JPH09198013A - 液晶ディスプレイ装置の駆動方法及び液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

液晶ディスプレイ装置の駆動方法及び液晶ディスプレイ装置

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JPH09198013A
JPH09198013A JP2476896A JP2476896A JPH09198013A JP H09198013 A JPH09198013 A JP H09198013A JP 2476896 A JP2476896 A JP 2476896A JP 2476896 A JP2476896 A JP 2476896A JP H09198013 A JPH09198013 A JP H09198013A
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JP
Japan
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signal
dot clock
liquid crystal
circuit
display device
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JP2476896A
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Satoru Okamoto
覚 岡本
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータ装置の回路を変更する必要がな
く、且つ、コンピュータ映像を高品位に表示できるとと
もに、TVユニット等からの映像の表示が可能な液晶デ
ィスプレイ装置の駆動方法及び液晶ディスプレイ装置を
提供する。 【解決手段】位相比較回路21、低域フィルタ22、V
CO23及び分周回路24によりPLL回路を構成し、
コンピュータ装置から与えられる水平同期信号HSYMC バ
ーに同期した内部ドットクロックDCL2を生成する。ま
た、ゲート回路25により、映像信号(B信号)の水平
同帰線間部分に重畳されたコンピュータ装置のドットク
ロック(基準ドットクロック)を抽出し、位相比較回路
26、低域フィルタ27及びVCO23により、前記内
部ドットクロックDCL2の位相を前記基準ドットクロック
の位相に合わせる。この内部ドットクロックDCL2に基づ
き、液晶パネルを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
からの映像信号に基づき液晶パネルに映像を表示する液
晶ディスプレイ装置の駆動方法及び液晶ディスプレイ装
置に関し、特に車載用ナビゲーション/AV(オーディ
オビジュアル)システムの表示装置として好適な液晶デ
ィスプレイ装置の駆動方法及び液晶ディスプレイ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は車載用ナビゲーション/AVシス
テムにおいてナビゲーションユニットに接続した従来の
液晶ディスプレイ装置を示すブロック図である。液晶デ
ィスプレイ装置10はナビゲーションユニット20に接
続され、ナビゲーションユニット20は更にTVユニッ
ト30に接続されている。
【0003】まず、ナビゲーションユニット20につい
て説明する。CD−ROM11には道路及び交差点等に
関する情報が地図データとして記録されている。このC
D−ROM11が搭載されるCD−ROM駆動装置(図
示せず)はマイクロコンピュータ12により制御され
る。マイクロコンピュータ12は、例えばGPS受信器
等の車両位置検出装置から自車の現在位置及び進行方向
等の情報を得て、CD−ROM11から自車の現在位置
の近傍の地図データを読み出す。
【0004】メモリ13はDRAM及びVRAM(ビデ
オRAM)により構成されている。マイクロコンピュー
タ12により、DRAMにはCD−ROM11から読み
出された地図データが一時的に書き込まれ、また、VR
AMには液晶ディスプレイ装置10に表示すべき画像の
データが書き込まれる。マイクロコンピュータ12は、
後述するTFT液晶パネル5の絵素数(ドット数)に応
じた周波数のドットクロックDCL1及び同期信号SYNCバー
(SYNCの反転信号:以下、[SYNC]と記す)を生成す
る。また、マイクロコンピュータ12は、前記ドットク
ロックDCL1に同期してVRAMに書き込まれた画像デー
タを読み出し、デジタルRGB信号として出力する。
【0005】D/Aコンバータ14は、マイクロコンピ
ュータ12からデジタルRGB信号及びドットクロック
DCL1を入力し、デジタルRGB信号をドットクロックDC
L1に同期してD/A変換してアナログRGB信号を出力
する。ナビゲーション/TV映像切換回路15は、マイ
クロコンピュータ12から与えられる切換信号SEL によ
り、D/Aコンバータ14からのRGB信号とTVユニ
ット30からのRGB信号とを切換えて出力する。ま
た、ナビゲーション/TV同期切換回路16は、前記切
換信号SEL により、マイクロコンピュータ12からの同
期信号[SYNC]とTVユニット30からの同期信号[SY
NC]とを切換えて出力する。
【0006】TVユニット30は、チューナ、中間周波
増幅回路、映像検波回路及び映像増幅回路等により構成
され、TVアンテナを介して受信した所望の放送局から
のTV信号を中間周波増幅、映像検波及び映像増幅し
て、RGB信号及び同期信号[SYNC]を出力する。次
に、液晶ディスプレイ装置10について説明する。TF
T液晶パネル5は複数の絵素をマトリックス状に配列し
て構成されており、ソースドライバ2及びゲートドライ
バ3により各絵素に印加する電圧を制御して光の透過率
を絵素毎に制御することにより映像を表示する。
【0007】ビデオ処理/ドライバコントロール回路1
は、後述する内部ドットクロックDCL2から水平同期信号
HSYNC バー(HSYNC の反転信号:以下、[HSYNC ]と記
す)及び垂直同期信号VSYNC バー(VSYNC の反転信号:
以下、[VSYNC ]と記す)を生成し、更にナビゲーショ
ン/TV映像切換回路15からアナログRGB信号を入
力して、ソースドライバ2及びゲートドライバ3にそれ
ぞれ行選択信号及び列選択信号を出力する。また、ビデ
オ処理/ドライバコントロール回路1は、前記水平同期
信号[HSYNC ]及び垂直同期信号[VSYNC ]をナビゲー
ションユニット20を介してTVユニット30に出力す
る。TVユニット30では、これらの水平同期信号[HS
YNC ]及び垂直同期信号[VSYNC ]を利用して、例えば
TV映像を表示する際に画面上でのチャンネル表示位置
及び音量表示位置を設定する。
【0008】PLL回路31は、ナビゲーション/TV
同期切換回路16を介して入力した同期信号[SYNC]の
うち水平同期信号[HSYNC ]を用いて内部ドットクロッ
クDCL2を生成し、ビデオ処理/ドライバコントロール回
路1に出力する。図5は、PLL回路31をより詳細に
示すブロック図である。位相比較回路41は、水平同期
信号[HSYNC ]と分周回路44の出力信号との位相差に
応じた誤差信号を出力する。低域フィルタ42は、位相
比較回路41の出力信号の高域成分を除去して低域成分
を選択的にVCO43に伝達する。VCO43は、低域
フィルタ42から与えられた信号の電圧に応じた周波数
のパルス信号を内部ドットクロックDCL2として出力す
る。分周回路44は、この内部ドットクロックDCL2を分
周して位相比較回路41に出力する。
【0009】例えば、水平同期信号[HSYNC ]の周波数
が16kHzであり、液晶パネル5の水平方向のドット
数が400ドットであるとすると、分周回路44には分
周比が1/400のものが使用され、VCO43からは
周波数が6.4MHzのパルス信号が内部ドットクロッ
クDCL2として出力される。即ち、この場合内部ドットク
ロックDCL2は、1水平走査期間に400個のパルスを有
する信号である。そして、液晶パネル5の各絵素には、
このドットクロックDCL2に同期して順番に映像信号が印
加される。例えば、1水平走査期間において、ドットク
ロックに同期して液晶パネル5のある行の1列目の絵素
から左方向に順番に各絵素に映像信号が印加される。そ
して、左端の絵素に映像信号を印加して1水平走査期間
が終了した後、次の1水平走査期間に移り、次の行の1
列目の絵素から左方向に順番に各絵素に映像信号が印加
される。これを繰り返すことにより、液晶パネル5に映
像が表示される。
【0010】しかし、上述の如く構成された従来の液晶
ディスプレイ装置10においては、ナビゲーションユニ
ット20(コンピュータ装置)からの映像を表示する場
合に、PLL回路31で生成された内部ドットクロック
DCL2と、ナビゲーションユニット20のドットクロック
DCL1との僅かな位相のずれが発生して正確な色を表現す
ることができず、これが映像のにじみ等の原因になり、
画像品質が低下するという欠点がある。
【0011】このような欠点を解消すべく、実公平7−
33268号公報では、マイクロコンピュータ装置から
の映像信号とTVユニットからの映像信号とを切換える
際に、マイクロコンピュータ装置から出力されるドット
クロックと液晶ディスプレイ装置内のPLL回路から出
力されるドットクロックとを切換えることが提案されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
7−33268号公報に開示された技術を図4に示す液
晶ディスプレイ装置に適用しようとすると、ナビゲーシ
ョンユニットの回路変更が必要になる。図6は、実公平
7−33268号公報に開示された技術を図4に示す液
晶ディスプレイ装置に適用した場合のブロック図であ
る。なお、図6において図4と同一物には同一符号を付
して、その詳しい説明は省略する。
【0013】ナビゲーションユニット20の同期分離回
路34は、マイクロコンピュータ12から出力された同
期信号[SYNC]から水平同期信号[HSYNC ]及び垂直同
期信号[VSYNC ]を分離する回路である。また、液晶デ
ィスプレイ装置10に設けられたスイッチ6,8は、い
ずれもナビゲーションユニット20のマイクロコンピュ
ータ12から出力される切換信号SEL2により切換動作す
るスイッチである。スイッチ6は、コンピュータ映像を
表示するときには同期分離回路34から出力される水平
同期信号[HSYNC ]及び垂直同期信号[VSYNC ]をビデ
オ処理/ドライバコントロール回路1に伝達し、TV映
像を表示するときにはビデオ処理/ドライバコントロー
ル回路1から出力される水平同期信号[HSYNC ]及び垂
直同期信号[VSYNC ]をTVユニット30に伝達するよ
うに切換動作する。また、スイッチ8は、コンピュータ
映像を表示するときにはマイクロコンピュータ12から
与えられるドットクロックDCL1をビデオ処理/ドライバ
コントロール回路1に伝達し、TV映像を表示するとき
にはPLL回路31から与えられるドットクロックDCL2
をビデオ処理/ドライバコントロール回路1に伝達する
ように切換動作する。この図7に示すように、実公平7
−33268号公報に記載された技術を適用しようとす
ると、ナビゲーションユニット20に同期分離回路34
が必要であるとともに、ドットクロックDCL1及び制御信
号SEL2を液晶ディスプレイ装置10に伝達するための配
線及び端子等が必要であり、ナビゲーションユニット2
0の回路変更が必要になる。また、液晶ディスプレイ装
置10にも、切換スイッチ6,8及びこれらのスイッチ
5,6に接続する配線及び端子等が必要ある。
【0014】以上から本発明の目的は、コンピュータ装
置のハードウェアを変更する必要がなく、且つ、コンピ
ュータ映像を高品質に表示できるとともに、TVユニッ
ト等からの映像の表示が可能な液晶ディスプレイ装置の
駆動方法及び液晶ディスプレイ装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、コンピ
ュータ装置において、映像信号の水平帰線期間部分に基
準ドットクロックを重畳させて該映像信号を水平同期信
号とともに液晶ディスプレイ装置に出力し、液晶ディス
プレイ装置において、前記コンピュータ装置から入力し
た水平同期信号に同期させて内部ドットクロックを発生
させ、この内部ドットクロックの位相を前記映像信号か
ら抽出した前記基準ドットクロックの位相に合わせるこ
とを特徴とする液晶ディスプレイ装置の駆動方法により
解決する。
【0016】また、上述した課題は、コンピュータ装置
から与えられる信号に基づき液晶パネルに映像を表示す
る液晶ディスプレイ装置において、前記コンピュータ装
置から与えられる水平同期信号と被比較信号との位相差
に応じた信号を出力する第1の位相比較回路と、この第
1の位相比較回路の出力信号の低域成分を選択的に通過
させる第1の低域フィルタと、この第1の低域フィルタ
の出力が与えられる電圧制御発振器と、この電圧制御発
振器の出力信号を分周し前記被比較信号として出力する
分周回路と、前記コンピュータ装置から与えられる映像
信号の水平帰線期間部分に重畳された基準ドットクロッ
クを前記映像信号から抽出する基準ドットクロック抽出
回路と、この基準ドットクロック抽出回路により抽出さ
れた基準ドットクロックと前記電圧制御発振器の出力信
号との位相差に応じた信号を出力する第2の位相比較回
路と、この第2の位相比較回路から出力された信号の低
域成分を選択的に通過させて前記電圧制御発振器に伝達
する第2の低域フィルタとを有し、前記電圧制御発振器
の出力を内部ドットクロックとして前記液晶パネルを駆
動することを特徴とする液晶ディスプレイ装置により解
決する。
【0017】本発明に係る液晶ディスプレイ装置の駆動
方法においては、コンピュータ装置において映像信号
(RGB)の水平帰線期間部分に基準ドットクロックを
重畳しておく。そして、液晶ディスプレイ装置におい
て、映像信号から前記基準ドットクロックを抜き出し、
液晶ディスプレイ装置で生成した内部ドットクロックの
位相を前記基準ドットクロックの位相に合わせる。これ
により、液晶ディスプレイ装置の内部ドットクロックを
コンピュータ装置のドットクロックの位相に完全に合わ
せることができて、色のにじみ等がない高品質の映像が
得られる。
【0018】また、本発明に係る液晶ディスプレイ装置
においては、第1の位相比較回路、第1の低域フィル
タ、電圧制御発振器及び分周回路によりPLL回路を構
成し、このPLL回路により、コンピュータ装置から与
えられる水平同期信号に同期した内部ドットクロックを
生成する。更に、本発明においては、映像信号の水平帰
線期間部分にコンピュータ装置の基準ドットクロックを
重畳しておく。そして、基準ドットクロック抽出回路に
より、前記基準ドットクロックが重畳された映像信号か
ら基準ドットクロックを抽出し、電圧制御発振器から出
力される内部ドットクロックの位相を、第2の位相比較
回路及び第2の低域フィルタにより前記基準ドットクロ
ックの位相に合わせる。これにより、電圧制御発振器か
ら出力される内部ドットクロックの位相をコンピュータ
装置のドットクロックの位相に完全に合わせることがで
きて、色のにじみ等がない高品質の映像を得ることがで
きる。
【0019】また、本発明によれば、映像信号の水平帰
線期間部分を利用して基準ドットクロックを転送するも
のであるから、基準ドットクロックを送るための特別の
端子をコンピュータ装置に設ける必要がなく、また転送
用の配線も必要ないので、全体の回路構成を簡素化でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。図1は本発明の実
施形態に係る液晶ディスプレイ装置を車載用ナビゲーシ
ョン/AVシステムに適用した例を示すブロック図であ
る。液晶ディスプレイ装置10はナビゲーションユニッ
ト(コンピュータ装置)20に接続され、ナビゲーショ
ンユニット20は更にTVユニット30に接続されてい
る。
【0021】まず、ナビゲーションユニット20につい
て説明する。CD−ROM11には道路及び交差点等に
関する情報が地図データとして記録されている。このC
D−ROM11を駆動するCD−ROM駆動装置はマイ
クロコンピュータ12により制御される。マイクロコン
ピュータ12は、例えばGPS受信器等の車両位置検出
装置(図示せず)から自車の現在位置及び進行方向等の
情報を得て、CD−ROM11から自車の現在位置の近
傍の地図データを読み出す。
【0022】メモリ13はDRAM及びVRAMにより
構成されている。マイクロコンピュータ12は、メモリ
13のDRAMにCD−ROM11から読み出した地図
データを一時的に書き込み、VRAMには液晶ディスプ
レイ装置10に表示すべき映像データを書き込む。ま
た、マイクロコンピュータ12は、その内部でドットク
ロックDCL1及び同期信号[SYNC]を生成する。そして、
前記ドットクロックDCL1に同期してVRAMから映像デ
ータを読み出し、デジタルRGB信号にして出力する。
このとき、マイクロコンピュータ12は、RGB信号の
うちのB信号の水平帰線期間部分に、基準ドットクロッ
クとしてドットクロックDCL1を例えば4パルス分だけ重
畳しておく。なお、ドットクロックDCL1及び同期信号SY
NCの周波数は、液晶ディスプレイ装置10の液晶パネル
5の絵素数に応じて設定される。
【0023】D/Aコンバータ14は、デジタルRGB
信号を前記ドットクロックDCL1に同期してD/A変換
し、アナログRGB信号を出力する。ナビゲーション/
TV映像切換回路15は、コンピュータ12からの切換
信号SEL に基づき、TVユニット30からのRGB信号
とD/Aコンバータ15からのRGB信号とのいずれか
一方を液晶ディスプレイ装置10に伝達する。また、ナ
ビゲーション/TV同期切換回路16は、前記切換信号
SEL に基づき、TVユニット30からの同期信号SYNCと
マイクロコンピュータ12からの同期信号[SYNC]との
いずれか一方を液晶ディスプレイ装置10に伝達する。
【0024】TVユニット30は、チューナ、中間周波
増幅回路、映像検波回路及び映像増幅回路等により構成
され、TVアンテナを介して受信した所望の放送局から
のTV信号を中間周波増幅、映像検波及び映像増幅し
て、RGB信号及び同期信号[SYNC]を出力する。次
に、液晶ディスプレイ装置10について説明する。TF
T液晶パネル5は複数の絵素をマトリックス状に配列し
て構成されている。ソースドライバ2及びゲートドライ
バ3により各絵素に印加する電圧を制御し、光の透過率
を絵素毎に制御することにより、液晶パネル5に所望の
映像を表示することができる。
【0025】ビデオ処理/ドライバコントロール回路1
には、アナログRGB信号と、後述する内部ドットクロ
ックDCL2とが入力される。この場合に、RGB信号のう
ち、R信号及びG信号はナビゲーション/TV映像切換
回路15からビデオ処理/ドライバコントロール回路1
に直接入力されるが、B信号はドットクロック生成回路
7を介してビデオ処理/ドライバコントロール回路1に
入力されるようになっている。そして、このビデオ処理
/ドライバコントロール回路1は、内部ドットクロック
DCL2から水平同期信号[HSYNC ]及び垂直同期信号[VS
YNC ]を生成するとともに、更にRGB信号を入力して
行選択信号及び列選択信号を生成する。ソースドライバ
2及びゲートドライバ3は、従来と同様に前記列選択信
号及び行選択信号に基づき液晶パネル5の各絵素に順番
に映像信号を印加して、液晶パネル5に所定の映像を表
示する。
【0026】また、ビデオ処理/ドライバコントロール
回路1は、前記水平同期信号[HSYNC ]及び垂直同期信
号[VSYNC ]をナビゲーションユニット20を介してT
Vユニット30に出力する。TVユニット30では、T
V映像を表示する際に、これらの水平同期信号[HSYNC
]及び垂直同期信号[VSYNC ]を用いて、例えば画面
上でのチャンネル表示位置及び音量表示位置を設定す
る。
【0027】内部ドットクロック生成回路7は、ナビゲ
ーションユニット20から入力した同期信号[SYNC]の
うち水平同期信号[HSYNC ]を用いて内部ドットクロッ
クDCL2を生成する。図2は、内部ドットクロック生成回
路7の構成を示すブロック図である。位相比較回路21
は、水平同期信号[HSYNC ]と分周回路24の出力信号
(被比較信号)との位相差を検出し、その位相差に比例
した誤差信号を出力する。この誤差信号は、低域フィル
タ22により高域成分が取り除かれて、VCO23に入
力される。VCO23は、入力信号の電圧に応じた周波
数の内部ドットクロックDCL2を発生する。この内部ドッ
トクロックDCL2は、ビデオ処理/ドライバコントロール
回路1に入力されるとともに、分周回路24及び位相比
較回路26に入力される。分周回路24はVCO23か
ら出力された内部ドットクロックDCL2を分周し、位相比
較回路26に出力する。
【0028】例えば、水平同期信号[HSYNC ]の周波数
が16kHzであり、液晶パネル5の水平方向のドット
数が400ドットであるとすると、分周回路24には分
周比が1/400のものが使用され、VCO23からは
周波数が6.4MHzのパルス信号が内部ドットクロッ
クDCL2として出力される。即ち、この場合内部ドットク
ロックDCL2は、1水平走査期間に400個のパルスを有
する信号である。
【0029】図3は、ゲート回路25に入力される水平
同期信号[HSYNC ]及びB信号の一例を示す波形図であ
る。この図3に示すように、マイクロコンピュータ12
は、RGB信号を出力する際にB信号の水平帰線期間部
分(約4.7μs)に基準ドットクロックを数パルス分
(図では4パルス)だけ重畳する。ゲート回路25は、
MOSFET等により構成された一種のスイッチング回
路であり、水平帰線期間(即ち、B信号に基準ドットク
ロックが重畳されている期間)はB信号を位相比較回路
26に出力し、その他の期間はB信号をビデオ処理/ド
ライバコントロール回路1に出力する。
【0030】位相比較回路26は、例えばVCO23か
ら出力された内部ドットクロックDCL2の立ち上がり部
と、ゲート回路25によりB信号から抽出した基準ドッ
トクロックの立ち上がり部との位相差を検出し、その位
相差に比例した誤差信号を出力する。この誤差信号は、
低域フィルタ27により高域成分が取り除かれて、VC
O23に入力される。VCO23では、誤差信号が小さ
くなるように内部ドットクロックDCL2の位相を制御し、
内部ドットクロックDCL2の位相を基準ドットクロックの
位相に合わせる。
【0031】このように、本実施形態においては、位相
比較回路21、低域フィルタ22、VCO23及び分周
回路24により構成されるPLL回路により水平同期信
号[HSYNC ]に同期した内部ドットクロックDCL2を発生
し、位相比較回路26及び低域フィルタ27によりこの
内部ドットクロックDCL2をナビゲーションユニット20
のドットクロックDCL1の位相に合わせるので、液晶ディ
スプレイ装置10の内部ドットクロックDCL2とナビゲー
ションユニット20のドットクロックDCL1との位相のず
れに起因する色のにじみがなく、高品質の映像が得られ
る。また、本実施形態においては、基本的にナビゲーシ
ョンユニットのハードウェアの構成は従来と同一でよ
く、ナビゲーションユニットの回路変更が不要である。
【0032】なお、上述の実施形態では、基準ドットク
ロックがB信号に重畳されている場合について説明した
が、基準ドットクロックを重畳する信号は、R信号又は
G信号であってもよい。また、本発明の液晶ディスプレ
イ装置は、ナビゲーションユニット以外のコンピュータ
装置に接続してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶ディ
スプレイ装置の駆動方法によれば、コンピュータ装置か
ら与えられる映像信号の水平帰線期間部分に重畳された
基準ドットクロックを抽出し、水平同期信号に同期させ
て生成した内部ドットクロックの位相を前記基準ドット
クロックの位相に合わせるので、コンピュータ装置のハ
ードウェアを変更することなく、色のにじみ等がない高
品質の映像を得ることができる。
【0034】また、本発明の液晶ディスプレイ装置によ
れば、第1の位相比較回路、第1の低域フィルタ、電圧
制御発振器及び分周回路により内部ドットクロックを生
成し、この内部ドットクロックを、映像信号から抽出し
た基準ドットクロックの位相に合わせるので、コンピュ
ータ装置のハードウェアを変更することなく、色のにじ
み等がない高品質の映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶ディスプレイ装置
を車載用ナビゲーション/AVシステムに適用した例を
示すブロック図である。
【図2】内部ドットクロック生成回路を示すブロック図
である。
【図3】ゲート回路に入力されるB信号の一例を示す波
形図である。
【図4】車載用ナビゲーション/AVシステムにおける
ナビゲーションユニットと従来の液晶ディスプレイ装置
とを示すブロック図である。
【図5】同じくそのPLL回路を示すブロック図であ
る。
【図6】コンピュータ装置のドットクロックを直接液晶
ディスプレイ装置に入力した場合の車載用ナビゲーショ
ン/AVシステムの例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ビデオ処理/ドライバコントロール回路 2 ソースドライバ 3 ゲートドライバ 5 液晶パネル 6,8 スイッチ 7 内部ドットクロック生成回路 10 液晶ディスプレイ装置 11 CD−ROM 12 マイクロコンピュータ 13 メモリ 14 D/Aコンバータ 15 ナビゲーション/TV映像切換回路 16 ナビゲーション/TV同期切換回路 20 ナビゲーションユニット 21,26 位相比較回路 22,27 低域フィルタ 23 VCO 24 分周回路 25 ゲート回路 31 PLL回路 34 同期分離回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置において、映像信号の
    水平帰線期間部分に基準ドットクロックを重畳させて該
    映像信号を水平同期信号とともに液晶ディスプレイ装置
    に出力し、 液晶ディスプレイ装置において、前記コンピュータ装置
    から入力した水平同期信号に同期させて内部ドットクロ
    ックを発生させ、この内部ドットクロックの位相を前記
    映像信号から抽出した前記基準ドットクロックの位相に
    合わせることを特徴とする液晶ディスプレイ装置の駆動
    方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータ装置から与えられる信号に
    基づき液晶パネルに映像を表示する液晶ディスプレイ装
    置において、 前記コンピュータ装置から与えられる水平同期信号と被
    比較信号との位相差に応じた信号を出力する第1の位相
    比較回路と、 この第1の位相比較回路の出力信号の低域成分を選択的
    に通過させる第1の低域フィルタと、 この第1の低域フィルタの出力が与えられる電圧制御発
    振器と、 この電圧制御発振器の出力信号を分周し前記被比較信号
    として出力する分周回路と、 前記コンピュータ装置から与えられる映像信号の水平帰
    線期間部分に重畳された基準ドットクロックを前記映像
    信号から抽出する基準ドットクロック抽出回路と、 この基準ドットクロック抽出回路により抽出された基準
    ドットクロックと前記電圧制御発振器の出力信号との位
    相差に応じた信号を出力する第2の位相比較回路と、 この第2の位相比較回路から出力された信号の低域成分
    を選択的に通過させて前記電圧制御発振器に伝達する第
    2の低域フィルタとを有し、 前記電圧制御発振器の出力を内部ドットクロックとして
    前記液晶パネルを駆動することを特徴とする液晶ディス
    プレイ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005173395A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Pioneer Electronic Corp 表示制御装置及び表示制御方法等
KR100483532B1 (ko) * 1997-12-24 2005-08-17 삼성전자주식회사 멀티싱크를구현하는피엘엘시스템

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