JPH09193679A - 運搬車の動力取出装置 - Google Patents

運搬車の動力取出装置

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JPH09193679A
JPH09193679A JP9000587A JP58797A JPH09193679A JP H09193679 A JPH09193679 A JP H09193679A JP 9000587 A JP9000587 A JP 9000587A JP 58797 A JP58797 A JP 58797A JP H09193679 A JPH09193679 A JP H09193679A
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Koji Irikura
晃二 入倉
Hideaki Okada
英章 岡田
Nobuhiro Ishii
宣広 石井
Toshitaka Hasegawa
利恭 長谷川
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬車に付設する動力取出装置を、障害物の
接当による変形破損を防止する為に、荷台から後方へ突
出しないようその下方に入り込むように配置する。 【解決手段】 車体フレーム1とトランスミッション7
の間の空間に、トランスミッション7の動力取出歯車5
0へ連結される入力軸44と、入力軸44へ作動的に連
結される外部装置用の出力軸46を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運搬車に付設される
動力取出装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、運搬車の後部に連結する作業
機の為に、動力取出装置を付設する構成は公知となって
いるのである。例えば、実開昭62−145725号公
報や、実開昭58−56620号公報や、実公昭63−
3852号公報の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運搬車に付設する動力
取出装置は、障害物の接当による変形破損を防止する為
に、荷台から後方へ突出しないようその下方に入り込む
ように配置するのが望ましい。しかし、前記従来の技術
は運搬車の荷台における後方下部に設けたスペースに動
力取出装置を付設し、これより前方に後輪駆動トランス
ミッションを配置し、該ケースにはエンジンの出力軸、
即ち駆動軸を車体の左右方向に沿わせるように横架し、
ケース外へ突出させて動力取出装置との間をベルトによ
り連動連結した構造である為に次の不具合を生じてい
る。第1に、動力取出装置専用のスペースを荷台の後方
下部に確保するので、後輪は前方寄りの配置になる。第
2に、駆動軸と動力取出装置とを繋ぐベルトが車軸に干
渉しないように車軸に対し駆動軸を高位置に配置しなけ
ればならないので、エンジンが高位置となり荷台を低く
設定出来ない。第3に、第1及び第2の不具合は、ま
た、運搬車の走行安定性を低下させる要因でもある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、次のように構成したものである。
前後方向に配置した車体フレーム1の後部上に載置台5
を配置し、該載置台の下方にトランスミッション7を配
置し、該トランスミッション7は、 (a)駆動軸12の下方で、これに平行に配置され、か
つ、駆動軸12に作動的に連結される中間軸14。 (b)中間軸14と同じ高さで、それと平行に、離れて
配置され、かつ、中間軸14と作動的に連結される車輪
駆動出力軸17。 (c)駆動軸12と共に回転自在な動力取出歯車50。 で構成され、前記車体フレーム1とトランスミッション
7の間の空間に、トランスミッション7の動力取出歯車
50へ連結される入力軸44と、入力軸44へ作動的に
連結される外部装置用の出力軸46を配置し、トランス
ミッション7の正面に駆動軸12に連結されるクラッチ
ハウジング9、及び、エンジンEを配置したものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の解決しようとする課題及
び解決するための手段は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成を説明する。図1は本発明の動力
取出装置を付設した運搬車全体側面図、図2はトランス
ミッション7の斜視図、図3は同じく平面断面図、図4
は同じく側面図断面図である。図1において全体構成か
ら説明すると、車体フレーム1の前端上に操作コラムを
立設してハンドル2を突出し、その後部に運転席3が配
設され、該運転席3下方に前輪4が配設されている。前
記車体フレーム1の後部上には荷台5が設けられ、該荷
台5下方に後輪6と該後輪6に動力を伝達するためのト
ランスミッション7とその前面にクラッチハウジング
9、その前面にエンジンEが連接されている。そして、
前記トランスミッション7上に本発明の動力取出装置A
が配設されているのである。
【0006】前記トランスミッション7の構成は図2、
図3、図4に示すように、エンジンEのクランク軸端と
クラッチハウジング9内のフライホィール10が連結さ
れ、該フライホィール10からクラッチ板11を介して
駆動軸12に動力が伝達される。13はセルモーターで
あり始動時にフライホィール10を回動させるものであ
る。該駆動軸12上には主変速用のギアと動力取出用の
ギアが設けられており、主変速用のギアとして一速ギア
21、二速ギア22、三速ギア23、後進ギア24が遊
嵌され、該一速ギア21、二速ギア22、三速ギア23
は中間軸14上のギアと噛合され、後進ギア24はアイ
ドルギア27を介して中間軸14上のギアと噛合し、主
変速レバー15を回動することにより駆動軸12上の摺
動ギア25・26が摺動されて、該摺動ギア25・26
のいずれかの内歯が前記いずれかのギアと噛合して駆動
軸12から中間軸14へ動力を伝達できるようにしてい
る。前記中間軸14上のギア28・29は車輪駆動出力
軸17上に設けた副変速ギア30・31と噛合し、副変
速レバー16を回動することにより摺動ギア32を摺動
してそのいずれかの内歯が副変速ギア30・31のいず
れか一方と噛合して車輪駆動出力軸17に動力を伝える
のである。
【0007】該車輪駆動出力軸17の一端にはピニオン
17aが形成され、該ピニオン17aとデフギア33が
噛合してデフ装置Dを介して車軸34に動力が伝達され
るのである。35はデフロック用のシフターアームであ
り、デフレバー41を回動することによりピンがベベル
ギアに嵌入してデフロックが行われる。また、前記車輪
駆動出力軸17上には前輪4を駆動するたの出力ギア3
6が固設され、該出力ギア36に前輪駆動軸19上に遊
嵌したギア37と噛合し、切換レバー20を回動するこ
とにより前輪駆動軸19上の摺動ギア39の内歯がギア
37と噛合して前輪駆動軸19に動力を伝達するように
している。40は前輪が駆動されているかどうかを検知
するスイッチである。
【0008】このようなトランスミッション7の構成に
おいて、本発明の要部である動力取出装置Aはトランス
ミッション7上部より脱着可能に取り付けられるもので
あり、トランスミッション7の上部に横架した前記駆動
軸12上に動力取出ギア51が固設され、該動力取出ギ
ア51が臨むトランスミッション7の上面に開口部7a
が設けられ、該開口部7aに動力取出ケース43下部を
挿入できるように構成している。即ち、該動力取出ケー
ス43にはPTO入力軸44、中間軸45、PTO出力
軸46が回転自在に横架されており、該PTO入力軸4
4は最下端に横架されてその上部の動力取出ケース43
周囲にフランジ部43aが形成されて、トランスミッシ
ョン7の開口部7aに固定できるようにし、PTO入力
軸44を横架した動力取出ケース43の下部がトランス
ミッション7内に挿入されるのである。そして、該PT
O入力軸44に遊嵌した動力取出歯車50が前記動力取
出ギア51と噛合するように配設されているのである。
【0009】そして更にPTO入力軸44上には摺動ギ
ア53が外嵌されて、動力取出ケース43外側に設けた
PTO切換レバー52を回動することにより摺動ギア5
3が摺動されて、摺動ギア53の内歯が動力取出歯車5
0と噛合して動力伝達を可能としている。また、PTO
入力軸44上には刻設ギア44aが形成され、中間軸4
5上に固設した中間ギア54と噛合し、該中間ギア54
はPTO出力軸46上に遊嵌した取付軸56上の固設ギ
ア55とも噛合し、該取付軸56上の他側には逆転防止
クラッチ57が設けられてPTO出力軸46から動力取
出ギア51方向への逆駆動を防止するようにし、該逆転
防止クラッチ57を介してPTO出力軸46に動力が伝
えられるのである。尚、動力取出装置Aを付設しない場
合にはボルトを外して動力取出ケース43を取り外し蓋
体にて覆われるのである。尚、図1に示すBは、運搬車
後部に作業機を連結する、昇降三点リンク装置である。
【0010】
【発明の効果】以上のような構成により、本発明は次の
ような効果が得られるのである。第1に、後輪駆動トラ
ンスミッション7内に、その軸芯を車体進行方向に沿わ
せた駆動軸12の下段に中間軸と走行出力軸を略同一高
さで平行に横架して走行変速装置を構成したので、後輪
駆動トランスミッション7の上下幅が圧縮され偏平状に
形成できるから、地上高を十分確保しながら荷台との間
にスペースを設けることができるのである。第2に、該
トランスミッション7の上面に動力取出装置を設置し、
そのPTO軸に連動連結する動力取出ギアを前記駆動軸
12上に設けたので、荷台の後方下部に動力取出装置の
専用スペースを空ける必要がなくなり、後輪を車体の後
方に配置できるのである。第3に、エンジンは低位置に
配置できるから、荷台を低くレイアウトできる。よって
走行安定性の良い運搬車を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動力取出装置を付設した運搬車全体側
面図である。
【図2】トランスミッション7の斜視図である。
【図3】同じく平面断面図である。
【図4】同じく側面図断面図である。
【符号の説明】
A 動力取出装置 E エンジン 1 車体フレーム 5 載置台 6 後輪 7 トランスミッション 7a 開口部 9 クラッチハウジング 12 駆動軸 17 車輪駆動出力軸 43 動力取出ケース 44 PTO入力軸 45 中間軸 46 PTO出力軸 50 動力取出歯車 51 動力取出ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 利恭 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に配置した車体フレーム1の後
    部上に載置台5を配置し、該載置台の下方にトランスミ
    ッション7を配置し、該トランスミッション7は、 (a)駆動軸12の下方で、これに平行に配置され、か
    つ、駆動軸12に作動的に連結される中間軸14。 (b)中間軸14と同じ高さで、それと平行に、離れて
    配置され、かつ、中間軸14と作動的に連結される車輪
    駆動出力軸17。 (c)駆動軸12と共に回転自在な動力取出歯車50。 で構成され、前記車体フレーム1とトランスミッション
    7の間の空間に、トランスミッション7の動力取出歯車
    50へ連結される入力軸44と、入力軸44へ作動的に
    連結される外部装置用の出力軸46を配置し、 トランスミッション7の正面に駆動軸12に連結される
    クラッチハウジング9、及び、エンジンEを配置したこ
    とを特徴とする運搬車の動力取出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6257084B1 (en) 1997-11-21 2001-07-10 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission
CN114233833A (zh) * 2021-12-03 2022-03-25 江铃汽车股份有限公司 一种用于车辆的取力机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6257084B1 (en) 1997-11-21 2001-07-10 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transmission
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