JPH09195420A - 木造住宅の耐力壁 - Google Patents

木造住宅の耐力壁

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JPH09195420A
JPH09195420A JP697496A JP697496A JPH09195420A JP H09195420 A JPH09195420 A JP H09195420A JP 697496 A JP697496 A JP 697496A JP 697496 A JP697496 A JP 697496A JP H09195420 A JPH09195420 A JP H09195420A
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JP
Japan
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opening
plate material
outer structural
structural plate
notches
Prior art date
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Pending
Application number
JP697496A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumitsu Yashiro
春光 八代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIKARI KENSETSU KK
Original Assignee
HIKARI KENSETSU KK
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Publication date
Application filed by HIKARI KENSETSU KK filed Critical HIKARI KENSETSU KK
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Publication of JPH09195420A publication Critical patent/JPH09195420A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木造住宅の壁構造において、開口を形成する
柱、土台、梁等に切込みを形成し、該切込み内に外側構
造用板材をはめ込むことにより外側構造用板材の強度を
より有効に活用できる耐力壁を提供する。 【解決手段】柱、土台、梁(胴差し)または横架材によ
り枠組され、その中央部に壁を形成するための開口が設
けられた躯体に対し、該開口を塞ぐように室外側から当
てられ、周辺の縁部において該躯体に固定される板状の
外側構造用板材を備えた木造住宅において、前記開口を
形成する柱、土台、梁または横架材の開口周囲に、前記
外側構造用板材の周縁と所定幅で重なり合うとともに、
前記外側構造用板材の板厚に略等しい深さの切込みを形
成し、前記切込みに、前記外側構造用板材の周縁を嵌合
させ、クギ等の固定手段により前記外側構造用板材を前
記開口を形成する柱、土台、梁または横架材に固定して
耐力壁を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造住宅の耐力壁に関
するものであり、さらに、詳細には、木造住宅の外側構
造用板材を木造住宅の強度部材として利用した木造住宅
の耐力壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の木造住宅の一般的な外側構造用板
材の取り付け法を図面を参照して説明すると、図3は従
来の木造住宅の外側構造用板材(コンパネ)の取り付け
工法を示す斜視図であり、図4は同正面図である。図に
おいて、1は柱、2は土台、3は梁または胴差し、4は
横架材、5は外側構造用板材(コンパネ)、6は間柱、
7は筋違いであり、一般的に、柱1、土台2、梁3又は
横架材4によって形成された開口には、室外側から外側
構造用板材5を当て釘8等により固定して開口を塞ぐよ
うにしてあり、また、躯体は筋違い等によって補強され
躯体が歪まないように軸組されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
法で軸組された躯体では、地震や台風等の際の強い水平
力が付加された場合には、外側構造用板材と開口周縁と
の固定が釘のみで行われているため十分な耐力を発揮す
ることが出来ず、また、筋違いによる補強も不十分とな
り、柱や梁などが損傷してしまうという問題が明らかに
なってきた。さらに、躯体の歪み等が原因で外側構造用
板材に設けたモルタル等にひびが入り、外観が悪く成る
上に、ひびの部分から漏水が生じたりする問題もある。
【0004】そこで、本発明は、木造住宅の壁構造にお
いて、開口を形成する柱、土台、梁等に切込みを形成
し、該切込み内に外側構造用板材をはめ込むことにより
外側構造用板材の強度をより有効に活用できる耐力壁を
提供し、上記問題点を解決せんとするものである。この
耐力壁では、外側構造用板材自身が開口周辺の切込み内
にはめ込まれるため、外力を外側構造用板材の全周にわ
たって受けることになり、外側構造用板材の強度を有効
に活用することができる。また、外側構造用板材が軸組
の歪み等を防止できるため、軸組の狂い等も解消するこ
とができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、柱、土台、梁(胴差し)または横
架材により枠組され、その中央部に壁を形成するための
開口が設けられた躯体に対し、該開口を塞ぐように室外
側から当てられ、周辺の縁部において該躯体に固定され
る板状の外側構造用板材を備えた木造住宅において、前
記開口を形成する柱、土台、梁または横架材の開口周囲
に、前記外側構造用板材の周縁と所定幅で重なり合うと
ともに、前記外側構造用板材の板厚に略等しい深さの切
込みを形成し、前記切込みに、前記外側構造用板材の周
縁を嵌合させ、クギ等の固定手段により前記外側構造用
板材を前記開口を形成する柱、土台、梁または横架材に
固定したことを特徴とする木造住宅の耐力壁である。
【0006】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る木造住
宅の耐力壁の斜視図、図2は図1中のA−A断面図であ
る。なお、上記した従来構造と同じ部材には同じ符号を
使用して説明する。
【0007】図において、1は柱、2は土台、3は梁ま
たは胴差し、4は横架材、5は外側構造用板材(コンパ
ネ)、6は間柱、7は筋違いであり、本例でも前記従来
構造と同様に柱1、土台2、梁3又は横架材4等によっ
て開口が形成されている。
【0008】開口の周囲を形成する柱1、土台2、梁ま
たは胴差し3、横架材4には、図2に示す如く外側構造
用板材と所定幅Wで重なり合うとともに、前記外側構造
用板材の板厚Tに略等しい深さの切込み(シャクリ)1
0がそれぞれ形成されており、これらの切込みによっ
て、軸組した後には開口周縁には、外側構造用板材の全
周を嵌め込むことができる嵌め込み部が形成されること
になる。なお、前記柱、土台、梁等に形成する切込み
は、現場においても形成することが可能であるが、予め
工場において加工しておくこともでき、この場合には他
の溝加工などと同時にこの切込みを加工すれば作業手順
上で大変好都合である。
【0009】軸組後、開口全周囲に渡って形成された切
込み10に、外側構造用板材(コンパネ)を嵌め込む
(シャクリ込み)と、外側構造用板材の外面と柱、土
台、梁等の面と略面一になり、さらに、外側構造用板材
の全周囲がほぼ隙間のない状態でキッチリと切込み10
内に嵌め込まれることになる。この状態で釘を打ち込み
柱、土台、梁、横架材に外側構造用板材を固定する。ま
た間柱6および筋違い7は前記切り込みに突出しないよ
うに取り付けられ、外側構造用板材はこの間柱や筋違い
にも釘で固定される。こうして形成された外側構造用板
材の外側には、従来工法によってモルタル壁等が形成さ
れることになる。
【0010】上述したように本発明は、軸組する前の
柱、土台、梁等に、予め、外側構造用板材を嵌め込むた
めの切込みを形成しておき、軸組後に開口全周囲に渡っ
て形成された切込み内に外側構造用板材をきっちりと嵌
め込む構造としたため、地震や台風などによって作用す
る様々な方向の力を外側構造用板材の全周囲によって受
けることができ、構造物の強度アップに寄与することが
できる。また、外側構造用板材が従来の筋違いの役割を
果たすとともに外側構造用板材を柱、土台、胴差し、筋
違い、間柱にも釘でとめるためにカスガイ、筋かいプレ
ートの役割を果たすことになり、梁の撓みや軸組の歪み
なども発生しにくくなり、木造住宅の耐久性が向上す
る。
【0011】さらに、上記例は、木造住宅において外側
構造用板材を取り付ける必要のあるあらゆる部分の開口
に適用することができ、例えば、窓枠の上部、下部等に
本例の耐力壁を採用した場合には、窓枠の変形がなくな
り、建築後に窓の滑りが悪くなどの不具合も解消でき
る。
【0012】また、本発明はその精神また主要な特徴か
ら逸脱することなく、他の色々な形で実施することがで
き、そのため前述の実施の形態は単なる例示に過ぎず、
限定的に解釈してはならない。更に特許請求の範囲の均
等範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のもの
である。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
木造住宅の耐力壁は、木造住宅の軸組の歪みや変形を防
止できるとともに、軸組そのものの強度の向上できるた
め、地震や台風による強い横揺れや縦揺れに対して抵抗
力のある強固な家作りをすることができるという優れた
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木造住宅の耐力壁の斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の木造住宅の外側構造用板材の取り付け説
明図である。
【図4】図3の正面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 土台 3 梁または胴差し 4 横架材 5 外側構造用板材(コンパネ) 6 間柱 7 筋違い 8 釘 10 切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 601 E04B 2/56 601B 604 604F 611 611C 622 622B 622K 643 643A 651 651D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱、土台、梁(胴差し)または横架材によ
    り枠組され、その中央部に壁を形成するための開口が設
    けられた躯体に対し、該開口を塞ぐように室外側から当
    てられ、周辺の縁部において該躯体に固定される板状の
    外側構造用板材を備えた木造住宅において、 前記開口を形成する柱、土台、梁または横架材の開口周
    囲に、前記外側構造用板材の周縁と所定幅で重なり合う
    とともに、前記外側構造用板材の板厚に略等しい深さの
    切込みを形成し、 前記切込みに、前記外側構造用板材の周縁を嵌合させ、
    クギ等の固定手段により前記外側構造用板材を前記開口
    を形成する柱、土台、梁または横架材に固定したことを
    特徴とする木造住宅の耐力壁。
JP697496A 1996-01-19 1996-01-19 木造住宅の耐力壁 Pending JPH09195420A (ja)

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JP697496A JPH09195420A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 木造住宅の耐力壁

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JPH09195420A true JPH09195420A (ja) 1997-07-29

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JP697496A Pending JPH09195420A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 木造住宅の耐力壁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224581A (ja) * 2013-08-06 2013-10-31 Shinshu Univ 木質系建物の高剛性耐力壁装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681411A (ja) * 1993-04-08 1994-03-22 Shoji Matsuzawa 耐力壁パネルおよびパネルの縦枠部材を構成要素とする複合柱 を軸組構法に組込んで構築した木造建物ならびにその構築方法

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681411A (ja) * 1993-04-08 1994-03-22 Shoji Matsuzawa 耐力壁パネルおよびパネルの縦枠部材を構成要素とする複合柱 を軸組構法に組込んで構築した木造建物ならびにその構築方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013224581A (ja) * 2013-08-06 2013-10-31 Shinshu Univ 木質系建物の高剛性耐力壁装置

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Effective date: 19980630