JPH09194028A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

Info

Publication number
JPH09194028A
JPH09194028A JP8007202A JP720296A JPH09194028A JP H09194028 A JPH09194028 A JP H09194028A JP 8007202 A JP8007202 A JP 8007202A JP 720296 A JP720296 A JP 720296A JP H09194028 A JPH09194028 A JP H09194028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
belt
parts
tool
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8007202A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Akahori
政弘 赤堀
Yoshiteru Kurita
芳暉 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Nagata Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Nagata Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd, Nagata Seiki Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP8007202A priority Critical patent/JPH09194028A/ja
Publication of JPH09194028A publication Critical patent/JPH09194028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の供給を確実、かつ適切に行う。 【解決手段】 スティック6の部品をベルト20上に導
き、この部品をベルト20の移動に応じて部品取出し部
10に給送してノズル部材Saにより取出させるように
ベルトフィーダ1を構成した。部品取出し部10には、
給送される先頭の部品を導入、保持する分離プレート3
5を設けるとともに、この分離プレート35を、ベルト
20に連続配置されて部品の導入を可能とする部品導入
位置とその前方のノズル部材Saによる所定の部品取出
し位置とにわたって進退可能に設けた。そして、ノズル
部材Saの部品取出し時にのみ分離プレート35を部品
取出し位置に移動させ、先頭の部品を次の部品から離間
させた状態でノズル部材Saによる部品の取出しが行わ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実装機において基
板に電子部品を実装するために、無端状のベルトによっ
て電子部品を所定位置に次々に供給する部品供給装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント基板に電子部品を実
装する実装機において、実装用ヘッドによる部品の実装
に応じて所定の部品取出し位置に電子部品を順次供給す
る部品供給装置は種々知られている。例えば、固定抵抗
器やIC等の小型のチップ部品を供給する場合、多数の
電子部品を収納してリール状に巻回されたテープを繰り
出しながら部品を供給するようなテープフィーダが用い
られているが、SOPやPLCC等の比較的大型の部品
の供給に際しては、このようなテープフィーダーによら
ずベルトコンベア式のフィーダを用いるのが主流であ
る。
【0003】ベルトコンベア式のフィーダ(以下、ベル
トフィーダという)は、例えば、SOP等の部品を一列
に収納したスティックを適度に傾けた状態で上流側に装
着し、自重でベルト上に滑り落ちてくる部品をベルトコ
ンベアの駆動によって間歇的に下流側の部品取出し位置
に供給する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のベルトフィー
ダは、一般に、上記ティック部分から次々に送り込まれ
る部品をベルト上に一列に並べて部品取出し位置まで運
び、部品の移動方向に設けられた所定の位置決め部に先
頭の部品を当接させてこの先頭の部品を吸着ノズル等に
より取出させるように構成されているため、例えば、前
後の部品間に隙間が無かったり、あるいは部品の間隔が
極端に狭かったりすると、先頭の部品が位置決め部と次
の部品とに挟み付けられるような場合がある。そして、
このような場合には、部品の取出しが適切に行われなか
ったり、あるいは先頭の部品は適切に取出されたもの
の、次の部品が先頭の部品の取出しに応じて起立した
り、裏返る等して次の部品の取出しに影響を与えること
が多い。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、ベルトコンベア式の部品供給装置にお
いて、確実、かつ適切に部品の供給を行うことができる
部品供給装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る部品供給
装置は、ベルト上に並べた部品をこのベルトの移動に伴
い部品取出し部に給送し、部品取出し部に設けた所定の
位置決め部に先頭の部品を当接させた状態でこの部品を
部品取出し用のツールにより取出させるように構成され
たベルトコンベア式の部品供給装置において、上記部品
取出し部に、上記ベルト上にある先頭の部品をベルト移
動に応じて導入、保持する部品保持部を設け、この部品
保持部を、上記ベルトに連続配置された部品の導入を可
能とする部品導入位置と、上記ツールによる部品の取出
し可能な位置であって先頭の部品を次の部品から離間さ
せる部品取出し位置とに亘って移動可能に設けるととも
に、上記ツールによる部品取出し時にのみ上記部品保持
部を上記部品導入位置から部品取出し位置に移動させる
移動手段とを設けたものである。
【0007】この装置によれば、通常時には、部品保持
部が部品導入位置に配置され、ベルトの移動に応じて先
頭の部品が部品保持部に導入されて保持される。そし
て、ツールによる部品の取出しの際には、部品保持部が
部品取出し位置に移動させられ、これにより先頭の部品
が次の部品から離間させられた状態(先頭の部品が次の
部品から切離された状態)で取出される。
【0008】請求項2に係る部品供給装置は、請求項1
記載の装置において、上記ベルトを間歇移動させるとと
もに、上記部品保持部がベルト停止中に上記部品取出し
位置に移動し、ベルト作動時に上記部品導入位置に移動
するように上記ベルトと移動手段とを同期して作動させ
るようにしたものである。
【0009】この装置によれば、ベルトから部品保持部
への先頭部品の導入及び先頭部品と次の部品との切離し
が適切に行われる。
【0010】請求項3に係る部品供給装置は、請求項1
又は2記載の装置において、上記ツールが所定上昇位置
と部品ピックアップのための下降位置とに亘って昇降自
在に設けられるものであって、上記ベルト及び移動手段
を上記ツールの昇降動作に応じて作動させるようにした
ものである。
【0011】この装置によれば、ツールによる部品取出
し動作に応じてベルト及び移動手段の作動が自動的に行
われる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0013】図1は本発明に係る部品供給装置の一例で
あるベルトコンベア式のフィーダ(ベルトフィーダ)の
全体構造を示している。同図に示すように、ベルトフィ
ーダ1はフィーダプレート2を有しておりその前方(同
図では左方)がピン3により位置決めされた状態で実装
機のフィーダ設置台12に取付けられている。
【0014】フィーダプレート2の後方にはスティック
保持台4及びスティック押え5が設けられ、SOP等の
部品を一列に収納したスティック6がこれらによってそ
の先端開口部をフィーダプレート2の前方に向け、先下
がりに傾斜した状態で保持されている。一方、フィーダ
プレート2の前方には、部品吸着用のノズル部材Sa
(ツール)により部品の取出しが行われる部品取出し部
10が設けられている。なお、上記ノズル部材Saは、
実装機の吸着用ヘッド(図示せず)に設けられ、モータ
等の駆動手段により駆動されて昇降するようになってい
る。
【0015】さらに、スティック6から導出される部品
をこの部品取出し部10に給送するためのベルトコンベ
ア11や、スティック6内の部品をスムーズにベルトコ
ンベア11に導出するためのガイド機構7等が上記フィ
ーダプレート2に一体に設けられている。
【0016】上記ベルトコンベア11は、アイドルプー
リ15〜17、駆動プーリ18及びテンションプーリ1
9に掛け渡されて上記スティック6の先端部付近から部
品取出し部10に至る部品搬送部を形成する無端状のベ
ルト20と、このベルト20を移動させるための送り機
構13とから構成されている。
【0017】上記ベルト20において、スティック6の
先端部付近から部品取出し部10に至る部分は、ベルト
ガイド34(図5に示す)により支持されており、これ
により部品搬送部が略水平となっている。この部分に
は、さらにベルト20の幅方向両側に部品ガイド33
(図4に示す)が配設され、これによってベルト20か
らの部品の脱落が防止されるようになっている。
【0018】上記送り機構13は、図2に示すように、
駆動プーリ18に付設されたギアに噛合する遊星ギア2
2を具備し、上記駆動プーリ18の支持軸18aに回転
自在に支持される揺動板21と、アーム23を介して上
記揺動板21に連結されるエアシリンダ24と、後記第
2スライダ43によりオンオフされ、エアシリンダ24
へのエア圧の供給を断続するスイッチングバルブ25
(図1に示す)とから構成されており、スイッチングバ
ルブ25のオンオフによるエアシリンダ24のロッド進
退に応じて上記揺動板21を支持軸18a回りに揺動さ
せることによりベルト20を部品の送り方向(図2の一
点鎖線矢印に示す方向)に回転移動させるようになって
いる。
【0019】すなわち、上記揺動板21の遊星ギア22
にはワンウェイクラッチが内臓され、遊星ギア22の支
持軸22aに対する正転方向(図2の破線矢印方向)の
相対回転のみが許容されるように構成されており、エア
シリンダ24のロッド突出駆動による揺動板21の揺動
時にはこの揺動に伴い遊星ギア22が駆動プーリ18に
付設されたギアと噛合しながらその外周に沿って回転す
る一方、ロッド引込み駆動による揺動板21の揺動時に
は遊星ギア22の回転が阻止されることにより揺動板2
1の揺動に伴い上記付設ギアを介して駆動プーリ18を
同図の破線方向に回転させ、これによってベルト20を
部品の送り方向に移動させるようになっている。
【0020】なお、上記エアシリンダ24には図示を省
略しているがロッドを引込み位置に付勢するスプリング
が内臓されており、エア圧の供給によりロッドが突出さ
れる一方、エア圧の供給が遮断されるとスプリングの付
勢力によりロッドが引込み位置にリセットされ、これに
よってロッドの進退が行われるようになっている。
【0021】また、上記送り機構13には、部品の種類
に応じてその送り量、つまりベルト20の移動量を調整
するための機構が一体に組み込まれている。
【0022】すなわち、フィーダプレート2の中央部分
には、図2に示すように支持軸27に規制板28が回動
自在に支持されており、この規制板28がリンク30を
介して上記揺動板21に連結されることによって揺動板
21と連動するようになっている。
【0023】上記規制板28には、上下一対の当たり2
8a,28bが設けられており、これらが規制板28の
揺動に伴いフィーダプレート2に突設された各ストッパ
31,32と係合するようになっている。具体的には、
エアシリンダ24のロッドが完全に引き込まれて上記揺
動板21が揺動始点位置(図2の実線に示す位置)にあ
るときに上記当たり28aがストッパ31と係合し、エ
アシリンダ24のロッドが突出されて揺動板21が揺動
終点位置(図2の二点鎖線に示す位置)にあるときに上
記当たり28bがストッパ32と係合するようになって
いる。
【0024】また、上記規制板28には、複数のリンク
取付部29が上記支持軸27の下方に上下一列に並べて
設けられており、規制板28に対するリンク30の取付
け位置が部品の種類に応じて変更され得るようになって
いる。
【0025】つまり、上記規制板28では、支持軸27
に近いリンク取付部29程、支持軸27回りのリンク取
付部29の許容移動量、すなわち当たり28aがストッ
パ31と係合した状態から当たり28bがストッパ32
と係合するまでのリンク取付部29の移動量が小さくな
るため、リンク30がこれらのリンク取付部29に対し
て選択的に取付けられると、選定さたリンク取付部29
の許容移動量に応じて揺動板21の揺動量、すなわち、
上記揺動始点位置から揺動終点位置までの揺動板21の
揺動量が機械的に規制され、これによってベルト20の
移動量が調整されるようになっている。
【0026】上記ガイド機構7は、シューター8とこれ
に対向配置されるドラム9とから構成されており、図1
に示すようにスティック保持台4等に保持される上記ス
ティック6とベルトコンベア11の上記ベルト20表面
との間に配設されている。
【0027】上記シューター8は、上記スティック6内
を自重で滑り落ちてくる部品をベルト20上に導くため
の筒状の部材で、図3に示すようにスティック6と同角
度で傾斜する傾斜面の先端(下端)に上記ベルト20の
表面に続く緩やかなR面を備えた滑走面8aと、この滑
走面8aのうち主に上記傾斜面の部分に対向して配設さ
れる保護板8bと、図外の側壁とから構成されている。
【0028】一方、上記ドラム9は、上記滑走面8aの
うちR面に対向して回転可能に配置されており、シュー
ター8において主にR面の部分からの部品の飛び出し等
を防止するようになっている。ドラム9は、同図に示す
ようにその外周に径の異なる複数の周面9a〜9dを備
えており、回転させることにより周面9a〜9dのいず
れかを選択的に上記R面に対向させた状態で保持するこ
とができるように構成されている。すなわち、R面とド
ラム9との間隔hと部品サイズとの関係で、間隔hが部
品に対して大きすぎると給送中に部品が浮き上がったり
傾いたりした状態で後続部品に押し付けられて詰まると
いった虞があるため、周面9a〜9dを選択的に上記R
面に対向させてドラム9とR面との間隔hを部品サイズ
に応じて変更することで、ベルト20への部品の給送が
スムーズに行われ得るようになっている。
【0029】図4及び図5は、上記部品取出し部10の
構造を示している。これらの図に示すように、部品取出
し部10には、ベルトコンベア11により給送された先
頭の部品Pを導入して保持する部品保持分としての分離
プレート35が設けられている。
【0030】分離プレート35は上記ベルト20に連続
し、かつその表面がベルト20の表面と面一、あるいは
ベルト20の表面より適度に低くなるように設けられて
いる。詳しくは、図5に示すように、上記ベルト20は
上記ベルトガイド34の先端からフィーダプレート先端
に配されるアイドルプーリ16に向かって斜め下方に導
かれており、上記分離プレート35がこの部分において
ベルト20の上部に配設されている。分離プレート35
の後端(右端)下面にはテーパが施されており、これに
より分離プレート35の表面とベルト20の表面とがベ
ルトガイド34の先端部分でほぼ連続するように構成さ
れている。
【0031】分離プレート35には、図4に示すよう
に、上記部品ガイド33に対応するガイド36が設けら
れ、これにより部品Pがベルト20からスムーズに分離
プレート35上に導入され得るように構成されている。
また、部品Pの送り方向に対する位置決めプレート37
が設けられ、部品Pの先端をこの位置決めプレート37
に当接させることによって先頭の部品Pのみを分離プレ
ート35上に導入し、次の部品Pが分離プレート35上
に侵入するのを阻止するようになっている。なお、上記
位置決めプレート37は、長孔37aを介してビス止め
されることによりその当たり位置を部品Pの送り方向に
調整し得るように構成されており、こうすることで部品
サイズの変更等に応じて先頭の部品Pのみを分離プレー
ト35上に保持することができるようになっている。
【0032】上記分離プレート35は、上記ノズル部材
Saの下降、上昇動作に伴い、ベルト20に連続配置さ
れて部品Pの導入を可能とする部品導入位置(図5に示
す位置)と、この位置より前方(左方)の部品取出し位
置とに亘って変位可能となっており、以下に説明するよ
うな作動機構により作動するようになっている。
【0033】すなわち、上記フィーダプレート2には、
図5に示すようにフランジ41が設けられ、このフラン
ジ41に第1スライダ38が水平方向にスライド自在に
支持されており、この第1スライダ38の先端に上記分
離プレート35が装着されている。第1スライダ38の
後端部には、図1に示すようにフィーダプレート2に回
転自在に軸支された中間レバー39が連結されており、
この中間レバー39の揺動に応じて上記第1スライダ3
8がスライドするようになっている。また、フィーダプ
レート2における上記部品取出し部10の後方には、部
品取出し時におけるノズル部材Saの下降、上昇に伴
い、ノズル部材Saと一体に昇降するプッシュロッドS
bにより作動されて揺動する起動レバー42が取付けら
れるとともに、このレバー42に連動してスライドし、
上記中間レバー39を揺動させる第2スライダ43が設
けられている。なお、上記各レバー39,42にはそれ
ぞれフィーダプレート2との間に各レバー39,42を
一方側に付勢する引張りバネ40,44が装着されてい
る。
【0034】つまり、ノズル部材Saの下降に伴いプッ
シュロッドSbが起動レバーの先端を押し下げて起動レ
バー42を揺動させると、第2スライダ43がスライド
して中間レバー39が揺動させられ、これにより第1ス
ライダ38がスライドして分離プレート35が上記部品
導入位置から図6に示すような部品取出し位置に変位さ
せられる。これにより分離プレート35上の部品Pがノ
ズル部材Saの下方に配置される。一方、ノズル部材S
aが上昇すると、上記引張りバネ40,44の引張り力
により各レバー39,42が初期位置に揺動させられ、
これに伴い分離プレート35が部品取出し位置から部品
導入位置にリセットされるようになっている。
【0035】ところで、起動レバー42に連動する上記
第2スライダ43は、スライドに応じて上記スイッチン
グバルブ25をオンオフするように構成されており、こ
れによりエアシリンダ24へのエア圧の供給を断続する
ようになっている。具体的には、ノズル部材Saの下降
による第2スライダ43のスライドにより上記スイッチ
ングバルブ25をオンするようになっている。
【0036】次に上記ベルトフィーダ1の部品供給動作
について説明する。
【0037】以上のように構成されたベルトフィーダ1
によると、上記スティック6から自重で滑り落ちた部品
Pがガイド機構7を介してベルト20上に導かれた後、
上記送り機構13の作動によるベルト20の移動に伴っ
て部品取出し部10に給送されてノズル部材Saにより
取出される。
【0038】ノズル部材Saによる部品Pの取出しは、
ノズル部材Saが部品取出し部10に対して昇降するこ
とにより行われる。
【0039】この際、部品Pを取出すべくノズル部材S
aが下降すると、これに伴い起動レバー42が揺動させ
られて分離プレート35が部品導入位置から部品取出し
位置に移動させられ、これにより分離プレート35上の
部品Pがこの位置においてノズル部材Saにより吸着さ
れる。また、起動レバー42の上記の揺動に応じてスイ
ッチングバルブ25がオンされ、これによりエアシリン
ダ24が駆動、つまりロッドが突出して揺動板21が揺
動始点位置から揺動終点位置に揺動させられる。
【0040】部品吸着が完了してノズル部材Saが上昇
すると、これに伴い起動レバー42が復帰し、これによ
り分離プレート35が部品取出し位置から部品導入位置
にリセットされるとともに、上記スイッチングバルブ2
5がオフに切換えられてエアシリンダ24が停止され、
これによって揺動板21が揺動終点位置から揺動始点位
置にリセットされる。
【0041】このように揺動板21がリセットされる
と、リセット時の揺動板21の揺動に伴い駆動プーリ1
8が回転させられてベルト20が移動し、これによって
ベルト20上に並んだ部品Pが一体に部品Pの送り方向
に移動させられる。この際、先頭の部品Pが、ベルト2
0の回転に伴い上記分離プレート35上に導入され、こ
れによりベルトフィーダ1が部品Pの取出し待機状態と
なる。
【0042】そして、以後上記のような部品取出し動作
が繰り返し行われることによって部品Pが間歇的に部品
取出し部10に給送される。
【0043】以上のように構成された上記ベルトフィー
ダ1によれば、上述のように、取り出すべき先頭の部品
が分離プレート35上に保持され、ノズル部材Saによ
る部品の取出しの際には、この分離プレート35が部品
取出し位置に移動させられ、これにより先頭の部品が次
の部品から離間させられた状態でノズル部材Saによる
部品の取出しが行われるようになっているので、例え
ば、前後の部品の間に隙間が無かったり、あるいは部品
の間隔が極端に狭かったりする場合であっても、ノズル
部材Saによる取出し時には、先頭の部品と次の部品と
の間に確実に隙間を設けて部品の取出しを行うことがで
きる。
【0044】そのため、位置決め部と次の部品とに先頭
の部品が挟み付けられて部品の取出しが適切に行われな
かったり、あるいは先頭の部品は適切に取出されたもの
の、次の部品が先頭の部品の取出しに応じて起立した
り、裏返る等して次の部品の取出しに影響を与えるとい
った不都合を招くことが全くない。従って、従来のこの
種のベルトフィーダに比べると、部品を確実、かつ適切
に供給することができる。
【0045】なお、上記ベルトフィーダ1は、本発明に
係る部品供給装置の一例であって、その具体的な構成は
本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0046】例えば、上記ベルトフィーダ1では、部品
取出し時のノズル部材Saの昇降動作による起動レバー
42の揺動に応じてエアシリンダ24のスイッチングバ
ルブ25をオンオフし、エアシリンダ24のロッド進退
に応じて揺動板21を揺動させることによりベルト20
を移動させるように送り機構13が構成されているが、
送り機構の構成は必ずしもこれに限られるものではな
く、例えば、エアシリンダ等の駆動源を用いることなく
単に起動レバー42の揺動に連動するラチェット回動機
構等を設けてベルトを移動させるようにしてもよい。ま
た、より精密な送り量管理が要求されるような場合に
は、パルスモータを駆動源とする送り機構を構成するよ
うにしてもよい。
【0047】また、上記実施形態は、ノズル部材Saに
より部品を吸着して取出すタイプの実装機に本願発明の
部品供給装置が適用された例であるが、例えば、チャッ
クにより部品を挾持して部品を取出すタイプの実装機に
も本願発明の部品供給装置は適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ベルト
上に並べた部品をベルトの移動に伴い部品取出し部に給
送して部品取出し用のツールにより取出させるようにし
たベルトコンベア式の部品供給装置において、ベルト上
にある先頭の部品をベルトの移動に応じて導入、保持す
る部品保持部を設け、これを部品導入位置と部品取出し
位置とに亘って移動可能に設けるとともに、部品取出し
時にのみ部品保持部を部品取出し位置に移動させるよう
にしたので、ツールによる部品の取出しの際には、取出
すべき先頭の部品を確実に次の部品から離間させた状態
で取出すことができる。そのため、従来のこの種のベル
トフィーダのように、先頭の部品が位置決め部と次の部
品とに挟み付けられるようなことがなく、従って、部品
の供給を確実、かつ適切に行うことができる。
【0049】特に、上記ベルトを間歇移動させ、部品保
持部がベルト停止中に部品取出し位置に移動し、ベルト
作動時に上記部品導入位置に移動するようにベルトと移
動手段とを同期して駆動させるようにすれば、べルトか
ら部品保持部への先頭部品の導入及び先頭部品と次の部
品との切離しを適切に行うことができ、また、ツールが
所定上昇位置と部品ピックアップのための下降位置とに
亘って昇降自在に設けられるものである場合には、上記
ベルト及び移動手段を上記ツールの昇降動作に応じて作
動させるようにすれば、ツールによる部品取出し動作に
応じてベルト及び移動手段の作動を自動的に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るベルトフィーダを示す全体構成
図(正面図)である。
【図2】ベルトコンベアの構造を示す要部拡大図であ
る。
【図3】ガイド機構を示す要部拡大図である。
【図4】部品取出し部を示す要部平面図である。
【図5】部品取出し部を示す要部断面図(分離プレート
が部品導入位置にある状態)である。
【図6】部品取出し部を示す要部断面図(分離プレート
が部品取出し位置にある状態)である。
【符号の説明】
1 ベルトフィーダ 2 フィーダプレート 4 スティック 7 ガイド機構 10 部品取出し部 11 ベルトコンベア 13 送り機構 35 分離プレート 38 第1スライダ 39 中間レバー 42 起動レバー 43 第2スライダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト上に並べた部品をこのベルトの移
    動に伴い部品取出し部に給送し、部品取出し部に設けた
    所定の位置決め部に先頭の部品を当接させた状態でこの
    部品を部品取出し用のツールにより取出させるように構
    成されたベルトコンベア式の部品供給装置において、上
    記部品取出し部に、上記ベルト上にある先頭の部品をベ
    ルト移動に応じて導入、保持する部品保持部を設け、こ
    の部品保持部を、上記ベルトに連続配置された部品の導
    入を可能とする部品導入位置と、上記ツールによる部品
    の取出し可能な位置であって先頭の部品を次の部品から
    離間させる部品取出し位置とに亘って移動可能に設ける
    とともに、上記ツールによる部品取出し時にのみ上記部
    品保持部を上記部品導入位置から部品取出し位置に移動
    させる移動手段とを設けたことを特徴とする部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ベルトを間歇移動させるとともに、
    上記部品保持部がベルト停止中に上記部品取出し位置に
    移動し、ベルト作動時に上記部品導入位置に移動するよ
    うに上記ベルトと移動手段とを同期して作動させること
    を特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 上記ツールは所定上昇位置と部品ピック
    アップのための下降位置とに亘って昇降自在に設けられ
    るものであって、上記ベルト及び移動手段を上記ツール
    の昇降動作に応じて作動させることを特徴とする請求項
    1又は2記載の部品供給装置。
JP8007202A 1996-01-19 1996-01-19 部品供給装置 Pending JPH09194028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007202A JPH09194028A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 部品供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8007202A JPH09194028A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 部品供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09194028A true JPH09194028A (ja) 1997-07-29

Family

ID=11659451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8007202A Pending JPH09194028A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 部品供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09194028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008283A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Nagata Seiki Co Ltd 電子部品供給装置
JP2011093628A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sharp Corp 電子部品搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008283A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Nagata Seiki Co Ltd 電子部品供給装置
JP2011093628A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sharp Corp 電子部品搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100341290B1 (ko) 부품실장기
KR910007477B1 (ko) 부품공급장치
JP3602545B2 (ja) 部品供給方法及び装置
JPH09194028A (ja) 部品供給装置
US5755548A (en) Belt drive tube feeder for a surface mount placement system
JP2022028935A (ja) フィーダ
JP3141236B2 (ja) 部品供給方法及びその装置
JP4938607B2 (ja) 部品供給装置及び部品供給装置におけるサプレッサの開放状態の判定方法
JP3758937B2 (ja) 電子部品供給装置
JPH07326887A (ja) 部品供給装置
JP4105514B2 (ja) 電子部品供給装置
JPH09246781A (ja) 部品供給装置
JP2523624B2 (ja) 電子部品供給方法およびその装置
JPS63177596A (ja) 部品供給装置
JP4938623B2 (ja) 表面実装機
JP3000808B2 (ja) 電子部品供給装置
JPH08107294A (ja) 部品供給方法及びその装置
KR100350154B1 (ko) 테이프 피더의 클램핑 장치
JP3869181B2 (ja) 電子部品供給装置
JPH0315833B2 (ja)
JPS58196099A (ja) 電子部品装着装置
JPH11340687A (ja) 部品供給装置
JP2745512B2 (ja) ねじ締め方法
JPH05147730A (ja) ワーク分離供給装置、及び、ワーク分離供給方法
JP2000277981A (ja) テープフィーダー