JP3422248B2 - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JP3422248B2
JP3422248B2 JP07670698A JP7670698A JP3422248B2 JP 3422248 B2 JP3422248 B2 JP 3422248B2 JP 07670698 A JP07670698 A JP 07670698A JP 7670698 A JP7670698 A JP 7670698A JP 3422248 B2 JP3422248 B2 JP 3422248B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型VT
R等で使用される液晶表示装置の駆動回路に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、カメラ一体型VTRでは以前より
使用されているビューファインダ用の液晶表示装置に加
え、モニタ表示用の液晶表示装置を搭載したものが増加
しつつある。ビューファインダ用の液晶表示装置は、日
差しの強い屋外で使用する場合に好適である一方、モニ
タ表示用の液晶表示装置は、素早く動く被写体を撮影す
る場合やカメラ一体型VTRを目元から離して撮影する
場合に好適であるが、このような2台の液晶表示装置を
搭載したカメラ一体型VTRでは、撮影状況にあわせて
一方の液晶表示装置のみを使用することも、また2台の
液晶表示装置を同時に使用することもできるよう構成さ
れている。 【0003】そして、カメラ一体型VTRで使用される
液晶表示装置としては、アクティブマトリックス方式の
ものが一般的であり、その中でも特に高コントラスト及
び中間調が得られるTFT型の液晶表示装置を用いるこ
とが多い。このTFT型の液晶表示装置としては、半導
体材料の違いにより、アモルファスシリコンTFTとポ
リシリコンTFTとが知られている。 【0004】アモルファスシリコンTFTは、能動素子
としてガラス基板上に形成されるTFTを、別途基板上
に付加される単結晶シリコンによるICチップによりド
ライブする構成であり、2.5インチ程度から十数イン
チに至るまでの比較的大型の液晶表示装置に向いてい
る。 【0005】これに対し、ポリシリコンTFTは、プロ
セス温度が高いため基板材料や成膜装置に制約が生じ、
大型化が困難である反面、ICチップを付加しなくとも
ガラス基板上に形成させるMOS型トランジスタにより
TFTをドライブさせることが可能であり、2インチ程
度までの比較的小型の液晶表示装置に向いている。 【0006】従って、カメラ一体型VTRでは、モニタ
表示用としてはアモルファスシリコンTFTによる大型
の液晶表示装置を使用する一方、ビューファインダ用と
してはポリシリコンTFTによる小型の液晶表示装置を
使用することが多い。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このように2台の液晶
表示装置を搭載したカメラ一体型VTRでは、夫々の液
晶表示装置の水平走査パルスの周波数の違いから夫々の
液晶表示装置に対して別々の駆動信号が必要となり、別
々の駆動回路を搭載していた。そして、このことが回路
容積、回路重量の増加につながり、カメラ一体型VTR
の小型化、軽量化を妨げていた。 【0008】また、両方の液晶表示装置を同時に駆動さ
せた場合には、2台の駆動回路を動作させる必要があ
り、消費電力が大幅に増加する為、バッテリーの使用時
間が短くなるという問題を抱えていた。 【0009】更に、モニタ表示用の液晶表示装置とビュ
ーファインダ用の液晶表示装置とで別々の駆動回路を搭
載する場合には、夫々の駆動回路を別々に開発する必要
があり、設計工数の増大をまねくだけでなく、生産ライ
ンでの調整が2系統必要となっていた。 【0010】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係る液晶表示装置の駆動回路は、所定の
水平走査周波数により駆動される第1の液晶表示装置
と、前記所定の水平走査周波数とは異なる水平走査周波
数により駆動される第2の液晶表示装置とが接続され、
入力映像信号に基づいて前記第1の液晶表示装置と前記
第2の液晶表示装置とに同一映像情報を同時に表示可能
液晶表示装置の駆動回路であって、前記入力映像信号
に含まれる同期信号に基づき、前記第1の液晶表示装置
に前記映像情報を表示するための第1の駆動信号を出力
する第1の駆動信号出力手段と、前記入力映像信号に含
まれる同期信号に基づき、前記第2の液晶表示装置に前
記映像情報を表示するための第2の駆動信号を出力する
第2の駆動信号出力手段とを備え前記第1の駆動信号
は、第1の水平駆動信号及び第1の垂直駆動信号により
構成され、前記第2の駆動信号は、第2の水平駆動信号
により構成され、前記第1の液晶表示装置は、前記第1
の水平駆動信号及び前記第1の垂直駆動信号に基づき駆
動され、前記第2の液晶表示装置は前記第2の水平駆動
信号及び前記第1の垂直駆動信号に係る信号に基づき駆
動されることを特徴とするものである。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明に係る液晶表示装置の駆動
回路は、1つの駆動回路で水平走査パルスの周波数の異
なる2つの液晶表示装置を同時に駆動できるようにした
ことを特徴し、以下にその詳細を説明する。 【0012】図1は、本発明に係る液晶表示装置の駆動
回路の基本構成を説明する為のブロック図である。図1
において、1はカメラ部又はVTR部からの映像信号を
出力するカメラ一体型VTR部、2はカメラ一体型VT
R部1から出力される映像信号により、モニタ用液晶表
示装置3(モニタ用LCDパネル)及びビューファイン
ダ用液晶表示装置4(ビューファインダ用LCDパネ
ル)を同時に駆動する駆動回路である。なお、ここで
は、モニタ用液晶表示装置3に画素数の多いアモルファ
スシリコンTFTによる液晶表示装置を用い、一方、ビ
ューファインダ用液晶表示装置4に画素数の少ないポリ
シリコンTFTによる液晶表示装置を用いている。そし
て、駆動回路2は、デコーダ部2a、タイミングジェネ
レータ部2b(TG部)、ビューファインダ駆動用付加
回路2cにより構成されている。 【0013】ここで、デコーダ部2a、タイミングジェ
ネレータ部2b、ビューファインダ駆動用付加回路2c
の夫々の構成について図2を用いて説明する。まず、デ
コーダ部2aについて説明すると、10はカメラ一体型
VTR部1からの映像信号が入力され、輝度信号(Y)
と色信号(C)とを分離して出力するY/C分離回路、
11はY/C分離回路10から出力される色信号(C)
に基づき、色差信号(I、Q)を出力する復調回路、1
2はY/C分離回路10からの輝度信号(Y)、復調回
路11からの色差信号(R−Y、B−Y)を合成して画
像信号(R、G、B)を出力するマトリックス回路であ
る。 【0014】また、13はマトリックス回路12から出
力される画像信号(R、G、B)を適切な波形に成形す
ると共に振幅レベルを調整する振幅調整回路、14は振
幅調整回路13からの画像信号が入力され、後述するタ
イミングジェネレータ部2bにおける反転信号発生回路
28からの反転信号(FRP)に基づき入力画像信号
(R、G、B)の極性を1水平走査ライン毎且つ1映像
フィールド毎に反転させた画像信号(VR、VG、V
B)を出力する極性反転回路であり、この画像信号(V
R、VG、VB)は、モニタ用液晶表示装置3へと出力
される。 【0015】そして、15は、カメラ一体型VTR部1
からの映像信号から水平及び垂直同期信号のみを抽出し
て、後述するタイミングジェネレータ部2bにおける位
相比較回路20、垂直同期分離回路25、更にビューフ
ァインダ駆動用付加回路2cにおける位相比較回路30
に出力する同期分離回路である。 【0016】以上のような構成にて、デコーダ部2a
は、入力される映像信号及びタイミングジェネレータ部
2bからの反転信号(FRP)に基づきモニタ用液晶表
示装置3へ画像信号(VR、VG、VB)を出力すると
共に、タイミングジェネレータ部2b及びビューファイ
ンダ駆動用付加回路2cへ同期信号を出力する。 【0017】次に、タイミングジェネレータ部2bにつ
いて説明すると、20はデコーダ部2aにおける同期分
離回路15からの垂直及び水平同期信号が入力され、こ
の入力信号と後述する水平分周回路23から出力される
信号との位相比較を行い、位相差に応じた信号を出力す
る位相比較回路、21は位相比較回路20から出力され
る信号の直流成分を出力する積分回路、22は積分回路
21から出力される信号の電圧レベルに応じた高周波信
号を発振する電圧制御発振回路(VCO)、23は電圧
制御発振回路22から出力される高周波信号をモニタ用
液晶表示装置3の水平走査パルスの周波数に応じて分周
して映像信号の1水平走査ライン期間と一致した周期の
信号を出力する水平分周回路である。 【0018】そして、水平分周回路23の出力信号は位
相比較回路20にフィードバックされ、位相比較回路2
0、積分回路21、電圧制御発振回路22、水平分周回
路23で形成されるループにより、デコーダ部2aに入
力される映像信号と水平分周回路23が出力する信号と
のタイミングが一致するよう位相ロックがかけられる。 【0019】また、24は水平分周回路23の出力信号
に基づきモニタ用液晶表示装置3の水平方向の駆動に必
要となるHSTART信号とHCLOCK信号とを出力
する水平パルス発生回路、25はデコーダ部2aにおけ
る同期分離回路15からの垂直及び水平同期信号が入力
され、垂直同期信号のみを分離して出力する垂直同期信
号分離回路、26は水平分周回路23が出力する信号を
更に分周して映像信号の1垂直走査期間と一致した周期
の信号を出力する垂直分周回路である。この垂直分周回
路26は、主としてカウンタにより構成されているが、
垂直同期分離回路25が出力する垂直同期信号をカウン
タのリセット信号として使用することにより、デコーダ
部2aに入力される映像信号と垂直分周回路26が出力
する信号とのタイミングを合わせている。 【0020】27は、垂直分周回路26の出力信号に基
づきモニタ用液晶表示装置3の垂直方向の駆動に必要と
なるVSTART信号とVCLOCK信号とを出力する
垂直パルス発生回路、28は水平分周回路23の出力信
号に基づき、1水平走査ライン毎且つ1映像フィールド
毎にパルスの反転する反転信号(FRP)を出力する反
転信号発生回路であり、この反転信号発生回路28の出
力信号は、デコーダ部2aにおける極性反転回路14に
出力されると共に、所定の電位までプルアップされた後
にモニタ用液晶表示装置3での対極電圧信号(VCO
M)として出力される。 【0021】以上のような構成にて、タイミングジェネ
レータ部2bは、デコーダ部2aから入力される同期信
号に基づき、モニタ用液晶表示装置3へ対極電圧信号
(VCOM)、水平方向の駆動パルスであるHSTAR
T信号及びHCLOCK信号、垂直方向の駆動パルスで
あるVSTART信号及びVCLOCK信号を出力す
る。 【0022】最後に、ビューファインダ駆動用付加回路
2cについて説明すると、30はデコーダ部2aにおけ
る同期分離回路15からの垂直及び水平同期信号が入力
され、この入力信号と後述する水平分周回路33から出
力される信号との位相比較を行い、位相差に応じた信号
を出力する位相比較回路、31は位相比較回路30から
出力される信号の直流成分を出力する積分回路、32は
積分回路31から出力される信号の電圧レベルに応じた
高周波信号を発振する電圧制御発振回路(VCO)、3
3は電圧制御発振回路32から出力される高周波信号を
ビューファインダ用液晶表示装置4の水平走査パルスの
周波数に応じて分周して映像信号の1水平走査ライン期
間と一致した周期の信号を出力する水平分周回路であ
る。 【0023】そして、水平分周回路33の出力信号は位
相比較回路30にフィードバックされ、位相比較回路3
0、積分回路31、電圧制御発振回路32、水平分周回
路33で形成されるループにより、デコーダ部2aに入
力される映像信号と水平分周回路33が出力する信号と
のタイミングが一致するよう位相ロックがかけられる。 【0024】また、34は水平分周回路33の出力信号
に基づきビューファインダ用液晶表示装置4の水平方向
の駆動に必要となるHstart信号とHclock信
号とを出力する水平パルス発生回路、35はデコーダ部
2aにおける極性反転回路14から出力される画像信号
(VR、VG、VB)のレベルをビューファインダ用液
晶表示装置4の入力レベルに調整するゲインアンプであ
り、R系に対する35a、G系に対する35b、B系に
対する35cにより構成され、夫々の出力信号(Vr、
Vg、Vb)はビューファインダ用液晶表示装置4へと
出力される。 【0025】また、36は、ゲインアンプ35bから出
力される信号の直流成分(Ecomの電位を有する)を
出力する積分回路であり、この出力はビューファインダ
用液晶表示装置4で対極電圧信号(Vcom)として用
いられる。なお、ここではゲインアンプ35bから出力
される信号(Vg)に基づき対極電圧信号(Vcom)
を生成する例を示したが、ゲインアンプ35aから出力
される信号(Vr)又はゲインアンプ35cから出力さ
れる信号(Vb)に基づき対極電圧信号(Vcom)を
生成しても、また、これらの組合せに基づき対極電圧信
号(Vcom)を生成しても構わない。 【0026】以上のような構成にて、デコーダ部2cは
デコーダ部2aから入力される同期信号及び画像信号
(VR、VG、Vb)に基づき、ビューファインダ用液
晶表示装置4へ画像信号(Vr、Vg、Vb)、対極電
圧信号(Vcom)、水平方向の駆動パルスであるHs
tart信号及びHclock信号、垂直方向の駆動パ
ルスであるVstart信号及びVclock信号を出
力する。 【0027】駆動回路2は、このようにデコーダ部2
a、タイミングジェネレータ部2b及びビューファイン
ダ駆動用付加回路2cより成り、モニタ用液晶表示装置
3及びビューファインダ用液晶表示装置4の両液晶表示
装置を同時に駆動可能となる。 【0028】なお、ここで、モニタ用液晶表示装置3に
出力される水平方向の駆動パルスとビューファインダ用
液晶表示装置4に出力される水平方向の駆動パルスとが
夫々別々に生成されるのは、夫々の液晶表示装置で必要
な水平走査パルスの周波数が異なるからである。 【0029】これに対し、モニタ用液晶表示装置3とビ
ューファインダ用液晶表示装置4とでは、所定数の水平
走査線信号よりなる同一の映像信号を表示させるため
に、垂直方向のライン数がほぼ同程度設けられている
為、タイミングジェネレータ部2bにおける垂直パルス
発生回路27が出力する駆動パルスに基づきモニタ用液
晶表示装置3とビューファインダ用液晶表示装置4とを
駆動可能となる。 【0030】また、ここでは、モニタ用液晶表示装置3
としてアモルファスシリコンTFTによる液晶表示装置
を使用し、ビューファインダ用液晶表示装置4としてポ
リシリコンTFTによる液晶表示装置を使用した例を示
しているが、モニタ用液晶表示装置3とビューファイン
ダ用液晶表示装置4との両方にポリシリコンTFTによ
る液晶表示装置を使用した場合には、ビューファインダ
駆動用付加回路2cにおけるゲインアンプ35は設ける
必要がなく、デコーダ部2aにおける振幅調整回路13
にて適切なレベルにゲイン調整すれば良い。 【0031】また、モニタ用液晶表示装置3に出力され
る対極電圧信号(VCOM)に関しては、ビューファイ
ンダ用液晶表示装置4に出力される対極電圧信号(Vc
om)に基づき生成することができる。 【0032】図3は、駆動回路2にて生成される画像信
号及び駆動パルスの一例を示す説明図である。ここで
は、駆動回路2に入力される映像信号を(a)、駆動回
路2がモニタ用液晶表示装置3に出力する赤の画像信号
(VR)を(b)、その対極電圧信号(VCOM)を
(d)、水平方向の駆動パルスであるHSTART信号
を(f)、HCLOCK信号を(g)として示し、ま
た、ビューファインダ用液晶表示装置4に出力する赤の
画像信号(Vr)を(c)、その対極電圧信号(Vco
m)を(e)、水平方向の駆動パルスであるHstar
t信号を(h)、Hclock信号を(i)として示し
ている。 【0033】駆動回路2に入力される映像信号に含まれ
る赤の画像信号(R)は、前述の如く極性反転回路14
にて1水平走査ライン毎且つ1映像フィールド毎に極性
を反転され、図3(b)に示す如く赤の画像信号(V
R)としてモニタ用液晶表示装置3に出力され、また、
ゲインアンプ35aにて適切なレベルまで増幅された後
に図3(c)に示す赤の画像信号(Vr)としてビュー
ファインダ用液晶表示装置4に出力される。 【0034】そして、水平方向の駆動パルスであるHS
TART信号、HCLOCK信号、Hstart信号、
Hclock信号の発生タイミングは、夫々接続されて
いる液晶表示装置の方式の違い、画素数の違いに応じて
設定されている。本実施例の場合には、既に説明したよ
うにモニタ用液晶表示装置3としてアモルファスシリコ
ンTFTによる液晶表示装置を使用し、ビューファイン
ダ用液晶表示装置4としてポリシリコンTFTによる液
晶表示装置を使用している為、夫々の駆動パルスが大き
く異なっており、また、対極電圧信号(VCOM、Vc
om)も異なっている。 【0035】即ち、図3(b)に示す赤の画像信号(V
R)はその振幅レベルが小さい為、図3(d)に示す如
く対極電圧信号(VCOM)が1水平走査ライン毎且つ
1映像フィールド毎に極性を反転させた信号となってい
るのに対し、図3(c)に示す赤の画像信号(Vr)は
その振幅レベルが大きい為、図3(e)に示す如く対極
電圧信号(Vcom)は定電位の信号となっている。 【0036】次に、駆動回路2により駆動されるモニタ
用液晶表示装置3及びビューファインダ用液晶表示装置
4について図4を用いて説明する。図4(a)に示すア
モルファスシリコンTFTによるモニタ用液晶表示装置
3において、40は水平方向の駆動パルスであるHST
ART信号及びHCLOCK信号が入力される水平走査
シフトレジスタ、41は垂直方向の駆動パルスであるV
START信号及びVCLOCK信号が入力される垂直
走査シフトレジスタ、42はTFT液晶素子が画素数分
マトリックス状に配列されている画素セルアロイであ
る。 【0037】また、43は入力される画像信号(VR、
VG、VB)を水平走査シフトレジスタ40からの信号
に基づき取り込む複数のサンプルホールドスイッチ、4
4は複数のサンプルホールドスイッチ43を介して取り
込まれる画像信号(VR、VG、VB)を水平方向の1
ライン分蓄える複数のホールドコンデンサ、45は複数
のホールドコンデンサ44に蓄えられる画像信号(V
R、VG、VB)を画素セルアロイ42に出力する複数
のオペアンプ45であり、水平走査シフトレジスタ4
0、複数のサンプルホールドスイッチ43、複数のホー
ルドコンデンサ44、複数のオペアンプ45はソースド
ライバICとして構成されている。 【0038】モニタ用液晶表示装置3の動作としては、
まず、駆動回路2から出力されるHSTART信号がH
パルスである期間中に、HCLOCK信号のクロックが
入力されると、水平走査シフトレジスタ40における先
頭ブロックにHパルスが入力される。そして、この先頭
ブロックは、サンプルホールドスイッチ43aのゲート
側に接続されている為、サンプルホールドスイッチ43
aが接続状態となり、入力される画像信号(VB)がホ
ールドコンデンサ44aに蓄えられる。 【0039】そして、水平走査シフトレジスタ40に再
びHCLOCK信号のクロックが入力されると、水平走
査シフトレジスタ40は、そのクロック毎にHパルスを
次のブロックにシフトする。Hパルスが次のブロックに
シフトしたタイミングでは、HSTART信号がLパル
スとなっており、先頭ブロックにはLパルスが入力され
る為、サンプルホールドスイッチ43aは開放状態とな
る。従って、ホールドコンデンサ44aは、Hパルスが
次に先頭ブロックに入力されるまでの間、現在の画像信
号(VB)を保持する。 【0040】一方、次のブロックにはHパルスが入力さ
れている為、サンプルホールドスイッチ43bが接続状
態となり、入力される画像信号(VR)がホールドコン
デンサ44bに蓄えられる。そして、水平走査シフトレ
ジスタ40にHCLOCK信号のクロックが入力される
毎にHパルスがシフトされ、Hパルスが水平走査シフト
レジスタ40の最終ブロックに達するまで繰り返され
る。 【0041】そして1ライン分の画像信号(VR、V
G、VB)が、各ホールドコンデンサ44に蓄えられる
と、駆動回路2から垂直走査シフトレジスタ41に入力
されるVSTART信号のHパルス期間中に、VCLO
CK信号のクロックが入力され、垂直走査シフトレジス
タ41の先頭ブロックには、Hパルスが入力される。 【0042】この先頭ブロックには画素セルアロイ42
における図示しない1ライン目の各TFT液晶素子に並
列に接続されている為、垂直走査シフトレジスタ41の
先頭ブロックにHパルスが入力されるタイミングで、各
ホールドコンデンサ44に蓄えられている画像信号(V
R、VG、VB)が各オペアンプ45を介して画素セル
アロイ42に入力され、1ライン目の各TFT液晶素子
を同時に動作させる。 【0043】以上の動作で、1ライン目の画像信号が画
素セルアロイ42上に表示されるが、垂直走査シフトレ
ジスタ41は、駆動回路2から出力されるVCLOCK
信号のクロック毎に、Hパルスを次のブロックにシフト
し、次のブロックにHパルスが入力されるタイミング
で、各ホールドコンデンサ44に蓄えられた新たな画像
信号(VR、VG、VB)が画素セルアロイ42に出力
され、2ライン目の画像信号の表示が行われる。そし
て、Hパルスが垂直走査シフトレジスタ41の最終ブロ
ックに達するまで、この動作を繰り返すことにより、1
画面分の画像信号を表示できる。 【0044】次に、図4(b)に示すポリシリコンTF
Tによるビューファインダ用液晶表示装置4について説
明する。ポリシリコンTFTによるビューファインダ用
液晶表示装置4において、50は水平方向の駆動パルス
であるHstart信号及びHclock信号が入力さ
れる水平走査シフトレジスタ、51は垂直方向の駆動パ
ルスであるVstart信号及びVclock信号が入
力される垂直走査シフトレジスタ、52はTFT液晶素
子が画素数分マトリックス状に配列されている画素セル
アロイである。 【0045】また、53は水平走査シフトレジスタ50
におけるパルスを増幅出力する複数のバッファアンプ、
54は入力される画像信号(Vr、Vg、Vb)の夫々
を複数のバッファアンプから出力される信号に基づき画
素セルアロイ52に出力する複数のソーススイッチであ
る。 【0046】ビューファインダ用液晶表示装置4の動作
としては、まず、駆動回路2から出力されるVstar
t信号がHパルスである期間中に、Vclock信号の
クロックが入力されると、画素セルアロイ52における
図示しない1ライン目のTFT液晶素子に並列に接続さ
れている垂直走査シフトレジスタ51の先頭ブロックに
Hパルスが入力される。 【0047】そして、駆動回路2から出力されるHst
art信号がHパルスである期間中に、Hclock信
号のクロックが入力されると、水平走査シフトレジスタ
50における先頭ブロックにHパルスが入力される。そ
して、この先頭ブロックは、バッファアンプ53を介し
てソーススイッチ54a、54b、54cのゲート側に
接続されている為、Hstart信号におけるHパルス
が水平走査シフトレジスタ50の先頭ブロックに入力さ
れるタイミングで、画像信号(Vr、Vg、Vb)がソ
ーススイッチ54a、54b、54cを介して画素セル
アロイ52に出力され、垂直走査シフトレジスタ51の
先頭ブロックとソーススイッチ54a、54b、54c
とで結ばれる3画素分のTFT液晶素子が同時に動作す
る。 【0048】そして、水平走査シフトレジスタ50に再
びHclock信号のクロックが入力されると、水平走
査シフトレジスタ50は、そのクロック毎にHパルスを
次のブロックにシフトさせる。Hパルスを次のブロック
にシフトさせたタイミングでは、図3(h)に示す如く
Hstart信号は依然としてHパルスであるため、先
頭ブロックと次のブロックとの両方のブロックにHパル
スが入力されることになる。 【0049】このように、ポリシリコンTFTによる液
晶表示装置では、画素セルアロイ52における3画素分
のTFT液晶素子毎に画像信号(Vr、Vg、Vb)を
出力し、複数のブロックにわたりHパルスを入力するこ
とにより画素セルアロイ52上に画像信号を表示してい
る。 【0050】なお、本実施例では、図3(h)及び
(i)に示す如く、Hstart信号のHパルス期間中
にHclock信号のクロックが4つ存在する為、水平
走査シフトレジスタ50では4つの連続するブロックに
わたりHパルスが入力されることになる。 【0051】そして、水平走査シフトレジスタ50にH
clock信号のクロックが入力される毎にHパルスが
シフトされ、Hパルスが水平走査シフトレジスタ50の
最終ブロックに達し、Lパルスに戻るまで繰り返される
ことにより1ライン目の画像信号が画素セルアロイ52
上に全て表示される。 【0052】一方、垂直走査シフトレジスタ51は、先
頭ブロックに入力されているHパルスを、駆動回路2か
ら出力されるVclock信号のクロック毎にシフトさ
せ、次のブロックにHパルスが入力されると今度は2ラ
イン目の画像信号が1ライン目の画像信号と同様にして
画素セルアロイ52上に表示される。このようにして、
Hパルスが垂直走査シフトレジスタ51の最終ブロック
に達するまで繰り返すことにより、1画面分の画像信号
を表示できる。 【0053】このようにして、モニタ用液晶表示装置3
及びビューファインダ用液晶表示装置4は、駆動回路2
から出力される画像信号、対極電圧信号及び駆動パルス
に基づき画像信号を同時に表示可能となる。 【0054】なお、既に説明したように、本実施例では
モニタ用液晶表示装置3としてアモルファスシリコンT
FTによる液晶表示装置を使用し、ビューファインダ用
液晶表示装置4としてポリシリコンTFTによる液晶表
示装置を使用した例を示したが、ポリシリコンTFTに
よる液晶表示装置をモニタ用液晶表示装置3とビューフ
ァインダ用液晶表示装置4とに使用することも可能であ
り、その際には駆動回路2を更に簡易に構成できる。 【0055】 【発明の効果】本発明に係る液晶表示装置の駆動回路で
は、第1の液晶表示装置と第2の液晶表示装置とに同一
映像情報を同時に表示可能である為、例えば、本液晶表
示装置の駆動回路をカメラ一体型VTRに搭載した時
に、撮影中の映像を撮影者と被撮影者とが同時に確認で
き、且つ駆動回路が1つである為に消費電力を抑えるこ
とができるという効果を奏する。また、これまでの液晶
表示装置の駆動回路に対して、水平駆動信号を出力する
回路を追加するだけで良い為、回路規模の増大を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る液晶表示装置の駆動回路の基本構
成を説明する為のブロック図である。 【図2】本発明に係る液晶表示装置の駆動回路の構成を
説明する為のブロック図である。 【図3】駆動回路が生成する画像信号及び駆動パルスの
一例を説明する為の説明図である。 【図4】液晶表示装置の構成を説明する為の説明図であ
る。 【符号の説明】 1…カメラ一体型VTR部 2…駆動回路 2a…デコーダ部 2b…タイミングジェネレータ部(TG部) 2c…ビューファインダ駆動用付加回路 3…モニタ用液晶表示装置(モニタ用LCDパネル) 4…ビューファインダ用液晶表示装置(ビューファイン
ダ用LCDパネル) 10…Y/C分離回路 11…復調回路 12…マトリックス回路 13…振幅調整回路 14…極性反転回路 20、30…位相比較回路 21、31、36…積分回路 22、32…電圧制御発振回路(VCO) 23、33…水平分周回路 24、34…水平パルス発生回路 25…垂直同期分離回路 26…垂直分周回路 27…垂直パルス発生回路 28…反転信号発生回路 35、35a、35b、35c…ゲインアンプ 40、50…水平走査シフトレジスタ 41、51…垂直走査シフトレジスタ 42、52…画素セルアロイ 43、43a、43b、43c…サンプルホールドスイ
ッチ 44、44a、44b、44c…ホールドコンデンサ 45、45a、45b、45c…オペアンプ 53…バッファアンプ 54、54a、54b、54c…ソーススイッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】所定の水平走査周波数により駆動される第
    1の液晶表示装置と、前記所定の水平走査周波数とは異
    なる水平走査周波数により駆動される第2の液晶表示装
    置とが接続され、入力映像信号に基づいて前記第1の液
    晶表示装置と前記第2の液晶表示装置とに同一映像情報
    を同時に表示可能な液晶表示装置の駆動回路であって、 前記入力映像信号に含まれる同期信号に基づき、前記第
    1の液晶表示装置に前記映像情報を表示するための第1
    の駆動信号を出力する第1の駆動信号出力手段と、 前記入力映像信号に含まれる同期信号に基づき、前記第
    2の液晶表示装置に前記映像情報を表示するための第2
    の駆動信号を出力する第2の駆動信号出力手段とを備
    え、 前記第1の駆動信号は、第1の水平駆動信号及び第1の
    垂直駆動信号により構成され、前記第2の駆動信号は、
    第2の水平駆動信号により構成され、前記第1の液晶表
    示装置は、前記第1の水平駆動信号及び前記第1の垂直
    駆動信号に基づき駆動され、前記第2の液晶表示装置は
    前記第2の水平駆動信号及び前記第1の垂直駆動信号に
    係る信号に基づき駆動されることを特徴とする液晶表示
    装置の駆動回路。
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