に耐湿性の弱い電気部品を配置
して被覆体で覆ったことを特徴とする。
【0017】耐湿性の確保は、耐湿性の弱い電気部品を
配置した回路基板についてのみ、被覆体で覆う処理を行
なえばよい。
【0018】請求項4記載の蛍光ランプ装置は、請求項
1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置において、
被覆体は、少なくとも耐湿性の弱い電気部品の外形に沿
って覆うフィルム材であることを特徴とする。
【0019】耐湿性の確保は、フィルム材の被覆体を耐
湿性の弱い電気部品の外形に沿って被せて覆えばよい。
【0020】請求項5記載の蛍光ランプ装置は、請求項
1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプ装置において、
蛍光ランプを覆うグローブを具備していることを特徴と
する。
【0021】蛍光ランプを覆うグローブにより、耐湿性
がより確保される。
【0022】請求項6記載の照明器具は、請求項1ない
し5いずれか一記載の蛍光ランプ装置と;蛍光ランプ装
置を用いる器具本体と;を具備していることを特徴とす
る。
【0023】照明器具の本体は、屋外用、天井直付用の
他、ダウンライト、ペンダント、ブラケットなどが含ま
れ、器具本体にも耐湿処理を施すのが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】図1ないし図4は第1の実施の形態を示
し、図1は蛍光ランプ装置の断面図、図2は図1と直交
する方向から視る蛍光ランプ装置の断面図、図3は蛍光
ランプ装置の一部の拡大断面図、図4は蛍光ランプ装置
を用いた照明器具の斜視図である。
【0026】図1および図2において、電球形の蛍光ラ
ンプ装置1は、例えばPBT樹脂などの耐熱性合成樹脂
製のカバー2を備え、このカバー2の一端(図示上端)
には円筒部3が一体に形成されている。この円筒部3に
はエジソンタイプのE26型などのねじ込み型の口金4
が接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0027】カバー2の他端(図示下端)は仕切板5に
より閉塞され、この仕切板5は、例えばPBT樹脂など
の耐熱性合成樹脂によってほぼ円形の皿形に形成されて
いる。仕切板5には、周縁に側壁6が立ち上げ形成さ
れ、この側壁6の上端から外方に突出してフランジ部7
が突出形成されている。そして、仕切板5は、フランジ
部7を介してカバー2の内面に結合されている。
【0028】仕切板5上には互いに180゜対称の位置
つまり中心を通る対角線上に位置して一対のランプ取付
孔8が開口形成されている。仕切板5の中央には一対の
ランプ取付孔8の方向とは直交する方向に一対の挿通孔
9が形成され、この一対の挿通孔9の近接する内側の各
縁部から下方へ一対のランプ支持片10が突出形成されて
いる。各ランプ支持片10の下端は相反する外側に向けて
ほぼJ字状に屈曲されて溜り部11が形成されている。
【0029】また、仕切板5上には、点灯回路としての
インバータ回路12の1枚の回路基板13が嵌め込まれて保
持されている。インバータ回路12は、仕切板5を介して
カバー2にて覆われる空間内に位置されており、回路基
板13にトランジスタインバータを用いた高周波点灯用の
電気部品14が実装されて構成されている。電気部品14
は、例えば、ノイズフィルタ、全波整流器、電解平滑コ
ンデンサ、トランジスタ、サイリスタ、正特性サーミス
タなどのスイッチング回路、チョクークバラスト、直流
カットコンデンサ、共振用インダクタ、共振用コンデン
サなどが用いられている。
【0030】電気部品14のなかで比較的大きな共振用イ
ンダクタ15が回路基板13のほぼ中心部に配置され、この
共振用インダクタ15の上方に電解平滑コンデンサ16が配
置されている。電解平滑コンデンサ16は、回路基板13に
立設された状態でカバー2の上部の円筒部3に収納さ
れ、リード線16a が共振用インダクタ15を迂回して回路
基板13に接続されている。つまり、電解平滑コンデンサ
16の下方に形成されるスペースに共振用インダクタ15が
配置されている。これにより、電気部品14がコンパクト
に配置され、かつ、カバー2内の空間を小さくすること
ができ、回路基板13をカバー2の円筒部3側に寄せて設
置することができる。よって、蛍光ランプ装置1の全体
の高さを小さくすることができる。
【0031】共振用インダクタ15の側部にはトランジス
タ17が配置されている。したがって、回路基板13上に実
装される複数の電気部品14のうち、共振用インダクタ1
5、電解平滑コンデンサ16およびトランジスタ17などの
耐湿性の弱い電気部品14が近接して配置される。これら
耐湿性の弱い電気部品14の周囲のみは、例えばシリコン
系樹脂などの耐湿性を有するポッティング材をポッティ
ングすることにより、被覆体18で覆われている。
【0032】回路基板13の縁部には、仕切板5のランプ
取付孔8の位置に対応して、互いに180゜対称の位置
つまり中心を通る対角線上に位置して一対の凹部19が形
成されている。各凹部19の近傍には、インバータ回路12
に電気的に接続された接続端子20がそれぞれ一対ずつ立
設されている。
【0033】仕切板5の下側には、蛍光ランプ21が取り
付けられている。蛍光ランプ21は、屈曲形成されたガラ
ス製の1本のバルブ22を備えている。バルブ22は、両端
に封止端部23を備え、この両封止端部23間に同一方向に
向けてほぼU字形に屈曲された3本のU字状部24が形成
され、これらU字状部24が互いに離間してほぼ平行に並
設されている。各U字状部24は一対の直線部25とこの一
対の直線部25の一端間で屈曲された曲成部26とを備えて
いる。中央のU字状部24の各直線部25の他端と両側のU
字状部24の封止端部23を備えない一方の直線部25の他端
との間には、曲成部26とは逆方向にほぼU字形に屈曲さ
れた屈曲部27が形成されている。したがって、バルブ22
は、両封止端部23間に屈曲形の1本の放電路が形成され
ている。
【0034】バルブ22の各封止端部23の内部にはフィラ
メント電極としての電極コイル28が封装され、この電極
コイル28に接続された一対の外部リード線29が封止端部
23から導出されている。
【0035】各封止端部23の外部には排気管部30が突出
され、一方の排気管部30には点灯中のバルブ22内の水銀
蒸気圧を制御するアマルガムが収容されている。
【0036】バルブ22の内面には図示しない蛍光体被膜
が形成されているとともに、バルブ22の内部には水銀お
よびアルゴンなどの希ガスが封入されている。
【0037】そして、蛍光ランプ21は、封止端部23が仕
切板5に形成されたランプ取付孔8に仕切板5の下から
差し込まれ、これら封止端部23とランプ取付孔8との間
に充填されたシリコン系などの熱硬化性接着剤31によっ
て仕切板5に固定されている。また、バルブ22の各屈曲
部27の内側は仕切板5の各ランプ支持片10に対向配置さ
れ、挿通孔9を通じて熱硬化性接着剤31と同様の熱硬化
性接着剤32が注入されて仕切板5の下面に固定されてい
る。注入されたランプ支持片10の溜り部11によって下方
へ流れ落ちずにバルブ22に接合される。したがって、蛍
光ランプ21は、両端の封止端部23と中間部の屈曲部27の
合計4箇所により仕切板5に固定されている。
【0038】なお、バルブ22の封止端部23を仕切板5の
ランプ取付孔8に挿入し、バルブ22の各封止端部23を回
路基板13の各凹部19に臨ませたとき、封止端部23から導
出されている外部リード線29を回路基板13の凹部19の近
傍に立設された接続端子20に巻き付け接続する。
【0039】また、蛍光ランプ21は、透光性および光拡
散性を有するグローブ41により覆われている。このグロ
ーブ41は、例えば内面に光拡散膜が施されたガラス製や
乳白色の合成樹脂製で、上端が開口したほぼ球形に形成
されている。グローブ41の上端開口は若干径小にしてス
トレート形の首部42が形成されている。グローブ41の首
部42は、図3に示すように、カバー2の内面と仕切板5
の側壁6との間の環状の凹部43に差し込まれる。その凹
部43には凹部43に沿った形状を有する環状の防水用のパ
ッキング44が配置されており、このパッキング44にグロ
ーブ41の首部42が当接された状態で、シリコーン系など
の熱硬化性接着剤45によって、首部42がカバー2および
仕切板5に固定されている。したがって、カバー2とグ
ローブ41とで構成される外囲器が密閉状態に形成され
る。
【0040】また、図4には、蛍光ランプ装置1を用い
る照明器具の一例としてダウンライトを示す。ダウンラ
イト形の照明器具は、下方に開口する円筒状の器具本体
51を備え、この器具本体51の内側に蛍光ランプ装置1が
挿入配置される。器具本体51の内側上部には、蛍光ラン
プ装置1の口金4が螺合接続される図示しないエジソン
タイプのソケットが配設されている。
【0041】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0042】器具本体51に装着された蛍光ランプ装置1
のインバータ回路12に電源が投入されると、インバータ
回路12によって蛍光ランプ21の両端の電極コイル28間に
放電電流が与えられ、蛍光ランプ21のバルブ22内で放電
が誘起されて点灯する。
【0043】また、蛍光ランプ装置1は風呂などの水ま
わりに配設された照明器具に使用した場合でも、カバー
2とグローブ41で構成される外囲器が密閉状態に構成さ
れているため、湿気や水滴が内部に進入しない。特に、
カバー2とグローブ41との間にパッキング44を介在させ
ているため、カバー2とグローブ41とを接着する接着剤
による密閉性が確実でなくても、パッキング44によって
密閉性が保たれる。
【0044】また、仮に、湿気や水滴がカバー2内に進
入したとしても、耐湿性に弱い電気部品14が被覆体18で
覆われているため、それら耐湿性に弱い電気部品14が湿
気や水滴に対して保護できる。
【0045】このように、インバータ回路12の耐湿性の
弱い電気部品14のみを被覆体18が覆うことにより、耐湿
性の弱い電気部品14の確実な耐湿性を確保した上で、被
覆体18による重量の増加を最小限に抑えて軽量にでき、
蛍光ランプ装置1の商品性を向上できる。
【0046】しかも、回路基板13上に耐湿性の弱い電気
部品14を近接配置して被覆体18で覆うことにより、被覆
体18の使用量を少なくでき、より軽量化できる。
【0047】次に、図5は第2の実施の形態を示す蛍光
ランプ装置1の断面図である。
【0048】インバータ回路12は、複数の電気部品14を
分割して実装する複数(本実施の形態では2つ)の回路
基板13a ,13b を有している。一方の回路基板13a には
共振用インダクタ15、電解平滑コンデンサ16およびトラ
ンジスタ17などの耐湿性の弱い電気部品14を実装し、他
方の回路基板13b にはそれ以外の電気部品14を実装す
る。一方の回路基板13a においては、回路基板13a 上に
耐湿性の弱い電気部品14を実装した後に、回路基板13a
および電気部品14を含む全体の周囲を被覆体18で覆う。
両回路基板13a ,13b は接続線61で電気的に接続する。
【0049】このように、分割されたうちの1つの回路
基板13a に耐湿性の弱い電気部品14を配置して被覆体18
で覆うことにより、ポッティング処理が容易となり、製
造性を向上できる。
【0050】次に、図6は第3の実施の形態を示す蛍光
ランプ装置1の一部を切り欠いた側面図である。
【0051】この蛍光ランプ装置1では、カバー2の他
端を閉塞板71で閉塞し、この閉塞板71からU字形に屈曲
された蛍光ランプ21を突出させている。また、回路基板
13は実装されている電気部品を含んだ全体が耐湿性を有
する被覆体18で覆われている。
【0052】この蛍光ランプ装置1の場合にも、仮に、
湿気や水滴がカバー2内に進入したとしても、耐湿性に
弱い電気部品14が被覆体18で覆われているため、それら
耐湿性に弱い電気部品14が湿気や水滴に対して保護でき
る。また、グローブを有していないため、特別な防水手
段を必要としない。
【0053】次に、図7は第4の実施の形態を示す蛍光
ランプ装置1の側面図である。
【0054】この蛍光ランプ装置1では、図6に示す第
3の実施の形態と同様の蛍光ランプ装置において、反射
笠75をカバー2の閉塞板71に着脱自在に設けている。反
射笠75は、下方に開口形成され、蛍光ランプ21と対向す
る内面が鏡面あるいは白色面に形成されている。
【0055】このように、蛍光ランプ21が露出したタイ
プの照明器具では直下照度が低く、特に屋外での使用に
は直下照度のみが要求される場合があるが、反射笠75を
備えることにより直下照度を高めることができる。
【0056】また、前記各実施の形態において、耐湿性
に弱い電気部品14を被覆体18で覆うポッティングの方法
としては、耐湿性に弱い電気部品14を回路基板13に搭載
した状態でポッティング材槽に浸漬させたり、耐湿性に
弱い電気部品14の周囲にポッティング材をコーティング
したり、耐湿性に弱い電気部品14の周囲に被覆体18とし
てフィルム材を被せる方法がある。
【0057】ポッティング材をコーテングする場合に
は、コーティング膜を多層化することにより高い密閉
性、つまり耐湿性が得られる。また、例えば、ポリエス
テル、ウレタン、ポリイミドなどの複数の材料を重ねる
ことにより、さらに高い耐湿性が得られる。
【0058】次に、被覆体18としてフィルム材を使用す
る場合の例として、第5の実施の形態を図8に示す。図
8はインバータ回路12の一部の断面図である。被覆体18
として例えばポリエステルフィルムなどを真空成形によ
って耐湿性に弱い電気部品14の形状に沿ったフィルム容
器81を形成し、このフィルム容器81を耐湿性に弱い電気
部品14の周囲に被せて密閉することにより耐湿性を確保
する。なお、耐湿性に弱い電気部品14とフィルム容器81
との間には充填材を充填するようにしてもよい。
【0059】また、フィルム容器81にはアルミニウム−
ポリエステルなどの複合フィルムを使用することによ
り、放熱性も高めることができる。また、複合フィルム
以外でも、ポリエステルフィルムの真空成形後、真空蒸
着や無電界メッキなどの方法で金属膜を形成することに
より、放熱性を高めることができる。
【0060】さらに、磁性体粉末を有機材料に適度に合
致し、これをフィルム容器81に吹き付け塗装することに
より、インバータ回路12から放出されるノイズを低減で
きる。
【0061】次に、図9は第6の実施の形態を示す蛍光
ランプ装置1の一部の断面図である。
【0062】この実施の形態では、カバー2の一部をア
ルミニウム、銅などの熱伝導性に優れた金属製とし、こ
のカバー2の内面にエポキシあるいはポリエステル系な
どの有機物の絶縁層91を静電塗装などにより形成し、こ
の絶縁層91の表面に銅などの金属薄膜にて回路パターン
92を形成し、この回路パターン92に電気部品14を接続す
る。カバー2に実装される電気部品14は、耐湿性に弱い
電気部品14、またはそれ以外の電気部品14、あるいはそ
の両方の電気部品14であり、耐湿性に弱い電気部品14の
場合については被覆体18で覆われる。
【0063】このように、金属製のカバー2に電気部品
14を実装することにより、前記実施の形態のようにカバ
ー2の内部を密閉構造としても、そのカバー2内に収容
されるインバータ回路12の電気部品14の発熱や、カバー
2内に一部が進入する蛍光ランプ21の発熱によってカバ
ー2内にこもる熱をカバー2の外に効率的に放熱するこ
とができ、カバー2内のインバータ回路12などを熱的影
響から保護できる。
【0064】なお、カバー2の絶縁層91に対して、金属
薄膜で回路パターン92を形成する他、フィルム基板、フ
レキシブル基板を接合するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプ装置によれ
ば、点灯回路の少なくとも耐湿性の弱い電気部品を耐湿
性を有する被覆体で覆うことにより、耐湿性の弱い電気
部品の耐湿性を確保した上で、被覆体による重量の増加
を最小限に抑えて軽量にでき、商品性を向上できる。
【0066】請求項2記載の蛍光ランプ装置によれば、
請求項1記載の蛍光ランプ装置の効果に加えて、回路基
板上に少なくとも耐湿性の弱い電気部品を近接配置して
被覆体で覆うことにより、被覆体の使用量を少なくで
き、より軽量化できる。
【0067】請求項3記載の蛍光ランプ装置によれば、
請求項1記載の蛍光ランプ装置の効果に加えて、複数の
電気部品を分割して実装する複数の回路基板を有し、少
なくとも1つの回路基板に少なくとも耐湿性の弱い電気
部品を配置して被覆体で覆うことにより、製造性がよ
い。
【0068】請求項4記載の蛍光ランプ装置によれば、
請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置の効
果に加えて、被覆体は少なくとも耐湿性の弱い電気部品
の外形に沿って覆うフィルム材であり、組立性がよい。
【0069】請求項5記載の蛍光ランプ装置によれば、
請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプ装置の効
果に加えて、蛍光ランプを覆うグローブを具備し、耐湿
性がより確保される。
【0070】請求項6記載の照明器具によれば、請求項
1ないし5いずれか一記載の蛍光ランプ装置を備えるこ
とにより、耐湿性が確保された照明器具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す蛍光ランプ装
置の断面図である。
【図2】同上実施の形態の図1とは直交する方向から視
る蛍光ランプ装置の断面図である。
【図3】同上実施の形態の蛍光ランプ装置の一部の拡大
断面図である。
【図4】同上実施の形態の蛍光ランプ装置を用いた照明
器具の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す蛍光ランプ装
置の断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す蛍光ランプ装
置の一部を切り欠いた側面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す蛍光ランプ装
置の側面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の点灯回路の一部の
断面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態の蛍光ランプ装置の
一部の断面図である。
【符号の説明】
1 蛍光ランプ装置 2 カバー 4 口金 12 点灯回路としてのインバータ回路 13,13a ,13b 回路基板 14 電気部品 18 被覆体 21 蛍光ランプ 41 グローブ 51 器具本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾岸 和久 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金を有するカバーと;カバーに収容さ
    れ、複数の電気部品で構成される点灯回路と;点灯回路
    に接続される蛍光ランプと;点灯回路の複数の電気部品
    のうち、少なくとも耐湿性の弱い電気部品を覆う耐湿性
    を有する被覆体と;を具備していることを特徴とする蛍
    光ランプ装置。
  2. 【請求項2】 点灯回路は、複数の電気部品を実装する
    回路基板を有し、回路基板上に少なくとも耐湿性の弱い
    電気部品を近接配置して被覆体で覆ったことを特徴とす
    る請求項1記載の蛍光ランプ装置。
  3. 【請求項3】 点灯回路は、複数の電気部品を分割して
    実装する複数の回路基板を有し、少なくとも1つの回路
    基板に耐湿性の弱い電気部品を配置して被覆体で覆った
    ことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ装置。
  4. 【請求項4】 被覆体は、少なくとも耐湿性の弱い電気
    部品の外形に沿って覆うフィルム材であることを特徴と
    する請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装
    置。
  5. 【請求項5】 蛍光ランプを覆うグローブを具備してい
    ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の
    蛍光ランプ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか一記載の蛍光
    ランプ装置と;蛍光ランプ装置を用いる器具本体と;を
    具備していることを特徴とする照明器具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373513A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Toyo Denso Co Ltd Hidランプ起動回路ユニット
JP2007207576A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Jefcom Kk Ledランプ
CN102374400A (zh) * 2010-08-17 2012-03-14 华信精密股份有限公司 发光装置
JP4925378B1 (ja) * 2011-09-02 2012-04-25 株式会社日興製作所 Led照明具

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