JPH09196429A - ダクト用換気扇 - Google Patents

ダクト用換気扇

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JPH09196429A
JPH09196429A JP373196A JP373196A JPH09196429A JP H09196429 A JPH09196429 A JP H09196429A JP 373196 A JP373196 A JP 373196A JP 373196 A JP373196 A JP 373196A JP H09196429 A JPH09196429 A JP H09196429A
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flange
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Yuji Tsukitari
裕二 月足
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機のモータをびびり音を発生することの
ないように取付け得るようにする。 【解決手段】 送風機のモータ15が取付片部25をフ
ランジ部24に突設して有し、その取付片部25を本体
枠13にねじ29止めして取付けるものにおいて、本体
枠13のモータ15を取付ける面に、中心側より外方側
がモータ15の取付方向に指向する傾斜27を付すこと
により、モータ15の取付片部25の先端が本体枠13
から離間することになって、いわゆる先当たりがなくな
り、その分、モータ15の取付片部25部分以外のフラ
ンジ部24が本体枠13に当接して、これが本体枠13
との離間状態から接触と離間とを繰返すことのないよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送風機のモータの取
付構造を改良したダクト用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダクト用換気扇においては、
図18に示すように、送風機1のモータ2が本体枠3に
取付けられている。この場合、本体枠3には、図19に
示すように、モータ2を取付ける部分にねじ螺挿孔4が
例えばバーリングによって設けられており、一方、モー
タ2には、図20に示すように、フレーム5のフランジ
部6にねじ挿通孔7を有する取付片部8が突設され、こ
の取付片部8が上記本体枠3のねじ螺挿孔4部分に合わ
されて、ねじ挿通孔7からねじ螺挿孔4に螺挿するねじ
9により、モータ2が本体枠3に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成において、
本体枠3とモータ2のフレーム5は一般に絞り加工で形
成される。しかして、その加工精度の関係上、本体枠3
のモータ2を取付ける部分、並びにモータ2のフランジ
部6はともに水平度が出にくい事情にあり、このため、
モータ2を上述のごとくして本体枠3に取付けたとき、
図19に示すように、モータ2の取付片部8が先端を本
体枠3に当ててそれ以外の部分を本体枠3から離間させ
る「先当たり」を起こしてしまう(図19では本体枠3
のモータ2を取付ける部分が角度θ傾斜している場合を
示している)。
【0004】このようになると、モータ2は2点支持状
態となって、本体枠3からモータ2の取付片部8部分以
外のフランジ部6が図21に隙間gで示すように離間す
る分、モータ2が運転時の振動によって揺れ、これによ
って、モータ2の取付片部8部分以外のフランジ部6が
本体枠3に対する接触(2点鎖線参照)と離間とを繰返
して、いわゆるびびり音を発生するという問題点を有し
ていた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、送風機のモータをびびり音
を発生することのないように取付けることができて、快
適に使用し得るダクト用換気扇を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のダクト用換気扇においては、第1に、送風
機のモータが取付片部をフランジ部に突設して有し、そ
の取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたものにあっ
て、本体枠のモータを取付ける面に、その中心側より外
方側がモータの取付方向に指向する傾斜を付したことを
特徴とする。
【0007】このものによれば、モータの取付片部の先
端が本体枠から離間することになって、いわゆる先当た
りがなくなり、その分、モータの取付片部部分以外のフ
ランジ部が本体枠に当接して、本体枠との離間状態から
接触と離間とを繰返すことによるびびり音の発生が解消
される。
【0008】この場合、傾斜は、本体枠のモータを取付
ける面のうちのモータの取付片部と対応する部分のみに
設けたものであっても良く、特にこのようにすれば、傾
斜を本体枠のモータを取付ける面の全部に付すもののよ
うな歪みを生じることなく構成できるので、本体枠から
のモータの取付片部先端の離間(本体枠に対する、モー
タの取付片部部分以外のフランジ部の当接)がより確実
にできて、びびり音の発生もより確実になくすことがで
き、更に、本体枠の加工をする金型をより簡素に済ませ
ることができる。
【0009】本発明のダクト用換気扇においては、第2
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、本体枠のモータを取付ける面に、該面から
モータの取付片部の先端を離間させる段部を設けたこと
を特徴とする。
【0010】このものでも、モータの取付片部の先端が
本体枠から離間することになって、いわゆる先当たりが
なくなり、その分、モータの取付片部部分以外のフラン
ジ部が本体枠に当接して、本体枠との離間状態から接触
と離間とを繰返すことによるびびり音の発生が解消され
る。
【0011】この場合、段部は、本体枠のモータを取付
ける面のうちのモータの取付片部と対応する部分のみに
設けたものであっても良く、特にこのようにすれば、段
部を本体枠のモータを取付ける面の全部に付すもののよ
うな歪みを生じることなく設けることができるので、本
体枠からのモータの取付片部先端の離間(本体枠に対す
る、モータの取付片部部分以外のフランジ部の当接)が
より確実にできて、びびり音の発生もより確実になくす
ことができ、更に、本体枠の加工をする金型をより簡素
に済ませることができる。
【0012】本発明のダクト用換気扇においては、第3
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、本体枠のモータを取付ける面のうちのねじ
を螺挿した孔部分以外の部分に、モータの取付方向とは
反対の方向に突出する凸部を設けたことを特徴とする。
【0013】このものによれば、モータの取付片部の先
端が本体枠に当接しても、モータの取付片部部分以外の
フランジ部は本体枠の凸部に接し、従って、この場合に
も、モータの取付片部部分以外のフランジ部が本体枠と
の離間状態から接触と離間とを繰返すことによるびびり
音の発生が解消される。
【0014】本発明のダクト用換気扇においては、第4
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、モータのフランジ部に外方側がモータの取
付方向と反対の方向に指向する傾斜を付したことを特徴
とする。
【0015】このものでも、モータの取付片部の先端が
本体枠から離間することになって、いわゆる先当たりが
なくなり、その分、モータの取付片部部分以外のフラン
ジ部が本体枠に当接して、本体枠との離間状態から接触
と離間とを繰返すことによるびびり音の発生が解消され
る。
【0016】この場合、傾斜は、モータのフランジ部の
うちの取付片部を突設した部分のみに付したものであっ
ても良く、特にこのようにすれば、傾斜をモータのフラ
ンジ部の全部に付すもののような歪みを生じることなく
構成できるので、本体枠からのモータの取付片部先端の
離間(本体枠に対する、モータの取付片部部分以外のフ
ランジ部の当接)がより確実にできて、びびり音の発生
もより確実になくすことができ、更に、モータのフラン
ジ部(フレーム)の加工をする金型をより簡素に済ませ
ることができる。
【0017】本発明のダクト用換気扇においては、第5
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、モータのフランジ部のうちの取付片部を突
設した部分以外の部分に、外方側がモータの取付方向に
指向する傾斜を付したことを特徴とする。
【0018】このものによれば、モータの取付片部の先
端が本体枠に当接しても、モータの取付片部部分以外の
フランジ部は先端が本体枠に接し、従って、この場合に
も、モータの取付片部部分以外のフランジ部が本体枠と
の離間状態から接触と離間とを繰返すことによるびびり
音の発生が解消される。
【0019】この場合、傾斜は、モータのフランジ部の
うちの取付片部を突設した部分以外の部分に部分的に付
したものであっても良く、特にこのようにすれば、傾斜
をモータのフランジ部のうちの取付片部を突設した部分
以外の部分の全部に付すもののような歪みを生じること
なく設けることができるので、本体枠からのモータの取
付片部先端の離間(本体枠に対する、モータの取付片部
部分以外のフランジ部の当接)がより確実にできて、び
びり音の発生もより確実になくすことができ、更に、モ
ータのフランジ部(フレーム)の加工をする金型をより
簡素に済ませることができる。
【0020】本発明のダクト用換気扇においては、第6
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、モータのフランジ部のうちの取付片部を突
設した部分のみに外方側がモータの取付方向と反対の方
向に指向する傾斜を付すと共に、それ以外の部分に外方
側がモータの取付方向に指向する傾斜を少なくとも部分
的に付したことを特徴とする。
【0021】このものによれば、モータの取付片部の先
端が本体枠から離間することになって、いわゆる先当た
りがなくなると共に、モータの取付片部部分以外のフラ
ンジ部の先端が本体枠により確実に接し、従って、この
場合には、モータの取付片部部分以外のフランジ部が本
体枠との離間状態から接触と離間とを繰返すことによる
びびり音の発生がより確実に解消される。
【0022】本発明のダクト用換気扇においては、第7
に、送風機のモータが取付片部をフランジ部に突設して
有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして取付けたも
のにあって、モータのフランジ部のうちの取付片部を突
設した部分以外の部分にモータの取付方向に突出する凸
部を設けたことを特徴とする。
【0023】このものによれば、モータの取付片部の先
端が本体枠に当接しても、モータの取付片部部分以外の
フランジ部は凸部で本体枠に接し、従って、この場合に
も、モータの取付片部部分以外のフランジ部が本体枠と
の離間状態から接触と離間とを繰返すことによるびびり
音の発生が解消される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図4を参照して説明する。まず図2には
ダクト用換気扇全体の構成を示しており、天井11裏の
野縁12に本体枠13を取付けている。本体枠13には
送風機14のモータ15を後述のごとく取付けており、
モータ15には回転軸16に送風羽根17を取付け、こ
の送風羽根17を囲繞するケーシング18を本体枠13
内に取付けている。又、ケーシング18には本体枠13
の吸気口である下面の開放部を覆う化粧カバー19をス
プリング20によって取付けており、他方、本体枠13
の図中右側の側壁に形成した排気口21には、ダクト継
手22を介して排気ダクト23を接続している。
【0025】さて、モータ15は、詳細には図3に示す
ように、軸方向(図3中、上下方向)の中間部に半割り
フレームの結合に供したフランジ部24を有しており、
このフランジ部24の2箇所に取付片部25を突設し、
取付片部25にはそれぞれねじ挿通孔26を形成してい
る。
【0026】これに対して、本体枠13のモータ15を
取付ける面には、図1に示すように、その中心側より外
方側が角度αでモータ15の取付方向(この場合、下方
から上方)に指向する傾斜27を全部に付しており、該
面の2箇所には上記モータ15のねじ挿通孔26に対応
してそれぞれねじ螺挿孔28(図3参照)を例えばバー
リングによって裏側の面まで貫通するように形成してい
る。
【0027】この構成で、モータ15はねじ挿通孔26
をねじ螺挿孔28に合わせ、その後に、そのねじ挿通孔
26からねじ螺挿孔28にそれぞれねじ29を螺挿して
締付けることにより、モータ15を本体枠13に取付け
ている。
【0028】図1はこのようにして本体枠13にモータ
15を取付けた状態を示している。この状態では、本体
枠13のモータ15を取付けた面の傾斜27により、モ
ータ15の取付片部25の先端が本体枠13から離間す
ることになって、いわゆる先当たりがなくなっている。
そして、その分、図4に示すように、モータ15の取付
片部25部分以外のフランジ部24が本体枠13に当接
し、従来のもののような離間をすることがないので、モ
ータ15の取付片部25部分以外のフランジ部24が本
体枠13との離間状態から接触と離間とを繰返すことに
よるびびり音の発生がなくなり、快適に使用することが
できる。
【0029】以上に対して、図5及び図6は本発明の第
2実施例を示すもので、傾斜27を、本体枠13のモー
タ15を取付ける面のうちのモータ15の取付片部25
と対応する部分のみに設けたものを示している。
【0030】このものによると、傾斜27を本体枠13
のモータ15を取付ける面の全部に付すもののような歪
みを生じることなく付すことができるもので、これによ
り、本体枠13からのモータ15の取付片部25先端の
離間(本体枠13に対する、モータ15の取付片部25
部分以外のフランジ部24の当接)がより確実にできる
から、びびり音の発生もより確実になくすことができ
る。更に、この場合、傾斜27を付すのが部分的である
から、本体枠13の加工をする金型をより簡素に済ませ
ることができ、製品コストを安く抑えることができる。
【0031】図7は本発明の第3実施例を示すもので、
本体枠13のモータ15を取付ける面の全周に、内周部
のみを残しこれより外周側を上方へ隆起させることによ
り、該面からモータ15の取付片部24の先端を寸法G
だけ離間させる段部30を設けたものを示している。
【0032】このものでも、モータ15の取付片部25
の先端は本体枠13から離間するものであり、いわゆる
先当たりがなくなるから、その分、モータ15の取付片
部25部分以外のフランジ部24が本体枠13に当接し
て、それが本体枠13との離間状態から接触と離間とを
繰返すことによるびびり音の発生がなくなり、快適に使
用することができる。
【0033】図8及び図9は本発明の第4実施例を示す
もので、段部30を、本体枠13のモータ15を取付け
る面のうちのモータ15の取付片部25と対応する部分
のみに設けたものを示している。
【0034】このものによると、段部30を本体枠13
のモータ15を取付ける面の全部に設けるもののような
歪みを生じることなく設けることができるもので、これ
により、本体枠13からのモータ15の取付片部25先
端の離間(本体枠13に対する、モータ15の取付片部
25部分以外のフランジ部24の当接)がより確実にで
きるから、びびり音の発生もより確実になくすことがで
きる。更に、この場合、段部30を設けるのが部分的で
あるから、本体枠13の加工をする金型をより簡素に済
ませることができ、製品コストを安く抑えることができ
る。
【0035】図10及び図11は本発明の第5実施例を
示すもので、本体枠13のモータ15を取付ける面のう
ちのねじ29を螺挿したねじ螺挿孔28部分以外の部
分、特にはねじ螺挿孔28から回転角度でほゞ90°の
2箇所の位置に、モータ15の取付方向とは反対の方向
(この場合、上方から下方)に突出する凸部31を設け
たものを示している。
【0036】このものよると、モータ15の取付片部2
5の先端が本体枠13に当接しても、モータ15の取付
片部25部分以外のフランジ部24は図11に示すよう
に本体枠13の凸部31に接し、従って、この場合に
も、モータ15の取付片部25部分以外のフランジ部2
4が本体枠13との離間状態から接触と離間とを繰返す
ことによるびびり音の発生がなくなり、快適に使用する
ことができる。なお、この場合の凸部31は、本体枠1
3のモータ15を取付ける面のうちのねじ29を螺挿し
たねじ螺挿孔28部分以外の部分に、適宜の安定配置で
2個を超える個数設けるようにしても良い。
【0037】図12は本発明の第6実施例を示すもの
で、モータ15のフランジ部24の全周に、外方側がモ
ータ15の取付方向と反対の方向に指向する傾斜32を
付したものを示している。
【0038】このものでも、モータ15の取付片部25
の先端が本体枠13から離間することになって、いわゆ
る先当たりがなくなり、その分、モータ15の取付片部
25部分以外のフランジ部24が本体枠13に当接し
て、それが本体枠13との離間状態から接触と離間とを
繰返すことによるびびり音の発生がなくなり、快適に使
用することができる。
【0039】図13は本発明の第7実施例を示すもの
で、傾斜32を、モータ15のフランジ部24のうちの
取付片部25を突設した部分のみに付したものを示して
いる。このものによると、傾斜32をモータ15のフラ
ンジ部24の全部に付すもののような歪みを生じること
なく構成できるので、本体枠13からのモータ15の取
付片部25先端の離間(本体枠13に対する、モータ1
5の取付片部25部分以外のフランジ部24の当接)が
より確実にできて、びびり音の発生もより確実になくす
ことができ、更に、モータ15のフランジ部24(フレ
ーム)の加工をする金型をより簡素に済ませることがで
き、製品コストを安く抑えることができる。
【0040】図14は本発明の第8実施例を示すもの
で、モータ15のフランジ部24のうちの取付片部24
を突設した部分以外の部分の全部に、外方側がモータ1
5の取付方向に指向する傾斜33を付したものを示して
いる。
【0041】このものによると、モータ15の取付片部
25の先端が本体枠13に当接しても、モータ15の取
付片部25部分以外のフランジ部24は先端が本体枠1
3に接し、従って、この場合にも、モータ13の取付片
部25部分以外のフランジ部24が本体枠13との離間
状態から接触と離間とを繰返すことによるびびり音の発
生が解消でき、快適に使用することができる。
【0042】図15は本発明の第9実施例を示すもの
で、傾斜33を、モータ15のフランジ部24のうちの
取付片部25を突設した部分以外の、例えばねじ挿通孔
26から回転角度でほゞ90°の2箇所の部分に、部分
的に付したものを示している。
【0043】このものによると、傾斜33をモータ13
のフランジ部24のうちの取付片部25を突設した部分
以外の部分の全部に付すもののような歪みを生じること
なく構成できるので、本体枠13からのモータ15の取
付片部25先端の離間(本体枠13に対する、モータ1
5の取付片部25部分以外のフランジ部24の当接)が
より確実にできて、びびり音の発生もより確実になくす
ことができ、更に、モータ15のフランジ部24(フレ
ーム)の加工をする金型をより簡素に済ませることがで
き、製品コストを安く抑えることができる。なお、この
場合の傾斜33は、モータ15のフランジ部24のうち
の取付片部25を突設した部分以外の部分に、適宜の安
定配置で2個を超える個数の箇所に付すようにしても良
い。
【0044】図16は本発明の第10実施例を示すもの
で、モータ15のフランジ部24のうちの取付片部25
を突設した部分のみに、外方側がモータ15の取付方向
と反対の方向に指向する傾斜32を付すと共に、それ以
外の部分の全部に、外方側がモータ15の取付方向に指
向する傾斜33を付したものを示している。
【0045】このものによると、モータ15の取付片部
25の先端が本体枠13から離間することになって、い
わゆる先当たりがなくなると共に、モータ15の取付片
部25部分以外のフランジ部24の先端が本体枠13
に、より確実に接し、従って、この場合には、モータ1
5の取付片部25部分以外のフランジ部24が本体枠1
3との離間状態から接触と離間とを繰返すことによるび
びり音の発生が更に確実に解消でき、一段と快適に使用
することができる。なお、この場合の傾斜33は、モー
タ15のフランジ部24のうちの取付片部25を突設し
た部分以外の部分の全部にではなく、部分的に付したも
のであっても良い。
【0046】図17は本発明の第11実施例を示すもの
で、モータ15のフランジ部24のうちの取付片部25
を突設した部分以外の、例えばねじ挿通孔26から回転
角度でほゞ90°の2箇所の部分に、モータ15の取付
方向に突出する凸部34を設けたものを示している。
【0047】このものによると、モータ15の取付片部
25の先端が本体枠13に当接しても、モータ15の取
付片部25部分以外のフランジ部24は凸部34で本体
枠13に接し、従って、この場合にも、モータ15の取
付片部25部分以外のフランジ部24が本体枠13との
離間状態から接触と離間とを繰返すことによるびびり音
の発生が解消でき、快適に使用することができる。な
お、この場合の凸部34は、モータ15のフランジ部2
4のうちの取付片部25を突設した部分以外の部分に、
適宜の安定配置で2個を超える個数設けるようにしても
良い。
【0048】また、上記各実施例とも、びびり音の発生
防止に伴い取付用のねじ29の緩み防止についても有利
となる。このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、特にモータ15は
本体枠13に横向きや斜め向きに取付けるようにしても
良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得る。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1,3,5,6,8,11
のダクト用換気扇によれば、送風機のモータをびびり音
を発生することのないように取付けることができて、快
適に使用することができる。
【0050】請求項2,4のダクト用換気扇によれば、
送風機のモータを一段とびびり音を発生することのない
ように取付けることができて、より快適に使用すること
ができると共に、本体枠の加工をする金型をより簡素に
済ませることができて、製品コストを安く抑えることが
できる。
【0051】請求項7,9のダクト用換気扇によれば、
送風機のモータを一段とびびり音を発生することのない
ように取付けることができて、より快適に使用すること
ができると共に、モータの加工をする金型をより簡素に
済ませることができて、製品コストを安く抑えることが
できる。請求項10のダクト用換気扇によれば、送風機
のモータを一段とびびり音を発生することのないように
取付けることができて、より快適に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の縦断面図
【図2】全体の縦断面図
【図3】主要部分の分解斜視図
【図4】主要部分の異なる断面位置での縦断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図6】本体枠のモータを取付ける部分の上方からの斜
視図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】図6相当図
【図10】本発明の第5実施例を示す図3相当図
【図11】図10のA−A線に沿う主要部分の縦断面図
(図4相当図)
【図12】本発明の第6実施例を示すモータ単体の正面
【図13】本発明の第7実施例を示すモータ単体の斜視
【図14】本発明の第8実施例を示すモータ単体の側面
【図15】本発明の第9実施例を示す図13相当図
【図16】本発明の第10実施例を示す図13相当図
【図17】本発明の第11実施例を示す図13相当図
【図18】従来例を示す図2相当図
【図19】主要部分の一部の拡大縦断面図
【図20】モータ単体の斜視図
【図21】主要部分の異なる一部の拡大縦断面図
【符号の説明】
13は本体枠、14は送風機、15はモータ、24はフ
ランジ部、25は取付片部、26はねじ挿通孔、27は
傾斜、28はねじ螺挿孔、29はねじ、30は段部、3
1は凸部、32,33は傾斜、34は凸部を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機のモータが取付片部をフランジ部
    に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして
    取付けたものにおいて、本体枠のモータを取付ける面
    に、その中心側より外方側がモータの取付方向に指向す
    る傾斜を付したことを特徴とするダクト用換気扇。
  2. 【請求項2】 傾斜面を、本体枠のモータを取付ける面
    のうちのモータの取付片部と対応する部分のみに付した
    ことを特徴とする請求項1記載のダクト用換気扇。
  3. 【請求項3】 送風機のモータが取付片部をフランジ部
    に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして
    取付けたものにおいて、本体枠のモータを取付ける面
    に、該面からモータの取付片部の先端を離間させる段部
    を設けたことを特徴とするダクト用換気扇。
  4. 【請求項4】 段部を、本体枠のモータを取付ける面の
    うちのモータの取付片部と対応する部分のみに設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載のダクト用換気扇。
  5. 【請求項5】 送風機のモータが取付片部をフランジ部
    に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして
    取付けたものにおいて、本体枠のモータを取付ける面の
    うちのねじを螺挿した孔部分以外の部分に、モータの取
    付方向とは反対の方向に突出する凸部を設けたことを特
    徴とするダクト用換気扇。
  6. 【請求項6】 送風機のモータが取付片部をフランジ部
    に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして
    取付けたものにおいて、モータのフランジ部に外方側が
    モータの取付方向と反対の方向に指向する傾斜を付した
    ことを特徴とするダクト用換気扇。
  7. 【請求項7】 傾斜を、モータのフランジ部のうちの取
    付片部を突設した部分のみに付したことを特徴とする請
    求項6記載のダクト用換気扇。
  8. 【請求項8】 送風機のモータが取付片部をフランジ部
    に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めして
    取付けたものにおいて、モータのフランジ部のうちの取
    付片部を突設した部分以外の部分に、外方側がモータの
    取付方向に指向する傾斜を付したことを特徴とするダク
    ト用換気扇。
  9. 【請求項9】 傾斜を、モータのフランジ部のうちの取
    付片部を突設した部分以外の部分に部分的に付したこと
    を特徴とする請求項8記載のダクト用換気扇。
  10. 【請求項10】 送風機のモータが取付片部をフランジ
    部に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めし
    て取付けたものにおいて、モータのフランジ部のうちの
    取付片部を突設した部分のみに外方側がモータの取付方
    向と反対の方向に指向する傾斜を付すと共に、それ以外
    の部分に外方側がモータの取付方向に指向する傾斜を少
    なくとも部分的に付したことを特徴とするダクト用換気
    扇。
  11. 【請求項11】 送風機のモータが取付片部をフランジ
    部に突設して有し、その取付片部を本体枠にねじ止めし
    て取付けたものにおいて、モータのフランジ部のうちの
    取付片部を突設した部分以外の部分にモータの取付方向
    に突出する凸部を設けたことを特徴とするダクト用換気
    扇。
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