JPH09193484A - 印刷装置と印刷方法 - Google Patents

印刷装置と印刷方法

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JPH09193484A
JPH09193484A JP8022982A JP2298296A JPH09193484A JP H09193484 A JPH09193484 A JP H09193484A JP 8022982 A JP8022982 A JP 8022982A JP 2298296 A JP2298296 A JP 2298296A JP H09193484 A JPH09193484 A JP H09193484A
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JP8022982A
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Junichi Mori
順一 森
Mutsuaki Kakigi
睦亮 柿木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置への送信不能状態が一定時間以
上継続した場合であっても送信可能となったときに情報
処理装置に所定のデータを与えて情報処理装置に混乱を
生じるのを防止する。 【解決手段】 送信データを情報処理装置に送信できず
且つ送信タイムアウト時刻がセットされていない場合は
現在時刻と送信タイムアウト時刻をセットし(S43→
S45→S46)、送信タイムアウト時刻に到達すると
現在時刻と送信タイムアウト時刻を含む送信データを送
信予備バッファに格納した後(S47→S48)、送信
バッファ上の不要となった送信データを適宜削除する
(S49)。その後、送信予備バッファのデータを送信
し(S50)、送信できたときは送信予備バッファ14
上の送信データを削除し(S52)現在時刻及び送信タ
イムアウト時刻をクリアする(S53)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置と印刷方法
に関し、より詳しくは情報処理装置に接続されて該情報
処理装置との間で双方向通信が可能とされた印刷装置と
その印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザビームプリンタ等の印
刷装置とホストコンピュータ等の情報処理装置とを双方
向通信可能なインターフェースケーブルで接続し、情報
処理装置から印刷装置へのデータ送信のみならず、印刷
装置から情報処理装置へのデータ送信も可能とされた印
刷システムの存在が知られている。
【0003】上記印刷システムにおいては、双方向通信
により情報処理装置を介して印刷装置の紙切れや紙詰ま
り或いは一連の印刷処理の完了等、印刷装置の状態に関
する情報や印刷装置の設定値等を得ることができ、印刷
装置の遠隔操作が可能とされている。そして、このよう
な双方向通信可能な印刷システムは、特にネットワーク
環境等のように印刷装置と情報処理装置とが物理的に離
れた位置に設置されている場合に好都合なものとなって
いる。
【0004】ところで、上述のように情報処理装置への
データ送信が可能とされた印刷装置においては、印刷装
置はその要求により情報処理装置にデータを送信しよう
とするが、送信先の情報処理装置が双方向通信機能を備
えていない場合は印刷装置が情報処理装置にデータを送
信しようとしても送信できないこととなる。また、情報
処理装置やネットワークの負荷が大きい場合は印刷装置
が情報処理装置にデータを送信しようとしても送信でき
ない状態が一定時間以上継続する場合が生じる。そこ
で、かかる印刷装置からの送信不能状態が一定時間以上
継続した場合は、送信処理を中断させて全面的或いは一
時的に印刷装置から情報処理装置への送信を停止する送
信停止機能を備えた印刷装置も提案されている。
【0005】この種の印刷装置においては、送信不能状
態の間、印刷装置の送信バッファには情報処理装置に送
信すべきデータが蓄積されてゆくが、送信バッファの記
憶容量には限界があるため、送信データの容量が前記送
信バッファの記憶容量を超えてしまった場合は送信デー
タの種類とは無関係に古いデータから送信データを消去
し、或いは新しいデータの前記送信バッファへの書き込
みを禁止する等の処置が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の印刷
装置においては、特定のコマンドに囲まれた一連の入力
データ群、或いは特定のコマンドによって区切られた一
連の入力データ群(以下、この一連の入力データ群を
「ジョブ」という)単位で印刷処理を管理する方法が多
く採用されているが、通常は情報処理装置は現在実行中
の最新のジョブに関しての情報を必要としており、既に
印刷処理が完了した古いジョブに関するデータは無意味
である可能性が高い。しかしながら、従来の印刷装置に
おいては、不必要な古いジョブに関するデータが印刷装
置から情報処理装置に送られる結果、かかる古いジョブ
に関するデータにより情報処理装置が混乱を来す虞があ
るという問題点があった。
【0007】さらに、従来の印刷装置においては、上述
の如く送信不能状態が一定時間以上継続して送信処理が
中断したため送信データが消去された場合、情報処理装
置は送信データが消去されたことを知らずに消去された
データを待ち続けるため、その後の動作に支障が生ずる
という問題点があった。
【0008】また、印刷処理中に情報処理装置への送信
処理を実行しようとした場合は印刷処理と送信処理とを
並列的に実行される。従って、上述の如く送信不能状態
にあるときでも送信処理を実行しようとした場合におい
ても、印刷処理と送信処理とが並列的に実行されること
となり、情報処理装置への送信ができないにも拘わらず
送信ができるときと同様の負荷が装置全体にかかるた
め、印刷速度の低下を招来するという問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、情報処理装置への送信不能状態が一定時
間以上継続した場合であっても送信可能となったときに
情報処理装置に所定のデータを与えて情報処理装置に混
乱を生じるのを防止すると共に印刷速度の低下を極力回
避することができる印刷装置と印刷方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る印刷装置は、情報処理装置へのデータ送
信を行う送信手段を備え、該情報処理装置との間で双方
向通信が可能とされた印刷装置において、前記送信手段
を介して所定データが前記情報処理装置に送信されたか
否かを判断する第1の判断手段と、前記所定データが前
記第1の判断手段により前記情報処理装置に送信されな
かったと判断されたときは当該現在時刻を記憶する現在
時刻記憶手段と、前記現在時刻から一定時間が経過した
か否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段
により前記一定時間が経過したと判断されたときは前記
一定時間の経過により不要となった特定データが前記所
定データ中に存在するか否かを判断する第3の判断手段
と、該第3の判断手段により前記特定データが存在する
と判断されたときは前記特定データを消去する消去手段
とを備えていることを特徴としている。
【0011】また、本発明に係る印刷方法は、情報処理
装置に接続されて該情報処理装置との間で双方向通信が
可能とされた印刷方法において、所定データが前記情報
処理装置に送信されたか否かを判断し、前記所定データ
が前記情報処理装置に送信されなかったときは当該現在
時刻を記憶した後、前記現在時刻から一定時間が経過し
たか否かを判断し、次いで、前記一定時間が経過したと
判断したときは前記一定時間の経過により不要となった
特定データが前記所定データ中に存在するか否かを判断
し、前記特定データが存在すると判断したときは前記特
定データを消去することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0013】図1は本発明に係る印刷装置の一実施の形
態としてのレーザビームプリンタのブロック構成図であ
って、レーザビームプリンタ1は双方向通信可能な接続
ケーブル2を介してホストコンピュータ3と接続されて
いる。
【0014】該レーザビームプリンタ1は、装置本体の
各種情報を文字列として表示する液晶ディスプレイやユ
ーザが種々の操作を行うための操作ボタン更には給紙箇
所やオンライン/オフライン等をユーザに知らせるLE
D(発光ダイオード)等を備えたパネル装置4と、周知
の印刷工程を具備して記録媒体としての記録用紙に画像
データを印刷するプリンタエンジン(印刷処理部)5
と、種々のデータを格納するハードディスクや光磁気デ
ィスク或いはフレキシブルディスク等からなるディスク
装置(外部記憶装置)6と、入力される文字データや制
御データ等を解析して前記プリンタエンジン5の印刷動
作を制御する印刷制御装置7とから構成されている。
【0015】印刷制御装置7は、印刷データやコマンド
データ等の双方向通信をホストコンピュータ3との間で
行うホストインターフェース8と、プリンタエンジン5
との間でインターフェース動作を行うエンジンインター
フェース9と、パネル装置4との間で所望のインターフ
ェース動作を行うパネルインターフェース10と、ディ
スク装置6との間でインターフェース動作を行うディス
ク装置11と、後述する印刷処理プログラムや送信処理
プログラム等所定の制御プログラムが格納されたプログ
ラムROM(PROM)12と、フォント等が格納され
たフラッシュメモリ等の抜き差し可能なオプションメモ
リ13と、後述するように各種データの書き込みが可能
とされると共にワークエリアとして使用されるRAM1
4と、バス15を介して上記各種構成要素と接続され、
装置全体を制御するCPU16とから構成されている。
【0016】前記RAM14は、ホストコンピュータ3
から入力された印刷データや制御データを一時的に格納
する受信バッファ14aと、ホストコンピュータ3に送
信する制御データ等を一時的に格納する送信バッファ1
4bと、画像マップデータを格納するフレームバッファ
14cと、最新のジョブ番号を格納するジョブ番号カウ
ンタバッファ14dと、双方向通信能力の有無を示す双
方向通信能力フラグが格納されるフラグバッファ14e
と、送信中断が発生した旨をホストコンピュータ3に送
信するためのデータを格納する送信予備バッファ14f
と、ホストコンピュータ3への送信が不能となった時刻
を書き込む現在時刻バッファ14gと、送信不能状態が
一定時間経過した後の送信タイムアウト時刻(送信中断
時刻)を書き込む送信タイムアウト時刻バッファ14h
とを有している。
【0017】このように構成されたレーザビームプリン
タ1においては、ホストインターフェース8を介してホ
ストコンピュータ3から印刷データが入力されると、C
PU16に対して入力データ(印刷データ)の格納を指
示する割り込み通知がなされる。
【0018】すなわち、ホストコンピュータ3から入力
データの格納を指示する割り込み通知がなされると、図
2に示すように、CPU16はホストインターフェース
8を介して受信バッファ14aに入力データを格納し
(ステップS1)、全ての入力データが受信バッファ1
4aに格納されると割り込み処理を終了する。これによ
り、ホストコンピュータ3からレーザビームプリンタ1
に入力データが供給される毎に上記割り込みルーチンが
実行され、受信バッファ14aに入力データが格納され
ることとなる。
【0019】このように受信バッファ14aに入力デー
タが格納されたことを認識すると、PROM12に格納
されている印刷処理プログラムに基づいて受信バッファ
14aに格納されている印刷データを解釈し、画像デー
タに変換してフレームバッファ14cに格納する。
【0020】CPU16は、上述のように印刷処理プロ
グラムに基づいて所定の処理を続行し、印刷データ中に
排紙コマンドが発見されるとフレームバッファ14cに
格納されている画像データはエンジンインターフェース
9を介してプリンタエンジン5に送出される。そして、
プリンタエンジン5は、エンジンインターフェース9か
ら画像データを受け取ると画像データを記録用紙に印刷
出力する。
【0021】図3は上述した印刷処理の処理手順を示し
た印刷処理ルーチンのフローチャートである。
【0022】レーザビームプリンタ1に電源が投入され
るとステップS10で初期化処理が実行される。この初
期化処理ではジョブ番号カウンタバッファ14dに初期
値として「1」を設定し、フラグバッファ14eに所定
の双方向通信能力フラグ(以下、単に「フラグ」とい
う)Fを書き込む。つまり、ホストコンピュータ3との
間で双方向通信が可能か否かをチェックし、双方向通信
が可能な場合はフラグFを「1」に設定し、双方向通信
が不可能な場合はフラグFを「0」に設定する。
【0023】初期化処理が終了すると受信バッファ14
aに入力データが格納されているか否かを判断し、受信
バッファ14aに入力データが格納されていない場合は
受信バッファ14aに入力データが格納されるので待機
する一方、受信バッファ14aに入力データが格納され
ると受信バッファ14aに格納されている入力データを
解釈する(ステップS12)。ここで、前記入力データ
としては (1)ジョブ区切りコマンド (2)排紙コマンド (3)印刷データ のいずれかの種類に属するデータが存在する。
【0024】しかして、ステップS13では入力データ
がジョブ区切りコマンドか否かを判断する。そして、入
力データがジョブ区切りコマンドのときはジョブ番号カ
ウンタバッファ14dのカウンタ値をインクリメントし
(ステップS14)ステップS11に戻り、再び入力デ
ータが受信バッファ14aに格納されるのを待機する。
【0025】一方、ステップS13で入力データがジョ
ブ区切りコマンドでないと判断されたときはステップS
15に進み、入力データが排紙コマンドか否かを判断す
る。そして入力データが排紙コマンドでないとき、即ち
印刷データのときは、CPU16は印刷データを画像デ
ータに変換してフレームバッファ14cに格納し(ステ
ップS16)、ステップS11に戻り、再び入力データ
が受信バッファ14aに格納されるのを待機する。
【0026】また、ステップS15で入力データが排紙
コマンドであると判断されたときはフレームバッファ1
4cに格納されている画像データをエンジンインターフ
ェース9を介してプリンタエンジン5に送る(ステップ
S17)。これにより、画像データが記録用紙に印刷出
力される。そしてこの後、フレームバッファ14cの内
容を消去して(ステップS18)ステップS11に戻
り、再び入力データが受信バッファ14aに格納される
のを待機する。
【0027】次に、レーザビームプリンタ1からホスト
コンピュータ3に対して送信処理を行う場合について説
明する。
【0028】レーザビームプリンタ1からホストコンピ
ュータ3に送信すべき事項が発生した場合、CPU16
に対して送信データの格納を指示する割り込み通知がな
される。ここで、送信すべき事項は、例えば以下の場合
に発生する。すなわち、記録用紙の紙切れや紙詰まり或
いは記録用紙が補給されて印刷が可能になった等、レー
ザビームプリンタ1の状態が変化した場合等の状態変化
時、印刷処理によりプリンタエンジン5から特定ページ
が排出された場合等のページ排出時、所定ジョブに対す
る印刷処理が開始・終了した場合等のジョブ開始・終了
時、一定時間毎にレーザビームプリンタ1の状態を報告
する報告時、ホストコンピュータ3からレーザビームプ
リンタ1にデータ要求があった場合等のホスト要求時に
送信すべき事項がホストコンピュータ3に対して発生す
る。
【0029】しかして、ホストコンピュータ3から入力
データの格納を指示する割り込み通知がなされると、図
4に示すように、ステップS31でフラグバッファ14
eに格納されているフラグFが「1」か否かを判断す
る。そして、フラグFが「1」でない場合、すなわちフ
ラグFが「0」のときは双方向通信が不可能と判断して
そのまま処理を終了する一方、フラグFが「1」のとき
は双方向通信が可能と判断してステップS32に進み、
送信データを送信バッファ14bに格納して割り込み処
理を終了する。これにより、ホストコンピュータ3への
送信が可能な場合のみ送信データを送信バッファ14b
に格納するように動作する。
【0030】また、フラグFが「1」に設定されてホス
トコンピュータ3への送信が可能と判断されたときは、
CPU16が送信データが送信バッファ14bに格納さ
れていることを認識するとPROM12に格納されてい
る送信処理プログラムに基づいて送信バッファ14bに
格納されている送信データをホストインターフェース8
を介してホストコンピュータ3に送信する。
【0031】このように電源投入直後にホストコンピュ
ータ3との双方向通信の能力を調べておき、送信すべき
事項が発生した場合にその調査結果に基づいて双方向通
信の能力がある場合にのみホストコンピュータ3に実際
に送信できるように動作するため、印刷処理中の印刷装
置に無駄な負荷を掛けるのを回避することができ、送信
処理による印刷速度の低下を防止することができる。
【0032】図5は上述した送信処理の処理手順を示し
た送信処理ルーチンのフローチャートであって、本送信
処理ルーチンは印刷処理ルーチン(図3)が実行されて
いるときはタイムシェアリングシステム(TSS)やリ
アルタイムOSにより前記印刷処理ルーチンと並列的に
実行される。
【0033】レーザビームプリンタ1に電源が投入され
るとステップS40で送信処理に必要な所定の初期化動
作を行う。尚、このとき現在時刻バッファ14h及び送
信タイムアウト時刻バッファ14gの内容をクリアして
おく。
【0034】初期化動作が終了すると送信バッファ14
bに送信データが格納されているか否かを判断し(ステ
ップS41)、格納されていない場合は送信データが格
納されるのを待機する一方、送信データが格納されてい
るときは該送信データのホストコンピュータ3への送信
動作を実行し(ステップS42)、続く、ステップS4
3で送信データが実際に送信されたか否かを判断する。
そして、実際に送信できたときはステップS44に進
み、送信したデータを送信バッファ14bから削除して
ステップS53に進む。
【0035】一方、ホストコンピュータ3の処理が重た
いため、或いはネットワークの負荷が大きい等のため送
信バッファ14hに格納されている送信データをホスト
コンピュータ3に送信できなかったときは送信タイムア
ウト時刻バッファ14hに送信タイムアウト時刻がセッ
トされているか否かを判断する(ステップS45)。そ
して、送信タイムアウト時刻がセットされている場合は
ステップS47に進む一方、送信タイムアウト時刻がセ
ットされていない場合は送信できなかった時の現在時刻
を現在時刻バッファ14gに書き込み、さらに送信を中
断すべき送信タイムアウト時刻を送信タイムアウト時刻
バッファ14hに書き込んで(ステップS46)ステッ
プS47に進む。
【0036】次に、ステップS47では送信タイムアウ
ト時刻に到達したか否かを判断し、送信タイムアウト時
刻に到達していないときはステップS42に戻る一方、
送信タイムアウト時刻に到達したときはステップS48
に進み、上記現在時刻と送信タイムアウト時刻を含む送
信データを送信予備バッファ14fに格納し、続くステ
ップS49では送信バッファ14bに格納されている不
要な送信データを削除する。
【0037】この不要な送信データの削除は、本実施の
形態ではジョブ番号カウンタバッファ14dに格納され
ている最新のカウンタ値に対し、古いカウンタ値に関す
るデータを送信バッファ14bから削除している。すな
わち、ホストコンピュータ3に送信されずに送信タイム
アウトが発生した場合は、送信バッファ14bに残って
いる古いジョブに関する送信データを削除して不要な送
信データがホストコンピュータ3に送信されるのを除去
している。
【0038】具体的には、送信バッファ14bには、図
6(a)に示すように、ジョブ番号6に関する3つの情
報が格納されており、ジョブ番号7に関する2つの情報
が格納されている場合、ホストコンピュータ3に送信さ
れずに送信タイムアウトが発生したときは、図6(b)
に示すように、ジョブ番号6に関する3つの情報が全て
削除され、送信バッファ14bにはジョブ番号7に関す
る2つの情報のみが残ることとなる。これにより、送信
タイムアウトが発生した場合であっても、古いジョブ番
号に関する送信データのみが送信バッファ14bから削
除されることとなるので、不要な古いデータがホストコ
ンピュータ3に送信されることはなくなる。
【0039】次に、ステップS50に進み、上述した送
信予備バッファ14fに格納されている送信データをホ
ストコンピュータ3に送信しようと動作し、送信予備バ
ッファ14fの送信データを送信できたか否かを判断す
る(ステップS51)。そして、ホストコンピュータ3
の処理が重いとき等、送信データの送信ができなかった
場合はステップS49に戻って上述の処理を繰り返す一
方、送信できた場合は送信予備バッファ14fに格納さ
れている送信データを削除して(ステップS52)現在
時刻バッファ14g及び送信タイムアウト時刻バッファ
14hに夫々格納されている上記現在時刻及び送信タイ
ムアウト時刻をクリアして(ステップS53)処理を終
了する。
【0040】このようにホストコンピュータ3に所望の
送信データを送ることができずに送信タイムアウト時刻
となった場合であっても、送信中断後に再度ホストコン
ピュータ3へのデータ送信が可能となったときに送信で
きなくなった現在時刻と送信タイムアウトが発生した送
信タイムアウト時刻とがホストコンピュータ3に送信さ
れる。
【0041】すなわち、ホストコンピュータ3に送信で
きずに一旦送信タイムアウトが発生し、送信バッファ1
4aから古いデータが削除された後、ホストコンピュー
タ3への送信が可能となった場合、送信タイムアウトが
発生した事実を示すデータを他のデータより優先してホ
ストコンピュータ3に送信することが可能となり、ホス
トコンピュータ3は古いデータが消失してしまった可能
性があることを認識することができる。また、この場
合、送信できなくなった時刻もホストコンピュータ3に
送信されるので、ホストコンピュータ3は何時からのデ
ータを消失した可能性があるかも同時に認識することが
できる。
【0042】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施の形態では、ステップ
S49で不要なデータを消去する場合、ジョブ番号を参
照して最新のジョブ番号以外の古いジョブ番号に関する
データを全て消去しているが、ホストコンピュータ3に
送信すべき事項の種類に応じて特定の送信データを消去
してもよい。
【0043】すなわち、ホストコンピュータ3に送信す
べき事項が発生する場合として、上述したように、例え
ば以下の3つの場合が考えられる。
【0044】(1)記録用紙の紙切れ等印刷装置の状態
変化時 (2)所定ジョブに対する印刷処理が開始・終了した場
合等のジョブ開始・終了時 (3)一定時間毎にレーザビームプリンタ1の状態を報
告する報告時 これら(1)〜(3)のうち、(1)及び(3)のよう
に、ホストコンピュータ3にとっては、最新の情報のみ
重要であって、それ以外の古くなった情報は不要な場合
がある。
【0045】また、(2)のように、古くなってしまっ
てもその情報の発行順や経過が重要で、一部が消失して
しまうとホストコンピュータ3にとって不都合な種類の
データもある。
【0046】前者を受信時期が重要な情報、後者を受信
順序が重要なデータと定義すると、不要なデータを削除
する処理としては、「受信時期が重要なデータ」につい
ては最新データのみを残して当該最新データ以外は全て
削除してしまい、「受信順序が重要な情報」については
削除せず、全て残しておくというように処理をするのも
好ましい。すなわち、このように不要なデータの消去処
理を行うことにより、送信タイムアウトが発生した場合
であってもホストコンピュータ3が真に必要としている
データのみをホストコンピュータ3に送信することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、情
報処理装置への送信ができなくても送信できなくなって
から一定時間が経過し、送信データが消去された場合、
送信データが消去されたことを情報処理装置に優先的に
通知するように動作するので、情報処理装置は古いデー
タが消去された可能性のあることを認識することができ
る。
【0048】また、送信できなくなってから一定時間が
経過した場合に、既に印刷処理が完了してしまった古い
データを消去するので、新しい重要なデータが送信され
ないという事態が発生するのを回避することができる。
【0049】さらに、送信できなくなってから一定時間
が経過した場合に、送信データの種類によって不要なデ
ータか否かを判断して消去するので、情報処理装置が必
要とするデータを効果的に送信することができる。
【0050】また、電源投入時に情報処理装置との双方
向通信能力の有無を調査しておき、双方向通信能力が無
いと判断されたときは送信処理自体を実行しないように
動作するので、送信処理による無駄な負荷が掛かるのを
防止することができ、印刷処理のみを行う場合と比較し
た印刷速度の低下を極力回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置としてのレーザビームプ
リンタの一実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】入力データ格納指示のための割り込みルーチン
のフローチャートである。
【図3】印刷処理ルーチンのフローチャートである。
【図4】送信データ格納指示のための割り込みルーチン
のフローチャートである。
【図5】送信処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】送信バッファの内容を示すテーブル図である。
【符号の説明】
3 ホストコンピュータ(情報処理装置) 14 RAM 16 CPU(第1〜第5の判断手段、消去手段)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置へのデータ送信を行う送信
    手段を備え、該情報処理装置との間で双方向通信が可能
    とされた印刷装置において、 前記送信手段を介して所定データが前記情報処理装置に
    送信されたか否かを判断する第1の判断手段と、前記所
    定データが前記第1の判断手段により前記情報処理装置
    に送信されなかったと判断されたときは当該現在時刻を
    記憶する現在時刻記憶手段と、前記現在時刻から一定時
    間が経過したか否かを判断する第2の判断手段と、該第
    2の判断手段により前記一定時間が経過したと判断され
    たときは前記一定時間の経過により不要となった特定デ
    ータが前記所定データ中に存在するか否かを判断する第
    3の判断手段と、該第3の判断手段により前記特定デー
    タが存在すると判断されたときは前記特定データを消去
    する消去手段とを備えていることを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記一定時間が経過した後に前記所定デ
    ータの前記情報処理装置への送信が可能か否かを判断す
    る第4の判断手段を備え、 前記送信手段は、前記第4の判断手段により前記情報処
    理装置への送信が可能と判断されたときは前記一定時間
    内に前記所定データが送信されなかったことを示す報知
    データを前記所定データに対して優先的に前記情報処理
    装置に送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一定時間が経過した後に前記所定デ
    ータの前記情報処理装置への送信が可能か否かを判断す
    る第4の判断手段を備え、 前記送信手段は、前記第4の判断手段により前記情報処
    理装置への送信が可能と判断されたときは前記現在時刻
    を起点として前記所定データが送信されなかったことを
    示す報知データを前記所定データに対して優先的に前記
    情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記一定時間が経過した後に前記所定デ
    ータの前記情報処理装置への送信が可能か否かを判断す
    る第4の判断手段を備え、 前記送信手段は、前記第4の判断手段により前記情報処
    理装置への送信が可能と判断されたときは前記一定時間
    経過後の時刻からのデータ消失の可能性を示す報知デー
    タを前記所定データに対して優先的に前記情報処理装置
    に送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の判断手段は、現在実行中のジ
    ョブより古いジョブに関するデータを前記特定データと
    判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の判断手段は、情報処理装置に
    送信すべき事項の種類に応じて特定データか否かを判断
    することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記特定データは受信順序が重要なデー
    タ以外のデータであることを特徴とする請求項6記載の
    印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記特定データは受信時期が重要なデー
    タについては最新データ以外のデータであることを特徴
    とする請求項6記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 双方向通信が可能か否かを電源投入時に
    判断する第5の判断手段を備え、 該第5の判断手段により前記双方向通信が不可能と判断
    されたときは前記送信手段による前記情報処理装置への
    送信を禁止する送信禁止手段を有していることを特徴と
    する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の印刷装
    置。
  10. 【請求項10】 情報処理装置に接続されて該情報処理
    装置との間で双方向通信が可能とされた印刷方法におい
    て、 所定データが前記情報処理装置に送信されたか否かを判
    断し、前記所定データが前記情報処理装置に送信されな
    かったときは当該現在時刻を記憶した後、前記現在時刻
    から一定時間が経過したか否かを判断し、次いで、前記
    一定時間が経過したと判断したときは前記一定時間の経
    過により不要となった特定データが前記所定データ中に
    存在するか否かを判断し、前記特定データが存在すると
    判断したときは前記特定データを消去することを特徴と
    する印刷方法。
  11. 【請求項11】 前記一定時間が経過した後に前記所定
    データの前記情報処理装置への送信が可能か否かを判断
    し、前記情報処理装置への送信が可能と判断したときは
    前記一定時間内に所定データが送信されなかったことを
    示す報知データを前記所定データに対して優先的に前記
    情報処理装置に送信することを特徴とする請求項10記
    載の印刷方法。
  12. 【請求項12】 前記一定時間が経過した後に前記所定
    データの前記情報処理装置への送信が可能か否かを判断
    し、前記情報処理装置への送信が可能と判断されたとき
    は前記現在時刻を起点として所定データが送信されなか
    ったことを示す報知データを前記所定データに対して優
    先的に前記情報処理装置に送信することを特徴とする請
    求項10記載の印刷方法。
  13. 【請求項13】 前記一定時間時間が経過した後に前記
    所定データの前記情報処理装置への送信が可能か否かを
    判断し、前記情報処理装置への送信が可能と判断された
    ときは前記一定時間経過後の時刻からのデータ消失の可
    能性を示す報知データを前記所定データに対して優先的
    に前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項
    10記載の印刷方法。
  14. 【請求項14】 現在実行中のジョブより古いジョブに
    関するデータを前記特定データと判断することを特徴と
    する請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の印刷
    方法。
  15. 【請求項15】 情報処理装置に送信すべき事項の種類
    に応じて特定データを判断することを特徴とする請求項
    10乃至請求項13のいずれかに記載の印刷方法。
  16. 【請求項16】 前記特定データは受信順序が重要なデ
    ータ以外のデータであることを特徴とする請求項15記
    載の印刷方法。
  17. 【請求項17】 前記特定データは受信時期が重要なデ
    ータについては最新データ以外のデータであることを特
    徴とする請求項15記載の印刷方法。
  18. 【請求項18】 双方向通信が可能か否かを電源投入時
    に判断し、前記双方向通信が不可能と判断したときは前
    記情報処理装置へのデータ送信を禁止することを特徴と
    する請求項10乃至請求項17のいずれかに記載の印刷
    方法。
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