JPH09193212A - 芯材を結束具の爪部と接触面との間から引抜くことにより射出成形結束具を金型から取出す方法 - Google Patents
芯材を結束具の爪部と接触面との間から引抜くことにより射出成形結束具を金型から取出す方法Info
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- JPH09193212A JPH09193212A JP2721496A JP2721496A JPH09193212A JP H09193212 A JPH09193212 A JP H09193212A JP 2721496 A JP2721496 A JP 2721496A JP 2721496 A JP2721496 A JP 2721496A JP H09193212 A JPH09193212 A JP H09193212A
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 接触表面上に設けた少なくとも一本の歯をひ
どく傷つけることなく結束具を金型から取り出す方法を
提供する。 【解決手段】 爪部18に対向するロッキングヘッド内
部に少なくとも一本の歯を有する接触壁面20を有する
結束具を射出成形する方法において、引き抜き可能な芯
材が、接触表面の少なくとも一部であって、接触表面に
設けられた少なくとも一本の歯を含む部分を規定してお
り、この芯材が引き抜かれて、前記少なくとも一本の接
触壁歯をひどく傷つけることなく金型から結束具を取り
出すことができる。この芯材は、爪部の側へ鋭角をなす
方向において、ロッキングヘッド内への結束具の舌部の
挿入方向30から引き抜かれるように配置されている。
どく傷つけることなく結束具を金型から取り出す方法を
提供する。 【解決手段】 爪部18に対向するロッキングヘッド内
部に少なくとも一本の歯を有する接触壁面20を有する
結束具を射出成形する方法において、引き抜き可能な芯
材が、接触表面の少なくとも一部であって、接触表面に
設けられた少なくとも一本の歯を含む部分を規定してお
り、この芯材が引き抜かれて、前記少なくとも一本の接
触壁歯をひどく傷つけることなく金型から結束具を取り
出すことができる。この芯材は、爪部の側へ鋭角をなす
方向において、ロッキングヘッド内への結束具の舌部の
挿入方向30から引き抜かれるように配置されている。
Description
【0001】本発明は結束具の射出成形に関するもので
あり、特に、ケーブル等の長く延びた製品の束を保持す
るループを製造するのに好適に使用される結束具の成形
に関するものである。このような結束具はケーブル結束
具として一般的に知られている。本発明は特に、結束具
のロッキングヘッドの接触表面上に少なくとも一つの歯
を有する結束具の金型から当該結束具を取出す方法に関
するものである。
あり、特に、ケーブル等の長く延びた製品の束を保持す
るループを製造するのに好適に使用される結束具の成形
に関するものである。このような結束具はケーブル結束
具として一般的に知られている。本発明は特に、結束具
のロッキングヘッドの接触表面上に少なくとも一つの歯
を有する結束具の金型から当該結束具を取出す方法に関
するものである。
【0002】ある種の結束具は、二つの端部と二つの幅
広の側面とを有する長く延びた舌部と、この舌部の一方
の端部に設けたロッキングヘッドと、舌部の他方の端部
に設けた先端部と、前記舌部の一方の幅広の側面に沿っ
て延在する第1のつめ歯と、前記舌部の他方の幅広の側
面に沿って延在する第2のつめ歯とを具え、前記ロッキ
ングヘッドが前記舌部の先端部を受け入れる開口を規定
する側面を有し、当該側面が前記開口の一側面にヒンジ
結合された移動可能な爪部と当該爪部に対向して前記開
口を挟んで設けた接触壁とを有し、前記爪部が、前記舌
部が前記開口に挿入されて前記第1のつめ歯が前記爪部
に対向したときに前記第1のつめ歯が係合するように配
置された少なくとも1本の歯を有しており、前記爪部
は、この少なくとも1本の歯がこのように係合したとき
に、前記第2のつめ歯を前記接触表面に対して押圧する
ために、前記挿入方向と逆の方向に前記舌部に加わる圧
力に応じて移動可能であり、前記接触表面には、前記舌
部の先端部が前記開口に挿入されて前記第2のつめ歯が
前記接触表面に対向したときに、前記第2のつめ歯をロ
ッキング係合させる歯(22)が少なくとも一本設けら
れていると共に、前記第2のつめ歯が設けられている前
記舌部の側面が前記爪部の移動によって前記接触表面に
押圧される。このような結束具はパラディスの米国特許
4,473,524号に記載されている。
広の側面とを有する長く延びた舌部と、この舌部の一方
の端部に設けたロッキングヘッドと、舌部の他方の端部
に設けた先端部と、前記舌部の一方の幅広の側面に沿っ
て延在する第1のつめ歯と、前記舌部の他方の幅広の側
面に沿って延在する第2のつめ歯とを具え、前記ロッキ
ングヘッドが前記舌部の先端部を受け入れる開口を規定
する側面を有し、当該側面が前記開口の一側面にヒンジ
結合された移動可能な爪部と当該爪部に対向して前記開
口を挟んで設けた接触壁とを有し、前記爪部が、前記舌
部が前記開口に挿入されて前記第1のつめ歯が前記爪部
に対向したときに前記第1のつめ歯が係合するように配
置された少なくとも1本の歯を有しており、前記爪部
は、この少なくとも1本の歯がこのように係合したとき
に、前記第2のつめ歯を前記接触表面に対して押圧する
ために、前記挿入方向と逆の方向に前記舌部に加わる圧
力に応じて移動可能であり、前記接触表面には、前記舌
部の先端部が前記開口に挿入されて前記第2のつめ歯が
前記接触表面に対向したときに、前記第2のつめ歯をロ
ッキング係合させる歯(22)が少なくとも一本設けら
れていると共に、前記第2のつめ歯が設けられている前
記舌部の側面が前記爪部の移動によって前記接触表面に
押圧される。このような結束具はパラディスの米国特許
4,473,524号に記載されている。
【0003】このような結束具を射出成形する従来の方
法は; (a)内部に結束具の一般的な形状をした空洞を規定す
る金型部材を具える金型を具える工程と、(b)溶融し
たプラスチック材料をこの金型内の空洞に射出する工程
と、(c)この金型の空洞内のプラスチック材料を固化
して結束具を形成する工程と、(d)金型部材を離型さ
せて金型から結束具を取り出せるようにする工程と、
(e)金型から結束具を取り出す工程と;を具える。
法は; (a)内部に結束具の一般的な形状をした空洞を規定す
る金型部材を具える金型を具える工程と、(b)溶融し
たプラスチック材料をこの金型内の空洞に射出する工程
と、(c)この金型の空洞内のプラスチック材料を固化
して結束具を形成する工程と、(d)金型部材を離型さ
せて金型から結束具を取り出せるようにする工程と、
(e)金型から結束具を取り出す工程と;を具える。
【0004】このような結束具を射出成形によって製造
する際には、歯の頂部が金型部材間の分離線で規定され
ていない限り、接触表面上に設けた少なくとも1本の歯
を傷つけることなく金型から結束具を取り出すことは困
難である。なぜなら、金型部材の接触表面を規定する部
分の横方向大きさがこの歯と爪部との間のスペースより
広いため、金型部材の間の分離線からこの金型部材を取
り外すことによって歯が押圧されて歪んでまうからであ
る。
する際には、歯の頂部が金型部材間の分離線で規定され
ていない限り、接触表面上に設けた少なくとも1本の歯
を傷つけることなく金型から結束具を取り出すことは困
難である。なぜなら、金型部材の接触表面を規定する部
分の横方向大きさがこの歯と爪部との間のスペースより
広いため、金型部材の間の分離線からこの金型部材を取
り外すことによって歯が押圧されて歪んでまうからであ
る。
【0005】本発明は結束具を射出成形する方法であ
り、接触表面上に設けた少なくとも一本の歯をひどく傷
つけることなく結束具を金型から取り出す方法を提供す
るものである。
り、接触表面上に設けた少なくとも一本の歯をひどく傷
つけることなく結束具を金型から取り出す方法を提供す
るものである。
【0006】本発明は、二つの端部と二つの幅広の側面
とを有する長く延びた舌部と、前記舌部の一方の端部に
設けたロッキングヘッドと、前記舌部の一方の幅広の側
面に沿って延在する第1のつめ歯と、前記舌部の他方の
幅広の側面に沿って延在する第2のつめ歯とを具える結
束具を射出成形する方法であって、前記ロッキングヘッ
ドが前記舌部を受け入れる開口を規定する側面を有し、
当該側面が前記開口の一側面にヒンジ結合された移動可
能な爪部と当該爪部に対向して前記開口を挟んで設けた
接触壁とを有し、前記爪部が、前記舌部が前記開口に挿
入されて前記第1のつめ歯が前記爪部に対向したときに
前記第1のつめ歯が係合するように配置された少なくと
も1本の歯を有しており、前記爪部は、この少なくとも
1本の歯がこのように係合したときに、前記第2のつめ
歯を前記接触表面に対して押圧する圧力ために、前記挿
入方向と逆の方向に前記舌部に加わる圧力に応じて移動
可能であり、前記接触表面には、前記舌部が前記開口に
挿入されて前記第2のつめ歯が前記接触表面に対向した
ときに、前記第2のつめ歯をロッキング係合させるため
の歯が少なくとも一本設けられていると共に、前記第2
のつめ歯が設けられている前記舌部の側面が前記爪部の
移動によって前記接触表面に押圧されるように構成した
結束具を射出成形する方法において、当該方法が以下の
工程を具え: (a)部材間に前記結束具の一般的な形状をなす空洞が
形成された金型部材(10、12、14)を有する金型
を具える工程と、(b)溶融したプラスチック材料を前
記金型の空洞内に射出する工程と、(c)前記金型の空
洞内のプラスチック材料を固化させて結束具を形成する
工程と、(d)前記金型部材を離型させて前記金型から
前記結束具を取り出せるようにする工程と、(e)前記
金型から前記結束具を取出す工程;工程(a)におい
て、前記金型を構成する金型部材のうちのひとつが引き
抜き可能な芯材(14)であり、この芯材が前記接触表
面(20)の少なくとも一部であって前記接触表面(2
0)に設けた少なくとも一本の歯を有する部分を規定し
ており、この芯材は前記爪部側へ鋭角をなして傾斜する
方向に前記挿入方向から引き抜くことができるように配
置されており工程(d)が、(f)前記芯材(14)を
引きぬいて、前記少なくとも一つの接触表面に設けた歯
(22)をひどく傷つけることなく工程(e)に従って
前記結束具を金型から外すことができる工程;を具える
ことを特徴とする結束具を射出成形する方法を提供す
る。
とを有する長く延びた舌部と、前記舌部の一方の端部に
設けたロッキングヘッドと、前記舌部の一方の幅広の側
面に沿って延在する第1のつめ歯と、前記舌部の他方の
幅広の側面に沿って延在する第2のつめ歯とを具える結
束具を射出成形する方法であって、前記ロッキングヘッ
ドが前記舌部を受け入れる開口を規定する側面を有し、
当該側面が前記開口の一側面にヒンジ結合された移動可
能な爪部と当該爪部に対向して前記開口を挟んで設けた
接触壁とを有し、前記爪部が、前記舌部が前記開口に挿
入されて前記第1のつめ歯が前記爪部に対向したときに
前記第1のつめ歯が係合するように配置された少なくと
も1本の歯を有しており、前記爪部は、この少なくとも
1本の歯がこのように係合したときに、前記第2のつめ
歯を前記接触表面に対して押圧する圧力ために、前記挿
入方向と逆の方向に前記舌部に加わる圧力に応じて移動
可能であり、前記接触表面には、前記舌部が前記開口に
挿入されて前記第2のつめ歯が前記接触表面に対向した
ときに、前記第2のつめ歯をロッキング係合させるため
の歯が少なくとも一本設けられていると共に、前記第2
のつめ歯が設けられている前記舌部の側面が前記爪部の
移動によって前記接触表面に押圧されるように構成した
結束具を射出成形する方法において、当該方法が以下の
工程を具え: (a)部材間に前記結束具の一般的な形状をなす空洞が
形成された金型部材(10、12、14)を有する金型
を具える工程と、(b)溶融したプラスチック材料を前
記金型の空洞内に射出する工程と、(c)前記金型の空
洞内のプラスチック材料を固化させて結束具を形成する
工程と、(d)前記金型部材を離型させて前記金型から
前記結束具を取り出せるようにする工程と、(e)前記
金型から前記結束具を取出す工程;工程(a)におい
て、前記金型を構成する金型部材のうちのひとつが引き
抜き可能な芯材(14)であり、この芯材が前記接触表
面(20)の少なくとも一部であって前記接触表面(2
0)に設けた少なくとも一本の歯を有する部分を規定し
ており、この芯材は前記爪部側へ鋭角をなして傾斜する
方向に前記挿入方向から引き抜くことができるように配
置されており工程(d)が、(f)前記芯材(14)を
引きぬいて、前記少なくとも一つの接触表面に設けた歯
(22)をひどく傷つけることなく工程(e)に従って
前記結束具を金型から外すことができる工程;を具える
ことを特徴とする結束具を射出成形する方法を提供す
る。
【0007】本発明の更なる特徴を好適な実施例に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0008】図1を参照すると、本発明の方法の好適な
実施例においては、上述したタイプの結束具は第1の金
型部材10と、第2の金型部材12と、引き抜き可能な
芯材金型部材14とを具える金型内で射出成形される。
図1に示すように、金型が閉じているときは、第1の金
型部材10と、第2の金型部材12と、引き抜き可能な
芯材金型部材14とが、これらの部材間に、接触壁16
と爪部18を有する結束具14の一般的な形状をした空
洞を規定している。接触壁16の接触表面20には爪部
18に対向する少なくとも一本の歯22が設けられてお
り、爪部18は接触壁16に対向する少なくとも一本の
歯24を有する。第1の金型部材10は爪部18、第2
のつめ歯25、及び接触壁16の外側表面26の少なく
とも一部をを規定している。接触壁16の外側表面26
は、接触表面20に設けた少なくとも一本の歯22を含
む部分の反対側にある。第2の金型部材12は第2のつ
め歯28を規定している。金型が閉じているときは、第
1の金型部材10と第2の金型部材12とは分離線P.
L.で結合している。
実施例においては、上述したタイプの結束具は第1の金
型部材10と、第2の金型部材12と、引き抜き可能な
芯材金型部材14とを具える金型内で射出成形される。
図1に示すように、金型が閉じているときは、第1の金
型部材10と、第2の金型部材12と、引き抜き可能な
芯材金型部材14とが、これらの部材間に、接触壁16
と爪部18を有する結束具14の一般的な形状をした空
洞を規定している。接触壁16の接触表面20には爪部
18に対向する少なくとも一本の歯22が設けられてお
り、爪部18は接触壁16に対向する少なくとも一本の
歯24を有する。第1の金型部材10は爪部18、第2
のつめ歯25、及び接触壁16の外側表面26の少なく
とも一部をを規定している。接触壁16の外側表面26
は、接触表面20に設けた少なくとも一本の歯22を含
む部分の反対側にある。第2の金型部材12は第2のつ
め歯28を規定している。金型が閉じているときは、第
1の金型部材10と第2の金型部材12とは分離線P.
L.で結合している。
【0009】引き抜き可能な芯材金型部材14は金型が
閉じているときには、前記接触表面に設けた少なくとも
一本の歯22を含む接触表面20の少なくとも一部を規
定する位置に設けられている。芯材金型部材14は、接
触表面に設けた少なくとも一本の歯22を含む接触表面
20の反対側にある接触壁16の外側表面26のいずれ
の部分をも規定していないことが好ましい。芯材金型部
材14は、爪部18側へ鋭角をなして傾斜した方向にお
いて、前記舌部を爪部18に対向する第1のつめ歯と係
合させて挿入するときの前記ロッキングヘッドの開口内
へ結束具の舌部を挿入する方向から引き抜くように設け
られている。
閉じているときには、前記接触表面に設けた少なくとも
一本の歯22を含む接触表面20の少なくとも一部を規
定する位置に設けられている。芯材金型部材14は、接
触表面に設けた少なくとも一本の歯22を含む接触表面
20の反対側にある接触壁16の外側表面26のいずれ
の部分をも規定していないことが好ましい。芯材金型部
材14は、爪部18側へ鋭角をなして傾斜した方向にお
いて、前記舌部を爪部18に対向する第1のつめ歯と係
合させて挿入するときの前記ロッキングヘッドの開口内
へ結束具の舌部を挿入する方向から引き抜くように設け
られている。
【0010】溶融したプラスチック材料を金型の空洞の
中に射出して、これを固化させ結束具を形成する。
中に射出して、これを固化させ結束具を形成する。
【0011】芯材金型部材14が、接触表面(20)に
設けた少なくとも一本の歯22を含む部分から引き抜か
れ、結束具はこの接触表面に設けた少なくとも一本の歯
22をひどく傷つけることなく金型から取り外すことが
できる。次いで、結束具を金型から取り出す。
設けた少なくとも一本の歯22を含む部分から引き抜か
れ、結束具はこの接触表面に設けた少なくとも一本の歯
22をひどく傷つけることなく金型から取り外すことが
できる。次いで、結束具を金型から取り出す。
【0012】図2に示すように、好ましい実施例におい
ては、芯材金型部材14は第1の金型部材10を第2の
金型部材12と接触させたままで引き抜かれる。
ては、芯材金型部材14は第1の金型部材10を第2の
金型部材12と接触させたままで引き抜かれる。
【0013】次いで、第1の金型部材および/または第
2の金型部材に結束具が残っている状態で、第1の金型
部材10が第2の金型部材12から、分離線P.L.の
少なくとも一部に垂直な方向において分離される。結束
具を第2の金型部材12に残して、第1の金型部材10
が第2の金型部材12から分離されるため、結束具は接
触表面に設けた少なくとも一本の歯22をひどく傷つけ
ることなく金型から取り出される。図3を参照すると、
結束具は次いで一対のエジェクタピン32を突出すこと
によって第2の金型部材12から弾き出される。図5に
示すように、結束具を第1の金型部材10に残して、エ
ジェクタピン34を突出すことによって、接触表面に設
けた少なくとも一本の歯22をひどく傷つけることなく
結束具が第1の金型部材から取り出される。
2の金型部材に結束具が残っている状態で、第1の金型
部材10が第2の金型部材12から、分離線P.L.の
少なくとも一部に垂直な方向において分離される。結束
具を第2の金型部材12に残して、第1の金型部材10
が第2の金型部材12から分離されるため、結束具は接
触表面に設けた少なくとも一本の歯22をひどく傷つけ
ることなく金型から取り出される。図3を参照すると、
結束具は次いで一対のエジェクタピン32を突出すこと
によって第2の金型部材12から弾き出される。図5に
示すように、結束具を第1の金型部材10に残して、エ
ジェクタピン34を突出すことによって、接触表面に設
けた少なくとも一本の歯22をひどく傷つけることなく
結束具が第1の金型部材から取り出される。
【0014】図4に示すように、他の好適な実施例にお
いては、芯材14は、結束具を第1の金型部材10に残
した状態で、第1の金型部材10が第2の金型部材12
から離型するのに続いて引き抜かれる。第1の金型部材
10は分離線の少なくとも一部に垂直な方向において第
2の金型部材12から分離される。次いで、図5に示す
ように、第1の金型部材10から一対のエジェクタピン
34を突出すことによって、接触表面に設けた少なくと
も一本の歯22をひどく傷つけることなく結束具が弾き
出される。
いては、芯材14は、結束具を第1の金型部材10に残
した状態で、第1の金型部材10が第2の金型部材12
から離型するのに続いて引き抜かれる。第1の金型部材
10は分離線の少なくとも一部に垂直な方向において第
2の金型部材12から分離される。次いで、図5に示す
ように、第1の金型部材10から一対のエジェクタピン
34を突出すことによって、接触表面に設けた少なくと
も一本の歯22をひどく傷つけることなく結束具が弾き
出される。
【0015】他の好適な実施例(図示せず)において
は、金型の引き抜き可能な芯材が、更に、爪部に設けら
れた少なくとも一本の歯を含む部分を少なくとも規定す
るものである。
は、金型の引き抜き可能な芯材が、更に、爪部に設けら
れた少なくとも一本の歯を含む部分を少なくとも規定す
るものである。
【0016】ここに述べた特別な利点は本発明の考えら
れる実施例すべてに必ずしも適用されるものではない。
本発明のこのような利点は例示にすぎず、本発明の利点
がこれのみであると解釈すべきではない。
れる実施例すべてに必ずしも適用されるものではない。
本発明のこのような利点は例示にすぎず、本発明の利点
がこれのみであると解釈すべきではない。
【0017】上述の記載は詳細になされてはいるもの
の、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではな
く、むしろここに記載されている好適な実施例の例示で
あると考えるべきである。様々な変形例が考えられ、本
発明の範囲は個々に記載された実施例によって決定され
ものでなく、請求の範囲およびその法的な均等物によっ
て決められるべきである。
の、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではな
く、むしろここに記載されている好適な実施例の例示で
あると考えるべきである。様々な変形例が考えられ、本
発明の範囲は個々に記載された実施例によって決定され
ものでなく、請求の範囲およびその法的な均等物によっ
て決められるべきである。
【図1】本発明の射出成形法の好適な実施例で使用され
ている金型の中の結束具の接触表面部分の配置を示す断
面図である。
ている金型の中の結束具の接触表面部分の配置を示す断
面図である。
【図2】本発明の射出成形法の好適な実施例の一つにし
たがって、図1に示す金型の芯材の動きを示す断面図で
ある。
たがって、図1に示す金型の芯材の動きを示す断面図で
ある。
【図3】図2に示す本発明の射出成形法の好適な実施例
に従って、図1に示す金型部材の一方から結束具を弾き
出す状態を示す断面図である。
に従って、図1に示す金型部材の一方から結束具を弾き
出す状態を示す断面図である。
【図4】本発明の射出成形法の他の好適な実施例にした
がって、図1に示す金型の芯材の動きを示す断面図であ
る。
がって、図1に示す金型の芯材の動きを示す断面図であ
る。
【図5】図2に示す本発明の射出成形方法の好適な実施
例の他の例と図4に示す本発明の射出成形法の好適な実
施例とに従って、図1に示す金型の他方の金型部材から
結束具のを弾き出す状態を示す断面図である。
例の他の例と図4に示す本発明の射出成形法の好適な実
施例とに従って、図1に示す金型の他方の金型部材から
結束具のを弾き出す状態を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェンス オーリー ソーレンセン イギリス領ケイマン諸島、グランド ケイ マン、ケイマン カイ、ウォーター ケイ (番地なし)
Claims (9)
- 【請求項1】 二つの端部と二つの幅広の側面とを有す
る長く延びた舌部と、前記舌部の一方の端部に設けたロ
ッキングヘッドと、前記舌部の一方の幅広の側面に沿っ
て延在する第1のつめ歯(28)と、前記舌部の他方の
幅広の側面に沿って延在する第2のつめ歯(25)とを
具える結束具を射出成形する方法であって、 前記ロッキングヘッドが前記舌部を受け入れる開口を規
定する側面を有し、当該側面が前記開口の一側面にヒン
ジ結合された移動可能な爪部(18)と当該爪部に対向
して前記開口を挟んで設けた接触壁(16)とを有し、
前記爪部が、前記舌部が前記開口に挿入されて前記第1
のつめ歯が前記爪部に対向したときに前記第1のつめ歯
と係合するように配置された少なくとも1本の歯(2
4)を有しており、 前記爪部は、この少なくとも1本の歯がこのように係合
したときに、前記第2のつめ歯を前記接触壁の接触表面
(20)に対して押圧するために、前記挿入方向と逆の
方向に前記舌部に加わる圧力に応じて移動可能であり、 前記接触表面には、前記舌部が前記開口に挿入されて前
記第2のつめ歯が前記接触表面に対向したときに、前記
第2のつめ歯をロッキング係合させるための歯(22)
が少なくとも一本設けられていると共に、前記舌部の前
記第2のつめ歯が設けられている側面が前記爪部の移動
によって前記接触表面に押圧されるように構成した結束
具を射出成形する方法において、 当該方法が以下の工程を具え: (a)部材間に前記結束具の一般的な形状をなす空洞が
形成された金型部材(10、12、14)を有する金型
を具える工程と、 (b)溶融したプラスチック材料を前記金型の空洞内に
射出する工程と、 (c)前記金型の空洞内のプラスチック材料を固化させ
て結束具を形成する工程と、 (d)前記金型部材を離型させて前記金型から前記結束
具を取り出せるようにする工程と、 (e)前記金型から前記結束具を取出す工程;工程
(a)において、前記金型を構成する金型部材のうちの
ひとつが引き抜き可能な芯材(14)であり、この芯材
が前記接触表面(20)の少なくとも一部であって前記
接触表面(20)に設けた少なくとも一本の歯を有する
部分を規定しており、この芯材は前記爪部側へ鋭角をな
して傾斜する方向に前記挿入方向から引き抜くことがで
きるように配置されており工程(d)が、 (f)前記芯材(14)を引きぬいて、前記少なくとも
一つの接触表面に設けた歯(22)をひどく傷つけるこ
となく工程(e)に従って前記結束具を金型から外すこ
とができる工程;を具えることを特徴とする結束具を射
出成形する方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の結束具を射出成形する
方法において、前記工程(f)が、第1の金型部材を前
記第2の金型部材に接触させたままで、前記第1の金型
部材(10)から前記芯材(14)を引き抜く工程を具
えることを特徴とする結束具を射出成形する方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の結束具を射出成形する
方法において、前記工程(f)が、前記第1の金型部材
から前記芯材を引き抜く工程を具え、この第1の金型部
材は前記接触壁(16)の表面26の少なくとも一部で
あって、前記接触表面に設けた少なくとも一本の歯(2
2)を含む接触表面部分と反対側にある部分を規定する
ものであることを特徴とする結束具を射出成形する方
法。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の接触具を射出
成形する方法において、前記工程(e)が前記第2の金
型部材(12)から前記結束具を弾き出す工程を具える
ことを特徴とする結束具を射出成形する方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の結束具を射出成形する
方法において、前記工程(f)が前記第1の金型部材が
前記第2の金型部材(12)から離型するのに続いて前
記第1の金型部材(10)から前記芯材(14)を引き
抜く工程を具えることを特徴とする結束具を射出成形す
る方法。 - 【請求項6】 請求項2または5に記載の結束具を射出
成形する方法において、前記第1及び第2の金型部材
(10、12)が分離線(P.L.)で結合されてお
り、前記工程(d)が前記第1及び第2の金型部材を前
記分離線の少なくとも一部に垂直な方向において離型さ
せる工程を具えることを特徴とする結束具を射出成形す
る方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の結束具を射出成形する
方法において、前記工程(f)が、第1の金型部材が前
記第2の金型部材から離型するのに続いて、第1の金型
部材(10)から、前記芯材(14)を引き抜く工程を
具え、この第1の金型部材が、前記接触壁(16)の表
面(26)の少なくとも一部であって前記接触表面に設
けた少なくとも一本の歯(22)を含む部分の反対側に
ある部分を規定していることを特徴とする結束具を射出
成形する方法。 - 【請求項8】 請求項2、3、5または7に記載の結束
具を射出成形する方法において、前記工程(e)が前記
第1の金型部材(10)から前記結束具を弾き出す工程
を具えることを特徴とする結束具を射出成形する方法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の結束具を射出成形する
方法において、前記芯材(14)が、前記接触壁(1
6)の表面(26)であって、前記接触表面に設けた少
なくとも一本の歯(22)を含む部分と反対側にある表
面を規定していないことを特徴とする結束具を射出成形
する方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2721496A JPH09193212A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 芯材を結束具の爪部と接触面との間から引抜くことにより射出成形結束具を金型から取出す方法 |
CA 2193297 CA2193297A1 (en) | 1996-01-08 | 1996-12-18 | Removal of injection-molded tie from mold by retracting core from between pawl and abutment surface of tie |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2721496A JPH09193212A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 芯材を結束具の爪部と接触面との間から引抜くことにより射出成形結束具を金型から取出す方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193212A true JPH09193212A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12214863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2721496A Pending JPH09193212A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 芯材を結束具の爪部と接触面との間から引抜くことにより射出成形結束具を金型から取出す方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193212A (ja) |
CA (1) | CA2193297A1 (ja) |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP2721496A patent/JPH09193212A/ja active Pending
- 1996-12-18 CA CA 2193297 patent/CA2193297A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2193297A1 (en) | 1997-07-09 |
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