JPH09195092A - 連続電解装置 - Google Patents
連続電解装置Info
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- JPH09195092A JPH09195092A JP1947796A JP1947796A JPH09195092A JP H09195092 A JPH09195092 A JP H09195092A JP 1947796 A JP1947796 A JP 1947796A JP 1947796 A JP1947796 A JP 1947796A JP H09195092 A JPH09195092 A JP H09195092A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 メッキ被膜を均一に形成することができ、メ
ッキ被膜の析出速度を低下させることなく低いコストで
連続的にメッキを行うことなうことができる連続電気メ
ッキ装置を提供する。 【解決手段】 導電性のチェーン18に対して、端部3
1Bに保持ローラ33を回転可能に支持した導電性の一
対の保持枠からなる保持治具30を取り付け、放熱板P
の下端縁を案内レール20の案内溝20Aにて案内支持
しつつ、且つ、放熱板Pの左右両端縁を各保持ローラ3
3の保持溝33Aを介して接触保持しつつ保持治具30
を移動させるとともに、チェーン18が移動する経路中
の複数箇所にて揺動部Aを設けることにより、放熱板P
のニッケル電気メッキ中に、保持治具30の全体が上方
に移動され、これに伴って各保持ローラ33は放熱板P
の左右両側端縁との接触箇所を上方へ連続的に変化する
ように構成する。
ッキ被膜の析出速度を低下させることなく低いコストで
連続的にメッキを行うことなうことができる連続電気メ
ッキ装置を提供する。 【解決手段】 導電性のチェーン18に対して、端部3
1Bに保持ローラ33を回転可能に支持した導電性の一
対の保持枠からなる保持治具30を取り付け、放熱板P
の下端縁を案内レール20の案内溝20Aにて案内支持
しつつ、且つ、放熱板Pの左右両端縁を各保持ローラ3
3の保持溝33Aを介して接触保持しつつ保持治具30
を移動させるとともに、チェーン18が移動する経路中
の複数箇所にて揺動部Aを設けることにより、放熱板P
のニッケル電気メッキ中に、保持治具30の全体が上方
に移動され、これに伴って各保持ローラ33は放熱板P
の左右両側端縁との接触箇所を上方へ連続的に変化する
ように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状の被処理物
(金属板)に対して電解処理(メッキあるいはエッチン
グ)を連続的に行う連続電解装置に関し、特に、電解処
理中に被処理物の表面に対して未処理部(治具跡や電極
跡)を残存させることなく、被処理物の表面全体に渡っ
て均一に処理することが可能な連続電解装置に関するも
のである。尚、以下の説明においては、メッキ処理を例
に挙げて説明する。
(金属板)に対して電解処理(メッキあるいはエッチン
グ)を連続的に行う連続電解装置に関し、特に、電解処
理中に被処理物の表面に対して未処理部(治具跡や電極
跡)を残存させることなく、被処理物の表面全体に渡っ
て均一に処理することが可能な連続電解装置に関するも
のである。尚、以下の説明においては、メッキ処理を例
に挙げて説明する。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的小さな金属板等の被メ
ッキ物の表面全体に対して均一なメッキを施すについて
は各種のメッキ方法が提案されている。例えば、プラス
チックのバスケット容器内に被メッキ物を入れ、容器を
メッキ槽に浸漬するとともに容器内の被メッキ物に接触
するように陰極を設けて回転させながら電気を通ずるこ
とにより被メッキ物に電気メッキを施すバレルメッキ法
が知られている。かかるバレルメッキ法によれば、一度
に多量の被メッキ物にメッキ処理を行うことができ、低
いコストで被メッキ物のメッキ処理を行うことが可能で
ある。
ッキ物の表面全体に対して均一なメッキを施すについて
は各種のメッキ方法が提案されている。例えば、プラス
チックのバスケット容器内に被メッキ物を入れ、容器を
メッキ槽に浸漬するとともに容器内の被メッキ物に接触
するように陰極を設けて回転させながら電気を通ずるこ
とにより被メッキ物に電気メッキを施すバレルメッキ法
が知られている。かかるバレルメッキ法によれば、一度
に多量の被メッキ物にメッキ処理を行うことができ、低
いコストで被メッキ物のメッキ処理を行うことが可能で
ある。
【0003】また、金属イオン、還元剤等を含有するメ
ッキ液中に被メッキ物を浸漬して化学的に被メッキ物の
表面にメッキ被膜を形成する無電解メッキ法も知られて
いる。かかる無電解メッキ法によれば、析出金属がメッ
キ反応の触媒となって反応が進行することから、被メッ
キ物の表面に析出されるメッキ被膜のメッキ厚を自在に
設定することができ、メッキ被膜のメッキ厚のばらつき
を小さくすることが可能である。
ッキ液中に被メッキ物を浸漬して化学的に被メッキ物の
表面にメッキ被膜を形成する無電解メッキ法も知られて
いる。かかる無電解メッキ法によれば、析出金属がメッ
キ反応の触媒となって反応が進行することから、被メッ
キ物の表面に析出されるメッキ被膜のメッキ厚を自在に
設定することができ、メッキ被膜のメッキ厚のばらつき
を小さくすることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
レルメッキ法では、バスケット容器を回転させながらメ
ッキを行う関係上、メッキ中に被メッキ物同士が衝突し
て被メッキ物のメッキ被膜表面に傷が付き易いとう問題
がある。また、前記無電解メッキ法では、一般に、被メ
ッキ物表面へのメッキ被膜の析出速度が遅いことから、
効率良く被メッキ物のメッキ処理を行うことは困難であ
り、また、メッキ液自体が非常に高価でありメッキコス
ト上においても難点が残存するものである。
レルメッキ法では、バスケット容器を回転させながらメ
ッキを行う関係上、メッキ中に被メッキ物同士が衝突し
て被メッキ物のメッキ被膜表面に傷が付き易いとう問題
がある。また、前記無電解メッキ法では、一般に、被メ
ッキ物表面へのメッキ被膜の析出速度が遅いことから、
効率良く被メッキ物のメッキ処理を行うことは困難であ
り、また、メッキ液自体が非常に高価でありメッキコス
ト上においても難点が残存するものである。
【0005】そこで、前記バレルメッキ法や無電解メッ
キ法の問題点を解消すべく、被メッキ物を所定の治具を
介して掴みながら、被メッキ物を治具と共にメッキ槽に
浸漬してメッキを行う、所謂、掴み治具メッキ法が考え
られる。かかる掴み治具メッキ法によれば、被メッキ物
表面に傷が付き難く、また、安価なメッキ液を使用して
メッキ被膜の析出速度を速くすることが可能となる。
キ法の問題点を解消すべく、被メッキ物を所定の治具を
介して掴みながら、被メッキ物を治具と共にメッキ槽に
浸漬してメッキを行う、所謂、掴み治具メッキ法が考え
られる。かかる掴み治具メッキ法によれば、被メッキ物
表面に傷が付き難く、また、安価なメッキ液を使用して
メッキ被膜の析出速度を速くすることが可能となる。
【0006】しかし、前記掴み治具メッキ法では、被メ
ッキ物を治具で掴む関係上、治具にて掴まれる被メッキ
物の接触部分にはメッキ被膜が形成されず、メッキ被膜
が未着となってしまう。これを防止するには、メッキの
途中で被メッキ物と治具との接触部分を変えるべく治具
の掴み代えが必要となり、これによりメッキ工程が複雑
化してしまうとともに、メッキ工程の自動化が困難なも
のとなる。この結果、メッキ処理の製造コストが高くな
り、量産に適応できなくなる問題がある。
ッキ物を治具で掴む関係上、治具にて掴まれる被メッキ
物の接触部分にはメッキ被膜が形成されず、メッキ被膜
が未着となってしまう。これを防止するには、メッキの
途中で被メッキ物と治具との接触部分を変えるべく治具
の掴み代えが必要となり、これによりメッキ工程が複雑
化してしまうとともに、メッキ工程の自動化が困難なも
のとなる。この結果、メッキ処理の製造コストが高くな
り、量産に適応できなくなる問題がある。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、電解処理処理中に被処理物の表
面に対して未処理部を残存させることなく、被処理物の
表面全体に渡って均一に電解処理を行うことができ、ま
た、電解処理速度を低下させることなく低いコストで連
続的に被処理物の電解処理を行うことができる連続電解
装置を提供することを目的とする。特に、本装置をメッ
キ処理に適用するについて、メッキ中に被メッキ物の表
面に対してメッキ被膜の未着部を残存させることなく、
被メッキ物の表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成
することができ、また、メッキ被膜の析出速度を低下さ
せることなく低いコストで連続的に被メッキ物のメッキ
を行うことなうことができる連続電気メッキ装置を提供
することを目的とする。
になされたものであり、電解処理処理中に被処理物の表
面に対して未処理部を残存させることなく、被処理物の
表面全体に渡って均一に電解処理を行うことができ、ま
た、電解処理速度を低下させることなく低いコストで連
続的に被処理物の電解処理を行うことができる連続電解
装置を提供することを目的とする。特に、本装置をメッ
キ処理に適用するについて、メッキ中に被メッキ物の表
面に対してメッキ被膜の未着部を残存させることなく、
被メッキ物の表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成
することができ、また、メッキ被膜の析出速度を低下さ
せることなく低いコストで連続的に被メッキ物のメッキ
を行うことなうことができる連続電気メッキ装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る連続電解装置は、電源と、電解液を充填し
た電解槽内に配置されるとともに電源の一方の極に接続
される金属と、被処理物を案内支持する案内部材と、案
内部材を介して被処理物を案内しつつ被処理物における
端縁にて接触するとともに被処理物を保持する導電性保
持部材と、被処理物を電解槽内に浸漬した状態で保持部
材を移動させるとともに電源の他方の極に接続されて保
持部材に保持される導電性移動部材と、保持部材を移動
させている間に移動部材を上下に揺動させる揺動手段と
を備えた構成を有する。
本発明に係る連続電解装置は、電源と、電解液を充填し
た電解槽内に配置されるとともに電源の一方の極に接続
される金属と、被処理物を案内支持する案内部材と、案
内部材を介して被処理物を案内しつつ被処理物における
端縁にて接触するとともに被処理物を保持する導電性保
持部材と、被処理物を電解槽内に浸漬した状態で保持部
材を移動させるとともに電源の他方の極に接続されて保
持部材に保持される導電性移動部材と、保持部材を移動
させている間に移動部材を上下に揺動させる揺動手段と
を備えた構成を有する。
【0009】前記構成を有する本発明の連続電解装置で
は、電源の一方の極に接続される金属が配置されるとと
もに電解液が充填された電解槽内で、被処理物が、案内
部材を介して案内されつつ、且つ、保持部材を介して被
処理物の端縁で接触されて保持されつつ、移動部材によ
り移動される。かかる被処理物の移動中、移動部材は揺
動手段を介して上下に揺動されるので、保持部材と被処
理物との接触箇所は、被処理物の端縁において連続的に
変化される。これにより、電解処理中に被処理物の表面
に対して未処理部が残存されることは全くない。従っ
て、被処理物の表面全体に渡って均一に電解処理を行う
ことが可能となり、また、電解処理の特性上、電解の処
理速度を低下させることなく低いコストで連続的に被処
理物の電解処理を行うことなうことが可能となる。
は、電源の一方の極に接続される金属が配置されるとと
もに電解液が充填された電解槽内で、被処理物が、案内
部材を介して案内されつつ、且つ、保持部材を介して被
処理物の端縁で接触されて保持されつつ、移動部材によ
り移動される。かかる被処理物の移動中、移動部材は揺
動手段を介して上下に揺動されるので、保持部材と被処
理物との接触箇所は、被処理物の端縁において連続的に
変化される。これにより、電解処理中に被処理物の表面
に対して未処理部が残存されることは全くない。従っ
て、被処理物の表面全体に渡って均一に電解処理を行う
ことが可能となり、また、電解処理の特性上、電解の処
理速度を低下させることなく低いコストで連続的に被処
理物の電解処理を行うことなうことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連続電気メッ
キ装置について、本発明を具体化した実施例に基づき図
面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、メッキ装置の全
体構成について図1、図2に基づき概説する。図1はメ
ッキ装置の平面図、図2はメッキ装置の側面図である。
キ装置について、本発明を具体化した実施例に基づき図
面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、メッキ装置の全
体構成について図1、図2に基づき概説する。図1はメ
ッキ装置の平面図、図2はメッキ装置の側面図である。
【0011】図1、図2において、メッキ装置1は、半
導体パッケージに搭載されて半導体チップから発生する
熱を外方に放散する作用を行う被メッキ物としての後述
する放熱板P(2.4cm×2.4cm程度の大きさを
有する)等に対して、連続的にニッケルメッキを行う装
置であり、底板2上に載置された装置フレーム3を備え
ている。装置フレーム3は上板4及び下板5を有し、上
板4と下板5とは8本の支柱6(図2中には4本の支柱
7のみを示す)を介して相互に連結されている。上板4
上には、処理順序に従ってメッキ装置1の左側から順に
放熱板投入部7(図1参照)、第1前処理部8、第2前
処理部9、メッキ処理部10、後処理部11、及び、放
熱板取出部12が連続して設けられている。
導体パッケージに搭載されて半導体チップから発生する
熱を外方に放散する作用を行う被メッキ物としての後述
する放熱板P(2.4cm×2.4cm程度の大きさを
有する)等に対して、連続的にニッケルメッキを行う装
置であり、底板2上に載置された装置フレーム3を備え
ている。装置フレーム3は上板4及び下板5を有し、上
板4と下板5とは8本の支柱6(図2中には4本の支柱
7のみを示す)を介して相互に連結されている。上板4
上には、処理順序に従ってメッキ装置1の左側から順に
放熱板投入部7(図1参照)、第1前処理部8、第2前
処理部9、メッキ処理部10、後処理部11、及び、放
熱板取出部12が連続して設けられている。
【0012】ここに、放熱板投入部7には、導電性材料
からなるチェーン18を介して移動される保持治具30
に放熱板Pを連続して投入するロボット(図示せず)が
配置されており、かかるロボットを介して放熱板Pが保
持治具30に順次投入されていく。尚、チェーン18と
保持治具30の構成については後述する。また、第1前
処理部8には、前処理槽13が配置されており、かかる
前処理槽13においては、保持治具30を介して放熱板
Pが移送されている間に、水酸化ナトリウム溶液による
放熱板Pの電解脱脂処理、湯洗処理、水洗処理の各処理
が行われる。更に、第2前処理部9には、前処理槽14
が配置されており、この前処理槽14では、中和処理、
酸処理、水洗処理の各処理が行われる。また、メッキ処
理部10には、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸等
を含有するニッケルメッキ液を充填したメッキ槽15が
配置されており、メッキ槽15においては、後述するよ
うに、放熱板Pに対するニッケル電気メッキ処理、水洗
処理が行われる。更に、後処理部11には後処理槽16
が配置されており、この後処理槽16においては、湯洗
処理、水切り処理、乾燥処理が行われる。また、放熱板
取出部12では、チェーン18を介して保持治具30に
より順次移送されてきた放熱板Pが、保持治具30から
自動的に下方に落下されて連続的にメッキ装置1の外部
に取り出される。
からなるチェーン18を介して移動される保持治具30
に放熱板Pを連続して投入するロボット(図示せず)が
配置されており、かかるロボットを介して放熱板Pが保
持治具30に順次投入されていく。尚、チェーン18と
保持治具30の構成については後述する。また、第1前
処理部8には、前処理槽13が配置されており、かかる
前処理槽13においては、保持治具30を介して放熱板
Pが移送されている間に、水酸化ナトリウム溶液による
放熱板Pの電解脱脂処理、湯洗処理、水洗処理の各処理
が行われる。更に、第2前処理部9には、前処理槽14
が配置されており、この前処理槽14では、中和処理、
酸処理、水洗処理の各処理が行われる。また、メッキ処
理部10には、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸等
を含有するニッケルメッキ液を充填したメッキ槽15が
配置されており、メッキ槽15においては、後述するよ
うに、放熱板Pに対するニッケル電気メッキ処理、水洗
処理が行われる。更に、後処理部11には後処理槽16
が配置されており、この後処理槽16においては、湯洗
処理、水切り処理、乾燥処理が行われる。また、放熱板
取出部12では、チェーン18を介して保持治具30に
より順次移送されてきた放熱板Pが、保持治具30から
自動的に下方に落下されて連続的にメッキ装置1の外部
に取り出される。
【0013】また、上板4の左右両側位置(図2参照)
には、プーリ17が配設されており、各プーリ17間に
は、前記各前処理槽13、14、メッキ槽15、後処理
槽16の上部を通過するとともに、各前処理槽13、1
4、メッキ槽15、後処理槽16の下面側を通過するよ
うに、チェーン18(図1、図2中、その軌跡が1点鎖
線で示されている)が掛装されている。一方のプーリ1
7(図2中、右側のプーリ)は、適宜の減速機構(図示
せず)を介して、上板4における右端の下面に取り付け
られた駆動モータ19に連結されている。これにより、
チェーン18は、駆動モータ19、右側のプーリ17を
介してエンドレス状態で連続的に駆動される。尚、チェ
ーン18の駆動速度は、約7.6cm/Sにセットされ
ている。更に、前記各前処理槽13、14、メッキ槽1
5、後処理槽16の中央部及び下部を通過するように、
案内レール20が下方に配置されている(図1には案内
レール20の端部のみを示す)。案内レール20は、放
熱板Pの下両端縁を案内支持する作用を行うものである
が、その詳細な構成については後述する。
には、プーリ17が配設されており、各プーリ17間に
は、前記各前処理槽13、14、メッキ槽15、後処理
槽16の上部を通過するとともに、各前処理槽13、1
4、メッキ槽15、後処理槽16の下面側を通過するよ
うに、チェーン18(図1、図2中、その軌跡が1点鎖
線で示されている)が掛装されている。一方のプーリ1
7(図2中、右側のプーリ)は、適宜の減速機構(図示
せず)を介して、上板4における右端の下面に取り付け
られた駆動モータ19に連結されている。これにより、
チェーン18は、駆動モータ19、右側のプーリ17を
介してエンドレス状態で連続的に駆動される。尚、チェ
ーン18の駆動速度は、約7.6cm/Sにセットされ
ている。更に、前記各前処理槽13、14、メッキ槽1
5、後処理槽16の中央部及び下部を通過するように、
案内レール20が下方に配置されている(図1には案内
レール20の端部のみを示す)。案内レール20は、放
熱板Pの下両端縁を案内支持する作用を行うものである
が、その詳細な構成については後述する。
【0014】また、装置フレーム3の上板4と下板5と
の間において、前記各前処理槽13、14に対応して前
処理タンク21、メッキ槽15前半部に対応してメッキ
タンク22、及び、メッキ槽15の後半部と後処理槽1
6に対応して後処理タンク23が、それぞれ配置されて
いる。前処理タンク21は電解脱脂処理に使用する水酸
化ナトリウム溶液を順次前処理槽13に循環補充するた
めのものであり、メッキタンク22はメッキ液を順次メ
ッキ槽15に循環補充するためのものであり、また、後
処理タンク23は湯洗処理、水切り処理、乾燥処理が行
われる際の残液を貯留するためのものである。尚、メッ
キ装置1には、操作開始、操作停止等を指令するための
操作盤24、駆動モータ19等の制御を行う制御盤2
5、各種配管、廃液タンク等が配置されるユティリティ
部26(図1参照)が設けられている。
の間において、前記各前処理槽13、14に対応して前
処理タンク21、メッキ槽15前半部に対応してメッキ
タンク22、及び、メッキ槽15の後半部と後処理槽1
6に対応して後処理タンク23が、それぞれ配置されて
いる。前処理タンク21は電解脱脂処理に使用する水酸
化ナトリウム溶液を順次前処理槽13に循環補充するた
めのものであり、メッキタンク22はメッキ液を順次メ
ッキ槽15に循環補充するためのものであり、また、後
処理タンク23は湯洗処理、水切り処理、乾燥処理が行
われる際の残液を貯留するためのものである。尚、メッ
キ装置1には、操作開始、操作停止等を指令するための
操作盤24、駆動モータ19等の制御を行う制御盤2
5、各種配管、廃液タンク等が配置されるユティリティ
部26(図1参照)が設けられている。
【0015】次に、前記駆動モータ19を介して駆動さ
れるチェーン18に取り付けられる保持治具30の構造
について図3及び図4に基づき説明する。図3はチェー
ン18に取り付けられた保持治具を示す説明図、図4は
チェーン18と保持治具の連結構造を示す説明図であ
る。図3、図4において、保持治具30は、正面視で略
縦「コ」字状を有し導電性材料から形成された一対の枠
部材31(図4では、枠部材31の一部が省略して示さ
れている)を有しており、各枠部材31の上部31A
は、図3に示すように、取付板32の下面において平行
な状態で固着されている。また、枠部材31の端部31
Bには、図4に示すように、導電性材料から形成され中
央に保持溝33Aを有する保持ローラ33が回転可能に
支持されており、この保持ローラ33はその保持溝33
Aにより放熱板Pの側端縁を保持する作用を行う。従っ
て、図3、図4に示すように、各枠部材31における保
持ローラ33の保持溝33Aを介して、放熱板Pの左右
両側端縁が接触保持されることとなる。尚、図示されて
いないが、枠部材31の他端においても、同様に、保持
ローラ33が回転可能に支持されている。
れるチェーン18に取り付けられる保持治具30の構造
について図3及び図4に基づき説明する。図3はチェー
ン18に取り付けられた保持治具を示す説明図、図4は
チェーン18と保持治具の連結構造を示す説明図であ
る。図3、図4において、保持治具30は、正面視で略
縦「コ」字状を有し導電性材料から形成された一対の枠
部材31(図4では、枠部材31の一部が省略して示さ
れている)を有しており、各枠部材31の上部31A
は、図3に示すように、取付板32の下面において平行
な状態で固着されている。また、枠部材31の端部31
Bには、図4に示すように、導電性材料から形成され中
央に保持溝33Aを有する保持ローラ33が回転可能に
支持されており、この保持ローラ33はその保持溝33
Aにより放熱板Pの側端縁を保持する作用を行う。従っ
て、図3、図4に示すように、各枠部材31における保
持ローラ33の保持溝33Aを介して、放熱板Pの左右
両側端縁が接触保持されることとなる。尚、図示されて
いないが、枠部材31の他端においても、同様に、保持
ローラ33が回転可能に支持されている。
【0016】前記のように、各枠部材31の上部31A
が取付板32の下面で平行な状態で固着されていること
から、各枠部材31の一端31Bに支持された各保持ロ
ーラ33は、同一水平位置(高さ)に保持される(図3
参照)。ここに、保持ローラ33は、下方に配置された
案内レール20の上方位置し、後述するように案内レー
ル20の上方にて移動可能とされている。また、案内レ
ール20において、案内レール20の上面には案内溝2
0Aが長手方向に沿って形成されている。そして、放熱
板Pは、その下端縁が下方の案内レール20の案内溝2
0Aに遊嵌されることにより、案内溝20Aに沿って移
動可能となるように案内レール20上で案内支持される
ものである。更に、各枠部材31の垂直部31Cの間に
は、引っ張りバネ34が取り付けられており、これより
各枠部材31は、引っ張りバネ34のバネ力を介して相
互に近接する方向に付勢されている。従って、各保持ロ
ーラ33の保持溝33Aは、放熱板Pの両側端縁を確実
に接触保持かることが可能となる。
が取付板32の下面で平行な状態で固着されていること
から、各枠部材31の一端31Bに支持された各保持ロ
ーラ33は、同一水平位置(高さ)に保持される(図3
参照)。ここに、保持ローラ33は、下方に配置された
案内レール20の上方位置し、後述するように案内レー
ル20の上方にて移動可能とされている。また、案内レ
ール20において、案内レール20の上面には案内溝2
0Aが長手方向に沿って形成されている。そして、放熱
板Pは、その下端縁が下方の案内レール20の案内溝2
0Aに遊嵌されることにより、案内溝20Aに沿って移
動可能となるように案内レール20上で案内支持される
ものである。更に、各枠部材31の垂直部31Cの間に
は、引っ張りバネ34が取り付けられており、これより
各枠部材31は、引っ張りバネ34のバネ力を介して相
互に近接する方向に付勢されている。従って、各保持ロ
ーラ33の保持溝33Aは、放熱板Pの両側端縁を確実
に接触保持かることが可能となる。
【0017】また、取付板32の側端部(図4中、左端
部)は、ボルト35とナット36を介して、チェーン1
8に形成された取付片37に固定されている。更に、チ
ェーン18は、メッキ槽15の上方を移動する間に、複
数箇所において高さが変化するように揺動部A(チェー
ン18が上方に揺動する部分と下方に揺動する部分があ
るが、図3中にはチェーン18が上方に揺動する1つの
揺動部Aのみが示されている)が設けられている。これ
により、駆動モータ19を介してチェーン18が、図3
中矢印方向に駆動されると、チェーン18の駆動に従っ
て各保持治具30も矢印方向に移動されることとなる。
このとき、放熱板Pは、その左右両側端縁が各保持ロー
ラ33の保持溝33Aに接触保持されており、また、そ
の下端縁は案内レール20の案内溝20Aにて案内支持
されていることから、案内レール20の案内溝20Aに
沿って矢印方向に移動される。そして、保持治具30が
揺動部Aを通過する際には、保持治具30の全体が上方
に移動され、これに伴って各保持ローラ33はその保持
溝33Aと放熱板Pの左右両側端縁との接触箇所を連続
的に変化しながら、上方に移動される。
部)は、ボルト35とナット36を介して、チェーン1
8に形成された取付片37に固定されている。更に、チ
ェーン18は、メッキ槽15の上方を移動する間に、複
数箇所において高さが変化するように揺動部A(チェー
ン18が上方に揺動する部分と下方に揺動する部分があ
るが、図3中にはチェーン18が上方に揺動する1つの
揺動部Aのみが示されている)が設けられている。これ
により、駆動モータ19を介してチェーン18が、図3
中矢印方向に駆動されると、チェーン18の駆動に従っ
て各保持治具30も矢印方向に移動されることとなる。
このとき、放熱板Pは、その左右両側端縁が各保持ロー
ラ33の保持溝33Aに接触保持されており、また、そ
の下端縁は案内レール20の案内溝20Aにて案内支持
されていることから、案内レール20の案内溝20Aに
沿って矢印方向に移動される。そして、保持治具30が
揺動部Aを通過する際には、保持治具30の全体が上方
に移動され、これに伴って各保持ローラ33はその保持
溝33Aと放熱板Pの左右両側端縁との接触箇所を連続
的に変化しながら、上方に移動される。
【0018】従って、チェーン18の駆動に伴って保持
治具30を、案内レール20との協動により放熱板Pを
保持しながらメッキ槽15内を通過させて放熱板Pの表
面全体にニッケル電気メッキを行う際に、チェーン18
は揺動部Aを介して上方又は下方に移動されることか
ら、これに従って各保持ローラ33も上下に揺動される
ので、各保持ローラ33の保持溝33Aと放熱板Pの両
側端縁との接触箇所が連続的に変化され、これによりメ
ッキ槽15内でのメッキ中に放熱板Pの表面に対してメ
ッキ被膜の未着部が残存されることは全くない。従っ
て、放熱板Pの表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形
成することが可能となり、また、電気メッキの特性上、
メッキ被膜の析出速度を低下させることなく低いコスト
で連続的に被メッキ物のメッキを行うことなうことが可
能となる。
治具30を、案内レール20との協動により放熱板Pを
保持しながらメッキ槽15内を通過させて放熱板Pの表
面全体にニッケル電気メッキを行う際に、チェーン18
は揺動部Aを介して上方又は下方に移動されることか
ら、これに従って各保持ローラ33も上下に揺動される
ので、各保持ローラ33の保持溝33Aと放熱板Pの両
側端縁との接触箇所が連続的に変化され、これによりメ
ッキ槽15内でのメッキ中に放熱板Pの表面に対してメ
ッキ被膜の未着部が残存されることは全くない。従っ
て、放熱板Pの表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形
成することが可能となり、また、電気メッキの特性上、
メッキ被膜の析出速度を低下させることなく低いコスト
で連続的に被メッキ物のメッキを行うことなうことが可
能となる。
【0019】続いて、メッキ槽15内で放熱板Pの表面
全体に渡って電気ニッケルメッキを行う方法について図
5に基づき説明する。図5は放熱板Pに電気ニッケルメ
ッキを行っている状態を模式的に示す説明図である。先
ず、メッキ槽15の構成について説明すると、メッキ液
Lが充填されたメッキ槽15内には、前記のようにチェ
ーン18の駆動に基づき案内レール20及び保持枠31
の保持ローラ33の協動により搬送される放熱板Pの搬
送経路に沿って、その両側には一対のニッケル板38が
配置されており、各ニッケル板38は配線39を介して
電源Vのプラス極に接続されている。これより各ニッケ
ル板38は、電気メッキに際して陽極として作用する。
また、チェーン18は配線40を介して電源Vのマイナ
ス極に接続されている。ここに、チェーン18、保持治
具30の枠部材31、及び、保持ローラ33は、全て導
電性材料から形成されており、従って、保持ローラ33
に保持された放熱板Pは、電気メッキに際して陰極とし
て作用する。更に、案内レール20の下方でメッキ槽1
5の底壁には、発泡管40が配置されており、かかる発
泡管41はそのエア孔42からエアを噴出してメッキ液
Lの攪拌を行うものである。また、メッキ液Lの液面上
方には、遮蔽板43が配置されており、遮蔽板43を介
して放熱板Pの電気メッキ時やメッキ液Lの攪拌時にメ
ッキ液Lがメッキ槽15の外部に漏出することを防止し
ている。
全体に渡って電気ニッケルメッキを行う方法について図
5に基づき説明する。図5は放熱板Pに電気ニッケルメ
ッキを行っている状態を模式的に示す説明図である。先
ず、メッキ槽15の構成について説明すると、メッキ液
Lが充填されたメッキ槽15内には、前記のようにチェ
ーン18の駆動に基づき案内レール20及び保持枠31
の保持ローラ33の協動により搬送される放熱板Pの搬
送経路に沿って、その両側には一対のニッケル板38が
配置されており、各ニッケル板38は配線39を介して
電源Vのプラス極に接続されている。これより各ニッケ
ル板38は、電気メッキに際して陽極として作用する。
また、チェーン18は配線40を介して電源Vのマイナ
ス極に接続されている。ここに、チェーン18、保持治
具30の枠部材31、及び、保持ローラ33は、全て導
電性材料から形成されており、従って、保持ローラ33
に保持された放熱板Pは、電気メッキに際して陰極とし
て作用する。更に、案内レール20の下方でメッキ槽1
5の底壁には、発泡管40が配置されており、かかる発
泡管41はそのエア孔42からエアを噴出してメッキ液
Lの攪拌を行うものである。また、メッキ液Lの液面上
方には、遮蔽板43が配置されており、遮蔽板43を介
して放熱板Pの電気メッキ時やメッキ液Lの攪拌時にメ
ッキ液Lがメッキ槽15の外部に漏出することを防止し
ている。
【0020】前記のように構成されたメッキ装置1によ
り放熱板Pのニッケル電気メッキを行う動作について説
明すると、先ず、操作盤24を介して操作開始が指令さ
れ、これに基づき駆動モータ19の回転駆動が開始され
る。駆動モータ19の回転駆動が行われると、放熱板P
は、放熱板投入部7にてロボットを介して、チェーン1
8により移動されている保持治具30に対して順次連続
して投入される。このように保持治具30に投入された
放熱板Pは、図3や図4に示すように、その下端縁が案
内レール20の案内溝20Aにて案内支持されるととも
に、その左右両端縁が各保持枠31における保持ローラ
33の保持溝33Aにて接触保持されている。従って、
放熱板Pは、このように保持治具30に保持された状態
で、チェーン18の駆動に伴って順次下流側に移動され
ていく。
り放熱板Pのニッケル電気メッキを行う動作について説
明すると、先ず、操作盤24を介して操作開始が指令さ
れ、これに基づき駆動モータ19の回転駆動が開始され
る。駆動モータ19の回転駆動が行われると、放熱板P
は、放熱板投入部7にてロボットを介して、チェーン1
8により移動されている保持治具30に対して順次連続
して投入される。このように保持治具30に投入された
放熱板Pは、図3や図4に示すように、その下端縁が案
内レール20の案内溝20Aにて案内支持されるととも
に、その左右両端縁が各保持枠31における保持ローラ
33の保持溝33Aにて接触保持されている。従って、
放熱板Pは、このように保持治具30に保持された状態
で、チェーン18の駆動に伴って順次下流側に移動され
ていく。
【0021】この後、保持治具30に保持された放熱板
Pは、第1前処理部8の前処理槽13において、電解脱
脂処理、湯洗処理、水洗処理の各処理が順次施された
後、第2前処理部9に移動される。第2前処理部9で
は、前処理槽14において中和処理、湯洗処理、水洗処
理の各処理が行われる、この後、保持治具30に保持さ
れた放熱板Pは、メッキ処理部10に移動される。メッ
キ処理部10においては、チェーン18の駆動に伴な
い、保持治具30は、放熱板Pと共にメッキ槽15のメ
ッキ液L中に浸漬された状態(図5参照)で、図3中の
矢印方向に移動されていく。そして、このようにメッキ
液Lに浸漬されつつ移動される際に、各ニッケル板38
は前記のように陽極となり、また、放熱板Pは前記のよ
うに陰極となり、これにより放熱板Pの表面全体にはニ
ッケル電気メッキが行われてニッケル被膜が形成され
る。このとき、放熱板Pは、その左右両側端縁が各保持
ローラ33の保持溝33Aに接触保持されつつ、また、
その下端縁は案内レール20の案内溝20Aにて案内支
持されつつ移動されるが、保持治具30が揺動部Aを通
過する際には、保持治具30の全体が上方に移動され、
これに伴って各保持ローラ33はその保持溝33Aと放
熱板Pの左右両側端縁との接触箇所を連続的に変化しな
がら、上方に移動される。
Pは、第1前処理部8の前処理槽13において、電解脱
脂処理、湯洗処理、水洗処理の各処理が順次施された
後、第2前処理部9に移動される。第2前処理部9で
は、前処理槽14において中和処理、湯洗処理、水洗処
理の各処理が行われる、この後、保持治具30に保持さ
れた放熱板Pは、メッキ処理部10に移動される。メッ
キ処理部10においては、チェーン18の駆動に伴な
い、保持治具30は、放熱板Pと共にメッキ槽15のメ
ッキ液L中に浸漬された状態(図5参照)で、図3中の
矢印方向に移動されていく。そして、このようにメッキ
液Lに浸漬されつつ移動される際に、各ニッケル板38
は前記のように陽極となり、また、放熱板Pは前記のよ
うに陰極となり、これにより放熱板Pの表面全体にはニ
ッケル電気メッキが行われてニッケル被膜が形成され
る。このとき、放熱板Pは、その左右両側端縁が各保持
ローラ33の保持溝33Aに接触保持されつつ、また、
その下端縁は案内レール20の案内溝20Aにて案内支
持されつつ移動されるが、保持治具30が揺動部Aを通
過する際には、保持治具30の全体が上方に移動され、
これに伴って各保持ローラ33はその保持溝33Aと放
熱板Pの左右両側端縁との接触箇所を連続的に変化しな
がら、上方に移動される。
【0022】従って、放熱板Pの表面全体にニッケル電
気メッキを行う際に、チェーン18は揺動部Aを介して
上方又は下方に移動されることから、これに従って各保
持ローラ33も上下に揺動されるので、各保持ローラ3
3の保持溝33Aと放熱板Pの両側端縁との接触箇所が
連続的に変化され、これによりメッキ槽15内でのメッ
キ中に放熱板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部が残
存されることは全くない。従って、放熱板Pの表面全体
に渡ってメッキ被膜を均一に形成することが可能とな
り、また、電気メッキの特性上、メッキ被膜の析出速度
を低下させることなく低いコストで連続的に被メッキ物
のメッキを行うことなうことが可能となる。
気メッキを行う際に、チェーン18は揺動部Aを介して
上方又は下方に移動されることから、これに従って各保
持ローラ33も上下に揺動されるので、各保持ローラ3
3の保持溝33Aと放熱板Pの両側端縁との接触箇所が
連続的に変化され、これによりメッキ槽15内でのメッ
キ中に放熱板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部が残
存されることは全くない。従って、放熱板Pの表面全体
に渡ってメッキ被膜を均一に形成することが可能とな
り、また、電気メッキの特性上、メッキ被膜の析出速度
を低下させることなく低いコストで連続的に被メッキ物
のメッキを行うことなうことが可能となる。
【0023】前記のように放熱板Pにニッケル電気メッ
キが施された後、水洗処理が行われてメッキ処理部10
における処理が終了する。更に、保持治具30は後処理
部11に移動され、後処理部11においては、後処理槽
16にて湯洗処理、水切り処理、乾燥処理が行われる。
これにより一連のメッキ処理は終了するが、更に保持治
具30は放熱板取出部12まで移動され、案内レール2
0の端部を通過した時点で放熱板Pは、その下端縁の支
持がなくなることから、保持治具30から自動的に下方
に落下されるとともに、メッキ装置1から外部に取り出
される。
キが施された後、水洗処理が行われてメッキ処理部10
における処理が終了する。更に、保持治具30は後処理
部11に移動され、後処理部11においては、後処理槽
16にて湯洗処理、水切り処理、乾燥処理が行われる。
これにより一連のメッキ処理は終了するが、更に保持治
具30は放熱板取出部12まで移動され、案内レール2
0の端部を通過した時点で放熱板Pは、その下端縁の支
持がなくなることから、保持治具30から自動的に下方
に落下されるとともに、メッキ装置1から外部に取り出
される。
【0024】以上詳細に説明した通り本実施例に係るメ
ッキ装置1では、駆動モータ19を介してエンドレス状
態で駆動される導電性のチェーン18に対して、端部3
1Bに保持ローラ33を回転可能に支持した導電性の一
対の保持枠からなる保持治具30を取り付け、また、メ
ッキ装置1の全体に渡って案内レール20を配設し、放
熱板Pの下端縁を案内レール20の案内溝20Aにて案
内支持しつつ、且つ、放熱板Pの左右両端縁を各保持ロ
ーラ33の保持溝33Aを介して接触保持しつつ保持治
具30を移動させるとともに、チェーン18がメッキ槽
15の上部を移動する経路中の複数箇所にて揺動部Aを
設けることにより、放熱板Pのニッケル電気メッキ中
に、保持治具30が揺動部Aを通過する際には、保持治
具30の全体が上方に移動され、これに伴って各保持ロ
ーラ33はその保持溝33Aと放熱板Pの左右両側端縁
との接触箇所を連続的に変化しながら上方に移動される
ように構成したので、メッキ中に被メッキ物の表面に対
してメッキ被膜の未着部を残存させることなく、被メッ
キ物の表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成するこ
とができ、また、メッキ被膜の析出速度を低下させるこ
となく低いコストで連続的に被メッキ物のメッキを行う
ことなうことができる。
ッキ装置1では、駆動モータ19を介してエンドレス状
態で駆動される導電性のチェーン18に対して、端部3
1Bに保持ローラ33を回転可能に支持した導電性の一
対の保持枠からなる保持治具30を取り付け、また、メ
ッキ装置1の全体に渡って案内レール20を配設し、放
熱板Pの下端縁を案内レール20の案内溝20Aにて案
内支持しつつ、且つ、放熱板Pの左右両端縁を各保持ロ
ーラ33の保持溝33Aを介して接触保持しつつ保持治
具30を移動させるとともに、チェーン18がメッキ槽
15の上部を移動する経路中の複数箇所にて揺動部Aを
設けることにより、放熱板Pのニッケル電気メッキ中
に、保持治具30が揺動部Aを通過する際には、保持治
具30の全体が上方に移動され、これに伴って各保持ロ
ーラ33はその保持溝33Aと放熱板Pの左右両側端縁
との接触箇所を連続的に変化しながら上方に移動される
ように構成したので、メッキ中に被メッキ物の表面に対
してメッキ被膜の未着部を残存させることなく、被メッ
キ物の表面全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成するこ
とができ、また、メッキ被膜の析出速度を低下させるこ
となく低いコストで連続的に被メッキ物のメッキを行う
ことなうことができる。
【0025】次に、保持治具30の別の構成例について
図6、図7に基づき説明する。図6はチェーンに取り付
けられた保持治具の別の構成例を示す説明図、図7はチ
ェーン18と別の構成例に係る保持治具との連結構造を
示す説明図である。ここに、別の構成例に係る保持治具
は、基本的に、前記保持治具30と同一の構成を有して
おり、従って、保持治具30における同一の部材等につ
いては同一の符号を付して説明するものとし、また、保
持治具30とは異なる構成に着目して説明することとす
る。
図6、図7に基づき説明する。図6はチェーンに取り付
けられた保持治具の別の構成例を示す説明図、図7はチ
ェーン18と別の構成例に係る保持治具との連結構造を
示す説明図である。ここに、別の構成例に係る保持治具
は、基本的に、前記保持治具30と同一の構成を有して
おり、従って、保持治具30における同一の部材等につ
いては同一の符号を付して説明するものとし、また、保
持治具30とは異なる構成に着目して説明することとす
る。
【0026】図6、図7において、保持治具50におけ
る略縦「コ」字状を有する各保持枠31では、その上部
31Aと連続する垂直部31Cから2つの端部31B
(前記保持治具30における枠部材31の端部31Bと
同一)、31Dが一体に形成されており、各端部31
B、31Dには、それぞれ保持ローラ33が回転可能に
支持されている。これにより、保持治具50において
は、その各保持枠31の各端部31B、31Dに支持さ
れた各保持ローラ33の保持溝33Aを介して、放熱板
Pの左右両側端縁における2箇所にて放熱板Pを接触保
持することとなる。このように、放熱板Pの左右両側端
縁の2箇所で接触保持することから、案内レール20の
上面には案内溝は形成されていない。これは、2つの保
持ローラ33により放熱板Pはその左右両側端縁で十分
に接触保持されることから、案内レール20は単に放熱
板Pの下端縁を載置するだけでもよいことに基くもので
ある。尚、その他の構成については、前記にて説明した
保持治具30の構成と同一であるので、ここではその説
明を省略する。
る略縦「コ」字状を有する各保持枠31では、その上部
31Aと連続する垂直部31Cから2つの端部31B
(前記保持治具30における枠部材31の端部31Bと
同一)、31Dが一体に形成されており、各端部31
B、31Dには、それぞれ保持ローラ33が回転可能に
支持されている。これにより、保持治具50において
は、その各保持枠31の各端部31B、31Dに支持さ
れた各保持ローラ33の保持溝33Aを介して、放熱板
Pの左右両側端縁における2箇所にて放熱板Pを接触保
持することとなる。このように、放熱板Pの左右両側端
縁の2箇所で接触保持することから、案内レール20の
上面には案内溝は形成されていない。これは、2つの保
持ローラ33により放熱板Pはその左右両側端縁で十分
に接触保持されることから、案内レール20は単に放熱
板Pの下端縁を載置するだけでもよいことに基くもので
ある。尚、その他の構成については、前記にて説明した
保持治具30の構成と同一であるので、ここではその説
明を省略する。
【0027】従って、前記保持治具30の場合と同様
に、チェーン18の駆動に伴って保持治具50を、案内
レール20との協動により放熱板Pを保持しながらメッ
キ槽15内を通過させて放熱板Pの表面全体にニッケル
電気メッキを行う際には、チェーン18は揺動部Aを介
して上方又は下方に移動されることから、これに従って
各保持ローラ33も上下に揺動されるので、各保持ロー
ラ33の保持溝33Aと放熱板Pの両側端縁との接触箇
所が連続的に変化され、これによりメッキ槽15内での
メッキ中に放熱板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部
が残存されることは全くない。従って、放熱板Pの表面
全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成することが可能と
なり、また、電気メッキの特性上、メッキ被膜の析出速
度を低下させることなく低いコストで連続的に被メッキ
物のメッキを行うことなうことが可能となる。
に、チェーン18の駆動に伴って保持治具50を、案内
レール20との協動により放熱板Pを保持しながらメッ
キ槽15内を通過させて放熱板Pの表面全体にニッケル
電気メッキを行う際には、チェーン18は揺動部Aを介
して上方又は下方に移動されることから、これに従って
各保持ローラ33も上下に揺動されるので、各保持ロー
ラ33の保持溝33Aと放熱板Pの両側端縁との接触箇
所が連続的に変化され、これによりメッキ槽15内での
メッキ中に放熱板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部
が残存されることは全くない。従って、放熱板Pの表面
全体に渡ってメッキ被膜を均一に形成することが可能と
なり、また、電気メッキの特性上、メッキ被膜の析出速
度を低下させることなく低いコストで連続的に被メッキ
物のメッキを行うことなうことが可能となる。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では、チェーン18がメッキ槽15の上方を通過
する経路中に揺動部Aを設け、チェーン18が揺動部A
を通過する際に、チェーン18の揺動に基づき保持治具
30、50、即ち、各保持枠31に支持された保持ロー
ラ33の保持溝33Aが放熱板Pの両側端縁を接触保持
する箇所を上方又は下方に揺動させることにより、放熱
板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部が残存されるこ
とを防止するように構成したが、図8に示すように、チ
ェーン18は水平状態で移動できるように構成し、案内
レール20に段差部Bを形成することにより、チェーン
18を介して保持治具30が移動されて放熱板Pの下端
縁が段差部Bを通過する際に、各保持枠31における保
持ローラ33の保持溝33Aが放熱板Pの両側端縁を接
触保持する箇所を変化させるようにしてもよい。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では、チェーン18がメッキ槽15の上方を通過
する経路中に揺動部Aを設け、チェーン18が揺動部A
を通過する際に、チェーン18の揺動に基づき保持治具
30、50、即ち、各保持枠31に支持された保持ロー
ラ33の保持溝33Aが放熱板Pの両側端縁を接触保持
する箇所を上方又は下方に揺動させることにより、放熱
板Pの表面に対してメッキ被膜の未着部が残存されるこ
とを防止するように構成したが、図8に示すように、チ
ェーン18は水平状態で移動できるように構成し、案内
レール20に段差部Bを形成することにより、チェーン
18を介して保持治具30が移動されて放熱板Pの下端
縁が段差部Bを通過する際に、各保持枠31における保
持ローラ33の保持溝33Aが放熱板Pの両側端縁を接
触保持する箇所を変化させるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、電源の一方
の極に接続される金属が配置されるとともに電解液が充
填された電解槽内で、被処理物が、案内部材を介して案
内されつつ、且つ、保持部材を介して被処理物の端縁で
接触されて保持されつつ、移動部材により移動され、か
かる被処理物の移動中、移動部材は揺動手段を介して上
下に揺動されるので、保持部材と被処理物との接触箇所
は、被処理物の端縁において連続的に変化されることと
なり、これにより電解処理中に被処理物の表面に対して
未処理部が残存されることは全くない。従って、被処理
物の表面全体に渡って均一に電解処理を行うことがで
き、また、電解処理の特性上、電解の処理速度を低下さ
せることなく低いコストで連続的に被処理物の電解処理
を行うことなうことができる。従って、本発明の連続電
解装置をメッキ処理に適用する場合には、メッキ中に被
メッキ物の表面に対してメッキ被膜の未着部を残存させ
ることなく、被メッキ物の表面全体に渡ってメッキ被膜
を均一に形成することができ、また、メッキ被膜の析出
速度を低下させることなく低いコストで連続的に被メッ
キ物のメッキを行うことができる連続電気メッキ装置を
提供することができる。
の極に接続される金属が配置されるとともに電解液が充
填された電解槽内で、被処理物が、案内部材を介して案
内されつつ、且つ、保持部材を介して被処理物の端縁で
接触されて保持されつつ、移動部材により移動され、か
かる被処理物の移動中、移動部材は揺動手段を介して上
下に揺動されるので、保持部材と被処理物との接触箇所
は、被処理物の端縁において連続的に変化されることと
なり、これにより電解処理中に被処理物の表面に対して
未処理部が残存されることは全くない。従って、被処理
物の表面全体に渡って均一に電解処理を行うことがで
き、また、電解処理の特性上、電解の処理速度を低下さ
せることなく低いコストで連続的に被処理物の電解処理
を行うことなうことができる。従って、本発明の連続電
解装置をメッキ処理に適用する場合には、メッキ中に被
メッキ物の表面に対してメッキ被膜の未着部を残存させ
ることなく、被メッキ物の表面全体に渡ってメッキ被膜
を均一に形成することができ、また、メッキ被膜の析出
速度を低下させることなく低いコストで連続的に被メッ
キ物のメッキを行うことができる連続電気メッキ装置を
提供することができる。
【図1】メッキ装置の平面図である。
【図2】メッキ装置の側面図である。
【図3】チェーンに取り付けられた保持治具を示す説明
図である。
図である。
【図4】チェーンと保持治具の連結構造を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】放熱板に電気ニッケルメッキを行っている状態
を模式的に示す説明図である。
を模式的に示す説明図である。
【図6】チェーンに取り付けられた保持治具の別の構成
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図7】チェーンと別の構成例に係る保持治具との連結
構造を示す説明図である。
構造を示す説明図である。
【図8】案内レールに段差部を設けて保持ローラと放熱
板との接触箇所を変化させる別の例を模式的に示す説明
図である。
板との接触箇所を変化させる別の例を模式的に示す説明
図である。
1 メッキ装置 10 メッキ処理部 15 メッキ槽 19 駆動モータ 18 チェーン 20 案内レール 20A 案内溝 30、50 保持治具 31 保持枠 32 取付板 33 保持ローラ 33A 保持溝 38 ニッケル板 39、40 配線 A 揺動部 L メッキ液 P 放熱板 V 電源
Claims (1)
- 【請求項1】 電源と、電解液を充填した電解槽内に配
置されるとともに電源の一方の極に接続される金属と、
被処理物を案内支持する案内部材と、案内部材を介して
被処理物を案内しつつ被処理物における端縁にて接触す
るとともに被処理物を保持する導電性保持部材と、被処
理物を電解槽内に浸漬した状態で保持部材を移動させる
とともに電源の他方の極に接続されて保持部材に保持さ
れる導電性移動部材と、保持部材を移動させている間に
移動部材を上下に揺動させる揺動手段とを備えることを
特徴とする連続電解装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1947796A JPH09195092A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 連続電解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1947796A JPH09195092A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 連続電解装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09195092A true JPH09195092A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12000427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1947796A Pending JPH09195092A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 連続電解装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09195092A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100302666B1 (ko) * | 1998-06-11 | 2001-11-22 | 가즈오 오바 | 연속도금장치 |
JP2010043340A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電解めっき治具及び電解めっき方法 |
JP2011500960A (ja) * | 2007-10-10 | 2011-01-06 | リニューアブル・エナジー・コーポレーション・エーエスエー | 電力を供給するための方法及び装置 |
CN104911677A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-16 | 昆山硕凯自动化电镀设备有限公司 | 直线式缓冲机 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP1947796A patent/JPH09195092A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100302666B1 (ko) * | 1998-06-11 | 2001-11-22 | 가즈오 오바 | 연속도금장치 |
JP2011500960A (ja) * | 2007-10-10 | 2011-01-06 | リニューアブル・エナジー・コーポレーション・エーエスエー | 電力を供給するための方法及び装置 |
JP2010043340A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電解めっき治具及び電解めっき方法 |
CN104911677A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-16 | 昆山硕凯自动化电镀设备有限公司 | 直线式缓冲机 |
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