JPH09194343A - 紙状化粧料 - Google Patents

紙状化粧料

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JPH09194343A
JPH09194343A JP2313896A JP2313896A JPH09194343A JP H09194343 A JPH09194343 A JP H09194343A JP 2313896 A JP2313896 A JP 2313896A JP 2313896 A JP2313896 A JP 2313896A JP H09194343 A JPH09194343 A JP H09194343A
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JP
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paper
cosmetic
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light
powder
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JP2313896A
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Toshihiro Ishimori
俊広 石森
Osamu Miyagawa
修 宮川
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然な仕上がりで、色ムラ、色沈みが無く、
紫外線防止効果、安定性に優れた紙状化粧料の開発が望
まれていた。 【解決手段】 紫外線防止剤を内包した非崩壊性樹脂カ
プセルを1〜20重量%と、粉末成分を80〜99重量
%含有することを特徴とする化粧料部分を有する紙状化
粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙状化粧料に関し、
更に詳細には、自然な仕上がりで、色ムラ、色沈み、ム
ラ付きがなく、経時での化粧くずれを起こさない、紫外
線防止効果、安全性、安定性に優れた紙状化粧料に関す
る。より具体的には、紫外線防止剤を内包し、樹脂をカ
プセル膜とする非崩壊性樹脂カプセルと、粉末成分とを
含有し、専用の紙上に塗工された紙状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙状化粧料は粉末成分を、結合剤
として水溶性高分子、水膨潤性物質等を添加することに
より水もしくは含水アルコールに分散した後、専用の紙
に塗工後、乾燥したものであり、粉体の塗布面を直接塗
布したい部位に当てて使用するものであり、携帯に便利
なため旅行時の化粧や外出時の化粧直しなどに使用され
る。
【0003】また、従来化粧料において、紫外線防止効
果を得るためには、紫外線を反射又は吸収するような粉
体を用いる方法や、紫外線吸収効果を持つような置換基
を有する化合物、いわゆる紫外線吸収剤を用いる方法が
主として用いられてきた。粉体を用いる方法としてはチ
タン、亜鉛、ジルコニウム、セリウム等の金属が酸化物
や複合体等として様々な形状・大きさ・複合化物に加工
して用いられてきた。また、紫外線吸収剤を用いる方法
としては様々な油溶性・水溶性紫外線吸収剤等が合成あ
るいは抽出されて用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙状化
粧料において充分な紫外線防止効果を得るために、粉体
を用いる方法では、多量の紫外線を反射又は吸収するよ
うな粉体を配合する必要があった。その為に、化粧膜が
白くなりすぎて不自然になったり、紫外線を反射又は吸
収するような粉体の感触によっては、塗布時の滑らか
さ、粉っぽさ等の欠点を有していた。紫外線を反射又は
吸収するような粉体の中で、具体的には、平均粒子径が
0.2〜0.3μ程度のいわゆる顔料級の二酸化チタン
を多量に配合すると、膜に白さが出て不自然な化粧膜に
なったり、また使用に際しては、粉っぽい感触になった
り、塗工時には、ムラ凝集が発生したりする等の欠点が
あった。これらの事情は、紙おしろい、紙状アイシャド
ーなどにおいて、顕著に認められ、充分な紫外線防止効
果を持ち、感触的にも良好な紙おしろい、紙状アイシャ
ドーなどは、製品化が困難であるのが現状であった。
【0005】また、油溶性・水溶性紫外線吸収剤を用い
る方法では、紫外線吸収剤が液状である場合には、紙に
紫外線吸収剤が吸収されてしまうため、充分な紫外線防
止効果が発揮されないばかりか、紙や化粧粉体に紫外線
吸収剤が吸収されることによって、濡れムラや色沈みが
生じたり、化粧時に粉体の肌移りが悪くなったり、場合
によっては、紙の強度が低下し、切れてしまう等の現象
が生じる等の欠点があった。従って、自然な仕上がり
で、色ムラ、色沈みが無く、紫外線防止効果、安定性に
優れた紙状化粧料の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究を重ねた結果、紫外線防止剤を内包し、
その内包物に不溶の樹脂をカプセル膜とする非崩壊性樹
脂カプセルを用いることによって、自然な仕上がりで、
色ムラ、色沈みがなく、紫外線防止効果、安定性に優れ
た紙状化粧料が得られることを見いだし本発明を完成し
た。すなわち本発明は、紫外線防止剤を内包した非崩壊
性樹脂カプセルを1〜20重量%と、粉末成分を80〜
99重量%含有することを特徴とする化粧料部分を有す
る紙状化粧料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる非崩壊性樹脂
カプセルに内包される紫外線防止剤としては、紫外線吸
収剤や、紫外線を反射又は吸収するような粉体が用いら
れる。紫外線吸収剤としては、天然物からの抽出物、合
成品等いずれのものでも良く、また形状も粉末状、液
状、固体状等いずれも問わない。紫外線吸収剤の例とし
ては、2−エチルヘキシル−パラ−ジメチルアミノベン
ゾエート、アミル−パラ−ジメチルアミノベンゾエー
ト、グリセリル−パラ−アミノベンゾエート、エチル−
パラ−ジメチルアミノベンゾエート、エチル−パラ−ジ
エチルアミノベンゾエート、グリセリル−モノ−パラ−
アミノベンゾエート等のアミノベンゾエート系;2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオ
キシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−5−スルホベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2
−エトキシエチル−パラ−メトキシシンナメート、2,
2’−ビス(パラ−メトキシスチリル)−エチル−パラ
−メトキシシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロ
ピルシンナメート等のシンナメート系;パラ−t−ブチ
ルサリチレート、パラ−オクチルフェニルサリチレー
ト、ジプロピレングリコールサリチレート、フェニルサ
リチレート、パラ−t−ブチルフェニルサリチレート等
のサリチレート系;4−メトキシ−4’−t−ブチルジ
ベンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4’−メトキシ
ジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメ
タン等のジベンゾイルメタン系;2−(2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール系;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等
のイミダゾール系のもの;ウンベロフェロン、エスクリ
ンのような多環化合物誘導体;グアイアズレン等の通常
化粧品に用いられるものであればいずれのものでも使用
でき、これらの一種又は二種以上を選択して用いること
ができる。
【0008】また、これらの紫外線吸収剤は、カプセル
中に内包するためにカプセル膜である樹脂を溶解しない
適当な溶剤に溶解する等の処理が施してあっても構わな
い。カプセル中のこれら紫外線吸収剤の内包量は、カプ
セルが崩壊性を有しない程度であれば特に限定はなく、
カプセルを形成する樹脂材質やカプセルの粒子径等によ
って任意に選択される。
【0009】本発明に用いられる紫外線防止剤として
の、紫外線を反射又は吸収するような粉体としては、チ
タン、亜鉛、ジルコニウム、セリウム等の金属の酸化
物、複合酸化物、これらの金属を板状粉体や有機樹脂表
面に被覆した複合粉体、微粒子化したものを溶媒中に分
散したゾル等が通常用いられるが、特に限定はされな
い。カプセル中のこれら紫外線を反射又は吸収するよう
な粉体の内包量は、カプセルが崩壊性を有しない程度で
あれば特に限定はなく、カプセルを形成する樹脂材質や
カプセルの粒子径等によって任意に選択される。
【0010】また、本発明に用いられる非崩壊性樹脂カ
プセルを形成するための樹脂としては、通常化粧料に用
いられるものであればいずれのものでも使用でき、特に
限定はされないが、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、
酪酸ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、α−メチルス
チレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの
エチレン誘導体等、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル安
息香酸あるいはそれらのエステル類、尿素、シリコーン
誘導体等からなるポリマーまたは二種以上からなるコポ
リマーなどが挙げられる。これらの樹脂を用いてカプセ
ル化をおこなう方法としては公知の方法が用いられる。
【0011】これら非崩壊性樹脂カプセルの形状は、特
に制限はないが、球状もしくはそれに類似した形状が塗
布時の感触等から好ましい。本発明に用いられる非崩壊
性樹脂カプセルとしては、粒子径が0.5〜20μのも
のが好ましく、特に1〜10μのものが好ましい。上記
範囲内では、紙への塗工が容易であり、充分な紫外線防
止効果や、良好な使用感が得られる。また、カプセル自
体の製造も容易である。本発明の非崩壊性樹脂カプセル
とは、破壊強度が50Kg/cm2を超えるものであ
る。本発明において崩壊性を有するカプセルを用いた場
合、塗工時の工程によってはカプセルが崩壊して、例え
ば液状紫外線防止剤の漏出による、紙の濡れによる強度
低下や、粉末成分の濡れによる色沈みを引き起こしたり
する問題が生じる。また、カプセルが肌上で崩壊した場
合には、経時での化粧くずれを引き起こす等の問題が生
じる。
【0012】紫外線防止剤を内包した非崩壊性樹脂カプ
セルの配合量は、紙部分を除いた化粧料部分において1
〜20重量%であり、好ましくは5〜15重量%であ
る。上記範囲内では、紙への塗工が容易であり、充分な
紫外線防止効果や、良好な使用感が得られる。
【0013】本発明に用いられる粉末成分としては、通
常メークアップ化粧料に用いられるものであればいずれ
のものでも使用可能であり、特に制限を受けるものでは
ない。斯かる粉末成分としては、例えば、タルク、カオ
リン、セリサイト、マイカ、炭酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、
ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、
無水ケイ酸等の無機体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛等
の無機白色顔料;ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グン
ジョウ、コンジョウ、カーボンブラック等の無機着色顔
料;雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマ
ス等のパール剤;タール色素、天然色素等の有機着色顔
料;ナイロンパウダー、シルクパウダー、ポリエチレン
パウダー、結晶セルロース、N−アシルリジン類等の有
機粉体等が挙げられ、これらの中から必要に応じて1種
または2種以上を選択して用いることができる。
【0014】尚、これら粉末成分は、紙状化粧料として
塗工する際に影響がない範囲であれば、フッ素化合物、
シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、油脂、炭化水素
等を用いて表面処理を施したものであっても構わない。
また、粉末成分は複合粉体であっても構わない。
【0015】これら粉末成分の配合量は、紙部分を除い
た化粧料部分において、80〜99重量%であり、配合
する紫外線防止剤内包非崩壊性カプセルの配合量によっ
て適宜決められる。
【0016】本発明においては、上記成分の他に、本発
明の効果を妨げない範囲で、化粧料一般に使用できる成
分であればいずれもが使用できる。例えば、油脂・ロウ
類・炭化水素・高級脂肪酸・高級アルコール・エステル
類・金属石ケン・シリコーン油等の油性成分、湿潤剤、
界面活性剤、染料・天然色素等の色素類、香料類、ビタ
ミン・ホルモン・防腐剤・紫外線吸収剤・酸化防止剤・
殺菌剤・植物抽出物・動物抽出物・酵素・薬剤・酸・ア
ルカリ等の特殊成分類、多価アルコール、高分子物質類
を挙げることができ、1種もしくは2種以上の組み合わ
せで使用できる。
【0017】本発明の紙状化粧料の製造方法は特に限定
されないが、通常は、上記化粧料部分を水もしくは含水
アルコールに分散して、専用の紙に塗工後、乾燥する方
法が用いられ、このため分散媒としての低級アルコール
や結合剤としての水溶性高分子、水膨潤性物質等が用い
られる。本発明の紙状化粧料は、紙おしろい、紙状ファ
ンデーション、紙状アイシャドー、紙頬紅、紙状ボディ
パウダー等に使用されるものである。
【0018】
【実施例】次いで実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0019】実施例1〜5及び比較例1〜4:紙おしろ
い 以下に示す処方及び製法で紙おしろいを調製した。得ら
れた各紙おしろいについて、紫外線防止効果の評価、使
用テスト、塗工状態の評価及び経時安定性評価を行っ
た。それぞれの評価基準は以下の通り。結果は表2に示
す。
【0020】(処方)
【表1】
【0021】(製法) A.成分(1)〜(8)をヘンシェルミキサーを用いて
混合する。 B.Aをパルベライザーを用いて粉砕する。 C.あらかじめ成分(9)を分散した含水エタノール
(水:エタノール=80:20)中にBをディスパーミ
キサーを用いて均一に分散する。 D.Cを専用の紙上に規定量塗布した後、乾燥する。
【0022】(紫外線防止効果の評価) 紫外線遮断率の測定:石英板上にポリビニルピロリドン
のアルコール溶液を25μmのドクターブレードにて塗
布した。アルコール蒸発後、粘着面に柔らかいブラシに
て試料を均一に塗布し、遮断率測定用検体とした。尚、
化粧料部分のみを試料とした。上記検体について島津自
記分光光度計UV−265FM及び同ユニット積分計I
SR−260にて透過率を測定した。測定波長は紫外線
吸収剤の吸収特性によりUV−A領域(320〜400
nm)またはUV−B領域(290〜320nm)と
し、各領域の透過面積をチャートより求めた。紫外線遮
断率(%)は以下の式に従って求めた。
【0023】
【数1】
【0024】(使用テスト)女性パネル20人による使
用テストを行い、化粧料の肌移りの良さ、化粧膜の自然
さ、塗布時の滑らかさ、粉っぽさの無さ、について各々
評価を行い、良いとした人数により、以下の基準に従い
評価した。
【0025】
【0026】(塗工状態の評価)ムラ、凝集状態などの
無いきれいな塗工状態について、以下の基準に従い評価
した。 <基準> ◎ : 良い ○ : ほぼ良い △ : やや悪い × : 悪い
【0027】(経時安定性評価)30℃で2週間放置し
たものの、経時での紙・粉末成分の濡れについての状態
について、以下の基準に従い評価した。 <基準> ○ : 濡れ等無く安定性良好 △ : 多少の濡れが見られやや不安定 × : 濡れが見られ安定性不良
【0029】
【表2】
【0030】表2に示す結果から明らかなように、実施
例1〜5の紙おしろいは、紫外線防止効果が良好で、化
粧料の肌移りの良さ、化粧膜の自然さ、塗布時の滑らか
さ、粉っぽさの無さなどの使用性に優れるとともに、塗
工状態もきれいで、経時安定性にも優れたものであっ
た。
【0031】比較例1のものは、実施例2と比較して、
紫外線防止剤内包非崩壊性樹脂カプセルを用いずに、高
い紫外線防止効果を得るために、紫外線防止粉体を更に
配合したものである。このものは、塗布時の滑らかさが
失われ、粉っぽくなってしまった。また、塗工状態も粉
体の凝集やムラ付きが発生して良好ではない。比較例1
のものは、実施例3と比較して、紫外線防止剤内包非崩
壊性樹脂カプセルを用いていない。このものは、高い紫
外線防止効果が得られていないばかりか、塗布時の滑ら
かさや塗工状態も劣る。
【0032】比較例2のものは、紫外線防止剤内包非崩
壊性樹脂カプセルを多量に配合している。このものは、
紙上から化粧料部分の剥がれが発生し、塗工状態もムラ
付きが発生して不良である。比較例3のものは、紫外線
防止剤内包非崩壊性樹脂カプセルを用いずに、高い紫外
線防止効果を得るために、紫外線吸収剤を配合してい
る。このものは、塗布時の滑らかさが失われるととも
に、肌移りが悪くなった。また、経時的に紙や粉末成分
に濡れが発生した。比較例4のものは、紫外線防止剤内
包非崩壊性樹脂カプセルを用いずに、高い紫外線防止効
果を得るために、紫外線防止粉体を更に配合するととも
に、紫外線吸収剤をも配合したものである。このもの
は、化粧膜の自然さや塗布時の滑らかさが失われ、粉っ
ぽくなってしまった。また、塗工状態や経時安定性も良
好ではない。
【0033】 実施例6:紙状ファンデーション (処方) (重量%) 1.二酸化チタン 7.0 2.微粒子二酸化チタン 10.0 3.タルク(5μ) 残量 4.マイカ 35.0 5.雲母チタン 2.0 6.紫外線防止剤内包非崩壊性樹脂カプセル*1 8.0 7.ベンガラ 0.5 8.黄酸化鉄 1.5 9.黒酸化鉄 0.3 10.カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 11.香料 0.5 12.含水エタノール(水:エタノール=80:20) 250(処方外) *1:平均粒子径 5μ 壁 材:エチレングリコールジメタクリレート架橋メタクリル酸エ ステル樹脂 70重量% 内包物質:2−エチルヘキシル−パラ−ジメチルアミノベンゾエート 20重量% オキシベンゾン 10重量
【0034】(製法) A.成分(1)〜(9)をヘンシェルミキサーにて混合
後、パルベライザーにて粉砕する。 B.成分(10)〜(12)を均一に分散混合する。 C.BにAを加えてディスパーミキサーを用いて均一に
分散する。 D.紙上にCを規定量塗工後、乾燥する。
【0035】以上のようにして得られた紙状ファンデー
ションは、紫外線防止効果が良好で、化粧料の肌移りの
良さ、化粧膜の自然さ、塗布時の滑らかさ、粉っぽさの
無さなどの使用性に優れるとともに、塗工状態もきれい
で、経時安定性にも優れたものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明の紙状化粧料は、自然な仕上がり
で、色ムラ、色沈み、ムラ付きがなく、また経時での化
粧くずれも起こさず、使用性に優れるとともに、紫外線
防止効果、安全性、安定性にも優れたものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線防止剤を内包した非崩壊性樹脂カ
    プセルを1〜20重量%と、粉末成分を80〜99重量
    %含有することを特徴とする化粧料部分を有する紙状化
    粧料。
  2. 【請求項2】 非崩壊性樹脂カプセルの平均粒子径が
    0.1μ〜20μである請求項1記載の紙状化粧料。
  3. 【請求項3】 紙おしろいである請求項1又は2記載の
    紙状化粧料。
JP2313896A 1996-01-16 1996-01-16 紙状化粧料 Pending JPH09194343A (ja)

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Cited By (4)

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