JPH09192912A - 切削屑排出孔を備えたコアドリル - Google Patents
切削屑排出孔を備えたコアドリルInfo
- Publication number
- JPH09192912A JPH09192912A JP8006411A JP641196A JPH09192912A JP H09192912 A JPH09192912 A JP H09192912A JP 8006411 A JP8006411 A JP 8006411A JP 641196 A JP641196 A JP 641196A JP H09192912 A JPH09192912 A JP H09192912A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- core drill
- drill
- scraper
- drill body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形成する孔の内面に付着する切削屑を掻き落
として、切削屑の流動性をよくして排出効率をあげる。 【解決手段】 コアドリル10の切削回転方向Aを基準
として、切削屑排出孔14における後方の縁22に沿う
ドリル本体12の外表面上に、肉盛りしたスクレーパ部
26を設ける。
として、切削屑の流動性をよくして排出効率をあげる。 【解決手段】 コアドリル10の切削回転方向Aを基準
として、切削屑排出孔14における後方の縁22に沿う
ドリル本体12の外表面上に、肉盛りしたスクレーパ部
26を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、先端縁に切削刃
が設けられた円筒形状ドリル本体を備えるコアドリルに
関する。
が設けられた円筒形状ドリル本体を備えるコアドリルに
関する。
【0002】
【従来の技術】 コアドリルにおいては、切削の際に生
じる切削屑を適切に排出することが重要である。切削屑
が適切に排出されない場合には、切削屑とコアドリルと
の間に大きな摩擦が生じ、動力のロスが生じ、著しい場
合には回転不能となる。
じる切削屑を適切に排出することが重要である。切削屑
が適切に排出されない場合には、切削屑とコアドリルと
の間に大きな摩擦が生じ、動力のロスが生じ、著しい場
合には回転不能となる。
【0003】本願出願人は、円筒形状ドリル本体に、そ
の先端縁から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔だけ
離れた一端から、更に間隔の離れた他端に向けて螺旋状
に伸びている切削屑排出孔を設うけたコアドリルに関す
る特許出願(特開平7−124809号)を提出してい
る。
の先端縁から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔だけ
離れた一端から、更に間隔の離れた他端に向けて螺旋状
に伸びている切削屑排出孔を設うけたコアドリルに関す
る特許出願(特開平7−124809号)を提出してい
る。
【0004】これによれば、切削屑排出孔により、ドリ
ル本体の内側及び外側の両方に発生する切削屑を適切に
排出することが可能となる。
ル本体の内側及び外側の両方に発生する切削屑を適切に
排出することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
アドリルでも、次の如き問題があることが分かった。
アドリルでも、次の如き問題があることが分かった。
【0006】すなわち、例えばコンクリートの壁に孔を
あけようとすると、切削されたコンクリートの屑は付着
性が強いために、形成した孔の内面に付着しやすく、こ
のため、当該コンクリート屑の全体的な流動性を阻害し
て排出効率が非常に悪くなるのである。
あけようとすると、切削されたコンクリートの屑は付着
性が強いために、形成した孔の内面に付着しやすく、こ
のため、当該コンクリート屑の全体的な流動性を阻害し
て排出効率が非常に悪くなるのである。
【0007】本発明は、このような問題を解消すること
を目的とものである。
を目的とものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
コアドリルは、円筒形状ドリル本体に、その切削刃付き
先端縁から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔だけ離
れた第1の位置から更に間隔の離れた第2の位置に向け
て細長く伸びている切削屑排出孔を有するコアドリルで
あって、コアドリルの切削回転方向を基準として、上記
切削屑排出孔における後方の縁に沿う当該ドリル本体の
外表面上に、肉盛りして形成したスクレーパ部を有して
いることを基本的特徴とするする。
コアドリルは、円筒形状ドリル本体に、その切削刃付き
先端縁から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔だけ離
れた第1の位置から更に間隔の離れた第2の位置に向け
て細長く伸びている切削屑排出孔を有するコアドリルで
あって、コアドリルの切削回転方向を基準として、上記
切削屑排出孔における後方の縁に沿う当該ドリル本体の
外表面上に、肉盛りして形成したスクレーパ部を有して
いることを基本的特徴とするする。
【0009】具体的には、スクレーパ部が、円筒形状ド
リル本体の先端縁に設けた切削刃の、当該ドリル本体の
外側表面よりも半径方向外方に張り出している寸法とほ
ぼ同じ厚さを有する。また、スクレーパ部は、切削屑排
出孔の上記後方の縁に整合して半径方向外方に延びるス
クレーパ面を有している。
リル本体の先端縁に設けた切削刃の、当該ドリル本体の
外側表面よりも半径方向外方に張り出している寸法とほ
ぼ同じ厚さを有する。また、スクレーパ部は、切削屑排
出孔の上記後方の縁に整合して半径方向外方に延びるス
クレーパ面を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0011】図1は、本発明に係るコアドリル10の側
面図である。
面図である。
【0012】図示のように、該コアドリル10は通常の
ものと同様に、円筒形状のドリル本体12を有してお
り、該ドリル本体にはその外側から内側に貫通して形成
された螺旋状の切削屑排出用の孔14が設けられてい
る。該切削屑排出用孔14は、ドリル本体12の刃付き
先端縁16から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔離
れた第1の端部18から更に間隔の離れた第2の端部2
0に向かうに従い、当該コアドリルの回転方向Aを基準
として、後方に向かうようにされている。
ものと同様に、円筒形状のドリル本体12を有してお
り、該ドリル本体にはその外側から内側に貫通して形成
された螺旋状の切削屑排出用の孔14が設けられてい
る。該切削屑排出用孔14は、ドリル本体12の刃付き
先端縁16から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔離
れた第1の端部18から更に間隔の離れた第2の端部2
0に向かうに従い、当該コアドリルの回転方向Aを基準
として、後方に向かうようにされている。
【0013】以上の構成は、上述した特許出願に開示さ
れたものと実質的に同じである。
れたものと実質的に同じである。
【0014】本発明の特徴とするところは、コアドリル
の切削回転方向Aを基準として、切削屑排出孔14にお
ける後方の縁22に沿う当該ドリル本体の外表面上に、
同ドリル本体の先端縁16に設けた切削刃24の当該ド
リル本体の外側表面よりも半径方向外方に張り出してい
る寸法aにほぼ対応する厚さbだけ肉盛りして形成した
スクレーパ部26を有して点にある。図示の実施例にお
いては、このスクレーパ部が排出孔14の上記後方の縁
22の全長にわたって形成されているが、部分的に、例
えば端部18の位置から所定長さだけ設けてもよい。
の切削回転方向Aを基準として、切削屑排出孔14にお
ける後方の縁22に沿う当該ドリル本体の外表面上に、
同ドリル本体の先端縁16に設けた切削刃24の当該ド
リル本体の外側表面よりも半径方向外方に張り出してい
る寸法aにほぼ対応する厚さbだけ肉盛りして形成した
スクレーパ部26を有して点にある。図示の実施例にお
いては、このスクレーパ部が排出孔14の上記後方の縁
22の全長にわたって形成されているが、部分的に、例
えば端部18の位置から所定長さだけ設けてもよい。
【0015】図2に示すように、スクレーパ部26は、
切削屑排出孔14の上記後方の縁22に整合して半径方
向外方に延びるスクレーパ面28を有する。
切削屑排出孔14の上記後方の縁22に整合して半径方
向外方に延びるスクレーパ面28を有する。
【0016】このコアドリルを用いて切削作業した場合
は、切削された切削屑が切削屑排出用孔14の後方の縁
22及びスクレーパ面28によってすくわれ、当該コア
ドリルの回転に伴ってそれら縁及びスクレーパ面に沿っ
て上記第2の端部20に向けて推し進められ、外部に排
出されることになる。これと同時に、スクレーパ面28
は、当該コアドリルによって形成した穿孔の内表面に付
着する切削屑を同内表面から掻き落として、他の切削屑
とともに外部に排出する。
は、切削された切削屑が切削屑排出用孔14の後方の縁
22及びスクレーパ面28によってすくわれ、当該コア
ドリルの回転に伴ってそれら縁及びスクレーパ面に沿っ
て上記第2の端部20に向けて推し進められ、外部に排
出されることになる。これと同時に、スクレーパ面28
は、当該コアドリルによって形成した穿孔の内表面に付
着する切削屑を同内表面から掻き落として、他の切削屑
とともに外部に排出する。
【0017】
【発明の効果】 以上から分かるように、本発明に係る
コアドリルでは、切削屑排出孔14の(コアドリル回転
方向を基準にして後方の)縁22にスクレーパ部を設け
たので、当該コアドリルによる穿孔により生じる切削屑
がコンクリート屑などの付着性の強く、形成した孔の内
面に付着しやすいものであっても、それらを孔の内面か
ら掻き落として作業が進められるので、切削屑の排出を
効率よく行うことができ、初期の目的を達成することが
できる。
コアドリルでは、切削屑排出孔14の(コアドリル回転
方向を基準にして後方の)縁22にスクレーパ部を設け
たので、当該コアドリルによる穿孔により生じる切削屑
がコンクリート屑などの付着性の強く、形成した孔の内
面に付着しやすいものであっても、それらを孔の内面か
ら掻き落として作業が進められるので、切削屑の排出を
効率よく行うことができ、初期の目的を達成することが
できる。
【図1】 本発明の第1の実施例に係るコアドリルの側
面図。
面図。
【図2】 図1のII線断面図。
10−−−コアドリル 12−−−ドリル本体 14−−−切削屑排出用孔 16−−−先端縁 22−−−後方の縁 24−−−切削刃 26−−−スクレーパ部
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒形状ドリル本体に、その切削刃付き
先端縁から当該ドリル本体の軸線方向で所定間隔だけ離
れた第1の位置から更に間隔の離れた第2の位置に向け
て細長く伸びている切削屑排出孔を有するコアドリルで
あって、当該コアドリルの切削回転方向を基準として、
上記切削屑排出孔における後方の縁に沿う当該ドリル本
体の外表面上に、肉盛りして形成したスクレーパ部を有
していることを特徴とするコアドリル。 - 【請求項2】 上記スクレーパ部が、上記円筒形状ドリ
ル本体の先端縁に設けた切削刃の、当該ドリル本体の外
側表面よりも半径方向外方に張り出している寸法とほぼ
同じ厚さを有することを特徴とする請求項1に記載のコ
アドリル。 - 【請求項3】 上記スクレーパ部が、上記切削屑排出孔
の上記後方の縁に整合して半径方向外方に上記厚さの寸
法だけ延びるスクレーパ面を有していることを特徴とす
る請求項2に記載のコアドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8006411A JPH09192912A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 切削屑排出孔を備えたコアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8006411A JPH09192912A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 切削屑排出孔を備えたコアドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192912A true JPH09192912A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11637633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8006411A Pending JPH09192912A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 切削屑排出孔を備えたコアドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09192912A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014015154A1 (en) * | 2012-07-18 | 2014-01-23 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US20190193172A1 (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Vincent Graham White | Wood Coring Drill Bit |
US11148212B2 (en) | 2018-07-10 | 2021-10-19 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw with hex sidewall holes |
USD958855S1 (en) | 2019-12-09 | 2022-07-26 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4877488A (ja) * | 1971-12-29 | 1973-10-18 | ||
JPS644509U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-12 | ||
JPH04325207A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-13 | Miyanaga:Kk | コアドリル |
JPH07124809A (ja) * | 1993-11-01 | 1995-05-16 | Yunika Kk | 切削屑排出孔を備えたコアドリル |
JPH08142039A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Hitachi Koki Co Ltd | ダイヤモンドコアビット |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP8006411A patent/JPH09192912A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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US9579732B2 (en) | 2012-07-18 | 2017-02-28 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US10086445B2 (en) | 2012-07-18 | 2018-10-02 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US10751811B2 (en) | 2012-07-18 | 2020-08-25 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
USRE48513E1 (en) | 2012-07-18 | 2021-04-13 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US11084108B2 (en) | 2012-07-18 | 2021-08-10 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US11084107B2 (en) | 2012-07-18 | 2021-08-10 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
US20190193172A1 (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Vincent Graham White | Wood Coring Drill Bit |
US11344956B2 (en) * | 2017-12-22 | 2022-05-31 | K.V. Enterprises Ltd. | Wood coring drill bit |
US11148212B2 (en) | 2018-07-10 | 2021-10-19 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw with hex sidewall holes |
US11845134B2 (en) | 2018-07-10 | 2023-12-19 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw with hex sidewall holes |
USD958855S1 (en) | 2019-12-09 | 2022-07-26 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Hole saw |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050225 |