JPH09193835A - 産業車両のリアフェンダ - Google Patents

産業車両のリアフェンダ

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JPH09193835A
JPH09193835A JP675696A JP675696A JPH09193835A JP H09193835 A JPH09193835 A JP H09193835A JP 675696 A JP675696 A JP 675696A JP 675696 A JP675696 A JP 675696A JP H09193835 A JPH09193835 A JP H09193835A
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高嘉 村橋
Hiroshi Tamai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルームドアーを開閉時に行う操作が
簡単に行えて耐久性の優れた取付構造を有する産業車両
のリアフェンダを提供する。 【解決手段】 ホイールローダのエンジンルームドア4
の開閉経路に位置するようにリアフェンダ取り付ける場
合に、リアフェンダを、弾性材料からなりエンジンルー
ムドア4の開閉経路に位置する弾性体フェンダ7とその
開閉経路に位置しない小型フェンダ5とで構成し、この
弾性体フェンダ7を、略円弧状に湾曲した状態でその一
方の側をヒンジ12で揺動自在になるようにフレーム6
に取り付けることにより、押圧力を付与した際に反転し
てS字状に変形しその変形状態を保持するクリックモー
ション動作をするように形成し、こうしてS字状に変形
させることによりエンジンルームドア4の開閉の邪魔に
ならないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両のエンジ
ンルームドアの開閉経路に位置し、後輪のタイヤを覆っ
て泥除け機能を果たすホイールローダ等の産業車両のリ
アフェンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業車両として、車輪で走行する自走車
に土砂等をすくい採るための作業機を搭載したホイール
ローダと称する建設作業機が知られている。このホイー
ルローダでは、リアタイアと称する後輪のタイアがある
位置にエンジンルームが設置されており、このエンジン
ルームには、側部にエンジンルームドアを設けている。
ホイールローダは、一般の自動車にはみられないこうし
た構造上の特徴をもつ。そのため、ホイールローダで
は、エンジンルームドアを開閉できるようにする必要
上、リアフェンダと称する後輪側の泥除けの働きをする
覆いを一般の自動車のようには簡単に設けることはでき
ない。一方、ホイールローダは、通常、砂利採取場のよ
うな比較的人里離れた場所で使用するという使途の面で
も特徴がある。こうした事情から、後輪側の泥除けの働
きをするリアフェンダは、少なくとも標準機では設けて
いなかった。また、ホイールローダの中には、こうした
リアフェンダを設けたものもあったが、一般自動車のよ
うにリアタイアを広く覆うことのできる通常の大きさの
ものではなかった。ホイールローダでは、前述したよう
にリアタイアのある後方位置にエンジンルームを設けて
いるため、リアフェンダは、そのエンジンルームドアの
開閉の邪魔にならないように小型のものにする必要があ
ったからである。ホイールローダは、このようにリアフ
ェンダを設けなかったり、ごく小型のものしか設けなく
ても、砂利採取場のような人の往来の少ない特定の作業
現場で使用している限り、さほど問題はなかった。しか
しながら、最近は、人里離れた場所で使用されるだけは
でなく、除雪作業を行う等人家の近くで使用される機会
が増加した。こうした場合、道路事情がよくないと、近
隣への泥水やスプラッシュの飛散が広範に及び、自車の
汚損は勿論、付近の走行車両や歩行者等に対して無視で
きないような迷惑がかかる。エこうした事情から、最
近、ホイールローダにおいても、リアタイアを広く覆う
ことのできる大型のリアフェンダを設け、かつ、エンジ
ンルームドアの開閉にも支障が生じないように工夫を凝
らしたものが提案されている。こうした提案の一例とし
て、実開平3ー130775号公報及び実開平3ー13
0776号公報に記載されている技術を挙げることがで
きる。
【0003】前者の実開平3ー130775号公報に記
載されている技術は、「エンジンルームドアの開閉経路
に位置するように設けられたホイールローダ等の産業車
両のリアフェンダにおいて、リアフェンダを、エンジン
ルームドアの開閉経路に位置しない前方部分と、その開
閉経路に位置する後方部分とに二分割し、その後方部分
の前端部を車体側に揺動自在に取り付けるとともにその
後方部分の後端部を車体側に係止できるようにし、エン
ジンルームドアの開放時にその係止を解除することによ
り、リアフェンダの後方部分を揺動させてエンジンルー
ムドアの開閉の邪魔にならない位置に跳ね上げることが
できるようにした」ものである。また、後者の実開平3
ー130776号公報に記載されている技術は、「エン
ジンルームドアの開閉経路に位置するように設けられた
ホイールローダ等の産業車両のリアフェンダにおいて、
リアフェンダを、エンジンルームドアの開閉経路に位置
しない前方部分と、その開閉経路に位置する後方部分と
に二分割し、その後方部分の両端部を、車体側に昇降自
在に取り付け、かつ、上昇位置で車体側に係止できるよ
うにし、エンジンルームドアの開放時にその係止を解除
することにより、エンジンルームドアの開閉の邪魔にな
らない位置まで下降させることができるようにした」も
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の技術
は、何れも、エンジンルームドアーの開閉時に、リアフ
ェンダをエンジンルームドアの開閉の邪魔にならない位
置や元位置に変位させる操作と、リアフェンダの車体へ
の取付部を係止解除したり係止したりする操作の二種類
の操作をすることが必ず必要であり、リアフェンダの操
作が煩雑である。一方、リアフェンダは、ホイールロー
ダの運転時に振動や衝撃が加わるため、本来は、車体に
確りと固定して取り付けることが望ましい。しかるに、
こうした従来の技術では、エンジンルームドアーを開閉
する都度、リアフェンダの車体への取付部を係止解除し
たり係止したりする操作が必要であるため、長期に使用
してこうした操作を反復するうちリアフェンダの車体へ
の取付部にガタが生じる恐れがあり、取付構造上、耐久
性の面で問題がある。これらの問題は、ホイールローダ
に限らず、リアタイアを設けた位置にエンジンルームが
設置され、このエンジンルームの側部にエンジンルーム
ドアを設けている産業車両であれば、リアフェンダをエ
ンジンルームドアの開閉経路に取り付けようとする場合
に共通して生じる問題である。
【0005】本発明は、従来の産業車両のリアフェンダ
にみられるこうした問題を解消しようとするものであ
り、その技術課題は、エンジンルームドアーを開閉時に
行う操作が簡単に行えて耐久性の優れた取付構造を有す
る産業車両のリアフェンダを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、「エンジンルーム側部のエンジンルームドアの開
閉経路に位置するように取り付けられ、後輪のタイアを
泥除け機能を果たすように覆う産業車両のリアフェンダ
において、少なくともエンジンルームドアの開閉経路に
位置する部分を弾性材料からなる弾性体フェンダで構成
し、この弾性体フェンダを後輪のタイヤと同方向に弧状
に湾曲した状態で、弾性体フェンダの両側をその少なく
とも一方の側が揺動自在になるようにエンジンルームド
ア外の個所に取り付けることにより、押圧力を付与した
際に反転して変形しその変形状態を保持するクリックモ
ーション動作をするように形成し、押圧力の付与により
反転させて変形させたときにエンジンルームドアの開閉
の邪魔にならない変形状態を保持できるようにした」こ
とを特徴とする特許請求の範囲の請求項1に記載されて
いるとおりの産業車両のリアフェンダにより達成され
る。
【0007】本発明のリアフェンダは、以上のような構
造を備えているので、作業員が弾性体フェンダに押圧力
を付与すると、弾性体フェンダの少なくとも一方の側が
揺動しながら変形を開始し、あるところまで変形が進む
と、反転、変形してクリックモーション動作をし、反転
した状態でその変形状態を保持する。そのとき、リアフ
ェンダを構成する弾性体フェンダの部分がエンジンルー
ムドアの開閉の邪魔にならない変形状態を保持するた
め、エンジンルームドアの開閉が可能となる。本発明の
リアフェンダを具体化する場合において、特許請求の範
囲の請求項6の構成を採用したときは、弾性体フェンダ
は、押圧力を付与した際、その片側だけが反転方向へ揺
動しやすくなって、反転後は、略S字状に変形してその
変形状態を保持する。また、特許請求の範囲の請求項7
の構成を採用したときは、弾性体フェンダは、その両側
が反転方向へ揺動しやすくなって、反転後は、略円弧状
に変形してその変形状態を保持する。本発明のリアフェ
ンダを具体化する場合において、特許請求の範囲の請求
項8又は請求項9の構成を採用したときは、弾性体フェ
ンダの一方の側を脱着具を介して着脱可能になるように
取り付けているため、その脱着具を外して弾性体フェン
ダを邪魔にならない個所に変位させることにより、エン
ジンルームドアの開閉が可能になるだけではなく、作業
者のエンジンルームへの接近が行いやすくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1乃至図16に基
づいて説明することにより、本発明の実施の形態を明ら
かにする。図1は、本発明の第1具体化例のリアフェン
ダを設けたホイールローダの全体像を示す側面図、図2
は、図1のA部の拡大側面図、図3は、図2の部分拡大
平面図、図4は、本発明の第1具体化例のリアフェンダ
の変形例の要部を拡大して示す要部拡大平面図、図5
は、図4の断面図、図6は、本発明の第2具体化例のリ
アフェンダを設けたホイールローダの全体像を示す側面
図、図7は、図6のB部の拡大側面図、図8は、本発明
の第3具体化例のリアフェンダを設けたホイールローダ
の全体像を示す側面図、図9は、図8のC部の拡大側面
図、図10は、図9の要部拡大平面図、図11は、図9
の要部拡大側面図、図12は、本発明の第3具体化例の
リアフェンダの使用態様を説明するための図11と同様
の図、図13は、本発明の第4具体化例のリアフェンダ
を設けたホイールローダの全体像を示す側面図、図14
は、図13のD部の拡大側面図、図15は、本発明の第
5具体化例のリアフェンダの拡大側面図、図16は、図
15の要部を拡大して示す要部詳細図である。本発明の
第1具体化例乃至第5具体化例のリアフェンダは、何れ
も、前述した従来の技術と同様、リアタイアのある位置
にエンジンルーム3が設置され、このエンジンルーム3
の側部にエンジンルームドア4を設けている産業車両に
おいて、エンジンルームドア4の開閉経路に位置するよ
うに取り付けられ、リアタイア1cを泥除け機能を果た
すように覆っていて、基本的な構成については、従来の
技術のものと変わらない。
【0009】まず、標準的なホイールローダの全体像を
図1に基づいて説明すると、ホイールローダ1は、車輪
で走行する自走車体に、土砂等をすくい採るための作業
機1aを搭載して土砂等の積込を行う建設作業用の産業
車両である。図1に示すように、底部に車体の骨格をな
すフレーム6を備え、このフレーム6には、バケット1
bを備えた作業機1aを前部に設置するとともに、車体
後部のリアタイア1cがある位置に、エンジンルーム3
を形成するためのエンジンルーム建屋を設置し、車体中
央部に運転室2を設けている。エンジンルーム建屋によ
り形成されたエンジンルーム3には、エンジン及びその
関連機器類を収納し、これらの点検、保守のため、開閉
自在な点検用のエンジンルームドア4を側部に設けてい
る。ホイールローダ1で作業をする場合、オペレータが
運転室2で操作レバーの操作により作業機1aを操縦し
て、例えば、バケット1bで土砂等をすくい上げ、ダン
プカー等の運搬車へ運んで積み込む。ホイールローダ1
は、降雪地域で除雪作業にも使用できるように、通常、
プラウと称する雪掻き用のアタッチメントを付設してお
り、除雪作業を行う場合、このプラウをバケット1bと
付け換えて行う。
【0010】次に、図1乃至図3に基づき、本発明の第
1具体化例のリアフェンダについて説明すると、5はエ
ンジンルームドア4の開閉経路に位置しないように設け
た小型フェンダ、7は弾性材料からなり、エンジンルー
ムドア4の開閉経路に位置するように設けた弾性体フェ
ンダ、10はアングル材10aとフラットバー材10b
とをヒンジ12で連結して構成し溶接やボルト締結等の
適宜の手段でフレーム6の側部に固着された後部ブラケ
ット、11は板状部材で構成した前部ブラケットであ
る。本具体化例のリアフェンダは、大別すると、小型フ
ェンダ5と弾性体フェンダ7とで、後輪のタイアである
リアタイア1cを広く覆うことのできるように構成して
いる。小型フェンダ5は、運転室2に隣接してその後方
に、リアタイア1cと所定間隔を置いて取り付けられ、
その後端部には、前部ブラケット11の前端部をボルト
16で取り付けている。弾性体フェンダ7は、その前端
部をブラケット11の後端部にプレート14で挟むよう
にしてボルト17で取り付け、前部ブラケット11を介
して小型フェンダ5と一体的に連結されている。また、
弾性体フェンダ7の後端部は、後部ブラケット10のフ
ラットバー材10bにプレート13で挟むようにしてボ
ルト15で取り付けられている。
【0011】こうして弾性体フェンダ7の両側をエンジ
ンルームドア外の個所に取り付ける場合、弾性体フェン
ダ7は、リアタイヤ1cと所定の間隔を置いてその曲面
に概ね沿うように略円弧状に湾曲した状態で取り付けて
おり、これにより、押圧力を付与した際に反転して変形
しその変形状態を保持できるようにリアフェンダを形成
している。また、このリアフェンダは、弾性体フェンダ
7への押圧力の付与により反転させて変形させたとき
に、エンジンルームドア4の開閉の邪魔にならないよう
な変形状態を保持できるようにしている。換言すると、
弾性体フェンダ7の反転時の変形により、リアフェンダ
がエンジンルームドア4の開閉経路外に変位するように
している。弾性体が押圧力の付与により反転して変形
し、その変形状態を保持する動作を、通常、クリックモ
ーションと称し、こうした現象を飛越座屈現象とも称す
る。本具体化例のリアフェンダは、こうしたクリックモ
ーション動作をするように形成するため、エンジンルー
ムドア4の開閉経路に位置する部分を弾性材料からなる
弾性体フェンダ7で構成し、前記したように略円弧状に
湾曲した状態でその弾性体フェンダ7の両端部をエンジ
ンルームドア4外の個所に取り付けている。その場合、
リアフェンダがクリックモーション動作を確実かつ円滑
に行うようにするため、弾性体フェンダ7の後端部を、
特に回動自在にヒンジ12で結合して構成した後部ブラ
ケット10を介して取り付けるようにしている。すなわ
ち、弾性体フェンダ7の取付部を後部ブラケット10を
介して回動可能に取り付けることにより、揺動自在にな
るように、換言すると、単に取り付けた場合に比べて揺
動しやすくなるように取り付けるようにし、これによ
り、弾性体フェンダ7の反転と反転時の変形状態の保持
を円滑かつ確実に、かつ、弾性体フェンダ7の端部に局
部的な変形もなく行えるようにしている。
【0012】弾性体フェンダ7は、弾性材料からなるも
のであれば金属、非金属の何れの材料からなるものであ
ってもよいが、本具体化例では、ゴムや合成樹脂等の非
金属の弾性材料で形成している。そのため、金属材料で
形成した場合に比べて軽量で取扱が容易である。また、
こうした弾性材料からなる板材は、非脆性体であるた
め、ホイールローダの運転時の振動や衝撃で破損するこ
ともない。弾性体フェンダ7をこのようにゴムや合成樹
脂等の非金属の弾性材料で形成する場合、本具体化例で
は、製作が簡単に行えるように厚さや材質が変化しない
板材で形成しているが、図4及び図5に示すように、山
形凸部を形成した波形板7aを平板7bの片面に接合し
てその山部で中空部を形成し、この中空部が弾性体フェ
ンダ7の長手方向に向かって延びるようにしてもよい。
弾性体フェンダ7をこうした構造にすると、略円弧状に
湾曲した状態で取り付けた場合に、その略円弧状の面の
円弧の方向に向かって中空部が設けられて、弾性体の剛
性を特にその中空部の部位で増強させることができるた
め、波形板7aや平板7bを薄くしても、適切な弾性力
の弾性体フェンダ7を得ることができる。さらに、弾性
体フェンダ7に形成した中空部には、図4及び図5に示
すように弾性と剛性を適度に備えた芯材8を装着しても
よい。そして、その装着の際に芯材8の材質を選択して
その弾性力を調節することにより、弾性体フェンダ7に
適度な弾性をもたせるようにすることができる。本具体
化例のリアフェンダを製作する場合、当然のことなが
ら、弾性体フェンダ7は、作業員が人力により反転操作
することができ、かつ、ホイールローダ1の運転時の衝
撃や振動で生じる力(これらの衝撃や振動による加速度
と自重とに基づく力)によっては実質上変形しないよう
に設計することとし、そのため、弾性体フェンダ7の材
質や構造を以上のような手段を用いて適切に調整し、さ
らにはその寸法や取付方法を適切に選択する。弾性体フ
ェンダ7の中空部に、図4及び図5に示すように弾性体
の芯材8を装着すれば、前記したように、芯材8の弾性
力の調節により弾性体フェンダ7に適度な弾性をもたせ
るようにすることができるため、こうした条件に適合す
る弾性体フェンダ7が容易に得られる。
【0013】本発明の第1具体化例のリアフェンダは、
以上述べたような構造を備えているので、作業員が弾性
体フェンダ7を反転操作するために図2に示す指印部の
個所を押すと、弾性体フェンダ7の後部ブラケット10
側がヒンジ12を中心に揺動して変形を開始し、その変
形があるところまで進んで中立点を超える状態にまで至
ると、飛越座屈現象が生じて反転し、今度は反転状態で
急速に変形してその変形状態を保持する。その場合、弾
性体フェンダ7は、本具体化例では片側だけを揺動自在
になるように取り付けているため、図2に鎖線で示すよ
うに略S字状に変形してその変形状態を保持する。その
結果、リアフェンダを構成する弾性体フェンダ7の部分
がエンジンルームドア4の開閉経路外に変位するため、
エンジンルームドア4の開閉が可能となり、エンジンル
ーム3内の日常的な点検、保守作業が行える。このよう
に、本具体化例のリアフェンダは、日常的な点検、保守
作業のためにエンジンルームドアー4の開閉を行う際、
従来のものとは異なり、その開閉の邪魔にならない位置
や元位置に変位させる操作だけをすれば足り、車体への
取付部を係止解除したり係止したりする操作をする必要
はなく、しかも、ヒンジ12部以外に可動部がないの
で、操作が簡単に行え、長期に使用してもリアフェンダ
の車体への取付部にガタが生じるようなことはない。し
たがって、本具体化例によれば、エンジンルームドアー
4を開閉時に行う操作が簡単に行えて耐久性の優れた取
付構造を有する産業車両のリアフェンダが得られる。本
具体化例では、特に弾性体フェンダ7の後端部を、ヒン
ジ12を有する後部ブラケット10により揺動自在に取
り付けるようにしているが、エンジンルームドアー4の
配置によっては弾性体フェンダ7の前端部をこうしたブ
ラケットにより揺動自在に取り付けるようにすることも
できる。
【0014】図6及び図7に基づき、本発明の第2具体
化例のリアフェンダについて説明すると、第2具体化例
のリアフェンダは、本発明の第1具体化例のリアフェン
ダにおいて、前部ブラケット11を前方片11aと後方
片11bとに二分割してヒンジ18で連結することによ
り、弾性体フェンダ7の前端部も揺動自在になるように
取り付けたものであり、その余点では第1具体化例のも
のと変わらない。第2具体化例のリアフェンダは、こう
して弾性体フェンダの後端部だけでなく前端部も揺動自
在になるように取り付けたため、弾性体フェンダ7は、
その両端部で反転方向へ揺動しやすくなり、その結果、
反転後は、図7に鎖線で示すように略円弧状に変形して
その変形状態を保持する。第2具体化例のリアフェンダ
は、反転後、略円弧状に変形し、図7を図2と対照する
と明らかなように第1具体化例のものよりも下方に大き
く変位するため、使用状況に応じて変位する位置に多少
の変動が生じたとしても、エンジンルームドア4の開閉
経路外に常に確実に変位させることができる。本発明の
以上の具体化例では、弾性体フェンダ7を揺動自在にな
るように取り付けるための手段としてヒンジ12,18
を用いたが、弾性体フェンダ7を単に取り付けた場合に
比べて揺動しやすくなるように取り付けることができ
て、同フェンダ7の反転を円滑に行えるようにする取付
手段であれば、その種類は問わない。
【0015】図8乃至図12に基づき、本発明の第3具
体化例のリアフェンダについて説明すると、第3具体化
例のリアフェンダは、本発明の第1具体化例のリアフェ
ンダにおいて、弾性体フェンダ7の前端部を前部ブラケ
ット11に取り付ける場合、特に、キャッチアッセン操
作の脱着具を介して取り付けるように変えたことによ
り、弾性体フェンダ7の前端部を着脱可能にしたもので
あり、その余点では第1具体化例のものと変わらない。
このキャッチアッセン操作の脱着具は、旅行カバンやバ
スケット等によく用いられている留金と同様の機構を用
いたものである。そこで、キャッチアッセン操作の脱着
具について詳述すると、図9乃至図12において、20
aは取付基板となるプレート24にブラケットを介して
回動自在に軸着したキャッチアッセンの取っ手、20b
は後端部を取っ手1aに軸着したレバー、20cはフッ
ク挿通孔を有する掛け金、21はこの掛け金20cのフ
ック挿通孔に挿通するためのフック、23はこのフック
21の取付基板となる断面カギ形のアングル材、24,
25は弾性体フェンダ7を挟持するための上下のプレー
トである。キャッチアッセンは、大別すると、取っ手2
0aとレバー20bと掛け金20cとからなる。レバー
20bは、図10によく表されているように、板体を断
面略コ字状に折り曲げてその両端部で取っ手20aを挟
むようにしてこれに軸着している。このレバー20bの
前端部には、掛け金20cが嵌挿され、レバー20bの
中央空間内に設けたバネにより付勢されている。アング
ル材23には、その水平片に、フック21の基部がボル
ト22で固着され、垂直片に、フック側ストッパ27が
取り付けられている。また、このアングル材23は、前
部ブラケット11に取り付けられる。上下のプレート2
4,25は、弾性体フェンダ7の前端部を挟持し、ボル
ト28で固着ている。また、上方のプレート24には、
取っ手20aを軸着するためのブラケット29が取り付
けられ、下方のプレート25には、掛け金側ストッパ2
6が取り付けられている。
【0016】キャッチアッセン操作の脱着具は、このよ
うな構造を備えているので、図10及び図11に示すよ
うに脱着具が結合している状態において、これを外そう
とするときは、まず、キャッチアッセンの取っ手20a
を回動して前方に傾ける。そうすると、この取っ手20
aに軸着されているレバー20bは、取っ手20aの回
動に従って持ち上げられながら前方へ移動し、これに伴
って掛け金20cもバネ付勢されながら前方に移動す
る。そして、この掛け金20cは、そのフック挿通孔に
挿通されているフック21に案内されながらそこから抜
け出る方向へ移動するため、適宜手で持ち上げることに
よりフック21から容易に取り外すことができる。こう
して掛け金20cをフック21から外して引き離し、取
っ手20aを元位置へ復帰させた状態を図12に示して
いる。この図12に示す状態から脱着具を結合させよう
とするときは、キャッチアッセンの取っ手20aを回動
して前方に傾けるとともに、プレート25の下板がフッ
ク側ストッパ27の上面に載るようにプレート25をア
ングル材23に接近させ、掛け金側ストッパ26をフッ
ク側ストッパ27の先端に接近又は当接させる。そうす
ると、こうした掛け金側ストッパ26の移動操作に伴っ
て、掛け金20cもフック21と結合可能な領域に移動
するため、掛け金20cをフック21の先端に向かって
変位させるようにレバー20bを手で回動させながら、
掛け金20cの突出量をバネ力に抗して適宜調節するこ
とにより、掛け金20cのフック挿通孔をフック21の
先端に合わせて挿通する。しかる後、レバー20bを後
方へ回動させて元位置に復帰させると、脱着具は、掛け
金20cとフック21とが確りと結合して、図10及び
図11に示すような結合状態になる。
【0017】本発明の第3具体化例のリアフェンダは、
弾性体フェンダ7の前端部を前部ブラケット11に取り
付ける場合、こうしたキャッチアッセン操作の脱着具を
介して取り付けるようにしているため、その脱着具を外
すと、弾性体フェンダ7は、図8に点線で示すように後
側のヒンジ12を中心にして後方へ傾動させたり、リア
タイア1cに沿わせるように変位させたりすることがで
きる。その結果、エンジンルームドア4の開閉が可能に
なるだけではなく、作業者のエンジンルーム3への接近
が行いやすくなる。したがって、本具体化例のリアフェ
ンダを用いると、エンジンオイルや作動油のフィルタの
交換、ファン駆動用ベルトの張力調整等の手間のかかる
本格的な保守、修理作業を行うときは、脱着具を外すこ
とにより当該作業を円滑に行うことができる。また、エ
ンジンルーム3内の日常的な点検、保守作業を行うとき
は、脱着具を結合状態にしたまま、弾性体フェンダ7
を、第1具体化例ですでに述べたように反転操作するこ
とにより、エンジンルームドア4の開閉経路外に変位さ
せて同ドア4の開閉を行うことができる。このように、
本具体化例のリアフェンダは、実施頻度の少ない本格的
な保守、修理作業を行うときだけ脱着具を外して当該作
業を円滑に行えるようにし、実施頻度の多い日常的な点
検、保守作業を行うときは、着脱具を全く外すことなく
弾性体フェンダ7を車体へ取り付けたままの状態で操作
できるので、操作が簡単に行え、長期に使用しもリアフ
ェンダの車体への取付部にガタが生じることはないとい
う第1具体化例と同様の効果をそのまま保持している。
本具体化例のリアフェンダは、こうした効果を有するほ
か、弾性体フェンダ7を図8に点線で示すように後方へ
傾動させて、泥が付着する裏面側を表に向けることがで
きるため、弾性体フェンダ7の裏面の清掃をやりやすく
するという効果も併せ発揮することができる。
【0018】図13乃至図14に基づき、本発明の第4
具体化例のリアフェンダについて説明すると、第4具体
化例のリアフェンダは、本発明の第1具体化例のリアフ
ェンダにおいて、弾性体フェンダ7の後端部を、ヒンジ
12を設けた後部ブラケット10に取り付ける場合、特
に、第3具体化例で述べたと同様のキャッチアッセン操
作の脱着具を介して取り付けるように変えたことによ
り、弾性体フェンダ7の後端部を着脱可能にしたもので
あり、その余点では第1具体化例のものと変わらない。
ただし、本具体化例では、後部ブラケット10のヒンジ
12には、第1具体化例のようにフラットバー材12b
を連結してはおらず、代わりに、着脱具のアングル材2
3を直接連結するようにしている。したがって、本具体
化例のリアフェンダは、キャッチアッセン操作の脱着具
を外すと、弾性体フェンダ7を、図13に点線で示すよ
うに前端側を中心にして前方へ傾動させてリアタイア1
cに沿わせるように変位させることができる。その結
果、エンジンルームドア4の開閉が可能になるだけでは
なく、リアタイア1c後部に作業者の入れるスペースを
確保でき、作業者のエンジンルーム3への接近が第3具
体化例のものよりも更に行いやすくなる。したがって、
本具体化例によれば、エンジンルーム3内の手間のかか
る保守、修理作業を行うときは、脱着具を外すことによ
り当該作業を一層円滑に行うことができる。勿論、日常
的な点検、保守作業を行うときは、脱着具を結合状態に
したまま弾性体フェンダ7を反転操作してエンジンルー
ムドア4を開閉すればよい。以上述べた本発明の第3具
体化例及び第4具体化例では、何れも、キャッチアッセ
ン操作の脱着具を介して弾性体フェンダ7を取り付ける
構造を第1具体化例のリアフェンダに具体化した例を示
したが、こうした構造は、第2具体化例のリアフェンダ
に対しも当然具体化することができる。
【0019】図15乃至図16に基づき、本発明の第5
具体化例のリアフェンダについて説明すると、第5具体
化例のリアフェンダは、本発明の第1具体化例のリアフ
ェンダにおいて、弾性体フェンダ7の表面側にハンドル
30を付設することにより、反転した弾性体フェンダ7
を、そのハンドル30の引き操作で元位置に復帰させる
ことができるようにしたものであり、その余点では第1
具体化例のものと変わらない。ハンドル30は、図16
に示すように、握り部30aとその両端部を取り付ける
一対の取付部30bとで正面視略H状に形成されてお
り、この一対の取付部30bの各基部は、弾性体フェン
ダ7にボルト31で固着されている。このハンドル30
の取付個所は、本具体化例では、図15に示すように弾
性体フェンダ7の表面側の略中央である。反転した弾性
体フェンダ7を元位置に復帰させるとき、第1具体化例
のものでは、弾性体フェンダ7の裏面を手で押すことが
必要であるが、弾性体フェンダ7は、泥除け機能をする
ため、その裏面は、通常、泥等が付着して汚れている。
こうしたことから、本具体化例では、弾性体フェンダ7
の表面側にハンドル30を付設し、反転した弾性体フェ
ンダ7を元位置に復帰させるとき、ハンドル30を握っ
て上方に引き上げることにより、作業員の手が汚れない
ようにしたものである。本具体化例では、弾性体フェン
ダ7の表面側に図16に示すような構造のハンドル30
を付設しているが、要は、弾性体フェンダ7の表面側に
把持部が配設されていて、その復帰操作の際に手が汚れ
ないようになっている操作手段であれば、その種類は問
はない。
【0020】以上述べた第1具体化例乃至第5具体化例
では、何れも、本発明をホイールローダのリアフェンダ
に具体化した例を示したが、本発明は、ホイールローダ
のリアフェンダに限らず、エンジンルームドアの開閉経
路に位置するように取り付けられ、後輪のタイアを泥除
け機能を果たすように覆う産業車両のリアフェンダであ
れば、当然適用することができる。これらの各具体化例
で採用している構造は、両立させることが可能な限り、
本発明を実際上具体化する際に適宜組み合わせて適用す
ることができる。これらの具体化例では、何れも、リア
フェンダを、弾性体フェンダ7だけでなく小型フェンダ
5も用いて構成した例を示したが、後輪のタイアを泥除
け機能は、主として弾性体フェンダ7で果たせるから、
小型フェンダ5は、本発明のリアフェンダにとって必ず
しも不可欠のものではない。また、これらの具体化例で
は、何れも、弾性体フェンダ7を、リアタイヤ1cの曲
面に概ね沿うように略円弧状に湾曲した状態で取り付け
た例を示したが、弾性体フェンダは、要は、後輪のタイ
ヤを覆うようにこれと同方向に弧状に湾曲した状態で取
り付けることにより、クリックモーション動作をするよ
うに形成してあれば足り、その細部の形状は問はない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、エンジンルームドアの開閉経路に位置するように取
り付けて後輪のタイアを泥除け機能を果たすように覆う
産業車両のリアフェンダを構成する場合、「少なくとも
エンジンルームドアの開閉経路に位置する部分を弾性材
料からなる弾性体フェンダで構成し、この弾性体フェン
ダを後輪のタイヤと同方向に弧状に湾曲した状態で、弾
性体フェンダの両側をその少なくとも一方の側が揺動自
在になるようにエンジンルームドア外の個所に取り付け
ることにより、押圧力を付与した際に反転して変形しそ
の変形状態を保持するクリックモーション動作をするよ
うに形成し、押圧力の付与により反転させて変形させた
ときにエンジンルームドアの開閉の邪魔にならない変形
状態を保持できるようにした」ので、エンジンルームド
アーを開閉時に行う操作が簡単に行えて耐久性の優れた
取付構造を有する産業車両のリアフェンダが得られる。
【0022】本発明を実施する場合、特許請求の範囲の
請求項2の構造を採用すれば、こうした基本的な効果を
発揮するほか、弾性体フェンダを金属材料で形成した場
合、例えば鋼板で溶接形成した場合に比べて軽量で取扱
を容易にすることができ、かつ、ホイールローダの運転
時の振動や衝撃で破損することもない。本発明を実施す
る場合、特許請求の範囲の請求項3の構造を採用すれ
ば、こうした効果を発揮することに加え、弾性体フェン
ダの製作が簡単に行える。本発明を実施する場合、特許
請求の範囲の請求項4の構造を採用すれば、特許請求の
範囲の請求項2の構造を採用した場合の効果を発揮でき
るほか、弾性体フェンダを形成する板材の厚さを薄くし
ても、弾性体フェンダを適切な弾性力のものにすること
ができる。本発明を実施する場合、特許請求の範囲の請
求項5の構造を採用すれば、特許請求の範囲の請求項4
の構造を採用した場合の効果を発揮できるほか、芯材の
弾性力を調節することにより、弾性体フェンダに適度な
弾性をもたせるようにすることができ、人力で円滑に反
転操作することができ、かつ、産業車両の運転時の衝撃
や振動で生じる力によっては変形しない弾性体フェンダ
が容易に得られる。本発明を実施する場合、特許請求の
範囲の請求項7の構造を採用すれば、少なくとも前記し
たような基本的な効果を発揮するほか、弾性体フェンダ
は、押圧力を付与した際に反転して略円弧状に変形し下
方に大きく変位するため、使用状況に応じて変位する位
置に多少の変動が生じても、エンジンルームドアの開閉
経路外に常に確実に変位させることができる。本発明を
実施する場合、特許請求の範囲の請求項8又は請求項9
の構造を採用すれば、少なくとも前記したような基本的
な効果を発揮するほか、脱着具を外すことにより作業者
のエンジンルームへの接近が行いやすくなり、エンジン
オイルや作動油のフィルタの交換、ファン駆動用ベルト
の張力調整等の手間のかかる本格的な保守、修理作業を
行うときに当該作業を円滑に行うことができる。本発明
を実施する場合、特許請求の範囲の請求項10の構造を
採用すれば、少なくとも前記したような基本的な効果を
発揮するほか、反転した弾性体フェンダを元位置に復帰
させるとき、作業員が弾性体フェンダの裏面を手で押す
ような操作は必要とせず、その表面側に位置する操作手
段の把持部を把持して引き上げればよいので、作業員が
手を汚さなくても済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体化例のリアフェンダを設けた
ホイールローダの全体像を示す側面図である。
【図2】図1のA部の拡大側面図である。
【図3】図2の部分拡大平面図である。
【図4】本発明の第1具体化例のリアフェンダの変形例
の要部を拡大して示す要部拡大平面図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】本発明の第2具体化例のリアフェンダを設けた
ホイールローダの全体像を示す側面図である。
【図7】図6のB部の拡大側面図である。
【図8】本発明の第3具体化例のリアフェンダを設けた
ホイールローダの全体像を示す側面図である。
【図9】図8のC部の拡大側面図である。
【図10】図9の要部拡大平面図である。
【図11】図9の要部拡大側面図である。
【図12】本発明の第3具体化例のリアフェンダの使用
態様を説明するための図11と同様の図である。
【図13】本発明の第4具体化例のリアフェンダを設け
たホイールローダの全体像を示す側面図である。
【図14】図13のD部の拡大側面図である。
【図15】本発明の第5具体化例のリアフェンダの拡大
側面図である。
【図16】図15の要部を拡大して示す要部詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 ホイールローダ 1c リアタイア 3 エンジンルーム 4 エンジンルームドア 5 小型フェンダ 6 フレーム 7 弾性体フェンダ 7a 波形板 7b 平板 8 芯材 10 後部ブラケット 11 前部ブラケット 12 ヒンジ 20a キャッチアッセンの取っ手 20b キャッチアッセンのレバー 20b キャッチアッセンの掛け金 21 フック 23 アングル材 24,25 プレート 26 掛け金側ストッパ 27 フック側ストッパ 30 ハンドル 30a 握り部 30b 取付部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム側部のエンジンルームド
    アの開閉経路に位置するように取り付けられ、後輪のタ
    イアを泥除け機能を果たすように覆う産業車両のリアフ
    ェンダにおいて、少なくともエンジンルームドアの開閉
    経路に位置する部分を弾性材料からなる弾性体フェンダ
    で構成し、この弾性体フェンダを後輪のタイヤと同方向
    に弧状に湾曲した状態で、弾性体フェンダの両側をその
    少なくとも一方の側が揺動自在になるようにエンジンル
    ームドア外の個所に取り付けることにより、押圧力を付
    与した際に反転して変形しその変形状態を保持するクリ
    ックモーション動作をするように形成し、押圧力の付与
    により反転させて変形させたときにエンジンルームドア
    の開閉の邪魔にならない変形状態を保持できるようにし
    たことを特徴とする産業車両のリアフェンダ。
  2. 【請求項2】 弾性体フェンダが非金属の弾性材料から
    なるようにしたことを特徴とする請求項1の産業車両の
    リアフェンダ。
  3. 【請求項3】 弾性体フェンダを、厚さや材質が変化し
    ない板材で形成するようにしたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2の産業車両のリアフェンダ。
  4. 【請求項4】 弾性体フェンダに、その弧状の面の弧の
    方向に向かって中空部を設けるようにしたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2の産業車両のリアフェンダ。
  5. 【請求項5】 中空部に、弾性体の芯金を装着するよう
    にしたことを特徴とする請求項4の産業車両のリアフェ
    ンダ。
  6. 【請求項6】 弾性体フェンダの両側をその少なくとも
    一方の側が揺動自在になるようにエンジンルームドア外
    の個所に取り付ける場合に、弾性体フェンダの片側だけ
    を揺動自在になるように取り付けるようにしたことを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は
    請求項5の産業車両のリアフェンダ。
  7. 【請求項7】 弾性体フェンダの両側をその少なくとも
    一方の側が揺動自在になるようにエンジンルームドア外
    の個所に取り付ける場合に、弾性体フェンダの両側を揺
    動自在になるように取り付けるようにしたことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求
    項5の産業車両のリアフェンダ。
  8. 【請求項8】 弾性体フェンダの両側をその少なくとも
    一方の側が揺動自在になるようにエンジンルームドア外
    の個所に取り付ける場合に、弾性体フェンダの前側を脱
    着具を介して着脱可能になるようにし、弾性体フェンダ
    の後側が揺動自在になるようにして取り付けた請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6又は請求項7の産業車両のリアフェンダ。
  9. 【請求項9】 弾性体フェンダの両側をその少なくとも
    一方の側が揺動自在になるようにエンジンルームドア外
    の個所に取り付ける場合に、弾性体フェンダの後側を脱
    着具を介して着脱可能になるようにし、かつ、揺動自在
    になるようにして取り付けた請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7の産
    業車両のリアフェンダ。
  10. 【請求項10】 弾性体フェンダに、その表面側に把持
    部が位置する操作手段を付設するようにした請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、
    請求項7、請求項8又は請求項9の産業車両のリアフェ
    ンダ。
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JP2014040174A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Daimler Ag トラック荷台床板支持装置

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