JPH09196435A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH09196435A JPH09196435A JP8009969A JP996996A JPH09196435A JP H09196435 A JPH09196435 A JP H09196435A JP 8009969 A JP8009969 A JP 8009969A JP 996996 A JP996996 A JP 996996A JP H09196435 A JPH09196435 A JP H09196435A
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Abstract
制御して、快適性を向上できる空気調和機を提供する。 【解決手段】 吹出口に所定の間隔をあけて上下に配列
された上下フラップ6,7と、上フラップ6を駆動する
上フラップ用ステッピングモータ4と、下フラップ7を
駆動する下フラップ用ステッピングモータ5とを備え
る。暖房時、上記スイング制御部11が上フラップ6と
下フラップ7のスイング動作の制御を行っている最中
に、角度調整部12は、温度センサ1からの吹出温度を
表す信号に基づいて、上フラップ6の翼面と下フラップ
7の翼面との間の角度を調整するように下フラップ7を
駆動する下フラップ用ステッピングモータ5を制御す
る。
Description
上下方向の風向を制御する上下フラップを有する空気調
和機に関する。
下に間隔をあけて配列された上フラップと下フラップと
を備えたものがある。この空気調和機では、上下フラッ
プの間隔を風下に向かって狭くなるように上フラップの
翼面と下フラップの翼面との間の角度を手動により調整
すると、吹き出しの風速が速くなり、吹出空気の温度が
高くても、吹出空気の到達距離が大きくなる。一方、上
記上下フラップの間隔を風下に向かって広げるように上
フラップの翼面と下フラップの翼面との間の角度を手動
により調整すると、吹き出し空気の風速が遅くなるが、
ワイドに吹き出される。
和機では、暖房運転を開始するとき等の吹出温度が低い
とき、上下フラップの間隔が風下に向かって狭くなるよ
うに上フラップの翼面と下フラップの翼面との間の角度
を調整していると、吹き出しの風速が速くなるため、居
住空間まで冷風が到達し、居住者に冷風が当たって不快
になるという問題がある。また、暖房運転時に吹出温度
が高いとき、上下フラップの間隔が風下に向かって広が
るように上フラップの翼面と下フラップの翼面との間の
角度を調整していると、吹き出しの風速が遅くなるた
め、温風が床まで到達せずに舞い上がり、室内下側の居
住空間の空気が暖まらず、快適性が損なわれるという問
題がある。
じて上下フラップの間の角度を制御することによって、
快適性を向上できる空気調和機を提供することにある。
め、請求項1の空気調和機は、吹出口に所定の間隔をあ
けて上下に配置された第1フラップと第2フラップとを
有する空気調和機において、上記第1フラップを駆動す
る第1駆動手段と、上記第2フラップを駆動する第2駆
動手段と、暖房運転時、上記吹出口から吹き出す空気の
吹出温度を基づいて、上記第1フラップの翼面と上記第
2フラップの翼面との間の角度を調整するように上記第
1駆動手段または上記第2駆動手段の少なくとも一方を
制御する角度調整手段とを備えたことを特徴としてい
る。
ば、暖房運転の開始時等において吹出温度が低いとき、
上記角度調整手段によって、第1フラップと第2フラッ
プとの間隔が風下に向かって広くなるように、上記第1
フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角度を調
整する。一方、暖房運転時に吹出温度が高いとき、角度
調整手段によって、第1フラップと第2フラップとの間
隔が風下に向かって狭くなるように、第1フラップの翼
面と第2フラップの翼面との間の角度を調整する。この
ように、上記吹出温度が低いとき、第1フラップと第2
フラップとの間隔を風下に向かって広くして、吹き出し
の風速を遅くし、吹き出し空気の到達距離を小さくする
ことによって、居住空間まで冷風が到達しないので、居
住者に冷風が当たらず、また、吹出温度が高いとき、第
1フラップと第2フラップとの間隔を風下に向かって狭
くして、吹き出しの風速を速くし、吹き出し空気の到達
距離を大きくすることによって、床まで温風が到達し、
室内下側の居住空間を暖めることができる。したがっ
て、暖房運転時の室内の快適性を向上できる。
の空気調和機において、上記吹出温度として、吹出温度
センサが検出した吹出温度を用いることを特徴としてい
る。
吹出温度センサは、吹出口から吹き出す空気の吹出温度
を検出するので、吹出温度の変化に正確に追随して、上
記第1フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角
度を調整できる。
の空気調和機において、上記吹出温度として、室内熱交
換器温度センサが検出した室内熱交換器の温度を用いる
ことを特徴としている。
熱交換器温度センサは、吹出温度に相当する室内熱交換
器温度を検出するので、吹出温度を検出する温度センサ
を別に用意することなく、コストを低減できる。
乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上記第1
駆動手段と上記第2駆動手段を制御して、上記第1フラ
ップと上記第2フラップのスイングを制御するスイング
制御手段を備えて、上記スイング制御手段が上記第1フ
ラップと上記第2フラップのスイング動作の制御を行っ
ている最中に、上記角度調整手段は、上記第1フラップ
の翼面と上記第2フラップの翼面との間の角度を調整す
ることを特徴としている。
第1,第2フラップがスイングしている最中に吹出温度
が変化しても、直ちに追随して上記角度を調整して、吹
き出しの風速を調整するので、快適性を損なわないよう
にできる。
の空気調和機において、上記角度調整手段は、上記第1
フラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間の角度
を、上記第1フラップまたは上記第2フラップが上死点
または下死点にあるときに調整することを特徴としてい
る。
第1フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角度
を第1,第2フラップが動いている最中に調整するより
も、スイングの上死点または下死点の折り返しで第1フ
ラップまたは第2フラップの一方が停止状態のときに、
他方をスイングさせて所望の上記角度に調整することが
でき、簡単な制御で上記角度を調整して、吹き出しの風
速を調整することができる。
の空気調和機において、上記角度調整手段は、上記第1
フラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間の角度
を、上記第1フラップまたは上記第2フラップが上死点
および下死点にあるときに調整することを特徴としてい
る。
第1フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角度
を第1,第2フラップが動いている最中に調整するより
も、スイングの上死点および下死点の折り返しで第1,
第2フラップの一方が停止状態のときに、他方をスイン
グさせて所望の上記角度に調整することができ、簡単な
制御で上記角度を調整して、吹き出しの風速を迅速に調
整できる。
乃至6のいずれか1つの空気調和機において、上記角度
調整手段は、上記第1フラップのスイングの折り返し毎
に、上記第1駆動手段が上記第1フラップを駆動する時
間を計数する第1タイマと、上記第2フラップのスイン
グの折り返し毎に、上記第2駆動手段が上記第2フラッ
プを駆動する時間を計数する第2タイマとを備えて、上
記吹出温度に基づいて、上記第1,第2タイマの少なく
とも一方の計数値を調整することによって、上記第1フ
ラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間の角度を
調整することを特徴としている。
第1,第2駆動手段による第1,第2フラップの駆動速度
を一定にすると、上記第1,第2タイマの計数値によっ
てスイングの折り返し毎の移動範囲が決定する。すなわ
ち、上記第1フラップのスイングの一方の折り返し点か
ら他方の折り返し点までの移動時間に相当する計数値を
第1タイマに設定すると、第1駆動手段は、スイングの
折り返し毎にその第1タイマが計数する駆動時間だけ第
1フラップを駆動して、上記第1フラップをその移動範
囲でスイングさせるのである。そして、例えば、上記第
1フラップの動きに合わせて、第1タイマと同一の計数
値を第2タイマに設定して、第2フラップを第1フラッ
プと平行状態に保ちながらスイングさせる。次に、上記
第2フラップのスイングの一方の折り返し点から他方の
折り返し点までの移動時間に相当する計数値を第2タイ
マに設定するとき、第1タイマの計数値よりも長くした
り短くしたりすることによって、第1フラップの翼面と
第2フラップの翼面との間の角度を調整する。このよう
に、上記第1タイマと第2タイマの少なくとも一方の計
数値を調整することによって、第1フラップの翼面と第
2フラップの翼面との間の角度を容易に調整できる。
の空気調和機において、上記角度調整手段は、上記スイ
ング制御手段が上記第1フラップと上記第2フラップの
スイング動作の制御を行っていないときに、上記第1フ
ラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間の角度を
調整することを特徴としている。
ングしていない静止時も、上記吹出温度に基づいて、第
1フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角度を
調整するので、常に快適性を損なわない。
示の実施の形態により詳細に説明する。
機の要部ブロック図であり、1は吹出口から吹き出す空
気の吹出温度を検出する吹出温度センサ、2は上記吹出
温度センサ1からの吹出温度を表す信号に基づいて、第
1フラップとしての上フラップ6と第2フラップとして
の下フラップ7の動作を制御するための制御信号を出力
する制御装置、3は上記制御装置2からの制御信号を受
けて、第1,第2駆動信号を夫々出力するドライバ、4
は上記ドライバ3からの第1駆動信号を受けて、上フラ
ップ6を駆動する第1駆動手段としての上フラップ用ス
テッピングモータ、5は上記ドライバ3からの第2駆動
信号を受けて、下フラップ7を駆動する第2駆動手段と
しての下フラップ用ステッピングモータである。
ュータと入出力回路等からなり、上下フラップ6,7の
スイングを制御するスイング制御手段としてのスイング
制御部11と、上フラップ6の翼面と下フラップ7の翼
面との間の角度を調整する角度調整手段としての角度調
整部12とを備えている。また、上記角度調整部12
は、上下フラップ6,7の駆動時間を計数する第1タイ
マ12と第2タイマ13とを有している。
て、上記制御装置2のスイング制御部11が上下フラッ
プ6,7のスイング動作の制御を行っている最中に、吹
出温度センサ1からの吹出温度を表す信号に基づいて、
制御装置2の角度調整部12は、上フラップ6の翼面と
下フラップ7の翼面との間の角度を調整し、上下フラッ
プ6,7の間隔を風下に向かって狭めたり広げたりし
て、吹き出しの風速を制御する。つまり、上記上下フラ
ップ6,7の間隔を風下に向かって狭めると、吹き出し
の風速が速くなり、吹き出し空気の到達距離が大きくな
る一方、上下フラップ6,7の間隔を風下に向かって広
げると、吹き出しの風速が遅くなり、吹き出し空気の到
達距離が小さくなるのである。
プ6の翼面と下フラップ7の翼面との間の角度を調整す
るときの制御装置2の処理を示すフローチャートであ
る。
装置2の処理について説明する。なお、図2において、
ステップS1は一定期間毎に行われるようにしている。
より検出された吹出温度dcを入力する。次に、ステッ
プS2で上記吹出温度dcの変化(上昇,下降または変化
なし)を判別して、吹出温度dcの変化が上昇であると
判別すると、ステップS3に進む。上記ステップS2の
吹出温度dcの変化の判別は、一定期間毎に繰り返され
るステップS1において入力された吹出温度dcの今回
値と前回値とを比較することによって行う。すなわち、
今回値と前回値との温度差(今回の吹出温度dc−前回
の吹出温度dc)が正なら上昇、負なら下降、ゼロなら
変化なしとするのである。
(図3参照)の上昇時のどの範囲に入るかを求める。上記
表1は、実験等の結果に基づいて決定する。次に、ステ
ップS4で角度調整部12により上下フラップ6,7の
角度すなわち上フラップ6の翼面と下フラップ6の翼面
との間の角度を求める。例えば、上記吹出温度dcがd
c3以上でdc2未満のとき、角度△angle3となる。そし
て、ステップS5に進み、角度調整部12によりステッ
プS4で求めた角度になるように、下フラップ7のスイ
ングを調整した後、ステップS1に戻る。なお、表1と
図3に示すように、吹出温度dcの上昇時と下降時で
は、上記吹出温度dcの範囲の角度を1つずらして、上
昇から下降、下降から上昇への変化点でスイング動作が
安定するようにヒステリシスを持たせている。
と判別すると、ステップS6に進み、ステップS6で吹
出温度dcが表1(図3参照)の下降時のどの範囲に入る
かを求める。次に、ステップS7で角度調整部12によ
り上下フラップ6,7の角度すなわち上フラップ6の翼
面と下フラップ7の翼面との間の角度を求める。例え
ば、上記吹出温度dcがdc3以上でdc2未満のとき、
角度△angle2となる。そして、ステップS8に進み、角
度調整部12によりステップS7で求めた角度になるよ
うに、下フラップ7の角度を調整した後、ステップS1
に戻る。
なしと判別すると、ステップS1に戻る。
吹出温度dcの上昇時と下降時で上フラップ6の翼面と
下フラップ7の翼面との間の角度を△angle1から△angl
e10まで変化させる。図4は上記角度△angle1〜△angle
10毎の上フラップ6と下フラップ7との関係を示してお
り、角度△angle1〜△angle4は上下フラップ6,7の間
隔を風下に向かって狭くした状態(以下、ビームとい
う。)、角度△angle5は上下フラップ6,7が平行の状
態、角度△angle6〜△angle10は上下フラップ6,7の間
隔を風下に向かって広げた状態(以下、ワイドという。)
にしている。なお、図4では、△angle5は平行であるた
め、その角度を示さず、△angle6は角度が小さいため、
その角度を示していない。
整部12により下フラップ7の角度を調整する動作につ
いて説明する。なお、説明を容易にするために、上フラ
ップ6の翼面と下フラップ7の翼面との間の角度をビー
ム,平行およびワイドの3通りとする。
作を示し、所定期間毎にスタートする第1タイマ13の
計時に基づいて、上フラップ6を上死点minwから下死点
maxwまでの移動範囲でスイングする。上記第1タイマ1
3の計時中、上フラップ用ステッピングモータ4は、ド
ライバ3からの第1駆動信号を受けて、上フラップ6を
回転駆動する。そして、上記第1駆動信号は所定期間毎
に上フラップ用ステッピングモータ4を反転させて、上
フラップ6をスイングさせる。
7の動作を示し、上記第1タイマ13と同時にスタート
する第2タイマ14の計時に基づいて、上フラップ6の
動きに合わせて、下フラップ7を上死点から下死点まで
の移動範囲でスイングする。上記下フラップ7の移動範
囲は、ビームのとき、上死点minw1から下死点maxw1まで
とし、平行のとき、上死点minw2から下死点maxw2までと
すると共に、ワイドのとき、上死点minw3から下死点max
w3までとする。
から平行状態にすると、上フラップ6が下死点maxwから
上死点minwに向けてスイングを開始したとき(図5(b)の
A点)、第2タイマ14がスタートして、下フラップ7
を上死点minw2までスイングさせる。
nwから下死点maxwに向けてスイングを開始したとき、第
2タイマ14がスタートして、下フラップ7を上死点mi
nw2から下死点maxw2までスイングさせ、上死点minw2か
ら下死点maxw2までの移動範囲を繰り返しスイングし
て、平行状態を保つ。
上フラップ6が下死点maxwから上死点minwに向けてスイ
ングを開始したとき(図5(b)のB点)、第2タイマ14
がスタートして、下フラップ7を上死点minw1までスイ
ングさせる。
nwから下死点maxwに向けてスイングを開始したとき、第
2タイマ14がスタートして、下フラップ7を上死点mi
nw1から下死点maxw1までスイングさせ、上死点minw1か
ら下死点maxw1までの移動範囲を繰り返しスイングし
て、ビーム状態を保つ。
ム状態から平行状態にすると共に、図5(b)のD点で平
行状態からワイド状態にする。さらに、図5(b)のE点
でワイド状態からビーム状態にすると共に、図5(b)の
F点でワイド状態からビーム状態にする。
サ1により検出された吹出温度dcが低いとき、上フラ
ップ6と下フラップ7との間隔を風下に向かって広くし
て、吹き出しの風速を遅くし、吹き出し空気の到達距離
を小さくすることによって、居住空間まで冷風が到達し
ないので、居住者に冷風が当たることがなく、不快にな
らない。また、上記吹出温度dcが高いとき、上フラッ
プ6と下フラップ7との間隔を風下に向かって狭くし
て、吹き出しの風速を速くし、吹き出し空気の到達距離
を大きくすることによって、床まで温風が到達し、室内
下側の居住空間を暖めることができる。したがって、暖
房運転時の室内の快適性を向上することができる。
から吹き出す空気の温度を検出するので、吹出温度の変
化に正確に追随して、上記第1フラップの翼面と第2フ
ラップの翼面との間の角度を調整することができる。
は、第1,第2フラップ6,7がスイングしている最中に
吹出温度dcが変化しても、直ちに追随して上記角度を
調整して、吹き出しの風速を調整することができる。
は、上フラップ6の翼面と下フラップ7の翼面との間の
角度を、上フラップ6または下フラップ7のスイングの
上死点で調整するので、上記角度の調整を第1,第2フ
ラップのスイング途中で行うよりも、スイングの上死点
の折り返しで上下フラップ6,7の一方が停止状態のと
きに、他方をスイングさせて所望の上記角度に調整する
ことによって、簡単な制御で上記角度の調整を行うこと
ができる。
より、吹出温度dcに基づいて、第2タイマ14の計数
値を調整することによって、上フラップ6の翼面と下フ
ラップ7の翼面との間の角度を容易に調整することがで
きる。
するために吹出温度センサ1を用いたが、吹出温度に相
当する室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度
センサを用いてもよい。この場合、吹出温度センサを別
に用意することなく、室内熱交換器温度センサを兼用で
きるので、コストを低減することができる。
または下フラップ7のスイングの上死点で上フラップ6
の翼面と下フラップ7の翼面の角度を調整したが、上死
点に限らず、下死点で上記角度の調整を行ってもよい
し、上死点と下死点の両方で上記角度の調整を行っても
よい。
に基づいて上フラップ6の翼面と下フラップ7の翼面と
の間の角度△angle1〜△angle10を表1を用いて求めた
が、上記吹出温度と角度の関係を数式で表し、その数式
を用いて、吹出温度に基づいて第1フラップの翼面と第
2フラップの翼面との間の角度を求めてもよい。
制御部11が上下フラップ6,7のスイング動作の制御
を行っている最中に、上フラップ6の翼面と下フラップ
7の翼面の角度を調整したが、スイング制御手段が第
1,第2フラップのスイング動作の制御を行っていない
静止時に上記角度の調整を行ってもよい。
明の空気調和機は、吹出口に所定の間隔をあけて上下に
配置された第1フラップと第2フラップとを有する空気
調和機において、暖房運転時、角度調整手段は、吹出口
から吹き出す空気の吹出温度を基づいて、第1フラップ
の翼面と第2フラップの翼面との間の角度を調整するよ
うに第1フラップを駆動する第1駆動手段または第2フ
ラップを駆動する第2駆動手段の少なくとも一方を制御
するものである。
によれば、暖房運転時、上記温度センサにより検出され
た吹出温度が低いとき、第1フラップと第2フラップと
の間隔を風下に向かって広くして、吹き出しの風速を遅
くし、吹き出し空気の到達距離を小さくすることによっ
て、居住空間まで冷風が到達しないので、居住者に冷風
が当たらない。また、上記吹出温度が高いとき、第1フ
ラップと第2フラップとの間隔を風下に向かって狭くし
て、吹き出しの風速を速くし、吹き出し空気の到達距離
を大きくすることによって、床まで温風が到達し、室内
下側の居住空間を暖めることができる。したがって、室
内の快適性を向上することができる。
求項1の空気調和機において、吹出温度センサにより吹
出口から吹き出す空気の吹出温度を検出するので、吹出
温度の変化に正確に追随して、上記角度を調整すること
ができる。
求項1の空気調和機において、上記吹出温度として、室
外熱交換器温度センサが検出した室外熱交換器の温度を
用いるので、吹出温度を検出する温度センサを別に用意
することなく、吹出温度に相当する室内熱交換器温度を
検出する室内熱交換器温度センサを兼用でき、コストを
低減することができる。
求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機において、上
記第1駆動手段と上記第2駆動手段を制御して、上記第
1フラップと上記第2フラップのスイングを制御するス
イング制御手段を備えて、上記スイング制御手段が第1
フラップと第2フラップのスイング動作の制御を行って
いる最中に、上記角度調整手段は、第1フラップの翼面
と第2フラップの翼面との間の角度を調整するので、第
1,第2フラップがスイングしている最中に吹出温度が
変化しても、直ちに追随して上記角度を調整して、吹き
出しの風速を調整するので、快適性を損なわないように
できる。
求項4の空気調和機において、上記角度調整手段は、上
記第1フラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間
の角度を、第1フラップまたは第2フラップが上死点ま
たは下死点にあるときに調整するので、第1フラップの
翼面と第2フラップの翼面との間の角度の調整を第1,
第2フラップのスイング途中に行うよりも、スイングの
上死点または下死点の折り返しで第1,第2フラップの
一方が停止状態のときに、他方をスイングさせて所望の
上記角度に調整することによって、簡単な制御で上記角
度の調整を行うことができる。
求項4の空気調和機において、上記角度調整手段は、上
記第1フラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間
の角度を、第1フラップまたは第2フラップが上死点お
よび下死点にあるときに調整するので、第1フラップの
翼面と第2フラップの翼面との間の角度の調整を第1,
第2フラップのスイング途中に行うよりも、スイングの
上死点および下死点の折り返しで第1,第2フラップの
一方が停止状態のときに、他方をスイングさせて所望の
上記角度に調整することによって、簡単な制御で上記角
度の調整を迅速に行うことができる。
求項1乃至6のいずれか1つの空気調和機において、上
記角度調整手段は、上記第1フラップのスイングの折り
返し毎に、上記第1駆動手段が上記第1フラップを駆動
する時間を計数する第1タイマと、上記第2フラップの
スイングの折り返し毎に、上記第2駆動手段が上記第2
フラップを駆動する時間を計数する第2タイマとを備え
て、上記吹出温度に基づいて、上記第1,第2タイマの
少なくとも一方の計数値を調整することによって、上記
第1フラップの翼面と上記第2フラップの翼面との間の
角度を調整するので、例えば、上記第1,第2駆動手段
による第1,第2フラップの駆動速度を一定にし、第1,
第2フラップのスイングの一方の折り返し点から他方の
折り返し点までの移動時間に相当する計数値を第1,第
2タイマに夫々設定するとき、第1タイマと第2タイマ
の少なくとも一方の計数値を他方よりも長くしたり短く
したりすることによって、第1フラップの翼面と第2フ
ラップの翼面との間の角度を容易に調整することができ
る。
求項4の空気調和機において、上記角度調整手段は、上
記スイング制御手段が上記第1フラップと上記第2フラ
ップのスイング動作の制御を行っていないときに、第1
フラップの翼面と第2フラップの翼面との間の角度を調
整するので、スイングしている時だけでなく、スイング
をしていない静止時も上記角度の調整を行って、吹き出
しの風速を調整し、常に快適性を損なわないようにでき
る。
要部ブロック図である。
すフローチャートである。
するための図である。
角度を説明する図である。
調整の動作を説明するタイミングチャートである。
範囲を示す図である。
…上フラップ用ステッピングモータ、5…下フラップ用
ステッピングモータ、6…上フラップ、7…下フラッ
プ、11…スイング制御部、12…角度調整部、13…
第1タイマ、14…第2タイマ。
Claims (8)
- 【請求項1】 吹出口に所定の間隔をあけて上下に配置
された第1フラップ(6)と第2フラップ(7)とを有する
空気調和機において、 上記第1フラップ(6)を駆動する第1駆動手段(4)と、 上記第2フラップ(7)を駆動する第2駆動手段(5)と、 暖房運転時、上記吹出口から吹き出す空気の吹出温度を
基づいて、上記第1フラップ(6)の翼面と上記第2フラ
ップ(7)の翼面との間の角度を調整するように上記第1
駆動手段(4)または上記第2駆動手段(5)の少なくとも
一方を制御する角度調整手段(12)とを備えたことを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記吹出温度として、吹出温度センサ(1)が検出した吹
出温度を用いることを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機において、 上記吹出温度として、室内熱交換器温度センサが検出し
た室内熱交換器の温度を用いることを特徴とする空気調
和機。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
空気調和機において、 上記第1駆動手段(4)と上記第2駆動手段(5)を制御し
て、上記第1フラップ(6)と上記第2フラップ(7)のス
イングを制御するスイング制御手段(11)を備えて、 上記スイング制御手段(11)が上記第1フラップ(6)と
上記第2フラップ(7)のスイング動作の制御を行ってい
る最中に、上記角度調整手段(12)は、上記第1フラッ
プ(6)の翼面と上記第2フラップ(7)の翼面との間の角
度を調整することを特徴とする空気調和機。 - 【請求項5】 請求項4に記載の空気調和機において、 上記角度調整手段(12)は、上記第1フラップ(6)の翼
面と上記第2フラップ(7)の翼面との間の角度を、上記
第1フラップ(6)または上記第2フラップ(7)が上死
点または下死点にあるときに調整することを特徴とする
空気調和機。 - 【請求項6】 請求項4に記載の空気調和機において、 上記角度調整手段(12)は、上記第1フラップ(6)の
翼面と上記第2フラップ(7)の翼面との間の角度を、上
記第1フラップ(6)または上記第2フラップ(7)が上死
点および下死点にあるときに調整することを特徴とする
空気調和機。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
空気調和機において、 上記角度調整手段(12)は、 上記第1フラップ(6)のスイングの折り返し毎に、上記
第1駆動手段(4)が上記第1フラップ(6)を駆動する時
間を計数する第1タイマ(13)と、 上記第2フラップ(7)のスイングの折り返し毎に、上記
第2駆動手段(5)が上記第2フラップ(7)を駆動する時
間を計数する第2タイマ(14)とを備えて、 上記吹出温度に基づいて、上記第1,第2タイマ(13,
14)の少なくとも一方の計数値を調整することによっ
て、上記第1フラップ(6)の翼面と上記第2フラップ
(7)の翼面との間の角度を調整することを特徴とする空
気調和機。 - 【請求項8】 請求項4に記載の空気調和機において、 上記角度調整手段(12)は、上記スイング制御手段(1
1)が上記第1フラップ(6)と上記第2フラップ(7)の
スイング動作の制御を行っていないときに、上記第1フ
ラップ(6)の翼面と上記第2フラップ(7)の翼面との間
の角度を調整することを特徴とする空気調和機。
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- 1996-01-24 JP JP00996996A patent/JP3671493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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