JPH09250449A - 振動型圧縮機 - Google Patents

振動型圧縮機

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JPH09250449A
JPH09250449A JP5749696A JP5749696A JPH09250449A JP H09250449 A JPH09250449 A JP H09250449A JP 5749696 A JP5749696 A JP 5749696A JP 5749696 A JP5749696 A JP 5749696A JP H09250449 A JPH09250449 A JP H09250449A
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piston
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Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Takashi Satomura
尚 里村
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、冷凍サイクルに用いられる振動型
圧縮機においてピストンのオーバーストロークによる弁
破損を防止し、かつ冷却性能を向上させるものである。 【解決手段】 ピストン14の軸方向に連結した変位検
知器21と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ
回路と、トランジスタ等をスイッチングすることによっ
て直流を交流に変換しコイルに電圧印加するインバータ
回路と、前記変位検知器21からのピストン位置信号か
ら前記ピストンの上死点位置を演算する上死点位置演算
手段と、前記上死点位置よりあらかじめ設定した上死点
基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路の出力電
圧をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前
記上死点基準値の方が小さい場合、前記あらかじめ設定
した基準電圧値分ずつ減少させるインバータ制御手段A
とから構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の振動型
圧縮機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動型圧縮機として、たとえば特
公平5−23347号公報に示されているものがある。
以下図13を参照しながら、上記従来の振動型圧縮機に
ついて説明する。
【0003】図13において、1は制御回路、1−1は
温度検出部、1−2は演算部、1−3はドライブ回路、
2および3は温度検出器、4は変圧器、5は圧縮機、6
は凝縮器、7は膨張弁、8は冷蔵庫、そして9は蒸発器
である。
【0004】制御回路1は温度検出部1−1,演算部1
−2,ドライブ回路1−3によって構成され、圧縮機5
によって吸入される冷媒の飽和蒸気圧に対応する温度を
検出する温度検出器2および圧縮吐出された冷媒の飽和
蒸気圧に対応する温度を検出する温度検出器3からの信
号に基づいて圧縮機5が共振状態で駆動するような周波
数の駆動信号を出力するものである。
【0005】つぎに、その動作について説明する。温度
検出部1−1において温度検知器2および3によって検
出された信号を所定の電気信号に変換し、つぎに演算部
1−2において、温度検知器2および3によって電気信
号に変換された〔吸入圧力に対応する温度〕および〔吐
出圧力に対応する温度〕に基づいて圧縮機5が共振状態
で駆動する周波数に対応する電圧を生成する。
【0006】ドライブ回路1−3は演算部1−2から供
給された電圧に対応する周波数の駆動信号をトランジス
タTR1とTR2に出力して、電源Vccから変圧器4
の1次側巻線に電流供給する。変圧器4の2次巻線から
得られた交流電圧は圧縮機5に供給され、圧縮機5を共
振状態で駆動させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、電源電圧変動により駆動電源発生部への
直流入力電圧が高くなった場合、圧縮機へ供給される駆
動電源の電圧が高くなり、ピストンのオーバーストロー
クが発生してピストンの弁を破損してしまう点があっ
た。
【0008】また、外気温変動,電源電圧変動あるいは
負荷変動により冷媒ガスと共振バネで形成される機械系
のバネ係数が変動することにより、ピストンのストロー
クが変動するため効率が低下するという難点や、関連し
て冷凍能力が可変することができないという問題もあっ
た。
【0009】さらにまた、ピストン運動の1周期内の負
荷変動に応じた圧縮機への駆動電圧供給になっていない
ため、負荷トルクと駆動トルクが異なり、効率がさらに
低下する問題点があった。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、ピストンのオーバーストロークの発生を防
止するとともに、外気温,電源電圧そして負荷が変動し
た場合においても効率低下はなく、しかも冷凍能力を可
変でき、さらに負荷トルクと駆動トルクに差を生じるこ
とのない高効率振動型圧縮機を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリ
ンダと、前記シリンダ周囲に環状に配設された磁石と、
前記磁石に対向して設置するとともに前記磁石に作用し
て前記シリンダの軸方向に移動するコイルと、前記コイ
ルに連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピスト
ンと、前記ピストンに連結した共振バネと、前記ピスト
ンの軸方向に連結した変位検知器と、交流電力を直流電
力に変換するコンバータ回路と、トランジスタ等をスイ
ッチングすることによって直流を交流に変換し前記コイ
ルに電圧印加するインバータ回路と、前記変位検知器か
らのピストン位置信号からピストンの上死点位置を演算
する上死点位置演算手段と、前記上死点位置とあらかじ
め設定した上死点基準値との差である上死点位置比較信
号を出力する上死点位置比較手段と、前記上死点位置比
較信号により前記上死点位置より前記上死点基準値の方
が大きい場合、前記インバータ回路の出力電圧をあらか
じめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、逆に前記上死
点位置より前記上死点基準値の方が小さい場合、前記あ
らかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少させるインバー
タ制御手段Aとから構成している。これにより、ピスト
ンのオーバーストロークを生じさせず、弁の破損を防止
できる。
【0012】また、上記構成を基本に上死点と上死点基
準値との差の大小に応じて複数の基準電圧から最適基準
電圧を選択しインバータ回路の出力電圧を増減させるこ
とにより、ピストン弁の破損を防止できるだけでなく冷
却効率をあげることができる。
【0013】また、ピストン位置信号からピストンのス
トロークを演算して、そのストロークとストロークの基
準値との差により、圧縮機の圧縮または膨張期間中にお
けるインバータ回路の出力電圧最大値を外部条件とあわ
せて増減させることにより、ピストンのオーバーストロ
ークを生じさせないとともに、冷凍能力の可変制御が可
能となる。さらにまた、ピストン移動1周期内の負荷の
大小に応じ、適合する出力電圧波形をインバータ回路に
送ることにより出力電圧の振幅を増減するのでピストン
のオーバーストロークを生じさせないとともに、ピスト
ン移動の1周期内の負荷トルクと駆動トルクを一致させ
圧縮機の高効率化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために、本
発明の請求項1記載の発明は、吸入弁と吐出弁が設けら
れた筒状体のシリンダと、前記シリンダ周囲に環状に配
設された磁石と、前記磁石に対向して設置するとともに
前記磁石に作用して前記シリンダの軸方向に移動するコ
イルと、前記コイルに連結され前記シリンダ内を軸方向
に移動するピストンと、前記ピストンに連結した共振バ
ネと、前記ピストンの軸方向に連結した変位検知器と、
交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路と、トラ
ンジスタ等をスイッチングすることによって直流を交流
に変換し前記コイルに電圧印加するインバータ回路と、
前記変位検知器からのピストン位置信号からピストンの
上死点位置を演算する上死点位置演算手段と、前記上死
点位置とあらかじめ設定した上死点基準値との差である
上死点位置比較信号を出力する上死点位置比較手段と、
前記上死点位置比較信号により前記上死点位置より前記
上死点基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路の
出力電圧をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加さ
せ、前記上死点位置より前記上死点基準値の方が小さい
場合、前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少さ
せるインバータ制御手段Aとから構成した振動型圧縮機
としたものであり、外気温,電源電圧,負荷の外部条件
変化時においても、前記上死点位置より前記上死点基準
値の方が大きい場合、前記インバータ回路の出力電圧を
前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前
記上死点基準値の方が小さい場合前記あらかじめ設定し
た基準電圧値分ずつ減少させて、前記ピストンの上死点
を常に基準位置に保持することにより、前記ピストンの
オーバーストロークを生じさせず弁の破損を防止するこ
とができる。
【0015】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1に記載する構成を基本に、ピストンの上死点と上死点
基準値との差の大小に応じて、基本電圧を選択できるよ
うにそれぞれ異った基準電圧を記憶する複数の基準電圧
記憶手段と、上死点位置比較信号により最適な基準電圧
を選択する基準電圧選択手段とを具備し、前記上死点位
置比較信号により前記基準電圧記憶手段と前記基準電圧
選択手段を介して、インバータ回路の出力電圧を増加ま
たは減少させるインバータ制御手段Aとから構成したも
のであるので、外気温,電源電圧,負荷の外部条件変化
が大きいときにおいても、迅速に前記上死点位置を前記
上死点基準位置に合わせることができるため、ピストン
のオーバーストロークを生じさせないとともに、冷却効
果をあげることができる。
【0016】また請求項3記載の発明は、吸入弁と吐出
弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ周囲
に環状に配設された磁石と、前記磁石に対向して設置す
るとともに前記磁石に作用して前記シリンダの軸方向に
移動するコイルと、前記コイルに連結され前記シリンダ
内を軸方向に移動するピストンと、前記ピストンに連結
した共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結した変位
検知器と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回
路と、トランジスタ等をスイッチングすることによって
直流を交流に変換し前記コイルに電圧印加するインバー
タ回路と、前記変位検知器からのピストン位置信号から
ピストンの上死点位置を演算する上死点位置演算手段
と、前記上死点位置とあらかじめ設定した上死点基準値
との差である上死点位置比較信号を出力する上死点位置
比較手段と、前記ピストン位置信号からピストンのスト
ロークを演算するストローク演算手段と、前記ピストン
のストローク基準値を設定するストローク基準値設定手
段と、前記ストロークと前記ストローク基準値との差で
あるストローク比較信号を出力するストローク比較手段
と、前記上死点位置比較信号により前記上死点位置より
前記上死点基準値の方が大きい場合、前記インバータ回
路の圧縮期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定し
た基準電圧値分ずつ増加させ、逆に前記上死点位置より
前記上死点基準値の方が小さい場合、前記圧縮期間の出
力電圧最大値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ず
つ減少させるとともに、前記ストローク比較信号により
前記ストロークより前記ストローク基準値の方が大きい
場合、前記インバータ回路の膨張期間の出力電圧最大値
を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、
逆に前記ストロークより前記ストローク基準値の方が小
さい場合、膨張期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ
設定した基準電圧値分ずつ減少させるインバータ制御手
段Bとから構成した振動型圧縮機としたものであり、外
気温,電源電圧,負荷の外部条件変化時においても、前
記上死点位置比較信号により前記上死点位置より前記上
死点基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路の圧
縮期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定した基準
電圧値分ずつ増加させ、前記上死点位置より前記上死点
基準値の方が小さい場合、前記圧縮期間の出力電圧最大
値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少させ
て前記ピストンの上死点を常に前記上死点基準位置に保
持するとともに、前記ストローク比較信号により前記ス
トロークより前記ストローク基準値の方が大きい場合、
前記インバータ回路の膨張期間の出力電圧最大値を前記
あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前記ス
トロークより前記ストローク基準値の方が小さい場合、
膨張期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定した基
準電圧値分づす減少させることにより前記ピストンのス
トロークを常に前記ストローク基準値に保持し、かつ前
記ストローク基準値を可変できるため、ピストンのオー
バーストロークを生じさせず弁破損を防止するととも
に、冷凍能力の可変制御ができるものである。
【0017】さらに、請求項4記載の発明は、吸入弁と
吐出弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリンダ
周囲に環状に配設された磁石と、前記磁石に対向して設
置するとともに前記磁石に作用して前記シリンダの軸方
向に移動するコイルと、前記コイルに連結され前記シリ
ンダ内を軸方向に移動するピストンと、前記ピストンに
連結した共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結した
変位検知器と、交流電力を直流電力に変換するコンバー
タ回路と、トランジスタ等をスイッチングすることによ
って直流を交流に変換し前記コイルに電圧印加するイン
バータ回路と、前記ピストン移動1周期内の負荷が大き
い期間は前記インバータ回路の出力電圧の振幅を大きく
し、1周期内の負荷が小さい期間は前記インバータ回路
の出力電圧の振幅を小さくする出力電圧波形を波形記憶
手段に記憶させるとともに、前記上死点位置比較信号に
より前記上死点位置より前記上死点基準値の方が大きい
場合、前記出力電圧振幅をあらかじめ設定した基準電圧
値分ずつ増加させ、前記上死点位置より前記上死点基準
値の方が小さい場合、前記あらかじめ設定した基準電圧
値分ずつ減少させるインバータ制御手段Cとから構成し
た振動型圧縮機としたものであり、前記波形記憶手段が
記憶し、その出力電圧波形を生成する波形生成手段によ
り前記ピストン運動の1周期内の負荷が大きい期間は前
記インバータ回路の出力電圧の振幅を大きくし、1周期
内の負荷が小さい期間は前記インバータ回路の出力電圧
の振幅を小さくすることにより、前記ピストン運動の1
周期内の負荷トルクと駆動トルクを一致させて、ピスト
ンのオーバーストロークを生じさせないとともに、高効
率の圧縮機を実現できるものである。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0019】(実施例1)本発明の請求項1記載の実施
例1について図1,図2,図3および図4を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1において、振動型圧縮機10の中央部
に筒状体のシリンダ11が設けられており、シリンダ1
1の周囲に環状に永久磁石12が配設されている。永久
磁石12と前記シリンダ11の間には環状コイル13が
設置されており、前記永久磁石12に作用してシリンダ
11の軸方向に移動する。
【0021】また、シリンダ11内には圧縮用ピストン
14が収納されており、吸入弁15,吐出弁16を有す
る圧縮室17を形成するとともに環状コイル13に連結
されてシリンダ11内を軸方向に移動する。また、吸入
弁15,吐出弁16はそれぞれ吸入パイプ18,吐出パ
イプ19に連結している。20は共振バネ、21はピス
トン14の軸方向に連結した差動トランス等からなる変
位検知器である。したがって、永久磁石12とシリンダ
11の間には永久磁石12による磁界が形成されてお
り、その間に配置された環状コイル13に交流電流が供
給されると、この供給交流電流の周波数に応じて振動す
る推力が加えられ環状コイル13に連結されたピストン
14を軸方向に駆動する。
【0022】つぎに、電気回路について図2を参照して
説明する。22は商用の交流電源であり、交流を直流に
変換するコンバータ回路23の交流入力部に接続されて
いる。コンバータ回路23の直流出力部の正極側には電
解コンデンサ24の正極側、インバータ回路25内のト
ランジスタTR1,TR3のコレクタが接続されてい
る。また、コンバータ回路23の直流出力部の負極側に
は前記電解コンデンサ24の負極側、インバータ回路2
5内のトランジスタTR2,TR4のエミッタが接続さ
れている。インバータ回路25は、TR1のエミッタと
TR2のコレクタが接続され同時にTR3のエミッタと
TR4のコレクタが接続されるとともに、TR1のエミ
ッタとTR3のエミッタ間に前記振動型圧縮機10の環
状コイル13が接続されている。そして、ベースドライ
ブ回路26からの信号によりTR1とTR4、TR3と
TR2とがそれぞれ対となって交互にオン/オフを繰り
返す。
【0023】また、変位検知器21からのピストン14
のアナログ位置信号はA/D変換器27を介してデジタ
ル信号に変換され、上死点位置演算手段28に入力され
る。
【0024】つぎに、上死点位置演算手段28はピスト
ン14の上死点位置を演算する。29は上死点位置比較
手段であり、上死点位置とあらかじめ設定された上死点
基準値の差である上死点位置比較信号をインバータ制御
手段A30に出力する。そしてインバータ制御手段A3
0は、波形生成手段A31とベースドライブ回路26に
より構成されており、波形生成手段A31は上死点位置
比較信号により上死点位置より上死点基準値の方が大き
い場合、インバータ回路25の出力電圧をあらかじめ設
定した基準電圧値分ずつ増加させ、逆に上死点位置より
上死点基準値の方が小さい場合、基準電圧値分ずつ減少
させるように、ベースドライブ回路26に波形信号を出
力する。
【0025】つぎに、上記構成の振動型圧縮機につい
て、図3および図4を参照してその動作を説明する。
【0026】ステップ1で商用交流電源22を投入しコ
ンバータ回路23を介して電解コンデンサ24が充電さ
れ、インバータ回路25に直流電力を供給する。一方ベ
ースドライブ回路26からインバータ波形を出力させ、
インバータ回路25のTR1とTR4、TR3とTR2
とがそれぞれ一対となって交互にオン/オフを繰り返
す。インバータ回路25から直流を交流に変換した電力
が振動型圧縮機10の環状コイル13に供給され、振動
型圧縮機10は運転を開始し、環状コイル13に連結さ
れたピストン14が供給交流電流の周波数に応じてシリ
ンダ11の軸方向に振動し、圧縮室17内で冷媒圧縮を
おこなう。
【0027】ステップ2において、変位検知器21から
の前記ピストン14のアナログ位置信号が前記A/D変
換器27を介してデジタル信号に変換され、上死点位置
演算手段28に入力される。この信号は圧縮室17に面
したピストン14の上端位置を示しておりこれをAとす
る。電源投入直後はAを0とする。
【0028】つぎに、ステップ3において、上死点位置
演算手段28内で図4のサイクル1aに示すようにピス
トン14の上端位置の最大値である上死点位置Bを算出
する。
【0029】ステップ4とステップ5において、前記上
死点位置比較手段29からの上死点位置Bとあらかじめ
設定された上死点基準値Cの差である上死点位置比較信
号により、上死点基準値Cの方が上死点位置Bより大き
い場合はステップ6に進み、図4のサイクル2bに示す
ようにインバータ出力電圧Vを基準電圧Dだけ大きくす
るように波形生成手段A31がベースドライブ回路26
に波形信号を出力する。
【0030】また、上死点基準値Cと上死点位置Bが同
じ場合はステップ7に進み、図4のサイクル4bに示す
ようにインバータ出力電圧Vは現在出力電圧を保持す
る。
【0031】また、上死点基準値Cの方が上死点位置B
より小さい場合はステップ8に進み、図4のサイクル6
bに示すように、インバータ出力電圧Vを基準電圧Dだ
け小さくするように波形生成手段A31がベースドライ
ブ回路26に波形信号を出力する。
【0032】電源投入直後は、ステップ2,3,4,6
を繰り返しインバータ出力電圧を徐々に大きくする。イ
ンバータ出力電圧が大きくなるとともにピストンストロ
ークが大きくなり、サイクル3aに示すようにピストン
の上死点位置Bが上死点基準値Cと等しくなるとステッ
プ7に進み、インバータ出力電圧を同じ電圧に保持す
る。また環状コイル13には同じ電圧が供給され、ピス
トン14は安定した動作を継続する。そして外部条件が
変化した時、たとえば外気温が急に低くなると圧縮室1
7内の圧力は低下し、圧縮室17のガスバネと共振バネ
20のバランスにおいて共振バネの方が強くなることに
より、ピストン位置は上方へ移動する。つまりサイクル
5aに示すように、上死点位置Bの方が上死点基準値C
より大きくなる。
【0033】この場合はステップ8に進み、サイクル6
bに示すようにインバータ出力電圧Vを基準電圧Dだけ
小さくする。
【0034】再び環状コイル13には同じ電圧が供給さ
れ、前記ピストン14は安定した動作を継続する。
【0035】したがって、この実施例の場合、外部条件
変化時においても、上死点位置より上死点基準値の方が
大きい場合、前記インバータ回路25の出力電圧をあら
かじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前記上死点
基準値の方が小さい場合、あらかじめ設定した基準電圧
値分ずつ減少させて、ピストン14の上死点を常に基準
位置に保持することにより、ピストン14のオーバース
トロークを防ぐことができ、ピストン14がシリンダ1
1上面に衝突することによるシリンダ11内の前記吸入
弁15,前記吐出弁16の破損を生じることがない。
【0036】(実施例2)本発明の請求項2記載の実施
例2について、図面を参照しながら説明する。なお、実
施例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0037】図5において、32は基準電圧記憶手段A
そして33は基準電圧記憶手段Bで、それぞれ基準電圧
d1,d2(d1<d2)が記憶されている。34は基
準電圧選択手段であり、上死点位置比較信号により基準
電圧d1あるいはd2を選択し、波形生成手段A31に
出力する。
【0038】つぎに、上記構成の振動型圧縮機につい
て、図4,図6を参照しながらその動作を説明する。
【0039】ステップ201では、図3に示すステップ
1と同じ動作をおこなう。すなわち振動圧縮機が起動し
冷却運転に入る。また、ステップ202も図3に示すス
テップ2と同じ動作をおこなう。すなわち、変位検知器
21からの前記ピストン14のアナログ位置信号がA/
D変換器27を介してデジタル信号に変換され、上死点
位置演算手段28に入力しこの信号は圧縮室17に面し
たピストン14の上端位置を示す。これをAとする。電
源投入直後はAを0とする。
【0040】つぎに、ステップ203も図3に示すステ
ップ3と同じ動作をおこないピストン14の上端位置の
最大値である上死点位置Bを算出する。
【0041】ステップ204において、基準電圧選択手
段34が、上死点位置比較手段29からの上死点位置B
とあらかじめ設定された上死点基準値Cの差である上死
点位置比較信号の絶対値|C−B|とあらかじめ設定し
ておく上死点比較基準値Eとを比較して|C−B|≦E
ならば、ステップ205に進み電圧が小さい方の基準電
圧D=d1を選択する。また、|C−B|>Eならば、
ステップ206に進み大きい方の基準電圧D=d2を選
択する。
【0042】つぎに、ステップ207とステップ208
において、上死点位置比較信号により、上死点基準値C
の方が上死点位置Bより大きい場合はステップ209に
進み、図4のサイクル2bに示すようにインバータ出力
電圧Vを基準電圧Dだけ大きくするように前記波形生成
手段A31が前記ベースドライブ回路26に波形信号を
出力する。また、上死点基準値Cと上死点位置Bが同じ
場合はステップ210に進み、図4のサイクル4bに示
すようにインバータ出力電圧Vは現在出力電圧を保持す
る。また、上死点基準値Cの方が上死点位置Bより小さ
い場合はステップ211に進み、図4のサイクル6bに
示すように、インバータ出力電圧Vを基準電圧Dだけ小
さくするように前記波形生成手段A31がベースドライ
ブ回路26に波形信号を出力する。そして、外気温,電
源電圧,負荷の外部条件変化が大きいとき、たとえば電
源投入直後等は、上死点位置と上死点基準値との差|C
−B|が大きいためステップ206で前記基準電圧選択
手段34は大きい基準電圧値d2を選択する。このた
め、ステップ209でインバータ回路25の出力電圧の
増加量が大きくなり、速やかに上死点位置と上死点基準
値との差が小さくなる。
【0043】したがって、この実施例の場合、外気温,
電源電圧,負荷の外部条件変化が大きいときには、上死
点位置を上死点基準位置に近づけるためのインバータ回
路25の出力電圧を増減する基準電圧値を大きくするこ
とにより迅速に上死点位置を上死点基準位置に近づける
ことができ冷却効果をあげることができる。
【0044】(実施例3)本発明の請求項3記載の実施
例について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0045】図7において変位検知器21からのピスト
ン14のアナログ位置信号は前記A/D変換器27を介
してデジタル信号に変換され、上死点位置演算手段28
に入力されるとともに、ストローク演算手段35に入力
される。36はストローク基準値設定手段であり、ピス
トン14のストローク基準値を設定する。37はストロ
ーク比較手段であり、ストロークとストローク基準値と
の差であるストローク比較信号を出力する。
【0046】38は圧縮期間波形生成手段で上死点位置
比較信号により前記上死点位置より前記上死点基準値の
方が大きい場合、インバータ回路25の圧縮期間の出力
電圧最大値をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加
させ、逆に上死点位置より上死点基準値の方が小さい場
合、圧縮期間の出力電圧最大値をあらかじめ設定した基
準電圧値分ずつ減少させるべくベースドライブ回路26
に波形信号を出力する。
【0047】39は膨張期間波形生成手段であり、スト
ローク比較信号によりストロークよりストローク基準値
の方が大きい場合、インバータ回路25の膨張期間の出
力電圧最大値をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増
加させ、ストロークよりストローク基準値の方が小さい
場合、膨張期間の出力電圧最大値をあらかじめ設定した
基準電圧値分ずつ減少させるべくベースドライブ回路2
6に波形信号を出力する。
【0048】ここで圧縮期間の出力電圧最大値とは、前
記ピストン14を圧縮方向に運動させる出力電圧の最大
値であり、膨張期間の出力電圧最大値とは、ピストン1
4を膨張方向に運動させる出力電圧の最大値である。
【0049】40はインバータ制御手段Bであり、ベー
スドライブ回路26,圧縮期間波形生成手段38,膨張
期間波形生成手段39とから構成されている。
【0050】つぎに、上記構成の振動型圧縮機10につ
いて、図8と図9を参照しながらその動作を説明する。
【0051】図8において、ステップ301は図3に示
すステップ1と同じ動作であり、振動圧縮機が起動し冷
却運転に入る。
【0052】つぎに、ステップ302において、前記変
位検知器21からのピストン14のアナログ位置信号が
A/D変換器27を介してデジタル信号に変換され、上
死点位置演算手段28およびストローク演算手段35に
入力される。この信号は圧縮室17に面した前記ピスト
ン14の上端位置を示しており、これをAとする。電源
投入直後はAを0とする。
【0053】つぎに、ステップ303において、上死点
位置演算手段28内で図9のサイクル31aに示すよう
にピストン14の上端位置の最大値である上死点位置B
を算出する。
【0054】つぎに、ステップ304において、ストロ
ーク演算手段35内で図9のサイクル31aに示すよう
にピストン14の上端位置の最大値と最小値からピスト
ン14のストロークFを算出する。
【0055】ステップ305とステップ306におい
て、上死点位置演算手段28からの上死点位置Bとあら
かじめ設定された上死点基準値Cの差である上死点位置
比較信号により、上死点基準値Cの方が上死点位置Bよ
り大きい場合はステップ307に進み、圧縮期間の出力
電圧最大値を基準電圧Dだけ大きくするように圧縮期間
波形生成手段38がベースドライブ回路26に波形信号
を出力する。
【0056】また、上死点基準値Cと上死点位置Bが同
じ場合はステップ308に進み、圧縮期間の出力電圧最
大値は現在の出力電圧を保持する。
【0057】また、上死点基準値Cの方が上死点位置B
より小さい場合はステップ309に進み、圧縮期間の出
力電圧最大値を基準電圧Dだけ小さくするように圧縮期
間波形生成手段38がベースドライブ回路26に波形信
号を出力する。
【0058】つぎに、ステップ310とステップ311
において、ストローク演算手段35からのストロークと
ストローク基準値Gの差であるストローク比較信号によ
り、ストローク基準値Gの方がストロークFより大きい
場合はステップ312に進み、膨張期間の出力電圧最大
値を基準電圧Dだけ大きくするように膨張期間波形生成
手段39がベースドライブ回路26に波形信号を出力す
る。
【0059】また、ストローク基準値GとストロークF
が同じ場合はステップ313に進み、膨張期間の出力電
圧振幅は現在の出力電圧を保持する。
【0060】また、ストローク基準値Gの方がストロー
クFより小さい場合はステップ314に進み、膨張期間
の出力電圧最大値を基準電圧Dだけ小さくするように膨
張期間波形生成手段38が前記ベースドライブ回路26
に波形信号を出力する。
【0061】そして、外部条件が変化した時、たとえば
外気温が急に低くなると前記圧縮室17内の圧力は低下
し、圧縮室17がガスバネと共振バネ20のバランスに
おいて共振バネ20の方が強くなることにより、ピスト
ンストロークFが大きくなる。つまり図9のサイクル3
2aに示すように、ストロークFの方がストローク基準
値Gより大きくなり、あわせて上死点位置Bも上死点基
準値Cを越えることが有りうる。その場合ステップ30
6からステップ309に進み、サイクル33bに示すよ
うに圧縮期間の出力電圧最大値VHを基準電圧Dだけ小
さくする。このため、ピストン14は上死点基準値に等
しい上死点位置で動作するが、サイクル33aに示すよ
うにストロークFがストローク基準値Gを越えたままで
ある。
【0062】したがって、ステップ311からステップ
314に進み、サイクル34bに示すように、膨張期間
の出力電圧最大値を基準電圧Dだけ小さくする。この場
合、サイクル34aに示すようにストロークFがストロ
ーク基準値Gを越えたままである場合は、サイクル35
bに示すように、膨張期間の出力電圧最大値をさらに基
準電圧Dだけ小さくする。そして、再び、ピストン14
はサイクル35aに示すように、ストロークFがストロ
ーク基準値Gに等しく、上死点位置Bが上死点基準値C
に等しい安定した動作を継続する。
【0063】したがって、この実施例の場合、外気温,
電源電圧,負荷の外部条件変化時においても、上死点位
置比較信号により上死点位置より上死点基準値の方が大
きい場合、インバータ回路25の圧縮期間の出力電圧最
大値をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、
上死点位置より上死点基準値の方が小さい場合、圧縮期
間の出力電圧振幅をあらかじめ設定した基準電圧値分ず
つ減少させてピストン14の上死点を常に上死点基準位
置に保持するとともに、前記ストローク比較信号により
前記ストロークより前記ストローク基準値の方が大きい
場合、インバータ回路の膨張期間の出力電圧最大値をあ
らかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、ストロー
クよりストローク基準値の方が小さい場合、膨張期間の
出力電圧最大値をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ
減少させることによりピストン14のストロークを常に
ストローク基準値に保持し、かつストローク基準値を可
変できるため、ピストンのオーバーストロークと効率の
低下を防止し、あわせて冷凍能力の可変制御が可能とな
る。
【0064】(実施例4)本発明の請求項4記載の実施
例について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0065】図10に示す電気回路について説明する。
41は波形記憶手段でピストン移動1周期内の負荷が大
きい期間はインバータ回路25の出力電圧の振幅を大き
くし、1周期内の負荷が小さい期間はインバータ回路2
5の出力電圧の振幅を小さくする出力電圧波形を記憶し
ている。この出力電圧波形をさらに詳しく説明すると図
12において、インバータ出力電圧のVHの振幅側が振
動圧縮機10の圧縮期間で、VLの振幅側が振動圧縮機
10の膨張期間である。そして、負荷トルクが最も大き
くなるのは圧縮期間終了直前であるため、圧縮期間の出
力電圧ピーク値が圧縮期間終了直前にある波形にし、振
動圧縮機10の1周期内の負荷トルクに応じた駆動トル
クを発生させる。
【0066】ここで、負荷トルクは〔環状コイル13,
ピストン14等の質量を動かすのに必要な力〕と〔共振
バネ20を動かすのに必要な力〕と〔冷媒ガスに対して
ピストン14を動かすのに必要な力〕との総計であり、
駆動トルクは永久磁石12と環状コイル13とからピス
トン14に与えられる駆動力である。
【0067】42はインバータ制御手段Cで波形記憶手
段41と波形生成手段B43とベースドライブ回路26
とにより構成されている。そして波形生成手段B43は
上死点位置比較信号により、上死点位置より上死点基準
値の方が大きい場合、波形記憶手段41が記憶する出力
電圧波形の振幅をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ
増加させ、上死点位置より上死点基準値の方が小さい場
合、基準電圧値分ずつ減少させるようにベースドライブ
回路26に波形信号を出力する。
【0068】つぎに、上記構成の振動型圧縮機10につ
いて図11と図12を参照してその動作を説明する。
【0069】図11においてステップ401は図3に示
すステップ1と同じ動作であり、交流電源22が投入さ
れ振動圧縮機10が起動し冷却運転に入る。
【0070】つぎに、ステップ402も図3に示すステ
ップ2と同じ動作をおこなう。すなわち、変位検知器2
1からのピストン14のアナログ位置信号が前記A/D
変換器27を介してデジタル信号に変換され、上死点位
置演算手段28に入力される。この信号は圧縮室17に
面したピストン14の上端位置を示しており、これをA
とする。電源投入直後はAを0とする。
【0071】つぎに、ステップ403において、上死点
位置演算手段28内で図12のサイクル1aに示すよう
にピストン14の上端位置の最大値である上死点位置B
を算出する。
【0072】ステップ404とステップ405におい
て、上死点位置比較手段29からの上死点位置Bとあら
かじめ設定された上死点基準値Cの差である上死点位置
比較信号により、上死点基準値Cの方が上死点位置Bよ
り大きい場合はステップ406に進み、図12のサイク
ル42bに示すように波形記憶手段41が記憶する出力
電圧波形の振幅を基準電圧Dだけ大きくするように波形
生成手段B43が前記ベースドライブ回路26に波形信
号を出力する。
【0073】また、上死点基準値Cと上死点位置Bが同
じ場合はステップ407に進み、図12のサイクル44
bに示すようにインバータ出力電圧Vは現在出力電圧を
保持する。
【0074】また、上死点基準値Cの方が上死点位置B
より小さい場合はステップ408に進み、図12のサイ
クル46bに示すように、インバータ出力電圧Vを基準
電圧Dだけ小さくするように波形生成手段B43がベー
スドライブ回路26に波形信号を出力する。
【0075】したがって、この実施例の場合、波形記憶
手段41が記憶する出力電圧波形により振動型圧縮機1
0の1周期内の負荷が大きい期間は前記インバータ回路
25の出力電圧の振幅を大きくし、1周期内の負荷が小
さい期間はインバータ回路25の出力電圧の振幅を小さ
くすることにより、振動型圧縮機10の1周期内の負荷
トルクに応じた駆動トルクを発生させて高効率化を実現
できる。
【0076】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、吸入弁と吐出弁が設けられた筒
状体のシリンダと、前記シリンダ周囲に環状に配設され
た磁石と、前記磁石に対向して設置するとともに前記磁
石に作用して前記シリンダの軸方向に移動するコイル
と、前記コイルに連結され前記シリンダ内を軸方向に移
動するピストンと、前記ピストンに連結した共振バネ
と、前記ピストンの軸方向に連結した変位検知器と、交
流電力を直流電力に変換するコンバータ回路と、トラン
ジスタ等をスイッチングすることによって直流を交流に
変換し前記コイルに電圧印加するインバータ回路と、前
記変位検知器からのピストン位置信号からピストンの上
死点位置を演算する上死点位置演算手段と、前記上死点
位置とあらかじめ設定した上死点基準値との差である上
死点位置比較信号を出力する上死点位置比較手段と、前
記上死点位置比較信号により前記上死点位置より前記上
死点基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路の出
力電圧をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加さ
せ、前記上死点位置より前記上死点基準値の方が小さい
場合、前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少さ
せるインバータ制御手段Aとを設けることにより、外気
温,電源電圧,負荷の外部条件が変化しても、前記上死
点位置より前記上死点基準値の方が大きい場合、前記イ
ンバータ回路の出力電圧を前記あらかじめ設定した基準
電圧値分ずつ増加させ、前記上死点基準値の方が小さい
場合、前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少さ
せて、前記ピストンの上死点を常に基準位置に保持する
ことにより、前記ピストンのオーバーストロークによる
弁の破損を防止することができる。
【0077】また、請求項2記載の発明によれば、実施
例1の構成を基本に、ピストンの上死点位置と上死点基
準位置との差の大小に応じて、複数の基準電圧から最適
基準電圧を選択しインバータ回路の出力電圧を増減させ
るので、外気温,電源電圧,負荷の外部条件変化が大き
い場合でも、迅速に前記上死点位置を前記上死点基準位
置に合わせることができるため、ピストンのオーバース
トロークによる弁の破損を防止できるとともに、冷却効
果をあげることができる。
【0078】また、請求項3記載の発明によれば、吸入
弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリ
ンダ周囲に環状に配設された磁石と、前記磁石に対向し
て設置するとともに前記磁石に作用して前記シリンダの
軸方向に移動するコイルと、前記コイルに連結され前記
シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、前記ピスト
ンに連結した共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結
した変位検知器と、交流電力を直流電力に変換するコン
バータ回路と、トランジスタ等をスイッチングすること
によって直流を交流に変換し前記コイルに電圧印加する
インバータ回路と、前記変位検知器からのピストン位置
信号からピストンの上死点位置を演算する上死点位置演
算手段と、前記上死点位置とあらかじめ設定した上死点
基準値との差である上死点位置比較信号を出力する上死
点位置比較手段と、前記ピストン位置信号からピストン
のストロークを演算するストローク演算手段と、前記ピ
ストンのストローク基準値を設定するストローク基準値
設定手段と、前記ストロークと前記ストローク基準値と
の差であるストローク比較信号を出力するストローク比
較手段と、前記上死点位置比較信号により前記上死点位
置より前記上死点基準値の方が大きい場合、前記インバ
ータ回路の圧縮期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ
設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前記上死点位置よ
り前記上死点基準値の方が小さい場合、前記圧縮期間の
出力電圧最大値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分
ずつ減少させるとともに、前記ストローク比較信号によ
り前記ストロークより前記ストローク基準値の方が大き
い場合、前記インバータ回路の膨張期間の出力電圧最大
値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加さ
せ、前記ストロークより前記ストローク基準値の方が小
さい場合、膨張期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ
設定した基準電圧値分ずつ減少させるインバータ制御手
段Bとを設けることにより、外気温,電源電圧,負荷の
外部条件が変化しても、前記上死点位置比較信号により
前記上死点位置より前記上死点基準値の方が大きい場
合、前記インバータ回路の圧縮期間の出力電圧最大値を
前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前
記上死点位置より前記上死点基準値の方が小さい場合、
前記圧縮期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定し
た基準電圧値分ずつ減少させて前記ピストンの上死点を
常に前記上死点基準位置に保持するとともに、前記スト
ローク比較信号により前記ストロークより前記ストロー
ク基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路の膨張
期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定した基準電
圧値分ずつ増加させ、前記ストロークより前記ストロー
ク基準値の方が小さい場合、膨張期間の出力電圧最大値
を前記あらかじめ設定した基準電圧値分づす減少させる
ことにより前記ピストンのストロークを常に前記ストロ
ーク基準値に保持し、かつ前記ストローク基準値を可変
できるため、ピストンのオーバーストロークによる弁の
破損を防止するとともに、冷凍能力の可変制御が可能と
なる。
【0079】また、請求項4記載の発明によれば、吸入
弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記シリ
ンダ周囲に環状に配設された磁石と、前記磁石に対向し
て設置するとともに前記磁石に作用して前記シリンダの
軸方向に移動するコイルと、前記コイルに連結され前記
シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、前記ピスト
ンに連結した共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結
した変位検知器と、交流電力を直流電力に変換するコン
バータ回路と、トランジスタ等をスイッチングすること
によって直流を交流に変換し前記コイルに電圧印加する
インバータ回路と、前記ピストン移動1周期内の負荷が
大きい期間は前記インバータ回路の出力電圧の振幅を大
きくし、1周期内の負荷が小さい期間は前記インバータ
回路の出力電圧の振幅を小さくする出力電圧波形を記憶
させる波形記憶手段と波形生成手段とともに、前記上死
点位置比較信号により前記上死点位置より前記上死点基
準値の方が大きい場合、前記出力電圧振幅をあらかじめ
設定した基準電圧値分ずつ増加させ、前記上死点位置よ
り前記上死点基準値の方が小さい場合、前記あらかじめ
設定した基準電圧値分ずつ減少させるインバータ制御手
段Cとを設けることにより、前記波形記憶手段が記憶す
る出力電圧波形により前記ピストン運動の1周期内の負
荷が大きい期間は前記インバータ回路の出力電圧の振幅
を大きくし、1周期内の負荷が小さい期間は前記インバ
ータ回路の出力電圧の振幅を小さくすることを波形生成
手段Bからベースドライブ回路を介して前記ピストン運
動の1周期内の負荷トルクと駆動トルクを一致させ、ピ
ストンのオーバーストロークによる弁破損を防止すると
ともに、圧縮機の信頼性の向上とあわせ冷却性能の高効
率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す振動型圧縮機の断面図
【図2】本発明の実施例1を示す振動型圧縮機の電気回
路図
【図3】同動作フローチャート
【図4】同動作タイミングチャート
【図5】本発明の実施例2を示す振動型圧縮機の電気回
路図
【図6】同動作フローチャート
【図7】本発明の実施例3を示す振動型圧縮機の電気回
路図
【図8】同フローチャート
【図9】同動作タイミングチャート
【図10】本発明の実施例4を示す振動型圧縮機の電気
回路図
【図11】同動作フローチャート
【図12】同動作タイミングチャート
【図13】従来の振動形圧縮機搭載の冷凍サイクルと制
御装置構成図
【符号の説明】
10 振動型圧縮機 11 シリンダ 12 永久磁石 13 環状コイル 14 ピストン 15 吸入弁 16 吐出弁 17 圧縮室 20 共振バネ 21 変位検知器 23 コンバータ回路 25 インバータ回路 26 ベースドライブ回路 28 上死点位置演算手段 29 上死点位置比較手段 30 インバータ制御手段A 32 基準電圧記憶手段A 33 基準電圧記憶手段B 34 基準電圧選択手段 35 ストローク演算手段 36 ストローク基準値設定手段 37 ストローク比較手段 38 圧縮期間波形生成手段 39 膨張期間波形生成手段 40 インバータ制御手段B 41 波形記憶手段 42 インバータ制御手段C 43 波形生成手段B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ周囲に環状に配設された磁石
    と、前記磁石に対向して設置するとともに前記磁石に作
    用して前記シリンダの軸方向に移動するコイルと、前記
    コイルに連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記ピストンに連結した共振バネと、前記ピ
    ストンの軸方向に連結した変位検知器と、交流電力を直
    流電力に変換するコンバータ回路と、トランジスタ等を
    スイッチングすることによって直流を交流に変換し前記
    コイルに電圧印加するインバータ回路と、前記変位検知
    器からのピストン位置信号からピストンの上死点位置を
    演算する上死点位置演算手段と、前記上死点位置とあら
    かじめ設定した上死点基準値との差である上死点位置比
    較信号を出力する上死点位置比較手段と、前記上死点位
    置比較信号により前記上死点位置より前記上死点基準値
    の方が大きい場合、前記インバータ回路の出力電圧をあ
    らかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加させ、逆に前記
    上死点位置より前記上死点基準値の方が小さい場合、前
    記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少させるイン
    バータ制御手段Aとから構成した振動型圧縮機。
  2. 【請求項2】 上死点と上死点基準値との差の大小に応
    じて、基準電圧を選択できるようにそれぞれ異なった基
    準電圧を記憶する複数の基準電圧記憶手段と、上死点位
    置比較信号により最適な基準電圧を選択する基準電圧選
    択手段とを具備し、上死点位置比較信号により前記基準
    電圧記憶手段と前記基準電圧選択手段を介してインバー
    タ回路の出力電圧を増加、または減少させるインバータ
    制御手段Aとから構成した請求項1記載の振動型圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ周囲に環状に配設された磁石
    と、前記磁石に対向して設置するとともに前記磁石に作
    用して前記シリンダの軸方向に移動するコイルと、前記
    コイルに連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記ピストンに連結した共振バネと、前記ピ
    ストンの軸方向に連結した変位検知器と、交流電力を直
    流電力に変換するコンバータ回路と、トランジスタ等を
    スイッチングすることによって直流を交流に変換し前記
    コイルに電圧印加するインバータ回路と、前記変位検知
    器からのピストン位置信号からピストンの上死点位置を
    演算する上死点位置演算手段と、前記上死点位置とあら
    かじめ設定した上死点基準値との差である上死点位置比
    較信号を出力する上死点位置比較手段と、前記ピストン
    位置信号からピストンのストロークを演算するストロー
    ク演算手段と、前記ピストンのストローク基準値を設定
    するストローク基準値設定手段と、前記ストロークと前
    記ストローク基準値との差であるストローク比較信号を
    出力するストローク比較手段と、前記上死点位置比較信
    号により前記上死点位置より前記上死点基準値の方が大
    きい場合、前記インバータ回路の圧縮期間の出力電圧最
    大値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加さ
    せ、逆に前記上死点位置より前記上死点基準値の方が小
    さい場合、前記圧縮期間の出力電圧最大値を前記あらか
    じめ設定した基準電圧値分ずつ減少させるとともに、前
    記ストローク比較信号により前記ストロークより前記ス
    トローク基準値の方が大きい場合、前記インバータ回路
    の膨張期間の出力電圧最大値を前記あらかじめ設定した
    基準電圧値分ずつ増加させ、逆に前記ストロークより前
    記ストローク基準値の方が小さい場合、膨張期間の出力
    電圧最大値を前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ
    減少させるインバータ制御手段Bとから構成した振動型
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシ
    リンダと、前記シリンダ周囲に環状に配設された磁石
    と、前記磁石に対向して設置するとともに前記磁石に作
    用して前記シリンダの軸方向に移動するコイルと、前記
    コイルに連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記ピストンに連結した共振バネと、前記ピ
    ストンの軸方向に連結した変位検知器と、交流電力を直
    流電力に変換するコンバータ回路と、トランジスタ等を
    スイッチングすることによって直流を交流に変換し前記
    コイルに電圧印加するインバータ回路と、前記ピストン
    移動1周期内の負荷が大きい期間は前記インバータ回路
    の出力電圧の振幅を大きくし、1周期内の負荷が小さい
    期間は前記インバータ回路の出力電圧の振幅を小さくす
    る出力電圧波形を記憶させる波形記憶手段と波形生成手
    段とともに、前記上死点位置比較信号により前記上死点
    位置より前記上死点基準値の方が大きい場合、前記出力
    電圧振幅をあらかじめ設定した基準電圧値分ずつ増加さ
    せ、前記上死点位置より前記上死点基準値の方が小さい
    場合、前記あらかじめ設定した基準電圧値分ずつ減少さ
    せるインバータ制御手段Cとから構成した振動型圧縮
    機。
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