JPH09195949A - リニアコンプレッサの駆動装置 - Google Patents

リニアコンプレッサの駆動装置

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JPH09195949A
JPH09195949A JP8006602A JP660296A JPH09195949A JP H09195949 A JPH09195949 A JP H09195949A JP 8006602 A JP8006602 A JP 8006602A JP 660296 A JP660296 A JP 660296A JP H09195949 A JPH09195949 A JP H09195949A
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Shinichi Matsumura
新一 松村
Takafumi Nakayama
隆文 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の駆動電力を得ると共に、高効率を維持
することができるリニアコンプレッサの駆動装置を提供
する。 【課題解決手段】 リニアモータ1に駆動電力を供給す
るための出力電圧及びその周波数の制御が可能な交流電
源11と、ピストン32又は可動体40の往復移動経路
途中の所定位置に設けられ、該所定位置を前記ピストン
32又は可動体40が通過する時間間隔を検出する時間
間隔検出手段13と、該時間間隔検出手段13によって
検出された時間間隔に基づき現在の負荷状態を検知する
負荷状態検知手段14と、該負荷状態検知手段14によ
って検出された負荷状態に応じて、前記出力電圧及び周
波数を制御する制御手段15と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリニアコンプレッ
サの駆動装置に関し、特に、リニアモータによってピス
トンを往復運動させ圧縮ガスを生成するリニアコンプレ
ッサの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫のような冷凍装置において
冷媒ガスを圧縮する機構としてリニアコンプレッサの開
発が進められている。
【0003】図9は、従来のリニアコンプレッサ30の
構成を示す断面図である。図9において、このリニアコ
ンプレッサ30は、シリンダ31と、シリンダ31内に
往復動自在に嵌挿されたピストン32と、ピストン32
のヘッドに面して形成された圧縮室33と、圧縮室33
内のガス圧に応じて開閉する吸込バルブ34及び吐出バ
ルブ35とを備える。
【0004】また、このリニアコンプレッサ30は、ピ
ストン32を往復動させるためのリニアモータ36と、
ピストン32を往復動自在に支持するためのピストンば
ね41とを備える。リニアモータ36は、円筒状の継鉄
部37と、巻回されたコイルを有する固定子38,39
と、円筒状の永久磁石を有する可動体40とを含む。継
鉄部37は、シリンダ31と同心に設けられ、その一端
はシリンダ31の一端に接合される。固定子38はシリ
ンダ31の外周壁に設けられ、固定子39は継鉄部37
の内周壁に設けられる。可動体40は、固定子38と3
9の間に往復動自在に挿入され、その一端はピストン3
2の一端に接合される。ピストンばね41の周辺部は継
鉄部37の他端面に固定され、その中央部41aはピス
トン32の一端に固定される。
【0005】ピストン32は、ピストン32及び可動体
40の重量、圧縮室33内のガスの圧力変動に基づくガ
スばねのばね定数、ピストンばね41のばね定数などか
ら定まる共振周波数Fcを有する。従って、共振周波数
Fcは、ピストンばね41のばね定数を調整することに
よりたとえば商用電力の周波数に設定される。リニアモ
ータ36の固定子38,39のコイルには、図示しない
交流電源より共振周波数Fcの一定の交流電圧が印加さ
れる。
【0006】なお、これらの部品31〜41は、防音・
防振のためマウントばね42を介してケーシング43内
に収容される。一方、代表的な冷凍装置として、図10
に示す如く、リニアコンプレッサ30(圧縮機)、凝縮
器101、膨張弁102及び蒸発器103をガス流路1
04にて接続した密閉式の冷凍装置が知られており、リ
ニアコンプレッサ30は、蒸発器103で気化した冷媒
ガスを、ガス流路104を通じて吸入して高圧に圧縮
し、高圧となった冷媒ガスをガス流路104を経て凝縮
器101に吐出する装置として使用されている。このた
め、図9に示すように、圧縮室33には、吸込バルブ3
4及び吐出バルブ35からなる弁機構を介して外部のガ
ス流路104が接続されている。
【0007】以上の構成により、従来装置では吸込バル
ブ34から吸入された冷媒ガスを圧縮室33で高圧に圧
縮した後、吐出バルブ35を介して凝縮器101に供給
している。
【0008】次に、このリニアコンプレッサ30の動作
について説明する。前記交流電源によってリニアモータ
36の固定子38,39のコイルに交流電圧を印加して
電流を流すと、その電流の方向に応じた方向の電磁力が
可動体40の永久磁石に作用し、可動体40及びピスト
ン32が往復動する。このピストン32の往復動によ
り、冷媒ガスが吸込バルブ34を介して圧縮室33内に
吸込まれ、圧縮室33内で生成された圧縮ガスが吐出バ
ルブ35を介して吐出される。
【0009】このように、リニアコンプレッサ30で
は、リニアモータ36によってピストン32が直接駆動
されるので、動力源の回転運動がクランク機構などによ
ってピストンの往復運動に変換される回転式のコンプレ
ッサに比べて、エネルギ損失が少なくて済み、装置の小
型化が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリニア
コンプレッサ30には以下のような問題があった。すな
わち、冷凍装置の起動開始後又は熱負荷の増加等の場合
には、予め設定されたリニアコンプレッサ30の吐出圧
力(以下、定格吐出圧力という)に比較してその吐出圧
力が高くなり、即ちリニアコンプレッサ30に対する負
荷が高い状態(以下、高負荷状態という)では、図11
に示すように、ピストン32の中立位置(ピストン32
の振幅中心)が下降して出力が低下し、かえって冷凍能
力が低下してしまう虞れがあった。逆に、冷凍装置の定
常運転中又は熱負荷の減少等の場合には、リニアコンプ
レッサ30の吐出圧力が定格吐出圧力以下となり、即ち
リニアコンプレッサ30に対する負荷が低い状態(以
下、低負荷状態という)では、ピストン32の中立位置
が上昇して出力が上昇し、必要以上に冷凍能力が上昇し
てしまう虞れがあった。
【0011】また、上述の共振周波数Fcは、、圧縮室
33内のガスの圧力変動に基づくガスばねのばね定数と
上述の関係を有するため、定格吐出圧力時を想定して駆
動周波数を決定した場合、高負荷状態或いは低負荷状態
においてばね定数k1が変化することによって、共振周
波数が変化して駆動周波数と一致せず、効率が低下する
という問題があった。
【0012】本発明は斯かる点に鑑みて為されたもので
あって、リニアコンプレッサに対する負荷状態を検知
し、その負荷状態に応じて駆動電圧及び駆動周波数を制
御して、所望の駆動電力を得ると共に、高効率を維持す
ることができるリニアコンプレッサの駆動装置を提供す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアコンプレ
ッサの駆動装置は、リニアモータに駆動電力を供給する
ための出力電圧及びその周波数の制御が可能な交流電源
と、前記ピストン又は可動体の往復移動経路途中の所定
位置に設けられ、該所定位置を前記ピストン又は可動体
が通過する時間間隔を検出する時間間隔検出手段と、該
時間間隔検出手段によって検出された時間間隔に基づき
現在の負荷状態を検知する負荷状態検知手段と、該負荷
状態検知手段によって検出された負荷状態に応じて、前
記出力電圧及び周波数を制御する制御手段と、を備えて
いる。更に、具体的には、前記負荷状態検知手段は、前
記時間間隔検出手段によって検出された時間間隔に基づ
きピストンの振幅中心位置を求め、該振幅中心位置に基
づいて現在の負荷状態を検知しており、また、前記制御
手段は、前記負荷状態検知手段により検出された負荷状
態に対する共振周波数に制御するものである。
【0014】この構成を用いることにより、負荷状態に
拘わらず、常に共振状態でリニアコンプレッサ1を駆動
させることが可能となると共に、常に負荷状態に応じた
適切な駆動電力に制御でき、所望の冷凍能力が得られ
る。
【0015】また、前記ピストン又は可動体に一体的に
取り付けられた磁石部材と、該磁石部材の往復移動経路
途中の所定位置に設けられたソレノイドと、該ソレノイ
ドに誘起される誘起起電力を検出する起電力検出手段
と、を備え、前記時間間隔検出手段は、前記起電力検出
手段からの検出結果に基づいて、前記磁石部材が前記ソ
レノイドを通過する時間間隔を検出する構成としてもよ
い。
【0016】この構成を用いることにより、ピストンの
振幅中心位置(中立位置)を検出するための回路及び部
品等を簡易な構成で実現することができる。更に、前記
負荷状態検知手段は、前記時間間隔検出手段によって検
出された時間間隔と、前記交流電源の出力電圧値とに基
づいてピストンの振幅中心位置を求める構成としてもよ
い。これにより、交流電源の出力電圧値の変化に基づく
ピストンのストローク変化を考慮したピストンの中立位
置検出が可能となり、正確にピストンの中立位置が検出
される。
【0017】或いは、前記負荷状態検知手段は、前記時
間間隔検出手段によって検出された時間間隔と、前記起
電力検出手段によって検出された誘起起電力のピーク値
とに基づいて、ピストンの振幅中心位置を求める構成と
してもよい。これにより、ピストンの移動速度が直接検
出され、ピストンの中立位置検出の精度を一層向上させ
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のリ
ニアコンプレッサの駆動装置の一実施形態について説明
する。尚、前述の従来装置(図9)と同じ構成について
は同一符号を付して示しており、これらの部分の詳細な
説明は省略する。
【0019】本発明のリニアコンプレッサ1は、上述し
た如く、密閉形の冷凍装置の圧縮機として用いられる。
そして、そのリニアコンプレッサ1には、図1に示す如
く、ピストン32の一端が固定されたピストンばね41
の中央部41aの裏面側に永久磁石2が一体的に固定さ
れており、ピストン32の往復移動に伴って一体的に移
動する。
【0020】そして、往復移動中の磁石2が所定位置に
来たときに対向する場所に、ソレノイド3が設けられて
おり、磁石2による磁界によってこのソレノイド3に誘
起される起電力を検出する起電力検出手段4がリニアコ
ンプレッサ1外部に設けられている。これによって、磁
石2がソレノイド3と対向する場所を通過するとき、起
電力検出手段4によって検出されるソレノイド3の誘起
起電力が最大となるため、その事を利用して磁石2の通
過を検知することができる。尚、本実施形態では、定格
負荷状態において、ピストン32が中立位置に位置する
時に、磁石2がソレノイド3に対向するように設けてい
る。その他の構成は、上述の従来装置と同様であるので
詳細な説明は省略する。
【0021】次に、本発明のリニアコンプレッサの駆動
装置の回路構成について、図2に示す機能的ブロック図
に基づいて説明する。図2に示すように、このリニアコ
ンプレッサ1の駆動装置は、交流電源11、起電力検出
手段4、電圧検出手段12、時間間隔検出手段13、負
荷状態検知手段14、制御手段15、第1記憶手段16
及び第2記憶手段17を備えている。尚、時間間隔検出
手段13、負荷状態検知手段14及び制御手段15は、
ともにマイクロコンピュータにより構成されており、同
一のマイクロコンピュータによって構成しても構わな
い。
【0022】交流電源11は、制御手段15から与えら
れた電圧値制御信号及び駆動電圧の周波数制御信号に応
じた値の電圧Vc及び周波数fcをリニアコンプレッサ
1に出力する。電圧検出装置12は、交流電源11の出
力電圧を検出し、その検出結果を制御手段15に与え
る。
【0023】時間間隔検出手段13は、起電力検出手段
4からの検出誘起起電力値に基づいて、磁石2がソレノ
イド3を通過してから、再び磁石2がソレノイド3を通
過するまでの時間間隔を検出し、その検出結果を負荷状
態検知手段14に送出している。具体的には、図3に示
すように、ピストン32は交流電源11からの駆動電圧
波形(図3(a))に対して約90度の位相差をもって
が往復移動する。このため、可動体40に一体的に取り
付けられている磁石2がソレノイド3付近を通過すると
き、ソレノイド3に誘起起電力が発生する。このことを
利用して、ソレノイド3に発生する誘起起電力が発生す
る時間間隔(例えば図3(c)中のta1,ta2,t
b1,tb2)を検出している。
【0024】負荷状態検知手段14は、時間間隔検出手
段13からの検出時間間隔及び制御手段15からの出力
電圧情報に基づいて、現在の負荷状態を検知してその結
果を制御手段15に与えている。ここで、リニアコンプ
レッサ1のピストン32は、上述したように低負荷状態
では中立位置が上昇し、高負荷状態では中立位置が下降
する(図3(b))ため、低負荷状態では定格負荷状態
に比較して、ピストン32が上死点側に移動の際の前記
時間間隔(ta1>ta2)が長くなり、一方、高負荷
状態では定格負荷状態に比較して、ピストン32が下死
点側に移動の際の前記時間間隔(tb1<tb2)が長
くなる。
【0025】このため、負荷状態検知手段14では、制
御手段15からの出力電圧情報に基づいて、現在のピス
トン32の振幅の大きさ(ストローク)及びピストン3
2の移動状態を検知し、その検知結果と、上死点側に移
動の際の時間間隔検出手段13の検出時間間隔とに基づ
いて、ピストン32の中立位置を検出している。そし
て、その検出されたピストン32の中立位置に基づい
て、発生負荷を特定して制御手段15に与えている。
【0026】具体的には、図4に示す、検出ピストン中
立位置に対する発生負荷のデータが第1記憶手段16に
格納されており、その格納データに基づいて発生負荷を
特定している。ここで、制御手段15からの出力電圧情
報とは、ストロークに関係する駆動電圧値と、ピストン
32の位置に関係する駆動電圧の極性をいう。これら
は、ピストン32のストロークが駆動電圧値に基づいて
決定され、駆動電圧値が高ければストロークが長くなる
関係にあり、一方、ピストン32の移動状態が駆動電圧
波形に対して約90度の遅れ位相となる関係にあるため
である。尚、第1記憶手段16への格納データについて
は、予め実験で確認した結果に基づいて決定されてい
る。
【0027】制御手段15は、負荷状態検知手段14か
らの発生負荷データに基づいて、第2記憶手段17の格
納データに従い制御駆動電圧Vb及び駆動周波数fbを
決定し、電圧検出装置12からの検出電圧値V及び周波
数fがそれぞれ制御駆動電圧Vb及び駆動周波数fbと
なるように、交流電源11に制御信号を送出している。
具体的には、図5に示す発生負荷に対する制御駆動電圧
データと、図6に示す発生負荷に対する制御駆動周波数
データとに基づいて、制御電圧及び周波数をそれぞれ決
定している。尚、図5に示す制御駆動電圧データは、負
荷状態に応じて図7に示す関係の駆動電力Wがリニアコ
ンプレッサ1から得られる場合の制御駆動電圧を表して
おり、一方、図6に示す制御周波数データは、各負荷状
態における共振周波数を表している。そして、図5及び
図6に示すデータは、予め実験で確認した結果に基づい
て決定され、そのデータが第2記憶手段17に格納され
ている。
【0028】これにより、負荷状態に拘わらず、常に共
振状態でリニアコンプレッサ1を駆動させることがで
き、高効率を実現できる。また、負荷状態に応じた適切
な駆動電力に制御でき、所望の冷凍能力が得られる。
【0029】次に、本発明のリニアコンプレッサの駆動
装置の動作内容について、図8に示すフローチャートに
基づいて説明する。先ず、制御手段15からの指令信号
の入力に従い、交流電源11からリニアコンプレッサ1
に周波数60Hz、電圧100Vの駆動電力が供給され
てリニアコンプレッサ1が駆動される(S1)。
【0030】そして、次のステップS3では、交流電源
11の出力電圧V及び駆動周波数fが電圧検出装置12
によって検出されると共に、負荷状態検知手段14によ
って現在の発生負荷を検出する。
【0031】そして、検出された発生負荷に基づいて、
制御駆動電圧Vb及び駆動周波数fbを決定し(S
5)、電圧検出装置12からの検出電圧値V及び周波数
fがそれぞれ制御駆動電圧Vb及び駆動周波数fbとな
るように、交流電源11に制御信号を送出する(S
7)。
【0032】その後、ステップS9においてリニアコン
プレッサ1の停止指令が入力されたか否かを判別し、N
Oの場合には再びステップS1に戻り、YESの場合に
は制御処理を終了させてリニアコンプレッサ1を停止さ
せる。
【0033】尚、上記実施の形態の説明では、負荷状態
検知手段14において、出力電圧情報に基づいてピスト
ン32のストロークを検知する場合について説明した
が、この他に、起電力検出手段4において検出される検
出誘起起電力のピーク値が、ピストン32の移動速度に
比例することを利用して、ピストン32の速度を直接検
出し、その結果及び前記検出時間間隔に基づいて、ピス
トン32のストロークを検出することも可能である。こ
の場合には、直接ピストン32のストロークが検出され
ることとなり、検出精度を向上させることができる。
【0034】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【0035】例えば、上記実施の形態の説明では、ソレ
ノイド3により磁石2の通過を検出する場合について説
明したが、この他にホール素子等の磁気検出手段を用い
て磁石2の通過を検出させても構わない。
【0036】
【発明の効果】以上述べたとおり本発明によれば、負荷
状態に拘わらず、常に共振状態でリニアコンプレッサ1
を駆動させることができ、負荷状態が変動しても効率が
低下させることなく、高効率を維持することができる。
【0037】また、負荷状態に応じた適切な駆動電力が
供給され、所望の冷凍能力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるリニアコンプレッサ
の構成を説明するための概略構成図である。
【図2】図1装置のリニアコンプレッサの駆動装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した時間間隔検出手段13及び負荷状
態検知手段14での処理内容を説明するための図であ
る。
【図4】図2に示した第1記憶手段16の格納データの
内容を説明するための図である。
【図5】図2に示した第2記憶手段17に格納されてい
る、発生負荷に対する制御駆動電圧データの内容を説明
するための図である。
【図6】図2に示した第2記憶手段17に格納されてい
る、発生負荷に対する制御駆動周波数データの内容を説
明するための図である。
【図7】図5に示した制御駆動電圧データの基準とな
る、発生負荷に対する駆動電力の関係を説明するための
図である。
【図8】図2に示したリニアコンプレッサの駆動装置の
動作内容を示すフローチャートである。
【図9】従来のリニアコンプレッサの構成を示す断面図
である。
【図10】従来の代表的な冷凍装置の概略システム構成
図である。
【図11】図9に示したリニアコンプレッサの問題点を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 リニアコンプレッサ 2 永久磁石 3 ソレノイド 4 起電力検出器(起電力検出手段) 11 交流電源 12 電圧検出装置 13 時間間隔検出手段 14 負荷状態検知手段 15 制御手段 16 第1記憶手段 17 第2記憶手段 30 リニアコンプレッサ 32 ピストン 36 リニアモータ 41 ピストンばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアモータによってピストン及び該ピス
    トンに一体的に設けられた可動体を往復運動させ圧縮ガ
    スを生成するリニアコンプレッサの駆動装置であって、 前記リニアモータに駆動電力を供給するための出力電圧
    及びその周波数の制御が可能な交流電源と、 前記ピストン又は可動体の往復移動経路途中の所定位置
    に設けられ、該所定位置を前記ピストン又は可動体が通
    過する時間間隔を検出する時間間隔検出手段と、 該時間間隔検出手段によって検出された時間間隔に基づ
    き現在の負荷状態を検知する負荷状態検知手段と、 該負荷状態検知手段によって検出された負荷状態に応じ
    て、前記出力電圧及び周波数を制御する制御手段と、を
    備えていることを特徴とするリニアコンプレッサの駆動
    装置。
  2. 【請求項2】前記負荷状態検知手段は、前記時間間隔検
    出手段によって検出された時間間隔に基づきピストンの
    振幅中心位置を求め、該振幅中心位置に基づいて現在の
    負荷状態を検知していることを特徴とする請求項1記載
    のリニアコンプレッサの駆動装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記負荷状態検知手段に
    より検出された負荷状態に対する共振周波数に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアコンプレッサの
    駆動装置。
  4. 【請求項4】前記ピストン又は可動体に一体的に取り付
    けられた磁石部材と、 該磁石部材の往復移動経路途中の所定位置に設けられた
    ソレノイドと、 該ソレノイドに誘起される誘起起電力を検出する起電力
    検出手段と、を備え、 前記時間間隔検出手段は、前記起電力検出手段からの検
    出結果に基づいて前記磁石部材が前記ソレノイドを通過
    する時間間隔を検出することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のリニアコンプレッサの駆動装
    置。
  5. 【請求項5】前記負荷状態検知手段は、前記時間間隔検
    出手段によって検出された時間間隔と、前記交流電源の
    出力電圧値とに基づいて、ピストンの振幅中心位置を求
    めることを特徴とする請求項4記載のリニアコンプレッ
    サの駆動装置。
  6. 【請求項6】前記負荷状態検知手段は、前記時間間隔検
    出手段によって検出された時間間隔と、前記起電力検出
    手段によって検出された誘起起電力のピーク値とに基づ
    いて、ピストンの振幅中心位置を求めることを特徴とす
    る請求項4記載のリニアコンプレッサの駆動装置。
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Cited By (7)

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