JPH09194087A - ラップを自動継ぎする方法、及びその装置 - Google Patents

ラップを自動継ぎする方法、及びその装置

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JPH09194087A
JPH09194087A JP2574396A JP2574396A JPH09194087A JP H09194087 A JPH09194087 A JP H09194087A JP 2574396 A JP2574396 A JP 2574396A JP 2574396 A JP2574396 A JP 2574396A JP H09194087 A JPH09194087 A JP H09194087A
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roller
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JP2574396A
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English (en)
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Shinzo Nishimura
愼三 西村
Shinjirou Nishikawa
伸治朗 西川
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HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
Original Assignee
HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な構成の装置をコーマー機に装着す
ることにより、新旧の両ラップを継ぐ作業を自動的に行
うことである。 【解決手段】小玉ラップロールERを載置している一対
のラップローラー1,2のうち後方のバックラップロー
ラー2のみを機台後方に移動させて、一対の把持ローラ
ー9,11とフロントラップローラー1との間で旧ラッ
プOLを切断した後に、バックラップローラー2を更に
後方に移動させて、小玉ラップロールERを排出させて
おいて、一対のラップローラー1,2上に新たに載置さ
れた満ラップロールFRの新ラップNLをラップコンダ
クター8上に送給して、該コンダクター8上において新
旧の両ラップNL,OLを重ね合わせて、その重ね合わ
せ部分にプッシャー43を圧接させて、新旧の両ラップ
NL,OLを自動的に継ぎ合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラップを自動継ぎ
する方法、及びその装置に関するものであり、更に詳し
くは、コーマー機を構成する一対のラップ供給ローラー
(以下、単に「ラップローラー」と略称することもあ
る)上に載置されている小玉ラップロールの旧ラップを
切断し、その切断された旧ラップの後端部と、満ラップ
ロールに巻回されている新ラップの始端部とを自動的に
継ぎ合わせる方法、及びその装置に関するものである。
なお、以下の説明において、「ラップ」とは、「ラップ
ロール」に巻回されているものを一般的に称する場合に
使用し、「新ラップ」及び「旧ラップ」とは、ラップ継
ぎの場合において新旧の両ラップを区別する必要がある
場合においてのみ使用する。
【0002】
【従来の技術】従来、コーマー機を構成する一対のラッ
プローラー上の小玉ラップロールと満ラップロールとの
交換、及びラップ継ぎ作業は、いずれも作業員によって
行われていた。即ち、一対のラップローラー上の供給ラ
ップが少なくなるとコーマー機を停止させておいて、人
手によって一対のラップローラー上の小玉ラップロール
と機台に繋がったラップとを切断して、該小玉ラップロ
ールを取り出し、その後に、後方の予備ラップロール載
置上の満ラップロールを一対のラップローラー上に転動
させ、次いで満ラップロールに巻回されている新ラップ
の始端部を該満ラップロールから剥がして、切断済の小
玉ラップロールの旧ラップの後端部に重ね合わせて継な
いでいた。このような人手による作業は重労働である上
に時間を要し、生産効率の低下の原因となっていた。
【0003】そこで前記問題点を解決するために、コー
マー機において一対のラップローラー上の小玉ラップロ
ールに巻回されているラップを切断して、該ローラー上
から小玉ラップロールを除去し、該一対のローラー上に
満ラップロールを新たに載置し、小玉ラップロールに巻
回されているラップの後端部と、満ラップロールに巻回
されている新ラップの始端部を継ぐ装置が提案されてい
る。そのとして、特開平1−236149号、特開平
4−263620号、として特開平2−169729
号、特開平4−222234号に開示のものがあり、
のものはコーマー準備機で生産され、コーマー機のヘッ
ドピッチに合わせて配列した複数個の満ラップを搬送す
る搬送機を利用して上記した新旧の両ラップを継ぐ装置
であり、のものはコーマー機自体に新旧の両ラップを
継ぐ装置を備えたものである。
【0004】コーマー機の新旧の両ラップを継ぐ方法、
或いはその装置において、のものは、コーマー準備機
から満ラップロールを搬送する搬送機にラップを継ぐ装
置を具備しているので、コーマー機そのものに新たに装
置を付加する必要はないが、搬送機を具備した場合に限
られること、またのものはコーマー機自体にラップを
継ぐ装置を配設するので、該搬送機を備えない工場にお
いてもラップ継ぎの自動化を行えるメリットがあるが、
ラップ継ぎのためにシャフトを始め、多くの装置を必要
とし、装置が大型で、しかも複雑化するという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題に鑑み、コーマー機において、満ラップロールの搬送
機を利用せずに、相対的に簡単な構造の装置をコーマー
機に装着することによって、ラップ継ぎを自動的に行え
るようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、コーマー機を構成する一対
のラップ供給ローラー上に載置されている小玉ラップロ
ールから巻き戻された旧ラップを切断して、該旧ラップ
の後端部に、前記一対のラップ供給ローラー上に新たに
載置される満ラップロールから巻き戻された新ラップの
始端部を自動的に継ぎ合わせる装置を、前記一対のラッ
プ供給ローラーに載置されている小玉ラップロールのボ
ビンを該一対のローラーに対して加圧させるためのボビ
ン加圧装置と、該一対のラップ供給ローラーのうち機台
前方のローラーと、これよりも前方に配設されているラ
ップコンダクターとの間において旧ラップを把持するた
めの上下一対の把持ローラーから成る旧ラップ把持装置
と、該一対のラップ供給ローラーに載置された満ラップ
ロールに巻回されている新ラップの始端部を吸引パイプ
により吸引把持して機台前方に向けて引き剥がすための
新ラップ引剥し装置と、前記ラップコンダクターに対し
て接近離隔するプッシャーを、該ラップコンダクター上
において重ね合わせられている新旧の両ラップに圧接さ
せて該両ラップを継ぐためのラップ圧接装置との各装置
で構成したことである。
【0007】旧ラップ把持装置を構成する一対の把持ロ
ーラーにより旧ラップを把持すると共に、ボビン加圧装
置により小玉ラップロールのボビンを一対のラップ供給
ローラーに対して加圧した状態で、該一対のラップ供給
ローラーのうち後方のローラーのみを機台後方に移動さ
せると、旧ラップに張力が加えられて該旧ラップが切断
される。旧ラップの切断後に、後方のラップ供給ローラ
ーを更に機台後方に移動させると、一対のラップ供給ロ
ーラーの間から小玉ラップロールのボビンが落下排出さ
れる。次に、一対のラップ供給ローラーに満ラップロー
ルを載置して、該満ラップロールに巻回されている新ラ
ップの始端部を、新ラップ引剥し装置を構成する吸引パ
イプにより引き剥がして、該新ラップを機台前方に送給
させることにより、ラップコンダクター上において新旧
の両ラップを重ね合わせる。その後に、互いに重ね合わ
せられた新旧の両ラップに対してラップ圧接装置を構成
するプッシャーを圧接させると、新旧の両ラップが継ぎ
合わせられる。
【0008】ここで、ラップコンダクターを、その下端
部を支点にして回動可能に支承すると共に、ラップ圧接
装置を構成するプッシャーを、ラップコンダクターの機
台前方側で、しかもニッパー装置の最前進位置における
トップコームの上方に配設すると、旧ラップの後端部が
ラップコンダクターの上端部に載置された状態で該ラッ
プコンダクターを機台前方側に回動させて、該旧ラップ
を前記プッシャーに保持させた状態でラップコンダクタ
ーのみを機台後方に回動復帰させることにより、満ラッ
プロールに巻回されている新ラップの始端部をラップコ
ンダクターの上面に送給可能となって、新ラップの始端
部の上方に旧ラップの後端部を重ね合わせることができ
る。これにより、ラップ圧接装置を構成するプッシャー
を、ラップコンダクター上において旧ラップの後端部が
上方となるようにして重なり合っている新旧の両ラップ
を斜下方から斜上方に向けて撫で付けるようにして圧接
することが可能となって、継ぎ合わせ部分が殆ど変形す
ることなく、新旧の両ラップを継ぎ合わせることができ
る。
【0009】また、旧ラップ把持装置を構成する一対の
把持ローラーのうち下部に配設される下部把持ローラー
を、その長手方向に長孔状の吸引口が設けられていると
共に、フロントラップ供給ローラーを嵌め込んでいるロ
ーラーシャフトを支点にして回動可能な構成にすると、
該下部把持ローラーが、満ラップロールに巻回されてい
る新ラップの始端部を吸引把持して引き剥がすための吸
引パイプの機能を兼用することになって、装置全体が一
層簡素化される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係るラップ自動継
ぎ装置の側面図であり、図2は、同じく平面図であり、
図3は、同じく部分平面断面図であり、図4は、下部把
持ローラー11がローラーシャフト5を中心にして回動
する構造を示す側面図であり、図5は、同様の構造を異
なる状態で示した側面図である。コーマー機のニッパー
装置Nの上流側には、供給ラップを載置するための一対
のラップローラー1,2が機台の前後方向(ラップの流
れる方向)に沿って所定の間隔をおいて水平に配設され
ている。この一対のラップローラーは、フロントラップ
ローラー1とバックラップローラー2とで構成される。
ニッパー装置Nの下方には、コーミングシリンダー3が
配設され、前記一対のラップローラー1,2は、該コー
ミングシリンダー3を嵌装固定しているシリンダーシャ
フト4に平行に配設された各ローラーシャフト5,6に
それぞれ嵌装固定されている。ローラーシャフト5は、
機台を駆動させるモーターとは別のサーボモーター(図
示せず)によって、前記シリンダーシャフト4の回転に
対して一定の回転比で回転するように構成されている。
一方、ローラーシャフト6は、同5の回転力がバックラ
ップローラー回動シャフト7に取り付けたプーリーを介
してベルト(いずれも図示せず)によって伝達されるこ
とにより、駆動回転されるように構成されている。
【0011】また、ニッパー装置Nを構成するラップコ
ンダクター8とフロントラップローラー1との間には、
小玉ラップロールERから巻き出された旧ラップOLを
把持するための上下一対の把持ローラーから成る旧ラッ
プ把持装置Aが配設されている。この旧ラップ把持装置
Aは、斜方向に沿って配設されている上部把持ローラー
9と下部把持ローラー11とから成る。図1ないし図3
に示されるように、ローラーシャフト5におけるフロン
トラップローラー1の両側に位置する部分には、それぞ
れレバー12が該ローラーシャフト5に対して回動可能
に嵌装されていて、各レバー12の先端部に吸引パイプ
13が回動不能に支持されている。この吸引パイプ13
には、その長手方向に沿って長孔13aが設けられて、
該長孔13aを介して吸引可能になっている。この吸引
パイプ13の外側には、多孔ローラーから成る下部把持
ローラー11が一対の軸受14を介して回転可能に支承
されている。この下部把持ローラー11は、多孔ローラ
ーで構成されていて、その内部に配設されている吸引パ
イプの吸引力が外部に及ぶために、満ラップロールFR
に巻回されている新ラップNLを吸引把持するための吸
引ローラーとしての機能を兼備している。ローラーシャ
フト5におけるフロントラップローラー1の一方の端部
と前記レバー12との間には、ギア16が嵌装固定され
ている。このギア16と、下部把持ローラー11の一端
部に形成されたギア17とが、レバー12に支承された
中間ギア18を介して噛合されているため、ローラーシ
ャフト5の回転力が上記ギア列を介して下部把持ローラ
ー11に伝達されて、該ローラー11は、ローラーシャ
フト5に対して一定の回転比で回転するように構成され
ている。
【0012】一方、ローラーシャフト5におけるレバー
12の外側の部分には、別のギア19が該シャフトに対
して回転可能であって、しかも該レバー12に一体に嵌
装され、更に、ローラーシャフト5の直下には、シャフ
ト21(図1参照)が配設されていて、前記ギア19
は、該シャフト21に嵌装されたギア22と噛合されて
いる。このため、シャフト21の回転により、停止して
いるローラーシャフト5に対して一対のレバー12が回
動して、該一対のレバー12の先端部に支承されている
多孔ローラーから成る下部把持ローラー11は、一対の
ラップローラー1,2に載置されている満ラップロール
FRに対して接触したり、或いはこれから離間したりし
て、満ラップロールFRに巻回されている新ラップNL
の始端部を吸引把持して機台前方に引き剥がすことがで
きる。このため、本実施例の旧ラップ把持装置Aは、満
ラップロールFRに巻回されている新ラップNLの始端
部を吸引把持して機台前方に引き剥がすための新ラップ
引剥し装置を兼用している。また、下部把持ローラー1
1と共にラップを把持し、該ラップを下流側に送るため
の上部把持ローラー9は、ラップコンダクター8の上方
の機台フレームに固着されたエアーシリンダー23のロ
ッド23aの先端部に回転自在に支持され、下部把持ロ
ーラー11に対して圧接が可能となっている。
【0013】また、図6に示されるように、バックラッ
プローラー2を嵌装しているローラーシャフト6と、ニ
ッパーシャフト20の後方にこれと平行に配設された前
記バックラップローラー回動シャフト7とは、レバー2
4を介して連結されていると共に、該回動シャフト7
は、デュアルシリンダー25により異なる三位置で停止
可能に回動される構成になっているので、バックラップ
ローラー2は、満ラップロールFRを載置するラップ供
給位置を基準にして、フロントラップローラー1から遠
ざかる方向に移動して、ラップ供給位置を含めて異なる
三位置で停止可能に構成されている。
【0014】また、図1及び図7に示されるように、一
対のラップローラー1,2に載置されている小玉ラップ
ロールERのボビン26を該一対のラップローラー1,
2に対して加圧させるためのボビン加圧装置Bが、ロー
ラーシャフト6の近傍に配設されている。このボビン加
圧装置Bは、小玉ラップロールERのボビン26をその
軸線方向の両側から下方に加圧するための一対のボビン
加圧シリンダー27で構成される。一対のボビン加圧シ
リンダー27は、ローラーシャフト6の軸方向に沿って
前記ボビン26の長さに対応した間隔をおいて機台フレ
ームに固着されている。該ボビン加圧シリンダー27の
ロッド27aは直進と揺動の双方の運動が可能で、その
先端部に、ボビン把持レバー28が取付けられている。
このため、図7に示されるように、ボビン加圧シリンダ
ー27のロッド27aの突出端において該ロッド27a
を回動させて、その先端に取付けられているボビン把持
レバー28をほぼ90°回動させると、該レバー28が
該ボビン26の内部に入り込んで、これに係合し、この
状態でロッド27aを引き込むと、フロントラップロー
ラー1と、バックラップローラー2とに載置されている
小玉ラップロールERのボビン26は、該一対のラップ
ローラー1,2に対して加圧される。ボビン加圧シリン
ダー27のロッド27aに上記と逆の運動を行わせる
と、ボビン26とボビン把持レバー28との係合が解除
される。なお、図1において、29は小玉ラップロール
ERの旧ラップOLが切断された後に、上記ボビン26
を排出させる経路に設けられたシューターを示す。
【0015】また、図1に示されるように、ラップの当
接しないラップコンダクター8の背面側の下方端部に
は、ブラケットを介して支承ロッド31が固着され、ニ
ッパーボディー32の前方端部であって、しかもクッシ
ョンプレート33の上方に位置する部分に配設されたブ
ラケット34に前記支承ロッド31を支承させることに
より、ラップコンダクター8は、その下端部が支承ロッ
ド31を介してニッパーボディ32の前方端部に回動自
在に支持されている。また、図1及び図2に示されるよ
うに、ラップコンダクター8の上部の両端部には、それ
ぞれブラケット35が取付けられていると共に、機台の
中間フレーム(図示せず)に固定された一対のエアーシ
リンダー36のロッド36aの先端部にそれぞれブラケ
ット37が取付けられ、両ブラケット35,37はピン
38を介して連結されている。このため、一対のエアー
シリンダー36のロッド36aを出入りさせると、ラッ
プコンダクター8は、その下端部の支承ロッド31を中
心にして機台の前後方向に回動する。
【0016】また、図1及び図2に示されるように、ラ
ップコンダクター8の前方には、これと相対向して、ラ
ップコンダクター8の上面において新旧の両ラップN
L,OLを圧接して両者を継ぐためのラップ圧接装置C
が配設されている。即ち、ニッパー装置Nの斜上方に
は、フロントカバー39が配置されていて、該カバー3
9におけるニッパー装置Nが配設されている部分には、
エアーシリンダー41が機台の後方であって、しかも斜
上方を向いた状態で取付けられている。このエアーシリ
ンダー41は、そのロッド41aの両側にそれぞれガイ
ドロッド41bが設けられた構成のものであって、該ロ
ッド41aと一対のガイドロッド41bの先端部にプレ
ート42を介してプッシャー43が取付けられている。
このプッシャー43の長さは、ラップの幅よりもやや狭
くなっている。そして、エアーシリンダー41のロッド
41aの突出により前記プッシャー43が前進して、前
記ラップコンダクター8の上面において互いに重なり合
っている新旧の両ラップNL,OLを圧接することによ
り、両ラップNL,OLが継ぎ合わせられるようになっ
ている。
【0017】そして、コーマー機においては、図1及び
図8に示されるように、ラップローラー1,2上に載置
された満ラップロールFRに巻回されているラップLを
クッションプレート33上に送り、該プレート33と共
にニッパーナイフ44で把持した状態のラップLの先端
をコーミングシリンダー3のシリンダーハーフラップに
植設したシリンダーニードルと称される針列(図示せ
ず)が梳って、ラップLから短繊維等(ネップ等の夾雑
物を含む)を除去して、フリースFとしている。このフ
リースFをニッパー装置Nの前進によってデタッチング
ローラー45に向けて移動させている。このフリースF
の前進に対応してデタッチングローラー45を逆転させ
て、先に引き抜いたフリースFを後退させ、該フリース
Fの後端部を新たに梳られたフリースFの先端部を重ね
合わせる。その後デタッチングローラー45を正転さ
せ、新たに梳られたフリースFを引き取るように構成さ
れている。また、クッションプレート33側に加圧され
ているフィードローラー46が間欠回転し、次のコーミ
ングのためのラップLをクッションプレート33の前方
端より更に前方に送っている。コーミングシリンダー3
によるシリンダーコーミングとトップコーム47による
トップコーミングとを行い、前記のようにラップLを間
欠的に送ることを繰り返して、満ラップロールFRは小
玉ラップロールERとなり、信号によって機台は停止さ
れる。
【0018】前記の如く、一対のラップローラー1,2
上に載置されているラップロールの供給ラップが紡出に
よって巻き戻されて、その残量が少なくなると(小玉ラ
ップロールERになると)、検知器からの指令によって
機台は停止し、その後にインチングで機台を動かして、
ニッパー装置Nが最前進位置に達すると再び機台を停止
させる(図8)。該ニッパー装置Nが最前進位置にある
ことが確認されて、コントロールボックスからラップ継
ぎ指令が出されると、エアーシリンダー23のエアーポ
ートに圧縮空気が供給され、そのロッド23aが突出し
て、該ロッド23aの先端部に回転自在に取り付けられ
ている上部把持ローラー9が下部把持ローラー11に圧
接し、一対の把持ローラー9,11によって小玉ラップ
ロールERから巻き戻された旧ラップOLが把持され
る。また、一対のボビン加圧シリンダー27のエアーポ
ートにも圧縮空気が供給されて、そのロッド27aが突
出し、更にその突出端において該ロッド27aが90°
回動することにより、該ロッド27aの先端部に取付け
られているボビン把持レバー28が小玉ラップロールE
Rのボビン26の内部に入り込んで、該ボビン26の軸
線方向の両側部分にそれぞれボビン把持レバー28が係
合される(図7及び図8)。
【0019】上記の如く、ボビン26の軸線方向の両側
部分にそれぞれボビン把持レバー28を係合させた状態
で、ボビン加圧シリンダー27のロッド27aを引っ込
めることにより、該ボビン26を一対のラップローラー
1,2に対して加圧すると共に、デュアルシリンダー2
5によってバックラップローラー回動シャフト7を回動
させて、バックラップローラー2を機台後方に移動させ
て、その中間位置まで移動させる。該ボビン26は、一
対のボビン加圧シリンダー27によって一対のラップロ
ーラー1,2に対して加圧されているため、バックラッ
プローラー2が機台後方に移動することにより、該ボビ
ン26は、シューター29の側(機台後方)に僅かに移
動される。このようにして、ボビン26が機台後方に移
動させられると、これよりも前方において一対の把持ロ
ーラー9,11で把持されている旧ラップOLに張力が
加わり、該旧ラップOLは、フロントラップローラー1
と一対の把持ローラー9,11とのほぼ中間位置で切断
される(図9)。
【0020】このようにして、旧ラップOLが切断され
た後に、一対のボビン加圧シリンダー27のロッド27
aに上記と逆方向の各運動を行わせて、一対のラップロ
ーラー1,2に対するボビン26の加圧を解除して、図
9で2点鎖線で示されるように、ボビン把持レバー28
を待機位置に復帰させる。この状態では、ボビン26
は、フロントラップローラー1と、中間位置に位置して
いるバックラップローラー2とに載置されている。そし
て、デュアルシリンダー25により、バックラップロー
ラー2を更に機台後方に移動させて、その後退端である
退避位置まで移動させると、一対のラップローラー1,
2の間隔が更に広くなって、図9で一点鎖線で示される
ように、該一対のラップローラー1,2に載置されてい
るボビン6は、その位置から直下のシューター29の上
に落下した後に転動して外部に排出される。
【0021】このようにして、小玉ラップロールERの
ボビン26を一対のラップローラー1,2 の間から落下
排出させた後に、上部把持ローラー9を上方に移動させ
て、その待機位置に復帰させることにより、旧ラップO
Lの把持を解除すると共に、デュアルシリンダー25に
よってバックラップローラー回動シャフト7を上記と逆
方向に回動させて、図10で実線で示されるように、バ
ックラップローラー2を前進端のラップ供給位置まで移
動させる。そして、上記したように上部把持ローラー9
が待機位置に復帰すると、機台運転指令が出され、図1
0で実線で示されるように機台の運転が開始され、これ
により旧ラップOLの後端部がラップコンダクター8の
略中央位置に達して、該ラップコンダクター8の上面と
相対向して配設されている検知器48が旧ラップOLの
後端部を検知すると、機台停止信号が出されて機台の運
転が停止される。ニッパー装置Nの最前進位置で機台が
停止された後に、エアーシリンダー36のポートに圧縮
空気が供給されて、そのロッド36aが突出すると、該
ラップコンダクター8は支承ロッド31を中心に回動さ
れ、ラップコンダクター8上の旧ラップOLは、この幅
よりも長さが短く形成されたプッシャー43に保持され
る(図11)。エアーシリンダー36のロッド36aを
元の位置に復帰させることにより、ラップコンダクター
8を再び回動させて、該コンダクター8を紡出時の位置
に復帰させる(図12)。
【0022】このようにして、ニッパー装置Mの最前進
位置において、ラップコンダクター8が機台後方に回動
して紡出時の位置に復帰すると、一対のラップローラー
1,2の上流側の上方位置に配置され、予備満ラップロ
ールを載置するラップテーブル(図示せず)から予備満
ラップロールが転動されて、該一対のラップローラー
1,2上に載置される(図12)。該一対のラップロー
ラー1,2上に載置された満ラップロールFRは、前工
程であるラップフォマー機において、そのラップLの始
端部が円周上のほぼ一定の位置になるように位置決めさ
れているので、一対のラップローラー1,2に載置され
た満ラップロールFRのラップLの始端部も円周上のほ
ぼ一定の位置であるフロントラップローラー1の下流側
で、しかも斜上方の部分に位置する。その後に、図12
で実線で示されるように、吸引パイプ13内に吸引気流
を及ぼした状態のままで、シャフト21の回動により一
対のレバー12を回動させて、該吸引パイプ13が内装
されている下部把持ローラー11をローラーシャフト5
を回動支点として満ラップロールFRに向けて回動させ
て、これに軽く押し付けると、多孔ローラーから成る下
部把持ローラー11は、満ラップロールFRに巻回され
ている新ラップNLの始端部を吸引把持し、そのままの
状態で該下部把持ローラー11を元の位置に復帰させる
(この下部把持ローラー11の回動運動は連続して2な
いし3回行って、より確実に新ラップNLの始端部を把
持することが望ましい)。下部把持ローラー11を元の
位置に復帰させた後に、吸引パイプ13に及んでいる吸
引気流を止めると、新ラップNLの始端部は、下部把持
ローラー11の上に載置された状態となる。
【0023】下部把持ローラー11の上に新ラップNL
の始端部が載置されている状態において、エアーシリン
ダー23のロッド23aを突出させて、一対の把持ロー
ラー9,11により新ラップNLの始端部を把持し、こ
の状態で機台を駆動するモーターとは別のサーボモータ
ー(図示せず)によりローラーシャフト5を駆動回転さ
せることにより、満ラップロールFRの新ラップNLを
巻き戻して、該新ラップNLをラップコンダクター8上
に送給する(図13)。このラップコンダクター8への
新ラップNLの送給は、前記検知器48がラップコンダ
クター8上の新ラップNLの始端部を検知してなお2秒
間続けて行った後に、該サーボモーターの駆動を停止さ
せる。
【0024】上記のようにして、ラップコンダクター8
の上に所定長の新ラップNLが載置されて、ローラーシ
ャフト5を駆動するサーボモーターが停止すると、ラッ
プ圧接装置Cを構成するエアーシリンダー41のポート
に圧縮空気が供給されて、そのロッド41aが突出され
る。これにより、エアーシリンダー41のロッド41a
の先端のプッシャー43に保持されていた旧ラップOL
の後端部は、新ラップNLの始端部の上に重ね合わせら
れる(図14)。そして、新ラップNLの上に旧ラップ
OLが重ね合わせられた後においても、エアーシリンダ
ー41のロッド41aは所定長だけ突出するため、その
先端に取付けられているプッシャー43は、旧ラップO
Lと新ラップNLの上記重なり部分を斜下方から斜上方
に向けてラップコンダクター8に沿って移動することに
より、該重なり部分を撫で付けるようにして圧接して、
両ラップOL,NLを継ぎ合わせた後に、元の位置に復
帰させる(図15)。また、プッシャー43の復帰と同
時にエアーシリンダー23の作動により、上部把持ロー
ラー9を上方の待機位置に移動させて、新ラップNLに
対する把持を解除する(図15)。
【0025】そして、エアーシリンダー23のロッド2
3aが待機位置に復帰すると、機台運転指令が出され
る。この時、一対の把持ローラー9,11及び一対のラ
ップローラー1,2の駆動源である前記サーボモーター
は、機台を駆動させるモーターよりも2秒遅れて駆動す
るように設定されているので、ラップコンダクター8上
で継がれた新旧の両ラップOL,NLのラップ継ぎ時に
生じた弛みが除去され、そのまま紡出運転を行うことが
できる(図16)。
【0026】
【発明の効果】本発明は、コーマー機に比較的簡単な構
成のラップ自動継ぎ装置を装着することにより、旧ラッ
プの切断、小玉ラップロールのボビンの排出、満ラップ
ロールに巻回されている新ラップの剥取り、及びその送
給、並びにラップコンダクター上における新旧の両ラッ
プの圧接の各操作を全て自動的に行うことができて、新
旧の両ラップを自動的に継ぎ合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラップ自動継ぎ装置の側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく部分平面断面図である。
【図4】下部把持ローラー11がローラーシャフト5を
中心にして回動する構造を示す側面図である。
【図5】同様の構造を異なる状態で示した側面図であ
る。
【図6】バックラップローラー2がデュアルシリンダー
25により異なる三位置で停止可能に移動することを示
す側面図である。
【図7】ボビン加圧装置Bを構成する一対のボビン加圧
シリンダー27により小玉ラップロールERのボビン2
6が一対のラップローラー1,2に対して加圧されるこ
とを示す図である。
【図8】小玉ラップロールERのボビン26の軸線方向
の両端部にそれぞれボビン把持レバー28が係合され
て、該ボビン26が一対のラップローラー1,2に対し
て加圧された状態の側面図である。
【図9】一対の把持ローラー9,11とフロントラップ
ローラー1との間で旧ラップOLが切断された状態を示
す側面図である。
【図10】機台(ニッパー装置N)の運転により切断さ
れた旧ラップOLが機台前方に送られることを示す側面
図である。
【図11】ラップコンダクター8の機台前方への回動に
より、この上に載せられている旧ラップOLがプッシャ
ー43に保持された状態を示す側面図である。
【図12】旧ラップOLをプッシャー43に保持させた
後にラップコンダクター8のみが機台後方に回動して正
規の位置に復帰した状態を示す側面図である。
【図13】一対のラップローラー1,2に載置された満
ラップロールFRに巻回されている新ラップNLの始端
部を吸引把持して剥ぎ取った後に、この新ラップNLが
一対の把持ローラー9,11によりラップコンダクター
8の上に送給された状態を示す側面図である。
【図14】ラップコンダクター8の上において新ラップ
NLの上に旧ラップOLが重ね合わせられた状態を示す
側面図である。
【図15】プッシャー43の前進によりラップコンダク
ター8の上において新旧の両ラップNL,OLが継ぎ合
わされた後に、該プッシャー43が元の位置に復帰した
状態を示す側面図である。
【図16】一対の把持ローラー9,11及び一対のラッ
プローラー1,2が機台の運転に対して遅れて駆動され
ることにより、新旧の両ラップNL,OLのラップ継ぎ
時に生じた弛みが除去された状態を示す側面図である。
【符号の説明】
A:旧ラップ把持装置 B:ボビン加圧装置 C:ラップ圧接装置 FR:満ラップロール ER:小玉ラップロール NL:新ラップ OL:旧ラップ N:ニッパー装置 1:フロントラップローラー 2:バックラップローラー 7:バックラップローラー回動シャフト 8:ラップコンダクター 9:上部把持ローラー 11:下部把持ローラー 12:レバー 13:吸引パイプ 26:ボビン 27:ボビン加圧シリンダー 28:ボビン把持レバー(係合具) 43:プッシャー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーマー機を構成する一対のラップ供給
    ローラー上に載置されている小玉ラップロールから巻き
    戻された旧ラップを切断して、該旧ラップの後端部に、
    前記一対のラップ供給ローラー上に新たに載置される満
    ラップロールから巻き戻された新ラップの始端部を自動
    的に継ぎ合わせる方法であって、 小玉ラップロールから巻き戻された旧ラップを上下一対
    の把持ローラーで把持し、しかも該小玉ラップロールの
    ボビンを下方に加圧した状態で、一対のラップ供給ロー
    ラーのうち後方のバックラップ供給ローラーのみを機台
    後方に移動させて前記旧ラップに張力を与えて切断する
    旧ラップ切断工程と、 該ボビンに対する加圧を解除すると共に、バックラップ
    供給ローラーのみを更に機台後方に移動させて、一対の
    ラップ供給ローラー間から小玉ラップロールのボビンを
    排出させるボビン排出工程と、 機台の運転により旧ラップの後端部をラップコンダクタ
    ー上に移動させておいて、始端部が円周上の特定部に位
    置するようにして一対のラップ供給ローラー上に新たに
    満ラップロールを載置して、該満ラップロールに巻回さ
    れている新ラップの始端部を吸引パイプにより吸引把持
    して引き剥がした後にラップコンダクター上に送給し
    て、旧ラップの後端部と新ラップの始端部とを重ね合わ
    せる新ラップ送給工程と、 該ラップコンダクター上において互いに重ね合わせられ
    た旧ラップの後端部と新ラップの始端部とを圧接して新
    旧の両ラップを継ぐラップ継ぎ工程と、 から成ることを特徴とするラップを自動継ぎする方法。
  2. 【請求項2】 コーマー機を構成する一対のラップ供給
    ローラー上に載置されている小玉ラップロールから巻き
    戻された旧ラップを切断して、該旧ラップの後端部に、
    前記一対のラップ供給ローラー上に新たに載置される満
    ラップロールから巻き戻された新ラップの始端部を自動
    的に継ぎ合わせる装置であって、 前記一対のラップ供給ローラーに載置されている小玉ラ
    ップロールのボビンを該一対のローラーに対して加圧さ
    せるためのボビン加圧装置と、該一対のラップ供給ロー
    ラーのうち機台前方のローラーと、これよりも前方に配
    設されているラップコンダクターとの間において旧ラッ
    プを把持するための上下一対の把持ローラーから成る旧
    ラップ把持装置と、該一対のラップ供給ローラーに載置
    された満ラップロールに巻回されている新ラップの始端
    部を吸引パイプにより吸引把持して機台前方に向けて引
    き剥がすための新ラップ引剥し装置と、前記ラップコン
    ダクターに対して接近離隔するプッシャーを、該ラップ
    コンダクター上において重ね合わせられている新旧の両
    ラップに圧接させて該両ラップを継ぐためのラップ圧接
    装置とを備え、 旧ラップ把持装置を構成する一対の把持ローラーにより
    旧ラップを把持すると共に、ボビン加圧装置により小玉
    ラップロールのボビンを一対のラップ供給ローラーに対
    して加圧した状態で、一対のラップ供給ローラーのうち
    後方のローラーのみを機台後方に移動させることによ
    り、旧ラップに張力を加えて切断した後に、一対のラッ
    プ供給ローラーに新たに載置された満ラップロールに巻
    回されている新ラップの始端部を、新ラップ引剥し装置
    を構成する吸引パイプにより引き剥がして、該新ラップ
    を機台前方に送給させることにより、ラップコンダクタ
    ー上において新旧の両ラップを重ね合わせ、これらに対
    してラップ圧接装置を構成するプッシャーを圧接させ
    て、新旧の両ラップを継ぐように構成したことを特徴と
    するラップを自動継ぎする装置。
  3. 【請求項3】 ボビン加圧装置は、一対のラップ供給ロ
    ーラーに載置されている小玉ラップロールのボビンの両
    端部に係合具を係合させて、該係合具を下方に引っ張る
    ことにより一対のラップ供給ローラーに対して該ボビン
    を加圧させる構成であることを特徴とする請求項2に記
    載のラップを自動継ぎする装置。
  4. 【請求項4】 小玉ラップロールのボビンの両端部に係
    合される係合具は、シリンダーのロッドの先端に取付け
    られていて、該ロッドが直線運動と回動運動の双方を行
    うことにより、該係合具が同様の運動を行う構成である
    ことを特徴とする請求項3に記載のラップを自動継ぎす
    る装置。
  5. 【請求項5】 一対のラップ供給ローラーのうち機台後
    方のバックラップ供給ローラーは、ローラー回動シャフ
    トにレバーを介して連結されていて、該ローラー回動シ
    ャフトをデュアルシリンダにより異なる三位置で停止可
    能にして回動させることにより、ローラー回動シャフト
    を支点にしてバックラップ供給ローラーをラップ供給位
    置から中間位置まで回動させて、一対の把持ローラーで
    把持されている旧ラップを切断すると共に、バックラッ
    プ供給ローラーを後退端である退避位置まで回動させる
    ことにより、一対のラップ供給ローラーに載置されてい
    る小玉ラップロールを落下排出させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載のラップを自動継ぎする
    装置。
  6. 【請求項6】 旧ラップ把持装置を構成する一対の把持
    ローラーのうち下部に配設される下部把持ローラーは、
    その長手方向に長孔状の吸引口が設けられていると共
    に、フロントラップ供給ローラーを嵌め込んでいるロー
    ラーシャフトを支点にして回動可能な構成になってい
    て、満ラップロールに巻回されている新ラップの始端部
    を吸引把持して引き剥がすための吸引パイプの機能を兼
    用していることを特徴とする請求項2に記載のラップを
    自動継ぎする装置。
  7. 【請求項7】 下部把持ローラーは、長手方向に長孔状
    の吸引口が設けられた吸引ローラーの外側に多孔ローラ
    ーが回転可能に支承された構成であることを特徴とする
    請求項6に記載のラップを自動継ぎする装置。
  8. 【請求項8】 一対のラップ供給ローラーと、旧ラップ
    把持装置を構成する一対の把持ローラーは、いずれも機
    台の各装置とは独立して駆動される構成であることを特
    徴とする請求項2に記載のラップを自動継ぎする装置。
  9. 【請求項9】 ラップコンダクターは、その下端部を支
    点にして回動可能に支承されていると共に、ラップ圧接
    装置を構成するプッシャーは、ラップコンダクターの機
    台前方側で、しかもニッパー装置の最前進位置における
    トップコームの上方に配設され、旧ラップの後端部がラ
    ップコンダクターの上端部に載置された状態で該ラップ
    コンダクターを機台前方側に回動させて、該旧ラップを
    前記プッシャーに保持させた状態でラップコンダクター
    のみを機台後方に回動復帰させて、満ラップロールに巻
    回されている新ラップの始端部をラップコンダクターの
    上面に送給可能にすることにより、新ラップの始端部の
    上方に旧ラップの後端部を重ね合わせられるようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載のラップを自動継ぎす
    る装置。
  10. 【請求項10】 ラップ圧接装置を構成するプッシャー
    は、ラップコンダクター上において旧ラップの後端部が
    上方となるようにして重なり合っている新旧の両ラップ
    を斜下方から斜上方に向けて撫で付けるようにして圧接
    する構成になっていることを特徴とする請求項2に記載
    のラップを自動継ぎする装置。
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JP2017089019A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 株式会社豊田自動織機 コーマにおけるラップ切断方法及びラップ切断装置

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