JPH09193033A - 締付け装置 - Google Patents

締付け装置

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JPH09193033A
JPH09193033A JP851596A JP851596A JPH09193033A JP H09193033 A JPH09193033 A JP H09193033A JP 851596 A JP851596 A JP 851596A JP 851596 A JP851596 A JP 851596A JP H09193033 A JPH09193033 A JP H09193033A
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JP
Japan
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socket
drive
rotating arm
gear
sockets
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Pending
Application number
JP851596A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Fukushima
圭三 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP851596A priority Critical patent/JPH09193033A/ja
Publication of JPH09193033A publication Critical patent/JPH09193033A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一平面内で直交する二方向のソケット相互
間の位置関係を一つの駆動機構で調整可能とし、また直
動ガイドなども不要とすることにより、多車種に対応可
能な締付け装置の構造を簡素化してその重量、必要スペ
ース及びコストの低減を図る。 【解決手段】 複数個のソケット38が個々の駆動源
(モーター)24によってボルトあるいはナットの締付
け可能に回転駆動される締付け装置において、前記の各
ソケット38のうちの少なくとも一つが、その駆動源2
4による前記の回転駆動機能は維持したままで円弧に沿
った位置制御が可能になっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の組付けライ
ンなどにおいてボルトあるいはナットを二箇所以上にお
いて並行して締付けることが可能で、かつ各締付け箇所
の間隔などが異なる多車種に対応できる締付け装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の締付け装置(ナットランナ)
は、例えば実開平3−103164号公報に開示されて
いる技術からも明らかなように、ボルトヘッドあるいは
ナットに嵌まり合ってこれらを締付けるためのソケット
がその駆動源からの回転伝達を受けて駆動されるように
なっている。ところで車両の組付けラインなどでは、ナ
ット等を二箇所以上で並行して締付けるタイプの締付け
装置も使用されており、このタイプの装置では当然のこ
とながら二個以上のソケットを個々に回転駆動させるよ
うになっている。そして多車種に対応できる締付け装置
では、車種毎に異なる各締付け箇所の間隔などに対応さ
せて、ソケット相互間の位置を調整する必要がある。
【0003】この調整を可能とする技術として、締付け
装置のベースプレートに対して全部あるいは一部のソケ
ットを、同一平面内の直交する二方向へそれぞれの駆動
源と共に直線移動させるように構成したものがある。そ
して、この二方向へ直線移動させるための駆動手段とし
ては個々にシリンダなどが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの技術では、
位置調整を可能としたソケット毎に直交する二方向の直
動ガイド(LMガイド)、これらのガイドに沿ってソケ
ットを移動させるための二つのシリンダなどが必要であ
る。したがって締付け装置の構造が複雑となり、その重
量及び必要スペースの増大、さらにはコストアップを招
く。
【0005】本発明の第1の目的は、同一平面内で直交
する二方向のソケット相互間の位置関係を一つの駆動機
構で調整可能とし、また直動ガイドなども不要とするこ
とにより、多車種に対応可能な締付け装置の構造を簡素
化してその重量、必要スペース及びコストの低減を図る
ことである。本発明の第2の目的は、位置調整されるソ
ケットに対してその駆動源から回転を伝えるための構造
を簡素化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数個の
ソケットが個々の駆動源によってボルトあるいはナット
の締付け可能に回転駆動される締付け装置において、前
記の各ソケットのうちの少なくとも一つが、その駆動源
による前記の回転駆動機能は維持したままで円弧に沿っ
た位置制御が可能になっていることを特徴とする。した
がって前記ソケットを円弧に沿って位置制御することに
より、このソケットと他のソケットとの相互間におい
て、同一平面内で直交する二方向の位置が調整される。
つまり、このような二方向の位置調整を一つの駆動機構
によって行うことができ、また直動ガイドなども不要と
なるので、多車種に対応可能な締付け装置の構造が簡素
化される。
【0007】第2の発明は、第1の発明の締付け装置に
おいて、ソケットがその駆動源からギヤの噛合いを通じ
て回転駆動され、かつこのソケットは駆動源の軸線を支
点とする円弧に沿って位置制御されるようになっている
ことを特徴とする。これにより前記ソケットを、その駆
動源による回転駆動機能は維持したままで円弧に沿って
位置制御するための構造が簡単となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は締付け装置を表した正面図である。この締
付け機構は、例えば車両の組付けラインにおいて吊り下
げられた状態で移送されてくる車体の締付け箇所(ボル
トあるいはナット)を下側から締付けるための構成にな
っている。つまりナットランナ20のベースプレート2
2は昇降操作可能で、かつフローティング機構10によ
って車体の巾方向、前後方向及び水平な回転方向(車体
のねじれ方向)へ自由に位置調整できるように支持され
ている。
【0009】前記フローティング機構10は、図示外の
昇降用シリンダの駆動によって昇降動作する昇降ベース
12に対し、第一可動ベース14がガイド12aに案内
されて車体の巾方向へ直線移動するように組付けられて
いる。またこの第一可動ベース14に対しては、第二可
動ベース16がガイド14aに沿って車体の前後方向へ
直線移動するように組付けられている。そしてこの第二
可動ベース16に対して前記ベースプレート22がベア
リング18により水平回転可能に支持されている。
【0010】図2は締付け装置の主要部を表した平面図
である。この図面で明らかなように締付け装置は、ボル
トあるいはナットを二箇所以上において並行して締付け
ることができるように複数個のナットランナ20を備え
ている。これらの各ナットランナ20はベースプレート
22を共用部品とするものの、その他はそれぞれ個別で
かつ同一構造となっている。
【0011】さて各ナットランナ20は、その駆動源と
して図1で示すように前記ベースプレート22の下面側
に固定されたモーター24を備えている。このモーター
24によって回転駆動される駆動軸26は、ベースプレ
ート22を貫通してその上面側に位置している。またベ
ースプレート22の上面側には、ギヤボックスを兼ねた
回動アーム30が前記駆動軸26の軸線を支点として回
動可能に設けられている。この回動アーム30の先端
部、つまり前記駆動軸26から偏心した箇所にはスリー
ブ形状のソケットホルダ31が上下向きに固定されてい
る。このソケットホルダ31には、ボルトヘッドあるい
はナットに嵌まり合ってこれらを締付けるためのソケッ
ト38が回転自在に支持されている。なおこのソケット
38は、ソケットホルダ31内において回転自在に支持
されている従動軸32に結合されている。
【0012】前記ギヤボックスを兼ねた回動アーム30
の内部には、駆動軸26に固定された駆動ギヤ28と、
従動軸32に固定された従動ギヤ34と、回動アーム3
0に支持された中間ギヤ36とが組込まれており、これ
らは駆動ギヤ28の回転が中間ギヤ36を通じて従動ギ
ヤ34に伝達されるように噛合っている。したがって前
記ソケット38は、駆動軸26の軸線から偏心した位置
において前記モーター24からの回転伝達を受けてボル
トあるいはナットの締付け可能に回転駆動される。しか
もソケット38は回動アーム30の回動により、前記モ
ーター24による回転駆動機能は維持したままで駆動軸
26の軸線を支点とする円弧に沿って移動することとな
る。
【0013】つぎに前記回動アーム30を駆動軸26の
軸線を支点として回動させるための駆動機構40につい
て説明する。図3に図2の矢視A方向から見た構成図が
示されている。この図面からも明らかなように前記回動
アーム30における基端部側のベースプレート22上面
にはスライド部材44が直動ガイド46に案内されて往
復動作可能に取付けられている。またベースプレート2
2の下面側にはシリンダ42が設けられ、このシリンダ
42の作動ロッド43は前記スライド部材44に結合さ
れている。すなわちスライド部材44はシリンダ42の
作動に連動して往復操作される。
【0014】前記スライド部材44は回動アーム30の
基端部外周と対向する側面に形成されたラック47を有
し、かつ回動アーム30はその基端部外周においてラッ
ク47と噛合ったピニオン48を有する。したがって回
動アーム30は、前記シリンダ42の作動に伴うスライ
ド部材44の往復動作により、ラック47及びピニオン
48の噛合いを通じて前記のように駆動軸26の軸線を
支点として回動することとなる。この結果、図4で示す
ように各ナットランナ20のソケット38を前記のよう
に円弧に沿ってそれぞれ移動させることができ、各ソケ
ット38の相対的な位置関係が調整される。
【0015】つづいて前記ソケット38の円弧に沿った
移動に対する位置決め機構50について説明する。図
1,2で示すように前記ベースプレート22には回動ア
ーム30を回動させたときにその先端部が描く円弧軌跡
の全範囲にわたってプレート52が固定されており、こ
のプレート52の垂直壁部には回動アーム30の回動方
向に関する複数箇所(三箇所)において近接スイッチ5
4が取付けられている。これらの近接スイッチ54は回
動アーム30の先端部に固定されている部材55が通過
することで電気信号を発信し、これによって前記ソケッ
ト38の位置を検出できる。
【0016】また前記プレート52の水平面上には、回
動アーム30の回動方向に関する複数箇所において図1
で示すような位置決め凹部56が形成されている。一
方、回動アーム30の先端部にはロック用シリンダ58
が設けられ、このシリンダ58におけるロッド59の端
部を前記位置決め凹部56の一つに対して図1で示すよ
うに係合させることにより、回動アーム30がその回動
位置でロックされる。したがって例えば前記近接スイッ
チ54からの電気信号に基づいて前記駆動機構40のシ
リンダ42の作動を止めるとともに、ロック用シリンダ
58を作動させてそのロッド59の端部を位置決め凹部
56に係合させることにより、前記ソケット38の円弧
に沿った移動位置が決定される。
【0017】前記の締付け装置によって車体の二箇所以
上のボルトあるいはナットを同時に締付ける場合につい
て説明する。まず前記フローティング機構10によって
前記ベースプレート22を車体の巾方向、前後方向及び
水平な回転方向へ位置調整しながら前記昇降ベース12
を上昇させる。これによって少なくとも一つのナットラ
ンナ20のソケット38を、それによって締付けようと
するボルトあるいはナットの位置に合わせる。そして残
るボルトあるいはナットと対応するソケット38の位置
については、車種によって個々に調整する必要がある。
【0018】そこでソケット38の位置調整が必要なナ
ットランナ20における前記駆動機構40のシリンダ4
2を作動させることにより、前記のように回動アーム3
0を駆動軸26の軸線を支点として回動させ、このナッ
トランナ20のソケット38を円弧に沿って移動させ
る。そして回動アーム30は前記位置決め機構50によ
り、所定の回動位置で位置決めされる。
【0019】図5は例えば左側のソケット38Aを位置
決めしたままで右側のソケット38Bを円弧に沿って位
置制御した場合の一例を表している。この図面で示すよ
うにソケット38Bを実線位置から仮想線位置に移動さ
せると、ソケット38Aに対するソケット38Bの位置
が同一平面内で直交する二方向X,Yに関して同時に調
整される。つまりこのソケット38Bにおける二方向
X,Yの位置調整が一つの駆動機構40で行え、またこ
れらの二方向X,Yを規制するための直動ガイドなども
不要である。なお図5において両ソケット38A,38
Bを共に個々の円弧に沿って位置制御することも当然可
能であり、その場合はソケット38A,38Bの相互間
の位置がより細かく調整される。
【0020】このようにして各ナットランナ20のソケ
ット38の位置を調整して個々に対応するボルトあるい
はナットに嵌め合わせた後は、各ナットランナ20のモ
ーター24を駆動させる。これにより、すでに説明した
ように前記駆動ギヤ28、中間ギヤ36及び従動ギヤ3
4の噛合いを通じて個々のソケット38が回転駆動さ
れ、それぞれのボルトあるいはナットが並行して締付け
られる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、多車種に対応できる締付け装
置の構造が簡素化され、その重量、必要スペース及びコ
ストをそれぞれ低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】締付け装置を表した正面図。
【図2】締付け装置の主要部を表した平面図。
【図3】図2の矢視A方向から見た構成図。
【図4】ソケットの円弧に沿った位置制御を表した斜視
図。
【図5】ソケットの円弧に沿った位置制御を表した説明
図。
【符号の説明】
24 駆動源(モーター) 38 ソケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のソケットが個々の駆動源によっ
    てボルトあるいはナットの締付け可能に回転駆動される
    締付け装置において、前記の各ソケットのうちの少なく
    とも一つが、その駆動源による前記の回転駆動機能は維
    持したままで円弧に沿った位置制御が可能になっている
    ことを特徴とする締付け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の締付け装置において、ソ
    ケットがその駆動源からギヤの噛合いを通じて回転駆動
    され、かつこのソケットは駆動源の軸線を支点とする円
    弧に沿って位置制御されるようになっていることを特徴
    とする締付け装置。
JP851596A 1996-01-22 1996-01-22 締付け装置 Pending JPH09193033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP851596A JPH09193033A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 締付け装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP851596A JPH09193033A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 締付け装置

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JPH09193033A true JPH09193033A (ja) 1997-07-29

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ID=11695283

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JP851596A Pending JPH09193033A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 締付け装置

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JP (1) JPH09193033A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108176974A (zh) * 2018-01-15 2018-06-19 山东代代良智能控制科技有限公司 螺母自动锁丝机构
CN111791052A (zh) * 2020-07-16 2020-10-20 商江华 一种汽车后桥半轴螺栓压装设备

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